JPH06286804A - ゴミ吸引輸送装置 - Google Patents

ゴミ吸引輸送装置

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JPH06286804A
JPH06286804A JP7422393A JP7422393A JPH06286804A JP H06286804 A JPH06286804 A JP H06286804A JP 7422393 A JP7422393 A JP 7422393A JP 7422393 A JP7422393 A JP 7422393A JP H06286804 A JPH06286804 A JP H06286804A
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新平 犬飼
Shozo Maruo
昇三 丸尾
Katsuhiro Egashira
克博 江頭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴミ吸引輸送時におけるゴミ圧縮動作を効率良
く、しかも的確なタイミングで行うことができるごみ吸
引輸送装置を提供する。 【構成】ゴミ貯留容器Tmと、ゴミ収容タンク40と、
ゴミ収容タンク40に接続され吸引管50と、ゴミ収容
タンク40及びゴミ貯留容器Tmを負圧化する吸引装置
30と、ゴミ貯留容器Tm内のゴミをゴミ収容タンク4
0に吸引輸送制御する制御装置70とを備えたゴミ吸引
輸送装置において、制御装置70では、ゴミ貯留容器T
mの大きさ及びゴミ吸引輸送時における吸引パターンに
基づいてゴミ貯留容器Tmからゴミ収容タンク40に収
容したゴミ量を演算し、この演算されたゴミ量がゴミ圧
縮動作の回数に基いて予め設定された所定量に達した際
にゴミ収容タンク40においてゴミ圧縮動作を行うよう
構成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミを貯留したゴミ貯
留容器内を負圧化させてから二次空気を導入し、この二
次空気とともにゴミ貯留容器内のゴミをゴミ収容タンク
に輸送するゴミ吸引輸送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のゴミ吸引輸送装置として
は、集合住宅等に設置されたゴミ貯留容器にゴミ輸送管
を介してゴミ吸引車が接続され、ゴミ貯留容器の排出ゲ
ートを開いてゴミ吸引車の吸引装置によりこのゴミ貯留
容器を所定負圧値まで負圧化させた後、該負圧化させた
ゴミ貯留容器内に二次弁を介して二次空気を導入するこ
とで、ゴミ貯留容器内のゴミを前記ゴミ輸送管を介して
ゴミ吸引車のゴミ収容タンクに吸引輸送していた。
【0003】そして、上述したゴミ吸引輸送の際におい
て、ゴミ吸引車のゴミ収容タンク内にゴミが所定量収容
された段階でゴミ収容タンク内に設けられた排出板によ
りゴミを圧縮するゴミ圧縮動作を行うことで、ゴミを効
率良くゴミ収容タンクに収容するようになされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、ゴミ貯留容器の大きさが設置場所により
異なっており、これら異なる大きさのゴミ貯留容器のゴ
ミを順次吸引輸送すると、ゴミ収容タンク内に収容され
るゴミ量を把握するのが困難であり、このためゴミ収容
タンク内において排出板によるゴミ圧縮動作を行うタイ
ミングの設定が難しく、ゴミ吸引輸送時におけるゴミ圧
縮動作を効率良く行うことができないという問題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のゴミ吸引輸送装
置は、ゴミを貯留するゴミ貯留容器と、ゴミ吸引車に搭
載され内部にゴミの排出及び圧縮を行う排出板を備えた
ゴミ収容タンクと、該ゴミ収容タンクに接続され且つ上
記ゴミ貯留容器の排出口にゴミ輸送管を介して連通され
たドッキングステーションに着脱自在な吸引管と、ゴミ
収容タンク及びゴミ貯留容器を負圧化する吸引装置と、
上記吸引管を作動制御するとともに、ゴミ収容タンク及
びゴミ貯留容器を負圧化して所定負圧値に達すれば二次
空気をゴミ貯留容器に導入し、ゴミ貯留容器内のゴミを
ゴミ収容タンクに吸引輸送制御する制御装置とを備えた
ゴミ吸引輸送装置において、前記制御装置では、前記ゴ
ミ貯留容器の大きさ及びゴミ吸引輸送時における吸引パ
