JPH0628970B2 - 自動車用空調機の空気導入装置 - Google Patents

自動車用空調機の空気導入装置

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JPH0628970B2
JPH0628970B2 JP62157724A JP15772487A JPH0628970B2 JP H0628970 B2 JPH0628970 B2 JP H0628970B2 JP 62157724 A JP62157724 A JP 62157724A JP 15772487 A JP15772487 A JP 15772487A JP H0628970 B2 JPH0628970 B2 JP H0628970B2
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outside air
damper
auxiliary
air inlet
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00835Damper doors, e.g. position control
    • B60H1/00849Damper doors, e.g. position control for selectively commanding the induction of outside or inside air

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用空調機の空気導入装置に係り、特にそ
の内外気切替箱の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の空気導入装置には、実公昭57-24566号公報に開示
されるように2枚の内外気切替ダンパを用いて、その第
1の内外気切替ダンパで持分の外気導入口と第1の内気
導入口の開閉を行い、第2の内外気切替ダンパで持分の
外気導入口と第2の内気導入口の開閉を行うものが提案
されている。
この方式は、外気導入口を第1及び第2の内外気切替ダ
ンパで開閉するもので、1枚のダンパで内外気導入口を
開閉する方式のものに較べて内気吸込面積を数10%増
大させているが、外気吸込面積は1枚のダンパで内外気
切替を行う方式と同じである。
内気吸込面積が数10%増でとどまる理由は、2つのダ
ンパで1つの外気導入口を開閉するためである。つま
り、2つのダンパで内外気切替を行う場合、第1,第2
の各内気吸込面積を1つのダンパで内外気切替を行う方
式の内気吸込面積と同じにすると、面積は200%にな
るが、2つのダンパを開閉させると、2つのダンパが内
外気導出口近辺でぶつかり、内外気導出口を塞ぐため
に、面積を大きくしても内気吸込風量の増大を見込めな
い。そのため、第6図の従来例に示すように、各内気吸
込口30の面積及び各内気切替ダンパ19Aの面積を外
気導入口31の面積よりも小さくし、且つ2つのダンパ
19A,19Aは干渉を避けるために略V字形を成して
内気モード時に外気導入口16を閉じている(それで
も、この2つの内気導入口30の面積の総和は外気導入
口31より一般に大きく上記の内気吸込面積の数10%
増が見込めるわけである)。
しかし、上記の如く内気吸込面積増が見込めても、車両
スペース上、要求される確保可能な面積及び内気吸込風
量として充分とはいえなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、ブロワ装置と内外気切替箱を大型にす
ることなく内気の吸込面積ひいては内気吸込風量を増大
させることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を内容の理解を容易にするため、第1図の実施例
の符号を引用して説明する。
本発明は、ブロワモータ12を装備したスクロールケー
シング10の上壁15fにベルマウス17が開口し、こ
のベルマウス17に空気を導くための内外気切替箱15
がスクロールケーシング上壁15fに配置されて、車外
空気と車内空気とを導入制御する自動車用空調機の空気
導入装置において、 内外気切替箱15は、その上面15aが傾斜を有して該
上面に外気導入口16が形成され、この内外気切替箱1
5の四方側面のうち最も高さのある側面(最も面積の大
きい側面)15bに第1の内気導入口20が形成され、
これに対向する最も低い側面(最も面積の小さい側面)
