JP2765145B2 - シーク速度生成回路 - Google Patents

シーク速度生成回路

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JP2765145B2
JP2765145B2 JP45890A JP45890A JP2765145B2 JP 2765145 B2 JP2765145 B2 JP 2765145B2 JP 45890 A JP45890 A JP 45890A JP 45890 A JP45890 A JP 45890A JP 2765145 B2 JP2765145 B2 JP 2765145B2
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、同心円状または渦巻状に記録トラックが
形成されている光ディスクの記録面を、光学ヘッドによ
ってシークするときに、光学ヘッドのシーク速度を検出
するシーク速度生成回路に関するものである。
〔発明の概要〕
本発明は光ディスクの記録トラックをシークするとき
に、例えば、16個の連接するトラック毎にトラック位置
を示すグレーコードを順次付加しておき、トラバース中
は該グレーコードを読みながら光学ヘッドの移動距離を
検出すると同時に この移動距離に基づいて光学ヘッドのシーク速度を生
成するような回路を備え、このシーク速度生成回路で検
出されたデータの欠陥を補償する回路、シーク速度検出
回路を切り替える回路等を設け、トラバース中に発生す
るシーク速度信号データを安定化するようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕
光ディスクの記録面に光に感応してデータを記憶する
ことができる媒体を設け、光学的に情報を記録し、再生
することができる光記録再生装置が実用化されている。
このような光ディスクとしてはいわゆるCDタイプのRO
Mディスクや、ユーザ側でデータを書き換えることがで
きる光磁気ディスク等が知られている。
第6図はかかる光ディスクの記録フォーマットの一例
を示したもので、光ディスク50の中央孔51の周囲に環状
のレーベル部52が配され、さらに、上記レーベル部52の
周囲に広がる環状の記録面部53が設けられている。そし
て、上記記録面部53には、上記中央孔51を取り囲む多数
の周回パターンを形成する渦巻き状の記録トラック(t
k)が設けられ、その各一周分、すなわち、一周回トラ
ックが所定数m(例えば、m=32)のセクタ(sc1),
(sc2)・・・・(scm)に区画されている。
そして、このような記録トラック(tk)が設けられた
上記光ディスク50は、光ディスク記録再生装置に装着さ
れて矢印(r)の方向に回転せしめられて、光ビームを
用いて情報記録あるいは情報再生を行う。
各周回トラックにおける各セクタ(sc1)、(sc2)〜
(scm)のそれぞれは、拡大図に示されているようにそ
の始端部側にアドレス情報区分(ad)が配されるととも
に、このアドレス情報区分(ad)に続いて記録トラック
(tk)に沿って配列される所定数n(n=43)個のブロ
ック(bl1),(bl2)〜(bln)が形成されている。
斯かる各セクター(sc1),(sc2)・・・・・(s
cm)におけるブロック(bl1),(bl2)〜(bln)のそ
れぞれは、その拡大図に示されているようにその始端部
側に制御記録領域(erc)が設けられるとともに、それ
に続く情報書き込み領域(arD)が設けられて、単位記
録区分を構成するようになっている。
そして、上記各ブロック(bl1),(bl2)〜(bln
の制御用記録領域(arc)には、トラック中心線(kc
を挟んで外側と内側にずらして位置された2個のトラッ
キング情報ピット(qa)および(qb)と、上記トラック
中心線(kc)上に位置された1個のクロック情報ピット
(qc)とが、上記トラック中心線(kc)に沿って所定の
相互間隔を持って予め形成されている。
このように、トラッキング情報ピット(qa)(qb)、
およびクロック情報ピット(qc)を制御記録領域(a
rc)に設けた光ディスク50は、記録再生装置に装着され
ている光ビームにて情報記録あるいは情報再生に供され
る際に制御用記録領域(arc)のトラッキング情報ピッ
ト(qa)、(qb)およびクロック情報ピット(qc)が光
ビームにより読み取られて、各種サーボやクロック発生
に利用される。すなわち、クロック情報ピット(qc)の
再生出力からクロック再生を行い、必要なタイミングク
