JP2693704B2 - ゴミ吸引輸送装置 - Google Patents

ゴミ吸引輸送装置

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JP2693704B2
JP2693704B2 JP22142393A JP22142393A JP2693704B2 JP 2693704 B2 JP2693704 B2 JP 2693704B2 JP 22142393 A JP22142393 A JP 22142393A JP 22142393 A JP22142393 A JP 22142393A JP 2693704 B2 JP2693704 B2 JP 2693704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適所に配置されたゴミ
貯留容器内のゴミをゴミ吸引車のゴミ収容タンクに吸引
輸送するゴミ吸引輸送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴミ収容タンク及び吸引装置を備
えたゴミ吸引車に設けられた吸引管をドッキングステー
ションに接続し、吸引装置により上記ドッキングステー
ションに連通されたゴミ貯留容器内を所定の負圧値まで
負圧化させた後、該ゴミ貯留容器に二次空気を導入し、
この二次空気とともにゴミ貯留容器内のゴミをゴミ貯留
容器の排出口からゴミ輸送管、ドッキングステーショ
ン、吸引管を介してゴミ収容タンクに吸引輸送すること
により、上記ゴミ貯留容器が設置された集合住宅等でゴ
ミを随時収集するゴミ吸引輸送装置が提供されていた
(特開平4−272002号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のゴミ貯留容器は、ゴミ輸送管との接続部となる排出
口を該ゴミ輸送管の径と合致させるために、ゴミ貯留容
器の下部の径を漸次絞って排出口を形成しており、ゴミ
吸引輸送時において、ゴミ貯留容器内のゴミ群が排出口
を同時に通過しようとすると、これらゴミが排出口に詰
まり吸引輸送できない事態が生じるという問題があっ
た。
【0004】このようにゴミが詰まって吸引輸送できな
くなった場合には、吸引作業を一旦停止して、作業者が
排出口のゴミの詰まりを除去する必要があり、吸引作業
効率の低下を招くとともに、作業者の負担が大きいとい
う問題があった。
【0005】そこで、上記問題の解決とともに、ゴミ貯
留容器内からのゴミ吸引輸送時において、ゴミ貯留容器
内にゴミが存在するか否かを把握することで、効率の良
いゴミ吸引輸送を行うとともに、ゴミをゴミ貯留容器か
ら円滑に排出することが要望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のゴミ吸引輸送装
置は、ゴミ貯留容器の上部に投入管が該投入管を開閉す
る投入ゲートを介して連設されるとともに、該ゴミ貯留
容器の下部が漸次小径に絞られて排出口が形成され、該
排出口に近接した上方に上記ゴミ貯留容器内に二次空気
を導入する導入管が二次弁を介して設けられ、上記排出
口にはゴミ輸送管の一端が接続されるとともに、ゴミ輸
送管の他端が吸引装置及びゴミ収容タンクを備えたゴミ
吸引車の吸引管が着脱自在に接続されるドッキングステ
ーションに接続され、一方、前記ゴミ貯留容器の上部と
ゴミ輸送管とが連通管により連通され、さらに、ゴミ貯
留容器の上部には該ゴミ貯留容器内に貯留されたゴミの
有無を検出するゴミ検出器が設けられ、ゴミ検出器によ
るゴミの有無の検出結果に基づいてゴミの吸引輸送の終
了タイミングを制御するように構成されたものである。
【0007】前記二次弁を備えた前記導入管が上下に少
なくとも2個設けられ、該二次弁の開閉時において、下
方の二次弁から順次開放されるとともに、上方の二次弁