15dに前記第1の内気導入口20より面積の小さい補
助用の第2の内気導入口21が形成され、第1の内気導
入口20と外気導入口16とが一つの内外気切替ダンパ
18により開閉制御され、第2の内気導入口21が内気
専用の補助ダンパ19により開閉制御されるように、こ
の内外気切替ダンパ18及び補助ダンパ19が共通のリ
ンク機構を介して連動可能に内外気切替箱15の内部に
装着されると共に、スクロールケーシング上壁15fの
うち第2の内気導入口21側の内外気切替箱側面15d
がある位置からベルマウス17までの距離l1を補助ダ
ンパ19の駆動軸29からダンパ端面までの長さl2よ
り幾分長くして、このスクロールケーシング上壁15f
(距離l1に相当する箇所)と距離l2の補助ダンパ1
9とにより第2の内気導入口21からスクロールケーシ
ングのベルマウス17周縁に至る補助内気取入風道40
が形成してあり、 且つ前記両ダンパ18,19の回転軌跡の一部がオーバ
ーラップするようにしてあり、このうち前記内外気切替
ダンパ18の駆動軸28を補助ダンパ19の駆動軸29
よりも取り付け位置を高くして、前記リンク機構の所定
ストロークに対する内外気切替ダンパ18の外気導入口
16に向けての回転が補助ダンパ19のそれより早く両
ダンパ18,19の軌跡のオーバーラップ部を通過する
ように設定されて、両ダンパ18,19が両者の軌跡上
でぶつからないように構成されている。
〔作用〕
上記構成において、内外気切替ダンパ18と補助ダンパ
19が連動すると、内気モード時には、第1の内気導入
口20,第2の内気導入口21が開き、外気導入口16
が閉じる。
この場合、スクロールケーシング上壁15fのうち第2
の内気導入口21側の内外気切替箱側面15dがある位
置からベルマウス17までの距離l1を補助ダンパ19
の駆動軸29からダンパ端面までの長さl2より幾分長
くして、このスクロールケーシング上壁15f(距離l
1に相当する箇所)と距離l2の補助ダンパ19とによ
り第2の内気導入口21からスクロールケーシングのベ
ルマウス17周縁に至る補助内気取入風道40が形成し
たタイプの内外気切替箱の場合には、従来方式の考えを
適用すると、第5図に示すように、ダンパ同士の干渉を
避けるために、内気モード時に補助ダンパ19Aの先端
とベルマウス17周縁との間の間隔が充分得られず、特
に補助側の内気導入に対して通気抵抗となっていた。
しかし、本発明によれば、既述したようにダンパの開閉
する範囲ではその軌跡の一部でオーバーラップする部分
が発生するが、すれ違い動作を行うように設定してある
ので、内外気切替ダンパ18と補助ダンパ19とはぶつ
からない。
このため、内外気切替ダンパ18,補助ダンパ19共に
双方のダンパ同士が干渉しないので、制約のない回転角
度を確保でき、従来のように2枚のダンパ同士のぶつか
りを配慮してダンパの内気取り入れ最大位置の角度を大
幅に制約した場合の如くベルマウス(本明細書では内外
気切替箱の立場からみて内外気空気導出口と呼ぶことも
ある)17付近(距離l1のスクロールケーシング上壁
15f部分と距離l2の補助ダンパ19で形成される4
0)の空気取入面積を絞ることがなくなる。
すなわち、内外気切替ダンパ18が最大の内気取入位置
(外気導入口を閉じる位置)にある場合は、内気導入口
20に見合った空気取入面積を確保することができる。
この時、補助ダンパ19も最大の開度位置にあって第2
の内気導入口21に見合った空気取入面積を確保するこ
とができる。
特に、本発明では、上面が傾斜する内外気切替箱15の
側面のうち、最も面積の大きい側面15bにメインとな
る第1の内気導入口20を設け、この内気導入口20の
面積だけで外気導入口16の面積に匹敵させることがで
き、これに補助の内気導入口21の面積が加わるので、
ダンパ18,19の最大開度時の内気取入面積の総和
は、従来の2つのダンパ(双方とも内外気切替ダンパ)
の面積より大きくなる。
また、上記の内気取入面積の増加に合わせて、上記よう
に2つのダンパ18,19が内外気導出口17付近の空
気取入面積を絞ることがなくなるので、空気導入装置の
通気抵抗が小さくでき、吸込風量も内気取入面積に応じ
て増加する。
なお、従来のように2枚のダンパの双方を内外気切替ダ
ンパとした場合でも、第7図に示すように、内外気切替
ダンパ18A,19A同士をぶつからないようにすれ違
い動作させることは可能である(第7図の符号16′は
外気導入口、20′は第1の内気導入口、21′は第2
の内気導入口で、これらの内外気切替ダンパ18A,1
