JPH08185634A - フォーカスオフセット調整装置 - Google Patents

フォーカスオフセット調整装置

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JPH08185634A
JPH08185634A JP1695A JP1695A JPH08185634A JP H08185634 A JPH08185634 A JP H08185634A JP 1695 A JP1695 A JP 1695A JP 1695 A JP1695 A JP 1695A JP H08185634 A JPH08185634 A JP H08185634A
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focus
signal
offset
wobble signal
wobble
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Application number
JP1695A
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English (en)
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Junichi Ishii
純一 石井
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Toru Sasaki
徹 佐々木
Yoshio Suzuki
芳夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光ディスク装置の使用時に、面振れによるデフ
ォーカスの影響を受けることなく、周囲温度,経年変化
に対しても信頼性の高い記録再生を可能とする。 【構成】ウォブル信号生成回路108でディスク回転周
波数のn倍のウォブル信号を生成し、フォーカスサーボ
ループに注入する。注入されたウォブル信号の正区間,
負区間における最大記録周波数の再生信号エンベロープ
をサンプリングし、積算器115,116でディスク回
転周期の期間積算した結果の差からオフセット量を検出
して、フォーカスオフセットを補正するためのオフセッ
ト電圧を出力する。出力されたオフセット電圧を加算器
106でフォーカス誤差信号FEに加算することにより
フォーカスオフセット調整を適切に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置におい
て、特に光スポットの焦点を光ディスク記録面上に追従
させるフォーカスサーボ装置のオフセットを調整するた
めのフォーカスオフセット調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置で、サーボ技術はその中
核をなす技術である。光ディスク装置におけるサーボ系
は、光ディスクの記録部分に光ビームを正確に追従させ
る制御(フォーカスサーボ,トラッキングサーボ,スレ
ッドサーボ)と、記録媒体である光ディスクの回転制御
(スピンドルセーボ)がある。
【0003】光ディスク装置で、光ディスクの面振れは
0.2〜0.3mm程度あり、場合によっては1mm程度も
発生するが、光ディスク用ピックアップの対物レンズの
焦点深度は僅か±1μm程度である。そのため、対物レ
ンズ上下に動かしてレンズと光ディスクの距離をレンズ
の焦点深度内に収めるためのフォーカスサーボ系は、光
ディスクの記録再生には欠かせない重要な技術となって
いる。
【0004】フォーカス制御を行なうためのフォーカス
誤差信号を検出する方法として、光学系の非点収差を用
いて光ディスクの情報記録面が対物レンズの焦平面にあ
るときに非点収差光学系のビーム断面が円形となる位置
に四分割ディテクタを設置し、その四つの出力信号を演
算することによりフォーカス誤差信号FEを得て、フォ
ーカス誤差を検出する非点収差法がある。非点収差法は
光学系の小型化に適しており検出感度も高いが、四分割
ディテクタと入射ビームとの位置調整が必要である。こ
の調整の段階で、四分割ディテクタの中心に入射ビーム
の中心が位置していない場合には、情報記録面が対物レ
ンズの焦平面となっている場合でもフォーカス誤差信号
FE値は零とはならず、フォーカス誤差信号FEにオフ
セットが生じる。また、四分割ディテクタの検出感度や
演算素子のばらつき等によってもフォーカス誤差信号F
Eにオフセットが生じる。
【0005】従って、正しくオフセットの調整がなされ
ていない光ディスク装置では、いわゆるデフォーカス状
態で記録再生されることになるため、デフォーカスによ
る反射光量の低下、周波数特性の劣化あるいはサーボが
外れやすくなる等の問題が発生し、情報記録再生の信頼
性が低下してしまう。そのため、オフセット調整が不可
欠である。このオフセットの調整は、生産効率の向上と
コスト低減の大きな障害となっている。また、製造工程
で高精度で最適なフォーカスオフセット調整を行なった
場合でも、周囲温度の変化や部品特性の経年変化に対し
て常に最適な調整状態を保つことは困難である。
【0006】そのため、フォーカスオフセットを調整す
るために、デフォーカス信号をフォーカスサーボループ