から順次閉塞されるように構成されてなる。
【0008】また、前記ゴミ輸送管に分岐接続されたゴ
ミ貯留容器が複数個配置され、これらゴミ貯留容器のゴ
ミ吸引輸送時において、全ての投入ゲートを閉塞してゴ
ミ吸引を行うとともに、全てのゴミ貯留容器のゴミ吸引
が終了した際に全ての投入ゲートを開放するように構成
されてなる。
【0009】
【作用】ゴミ吸引車の吸引装置を作動させ、ゴミ貯留容
器内を負圧化した後、二次空気を導入してゴミ貯留容器
内の空気を吸引することで、ゴミ貯留容器内のゴミを二
次空気とともに排出口からゴミ輸送管、ドッキングステ
ーション、吸引管を介してゴミ収容タンクに吸引輸送す
る。
【0010】このゴミ吸引輸送時において、ゴミ貯留容
器内のゴミの有無をゴミ検出器により検出し、この検出
結果に基づいてゴミ吸引輸送の終了時期を制御する。ま
た、二次弁を備えた導入管を上下に少なくとも2個設
け、ゴミ吸引輸送時には下方の二次弁から順次開放する
ことで、ゴミ貯留容器内のゴミの排出を下方から順次行
うとともに、ゴミ吸引輸送の終了時には上方の二次弁か
ら順次閉塞することでゴミ貯留容器内に残留するゴミを
円滑に排出する。
【0011】ところで、上述した吸引輸送時において、
ゴミ貯留容器内のゴミ群が排出口を同時に通過しようと
して、これらゴミが排出口に詰まった場合、この排出口
の上方に近接して設けられた導入管も閉塞されることに
なり、これによりゴミ貯留容器内が負圧化される。この
ようにゴミ貯留容器内が負圧化されていくと、この負圧
の作用により外気は導入管を介して排出口を閉塞したゴ
ミよりも貯留状態が比較的柔軟な上方のゴミ間を通って
ゴミ貯留容器内に導入され、ゴミ貯留容器の上部から連
通管を介してゴミ輸送管に吸引される。これによりゴミ
貯留容器内のゴミがゴミ貯留容器内を上方に吸い上げら
れる形となり、この作用によって排出口に詰まったゴミ
も上方に吸い上げられてこの詰まりがほぐされる。そし
て、排出口に詰まったゴミがほぐされると、排出口が再
び開放されるので、ゴミは再び排出口を介してゴミ輸送
管に吸引される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】図1は本発明に係るゴミ吸引輸送装置の概
略の全体構成を示している。
【0014】ゴミ吸引輸送装置は、集合住宅等の適所に
設けられたゴミ貯留容器10にゴミを投入して一時貯留
し、この貯留したゴミをゴミ吸引車Cに設けられた吸引
装置30によって該ゴミ吸引車Cのゴミ収容タンク40
に吸引輸送するように構成されたものである。
【0015】図2はゴミ貯留容器10の全体構成を示し
ている。
【0016】ゴミ貯留容器10は、上面に形成された投
入開口部11に投入管12の下端が接続されている。投
入管12は、該投入管12の上部に設けられた図示しな
い投入口から投入されたゴミを前記投入開口部11を経
てゴミ貯留容器10内に導くためのもので、この投入管
12の下端部にはエアシリンダ13aにより該投入管1
2を開閉自在な投入ゲート13が設けられている。
【0017】投入ゲート13の近傍には該投入ゲート1
3の開閉を検出するリミットスイッチ等の検出器(図示
省略)が設けられている。
【0018】また、ゴミ貯留容器10の下端には排出口
14が形成されている。排出口14は、ゴミ輸送管20
との接続部であり、このゴミ輸送管20の径と合致させ
るためにゴミ貯留容器10の下部を漸次小径に絞った形
状にしている。
【0019】さらに、ゴミ貯留容器10の下部には、前
記排出口14の上方に近接して該ゴミ貯留容器10内に
二次空気を導入するための2本の第1,第2導入管1
5,16が接続されている。第1導入管15にはエアシ
リンダ17aにより該第1導入管15を開閉自在な第1
二次弁17が設けられるとともに、第2導入管16には
エアシリンダ18aにより該第1導入管16を開閉自在