9Aが内気モード時に外気導入口16′の持分の面積を
閉じる)。
しかし、このようなすれ違いをダンパ同士の連動により
行うとしても、内気モードに移る時に、先行する内外気
切替ダンパ18Aが外気導入口16′のうちの持分の位
置にきて停止すると、後続の内外気切替ダンパ19Aは
途中で停止してしまい、後続ダンパ19Aが外気導入口
16′の持分を完全に閉ざすことができない不具合が生
じる。
特に、第7図に示すように上面が傾斜する切替箱14A
の側面のうち一方の内気導入口20′の面積及び内外気
切替ダンパ18Aの面積を他方の内気導入口21′の面
積及び内外気切替ダンパ19Aよりも大きくした場合に
は、駆動軸28′,29′の位置の高低差を大きくし
て、面積の大きい方の内外気切替ダンパ18Aを両ダン
パの軌跡のオーバーラップする部分で充分に先行させる
ことができるが、上記のような内気モード時に後続の内
外気切替ダンパ19Aが外気導入口16′を充分に閉成
できない不具合が顕著となる。
このような不具合を解消するために、従来は、結局は第
5図に示すように両ダンパ18A,19Aの軌跡のオー
バーラップしない範囲でダンパの回転範囲を制約するほ
かならず、上記の問題(2つのダンパ18A,19Aが
内外気導出口17付近の空気取入面積を絞るといった問
題)を解消できないことになる。
これに対し、本発明では、既述のように、一つのダンパ
18により内外気切替を行い、もう一つの補助ダンパ1
9は、内気専用ドアとし、且つこれらのダンパ同士のす
れ違い動作を保証したことで、装置全体のコンパクト化
を図りつつ、上記の第7図のようなダンパ19Aの外気
導入口16′の不十分な閉成や第5図のようなダンパ1
8A,19Aによる内気取入面積の絞り込みをなくし
て、内気取入面積の実質的な増大及び内気吸込風量の増
大を図り得る。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本実施例の空気導入装置の縦断面図、第2図は
自動車用空調機の略示図、第3図は一般の空気導入装置
の車両装置状態を示す一部断面図である。
自動車用空調機は、第2図に示されるようにカウルボッ
クス9内に設置された送風機1A,クーラユニット2,
ヒータユニット3とを備え、前記ヒータユニット3は、
ヒータコア4,エアミックスダンバ5,デフロスタ吸出
口6,ベンチレーション吸出口7及びヒータ吸出口8を
有している。
そして、送風機1Aは第2図,第3図に示すようにブロ
ワ装置10と空気導入装置14Aとを備え、カウルサイ
ドに配置されており、ブロワ装置10はスクロールケー
シング11,ブロワモータ12,ファン13とを有して
いる。
本実施例の空気導入装置14は、第1図に示すように内
外気切替箱15が略中空直方体に近い形状に形成され、
この内外気切替箱15の上面15aは傾斜面を有し、こ
の上面15aに外気導入口16が設けられ、底面15f
(内外気切替箱の底面15fはスクロールケーシング上
壁に相当する)にはスクロールケーシング11の内部に
連通する内外気導出口(ベルマウス)17が設けてあ
る。
内外気切替箱15の四方側面15b,15c,15d,
15eのうち車幅方向の相対向する側面15b,15d
には内気導入口20,21が設けてある。このうち、側
面15bは、最も高さのある側面(2つの縦辺が最も長
くて最も面積の大きい側面)で、これに形成する内外気
導入口20も外気導入口16に匹敵する程度に大きくし
てある。
一方、側面15dは最も低い側面(2つの縦辺が最も短
くて最も面積の小さい側面)で、これに形成する内気導
入口21も第1の内気導入口20より面積の小さい補助
用の内気導入口としてある。
そして、第1の内気導入口20は乗員側、第2の内気導
入口21はエンジン側に向かって取付けられている。
内気導入口20と外気導入口16は、一つの内外気切替
ダンパ18により開閉制御され、第2の内気導入口21
が内気専用の補助ダンパ19により開閉制御されるよう
に、この内外気切替ダンパ18及び補助ダンパ19がリ
ンク機構(第4図の符号23)を介して連動可能に内外
気切替箱15の内部に装着される。前記両ダンパ18,
19の回転軌跡の一部がオーバーラップするようにして
ある。また、スクロールケーシング上壁15fのうち第
2の内気導入口21側の内外気切替箱側面15dがある
位置からベルマウス17までの距離l1を補助ダンパ1
9の駆動軸29からダンパ端面までの長さl2より幾分
長くして、このスクロールケーシング上壁15f(距離