に重畳させ、再生信号のレベル変化によりフォーカスオ
フセットの調整を行なう方法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法に
おけるフォーカスオフセット調整時に重畳するデフォー
カス信号と再生信号レベルの検出方法は、デイスク回転
により発生する面振れによるデフォーカスの影響を考慮
していなかった。
【0008】本発明の目的は、光ディスク装置における
フォーカスオフセット調整時に、ディスク面振れによる
デフォーカスの影響を受けることなくフォーカスオフセ
ットの調整を行なうことを可能とするフォーカスオフセ
ット調整装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は光ディスク装置全体の制御を行なうための
システム制御手段と、光ディスク装置のフォーカスサー
ボ制御手段の他に、オフセットを検出するためのサーボ
ループに注入するウォブル信号を生成するウォブル信号
生成手段と、前記ウォブル信号生成手段により生成され
たウォブル信号をフォーカスサーボループに注入するた
めのウォブル信号加算手段と、ウォブル信号を注入した
時にフォーカス和信号,トラッキング和信号もしくはピ
ット再生信号から特定信号のみを抽出する特定信号抽出
手段と、前記特定信号抽出手段により抽出された特定信
号のエンベロープを検出するエンベロープ検波手段と、
前記エンベロープ検波手段で検出した特定信号のエンベ
ロープ値をサンプルホールドするサンプルホールド手段
と、ウォブル信号正区間と負区間のそれぞれの前記サン
プルホールド手段によりサンプルホールドされた特定信
号のエンベロープ値を積算するための積算手段と、前記
積算手段によるウォブル信号正区間と負区間それぞれの
特定信号エンベロープの積算結果を比較する比較手段
と、前記比較手段の結果からフォーカス誤差信号に加え
るオフセット電圧を算出し出力するオフセット算出手段
と、前記オフセット算出手段により出力されたオフセッ
ト電圧をフォーカス誤差信号に加算するためのオフセッ
ト加算手段とを有する。
【0010】
【作用】本発明でフォーカスオフセット調整を行なう場
合、フォーカス,トラッキング,スレッド,スピンドル
サーボを動作させた状態で行なう。ウォブル信号生成手
段により生成したウォブル信号をウォブル信号加算手段
によりフォーカスサーボループに注入する。フォーカス
オフセットが正しく調整されている場合、フォーカスサ
ーボループに注入されるウォブル信号の正区間と負区間
では、特定信号抽出手段により抽出された特定信号のエ
ンベロープ値は等しくなる。エンベロープ検波手段は、
特定信号のエンベロープ検波を行ない、検波された特定
信号のエンベロープはサンプルホールド手段によりサン
プルホールドされる。積算手段は、フォーカスサーボル
ープに注入されたウォブル信号の正区間と負区間におけ
る特定信号のサンプル値の総和を求め、比較手段により
比較される。この際の、ウォブル信号生成手段により生
成されるウォブル信号の振幅と周波数、特定信号サンプ
ル値の総和を求める期間を適切に設定することにより、
面振れによるデフォーカスの影響を除去することができ
る。オフセット算出手段は、特定信号のサンプル値の総
和の比較結果により、ウォブル信号の正区間と負区間に
おける特定信号のサンプル値の総和が等しくなるような
オフセット電圧を出力する。出力されたオフセット電圧
は、オフセット加算手段によりフォーカス誤差信号に加
算されるため、ウォブル信号の正区間と負区間における
特定信号のサンプル値の総和が等しくなり、フォーカス
オフセットは面振れによるデフォーカスが存在する場合
でも正しく調整される。
【0011】
【実施例】以下、本発明によるフォーカスオフセット調
整装置の実施例を図面を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明によるフォーカスオフセッ
ト調整装置をCCS(Composit Continuous Servo)方
式光磁気ディスク装置に適用した実施例を示す回路ブロ
ック図である。図1で、101は図示しない対物レンズ
からの反射光を電気信号に変換するための四分割ディテ
クタ、102,103は四分割ディテクタ101の出力
を加算するための加算器、104はフォーカス誤差信号
FEを得るための減算器、105はフォーカス和信号F
Sを得るための加算器、106はフォーカス誤差信号F
Eに対しフォーカスオフセット調整のためのオフセット
電圧を加える加算器、107はフォーカス誤差信号FE
により図示しないフォーカスアクチュエータにより対物
レンズを制御する駆動信号F−DRVを出力する位相補
償回路、108はフォーカスサーボ系に注入するウォブ
ル信号W−DRVを生成するためのウォブル信号生成回
路、109は位相補償回路107から出力されるF−D
RV信号にウォブル信号W−DRVを加えるための加算
器、110は最短記録周期の繰返し信号を取り出すため
のBPF(Band Pass Filter)、111はBPF11
0の出力をエンベロープ検波するためのエンベロープ検
波回路、112はエンベロープ検波回路111の出力を
サンプルホールドするためのサンプルホールド回路、1
13はサンプルホールド回路112の出力先を切り替え
るためのスイッチ、114はスイッチ113を切り替え
