JP2005025931A - フォーカス位置調整方法及び記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ランドグルーブ検出部34からのL/G切替え信号LGSに基づいて、フォーカス位置粗探査部50及びフォーカス位置精密探査部60は、光ビームスポットがランドトラックに位置するかグルーブトラックに位置するかを区別しながら、エラーレイト計測部33で計測されるビットエラーレイトBERや再生信号RFのエンベロープ及びジッタをより良好にするような新たな2つの(ランド用とグルーブ用の)フォーカス位置を探査し、それら新たなフォーカス位置に制御目標を変更するための2つの制御信号(FBAL、FOFF)をフォーカスエラー検出部36に出力する。
【選択図】 図3
Description
ここで、フォーカスサーボとは、光ディスクに照射された光ビームが常に所定の収束状態となるように制御することであり、光ディスクに対する光ビームの位置(以下「フォーカス位置」という。)のずれを示すフォーカスエラー信号(光ディスク上の光ビームスポットでの反射光から生成される信号)に基づいて行われる。また、トラッキングサーボとは、光ディスク上にスパイラル状に形成されたトラックに光ビームを追従させる制御のことである。
まず、従来の光ディスクドライブ装置は、シングルスパイラルランドグルーブフォーマット(SS−L/GFMT)の光ディスクに対して、グルーブトラック(スパイラル状に形成されたトラックの案内溝の溝部)とランドトラック(その溝間部)を区別することなくフォーカスサーボを行っているために、特に高密度の光ディスクに対しては、十分に高い精度のフォーカスサーボが行われているとは言えないという問題がある。ここで、SS−L/GFMTの光ディスクとは、記録・再生が可能なグルーブトラックとランドトラックが光ディスクの1周毎に交互に形成され、内周から外周までランドトラックとグルーブトラックとに対して連続して記録・再生することが可能な構造を有する光ディスクである。
記録を含む)状態を得ることができない。
SS−L/GFMTの光ディスクでは、データが記録される領域であるセクタとセクタとの間に、それらセクタを識別するためのトラック番号とセクタ番号とが予め凹凸のピットで記録されたアドレス領域が形成され、そのアドレス領域は、データ領域とは異なる態様でピットが形成されている。そのために、再生信号の振幅又は再生ジッタの大きさをフォーカス位置情報(現在のフォーカス位置を示す情報、即ち、光ディスクに対する光ビームの位置のずれ状態を示す情報)としてフォーカス位置を調整する従来の方法では、フォーカス位置情報が示す値がデータ領域とアドレス領域とで異なるために、調整誤差が生じる。
また、SS−L/GFMTの光ディスクでは、(1)フォーカス位置がフォーカス最適位置から大きくずれている場合には、フォーカス位置の調整を実施するための前提となるアドレス情報の獲得自体が正常に行われなくなる、(2)光ディスクのデータ領域は出荷時には未記録であるが、未記録光ディスクでは、そもそもデータ領域からフォーカス位置情報を得ることができない、(3)そのために予め、未記録光ディスクにテストパターンを記録しようとしても、フォーカス位置がフォーカス最適位置から大きくずれている状態では、もはや記録も正常にすることができない、等が考えられる。そのために、アドレス情報の読み出しが不可能となるほどフォーカス位置が大きくずれてしまった場合には、SS−L/GFMTの光ディスクでは、もはやフォーカスの最適位置の探査を実施すること
ができないという問題がある。
さらに、SS−L/GFMTの光ディスクにおいて、正常に録再動作が行われていた場合でも、光ヘッドが環境温度の影響を受けてその特性が変化し、光ヘッドによって検出されるフォーカスエラー信号のゼロレベル、すなわちフォーカスサーボの制御目標位置が温度により変化することがある。その結果、光ディスクドライブ装置の起動時において最適なフォーカス位置を探査し録再動作を正常に行わせた場合であっても、その後の光ヘッド等の特性変化や経時的変化等により、記録・再生時のエラーレイトが許容値を超えるようになったり記録時の光ビームパワーが上限値に達してしまった場合には、もはやフォーカス位置の探査を開始することが不可能となってしまうという問題がある。
また、本発明の第2の目的は、フォーカスエラー信号のゼロレベルが必ずしも記録・再生に最適なフォーカス位置でない場合であっても、そのずれを考慮した高精度なフォーカス位置調整を行うフォーカス位置調整装置等を提供することである。具体的には、再生信号の振幅とジッタのいずれかが犠牲となることに起因する再生エラーの発生という不具合を回避する。
また、本発明の第4の目的は、光ディスクの面振れによる調整誤差が生じにくいフォーカス位置調整を行うフォーカス位置調整装置等を提供することである。
また、本発明の第6の目的は、未記録であって、かつ、ライトプロテクトされた光ディスクであっても、最適なフォーカス位置の探査を実行することができるフォーカス位置調整装置等を提供することである。
また、上記第6の目的を達成するために本発明は、前記フォーカス位置調整装置等であって、さらに、前記光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領域の少なくとも一方に設けられたテスト領域にテストデータを記録する記録手段を含み、前記再生状態検出手段は、前記テストデータを読み出したときの再生信号に基づいて前記再生状態を検出する。
また、前記フォーカス位置調整装置はさらに、前記フォーカスエラー信号から前記光ディスクの面振れを示す周波数成分を除去する面振れ成分除去フィルタを含み、前記再生状態検出手段は、前記周波数成分が除去されたフォーカスエラー信号及び前記再生信号から前記再生状態を検出してもよい。また、前記フォーカス位置調整装置はさらに、前記光ディスクの面振れ加速が小さくなる位置のセクタを特定するセクタ特定手段を含み、前記再生状態検出手段は、特定された前記セクタだけから得られる前記再生信号及び前記フォーカスエラー信号から前記再生状態を検出してもよい。
また、前記フォーカス位置更新部は、所定の移動量だけフォーカス位置をずらした場合に前記再生状態がより良好になるか否かを判断することによって前記第1の更新フォーカス位置と第2の更新フォーカス位置を決定してもよい。
この構成によれば、テストデータはライトプロテクトの対象外とされる領域にテストデータが記録され、そのテストデータを用いてフォーカス位置の調整が行われるので、未記録であって、かつ、ライトプロテクトされた光ディスクであっても、フォーカス位置の探査が実行され得る。よって、上記第6の目的が達成される。
[光ディスクドライブ装置100全体の構成]
図1は、光ディスクドライブ装置100全体の構成を示すブロック図である。
この光ディスクドライブ装置100は、大きく分けて、機構及び光学系部品1〜13、信号処理部40、光ヘッド制御部20及びドライブコントローラ14から構成される。
信号処理部40は、光ディスク1への書込み信号や光ディスク1からの読み出し信号の処理を行う回路であり、レーザパワー駆動部41、変調部42、加算増幅器43、加算増幅器44、差分増幅器45、加算増幅器46及び復調部47から構成される。
光ディスク1は書換え可能な情報記録媒体であり、スピンドルモータ12上に装着されている。回転制御部13はドライブコントローラ14による制御の下でスピンドルモータ12を駆動制御する。光ヘッド支持部材9は光ヘッド7を支持する部材であり、粗動モータ10によって光ディスク1の半径方向にスライド移動する。シーク制御部11は、ドライブコントローラ14による制御の下で粗動モータ10を駆動制御することによって、光ヘッド7のシーク動作を制御する。
