JPH06290470A - 光ディスクプレーヤのシーク動作補正装置 - Google Patents

光ディスクプレーヤのシーク動作補正装置

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Publication number
JPH06290470A
JPH06290470A JP10366393A JP10366393A JPH06290470A JP H06290470 A JPH06290470 A JP H06290470A JP 10366393 A JP10366393 A JP 10366393A JP 10366393 A JP10366393 A JP 10366393A JP H06290470 A JPH06290470 A JP H06290470A
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JP
Japan
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cycle
signal
track
period
track cross
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10366393A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Adachi
和広 安達
Harutaka Sekiya
晴隆 関谷
Yuuichirou Tomishima
雄一郎 冨嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーク動作において、トラッククロス信号が
間欠しても、この間欠部にあるべきトラッククロス信号
を補完できるようにする。 【構成】 グルーブクロス信号C1,C2,…に同期する
ロードゲート信号R1,R2,…を生成し、アップカウン
タによりロードゲート信号間の周期T1,T2,…をカウ
ントする。このカウント値を記憶回路に記憶し、ダウン
カウンタにより周期をダウンカウントし、カウント終了
時に終了信号H1,H2,…を立ち上げる。T5で示すト
ラッククロス信号の間欠区間では、その前に記憶回路に
記憶されていた周期T4をダウンカウントして、終了信
号H6とH7を生成する。トラッククロス信号が得られた
後は、再び周期を記憶してダウンカウントし終了信号H
8,…を立ち上げる。トラッククロス信号と終了信号と
の論理和(OR)をとることにより、前記間欠期間を補
完した補正クロス信号W1,W2,…を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピックアップの光スポ
ットがディスク上の記録トラック、例えばグルーブとラ
ンドとで構成されている記録トラック、またはプリピッ
トで形成された記録トラックを横断するときのトラック
横断数を計測してシーク動作を行なう光ディスクプレー
ヤに係り、特にシーク動作のときに、光スポットが記録
トラック以外の部分を通過した場合のトラック横断数の
誤計測を補正できるようにした光ディスクプレーヤのシ
ーク動作補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、記録トラックがグルーブ
とランドとで形成された光ディスクを用いた例について
図面を参照して説明する。図6は光磁気ディスクのディ
スク記録面における情報の記録状態を模式的に示す説明
図であり、(A)はフォーマットの一例の説明図、
(B)はディスクの記録領域の説明図、(C)は(B)
におけるC−C線断面図、図7は従来装置により計測し
たトラッククロス信号を示す線図である。光磁気ディス
クを使用した記録再生装置では、図6(A)にて模式的
に示すように、ディスクの記録面において、記録トラッ
クが螺旋状に形成され、記録/再生動作では、トラック
とこれを走査する光スポットとの相対速度が常に一定と
なるように、ディスクが回転駆動制御される。
【0003】図6(B)および(C)に示すように、そ
れぞれのセクタSの記録領域には、記録トラックを構成
するランドLとグルーブGが形成され、ランドLまたは
グルーブGのいずれかに情報が記録される。また、セク
タSの間にはプリフォーマット部PFが設けられ、この
プリフォーマット部PFに、例えばサンプルサーボ用の
ピット、クロック信号生成のためのピットおよびトラッ
ク番号を示すアドレス情報記録ピットなどが形成されて
いる。このプリフォーマット部PFは、グルーブとラン