るための制御信号をウォブル信号生成回路108により
生成されたウォブル信号W−DRVを比較して生成する
ための比較器、115,116は最短記録周期における
フォーカス和信号FSのサンプルホールド値をそれぞれ
積算するための積算器、117は積算器115,116
の積算結果の大小を比較するための減算器、118は減
算器117の結果によるフォーカスオフセット調整のた
めのオフセット電圧を出力するオフセット出力回路、1
19は光ディスク装置全体を制御するドライブマイコン
である。
【0013】光ディスク装置の電源投入時もしくは記録
媒体(光ディスク)の交換がなされた場合、ドライブマ
イコン119はフォーカスオフセットの調整を行なう。
フォーカスオフセットの調整は、フォーカスサーボ,ト
ラッキングサーボ,スレッドサーボが動作している状態
で行なう。四分割ディテクタ101には図示しない記録
媒体である光ディスクからの反射光が入射され、加算器
102,103と減算器104によりフォーカス誤差信
号FEが算出される。位相補償回路107は入力された
フォーカス誤差FEにより常にFE=0となるように対
物レンズを上下に動かすための駆動信号F−DRVを出
力する。
【0014】入射ビームの中心が四分割ディテクタ10
1の中心となるように正しく調整がなされていない場
合、または経年変化や温度変化により四分割ディテクタ
101の検出感度にばらつきがある場合、もしくはフォ
ーカス誤差信号FEを算出するための加算器102,1
03と減算器104の性能にばらつきや誤差がある場合
には、一例として図2に示すように、フォーカス誤差信
号FE=0の場合でデフォーカス量αを持ち、デフォー
カス量が零の場合に対してフォーカス誤差FEはβのオ
フセット持つ。このような場合、フォーカスオフセット
を調整しないと対物レンズはフォーカスサーボ制御によ
り、常にデフォーカスαを持つ状態で制御される。その
ため、デフォーカスにより光ディスクからの再生信号が
減少し、さらに周波数特性も悪化するため正確な情報の
再生が不可能となる場合がある。また、記録を行なう場
合でも、焦点ずれにより記録に必要な熱量を得られず正
しく記録できない可能性がある。
【0015】フォーカス和信号FSに着目した場合、フ
ォーカス和信号FSは四分割ディテクタ101の全体の
光量から算出される。そのため、前述のような原因によ
りフォーカス誤差信号FE=0でデフォーカス量αを持
つ場合でも、フォーカス和信号FSが最大となるのはデ
フォーカス量が零の場合であるため、フォーカスオフセ
ットの調整はフォーカス和信号FSにより調整すれば良
い。
【0016】フォーカスオフセット調整におけるウォブ
ル信号W−DRVとフォーカス和信号FSのエンベロー
プとの関係を図3に示す。フォーカス和信号FSはデフ
ォーカス量が零の場合に最大となり、デフォーカスによ
りその大きさは減少する。フォーカスオフセットが零に
調整されている場合には、サーボ制御によりデフォーカ
ス量が零の位置に対物レンズの焦点は制御される。この
状態で図3(a)に示すようにフォーカスサーボループ
にウォブル信号W−DRVを注入し、強制的にフォーカ
スがずれる様にフォーカスアクチュエータによって対物
レンズを駆動すると、ウォブル信号W−DRVによりフ
ォーカス和信号FSの振幅は減少する。しかし、フォー
カス和信号FSが最大となるところを中心にフォーカス
アクチュエータが駆動されるため、ウォブル信号W−D
RVの正部分と負部分におけるフォーカス和信号FSの
変化は等しくなり、ウォブル信号W−DRVの正部分と
負部分におけるフォーカス和信号FSのエンベロープは
等しくなる。逆に図3(b)に示すようにフォーカスオ
フセットが零に調整されていない場合、サーボ制御によ
りデフォーカス量αの位置で対物レンズの焦点は制御さ
れる。この状態でフォーカスサーボループにウォブル信
号W−DRVが注入されたとき、デフォーカス量αの位
置を中心にフォーカスアクチュエータによって対物レン
ズが駆動されるため、デフォーカス量が小さくなるよう
な負のウォブル信号W−DRVが与えられた場合にはフ
ォーカス和信号FSの振幅は大きくなり、デフォーカス
量が大きくなるような正のウォブル信号W−DRVが与
えられた場合にはフォーカス和信号FSの振幅は小さく
なるため、ウォブル信号W−DRVの正部分と負部分に
おけるフォーカス和信号FSのエンベロープを比べた場
合、二つのフォーカス和信号FSのエンベロープは等し
くならない。以上のような関係から、フォーカスサーボ
ループにウォブル信号W−DRVを注入した場合のウォ
ブル信号W−DRVの正区間と負区間におけるフォーカ
ス和信号FSのエンベロープが等しくなるようにすれ
ば、フォーカス和信号FSが最大となりフォーカスオフ
セットを最適に調整することができる。
【0017】フォーカス和信号FSでフォーカスオフセ
ットの調整を行なう場合、ディスクに設けられたピット
部のピット長の違いやピット間隔によりフォーカス和信
号FSの大きさが異なるため、フォーカスオフセット調
整を行なう場合にピット長,ピット間隔の違いによる影
響を除去するには、調整に用いるピット長を規定する必
要がある。デフォーカスによって再生スポット径が変化
するため、この影響は再生周波数特性に顕著に表れる。
したがって、光ディスク装置の採用している符号変調方