ロックを形成し、トラック中心線(kc)を挟んで外側と
内側にずらして位置されたトラッキング情報ピット
(qa),(qb)に対する再生出力に基づいてトラッキン
グ誤差を求めてトラッキング制御を行ったり、鏡面領域
の再生出力に基づいてフォーカス制御を行う。
さらに、上記トッラキング情報ピット(qa)の再生出
力は、16トラック毎に位置をずらして配列することによ
り、光学ピックアップが現在走査中のトラック番号を求
めるための所謂トラバースカウントを行うのに用いられ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記したように光ディスクでは16トラック
単位でトラバースした位置をカウントするだけであるた
め、高速のシーク動作のときはアクセスに必要とされる
シーク速度を設定することができるが、低速移動時では
精度の高いシーク速度を設定することができない。
そこで本出願人は先に、例えば第7図に示したよう
に、制御記録領域(ARc)の中をサーボ領域(ARs)とト
ラバース領域(RAT)に分割し制御記録領域(ARc)には
従来と同様に一対のトラッキング情報ピット(qa
(qb)およびクロック情報ピット(qc)を配置するとと
もに、トラバース領域(ART)には1対のトラバースピ
ット(qd,qe)を設け、この1対のトラバースピット(q
d,qe)の位置を周回する各トラック毎に異なる位置とな
るようにコード化(グレーコード)して、トラバース中
のトラックの位置をさらに細かく検出できるようにし
た。
このようなトラバース領域(ART)を設けるとトラバ
ース情報ピット(qd,qe)の相対距離Pが隣接するトラ
ック間でチャンネルピット分だけずれることになり、し
かも一対のトラバースピット(qd,qe)からトラバース
情報を読み取るときに、読み取り誤りを簡単に確認する
ことができる。
しかしながら、このような光ディスクの記録フォーマ
ットを採用しても、トラバースピット(qd,qe)に欠陥
(ディフェクト)があると、この点を光りビームが通過
した時にトラバース中の位置を正確に検出することがで
きないばかりか、誤ったトラバース情報を検出すること
によって光学ヘッドの移動制御が乱され、アクセス動作
が長くなるという問題があった。
本発明は、かかる問題点にかんがみてなされたもの
で、光ディスクで目標トラックをアクセスする際に、光
学ヘッドを光ディスクの半径方向に高速で移動するとき
でも、目標トラックをアクセスするためのシーク速度が
より確実に生成されるようにし、かつ目標トラックに接
近してシーク速度が低下したときでもシーク速度が正確
なデータとして得られるようにしたシーク速度生成回路
を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明のシーク速度生成回路にはトラバース情報であ
るグレーコードを検出したとき、該グレーコードの値が
その前に検出されたグレーコードとの差から加速度成分
を検出し、この加速度成分がある基準値より大きいとき
は、検出されたグレーコードの欠陥と見なして、前値ホ
ールドを行うようなディフェクト検出回路を設ける。
又、検出されているグレーコードからシーク中の速度
を検出し、このシーク速度が所定の値以下になったとき
は、光ディスクのトラッキング情報から得られる拡張ト
ラッキングエラー情報に基づいてシーク速度が設定され
るような速度検出切換回路を備えている。
又、さらに、ある程度トラバース速度が高いときは、
トラバースしている光学ヘッドと光ディスクの相対速度
方向が逆転することはありえないからこのような状態の
ときは、シーク速度を特定の条件のもとで一方の極性に
固定する極性判別回路を設け、ノイズによる誤りシーク
速度情報の発生防止する。
又、さらには、シーク速度を設定するため目標トラッ
クまでのジャンプトラック数をラッチするラッチ回路を
複数個設け、速度信号のサンプリング周波数をfSV*M/N
にしても、fSV/Nのときと同じゲインが得られるマルチ
遅延回路を設けている。
〔作用〕
本発明のシーク速度生成回路は上記した4つの特徴の
いずれか1つ、又は全部を備えることによって、光学ヘ
ッドを高速でトラバースしているときでも、又、低速で
トラバースしているときでも常に最適に近いシーク速度
が生成されるようにすることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明のシーク速度生成回路の一実施例を示
すブロック図であり、第2図(a)(b)は本発明の一
実施例として採用されている光ディスクをセクターに分