ドとで形成されて記録トラック以外の領域である。また
記録トラックがプリピットで形成されている場合におい
ても、上記プリフォーマット部PFは、記録トラック以
外の領域となる。
【0004】ランドLとグルーブGにより記録トラック
が構成されているディスクにおいて、例えばグルーブG
に情報が記録されている場合、光ピックアップのスポッ
トをディスク上の任意のグルーブG(以下トラックとい
う)から所望のトラックに高速移動させるいわゆるシー
ク動作を行うとき、ピックアップの光スポットがディス
ク上のトラックを横断する際に発生するトラッククロス
信号CNをカウントして、光スポットが目的位置へ移動
したか否か判断している。図7は上記トラッククロス信
号の一例を示している。光スポットがあるトラックから
所望のトラック位置へ移動する場合、光スポットがトラ
ックを横断する度に、横断速度に応じた周期の信号が得
られる。実際には図7に示すように、光ピックアップが
始動した直後の加速区間(α)では、トラッククロス信
号のパルス長が長くそして徐々に短くなり、定速区間
(β)では一定ピッチの短いパルスとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにセクタSとセクタSとの間にはプリフォーマッ
ト部PFが形成されているため、シーク動作において、
光スポットがこのプリフォーマット部PFを通過した場
合、図7においてA部として示すように、プリフォーマ
ット部PFを通過している時間だけ、トラッククロス信
号が得られなくなる。
【0006】シーク動作では、スタートしたときのトラ
ック位置から、目的となるトラック位置の間のトラック
数を算出し、そして図7に示すトラッククロス信号が得
られる度にこの算出値から「1」ずつ減算していき、減
算が完了したときに、光スポットが目的のトラックへ移
動したものと判断する。そのため、図7のA部のように
トラッククロス信号が得られない時間があると、前記減
算値と実際のトラック横断数とが異なり、よってシーク
動作により移動した光スポットの位置が目的となるトラ
ックの位置からずれていることになる。そのため、シー
ク動作により光スポットがディスクの半径方向へ移動し
た後に、光スポットの位置をさらに動かして補正し、目
的のトラックを探す動作が必要になり、実際のシーク完
了までに必要となる時間が長くなる。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、シーク動作において例えば光スポットがプリフォ
ーマット部を通過した場合のようにトラッククロス信号
が得られない時間があったとしても、トラッククロスの
計測数を補正して、ほぼ正確なシーク動作ができるよう
にした光ディスクプレーヤのシーク動作補正装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
プレーヤのシーク動作補正装置は、ピックアップの光ス
ポットがディスク上の記録トラックを横断するときの横
断数を計数してシーク動作を行なう光ディスクプレーヤ
において、前記記録トラックを横断するときにトラック
クロス信号を生成する手段と、生成されたトラッククロ
ス信号の周期を計測する周期計測手段と、この周期計測
手段により計測された周期を記憶する周期記憶手段と、
前記周期記憶手段に記憶されている周期を減算計測し且
つ減算計測が完了したときに前記周期記憶手段に新たな
周期が記憶されていないときに前記周期記憶手段に記憶
されている周期を継続して減算計測する減算計測手段
と、この減算計測手段により周期の減算計測が終了した
時点で終了信号を生成する手段と、同一時間列にある前
記トラッククロス信号と前記終了信号との論理和を算出
して補正クロス信号を生成する手段と、を有することを
特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記手段では、シーク動作において、光スポッ
トがトラックを横断する毎にトラッククロス信号が生成
され、さらに各トラッククロス信号の周期が順次計測さ
れる。この計測されたトラッククロス信号の周期は記録
手段に記録される。減算計測手段では、前記記録手段に
て記録された周期を減算計測し、この減算計測が完了し
たときに短い周期の終了信号が生成される。したがって
この終了信号は、前記トラッククロス信号の周期よりも
1周期遅れて生成されることになる。ここで、例えば光
スポットがプリフォーマット部を通過するなどしてトラ
ッククロス信号が得られないときには、次のトラックク
ロス信号の周期が計測されるまで、前記記録手段に既に