式の最短記録ピットにおけるフォーカス和信号FSを用
いれば検出感度を高くできる。例えば、ISO(国際標
準化機構)規格のCCS方式の3.5″光磁気ディスク
装置を例にとると、(2,7)RLL変調の最短記録周
期となる3T周期(T:チャンネルビット周期)のフォ
ーカス和信号FSを用いてフォーカスオフセット調整を
行なう。
【0018】本実施例に用いるCCS方式の光磁気ディ
スク装置は、ROM,RAM,パーシャルROMの3種
類のディスクに対応している。光磁気ディスク装置にR
OM,パーシャルROMディスクを用いる場合、ROM
部分にはランダムなデータが予め記録されていると考え
ればフォーカス誤差のオフセット調整に用いる最短ピッ
トはROM部分全体に均一に分布していると考えられ、
普通にROM部の記録データの再生を行なえば、再生デ
ータ中には平均的に最短記録周期の信号が存在する。し
かし、RAMディスクや、パーシャルROMディスクの
RAM部のデータエリアにはピットが存在しない。その
ため、データエリア再生信号の最短記録周期を用いてフ
ォーカスオフセットを調整することはできない。しか
し、図4のISO規格のCCS方式3.5″光磁気ディ
スク装置のディスクフォーマットに示すように、RO
M,RAMに係らずセクタ先頭には予めフォーマットさ
れた部分がある。この中のVFO部分(VFO1〜3)
のデータはPLL(Phase Locked Loop)ロック用の
最短記録周期連続データパターンであり、最短記録周期
の繰返し信号が書き込まれており、これを用いてフォー
カスオフセット調整を行なうことができる。プリフォー
マットされたVFO部分でのフォーカス和信号FSによ
りフォーカスオフセット調整を行なえば、RAMディス
ク,パーシャルROMディスク,ROMディスクのいず
れを用いた場合でも同様にフォーカスオフセット調整を
行なうことができる。
【0019】また、調整を行う位置として、ISO規格
のCCS方式3.5″光磁気ディスク装置のようにディ
スクを角速度一定で駆動し、記録再生周波数が一定のC
AV(Constant Angular Velocity)方式の光ディス
ク装置では、フォーカスオフセット調整を行なうトラッ
クを最内周とする。これは、CAV方式の場合、記録再
生周波数は一定であるが、内外周で線速度が異なること
から外周ほどピット長が長くなり線記録密度が低くなる
ため、内外周で光学的周波数特性が異なり、図5に示す
ようにVFO振幅のデフォーカス特性が異なるためであ
る。デフォーカスに対しVFO振幅変化が大きい方が検
出感度を高くできるため、フォーカスオフセット調整は
前述のように最内周で行なう方がよい。
【0020】以下、図1を用いてプリフォーマットされ
たVFO部分でのフォーカス和信号FSによりフォーカ
スオフセット調整を行なう実施例の説明を行なう。ドラ
イブマイコン119はフォーカスオフセットの調整を行
なうため、まず、ウォブル信号生成回路108と積算器
115,116とオフセット出力回路118に制御信号
を送り、ウォブル信号生成回路108にウォブル信号W
−DRVを発生させ、積算器115,116の積算結果
をクリアし、オフセット出力回路118のオフセット出
力電圧を0とする。ウォブル信号生成回路108により
生成されたウォブル信号W−DRVは加算器109によ
り位相補償回路107から出力されるF−DRV信号に
加算される。
【0021】ウォブル信号生成回路108により生成さ
れるウォブル信号W−DRVの振幅は数μmフォーカス
アクチュエータを動かす量であり、ウォブル信号W−D
RVの振幅(デフォーカス量)が大きいほどVFO振幅
の変化が大きくオフセット調整が容易になるため大きい
ほどよい。しかし、現実的なウォブル信号W−DRVの
振幅は、経年変化,温度変化により発生したフォーカス
オフセットが存在する場合でも、ウォブル信号W−DR
V注入によりフォーカスサーボ制御が正しく行なうこと
のできる、フォーカス誤差信号FEが線形とみなせる領
域を越えない大きさの振幅である。また、ウォブル信号
W−DRVによるデフォーカスによりトラッキング信号
が低下するため、トラッキング信号の低下によりトラッ
キングサーボがはずれない大きさの振幅である。
【0022】フォーカスオフセット調整時には、ディス
ク回転による面振れが発生している。そのため面振れに
よるデフォーカスが発生する。図6(a)に示すように
面振れによるデフォーカスを振幅aの正弦波とする。こ
の時の面振れ周期Tは、ディスク回転周期となる。も
し、図6(a)に示すように面振れによるデフォーカス
最大値aの場合にウォブル信号を印加しフォーカスオフ
セット調整を行なった場合、ウォブル信号W−DRVは
図6(b)に示すように面振れによるデフォーカスaの
影響を受け、デフォーカス量0を中心として振動しなく
なる。そのため、経年変化や温度変化により発生するオ
フセットαの他に面振れによるオフセットを零にするよ
うに図6(c)に示すように調整され、結果的に面振れ
のデフォーカス量aのオフセットを含めたオフセットβ
で調整される。
【0023】面振れによるデフォーカスがウォブル信号
W−DRVのデフォーカスの影響を検討するため、ウォ
ブル信号W−DRV正区間と負区間における面振れによ
るデフォーカス量の総和を求める。図7に示すように振