差分増幅器45は、再生信号検出器4からの2つの反射光量信号の差分を算出し、広帯域トラッキングエラー信号RFTEとしてトラッキング制御部23及びフォーカス位置調整部30に出力する。この広帯域トラッキングエラー信号RFTEは、光ディスク1上に凹凸ピットで形成されたアドレス部の再生信号(以下「アドレス信号」という)を含む信号である。光ディスク1上に形成されたアドレスピットは、グルーブトラックの中心とランドトラックの中心とからそれぞれ1/4トラックピッチずらした位置に形成されており、これらピットの状態を示す広帯域トラッキングエラー信号RFTEは、光ディスク1のアドレス領域の検出、ランドトラック及びグルーブトラックの検出、トラッキングサーボ等に用いられる。
なお、これらフォーカス制御部26及びトラッキング制御部23は、フォーカス位置調整部30から送られてくるゲート信号IDGATEに基づいて、光ディスク1上に収束照射された光ビームがアドレス領域に位置する時間だけ、その領域に入る直前における出力信号をホールドする。これは、上述したように、光ディスク1上に形成されたアドレスピットは、グルーブトラックの中心とランドトラックの中心とからそれぞれ1/4トラックピッチだけずれた位置に形成されているので、このような不要な領域をフォーカスサーボ及びトラッキングサーボの対象から外すためである。
図2(b)に示されるように、この光ディスク1は、データ領域とデータ領域の間にセクターを識別するための凹凸のピット構造からなるアドレス領域を有しいる。また、L/G切替え点は光ディスクの1周毎に存在し、ちょうどアドレス領域でランドとグルーブが切り替わるよう構成されている。アドレス領域は、光ディスク1の内周側において1周につき17個存在し、そのうちの一つはL/G切替え点である。そして、アドレス領域とデータ領域の1組でデータセクタを構成している。したがって、例えばディスク内周側の1周(=1トラック)は17セクタに分割されている。
[フォーカス位置調整部30の構成]
図3は、図1に示されたフォーカス位置調整部30の詳細な構成を示すブロック図である。このフォーカス位置調整部30は、大きく分けて、フォーカス位置の粗い探査のための構成要素(エラーレイト計測部33、フォーカス位置粗探査部50)と、精密探査のための構成要素(リードゲート検出部32、面振れ成分除去部35、切替え器39、フォーカス位置精密探査部60)と、それらに共通する構成要素(アドレス信号検出部31、ランドグルーブ検出部34、2つの切替え器37、38、フォーカスエラー検出部36)とから構成される。
ピークエンベロープ検出部3101は、再生信号検出器4からの広帯域トラッキングエラー信号RFTE)のピーク側エンベロープを検出する。ボトムエンベロープ検出部3102は、広帯域トラッキングエラー信号RFTEのボトム側エンベロープを検出する。2値化回路3103は、ピークエンベロープ検出部3101からの信号(広帯域トラッキングエラー信号RFTEのピークエンベロープを示す信号)を所定のしきい値で2値化する。2値化回路3104は、ボトムエンベロープ検出部3102からの信号(広帯域トラッキングエラー信号RFTEのボトムエンベロープを示す信号)を所定のしきい値で2値化する。NOT回路3105は、2値化回路3104からの出力信号を反転して出力する。OR回路3106は、2値化回路3103からの出力信号とNOT回路3105からの出力信号とを論理和して得られるゲート信号IDGATEを出力する。2値化回路3107は、広帯域トラッキングエラー信号RFTEのゼロレベルに対して正側に現れるアドレス再生信号に対してはその振幅中心になるような正のしきい値で、負側に現れるアドレス再生信号に対してはその振幅中心となるような負のしきい値で、それぞれ2値化して得られるアドレスパルス信号PADRを出力する。
フォーカスエラー検出部36は、光検出器5から加算増幅器43、44を経て入力された2つのフォーカス信号VFS1、VFS2に対して、以下の式1で表されるように、それらの差分に相当する情報を算出し、フォーカスエラー信号FESとしてフォーカス制御部26、面振れ成分除去部35及び切替え器39に出力する。
つまり、各フォーカス信号VFS1、VFS2それぞれに対して一定の重みづけをした後にそれらの差分を算出し、一定のオフセット値を加算した値をフォーカスエラー信号FESとして出力する。このとき、切替え器37から入力されるバランス制御信号FBALに従って上記重み付け(k1とk2)の比(フォーカスバランス)を決定し、切替え器38から入力されるオフセット制御信号FOFFに従って上記オフセット値OFFSET(フォーカスオフセット)を決定する。このフォーカスエラー信号FESがフォーカス制御部26に入力されていることから分かるように、このフォーカスエラー検出部36は、2つの制御信号FBAL、FOFFに従ってフォーカスバランスとフォーカスオフセットを変更することにより、フォーカスエラー(VFS1とVFS2との差)のゼロレベル、即ち、フォーカスサーボの制御目標位置を変更(設定)している。
具体的には、ドライブコントローラ14は、予め、フォーカスエラー信号FESを取り込んでA/D変換することで光ディスク1の回転時に生じる面振れ(交流信号)を検出し、その交流信号の変化分が小さい位置に相当するデータ領域においてゲート信号RDGTが“Hi”となるようにそれらデータ領域のセクタをリードゲート検出部32に通知しておく。そして、リードゲート検出部32は、信号処理部40からの広帯域トラッキングエラー信号RFTEからアドレス領域とデータ領域(セクタ)を判別し、アドレス領域及び予めドライブコントローラ14によって指定されたデータ領域(セクタ)において“Hi”となるようにゲート信号RDGTを生成する。このゲート信号RDGTは、精密なフォーカス位置探査において面振れの影響によってフォーカス制御の精度が劣化してしまう不具合を除去するために用いられる。
[粗いフォーカス位置探査]
次に、以上のように構成された本光ディスクドライブ装置100が記録・再生時において粗いフォーカス位置探査を行う場合の動作について説明する。
光検出器5は、光ディスク1上の光ビームスポットで反射された光ビームを4分割されたレンズで検出した後に電気信号に変換し、加算増幅器43、44は、それら4つの信号の2つを加算することで、フォーカスエラー信号FESの生成に用いられる2つのフォーカス信号VFS1、VFS2を生成する。
このようなフォーカスサーボが動作した状態で、次にトラッキングサーボを開始させる。つまり、差分増幅器45は、再生信号検出器4からの2つの信号の差分をとることで、光ディスク1上のトラック中心と光ビームスポットとの位置ずれを示す広帯域トラッキングエラー信号RFTEを生成する。トラッキング制御部23は、その広帯域トラッキングエラー信号RFTEに基づいて光ビームが光ディスク1上のトラックを追従するようにトラッキング駆動部22を介してアクチュエータ2を動かすことで、フィードバック制御を行う。
次に、フォーカス位置と再生特性の関係について説明する。図11は、フォーカス位置の変化に対するRFパルス信号PRFのビットエラーレイトBERを示す一般的なグラフである。横軸はフォーカス位置、縦軸はビットエラーレイトBERを示す。いま、フォーカス最適位置を0μmとすると、このフォーカス最適位置でのビットエラーレイトBERは1e−4程度になっている。フォーカス最適位置からフォーカス位置がずれるにしたがってビットエラーレイトBERは2次関数的に増加していく。フォーカス位置が最適位置から±0.6μm程ずれたところでビットエラーレイトBERは1e−3程度になっている。
なお、フォーカス位置粗探査部50は、図9に示されるように、制御プログラムを内蔵するDSP51等によりソフトウエア的に実現されている。また、このフォーカス位置の粗い探査は、ドライブコントローラ14がトラッキング制御部23に指示することによって、特定のランドトラック又はグルーブトラックに光ビームを追従させるトラッキング制御を動作させた状態で行われる。つまり、光ディスク1が1回転する毎に光ディスク1の内周側へジャンプバックするスチルジャンプをさせることで光ディスク1上の特定のランドトラック、又は特定のグルーブトラックを光ビームが追従した状態で以下の手順が実行される。