ターンに基づいて該ゴミ貯留容器から前記ゴミ収容タン
クに収容したゴミ量を演算し、この演算されたゴミ量が
ゴミ圧縮動作の回数に基いて予め設定された所定量に達
した際にゴミ収容タンクにおいてゴミ圧縮動作を行うよ
う構成されたものである。
【0006】
【作用】ゴミ吸引輸送時において、ゴミ貯留容器の大き
さ及びゴミの吸引パターンに基づいてゴミ貯留容器から
ゴミ収容タンクに収容したゴミ量を演算し、この演算さ
れたゴミ量がゴミ圧縮動作の回数に基いて予め設定され
た所定量に達した際にゴミ収容タンクにおいてゴミ圧縮
動作を行うことで、ゴミ圧縮動作を効率良く、しかも的
確なタイミングで行う。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0008】図1は本発明に係るゴミ吸引輸送装置の概
略の全体構成を示している。
【0009】ゴミ吸引輸送装置は家庭から出されたゴミ
をゴミ貯留容器(以下、ベッセルという。)Tmに一時
貯留し、この貯留したゴミをゴミ吸引車Cに設けられた
吸引装置30によって該ゴミ吸引車Cのゴミ収容タンク
40に収容するように構成されたものである。
【0010】ベッセルTmは、天面に開口11が形成さ
れており、この開口11に建物の各階に亘って垂直に配
設されたシュートAmの下端が連設されている。シュー
トAmには所要階に投入口Bmがそれぞれ設けられてい
る。
【0011】前記開口11には該開口11を開閉する投
入ゲートImが設けられており、投入ゲートImはエア
ーシリンダ12の伸縮によって開閉作動される。また、
この投入ゲートImの近傍には該投入ゲートImの開閉
を検出するリミットスイッチ等の検出器(図示省略)が
設けられている。
【0012】前記ベッセルTmの側壁の下部には排出口
13が形成されており、この排出口13は漏斗状に形成
された連結部材14を介してゴミ輸送管15に接続され
ている。排出口13の近傍のゴミ輸送管15には該ゴミ
輸送管15を開閉する排出ゲートEmが設けられてお
り、排出ゲートEmはエアーシリンダ16の伸縮によっ
て開閉作動される。この排出ゲートEmの近傍には該排
出ゲートEmの開閉を検出するリミットスイッチ等の検
出器(図示省略)が設けられている。
【0013】また、ベッセルTmの側壁下部には二次空
気導入口20が形成されている。この二次空気導入口2
0には導入管21の一端が接続されており、導入管21
の他端はベッセルTm内に外気を供給できるように配設
されている。導入管21には該導入管21を開閉する二
次弁Vmが設けられており、二次弁Vmはエアーシリン
ダ22の伸縮によって開閉作動される。二次弁Vmの近
傍には該二次弁Vmの開閉を検出するリミットスイッチ
等の検出器(図示省略)が設けられている。
【0014】上述のように構成されたベッセルTmに
は、例えば、1m3 、1.5m3 、2m3 等の大きさが
異なる複数種類がある。
【0015】前記ゴミ輸送管15はドッキングステーシ
ョン60に延設され、カップリング61によってゴミ吸
引車Cから延設された吸引管50と着脱自在に接続され
る。
【0016】また、前記各エアーシリンダ12,16,
22は、図示しないエアーホースによりゴミ吸引車Cに
設けられたコンプレッサタンク等からなるエアー源(図
示省略)に前記ドッキングステーション60を介して接
続されている。なお、エアー源はベッセルTm側に設け
てもよい。
【0017】図2はゴミ吸引車の構成を示している。
【0018】ゴミ吸引車Cは、吸引装置30と、この吸
引装置30により吸引したゴミを収容するゴミ収容タン
ク40とを搭載している。
【0019】吸引装置30は、図3に示すように、一端
が上記ゴミ収容タンク40に接続され他端が大気に開放
された吸引通路31と、該吸引通路31に設けられたウ
ォータスクラバ32と、ウォータスクラバ32よりも大
気開放側の吸引通路31に設けられたブロワ33と、該
ブロワ33よりも大気開放側の吸引通路31に設けられ
た消音器35とを備えている。
【0020】上記ブロワ33は、ゴミ吸引車Cのエンジ
ンの駆動によりこのエンジン回転数に対応して作動され
るもので、ブロワ33の作動によりゴミ収容タンク40
及びベッセルTmを負圧化するようになされている。
【0021】前記ウォータスクラバ32からゴミ収容タ
ンク40側の吸引通路31には、一端が開放された開放
管39が大気開放弁34を介して接続されている。