幅a周期Tの面振れに対し、ウォブル信号W−DRVの
周期Tw=T/n(n:1以上の正整数)、ウォブル信
号W−DRVと面振れとの位相差をφ、面振れ周期T=
2πとすると、面振れ周期内におけるウォブル信号W−
DRV正区間の面振れデフォーカス量の総和Aと、面振
れ周期内におけるウォブル信号W−DRV負区間の面振
れデフォーカス量の総和Bは数1となる。
【0024】
【数1】
【0025】ウォブル信号W−DRV正区間と負区間で
のデフォーカス量の総和が等しい場合には、ウォブル信
号W−DRVに対する面振れの影響を除去することがで
きる。つまり、数1からA+B=0となればよい。
【0026】
【数2】
【0027】ここで、n=1の場合sin(π)=0となる
ためA+B=0となる。また、数2における下線部分は
n=2以上の正整数の場合、数3に示すように0とな
る。
【0028】
【数3】
【0029】そのため、n=1以上でA+B=0とな
り、面振れ周期におけるデフォーカスの総和は、ウォブ
ル信号W−DRV正区間と負区間で等しいため、面振れ
によるデフォーカスの影響を除去できる。この場合、ウ
ォブル信号W−DRVと面振れとの位相差φは無関係で
ある。また、ウォブル信号W−DRVの周波数をディス
ク回転周波数の1/n倍(nは1以上の正整数)とした
場合も同様にウォブル信号W−DRV周期における面振
れによるデフォーカスの総和は、ウォブル信号W−DR
V正区間と負区間で等しいため面振れによるデフォーカ
スの影響を除去することができる。
【0030】しかし、n=1の場合、図8に示すように
ウォブル振幅bが面振れ振幅aより小さく位相差がπの
場合には、ウォブルと面振れによるデフォーカス量の総
和はウォブル正区間で負、ウォブル負区間で正となり、
フォーカスサーボループに印加されることになる。その
場合、フォーカスオフセット調整時にウォブル正区間で
正のデフォーカスを加えているつもりでも実際には負の
デフォーカスが印加されるため、調整時の極性が反転
し、正しく調整できなくなってしまう。これはウォブル
負区間でも同様であり、このような問題が発生しないた
めには、ウォブル正区間で、ウォブルによるデフォーカ
ス量の総和+面振れによるデフォーカス量の総和>0、
ウォブル負区間で、ウォブルによるデフォーカス量の総
和+面振れによるデフォーカス量の総和<0となる関係
式が満たさなければならない。面振れを振幅aの正弦波
とすると、n=1の場合のウォブル正区間における面振
れによるデフォーカス量の総和は2a・cosφとな
る。面振れの振幅aはディスクにより決定されるため、
設定可能な要素は面振れとウォブルの位相差,ウォブル
振幅,ウォブル波形である。設定可能な要素をウォブル
によるデフォーカス量の総和が上記の関係式を満たすよ
うに、適切に設定すればn=1の場合でも面振れデフォ
ーカスによる調整時の極性反転が発生せず、面振れによ
るデフォーカスの影響を除去できる。
【0031】しかし、面振れの振幅と位相差を測定する
ことは調整回路規模の像かとなり、ウォブルによるデフ
ォーカス量の総和を増やすためのウォブル信号振幅は上
記の条件から制限される。n≧2の場合には、ウォブル
正区間における面振れによるデフォーカス量の総和は0
となり、面振れの影響を受けない。そのため、本実施例
ではウォブル信号生成回路108により生成されるウォ
ブル信号W−DRVの周波数はディスク回転周波数のn
倍もしくは1/n倍に設定する。(n:2以上の正整
数)また、フォーカスオフセットを調整するためにフォ
ーカス和信号FSのエンベロープをサンプリングする期
間は、ディスク回転周期のn倍とすることによりディス
ク面振れによるデフォーカスのウォブル信号W−DRV
への影響を除去することができる。
【0032】実際にウォブル信号W−DRVの周波数を
ディスク回転周波数のn倍に設定する場合、nの値は次
のような要因により制限される。まず第一にウォブル信
号W−DRVに対しフォーカスサーボが追従するために
ウォブル信号W−DRVの周波数はフォーカスサーボ帯
域以下である必要がある。次にフォーカスアクチュエー
タの最大加速度からも制限される。例えば、正弦波によ
りアクチュエータをウォブルさせる場合、(2×π×ウ
ォブル周波数)2×ウォブル振幅で表される加速度をア
クチュエータで発生させる必要があり、この加速度がフ
ォーカスアクチュエータの最大加速度以下となるように
ウォブル振幅,周波数を設定する必要がある。また、ウ
ォブル信号W−DRVの正負区間に本実施例ではVFO
部のフォーカス和信号FSのエンベロープをサンプリン
グするため、サンプリング定理からウォブル信号W−D
RVの周波数はVFO部のフォーカス和信号FSエンベ
ロープのサンプリング周波数、つまり、セクタ周波数の
1/2以下である必要がある。
【0033】以上のような要因によりウォブル信号W−
DRVの周波数をディスク回転周波数のn倍に設定する
nの値は制限されるが、面振れによるデフォーカスの影
響を除去するためにディスク回転周期の間、VFO部の
フォーカス和信号FSエンベロープのサンプリング値を
積算する必要があるため、ウォブル信号W−DRVの周
波数はn=2のディスク回転周波数の2倍とすれば問題
ない。そのため、本実施例ではn=2とし、ディスク回
転周期をウォブル信号W−DRVの周期とした。また、