求めた更新FBAL値(X)をバランス制御信号FBAL1として切替え器37を介してフォーカスエラー検出部36に出力する(ステップS13)。これは、フォーカスエラー検出部36でのフォーカスバランスを変更前のフォーカス位置に対して+0.6μmだけフォーカス位置が変化するように変更したことを意味する。
X=A−B …(式3)
そして、求めたFBAL値(X)をバランス制御信号FBAL1として切替え器37を介してフォーカスエラー検出部36に出力する。これは、フォーカスエラー検出部36でのフォーカスバランスを変更前のフォーカス位置に対して−0.6μmだけフォーカス位置が変化するように変更したことを意味する。
上記ステップS10での判断において、フォーカス位置粗探査部50が光ビームがランドトラックに位置していると判断した場合は、第2の記憶部53に記憶されているフォーカスオフセット値(現在のFOFT値)を読み出し、その値をC(C=現在のFOFT値)とする(ステップS21)。次に、新たなフォーカスオフセット値(更新FOFT値)を算出する(ステップS22)。具体的には、FOFT値の変更量をD(フォーカス位置に換算して、例えば0.6μmとなるようなフォーカスオフセット値)、更新FOFT値をYとして式4に示す演算をする。
次に、求めたFOFT値(Y)をオフセット制御信号FOFF1として切替え器38を介してフォーカスエラー検出部36に出力する(ステップS23)。これは、フォーカスエラー検出部36でのフォーカスオフセットを変更前のフォーカス位置に対して+0.6μmだけフォーカス位置が変化するように変更したことを意味する。
Y=C−D …(式5)
そして、求めたFOFF値(Y)をバランス制御信号FOFF1として切替え器37を介してフォーカスエラー検出部36に出力する。これは、フォーカスエラー検出部36でのフォーカスオフセットを変更前のフォーカス位置に対して−0.6μmだけフォーカス位置が変化するように変更したことを意味する。
なお、上記ステップS15及びステップS25において、新たなフォーカスバランス値及び/又はフォーカスオフセット値が探査された場合には、フォーカス位置粗探査部50は、再び探査を実行するまでは、それら新たなフォーカスバランス値及び/又はフォーカスオフセット値を制御信号FBAL1、FOFF1としてフォーカスエラー検出部36に出力し続ける。つまり、フォーカス位置粗探査部50は、光ビームスポットがグルーブトラックに位置するときは第1の記憶部52に格納された最新のフォーカスバランス値を用いてバランス制御信号FBAL1を出力し(オフセット制御信号FOFF1はゼロで出力する)、一方、光ビームスポットがランドトラックに位置するときは第1の記憶部52に格納された最新のフォーカスバランス値を用いてバランス制御信号FBAL1を出力すると共に、第2の記憶部53に格納された最新のフォーカスオフセット値を用いてオフセット制御信号FOFF1を出力する。これによって、フォーカス位置粗探査部50によるフォーカス位置探査は、それ以降の記録・再生におけるビットエラーレイトBERの減少として反映される。
以上のように、フォーカス位置粗探査部50は、グルーブトラックだけを対象としてビットエラーレイトBERが一定値以下となるようにフォーカスエラー検出部36でのフォーカスバランスを調整し、一方、ランドトラックだけを対象としてビットエラーレイトBERが一定値以下となるようにフォーカスエラー検出部36でのフォーカスオフセットを調整することによって、フォーカスエラーのゼロレベル、即ち、フォーカスサーボの制御目標を決定した。このように、本実施例でのフォーカス位置粗探査では、グルーブトラックとランドトラックの両方が用いられてフォーカス位置が探査されるので、いずれか一方のトラックだけを用いて探査される従来方式とは異なり、いずれか一方のトラックにおける再生特性が著しく悪いという不具合が回避される。つまり、両方のトラックについて良好な再生特性を得ることができるフォーカス制御、即ち、再生誤りを総合的に低く抑えたフォーカス制御が実現される。
図13は、本実施例の粗いフォーカス位置探査の変形例を示す。本図には、合計8個の異なる探査方法No.1〜8が示されており、各探査方法ごとに用いられる制御パラメータ(フォーカス位置粗探査部50からフォーカスエラー検出部36に出力される制御信号FBAL1,FOFF1)が示されている。図中において、四角のワクで囲まれた制御パラメータは、図12に示された手順に基づく探査によって求められる対象であることを意味し、点線矢印は、そのようにして求められた制御パラメータがそのまま他方の制御パラメータとして用いられることを意味する。
図13において、探査例No.1は、本実施例(図12に示された手順)のことである。つまり、フォーカス位置粗探査部50は、光ビームスポットがグルーブトラックに位置する場合には第1の記憶部52に格納された最新のFBAL値に対応するバランス制御信号FBAL1のみを出力し、ランドトラックに位置する場合にはそのバランス制御信号FBAL1と共に第2の記憶部53に格納された最新のFOFF値に対応するオフセット制御信号FOFF1を出力する場合において、グルーブトラックを対象としてFBAL値を調整した後に、そのFBAL値を維持したまま、次にランドトラックを対象としてFOFF値を調整する。
探査例No.3は、グルーブトラックとランドトラックそれぞれに対して異なるFBAL値(第1及び第2FBAL値)を用いる方法であり、フォーカスオフセットについての調整は行わない方法である。つまり、フォーカス位置粗探査部50は、光ビームスポットがグルーブトラックに位置する場合には第1の記憶部52に格納された最新の第1FBAL値に対応するバランス制御信号FBAL1のみを出力し、ランドトラックに位置する場合には第1の記憶部52に格納された最新の第2FBAL値に対応するバランス制御信号FBAL1のみを出力する場合において、グルーブトラックを対象として第1FBAL値を調整した後に、次にランドトラックを対象として第2FBAL値を調整する。
探査例No.5は、基本的な制御方式は上記探査例No.1と同様である。つまり、フォーカス位置粗探査部50は、光ビームスポットがグルーブトラックに位置する場合には第1の記憶部52に格納された最新のFBAL値に対応するバランス制御信号FBAL1のみを出力し、ランドトラックに位置する場合にはそのバランス制御信号FBAL1と共に第2の記憶部53に格納された最新のFOFF値に対応するオフセット制御信号FOFF1を出力する。
なお、本実施例において、再生時と記録時とで光ヘッド出力パワーが異なることにより再生時のフォーカス位置が最適化されていても記録時のフォーカス位置がフォーカス最適位置からずれることがある。この場合において、グルーブトラックとランドトラック共に再生時のフォーカス位置に対して記録時のフォーカス位置を同一のフォーカスオフセットで補正するようことにより、再生時と記録時とのフォーカス位置の差を補正する処理を簡単にすることができる。
[精密なフォーカス位置探査]
次に、本光ディスクドライブ装置100が記録・再生時において精密なフォーカス位置探査を行う場合について、関連する構成要素をさらに詳細に説明する。なお、説明の便宜のため、まず、リードゲート検出部32及び面振れ成分除去部35を動作させない場合を説明する。
ドライブコントローラ14による制御の下で、光ディスク1が所定の回転数で回転された後に、半導体レーザ8からの光ビームが光ディスク1に照射される。フォーカスエラー検出部36は、光ディスク1から反射された光ビームに基づく2つのフォーカス信号VFS1、VFS2から、フォーカスエラー信号FESを生成し出力する。このとき、フォーカスエラー検出部36は、フォーカス位置精密探査部60からの制御信号FBAL2、FOFF2に基づいてフォーカスバランスとフォーカスオフセットを変更することにより、フォーカスエラーのゼロレベル、すなわちフォーカスサーボの制御目標位置を変更する。