な第2二次弁18が設けられており、これら二次弁1
7,18の開閉によりゴミ貯留容器10への二次空気の
導入を制御する。
【0020】前記エアシリンダ13a,17a,18a
は、図示しないエアホースにより前記ドッキングステー
ション60を介してゴミ吸引車Cに設けられたエア源
(図示省略)に接続されている。なお、エア源はゴミ貯
留容器10側に設けてもよい。
【0021】また、第1,第2二次弁17,18の近傍
にはこれら第1,第2二次弁17,18の開閉を検出す
るリミットスイッチ等の検出器(図示省略)が設けられ
ている。
【0022】さらに、前記ゴミ貯留容器10の上部に
は、該ゴミ貯留容器10内に貯留されたゴミの有無を検
出するゴミ検出器19が設けられている。ゴミ検出器1
9は、例えばゴミ貯留容器10の上部から排出口14に
向かって投射される光センサが使用されており、この光
センサで一定の距離(ここでは、ゴミ貯留容器10の上
面から排出口14までの距離に相当する。)に障害物が
ない場合にゴミが無いと判断するよう構成されている。
【0023】前記ゴミ輸送管20はゴミ貯留容器10の
周辺適所に設けられたドッキングステーション60に延
設されている。
【0024】ドッキングステーション60は、ゴミ吸引
車Cの吸引管50と着脱自在に構成されている。
【0025】ゴミ吸引車Cは、図1に示すように、吸引
装置30と、この吸引装置30により吸引したゴミを収
容するゴミ収容タンク40とを搭載している。
【0026】吸引装置30は、一端が上記ゴミ収容タン
ク40に接続され他端が大気に開放された吸引通路31
と、該吸引通路31に設けられたウォータスクラバ32
と、ウォータスクラバ32よりも大気開放側の吸引通路
31に設けられたブロワ33と、該ブロワ33よりも大
気開放側の吸引通路31に設けられた消音器35とを備
えている。
【0027】上記ブロワ33は、ゴミ吸引車Cのエンジ
ンの駆動によりこのエンジン回転数に対応して作動され
るもので、ブロワ33の作動によりゴミ輸送管20を介
してゴミ貯留容器10内を負圧化するようになされてい
る。
【0028】前記ウォータスクラバ32とブロワ33と
の間の吸引通路31には、ブロワ33による負圧値を検
出する圧力センサ36が設けられている。
【0029】前記ゴミ収容タンク40は、後端壁がその
上端縁を中心にして後方に開く開閉扉41に形成されて
いて、内部に前後方向に摺動自在に設けられた排出板
(図示省略)によりゴミ収容タンク40内のゴミを車輌
後方に排出するように構成されている。
【0030】前記吸引管50は、上記ゴミ収容タンク4
0の上部に接続され且つ鉛直軸回りに回転可能に設けら
れた旋回管51と、該旋回管51に接続された可撓管5
2と、該可撓管52に接続され且つ起伏可能に設けられ
た起伏管53と、該起伏管53に接続された伸縮管55
と、該伸縮管55に接続された可撓管56と、該可撓管
56に接続された先端部57とからなる。なお、58は
上記先端部57を支持するための支持部材、59は上記
起伏管53を支持するための支持フレームである。
【0031】このように構成された吸引管50は、ゴミ
吸引輸送時において、ゴミ吸引車Cを前記ドッキングス
テーション60に寄せて停車させ、上記旋回管51の旋
回動、起伏管53の起伏動、伸縮管55の伸縮動等によ
って、吸引管50の先端部57をドッキングステーショ
ン60に容易に接続することができ、これにより前記ゴ
ミ輸送管20とゴミ収容タンク40とを連通させる。
【0032】さらに、前記ゴミ吸引車Cには図示しない
制御装置が設けられている。
【0033】制御装置は、図示しない操作装置に設けら
れた各操作スイッチからの操作信号や、前記ゴミ検出器
19、圧力センサ36、及び各検出器からの検出信号が
ドッキングステーション60を介して接続された信号ケ