割(22分割)し、その1つのセクターの内容を示してい
る。
まず、光ディスクの記録フォーマットを示す第2図
(a)において1セクター内は(A)で示すように76の
セグメントSg0〜Sg75に分割されている。
各セグメントSgの導入部には(B)で示すように2バ
イトのサーボバイドが形成されている。又、セクター内
の最初の3つのセグメントSg0〜Sg2(ヘッダ1〜3)に
は、(C)で示すように2バイトのサーボバイトに続い
て8バイトのセクタマークとトラック番号およびセクタ
ー番号が記録されている。
サーボバイトの最初の1バイトは16トラックを単位と
するグレーコードがピットQ1及びQ2によって設けられ、
次の1バイトには前述したトラッキング情報ピット
(qa),(qb)およびクロック情報ピット(qc)が形成
されている。
第2図(b)は前記グレーコードが16トラック内でど
のように変化しているかを示しており、この実施例では
2トラック毎に同じグレーコードがピットQ1及びQ2で形
成され、8通りの位置情報が2Out Of 6のコードで読み
とれるようになされている。
このような光ディスクの記録フーマットによると、通
常はヘッダ1〜3内のトラック番号と、セクター番号を
読み取り、情報の記録および再生を行うが、例えば、所
望の記録トラックにアクセスするために光学ヘッドを光
学ディスクの半径方向に移動するシークモードとされた
ときは、前記したグレーコードを読み取ることによって
光学ヘッドの光スポットが照射されているトラックの移
動開始位置からの相対位置を検出し、この相対位置から
適正なシーク速度を生成して目標トラックをアクセスす
ることになる。
第1図はかかるシーク動作においてシーク速度を生成
するために必要とされる部分をブロック図とした本発明
の一実施例を示しており、1は光ディスク、2はスピン
ドルモータ、3は光学ヘッド、4は光学ヘッド3の送り
を制御するドライブ回路、5は制御部を示す。
6は光学ヘッド3で読み出されたRF信号のアンプを示
し、読み出されたRF信号はデータ信号処理部7に供給さ
れている。
また読み出されたRF信号からグレーコードに対応する
部分はサンプリング回路等によって構成されているグレ
ーコード検出部8を介してグレーコードデコーダ9に供
給され、シーク速度生成回路に入力されている。
シーク速度生成回路はサンプリングクロックに同期し
て動作する少なくとも3個のセレクター11、12、13と3
個の減算器14、15、16と2つのラッチ回路17、18により
構成されている。
なお、19は後で述べるようにトラッキングエラー情報
とトラバース中のRF振幅情報から比較的低速時のアクセ
ス信号として好適な拡張トラッキングエラー信号を発生
する信号発生部(以下、単にEXTR発生部という)であ
る。
21、22、23、24は本発明が目的とする適正なシーク速
度を生成するために有用な部分を示しており、後で詳し
く説明されているように、21はディフェクト検出部、22
は極性判別部、23はマルチ遅延部、24は検出速度切替部
である。
次に上記したようなブロック図においてシーク速度が
どのように形成されるを以下に述べる。
現在のトラックから目標のトラックに光学ヘッドをア
クセスする適正なシーク動作を行わせるために、まず、
目標トラックまでのトラック数を知ることが必要とさ
れ、このトラック数が検出できれば、正確なシーク速度
を知ること出来る。
シーク動作がスタートすると、光スポットが記録トラ
ックを横断することになるが、シーク速度が比較的遅い
ときは、各トラックを横断する度に前記したグレーコー
ドを読むことができる。
サンプリングクロックに同期してグレーコードデコー
ダ9から得られたデータがセレクター11からラッチ回路
17を介して減算器14に供給されラッチ回路18に入力され
るデータの出力Bとラッチ回路18で1サンプル期間前に
出力された出力Cを減算すると、1サンプリングクロッ
クの間にトラバースしたトラック数が減算器14の出力D
として得られる。
この出力Dは現在のトラックナンバPと目標のトラッ
クナンバQまでのトラバース数(P−Q)を1/2にした
セレクター12から出力されているデータと減算器15で比
較されると、その差データが目標トラックまでにトラバ
ースするトラック数となる。したがって、順次グレーコ
ードがサンプリングされる度に減算器15の出力Eがセレ
クター12を介してフイードバックされると、減算器15の
出力E、すなわち目標トラックまでのトラック数は光学
ヘッドの移動によって0に近付く。