ドライブコントローラ14は、ランダムに決定したグルーブトラックから連続して2トラック、すなわち光ディスク1の内周側からグルーブトラック、ランドトラックの順に2トラック連続でテスト信号を記録して記録動作を終了する。
第1の平均化回路7102は、AND回路7109からのタイミング信号DGTSが“Hi”となる期間だけ、第1の選択回路7106からのフォーカス位置情報FPISを平均化処理する。これは、リードゲート検出部32が動作していない場合であれば(ゲート信号RDGTが常に“Hi”となっている場合)、外乱信号の1周期でのフォーカス位置情報FPISの平均値を算出することになる。第2の平均化回路7103は、制御プログラムを内蔵するDSP等からなり、第1の平均化回路7102で得られた平均値を所定回数分(例えば、外乱信号の24周期分)さらに平均化処理を行い、その平均値に対応して定まるグルーブトラックについての新たなフォーカス目標位置Ml1(フォーカスバランス値)を出力する。なお、ここでのフォーカス位置情報と新たなフォーカス目標位置との関係(精密探査の具体的手順)は後述する。
第3の選択回路7108は、L/G切替え信号LGSが“Hi”のときにグルーブトラックにおけるフォーカス目標位置Ml1(フォーカスバランス値)を第3の記憶部72へ出力し、L/G切替え信号LGSLGSが“Low”のときにランドトラックにおけるフォーカ目標位置Ml2(フォーカスオフセット値)を第4の記憶部73へ出力する。さらに、この第3の選択回路7108は、グルーブトラックからの信号を再生するときには、第3の記憶部72に記憶された最新のフォーカス目標位置Ml1(フォーカスバランス値)を読みだし、ランドトラックからの信号を再生するときには、第4の記憶部73に記憶された最新のランドトラックにおけるフォカス目標位置Ml2(フォーカスオフセット値)を読み出して、切替え器37、38を介してフォーカスエラー検出部36に出力する。
フォーカス位置精密探査部60は、乗算器70からのフォーカス位置情報FPISを平均化処理部71で平均化処理して求めたフォーカス制御の目標位置に相当する制御信号FBAL2、FOFF2をフォーカスエラー検出部36に出力する。このとき、理想的には、1回のフォーカス位置精密探査で求めた再生状態が最適となるようフォーカス位置情報FPISによりフォーカス制御の目標位置を変更すれば必ず最適なフォーカス位置が得られる、という探査が好ましい。これを数式で表現すれば、式6のようになる。
ここで、Kは、フォーカス最適位置からのずれ量と制御目標位置の変更量とを関係づける定数(以下「補正ゲイン定数」という。)である。式6に基づいてフォーカス制御の目標位置を変更すれば、補正ゲイン定数K=1のとき理想的には1回の変更でフォーカス位置が最適となるフォーカス制御の目標位置に設定することができる。
次に、図20、図21、図22を用いてジッタ検出部62について説明する。図20は、ジッタ検出部62の詳細な構成を示すブロック図である。2値化回路6201は、信号処理部40からの再生信号RFを受け取り、所定のしきい値で2値化したRFパルス信号PRFを出力する。位相比較回路6202は、RFパルス信号PRFとVCO(電圧制御発振器)6205から出力されるクロック信号CLKとの位相ずれを検出する。具体的には、RFパルス信号PRFの位相がクロック信号CLKの位相に対して進んでいるか、遅れているかに応じて出力端子UP及びDNから位相ずれに対応するパルス幅をもったパルスを出力する。差動回路6203は、位相比較回路6202から出力されたパルス信号UP及びDNの差を計算し、積分回路6204に出力する。積分回路6204は、差動回路6203の出力信号を積分し、VCO6205に出力する。VCO6205は、積分回路6204の出力に応じた周波数をもつクロック信号CLKを位相比較回路6202に出力する。加算回路6206は、位相比較回路6202から出力されたパルス信号UP及びDNの和を計算し、後述のLPF(ローパスフィルタ)6207に出力する。LPF6207は、加算回路6206からの出力信号のうち低い周波数成分をパルス幅変動信号PDとして出力する。このようにして生成したパルス幅変動信号PDがRFパルス信号PRFとクロック信号CLKとのジッタを表わすことになる。
SS−L/GFMTの光ディスク1は、データセクタとデータセクタの間にアドレス領域が存在する(図4(a)参照)。また、同図に示されるように、光ディスク1の1周毎にアドレス領域の後にランドとグルーブの切り替わり点が存在する。そして、同図に示されるように、データ領域の物理的な構造とアドレス領域の物理的な構造が異なる。その結果、フォーカスエラー信号FESや広帯域トラッキングエラー信号RFTEを検出する検出器4、5に入射される光ディスク1から反射された光ビームの状態がデータ領域とアドレス領域で異なり、データ領域とアドレス領域とではフォーカスエラー信号FES、広帯域トラッキングエラー信号RFTEともにオフセットを生じる。つまり、アドレス領域ではフォーカスエラー信号FES、広帯域トラッキングエラー信号RFTE共に検出したフォーカス位置、トラッキング位置に誤差を含むことになる。
フォーカス制御を動作させた状態で、A点を基準に外乱信号発生部25からフォーカス制御系に外乱信号を印加すると、対物レンズ3が光ディスク1に近づく方向を正方向、対物レンズ3が光ディスク1から離れる方向を負方向とすれば、フォーカス位置を正の方向に変化させると再生信号RFのエンベロープは小さくなり、フォーカス位置を負の方向に変化させると再生信号RFのエンベロープは大きくなる。一方、B点を基準に外乱信号を印加して、フォーカス位置を正の方向に変化させると再生信号RFのエンベロープは大きくなり、フォーカス位置を負の方向に変化させると再生信号RFのエンベロープは小さくなる。さらに、C点、すなわち再生信号RFのエンベロープ最大点を基準に外乱信号を印加した場合は、フォカス位置を正負どちらに変化させても再生信号RFのエンベロープは外乱信号に応じて小さくなるように変化する。
フォーカス位置精密探査部60でフォーカス位置を探査する場合に、例えば、第2のゲイン調整部67のゲインをゼロとし、第1のゲイン調整部66を適当に調整して再生信号RFのエンベロープのみに基づいてフォーカス最適位置からのずれを検出すれば、図27に示される曲線7120のように、フォーカス最適位置からのずれがゼロとなるのは再生信号RFのエンベロープが最大となるフォーカス位置(例えば、−0.50μm)となる。そして、エンベロープが最大となるフォーカス位置を中心にフォーカス位置が正の方向にずれるとフォーカス最適位置からのずれは正の方向に増加し、フォーカス位置が負の方向にずれるとフォーカス最適位置からのずれは負の方向に増加するような特性になる。
[精密なフォーカス位置探査におけるオプション機能]
次に、フォーカス位置の精密探査における2つのオプション機能について説明する。まず、光ディスク1の特定のデータ領域だけに着目してフォーカス位置の精密探査を実施する第1のオプション機能、即ち、リードゲート検出部32の機能について説明する。
フォーカス位置精密探査を行う場合、フォーカス制御部26は、フォーカスエラー検出部36からの信号に基づいて、加算部24及びフォーカス駆動部21を介してアクチュエータ2を駆動することにより、光ディスク1上に照射された光ビームが常に所定の収束状態となるよう制御している。しかし、光ディスク1の面振れが大きくなると、フォーカスエラー信号FESに光ディスク1の面振れ成分の制御残差が現れる。従って、光ディスク1の面振れが大きい場合には、フォーカス位置情報FPISの検出を連続的に行うことで面振れの影響を平均化する等の処理を行わなければ、フォーカス位置検出の誤差が増えることになる。ところが、SS−L/GFMTの光ディスク1では、データ領域が不連続であるのでフォーカス位置情報FPISも不連続に検出されることになり、面振れ成分の影響を受けやすい。そのために、この第1のオプション機能では、光ディスク1の面振れによる影響を低減させた状態でフォーカス位置情報FPISを検出することにより、フォーカス位置探査の精度をさらに向上させている。
