JPH0628547Y2 - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JPH0628547Y2
JPH0628547Y2 JP8490290U JP8490290U JPH0628547Y2 JP H0628547 Y2 JPH0628547 Y2 JP H0628547Y2 JP 8490290 U JP8490290 U JP 8490290U JP 8490290 U JP8490290 U JP 8490290U JP H0628547 Y2 JPH0628547 Y2 JP H0628547Y2
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boom
support rod
work vehicle
traveling
tread
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JP8490290U
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JPH0444291U (ja
Inventor
隆則 河島
Original Assignee
有限会社河島農具製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、果樹園等で使用される高所作業車に関し、
トレッドの調節を容易にした高所作業車に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
林檎園等の果樹園では、剪定作業,除袋作業,収穫作業
等の高所で行なわれる作業が数多くあるので、その都度
作業台を設置するのは厄介であり、しかも作業台の場合
には所望位置につけるのが難しく、作業能率が上がらな
いのが実情である。
そこで、作業員を乗せて自走し、必要に応じて作業員を
乗せたまま昇降させて適切な作業位置につけることので
きる高所作業車が開発され、普及しつつある。
かかる高所作業車は、起伏のある果樹園を自由に走行す
るために、クローラ,半クローラあるいは踏み面に大き
な凹凸のあるタイヤ等を走行装置として採用しており、
また、作業員が乗る作業台は、油圧等によって昇降する
ブームの先端に取付けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記高所作業車においては、ブームを降下さ
せたまま作業地まで移動し、作業地でブームを上昇させ
て高所作業を行うことになるが、高所作業時には、作業
台の安定性を確保する目的で、高所作業車の支持部分で
あるクローラ等を水平方向に平行移動させてトレッドを
広げる必要がある。
上記トレッド調整は、従来、市販のジャッキを使用し、
クローラ等を浮上させて平行に引き出すことにより実施
されているが、この場合、ジャッキを移動の度に使用す
る必要があるので操作が煩雑となり、トレッド調節にか
なりの時間を要しており、高所作業の能率の低下を招い
ている。
この考案は、上記事情に着目してなされたものであっ
て、トレッド調節を容易に行うことができ、高所作業の
能率向上に寄与し得るような高所作業車の提供を目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
しかして上記目的を達成したこの考案の高所作業車は、
台車の両側に走行部を有すると共に、台車から立設した
支持部に、ブームの一端を、駆動手段によって水平軸心
回りに回動可能に軸支し、該ブームの他端に作業台を設
置した高所作業車において、走行部の少なくとも一方
を、水平方向に平行移動可能に台車に取付けると共に、
ブームに支持ロッドを着脱自在にあるいは一端を係合さ
せて取付け、上記ブームと地面の間に立設させた支持ロ
ッドを支えとして、上記ブームを下降させることにより
走行部を浮上させて走行部のトレッドを調節し得るよう
に構成してなる点に要旨を有するものである。
〔作用〕
この考案に係る高所作業車は、駆動手段によって水平軸
心回りに回動可能なブームに、支持ロッドを着脱自在に
あるいは一端を係合させて取付けており、該支持ロッド
をブームと地面の間に立設させた後、駆動手段によって
ブームを下降方向に回動させると、支持ロッドがブーム
によって下方へ押さえられるが、その下端が地面に当接
すると、それ以上には下降しないので、反対に、ブーム
を軸支する支持部を介して台車が持ち上げられて台車の
両側に設置される走行部が浮上する。このとき、台車に
おける重心は、通常、支持部並びにブーム等の装備位置
の偏りによって、トレッド方向の中心からいずれか一方
に偏っているので走行部の一方は接地したまま、他方の
走行部のみが浮上する。従って、浮上した走行部を平行
移動させることによりトレッドを調節することができ、
調節後、ブームを上昇させて支持ロッドの支えを外す
と、台車の安定性が向上し、ブーム並びに作業台の昇降
をバランス良く実施することができる。
上記のようにして一箇所における高所作業が終了すれ
ば、再びブームと地面の間に支持ロッドを立設し、ブー
ムを下降させて走行部を浮上させ、トレッドを狭幅に戻
した後、支持ロッドの支えを外して次の作業箇所へ移動
すればよい。
〔実施例〕
実施例に係る高所作業車1は、第1,2図に示すよう
に、台車2の上に鋼製パイプ3で形成した支持部4並び
にエンジン等からなる駆動部5等を搭載・固定すると共
に、台車2の両側部には、可動クローラ(走行部)6を
夫々回転自在に取付けており、可動クローラ6の駆動輪
6aは駆動軸7を介してエンジンに接続されている。そし
て、第3図に示すように、トレッド方向に配設された台
車2の筒状フレーム8の内部には、可動クローラ6を支
承する腕杆9が矢印方向に進退可能に挿設されており、
腕杆9には位置決め孔10を穿設すると共に、台車2の前
記筒状フレーム8にロックピン11を取付け、且つ可動ク
ローラ6の外側側板6bには把手12が付設されている。さ
らに、台車2の側部フレーム13の内側部には、第4図に
示されるように、L字形鋼材の突部側を内側向きにコの
字形に組合わせて溶接固定してなる案内枠14が取付けら
れている。尚、15は付属部品収納箱、16は可倒式受台を
夫々示す。
一方、支持部4の先端には、支軸17を中心に回動するブ
ーム18が連結されており、支持部4に基端側を取付けた