【0022】また、ウォータスクラバ32とブロワ33
との間の吸引通路31には、ブロワ33による負圧値を
検出する圧力センサ36が設けられている。
【0023】さらに、吸引通路31におけるブロワ33
の吸込側と吐出側にはバイパス管37がブロワアンロー
ド弁38を介して接続されており、このブロワアンロー
ド弁38の開閉制御により後述する吸引輸送時において
負圧値を所定レベルに保持するようなされている。
【0024】前記吸引管50は、図2に示すように、基
端部が上記ゴミ収容タンク40の上面且つ前部に形成さ
れた導入口45に接続され鉛直軸回りに回転可能に設け
られた旋回管51と、該旋回管51に接続された可撓管
52と、該可撓管52に接続され且つ上下に傾動可能に
設けられた傾動管53と、該傾動管53に接続され水平
方向に伸縮自在な伸縮管55と、該伸縮管55に接続さ
れた可撓管56と、該可撓管56に接続された先端部5
7とからなる。
【0025】このように構成された吸引管50は、ゴミ
吸引輸送時において、ゴミ吸引車Cを前記ドッキングス
テーション60に寄せて停車させ、上記旋回管51の旋
回動、起伏管53の起伏動、伸縮管55の伸縮動等によ
って、吸引管50の先端部57をドッキングステーショ
ン60に容易に接続することができ、これにより前記ゴ
ミ輸送管15を介してゴミ収容タンク40とベッセルT
mとを連通させる。
【0026】前記ゴミ収容タンク40は、その後端開口
が上端縁を中心にして後方に開く開閉扉41により開閉
自在に構成されている。開閉扉41には前記吸引管50
の先端部57を支持するための支持部材41aが設けら
れている。
【0027】また、ゴミ収容タンク40の内部には排出
板42が前後方向に摺動自在に配設されている。
【0028】排出板42は、該排出板42の前面とゴミ
収容タンク40の前壁40aとの間に連結された伸縮シ
リンダ43により図2おいて実線で示す前方のゴミ吸引
位置X1と二点鎖線で示す後方の排出位置X2との間で
摺動することができる。
【0029】この排出板42は、吸引管50の基端部、
導入口45を経てゴミ収容タンク40内に吸引されてく
るゴミを吸引による慣性力と相まって後方に導くための
シュート部42aと、ゴミ圧縮部42bとから構成され
ており、ゴミ吸引開始時において、上記シュート部42
aが吸引管50の基端部と導入口45を介して連続する
位置、つまりゴミ吸引位置X1に排出板42を配置する
ことで、吸引管50を経て吸引されてくるゴミをシュー
ト部42aによりゴミ収容タンク40の後方に飛ばすよ
うにしている。
【0030】また、前記ゴミ収容タンク40の導入口4
5の近傍には、図4に示すように、吸引口46が形成さ
れている。この吸引口46は、ゴミ収容タンク40の前
部にそれぞれ形成された吸引口47,48を介して前記
吸引通路31に連通されており、前記ブロワ33の作動
によりこれら吸引口46,47,48、導入口45、吸
引管50、ゴミ輸送管15を経てベッセルTm内の空気
を吸引し、これによりベッセルTm及びゴミ収容タンク
40を負圧化する。
【0031】前記吸引口46にはパンチングメタル等の
フィルタ49が設けられており、吸引時においてゴミ収
容タンク40に吸引されたゴミが吸引口46から吸引通
路31側に侵入しないよう構成されている。
【0032】なお、図4における符号40bは、吸引口
46から吸引通路31までの間でゴミ収容タンク40側
に吸引通路を形成するためのカバーである。
【0033】前記ゴミ吸引車Cには制御装置70が設け
られている。
【0034】制御装置70は、図示しない操作装置に設
けられた各操作スイッチからの操作信号が入力されると
ともに、前記ベッセルTmに設けられた各検出器及び圧
力センサ36等の検出信号が図示しない信号ケーブルを
介して入力されており、これら検出信号等に基づいてベ
ッセルTmの投入ゲートIm、排出ゲートEm、及び二
次弁Vmを開閉制御し、ベッセルTm内のゴミを順次ゴ
ミ収容タンク40に吸引輸送するように構成されてい
る。
【0035】また、制御装置70には、前記ベッセルT
mの大きさに応じてこれらベッセルTmから一回のゴミ
吸引輸送動作によりゴミ収容タンク40に収容されるで
あろうゴミ量が設定されている。このゴミ量は、実験的
に定められたもので、例えば、1m3 のベッセルの場合
では0.6m3 であり、1.5m3 のベッセルの場合で
は0.9m3 であり、2m3 のベッセルの場合では1.