記録されている最新の周期がそのまま継続して減算計測
され、同じ周期にて終了信号が生成される。そして新た
なトラッククロス信号の周期の計測がなされると、この
新たな計測周期が減算計測され、その減算の終了毎に終
了信号が生成される。そして前記トラッククロス信号と
この終了信号との論理和(たとえば「OR」)がとられ
ることにより、補正信号が生成される。この補正信号の
カウント数は、実際のトラッククロス数のカウント数と
の誤差がきわめてわずかであり、この補正信号のカウン
トに基づいてシーク動作を行うことにより、目的のトラ
ック位置へ光スポットをより正確に到達させることがで
きるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明のシーク動作補正装置を備えた光磁
気ディスク記録再生装置におけるシーク動作回路の構成
を示す回路ブロック図、図2は図1の回路の一部分の詳
細を示すものであり、主に補正回路の構造を示す回路ブ
ロック図、図3は図2に示す補正回路による信号処理動
作を示すタイムチャートである。なお、本実施例におけ
る光ディスクは、記録トラックがグルーブとランドとで
形成され、かつ情報がグルーブに記録されているもので
ある。
【0011】図1に示すシーク動作回路において、トラ
ッククロス信号生成部11は、光磁気ディスクの記録面
の各セクタに形成されているグルーブG(図6(B)
(C)参照)を光スポットが横断する際にトラッキング
エラー信号などからトラッククロス信号を生成するもの
であり、このトラッククロス信号が補正回路12に与え
られる。トラッククロス信号生成部11と補正回路12
には、基準クロック信号発生部10からの基準クロック
信号Cs(図3(イ)参照)が与えられている。この補
正回路12は、光スポットが前記プリフォーマット部P
F(図6(B)参照)を通過するなどして、トラックク
ロス信号が得られない間欠時間があってもこの間欠時間
を補充する信号を与えて補正クロス信号(図3(ト)参
照)を生成するものであり、この補正クロス信号がトラ
ッククロスカウンタ13に与えられる。
【0012】トラッククロスカウンタ13には、シーク
開始時の現在番地情報15と、シーク動作の目的となる
目的番地情報16とが与えられて、シーク動作により横
断すべきトラック数(グルーブ数)が算出される。そし
てトラッククロスカウンタ13では、補正回路12から
与えられた補正クロス信号により、前記算出値から
「1」ずつ減算する。またトラッククロスカウンタ13
には、シーク方向識別部14から、シーク動作方向の情
報が与えられる。制御部17は、CPUを主体としたも
のであり、補正回路12およびトラッククロスカウンタ
13などは、この制御部17により制御されている。ま
た制御部17は光ピックアップのシーク動作の制御を行
うものであり、前記トラッククロスカウンタ13により
トラッククロスカウント数が「0」となった情報が得ら
れると、この制御部17により、光ピックアップの移動
が停止させられ、トラックを追従するためのサーボモー
ドに切り換えられる。
【0013】図2に示すように、前記補正回路12は、
ロードゲート信号生成部21と、周期計測手段としての
アップカウンタ22と、周期記憶部23と、減算計測手
段としてのダウンカウンタ24と、カウント終了検出部
25と、補正クロス信号を算出するためのOR回路26
とから構成されている。図3(ハ)に示すように、前記
ロードゲート信号生成部21では、トラッククロス信号
生成部11により生成されたトラッククロス信号C1,
C2,…の立ち上りに同期する短い周期のパルスによる
ロードゲート信号R1,R2,…が生成される。前記アッ
プカウンタ22は、トラッククロス信号に基づく前記ロ
ードゲート信号の周期(すなわちトラッククロス信号の
周期)をアップカウントする。このアップカウントによ
り計測された周期T1,T2,…は周期記憶部23に一時
的に記憶される。この周期記憶部23に周期が記憶され
ると、次のロードゲート信号のアップカウントが完了す
るまでその記憶内容が保持される。
【0014】ダウンカウンタ24は、周期記憶部23に
記録された周期をダウンロードして減算計測(ダウンカ
ウント)する。カウント終了検出部25では、この減算
計測が完了する毎に短い終了信号H1,H2…が生成され
る。ここでダウンカウンタ24では、ある周期の減算計
測が完了したら、その完了時点で周期記憶部23に記憶
されている周期をダウンロードして、次の減算計測を開
始する。そしてOR回路26には、トラッククロス信号
生成部11から図3(ロ)に示すトラッククロス信号C