油圧シリンダー(駆動手段)19のピストンロッド20の先
端をブーム18に連結している。又、ブーム18の先端には
略水平に姿勢制御された作業台21が取付けられており、
該作業台21には、ブーム18の昇降や高所作業車の進退を
制御する操作部が設置されている。さらに、ブーム18の
下面には、第5図に示すように、支点22を中心として回
動し得る支持ロッド23がブラケット24を介して取付けら
れており、支持ロッド23は、その中間位置に設けた突板
25の先端孔26に、ブーム18に付設された回動自在ピン27
を挿入することによってブーム18に係止されている。
このような高所作業車1において、走行時には、第1図
に実線で示すように、ブーム18が低位置にあり、可動ク
ローラ6も第2図に示すように、トレッドが縮小した位
置にある。この状態で、作業員は、作業台21に乗ったま
ま高所作業車1を走行させて果樹園の所定の作業位置ま
で移動する。そして、作業位置に到達すると、第5図に
示される回動自在ピン27を突板25の先端孔26から離脱さ
せて、第1図に1点鎖線で示すように、ブーム18に取付
けてある支持ロッド23を垂下させ、支持ロッド23が台車
2の案内枠14に差し込まれるようにブーム18を下降させ
る。このとき、案内枠14がL字形鋼材で形成されている
ので支持ロッド14はスムーズに枠内に案内され、且つ離
脱時も引っ掛かる恐れがない。降下が進行すると、支持
ロッド23が支えとなって一方の可動クローラ6が地面か
ら浮上するので、この状態で可動クローラ6の最も内側
の位置決め孔10からロックピン11を抜き出してロックを
解除した後、第2図に2点鎖線で示す位置即ち第3図に
示す位置まで可動クローラ6を矢印方向に引出し、ロッ
クピン11を位置決め孔10に挿入して引出し位置で固定す
る。
このようにして可動クローラ6のトレッドが広がると、
ブーム18を上昇させて支持ロッド23を案内枠14から抜き
出し、再びブーム18の回転自在ピン27を前記突板25の先
端孔26に挿入してブーム18に係止すると共に、ブーム18
を第1図の2点鎖線位置まで更に上昇させて作業台21を
高所位置へ到達させる。
そして、高所作業が終了すると、ブーム18を実線位置ま
で降下させた後、前記と同様に支持ロッド23を立設させ
ると共に、ブーム18を降下させて可動クローラ6を浮上
させ、トレッドの元の幅まで縮小させる。次いで、支持
ロッド23をブーム18に係止した後、次の作業位置まで移
動することになる。
尚、上記では、走行部として可動クローラ6を採用した
が、走行部の構成は、可動クローラ6とタイヤを併用し
た半クローラや踏み面の凹凸の大きいタイヤ等であって
もよい。又、上記では支持ロッド18の一端をブーム18に
係合させて取付けたが、ブーム18に着脱自在に取付けた
ものであってもよく、さらにブーム18以外の箇所に着脱
自在に装備することもできる。これらの場合には、支持
ロッド23立設時に支持ロッド23の一端とブーム23を堅固
に位置決めする必要がある。又、支持ロッド23の下端
は、案内枠14に挿通されているのでトレッド調整時に支
持ロッド23が外れることはないが、必要であれば、支持
ロッド23の下端に滑り止め部材を付設してもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように構成されており、ブームに着
脱自在にあるいは一端を係止した状態で取付けた支持ロ
ッドを、ブームと地面の間に立設させた状態でブームを
下降させることにより支持ロッドを支えとして走行部を
持ち上げることができ、走行部を平行移動させて走行部
間のトレッドを自由に調整することができる。
即ち、従来のように、ジャッキを必要とせずに、ブーム
の昇降力を利用して走行部を浮上させることができるの
でトレッド調整操作を大幅に簡略化することができ、且
つ迅速に行うことができる。
かくして、トレッドを広げて高所作業を行うことによ
り、高所作業時の安全性を確保し得ると共に、高所作業
車による作業能率を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至5図は、実施例に係る高所作業車を示す説明図
で、第1図は側面図、第2図は平面図、第3図は要部拡
大斜視図、第4図は案内枠を示す斜視図、第5図は支持
ロッドの取付け構造を示す要部拡大側面図である。 1…高所作業車 2…台車 4…支持部 6…可動クローラ(走行部) 18…ブーム 19…油圧シリンダー(駆動手段) 21…作業台 23…支持ロッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車の両側に走行部を有すると共に、台車
    から立設した支持部に、ブームの一端を、駆動手段によ
    って水平軸心回りに回動可能に軸支し、該ブームの他端
    に作業台を設置した高所作業車において、走行部の少な
    くとも一方を、水平方向に平行移動可能に台車に取付け
    ると共に、ブームに支持ロッドを着脱自在にあるいは一
    端を係合させて取付け、上記ブームと地面の間に立設さ
    せた前記支持ロッドを支えとして、上記ブームを下降さ
    せることにより走行部を浮上させて走行部のトレッドを
    調節し得るように構成してなることを特徴とする高所作
    業車。
JP8490290U 1990-08-11 1990-08-11 高所作業車 Expired - Lifetime JPH0628547Y2 (ja)

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JP8490290U JPH0628547Y2 (ja) 1990-08-11 1990-08-11 高所作業車

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JP8490290U JPH0628547Y2 (ja) 1990-08-11 1990-08-11 高所作業車

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Publication Number Publication Date
JPH0444291U JPH0444291U (ja) 1992-04-15
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