したがって、この出力Eに基づいて、例えばアクセス
速度vが となるよう信号で駆動すると目標トラックで速度が0と
なるようなシーク速度が得られる。
また、この出力Eを後で述べるマルチ遅延部23に入力
し、所定時間遅延した出力Fを形成して減算器16に入力
すると、E−Fとするシーク速度信号が出力Gとして得
られる。
ところで、検出したグレーコードにディフェクトがあ
ると特別な訂正機能がないときは、仮に、一定の速度で
シークしているときでも、突然、予想もしていないシー
ク速度信号が減算器16から出力され、これがスパイクノ
イズとしてアクセス動作を乱すことになる。
そこで、本発明はその具体例が第3図に示されている
ようなディフェクト検出部21を設けている。
すなわち、第1図のラッチ回路17の出力Bと現在のサ
ンプル点におけるグレーコードのデータ出力Aを減算器
21Aで減算し、シーク速度信号Jを形成するとともに、
更に、このシーク速度信号Jをラッチ回路21Bに入力
し、1サンプル前のシーク速度信号J′を形成する。す
ると減算器21Cの出力Iはシーク加速度を示すから、こ
のシーク加速度Iが光ディスク装置の最高加速度Xより
大きいか否かをコンパレータ21Dで比較し、もしI>X
であるときはグレーコードにディフェクトがあったもの
としている。
そしてこのコンパレータ21DからI>Xとなる信号が
検出されたときは、第1図のセレクター11を制御し、新
しいデータに変えてラッチ回路17にラッチされたデータ
の出力Bを再使用し、ディフェクトによって急激に変化
するシーク速度信号が出力されないようにする。
次に、シーク速度がある程度早くなったときはシーク
方向によって一定の極性のシーク速度信号が得られる筈
であるが、この場合も前記したグレーコードを示すピッ
トQ1、Q2にディフェクトがあると、速度信号が例えば+
(内周から外周に向かう極性)が突然−(外周から内周
に向かう極性)に変化することがある。
すると、アクセスするためのシーク速度信号に誤りが
発生し、正確なアクセスが行われなくなる。
そこで、本発明の場合は極性判別部22を設け、例え
ば、この極性判別部22である値以上のシーク速度信号が
出力Dとして出力されていると判断した時は、その出力
Dの極性に減算器15の入力の極性をロックする。ただ
し、このロックはディフェクトの影響を考慮し、例えば
2回以上続いてある値以上のシーク速度を示す信号が出
力されたときに、以後はその値の極性にロックするよう
にする。
しかし、このロック中でも、前記した或る値以下のシ
ーク速度が出力された時は、その次の時点でロックを解
除するように構成する。
これはシーク速度が低下すると光学ヘッドが一方向に
移動している時でも、光ディスクの偏心等によって、光
スポットと光ディスクの相対的な移動方向が+または−
に変化するようになるからである。
次に、減算器15から得られた目標トラックまでのトラ
ック数を示す出力Eからシーク速度を演算する回路につ
いて述べる。
この出力Eからシーク速度を形成するために、出来る
だけ短い遅延時間dtを与えて形成した出力Fと、出力E
を比較し、E−F=dxとなるGを形成し、dx/dtよりシ
ーク速度vを求めることが好ましいが、遅延時間dtをサ
ンプリング周期にすると,シーク中の目標トラックまで
のシーク速度情報が少なくなり、ダイナミックレンジの
小さい信号を処理することになるため、S/Nが劣化した
ものになるという問題がある。
そこで、シーク速度信号を形成する遅延時間dtをサン
プリング周期のN倍となるシフトクロック信号の周期を
用いることにより長くすると、目標トラックまでのトラ
ック数が大きく変化し、ダイナミックレンジの大きいシ
ーク速度信号とすることができるが、この信号は位相遅
れを伴うことになり、シーク制御サーボ回路の安定性を
悪くするという問題がある。
そこで、本発明の場合は、第4図(a)に示すよう
に、目標トラックまでのトラバース数Kの変化に対し
て、例えば、シフトクロック信号の周期をサンプリング
周波数fSVの周期1/fSVにすると同時に、シフトクロック
毎に出力されるデータ、すなわち3個のラッチ回路M=
3の時は同図に示されているように、時点t1,t2.t3のデ
ータを減算することによって大きな値のシーク速度信号
V1V2V3・・・が得られるようにしている。
このような遅延回路は第4図(b)に示すようにM個
のラッチ回路23A、23B、・・・・・23Cで形成し、各ラ
ッチ回路をサンプリング周期1/fSVで駆動すると、減算
器16からは、第4図(a)のt2-1t1-2t2-1t2-2の時点で