ウォブル信号W−DRVの波形はフォーカスサーボがウ
ォブル信号W−DRVによるデフォーカスに追従できる
ように微小変化量が少ない正弦波や三角波を用いる。
【0034】以上のように設定されウォブル信号生成回
路108により生成されたウォブル信号W−DRVを注
入されたフォーカスサーボループは、ウォブル信号W−
DRVの振幅に対応するデフォーカス量が加えられる。
そのため、フォーカスアクチュエータはフォーカスオフ
セット調整前のデフォーカス量αを中心として強制的に
駆動される。ウォブル信号W−DRVによって変調され
たフォーカス和信号FSは、加算器105からBPF1
10に出力される。
【0035】BPF110に入力されたフォーカス和信
号510から、セクタ先頭に位置するプリフォーマット
されたデータのVFO部分である最短記録周期の繰返し
信号のみを取り出すように中心周波数が設定されてい
る。図9に示すようにBPF110の出力である最短記
録周期の信号511は、エンベロープ検波回路111で
エンベロープ検波され、最短記録周期の振幅値に依存し
たエンベロープ信号512となる。サンプルホールド回
路112はエンベロープ信号512のピーク値を次のセ
クタ先頭のプリフォーマット部分までサンプルホールド
する。サンプルホールド回路112によりVFO部にお
けるフォーカス和信号FSの値は1セクタの間保持され
る。1セクタの間保持されたフォーカス和信号FSの値
は、スイッチ113により積算器115もしくは積算器
116に出力される。スイッチ113を制御する信号
は、ウォブル信号W−DRVが正の場合ON、負の場合
OFFとなる2値の信号であり、注入したウォブル信号
W−DRVを比較器114で比較することにより得られ
る。
【0036】積算器115,116は、フォーカスオフ
セット調整開始時にドライブマイコン119からの制御
信号により積算結果がクリアされ、サンプルホールド回
路112の出力をある決められた時間だけ積算する。積
算を行なう時間は前述のとおり面振れによるデフォーカ
スの影響を除去するため、ディスク回転周期とする。積
算されるフォーカス和信号FSは、フォーカスサーボだ
けでなくトラッキングサーボ,スレッドサーボも動作し
ているため、トラッキングずれによる信号の低下は無
い。注入されたウォブル信号W−DRVが正の場合、サ
ンプルホールド回路112の出力はスイッチ113によ
り積算器115に入力され、1セクタにつき一回だけ積
算結果に加算される。注入されたウォブル信号W−DR
Vが負の場合、サンプルホールド回路112の出力はス
イッチ113により積算器116に入力され、1セクタ
につき一回だけ積算結果に加算される。また、一定時間
積算することにより、雑音による影響が平均化され除去
される。このように積算器116,115が、ウォブル
信号W−DRVが正区間,負区間それぞれのVFO部の
フォーカス和信号FSの出力結果を一定時間積算した結
果は、減算器117により比較される。減算器117
は、入力された積算器115の積算結果から積算器11
6の積算結果を減算し、比較結果としてオフセット出力
回路118に出力する。
【0037】オフセット出力回路118は、入力された
比較結果によりフォーカスオフセットを調整するための
オフセット電圧を出力する。入力された比較結果が負の
場合、つまり図3(b)に示すようにウォブル信号W−
DRV正区間の積算結果がウォブル信号W−DRV負区
間の積算結果よりも小さい場合には合焦点よりもディス
クに対し近く設定されているため、対物レンズを遠ざけ
る方向のオフセット電圧をフォーカス誤差FEに加えれ
ばフォーカスオフセットを調整することができる。ま
た、ウォブル信号W−DRV正区間の積算結果がウォブ
ル信号W−DRV負区間の積算結果よりも大きい場合に
は、合焦点よりもディスクに対し遠く設定されているた
め、対物レンズを近づける方向のオフセット電圧をフォ
ーカス誤差FEに加算すればフォーカスオフセットを調
整することができる。
【0038】オフセット出力回路118は、電源投入
時,フォーカスオフセット調整開始時もしくはリセット
時、ドライブマイコン111からの制御信号によりオフ
セット出力電圧は0となる。また、オフセット出力回路
118は、フォーカスオフセット調整を開始して積算結
果の比較結果が減算器117から入力されると、図10
に示すような比較結果と適正オフセット出力電圧の関係
により、入力された比較結果により決まるオフセット電
圧を出力する。出力されたオフセット電圧は、加算器1
06でフォーカス誤差FEに加算される。図11に示す
ようにデフォーカスαを持つフォーカス誤差FEに対
し、オフセット出力回路118の出力オフセット電圧β
を加算することによりフォーカスオフセットが調整され
る。オフセット出力回路118は、オフセット電圧を出
力するとフォーカスオフセット調整の終了を知らせる制
御信号をドライブマイコン119に出力する。ドライブ
マイコン119はフォーカスオフセット調整の終了を検
知し、ウォブル信号生成回路108によりウォブル信号
W−DRVの生成を制御信号により終了させ、フォーカ
スオフセット調整処理が全て終了する。
【0039】本発明の実施例によれば、電源投入,ディ
スク交換時にフォーカスオフセットの調整が行なわれ
る。その際にウォブル信号の周波数をディスク回転周期