1m3 である。よって、制御装置70ではゴミ吸引輸送
動作を行っているベッセルTmの大きさを認識すること
で、そのベッセルTmからゴミ収容タンク40に収容し
たゴミ量が把握できる。ベッセルTmの大きさは、該ベ
ッセルTmの大きさが異なるとゴミ吸引輸送動作時にお
ける吸引パターンが違うため、この吸引パターンを制御
装置70でモニターすることで認識することができる。
【0036】大きさの異なるベッセルTmの吸引パター
ンは、図5(a),(b),(c)に示す通りである。
【0037】また、前記各ゴミ量の設定は、各ベッセル
Tmにゴミが満杯に近い状態で貯留されていると仮定し
たもので、実際にはゴミの貯留量が上記ゴミ量よりも少
ない場合もあり、このような場合には実際にゴミ収容タ
ンク40に収容されたゴミ収容量を算出する必要があ
る。
【0038】この算出は、式で示すように、各ベッセ
ルTmに応じて設定した前記ゴミ量に補正値を乗算する
ことで行う。
【0039】 式 設定ゴミ量×補正値=実際のゴミ収容量 ここで、上記補正値は、例えば、1m3 のベッセルの場
合では図5(a)に示すようにゴミ吸引時間Tと、ゴミ
吸引時の負圧値Pとから導くことができる。つまり、ゴ
ミ収容量の増減に伴いゴミ吸引時間Tとゴミ吸引時の負
圧値Pとがそれに対応して変化することが経験的にわか
っており、このデータを入力しておくことで、吸引パタ
ーンに応じた補正値を決定することができる。
【0040】一方、ゴミ吸引輸送動作によりゴミ収容タ
ンク40に収容されるゴミは、図6(a)に示すように
ゴミ収容タンク40が空の場合に、シュート部42aを
経てゴミ収容タンク40の中間部に堆積して行き、この
堆積量が所定量に達した際に吸引管50が接続されたゴ
ミ収容タンク40の導入口45や吸引口46を閉塞する
ことになる。
【0041】この場合、制御装置70ではゴミ圧縮動作
を行うことになるのであるが、このゴミ圧縮動作を行う
にあたり、まず逆洗動作を行うことになる。
【0042】この逆洗動作というのは、ゴミ収容タンク
40を負圧化させた後、大気開放弁34を開放すること
で、開放管39から外気を吸引口48,47,46を経
てゴミ収容タンク40に導入し、これにより吸引口46
のフィルタ49に貼り付いた紙、テープ等の付着物を剥
がすとともに吸引口46周辺に存するゴミを除去し、且
つ吸引管50内にゴミが溜まっていればそのゴミをドッ
キングステーション60側に一旦戻す動作をいう。
【0043】前記ゴミ圧縮動作は、排出板42を位置X
1からゴミ収容タンク40の後方に摺動させ排出板42
の前面で該ゴミ収容タンク40内のゴミを後方に移動さ
せ圧縮させる動作である。このゴミ圧縮動作を行う際に
は、これに先立って上述した逆洗動作が行われているた
め、吸引管50内にはゴミがなく排出板42が後方に移
動した時に吸引管50からゴミが落ちて該排出板42の
背面にゴミが回ることがない。
【0044】ここで、図6(a)の容量が6.5m3
ゴミ収容タンク40の場合では、収容したゴミにより上
述した閉塞を起こすのは、ゴミ収容量が約2.7m3
場合であることが実験的にわかっており、この閉塞状態
から一回目のゴミ圧縮動作を行った後に閉塞を起こすの
はゴミ収容量が約2.5m3 の場合であることがわかっ
ている〔図6(b)参照〕。これは表1に示すようにゴ
ミ圧縮動作の回数に応じて閉塞を起こすゴミ収容量が実
験的に導かれており、制御装置70では、各ベッセルT
mからのゴミ吸引輸送時に算出したゴミ収容量を加算し
て、その加算されたゴミ収容量がゴミ圧縮回数に対応し
た量になった際にゴミ圧縮動作を開始する。
【0045】
【表1】
【0046】表1は、大きさの異なる各ベッセルTmに
対して予め設定されたゴミ量(1m 3 のベッセルの場合
では0.6m3 )が収容されていく場合に、ゴミ圧縮動
作を開始するために必要なタンク数を示している。例え
ば1m3 のベッセルの場合においては、ゴミ収容タンク
40が空の時には5個のベッセルTmのゴミを収容した
時に一回目のゴミ圧縮動作を行うことになる。また、2
回目のゴミ圧縮動作は5個のベッセルTmのゴミを収容
した時に行われ、3回目のゴミ圧縮動作は4個のベッセ
ルTmのゴミを収容した時に行われる。なお、実際は、
1m3 のベッセルTmばかりがあるわけでなく、1
3 、1.5m3 、2m3 のベッセルTmが混在してお
り、これら混在するベッセルTmを吸引する場合におい