次に、フォーカスエラー信号FESから直接に面振れ成分を除去して得られるフォーカスエラー信号FESSに基づいてフォーカス位置の精密探査を実施する第2のオプション機能、即ち、面振れ成分除去部35の機能について説明する。
図29は、面振れ成分除去部35の詳細な構成を示すブロック図である。面振れ成分除去部35は、予め知られた面振れ成分の周波数帯域だけを通過させる帯域通過フィルタ3501と減算器3502で構成されている。減算器3502のプラス端子にはフォーカスエラー信号FESが入力され、マイナス端子には帯域通過フィルタ3501を通過した面振れ成分信号が入力されている。従って、減算器3502からの出力信号は、フォーカスエラー信号FESから面振れ成分だけが除かれた信号となる。
[フォーカス位置の再探査]
次に、本光ディスクドライブ装置100がフォーカス位置の探査(粗い探査及び精密な探査)を再び開始するタイミングについて記録時と再生時に分けて説明する。つまり、本光ディスクドライブ装置100のでは、標準的には、起動時、即ち、光ディスク1の回転が開始され一定回転数に達した後に、フォーカス位置の粗い探査とそれに続く精密な探査が実行される。しかし、これらの探査はそのような場合だけには限られない。つまり、ドライブコントローラ14は、内蔵された制御プログラムに従って、記録時及び再生時において、以下に述べる一定条件が満たされた状態を検出した場合にも、フォーカス位置粗探査部50及びフォーカス位置精密探査部60によるフォーカス位置探査(粗い探査及び精密探査)を開始させる。ここでは、その条件及び動作について説明する。
ドライブコントローラ14は、光ディスク1へ情報を記録する場合は、光ディスク1へ記録しようとしている信号パターンに応じてレーザパワーを変調して光ディスク1上に情報を記録するようレーザパワー駆動部41等を制御する。そして記録後には、所望の記録がなされているかを検証するベリファイ動作を行う。ベリファイ動作とは、光ディスク1上に情報を記録した後、すぐそれを再生し、正しく記録できたかどうかの判定をすることである。ベリファイ動作の結果、所望の記録特性(ビットエラーレイトBER等)が得られていないと判明した場合には、記録パワーを上昇して再度記録とベリファイ動作を行う。このように、ドライブコントローラ14は、所望の記録特性が得られるまで記録パワーを上昇するように制御する。ところが、記録パワーを上昇しても再生特性の改善が見られないような記録パワーの上限値が存在する。この記録パワーの上限値は、記録パワーを上昇し過ぎても次に消去する場合に完全に消去できなくなる、すなわち記録と消去におけるパワーマージン、及び半導体レーザの性能等から決定される値である。
変調部42はドライブコントローラ14からの記録パワー設定値と記録信号パターンを受け取り、レーザパワーを変調するための信号をレーザパワー駆動部41へ送り、レーザパワー駆動部41は、変調部42からの信号に基づいてレーザパワーを変調して光ディスク1に情報を記録する(ステップS41)。なお、通常の記録パワー設定値としては、装置組み立て時に求めた記録パワー(以下「記録パワーの工程値」という。)を用いる。記録パワーの範囲は11mW〜14mWで、通常の記録パワーは12mW程である。従って、ここでは、光ディスク1へ情報を記録する時、ドライブコントローラ14は、記録パワーの工程値を設定することで光ディスク1へ情報を記録させる。
尚、ドライブコントローラ14は、起動時においてフォーカス位置を探査するために使用したテスト領域のアドレスを記憶しておき、再探査するときには、そのアドレスを参照することで、起動時に使用したテスト領域(のトラック)と同一のトラックを用いてフォーカス位置の再探査を行う。
既に光ディスク1に記録されている情報を再生中にビットエラーレイトBERが増加したために、光ディスク1に記録されている情報を再生できない場合がある。これは、一度はフォーカス位置の探査をしたにも拘わらず光ヘッドの温度特性等によりフォーカス位置がずれた場合に起こる。ビットエラーレイトBERが増加すると、光ディスク1再生装置は所望の記録情報を再生するために再生のリトライを行う。この再生のリトライは、所定回数を限度として、正しく再生できるまで連続して繰り返す。ところが、ビットエラーレイトBERが大きく増加した場合には、その所定回数だけ再生のリトライを繰り返しても正しく再生できない場合がある。
図31は、このような再生時おけるフォーカス位置の再探査の具体的な手順を示すフローチャートである。光ディスク1からの信号を再生する場合、ドライブコントローラ14は、復調部47からRFパルス信号PRFを受け取り(ステップS60)、16セクター毎に再生エラーチェックを行う(ステップS61)。再生エラーチェックの結果、正常に終了しなかった場合(ステップS62)、再生動作のリトライを繰り返す(ステップS63、S60〜S62)。そして、再生動作のリトライが50回を越えたら(ステップS63)、フォーカス位置粗探査部50及びフォーカス位置精密探査部60に指示することでフォーカス位置の再探査を実施させる(ステップS64、S65)。
また、ドライブコントローラ14は、起動時にフォーカス位置を探査する時に使用したテスト領域のアドレスを記憶しておき、起動時に使用したテスト領域のアドレスに移動してフォーカス位置の再探査を行う。
以上、本発明に係る光ディスクドライブ装置100について、実施例に基づいて説明したが、本発明はこの実施例に限られないことは勿論である。
例えば、フォーカス位置の精密探査を行う機能を有しない簡易な光ディスクドライブ装置、即ち、フォーカス位置の粗い探査だけを実行する光ディスクドライブ装置とすることもできる。図32は、フォーカス位置の粗い探査だけを実行する光ディスクドライブ装置110のフォーカス位置探査に関連する構成要素だけを示すブロック図である。本図から分かるように、この光ディスクドライブ装置110は、粗いフォーカス位置の探査を実行するための構成要素50等を有するが、精密なフォーカス位置の探査を実行するための構成要素60等を有しない。
2 アクチュエータ
3 対物レンズ
4 再生信号検出器
5 光検出器
6 板バネ
7 光ヘッド
8 半導体レーザ
9 光ヘッド支持部材
10 粗動モータ
11 シーク制御部
12 スピンドルモータ
13 回転制御部
14 ドライブコントローラ
20 光ヘッド制御部
21 フォーカス駆動部
22 トラッキング駆動部
23 トラッキング制御部
24 加算部
25 外乱信号発生部
26 フォーカス制御部
30 フォーカス位置調整部
31 アドレス信号検出部
32 リードゲート検出部
33 エラーレイト計測部
34 ランドグルーブ検出部
35 面振れ成分除去部
36 フォーカスエラー検出部
37〜39 切替え器
40 信号処理部
41 レーザパワー駆動部
42 変調部
43、44 加算増幅器
45 差分増幅器
46 加算増幅器
47 復調部
50 フォーカス位置粗探査部
51 DSP
52 第1の記憶部
53 第2の記憶部
60 フォーカス位置精密探査部
61 エンベロープ検出部
62 ジッタ検出部
63 第1の高域通過フィルタ
64 第2の高域通過フィルタ
65 第3の高域通過フィルタ
66 第1のゲイン調整部
67 第2のゲイン調整部
68 第3のゲイン調整部
69 減算器
70 乗算器
71 平均化処理部
72 第3の記憶部
73 第4の記憶部
100 光ディスクドライブ装置
110 光ディスクドライブ装置
120 光ディスクドライブ装置
130 光ディスクドライブ装置
140 光ディスクドライブ装置
600 フォーカス位置精密探査部
Claims (26)
- 光ディスクを対象とする記録再生装置であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御手段と、