1,C2…が与えられ、またカウント終了検出部25から
図3(ヘ)に示す終了信号H1,H2…が与えられ、その
論理和(OR)が算出され、補正クロス信号W1,W2,
…が生成される。この補正クロス信号が図1に示すトラ
ッククロスカウンタ13に与えられる。
【0015】次に上記構成の光ディスクプレーヤのシー
ク動作補正装置の動作の詳細を説明する。図3の線図に
おいて(イ)ないし(ト)は、図2に示す(イ)ないし
(ト)の位置での信号を示している。シーク動作が開始
され、ピックアップがディスクの記録面に沿って半径方
向へ移動すると、回転しているディスクの記録面のグル
ーブGを光スポットが横断する。光スポットがグルーブ
Gを横断することにより、受光検出量が変化するが、ト
ラッククロス信号生成部11では、この受光検出量の変
化点に最も近い基準クロック信号Csの立ち上りに同期
して「ハイ」の信号となり、受光検出量が変化している
間この「ハイ」が保持される。これにより、光スポット
がグルーブGを横断する速度に応じた周期を有する波形
整形されたトラッククロス信号C1,C2,…が得られ
る。図3(ロ)では、シーク動作の開始時点から一定時
間のトラッククロス信号を示しており、最初の加速区間
では、トラッククロス信号の周期が長く、その後徐々に
周期が短くなり、その後一定の短い周期になる状態を示
している。
【0016】ロードゲート信号生成部21では、前記ト
ラッククロス信号C1,C2,…の立ち上りに同期して、
ロードゲート信号R1,R2,…が生成される。このロー
ドゲート信号R1,R2,…は、例えば基準クロック信号
Csの数パルス長に相当する長さを有するものである。
アップカウンタ22にはロードゲート信号R1,R2,…
が入力される。そしてアップカウンタ22では、例えば
ロードゲート信号R1の立ち上りから基準クロック信号
Csのアップカウントを開始し、次のロードゲート信号
R2の立ち上りでアップカウントを終了する。図3
(ニ)では、ロードゲート信号R1の立ち上りからR2の
立ち上りまでのアップカウント数を(1,2,…n1)
で示し、カウント後の周期をT1で示している。
【0017】またアップカウンタ22では、ロードゲー
ト信号R2の立ち上りによりカウントをリセットし、次
のアップカウントを開始し、次のロードゲート信号R3
の立ち上りによりカウントを終了する。このR2の立ち
上りからR3の立ち上りまでのカウント数を(1,2,
…n2)で示し、カウント後の周期をT2で示している。
このカウントが完了した後の周期T1,T2に相当するカ
ウント数n1,n2は周期記憶部23に記憶される。
【0018】周期記憶部23に記憶されたカウント数
は、ダウンカウンタ24にダウンロードされ、このダウ
ンカウンタ24では周期T1をn1から1までダウンカウ
ントし、そのカウント終了信号がカウント終了検出部2
5に与えられ、カウント終了検出部25では、T1の周
期のダウンカウントの完了時点で、終了信号H1が生成
される。この終了信号H1は基準クロック信号Csの所
定のパルス数に相当する長さである。周期記憶部23に
記憶されている周期(カウント数)は順次ダウンカウン
タ24にてダウンカウントされて、そのカウント終了時
に終了信号Hが立ち上がる。よって図3に示すように、
アップカウンタ22による周期のカウントに対し、ダウ
ンカウンタ24の周期のカウントは1周期分遅れること
になり、終了信号H1,H2,…はロードゲート信号R
1,R2,R3,…の各周期の終了時に対しさらに1周期
遅れて立ち上がることになる。
【0019】ここで、図3(ロ)に示すように、ピック
アップの加速期間がほぼ終わり定速期間となったとき
に、トラッククロス信号C5とC9との間に間欠区間(周
期T5)があるものとする。本来この間欠区間にはC6,
C7,C8のトラッククロス信号があるはずであるが、例
えば光スポットがプリフォーマット部PFを通過するな
どして、C6,C7,C8のトラッククロス信号が得られ
ない状態となっている。
【0020】このとき、ダウンカウンタ24では、ロー
ドゲート信号R3とR4との間の周期T3をダウンカウン
トしてカウント終了検出部25にて終了信号H3が生成
され、さらに継続して周期記憶部23に記憶されている
ロードゲート信号R4とR5との間の周期T4がダウンカ
ウントされて終了信号H4が立ち上がる。この終了信号
H4が立ち上がった時点で、アップカウンタ22は前記
周期T5の間欠区間のカウントを継続しているため、周
期記憶部23の記憶周期は前回の周期T4のままであ
る。そこでダウンカウンタ24では、再度周期記憶部2
3から周期T4のカウント記憶数をダウンロードし、周