ーブル(図示省略)により入力されており、これら操作
信号及び検出信号等に基づいてゴミ吸引車Cの吸引装置
30や吸引管50を作動制御するとともに、投入ゲート
13、第1,第2二次弁17,18を開閉制御するよう
に構成されている。なお、上記制御装置及び操作装置は
ゴミ貯留容器10側に設けてもよい。
【0034】ここで、前記ゴミ貯留容器10の上部は、
連通管21により前記ゴミ輸送管20に連通されてい
る。つまり、ゴミ貯留容器10は、下部が排出口14を
介してゴミ輸送管20に連通されるとともに、上部が連
通管21を介してゴミ輸送管20に連通されている。
【0035】次に、このように構成されたゴミ吸引輸送
装置の動作について図3及び図4のフローチャートを参
照しながら説明する。
【0036】ゴミは、図示しない投入口から投入管12
に投入することにより、投入開口部11を経てゴミ貯留
容器10内に貯留される。
【0037】そして、上述のようにゴミ貯留容器10内
に貯留したゴミの吸引輸送を行う場合には、まず、ゴミ
吸引車Cをドッキングステーション60に寄せて停車さ
せ、吸引管50を作動させてその先端部57をドッキン
グステーション60に接続する(ステップS1)。
【0038】この後、ステップS2で操作装置を起動操
作すると、ステップS3で投入ゲート13を閉塞し、ス
テップS4でこの投入ゲート13の閉塞を検出器が検知
することで、ステップS5に進み、ブロワ33を作動さ
せてゴミ貯留容器10内の空気を排出口14、ゴミ輸送
管20、ドッキングステーション60、吸引管50を経
てゴミ収容タンク40に吸引することで、ゴミ貯留容器
10内を負圧化する。
【0039】そして、ステップS6でゴミ貯留容器10
内が予め設定した負圧値(ゴミ貯留容器の大きさ等によ
り相違するが、通常は約2000mmAq〜4000mmAq)
に達すると、まずステップS7で第1二次弁17を開放
して第1導入管15から外気を二次空気としてゴミ貯留
容器10内に導入する。これにより第1導入管15から
導入された二次空気は、ゴミ貯留容器10内のゴミとと
もに、排出口14、ゴミ輸送管20、ドッキングステー
ション60、吸引管50を経てゴミ収容タンク40に吸
引収集される。
【0040】そして、第1二次弁17を開放してから所
定の時間経過した後、ステップS8で第2二次弁18を
開放して第2導入管16から前記第1導入管15ととも
に二次空気をゴミ貯留容器10内に導入する。これによ
り第2導入管16と第1導入管17とから導入された二
次空気は、前述と同様にゴミ貯留容器10内のゴミとと
もに、排出口14、ゴミ輸送管20、ドッキングステー
ション60、吸引管50を経てゴミ収容タンク40に吸
引収集する。
【0041】このように第1二次弁17を所定時間開放
した後、第2二次弁18を開放することで、ゴミ貯留容
器10内のゴミは、まず、排出口14の近傍に貯留する
ゴミが排出口14から排出され、この排出により上方の
ゴミもほぐされながら徐々に排出口14に落下するた
め、下方のゴミから順次排出されることになる。そし
て、この作用とともに第2二次弁18が開放されること
で、さらに上方のゴミがほぐされながら排出口14に導
かれることになり、これによって大量のゴミが排出口を
一度に通過することなく、ゴミを円滑に排出することが
できる。
【0042】このようにしてゴミ貯留容器10内のゴミ
をゴミ収容タンク40に収集し(ステップS9)、ステ
ップS10で所定時間経過した後、ステップS11で第
2二次弁18を閉じた後、ステップS12で第1二次弁
17を閉じる。
【0043】この後、ステップS13でゴミ検出器19
によってゴミ貯留容器10内のゴミの有無を検出し、ゴ
ミが有ると判断すればステップS5に戻り再びステップ
S5からステップS12のゴミ吸引動作を再び行う。
【0044】また、ゴミがないと判断すれば、ステップ