のn倍、サンプルした信号振幅の積算時間をディスク回
転周期とすることによりディスク面振れによるデフォー
カスの影響を受けないため、記録再生を行なう光ディス
クの状態や記録再生環境の違い、あるいは、周囲温度の
変化や部品特性の経年変化に対しても常に最適なフォー
カスオフセット調整が行なわれ、信頼性の高い情報再生
を行なうことが可能である。
【0040】なお、本実施例で、フォーカスオフセット
調整のためのオフセット電圧は比較結果と適正オフセッ
ト電圧の関係から一意的に求めたが、オフセット調整単
位電圧Δを設定し、ウォブル信号の正区間と負区間にお
けるエンベロープが等しくなるまで減算器117の結果
の正負によりオフセット電圧をΔだけ増減して最終的に
適切なオフセット電圧を設定してもよい。
【0041】また、本発明をディスクを角速度一定で駆
動し、ディスク上の記録領域を同心円状の複数のゾーン
に分割し、記録再生周波数を外周のゾーンになるほど高
くするZCAV(Zone Constant Angular Velocit
y)方式の光ディスク装置に適応する場合には、各ゾー
ン内では内外周の記録密度が異なり外周ほど記録密度が
低くなっている。したがって、特定ゾーンの最内周でフ
ォーカスオフセット調整を行なえばよい。さらに、ディ
スク上の線速度を一定になるようにディスクを駆動し、
記録再生周波数が一定となるCLV(Constant Linea
r Velocity)方式の光ディスク装置に適応する場合に
は、フォーカスオフセット調整を行なうトラックにより
ディスクの回転速度が異なるため、調整を行なうトラッ
クや調整時間により積算時間を変える必要がある。ある
いは、調整を行なうトラック位置,トラック数を限定し
て調整を行なうことにより、トラックによるディスク回
転周期の違いを考慮することなくCAV方式の本実施例
と同様にフォーカスオフセットの調整を行なうことがで
きる。
【0042】また、本実施例ではフォーカス和信号から
最短記録周期の信号を得るようにしたが、ピットからの
再生信号が含まれた信号であれば良く、トラッキング和
信号から最短記録周期の信号を得るようにしてもよい。
【0043】また、本実施例ではCCS方式の光ディス
ク装置に適用した場合の説明を行ったが、本発明をSS
(Sampled Servo)方式の光ディスク装置に適用する
場合は、サーボマーク内のクロックピットの再生信号振
幅のウォブルによる振幅変化でCCS方式の場合と同様
にフォーカスバランス調整を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、電源投入,ディスク交
換時にフォーカスオフセットの調整が行なわれる。その
際、面振れによるデフォーカスの影響を受けないため、
記録再生を行なう光ディスクの状態や記録再生環境の違
い、あるいは周囲温度の変化や部品特性の経年変化に対
しても常に最適なフォーカスオフセット調整により信頼
性の高い情報再生を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフォーカスオフセット調整装置の
実施例を示すブロック図。
【図2】フォーカスオフセットずれがある場合のフォー
カス誤差信号の一例を示す特性図。
【図3】ウォブル信号とフォーカス和信号の関係を示す
特性図。
【図4】ISO規格CCS方式3.5″光磁気ディスク
のセクターフォーマットを示す説明図。
【図5】CAV方式における内外周によるデフォーカス
特性図。
【図6】面振れによるデフォーカスのフォーカスオフセ
ット調整に対する影響を示す特性図。
【図7】ウォブルに対する面振れデフォーカスを示す特
性図。
【図8】n=1におけるウォブルと面振れによるデフォ
ーカス量の総和の関係を示す特性図。
【図9】フォーカスオフセット調整装置内におけるタイ
ミングチャート。
【図10】比較結果と適正オフセット電圧の関係を示す
説明図。
【図11】フォーカスオフセット調整によりフォーカス
ずれが解消されたフォーカス誤差信号を示す特性図。
【符号の説明】
101…四分割ディテクタ、106…オフセット加算
器、107…位相補償回路、108…ウォブル信号生成
回路、109…加算器、110…BPF、111…エン
ベロープ検波回路、112…サンプルホールド回路、1
14…比較器、115,116…積算器、117…減算
器、118…オフセット出力回路、119…ドライブマ
イコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 芳夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォーカス誤差を検出して、光ビームの焦
    点位置を制御するようにした光ディスク装置のフォーカ
    スサーボ制御装置において、対物レンズをディスクの上
    下方向にウォブリングし、この時のプリフォーマットさ
    れた特定信号の振幅変化で、フォーカス誤差のオフセッ
    トを検出し、この結果に基づきフォーカスオフセットを
    調整することを特徴とするフォーカスオフセット調整装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記対物レンズを前記
    ディスクの上下方向にウォブルするためのウォブル信号