前記光ディスクに記録された情報を読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出手段と、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査手段と、
前記フォーカス位置探査手段によるフォーカス位置探査に先立ち、前記光ディスクに情報が記録されているか否か判断し、記録されているときにはその情報について前記再生状態が検出されるよう前記光ビームの位置を移動させ、記録されていないときには所定領域に光ビームを移動させてテストデータを記録し、そのテストデータについて前記再生状態が検出されるよう制御する探査準備手段と、
を備えることを特徴とする記録再生装置。 - 第1及び第2の形状のトラックを有する光ディスクを対象とする記録再生装置であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御手段と、
前記光ディスクに記録された情報を読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出手段と、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査手段と、
前記フォーカス位置探査手段によるフォーカス位置探査に先立ち、前記光ディスクに情報が記録されているか否か判断し、記録されているときにはその情報について前記再生状態が検出されるよう前記光ビームの位置を移動させ、記録されていないときには所定領域に光ビームを移動させてテストデータを記録し、そのテストデータについて前記再生状態が検出されるよう制御する探査準備手段とを備え、
前記フォーカス位置探査手段は、
前記光ディスクの第1の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第1の更新フォーカス位置を決定し、前記光ディスクの第2の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第2の更新フォーカス位置を決定するフォーカス位置更新部と、
光ビームスポットが前記光ディスクの第1の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第1の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出手段に変更を加え、光ビームスポットが前記光ディスクの第2の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第2の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出手段に変更を加えるフォーカスエラー信号変更部とを有し、
前記フォーカス制御手段は、前記フォーカスエラー信号変更部によって前記フォーカスエラー検出手段に変更を加えた後のフォーカスエラー信号に基づいて前記光ビームのフォーカス位置を変化させることを特徴とする記録再生装置。 - 前記第1の形状のトラックは前記光ディスクに形成されたトラックの案内溝部(グルーブトラック)であり、前記第2のトラックは前記案内溝部である第1の形状のトラックの溝間部(ランドトラック)であることを特徴とする請求項2記載の記録再生装置。
- 光ディスクを対象とする記録再生装置におけるフォーカス位置調整方法であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出ステップと、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御ステップと、
前記光ディスクに記録された情報を読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出ステップと、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査ステップと、
前記フォーカス位置探査ステップによるフォーカス位置探査に先立ち、前記光ディスクに情報が記録されているか否か判断し、記録されているときにはその情報について前記再生状態が検出されるよう前記光ビームの位置を移動させ、記録されていないときには所定領域に光ビームを移動させてテストデータを記録し、そのテストデータについて前記再生状態が検出されるよう制御する探査準備ステップと、
を含むことを特徴とするフォーカス位置調整方法。 - 第1及び第2の形状のトラックを有する光ディスクを対象とする記録再生装置におけるフォーカス位置調整方法であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出ステップと、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御ステップと、
前記光ディスクに記録された情報を読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出ステップと、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査ステップと、
前記フォーカス位置探査ステップによるフォーカス位置探査に先立ち、前記光ディスクに情報が記録されているか否か判断し、記録されているときにはその情報について前記再生状態が検出されるよう前記光ビームの位置を移動させ、記録されていないときには所定領域に光ビームを移動させてテストデータを記録し、そのテストデータについて前記再生状態が検出されるよう制御する探査準備ステップとを含み、
前記フォーカス位置探査ステップは、
前記光ディスクの第1の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第1の更新フォーカス位置を決定し、前記光ディスクの第2の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第2の更新フォーカス位置を決定するフォーカス位置更新ステップと、
光ビームスポットが前記光ディスクの第1の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第1の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出ステップに変更を加え、光ビームスポットが前記光ディスクの第2の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第2の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出ステップに変更を加えるフォーカスエラー信号変更ステップとを含み、
前記フォーカス制御ステップは、前記フォーカスエラー信号変更ステップによって前記フォーカスエラー検出ステップに変更を加えた後のフォーカスエラー信号に基づいて前記光ビームのフォーカス位置を変化させることを特徴とするフォーカス位置調整方法。 - 前記第1の形状のトラックは前記光ディスクに形成されたトラックの案内溝部(グルーブトラック)であり、前記第2のトラックは前記案内溝部である第1の形状のトラックの溝間部(ランドトラック)であることを特徴とする請求項5記載のフォーカス位置調整方法。
- 光ディスクを対象とする記録再生装置であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御手段と、
前記光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領域の少なくとも一方に設けられたテスト領域内のトラックをランダムに選択し、そのトラックに前記テストデータを記録する記録手段と、
前記テストデータを読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出手段と、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査手段と、