て各ベッセルTmからのゴミ収容量を考慮に入れて圧縮
動作を行うのはいうまでもない。
【0047】また、上述した6.5m3 のゴミ収容タン
ク40の場合では、ゴミの圧縮率及び効率を考慮して1
5m3 のゴミを収容することができるので、5回目のゴ
ミ圧縮動作が終了した後、1m3 のベッセルTm(ゴミ
収容量は0.6)であれば3個のベッセルTmのゴミを
収容した際に満杯になる。
【0048】このように、ベッセルTmの大きさ及び吸
引パターンに基づいて該ベッセルTmからゴミ収容タン
ク40に収容したゴミ量を演算し、この演算されたゴミ
収容量に応じてゴミ圧縮動作の開始を行うため、ゴミ吸
引輸送時におけるゴミ圧縮動作を効率良く行うことがで
きる。それ以降の吸引に関しては、操作者の希望(例え
ば、あと1個のベッセルTmでゴミ吸引輸送作業が終了
する等のゴミ収集状況、ゴミ収集時間、ゴミ収集効率を
考慮に入れて判断する。)により行うが、この場合には
上記表1のようにはならず、だいたい1個のベッセルT
mで1回の圧縮動作を行うことになる。
【0049】また、ゴミ吸引輸送動作は、ゴミ吸引車C
を前記ドッキングステーション60に寄せて停車させた
後、操作スイッチにより制御装置70を介して吸引管5
0の先端部57をドッキングステーション60に接続
し、この後、大気開放弁34及びブロワアンロード弁3
8を閉じるとともに、排出ゲートEm及び投入ゲートI
mを閉じる(この時、二次弁は閉じられている)。そし
て、ブロワ33を作動させて所定の負圧値になるまでベ
ッセルTm及びゴミ収容室40内を所定の負圧値に負圧
化した後、二次弁Vmを開くことで、負圧化されたベッ
セルTm内に導入管21から外気を導入し、これにより
ベッセルTm内のゴミをゴミ収容タンク40に吸引輸送
するものである。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ベ
ッセルの大きさ及び吸引パターンに基づいて該ベッセル
からゴミ収容タンクに収容したゴミ量を演算し、この演
算されたゴミ量がゴミ圧縮動作の回数に基づいて予め設
定された所定量に達した際に該ゴミ圧縮動作の開始を行
うため、ゴミ吸引輸送時におけるゴミ圧縮動作を効率良
く、しかも的確なタイミングで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴミ吸引輸送装置の概略の全体構
成を示す側面図である。
【図2】ゴミ吸引車の構成を示す側面図である。
【図3】吸引装置の構成を示すブロック図である。
【図4】吸引装置とゴミ収容タンクとを連通するゴミ収
容タンク側の吸引通路を示す拡大の断面図である。
【図5】ゴミの吸引パターンを示す特性図である。
【図6】ゴミ収容タンクに収容されるゴミの収容状態を
示す図である。
【符号の説明】
15 ゴミ輸送管 30 吸引装置 40 ゴミ収容タンク 42 排出板 50 吸引管 60 ドッキングステーション 70 制御装置 C ゴミ吸引車 Im 投入ゲート Tm ベッセル(ゴミ貯留容器) Vm 二次弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミを貯留するゴミ貯留容器と、ゴミ吸
    引車に搭載され内部にゴミの排出及び圧縮を行う排出板
    を備えたゴミ収容タンクと、該ゴミ収容タンクに接続さ
    れ且つ上記ゴミ貯留容器の排出口にゴミ輸送管を介して
    連通されたドッキングステーションに着脱自在な吸引管
    と、ゴミ収容タンク及びゴミ貯留容器を負圧化する吸引
    装置と、上記吸引管を作動制御するとともに、ゴミ収容
    タンク及びゴミ貯留容器を負圧化して所定負圧値に達す
    れば二次空気をゴミ貯留容器に導入し、ゴミ貯留容器内
    のゴミをゴミ収容タンクに吸引輸送制御する制御装置と
    を備えたゴミ吸引輸送装置において、 前記制御装置では、前記ゴミ貯留容器の大きさ及びゴミ
    吸引輸送時における吸引パターンに基づいて該ゴミ貯留
    容器から前記ゴミ収容タンクに収容したゴミ量を演算
    し、この演算されたゴミ量がゴミ圧縮動作の回数に基い
    て予め設定された所定量に達した際にゴミ収容タンクに
    おいてゴミ圧縮動作を行うよう構成されたことを特徴と
    するゴミ吸引輸送装置。
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