    を生成するウォブル信号生成手段と、前記ウォブル信号
    生成手段により生成されたウォブル信号をフォーカスサ
    ーボループに注入するためのウォブル信号加算手段と、
    ウォブル信号を注入した場合におけるピット再生信号も
    しくはトラッキング和信号,フォーカス和信号から特定
    信号だけを抽出する特定信号抽出手段と、前記特定信号
    抽出手段により抽出された特定信号のエンベロープ検波
    を行なうエンベロープ検波手段と、前記エンベロープ検
    波手段の検波した特定信号のエンベロープ値をサンプル
    ホールドするサンプルホールド手段と、ウォブル信号正
    区間と負区間のそれぞれの前記サンプルホールド手段に
    よりサンプルホールドされた特定信号のエンベロープ値
    を積算するための積算手段と、前記積算手段によるウォ
    ブル信号正区間と負区間のそれぞれの特定信号のエンベ
    ロープの積算結果を比較する比較手段と、前記比較手段
    の結果からフォーカス誤差信号に加えるオフセット電圧
    を算出し出力するオフセット算出手段と、前記オフセッ
    ト算出手段の出力したオフセット電圧をフォーカス誤差
    信号に加算するためのオフセット加算手段とを含み、フ
    ォーカス誤差のオフセットを調整するフォーカスオフセ
    ット調整装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、前記特定信号
    をサンプルサーボ方式光ディスクのクロックピットの信
    号とするフォーカスオフセット調整装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、前記ウォ
    ブル信号生成手段により生成されるウォブル信号の周波
    数をディスク回転周波数のn倍(nは2以上の正整数)
    とし、前記積算手段が前記サンプルホールド手段により
    サンプルホールドされた特定信号エンベロープ値を積算
    する時間をディスク回転周期とするフォーカスオフセッ
    ト調整装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2または3において、前記ウォ
    ブル信号生成手段により生成されるウォブル信号の周波
    数をディスク回転周波数の1/n倍(nは2以上の正整
    数)とし、前記積算手段が前記サンプルホールド手段に
    よりサンプルホールドされた特定信号エンベロープ値を
    積算する時間を前記ウォブル信号の周期とするフォーカ
    スオフセット調整装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2または3において、前記ウォ
    ブル信号生成手段により生成されるウォブル信号の周波
    数をディスク回転周波数とし、前記積算手段が前記サン
    プルホールド手段によりサンプルホールドされた特定信
    号エンベロープ値を積算する時間をディスク回転周期と
    し、ディスク面振れ振幅により、前記ウォブル信号とデ
    ィスク面振れとの位相差とウォブル信号の振幅とを設定
    するフォーカスオフセット調整装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6におい
    て、ディスクを角速度一定で駆動し、記録再生周波数が
    一定となる方式の光ディスク装置で、ディスク最内周で
    フォーカスオフセット調整を行なうフォーカスオフセッ
    ト調整装置。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5または6におい
    て、ディスクを角速度一定で駆動し、ディスク上の記録
    領域を同心円状の複数のゾーンに分割し、記録再生周波
    数を外周のゾーンになるほど高くする方式の光ディスク
    装置で、特定ゾーンの最内周でフォーカスオフセット調
    整を行なうフォーカスオフセット調整装置。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5または6におい
    て、ディスク上の線速度を一定になるようにディスクを
    駆動し、記録再生周波数が一定となる方式の光ディスク
    装置で、フォーカスオフセット調整を特定のトラックで
    行なうフォーカスオフセット調整装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468362B1 (ko) * 2001-06-27 2005-01-27 티아크 가부시키가이샤 광 디스크장치
KR100489545B1 (ko) * 2001-08-01 2005-05-16 티아크 가부시키가이샤 광 디스크장치
KR100617204B1 (ko) * 1999-05-18 2006-08-31 엘지전자 주식회사 광 기록 매체의 기록재생방법 및 장치
CN100392732C (zh) * 2005-11-09 2008-06-04 清华大学深圳研究生院 一种光盘驱动单元的聚焦偏置调整方法和装置

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