も、e1、e2、e3、e4となる減算出力Gが得られることに
なり、シーク速度信号のレベルを大きくしながら、短い
間隔で位相遅れのないシーク速度信号を得ることができ
るようになる。
(但し、M/Nの余りが0になるようにMおよびNを設定
する) 以上、本発明のシーク速度生成回路の3つの特徴につ
いて述べたが、本発明の実施例では更に速度検出切替部
24を設けることによって適正なシーク動作が行われるよ
うにすることができる。
前記した第2図(b)に示したように、2トラック毎
に同一のグレーコードが形成されている場合は、特にシ
ーク速度が低下すると、同じコード信号が検出され、精
度の高いトラバーストラックの検出ができない。
シーク速度が低速になった時に目標トラックをアクセ
スする信号を形成する方法としては、本出願人が先に提
案した拡張トラキングエラー信号(EXTR信号という)を
利用してシーク速度信号を生成することが考えられる (刊行物 特開昭63−181179号公報) このEXTR信号は、第5図(b)に示すようにシーク中
に1トラックピッチ間のビームスポットのトラック中心
からの変移xが信号vxとして示され、拡張トラッキング
エラー信号発生部19内のラッチ回路及び減算回路によっ
て、信号Vxの単位時間内の差分が演算され、この差分を
シーク速度信号Hとするものである。
EXTR信号発生部19はトラバース中のトラッキングエラ
ー信号(vp=A・Sin 2π・x/p)と、トラバース時に生
じるRF信号の振幅波形(vx=A・Cos 2π・x/p)より前
記EXTR信号を示す信号を形成し、さらに、この信号の時
間あたりの変化からシーク速度信号Hを形成して、セレ
クター13に入力されている。
(但し、xは光スポットとトラック中心との距離、pは
トラックピッチ) すなわち、第2図(b)のようなグレーコードデータ
では、EXTR信号は1トラック毎の周期信号のため、極性
付きの速度信号を得るためには光学ヘッド3のシーク速
度はサーボバイトから次のサーボバイトに到来するまで
の期間に1/2トラック分移動する速度が限界速度とな
る。そこで、以下に述べるような速度検出切換部24によ
ってこの限界速度を検出しセレクタ13を切替制御する。
そして、第5図(a)に示す速度検出切替部24で検出
される速度検出値がある値より低くなると前記した出力
Gの信号と切り替えて出力される。
速度検出切替部24は第5図(a)に示されているよう
にラッチ回路18の入力および出力から得られる1サンプ
ルずれたグレーコードデータを比較器24Aで比較し、も
し、C≠Bであればカウンタ24Bの計数値をクリアーす
る。カウンタ24Bはサンプルクロック信号周波数fSVで歩
進されているので、シーク速度が遅くなりB=Cの状態
が少なくとも16カウント連続すると、そのキャリー出力
CYによってN=16がロードされる。また、カウンタ24B
の計数出力Pは基準データZ=4と比較器24Cで比較さ
れる。そしてP>Zであれば、比較器24Cの出力Yによ
って前記したセレクター13が切り替わり、シーク速度信
号Hが出力される。
この回路は、例えばトラックピッチが1.5μmの光デ
ィスクを3600rpmで回転している時は、シーク速度が低
下して連続して検出された4サンプル周期(9.97μS×
4)以上のグレーコードが等しくなる速度(0.075m/s)
になると、出力Hをシーク速度信号として出力する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のシーク速度生成回路
は、記録トラックの各セグメントにトラバース情報とし
て検出することができるグレーコードを形成した光ディ
スクからシーク速度を生成する場合に、ディフェクト検
出部を設けることによってサーボピットの欠陥による速
度検出誤差を小さくすることができる。
また、高速シーク時にシーク方向示すデータの極性を
固定するための極性判別部を設け、ピットの欠陥によっ
て発生するノイズを低減し、シーク速度信号のS/Nを向
上させることができる。
更にまた、マルチ遅延部を設けることによってシーク
速度信号のダイナミックレンジを大きくし、かつ、位相
遅れが生じないタイミングでシーク速度信号を出力する
ことができる。
更にまた、低速のシーク速度では速度検出切替部を設
けることによって、目標のトラックをアクセスする際に
好適なEXTR信号に基づくシーク速度信号を切り替え出力
することができるので、常にシーク速度信号を適正に供