有することを特徴とする記録再生装置。 - 第1及び第2の形状のトラックを有する光ディスクを対象とする記録再生装置であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御手段と、
前記光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領域の少なくとも一方に設けられたテスト領域内のトラックをランダムに選択し、そのトラックに前記テストデータを記録する記録手段と、
前記テストデータを読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出手段と、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査手段とを備え、
前記フォーカス位置探査手段は、
前記光ディスクの第1の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第1の更新フォーカス位置を決定し、前記光ディスクの第2の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第2の更新フォーカス位置を決定するフォーカス位置更新部と、
光ビームスポットが前記光ディスクの第1の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第1の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出手段に変更を加え、光ビームスポットが前記光ディスクの第2の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第2の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出手段に変更を加えるフォーカスエラー信号変更部とを有し、
前記フォーカス制御手段は、前記フォーカスエラー信号変更部によって前記フォーカスエラー検出手段に変更を加えた後のフォーカスエラー信号に基づいて前記光ビームのフォーカス位置を変化させることを特徴とする記録再生装置。 - 前記第1の形状のトラックは前記光ディスクに形成されたトラックの案内溝部(グルーブトラック)であり、前記第2のトラックは前記案内溝部である第1の形状のトラックの溝間部(ランドトラック)であることを特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
- 光ディスクを対象とする記録再生装置におけるフォーカス位置調整方法であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出ステップと、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御ステップと、
前記光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領域の少なくとも一方に設けられたテスト領域内のトラックをランダムに選択し、そのトラックに前記テストデータを記録する記録ステップと、
前記テストデータを読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出ステップと、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査ステップと、
を含むことを特徴とするフォーカス位置調整方法。 - 第1及び第2の形状のトラックを有する光ディスクを対象とする記録再生装置におけるフォーカス位置調整方法であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出ステップと、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御ステップと、
前記光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領域の少なくとも一方に設けられたテスト領域内のトラックをランダムに選択し、そのトラックに前記テストデータを記録する記録ステップと、
前記テストデータを読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出ステップと、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査ステップとを含み、
前記フォーカス位置探査ステップは、
前記光ディスクの第1の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第1の更新フォーカス位置を決定し、前記光ディスクの第2の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第2の更新フォーカス位置を決定するフォーカス位置更新ステップと、
光ビームスポットが前記光ディスクの第1の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第1の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出ステップに変更を加え、光ビームスポットが前記光ディスクの第2の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第2の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出ステップに変更を加えるフォーカスエラー信号変更ステップとを含み、
前記フォーカス制御ステップは、前記フォーカスエラー信号変更部によって前記フォーカスエラー検出ステップに変更を加えた後のフォーカスエラー信号に基づいて前記光ビームのフォーカス位置を変化させることを特徴とするフォーカス位置調整方法。 - 前記第1の形状のトラックは前記光ディスクに形成されたトラックの案内溝部(グルーブトラック)であり、前記第2のトラックは前記案内溝部である第1の形状のトラックの溝間部(ランドトラック)であることを特徴とする請求項11記載のフォーカス位置調整方法。
- 光ディスクを対象とする記録再生装置であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御手段と、
前記光ディスクのトラックに前記データを記録する記録手段と、
前記データを記録した領域を識別するトラック識別情報を記憶しておくトラック記憶手段と、
前記データを読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出手段と、
前記トラック記憶手段に記憶されたトラック識別情報が示すトラックに記録されたデータを用いて前記再生状態を検出するよう前記再生状態検出手段を制御するトラック指定手段と、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査手段と、を有することを特徴とする記録再生装置。 - 前記データは、再生状態検出に用いるためのテストデータであることを特徴とする請求項13記載の記録再生装置。
- 前記記録手段は、前記光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領域の少なくとも一方に設けられたテスト領域内にテストデータを記録することを特徴とする請求項14記載の記録再生装置。
- 第1及び第2の形状のトラックを有する光ディスクを対象とする記録再生装置であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出手段と、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御手段と、