S14で投入ゲート13を閉じ、吸引作業を終了して
(ステップS15)、ゴミ吸引車Cの吸引管50をドッ
キングステーション60から離脱させる。
【0045】このようにゴミ貯留容器10内のゴミの有
無をゴミ検出器19により検出し、この検出結果に基づ
いてゴミ吸引輸送の終了時期を制御することで、ゴミ貯
留容器10のゴミ吸引輸送を効率良く行うことができる
とともに、ゴミ吸引輸送の終了時には第2二次弁18を
閉じた後、第1二次弁17を閉じることで、排出口14
の周辺への二次空気の導入が最後まで行われ、これによ
り排出口14周辺に残留するゴミをも排出することがで
きる。
【0046】ここで、上述したゴミ吸引収集時におい
て、ゴミ貯留容器10内のゴミ群が排出口14を同時に
通過しようとして、これらゴミが排出口14に詰まった
場合、この排出口14の上方に近接して設けられた第
1,第2導入管15,16も排出口14を閉塞したゴミ
の上方に位置するゴミによって閉塞されることになり、
これによりゴミ貯留容器10内が負圧化される。このよ
うにゴミ貯留容器10内が負圧化されていくと、この負
圧の作用により二次空気は第1,第2導入管15,16
を介して排出口14を閉塞したゴミよりも貯留状態が比
較的柔軟な上方のゴミ間を通ってゴミ貯留容器10内に
導入され、ゴミ貯留容器10の上部から連通管21を介
してゴミ輸送管20に吸引される。
【0047】これによりゴミ貯留容器10内のゴミがゴ
ミ貯留容器10内を上方に吸い上げられる形となり、こ
の作用によって排出口14に詰まったゴミも上方に吸い
上げられてこの詰まりがほぐされる。そして、排出口1
4に詰まったゴミがほぐされると、排出口14が再び開
放されるので、ゴミは再び排出口14を介してゴミ輸送
管20に吸引される。このように、ゴミ吸引輸送時にお
いて、ゴミが排出口14に詰まってもこの詰まりを自動
的に除去してゴミ吸引動作を継続することができ、効率
の良いゴミ吸引輸送を行うことができる。
【0048】なお、本例では、一台のゴミ貯留容器10
を設置したものについて説明したが、ゴミ貯留容器10
は適宜位置に複数台設置し、これらゴミ貯留容器10を
ゴミ輸送管20に分岐接続しても良い。この場合、各ゴ
ミ貯留容器10を負圧化した後、ゴミ吸引を行うゴミ貯
留容器10の第1,第2二次弁17,18を開放するこ
とで、これら第1,第2二次弁17,18が開放された
ゴミ貯留容器10のゴミを吸引輸送することができる。
そして、図5に示すようにステップS13とステップS
14との間に最終のゴミ貯留容器10であるか否かの判
断ステップS131を設け、最終のゴミ貯留容器10で
なければステップS132でゴミ貯留容器10の番号を
更新した後、前述したステップS5に戻ればよい。ま
た、各ゴミ貯留容器10における投入ゲート13の開閉
は全ての投入ゲートを同時に開閉することになる。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ゴ
ミ貯留容器内のゴミの有無をゴミ検出器により検出し、
この検出結果に基づいてゴミ吸引輸送の終了時期を制御
することで、ゴミ貯留容器のゴミ吸引輸送を効率良く行
うことができる。また、二次弁を備えた導入管を上下に
少なくとも2個設け、ゴミ吸引輸送時に、下方の二次弁
から順次開放するとともに、上方の二次弁から順次閉塞
することでゴミ貯留容器からの円滑なゴミの排出を行う
ことができる。さらに、このようにゴミ吸引輸送可能な
ゴミ貯留容器を複数個配置することで、ゴミ貯留規模の
大型化を図ることができる。
【0050】また、ゴミ吸引輸送時において、ゴミ貯留
容器内のゴミが排出口に詰まった場合でも、導入管から
導入される二次空気は、排出口を閉塞したゴミよりも貯
留状態が比較的柔軟な上方のゴミ間を通ってゴミ貯留容
器内に導入され、ゴミ貯留容器の上部から連通管を介し