期T4をダウンカウントして、その終了時に終了信号H5
を立ち上げる。この終了信号H5の立ち上がり時点で
は、まだ次のロードゲート信号R6が得られておらず、
アップカウンタ22は周期T5のカウントを継続してお
り、周期記憶部23での記憶周期はやはりT4のままで
ある。よってダウンカウンタ24では、再度このT4の
周期をダウンロードしてダウンカウントし、終了信号H
6を生成する。
【0021】次に終了信号H6が生成された時点では、
次のロードゲート信号R6が既に得られており、アップ
カウンタ22では間欠区間の周期T5のカウントが完了
し、これが周期記憶部23に記憶されている。よって間
欠区間が始まる前の終了信号H4の立ち上りから前記周
期T5をダウンカウントした数を算出し、終了信号H4か
ら周期T5が経た時点で正規の終了信号H7を立ち上げ
る。その後は、ロードゲート信号R7,…が得られるの
で、この周期T6,T7,…が順次アップカウントされて
周期記憶部23に記憶され、これがダウンカウントされ
る度に終了信号H8,…が得られる。
【0022】OR回路26では、図3(ロ)に示すトラ
ッククロス信号と図3(ヘ)で示す終了信号の論理和
(OR)が算出されて、補正クロス信号W1,W2,…が
得られる。図3における補正クロス信号のパルス数は1
4である。一方トラッククロス信号のパルス数は10で
あるが、間欠区間において読み飛ばしたトラッククロス
信号C6ないしC8を加えると本来のトラッククロス数は
13である。よって補正クロス信号のパルス数は本来の
トラッククロス数にきわめて近い数値となる。図1に示
すシーク動作回路では、シーク開始前のトラック番地か
ら目的のトラック番地までのトラック数が算出され、こ
の算出値が、補正クロス信号W1,W2,…のパルスによ
り順次減算され、減算が終了した時点でシーク動作完了
となる。このシーク完了時での光スポット位置は、目的
のトラックにきわめて近い位置に停止していることにな
る。
【0023】次に図4は上記補正回路12の第二実施例
を示し、図5はその動作を示している。なお図5におけ
る(イ)(ロ)(ハ)…の信号は、図4における(イ)
(ロ)(ハ)…の位置における信号に対応している。図
2に示す回路と図4に示す回路との相違点を説明する
と、図4の回路に設けられたロードゲート信号生成部2
1aでは、まずトラッククロス信号C1,C2,C3,…
の立ち上りに同期して図5(ハ)に示すロードゲート信
号R1,R2,R3,…が生成される。これは図2と図3
に示す実施例と同じであり、このロードゲート信号R
1,R2,R3,…は、周期計測アップカウンタ22に与
えられて、アップカウントの開始トリガー信号となり、
またこのロードゲート信号が周期記憶部23に与えられ
る。
【0024】さらに図4に示す実施例では、ロードゲー
ト信号生成部21aにカウント終了検出部25からのダ
ウンカウント終了信号が与えられ、ロードゲート信号生
成部21aでは、このダウンカウント終了信号と前記ロ
ードゲート信号R1,R2,R3,…に基づいて図5
(ヘ)で示す第2ロードゲート信号r1,r2,r3,…
が生成される。この第2ロードゲート信号は終了信号生
成部29に与えられる。第2ロードゲート信号の生成動
作を説明すると、最初のロードゲート信号R1が発生
し、2番目のロードゲート信号R2が発生したときに、
このR2の立ち上りに同期して1番目の第2ロードゲー
ト信号r1が生成される。その後は、ロードゲート信号
が発生し次にカウント終了検出部25からダウンカウン
ト終了信号が得られる毎に第2ロードゲート信号が生成
される。すなわち図5に示す例では、ロードゲート信号
R3が発生しその次に周期T1のダウンカウントの終了信
号が得られた時点で2番目の第2ロードゲート信号r2
が発生する。さらにロードゲート信号R4が発生しその
次に周期T2のダウンカウント終了信号が得られた時点
で第2ロードゲート信号r3が発生する。
【0025】ただし、図5(ロ)で示すトラッククロス
信号において、本来検出されるはずであったトラックク
ロス信号C6,C7,C8が欠損している場合には、R5以
降のロードゲート信号が発生しないので、この場合には
周期記憶部23に記憶され続けている周期(この場合は
T4)のダウンカウント終了信号が得られた時点で、第
2ロードゲート信号r5,r6が繰返し発生する。そして
次にロードゲート信号R6が発生すると、次のロードゲ
ート信号R7の発生の立ち上りに同期して第2ロードゲ
ート信号r7が立ち上がるようになる。すなわち、ロー
ドゲート信号がR1とR2、およびR6とR7のばあいに