前記光ディスクのトラックに前記データを記録する記録手段と、
前記データを記録した領域を識別するトラック識別情報を記憶しておくトラック記憶手段と、
前記データを読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出手段と、
前記トラック記憶手段に記憶されたトラック識別情報が示すトラックに記録されたデータを用いて前記再生状態を検出するよう前記再生状態検出手段を制御するトラック指定手段と、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査手段とを備え、
前記フォーカス位置探査手段は、
前記光ディスクの第1の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第1の更新フォーカス位置を決定し、前記光ディスクの第2の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第2の更新フォーカス位置を決定するフォーカス位置更新部と、
光ビームスポットが前記光ディスクの第1の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第1の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出手段に変更を加え、光ビームスポットが前記光ディスクの第2の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第2の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出手段に変更を加えるフォーカスエラー信号変更部とを有し、
前記フォーカス制御手段は、前記フォーカスエラー信号変更部によって前記フォーカスエラー検出手段に変更を加えた後のフォーカスエラー信号に基づいて前記光ビームのフォーカス位置を変化させることを特徴とする記録再生装置。 - 前記第1の形状のトラックは前記光ディスクに形成されたトラックの案内溝部(グルーブトラック)であり、前記第2のトラックは前記案内溝部である第1の形状のトラックの溝間部(ランドトラック)であることを特徴とする請求項16記載の記録再生装置。
- 前記データは、再生状態検出に用いるためのテストデータであることを特徴とする請求項16記載の記録再生装置。
- 前記記録手段は、前記光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領域の少なくとも一方に設けられたテスト領域内にテストデータを記録することを特徴とする請求項16記載の記録再生装置。
- 光ディスクを対象とする記録再生装置におけるフォーカス位置調整方法であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出ステップと、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御ステップと、
前記光ディスクのトラックに前記データを記録する記録ステップと、
前記データを記録した領域を識別するトラック識別情報を記憶しておくトラック記憶ステップと、
前記データを読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出ステップと、
前記トラック記憶ステップで記憶されたトラック識別情報が示すトラックに記録されたデータを用いて前記再生状態を検出するよう前記再生状態検出ステップを制御するトラック指定ステップと、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査ステップと、
を含むことを特徴とするフォーカス位置調整方法。 - 前記データは、再生状態検出に用いるためのテストデータであることを特徴とする請求項20記載のフォーカス位置調整方法。
- 前記記録ステップは、前記光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領域の少なくとも一方に設けられたテスト領域内にテストデータを記録することを特徴とする請求項21記載のフォーカス位置調整方法。
- 第1及び第2の形状のトラックを有する光ディスクを対象とする記録再生装置におけるフォーカス位置調整方法であって、
前記光ディスクに照射された光ビームの収束状態を検出し、その収束状態を示すフォーカスエラー信号を出力するフォーカスエラー検出ステップと、
前記フォーカスエラー信号に基づいて前記収束状態が所定状態になるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス制御ステップと、
前記光ディスクのトラックに前記データを記録する記録ステップと、
前記データを記録した領域を識別するトラック識別情報を記憶しておくトラック記憶ステップと、
前記データを読み出したときの再生信号に基づいて前記光ディスクの再生状態を検出する再生状態検出ステップと、
前記トラック記憶ステップで記憶されたトラック識別情報が示すトラックに記録されたデータを用いて前記再生状態を検出するよう前記再生状態検出ステップを制御するトラック指定ステップと、
前記再生状態がより良好となるよう前記光ビームのフォーカス位置を変化させるフォーカス位置探査ステップとを備え、
前記フォーカス位置探査ステップは、
前記光ディスクの第1の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第1の更新フォーカス位置を決定し、前記光ディスクの第2の形状のトラックにおける前記再生状態に基づいて、その再生状態がより良好となる第2の更新フォーカス位置を決定するフォーカス位置更新ステップと、
光ビームスポットが前記光ディスクの第1の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第1の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出ステップに変更を加え、光ビームスポットが前記光ディスクの第2の形状のトラックに位置するときには、フォーカス位置が前記第2の更新フォーカス位置になるよう前記フォーカスエラー検出ステップに変更を加えるフォーカスエラー信号変更ステップとを有し、
前記フォーカス制御ステップは、前記フォーカスエラー信号変更ステップによって前記フォーカスエラー検出ステップに変更を加えた後のフォーカスエラー信号に基づいて前記光ビームのフォーカス位置を変化させることを特徴とするフォーカス位置調整方法。 - 前記第1の形状のトラックは前記光ディスクに形成されたトラックの案内溝部(グルーブトラック)であり、前記第2のトラックは前記案内溝部である第1の形状のトラックの溝間部(ランドトラック)であることを特徴とする請求項23記載のフォーカス位置調整方法。
- 前記データは、再生状態検出に用いるためのテストデータであることを特徴とする請求項23記載のフォーカス位置調整方法。
- 前記記録ステップは、前記光ディスクのリードイン領域及びリードアウト領域の少なくとも一方に設けられたテスト領域内にテストデータを記録することを特徴とする請求項23記載のフォーカス位置調整方法。
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JP (1) | JP3914223B2 (ja) |
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2004
- 2004-09-09 JP JP2004262808A patent/JP3914223B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3914223B2 (ja) | 2007-05-16 |
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