l1に相当する箇所)と距離l2の補助ダンパ19とに
より第2の内気導入口21からスクロールケーシングの
ベルマウス17周縁に至る補助内気取入風道40が形成
してある。
そして、本実施例では、このようなタイプの内外気切替
箱18側の駆動軸28を補助ダンパ19側の駆動軸29
よりも取り付け位置を高くして、前記リンク機構の所定
ストロークに対する内外気切替ダンパ18の外気導入口
16に向けての回転が補助ダンパ19のそれより早く両
ダンパ18,19の軌跡のオーバーラップ部を通過する
ように設定されて、両ダンパ18,19が両者の軌跡上
でぶつからないように構成されている。
前記リンク機構23は、第4図に示すように、内外気切
替ダンパ18の駆動軸28及び内気補助ダンパ19の駆
動軸29に取付けられたレバー24,25、両レバー2
4,25を結ぶロッド26、内外気切替ダンパ18の駆
動軸28に連結されたレバー24端部に結合されたワイ
ヤ27とを有して構成されている。
このように構成された空気導入装置14は、第1の内気
導入口20を乗員側に向けてブロワ装置10のスクロー
ルケーシング11上に取付けられ、この実施例ではダン
パ操作機構(リンク機構)23を操作することによっ
て、内外気切替ダンパ18と内気補助ダンパ19の開度
が同期調節されるものである。
ブロワ装置10が起動されると内外気切替ダンパ18の
開度に応じて外気導入口16から外気αが、第1の内気
導入口20からは内気βが導入され、第2の内気導入口
21からは内気補助ダンパ19の開度に応じて内気γが
それぞれ導入され、これらの導入された外気α,内気β
とγ及びこれらの混合気は内外気導出口17からスクロ
ールケーシング11内に導かれ、ブロワ装置10のファ
ン13の送風作用により送出口11aから送出されるも
のである。
しかし、本実施例によれば、内外気切替ダンパ18,補
助ダンパ19共に双方のダンパ同士が干渉しないので、
制約のない回転角度を確保でき、従来のように2枚のダ
ンパ同士のぶつかりを配慮してダンパの内気取り入れ最
大位置の角度を大幅に制約した場合の如く内外気導出口
17付近の空気取入面積を絞ることがなくなる。
すなわち、内外気切替ダンパ18が最大の内気取入位置
(外気導入口を閉じる位置)にある場合は、内気導入口
20に見合った空気取入面積を確保することができる。
この時、補助ダンパ19も最大の開度位置にあって第2
の内気導入口21に見合った空気取入面積を確保するこ
とができる。
特に、距離l1のスクロールケーシング15fの上壁部
分15と距離l2の補助ダンパ19とにより第2の内気
導入口21からスクロールケーシングのベルマウス17
周縁に至る補助内気取入風道40が形成したタイプの内
外気切替箱の場合には、従来方法の考えを適用すると、
第5図に示すように、ダンパ同士の干渉を避けるため
に、内気モード時に補助ダンパ19Aの先端とベルマウ
ス17周縁との間の間隔が充分得られず、特に補助側の
内気導入に対して通気抵抗となっていたが、 本実施例によれば、ダンパ18,19の開閉する範囲で
はその軌跡の一部でオーバーラップする部分がすれ違い
動作を行うように設定してあるので、制約のないダンパ
回転角度を確保でき、前記補助ダンパ側に形成した40
(距離l1のスクロールケーシング上壁15f部分と距
離l2の補助ダンパ19で形成される風道)のベルマウ
ス17付近の空気取入面積を絞ることがなくなる。
また、本実施例では、上面が傾斜する内外気切替箱15
の側面のうち、最も面積の大きい側面15bにメインと
なる第1の内気導入口20を設け、この内気導入口20
の面積だけで外気導入口16の面積に匹敵させることが
でき、これに補助の内気導入口21の面積が加わるの
で、ダンパ18,19の最大開度時の内気取入面積の総
和は、従来の2つのダンパ(双方とも内外気切替ダン
パ)の面積より大きくなる。
また、上記のように2つのダンパ18,19が内外気導
出口17付近の空気取入面積を絞ることがなくなるの
で、空気導入装置の通気抵抗を小さくでき、吸込風量も
内気導入口の面積に応じて増加する。
したがって、内気吸込風量を増大させることができ、し
かも、ダンパ18,19の回動軌跡の一部をすれ違い可
能にオーバーラップさせるようにしたので、装置全体の
コンパクト化と内気モードの風量増大の両立を図り得
る。
また、内気導入口の面積増大に伴い、フアンからの騒音
を分散され易く、更に各ダンパのうち内気導入口に対向
する面にパッキンを貼れば、フアンの騒音がダンパのパ
ッキンに当ってから内気導入口から分散されるため、面