は、2つ目のロードゲート信号(R2とR7)に同期して
第2ロードゲート信号(r1とr7)が立ち上がり、それ
以外のときにはロードゲート信号(例えばR3)が発生
し次のロードゲート信号(例えばR4)が生成される前
にダウンカウントの終了信号が得られたとき、第2ロー
ドゲート信号が生成される。
【0026】なお、第2ロードゲート信号r1,r2,…
の周期tは常に一定であり、このtは所定数の基準クロ
ック信号Csのパルス長に相当している。また、図4の
実施例では、周期演算部27と、比較回路28とが設け
られている。周期演算部27は、周期記憶部23に記憶
された周期T1,T2,T3,…のそれぞれに対し(1/
k)を乗算するものである。kは例えば(2≦k≦1
0)の範囲内にて選ばれる任意の整数であり、図5の実
施例ではk=4の場合の波形を示している。したがって
図5の例では、周期記憶部23に記憶されている周期T
1,T2…に対し、周期演算部27にて(T1/4)(T2
/4)の演算結果が得られ、これが比較回路28に与え
られる。
【0027】次に比較回路28の動作を説明する。この
比較回路28では、ダウンカウンタ24にて現在ダウン
カウントしているそのカウント数と前記周期演算部27
からの演算結果とが比較され、ダウンカウントしている
カウント数が周期演算部27からの演算結果と一致した
ときに、終了信号生成部29に信号が与えられる。この
信号は第2ロードゲート信号r1,r2,…を立ち下げる
ためのものであり、これにより周期信号生成部29で
は、周期演算部27にて演算された結果のパルス長を有
する終了信号H1,H2,H3,…が生成される。
【0028】上記動作をさらに詳しく説明する。いま、
ダウンカウンタ24が周期T1のダウンカウントを終了
したとすると、カウント終了検出部25からの終了信号
に同期してロードゲート信号生成部21aから第2ロー
ドゲート信号r2が立ち上がり、これが終了信号生成部
29に与えられる。その直後にダウンカウンタ24は周
期記憶部23から周期T2をダウンロードしてダウンカ
ウントを開始する。周期T2の基準クロック数をn2とす
ると、ダウンカウント24では(n2,n2−1,n2−
3,…)という減算を開始することになる。ここで、周
期T2のダウンカウントが開始された時点では、それま
で周期記憶部23において記憶されていた周期T2に対
し周期演算部でT2×(1/k)(k=4)の演算が完
了している。ただしこの周期T2は実際には基準クロッ
ク信号Csのクロック数に基づくものであるから、周期
演算部27では周期T2に相当するクロック数n2に対し
て演算が行われる。実際には周期演算部27においてn
2×(3/4)の演算がなされ、この数値が比較回路2
8に与えられる。比較回路28ではダウンカウンタ24
が実行している(n2,n2−1,n2−3,…)の順番
のカウント数と、上記n2×(3/4)の数値とが比較
され、これが一致したときに終了信号生成部29に信号
が与えられ、第2ロードゲート信号r2が立ち下げら
れ、終了信号H2となる。これにより周期T1のダウンカ
ウント終了と同期して立ち上がり、且つT2/4のパル
ス長を有する終了信号H2が生成されることになる。
【0029】上記のようにして終了信号H1,H2,H
3,…が形成されるが、この終了信号は、トラッククロ
ス信号C6,C7,C8が欠落している期間においても生
成される。すなわち図2と図3に示す実施例と同様に、
アップカウンタ22が周期T4の計数を終了した後にロ
ードゲート信号がR5以後に得られないため、アップカ
ウンタ22は周期T5をずっとカウントし続ける。よっ
てダウンカウンタ24が周期T3のダウンカウントを終
了し、さらに周期T4のダウンカウントを終了した時点
で、周期記憶部23の記憶周期はT4のままであるた
め、ダウンカウンタ24は再び同じ周期T4を周期記憶
部23からダウンロードしてダウンカウントを開始す
る。このダウンカウントの開始と同期して第2ロードゲ
ート信号r5が立ち上がり、周期演算部27の演算によ
り終了信号H5(パルス長はT4/4)が生成される。ダ
ウンカウンタ24がT4のダウンカウントが終了しても
未だ周期記憶部23の記憶周期はT4であるため、さら
にダウンカウンタ24では周期T4のダウンカウントを
繰返し、このとき同じくT4/4のパルス長の終了信号
H6が立ち上がる。
【0030】次にロードゲート信号R7に同期して第2
ロードゲート信号r7が立ち上がるが、このときにはア
ップカウンタ22が周期T6をアップカウントしこれが
周期記憶部23に記憶されているため、周期演算部27