給し、安定なアクセス動作を行うことを可能にするとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のシーク速度生成回路の一例を示すブロ
ック図、 第2図(a)(b)は光ディスクに記録されているサー
ボピットの説明図、 第3図はデフエクト検出部の一例を示すブロック図、 第4図(a)(b)はマルチ遅延回路の説明図とブロッ
ク図、 第5図(a)(b)は速度検出切替部のブロック図とそ
の説明図、 第6図は従来の光ディスクの一例を示す記録面の説明
図、 第7図は光ディスクのサーボバイト領域の説明図であ
る。 図中、8はグレーコード検出器、9はグレーコードデコ
ーダ、11、12、13はセレクター、14、15、16は減算器、
17、18、はラッチ回路、19はEXTR信号発生部、21はディ
フエクト検出部、22は極性判別部、23はマルチ遅延部、
24は速度検出切替部を示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録面に渦巻き状のトラックを形成し、該
    トラックの連接する所定数トラックを単位として、順次
    所定のグレーコードを付加した光ディスクと、該光ディ
    スクの記録面に光ビームを照射する光学ヘッドと、前記
    光学ヘッドにより前記光ディスクがシークされていると
    きに読み出された前記グレーコードを検出する検出回路
    と備え、該検出回路の出力よってシーク速度を発生する
    シーク速度生成回路において、 前記シーク速度生成回路に前記検出回路より出力される
    グレーコードに欠陥があることを検出するディフェクト
    検出回路を設け、該ディフェクト検出回路からディフェ
    クト信号が検出されたときは、該ディフェクト信号の検
    出前に出力されたグレーコードが選択されるように構成
    されていることを特徴とするシーク速度生成回路。
  2. 【請求項2】記録面に渦巻き状のトラックを形成し、該
    トラックの連接する所定数トラックを単位として、順次
    所定のグレーコードを付加した光ディスクと、該光ディ
    スクの記録面に光ビームを照射する光学ヘッドと、前記
    光学ヘッドにより前記光ディスクがシークされていると
    きに読み出された前記グレーコードを検出する検出回路
    とを備え、該検出回路の出力よってシーク速度を発生す
    るシーク速度生成回路において、 前記検出回路より得られたグレーコードにより生成され
    たシーク速度信号がある値より連続して大きいと判断さ
    れたときは、シーク速度信号の極性を固定して出力する
    ことを特徴とするシーク速度生成回路。
  3. 【請求項3】記録面に渦巻き状のトラックを形成し、該
    トラックの連接する所定数トラックを単位として、順次
    所定のグレーコードを付加した光ディスクと、該光ディ
    スクの記録面に光ビームを照射する光学ヘッドと、前記
    光学ヘッドにより前記光ディスクがシークされていると
    きに読み出された前記グレーコードを検出する検出回路
    とを備え、該検出回路の出力よってシーク速度を発生す
    るシーク速度生成回路において、 前記グレーコードを検出することによって得られた目標
    トラックまでのトラック数をサンプルクロックによって
    順次遅延する複数のラッチ回路を設け、前記ラッチ回路
    の前段と最終段の出力を比較することによってシーク速
    度信号を生成することを特徴とするシーク速度生成回
    路。
  4. 【請求項4】記録面に渦巻き状のトラックを形成し、該
    トラックの連接する所定数トラックを単位として、順次
    所定のグレーコードを付加した光ディスクと、該光ディ
    スクの記録面に光ビームを照射する光学ヘッドと、前記
    光学ヘッドにより前記光ディスクがシークされていると
    きに読み出された前記グレーコードを検出する検出回路
    とを備え、該検出回路の出力よってシーク速度を発生す
    るシーク速度生成回路において、 前記シーク速度生成回路は光ディスクがトラバース中に
    出力されるグレーコードを検出し、その変化が一定値よ
    り小さいときは、1トラック周期で鋸歯状に変化するト
    ラッキングエラー信号に基づいてシーク速度信号を出力
    する速度検出切換回路を備えていることを特徴とするシ
    ーク速度生成回路。
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