積大のパッキンによる吸音効果で騒音低減を期待もでき
る。さらに内気補助ダンパ側に貼付するパッキンは外気
側は全く無関係のため、ダンパとケースの衝突防止上、
ほんの一部分に貼付すれば良いのでコスト面で有利であ
る。
なお、本実施例では内外気切替箱15がスクロールケー
シング11と一体に成形しているが、別体に成形したも
のにも適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、カウルボックス内に装着
される自動車用空調機の空気導入装置において、一つの
ダンパは内外気切替を行うダンパとし、もう一つのダン
パは内気を専ら取入制御する内気補助ダンパとし、この
条件の下でダンパ同士のすれ違い動作を設定したことに
より、装置のコンパクト化を図り、しかも従来品に較べ
て大幅に内気取入面積を増大させることにより、空気導
入装置の通気抵抗の減少と吸込風量の増大を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る空気導入装置の縦断面
図、第2図は自動車用空調機の概略図、第3図は一般の
空気導入装置の概略図、第4図は第1図の斜視図、第5
図,第6図は従来の2つの内外気切替ダンパを用いた時
の内気吸込を示すダンパと内外気導出口の関係を示す
図、第7図は従来の2枚の内外気切替ダンパをすれ違い
動作可能にした場合の問題点を指摘して説明図。 15……空気導入装置(内外気切替箱)、16……外気
導入口、17……内外気導出口、18……内外気切替ダ
ンパ、19……内気補助ダンパ、20,21……内気導
入口、23……リンク機構、28,29……駆動軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロワモータを装備したスクロールケーシ
    ングの上壁にベルマウスが開口し、このベルマウスに空
    気を導くための内外気切替箱がスクロールケーシング上
    壁に配置されて、車外空気と車内空気とを導入制御する
    自動車用空調機の空気導入装置において、 前記内外気切替箱は、その上面が傾斜を有して該上面に
    外気導入口が形成され、この内外気切替箱の四方側面の
    うち最も高さのある側面に第1の内気導入口が形成さ
    れ、これに対向する最も低い側面に前記第1の内気導入
    口より面積の小さい補助用の第2の内気導入口が形成さ
    れ、 前記第1の内気導入口と前記外気導入口とが一つの内外
    気切替ダンパにより開閉制御され、前記第2の内気導入
    口が内気専用の補助ダンパにより開閉制御されるよう
    に、前記内外気切替ダンパ及び補助ダンパが共通のリン
    ク機構を介して連動可能に前記内外気切替箱の内部に装
    置されると共に、前記スクロールケーシング上壁のうち
    前記第2の内気導入口側の内外気切替箱側面がある位置
    から前記ベルマウスまでの距離l1を前記補助ダンパの
    駆動軸からダンパ端面までの長さl2より幾分長くし
    て、この距離l1のスクロールケーシング上壁部分と距
    離l2の補助ダンパとにより前記第2の内気導入口から
    スクロールケーシングのベルマウス周縁に至る補助内気
    取入風道が形成してあり、 且つ前記両ダンパの回転軌跡の一部がオーバーラップす
    るようにしてあり、このうち前記内外気切替ダンパの駆
    動軸を前記補助ダンパの駆動軸よりも取り付け位置を高
    くして、前記リンク機構の所定ストロークに対する前記
    内外気切替ダンパの前記外気導入口に向けての回転が前
    記補助ダンパのそれより早く前記両ダンパの軌跡のオー
    バーラップ部を通過するように設定されて、前記両ダン
    パが両者の軌跡上でぶつからないように構成されている
    ことを特徴とする自動車用空調機の空気導入装置。
JP62157724A 1987-06-26 1987-06-26 自動車用空調機の空気導入装置 Expired - Lifetime JPH0628970B2 (ja)

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JPS6087810U (ja) * 1983-11-25 1985-06-17 カルソニックカンセイ株式会社 自動車用空気調和装置のインテ−クユニツト

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