てゴミ輸送管に吸引される。この作用により排出口に詰
まったゴミも上方に吸い上げられてこの詰まりがほぐさ
れ、これにより排出口でのゴミの詰まりを自動的に除去
してゴミ吸引動作を継続することができ、効率の良いゴ
ミ吸引収集を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴミ吸引輸送装置の概略の全体構
成を示す側面図である。
【図2】ゴミ貯留容器の全体構成を示す拡大の側面図で
ある。
【図3】本発明に係るゴミ吸引輸送装置のゴミ吸引輸送
動作を説明するフローチャート図である。
【図4】本発明に係るゴミ吸引輸送装置のゴミ吸引収集
動作を説明するフローチャート図である。
【図5】本発明に係るゴミ吸引輸送装置のゴミ吸引収集
動作を説明するフローチャート図である。
【符号の説明】
10 ゴミ貯留容器 12 投入管 13 投入ゲート 14 排出口 15 第1導入管 16 第2導入管 17 第1二次弁 18 第2二次弁 19 ゴミ検出器 20 ゴミ輸送管 21 連通管 30 吸引装置 40 ゴミ収容タンク 50 吸引管 60 ドッキングステーション C ゴミ吸引車
フロントページの続き (72)発明者 碓井 仁 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43 号 新明和工業株式会社 特装車事業部 内 (72)発明者 松尾 康則 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43 号 新明和工業株式会社 特装車事業部 内 (56)参考文献 実開 平3−53909(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミ貯留容器の上部に投入管が該投入管
    を開閉する投入ゲートを介して連設されるとともに、該
    ゴミ貯留容器の下部が漸次小径に絞られて排出口が形成
    され、該排出口に近接した上方に上記ゴミ貯留容器内に
    二次空気を導入する導入管が二次弁を介して設けられ、
    上記排出口にはゴミ輸送管の一端が接続されるととも
    に、ゴミ輸送管の他端が吸引装置及びゴミ収容タンクを
    備えたゴミ吸引車の吸引管が着脱自在に接続されるドッ
    キングステーションに接続され、一方、前記ゴミ貯留容
    器の上部とゴミ輸送管とが連通管により連通され、さら
    に、ゴミ貯留容器の上部には該ゴミ貯留容器内に貯留さ
    れたゴミの有無を検出するゴミ検出器が設けられ、ゴミ
    検出器によるゴミの有無の検出結果に基づいてゴミの吸
    引輸送の終了タイミングを制御するように構成されたこ
    とを特徴とするゴミ吸引輸送装置。
  2. 【請求項2】 前記二次弁を備えた前記導入管が上下に
    少なくとも2個設けられ、該二次弁の開閉時において、
    下方の二次弁から順次開放されるとともに、上方の二次
    弁から順次閉塞されるように構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載のゴミ吸引輸送装置。
  3. 【請求項3】 前記ゴミ輸送管に分岐接続されたゴミ貯
    留容器が複数個配置され、これらゴミ貯留容器のゴミ吸
    引輸送時において、全ての投入ゲートを閉塞してゴミ吸
    引を行うとともに、全てのゴミ貯留容器のゴミ吸引が終
    了した際に全ての投入ゲートを開放するように構成され
    た請求項1又は2記載のゴミ吸引輸送装置。
JP22142393A 1992-11-05 1993-09-06 ゴミ吸引輸送装置 Expired - Fee Related JP2693704B2 (ja)

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