の演算結果により周期T6/4のパルス長の終了信号H7
が生成される。そしてOR回路26では、図5(ロ)の
トラッククロス信号と同図(ト)の終了信号とのOR演
算がなされ、これにより図5(チ)で示すような補正ク
ロス信号が得られる。
【0031】図5からも解るように、この補正クロス信
号は本来得られるべきトラッククロス信号にきわめて近
似したものとなり、高精度なシーク動作ができるように
なる。図5の実施例において、高精度な補正クロス信号
が得られる理由は、終了信号H1,H2,H3,…がダウ
ンカウントの周期T1,T2,T3に比例して変化するよ
うになっているためであり、これにより、図3に示すも
のに比べ、トラッククロス信号と終了信号との重なりや
時間的な近接によるOR演算の誤差が解消されるからで
ある。したがって得られる補正クロス信号の精度は前記
kの値に依存する。実際の光磁気ディスク装置などでは
kが2ないし10の範囲にすることが好ましく、さらに
好ましくは3ないし5、特にk=4が最も高精度なシー
ク動作を実現できる。
【0032】なお、上記実施例では、情報が記録された
グルーブの横断信号によりトラッククロス信号を生成し
ているが、グルーブ以外の横断信号によりトラッククロ
ス信号が得られるものであっても本発明を実施できるこ
とは無論である。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シーク動
作において、例えば光スポットがプリフォーマット部や
ディスク上の傷を通過し、トラッククロス信号が欠落し
ても、この欠落を補完した補正クロス信号を得ることが
でき、正確なシーク動作ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として光磁気ディスク記録再
生装置のシーク動作回路を示す回路ブロック図である。
【図2】図1に示す回路のうち主に補正回路の第1実施
例を示す回路ブロック図である。
【図3】図2の回路における各部の信号を示す線図であ
る。
【図4】図1の回路における補正回路の第2実施例を示
す回路ブロック図である。
【図5】図4の補正回路における各部の信号を示す線図
である。
【図6】光磁気ディスクのディスク記録面における情報
の記録状態を模式的に示す説明図であり、(A)はフォ
ーマットの一例の説明図、(B)はディスクの記録領域
の説明図、(C)は(B)におけるC−C線断面図であ
る。
【図7】従来装置により計測したトラッククロス信号を
示す線図である。
【符号の説明】 10 基準クロック信号発生部 11 トラッククロス信号生成部 12 補正回路 13 トラッククロスカウンタ 14 シーク方向識別部 21,21a ロードゲート信号生成部 22 周期計測アップカウンタ 23 周期記憶部 24 ダウンカウンタ 25 カウント終了検出部 26 OR回路 27 周期演算部 28 比較回路 29 終了信号生成部 C1ないしC13 トラッククロス信号 H1ないしH8 終了信号 R1ないしR10 ロードゲート信号 r1ないしr10 第2ロードゲート信号 T1ないしT10 周期 W1ないしW14 補正クロス信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピックアップの光スポットがディスク上
    の記録トラックを横断するときの横断数を計数してシー
    ク動作を行なう光ディスクプレーヤにおいて、前記記録
    トラックを横断するときにトラッククロス信号を生成す
    る手段と、生成されたトラッククロス信号の周期を計測
    する周期計測手段と、この周期計測手段により計測され
    た周期を記憶する周期記憶手段と、前記周期記憶手段に
    記憶されている周期を減算計測し且つ減算計測が完了し
    たときに前記周期記憶手段に新たな周期が記憶されてい
    ないときに前記周期記憶手段に記憶されている周期を継
    続して減算計測する減算計測手段と、この減算計測手段
    により周期の減算計測が終了した時点で終了信号を生成
    する手段と、同一時間列にある前記トラッククロス信号
    と前記終了信号との論理和を算出して補正クロス信号を
    生成する手段と、を有することを特徴とする光ディスク
    プレーヤのシーク動作補正装置。
JP10366393A 1993-04-05 1993-04-05 光ディスクプレーヤのシーク動作補正装置 Withdrawn JPH06290470A (ja)

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