JPS6092160A - 旋回式走行作業台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は旋回式走行作業台車に係シ、特にトンネル工事
に使用して効果のある旋回式走行作業台車に関するもの
である。

トンネルなどの地下工事を行う場合には、地下構造物の
内壁に各種の作業を行うために作業台車が用いられてい
る。乙の作業台車は他の地下工事作業の邪魔にならない
ように、通常はトンネルなどの片側に寄った位置にレー
ルやタイヤなどを介して移動可能に設けられている。

しかし乍ら、従来この種の作業台車は作業台と走行架台
を含む下部構造物とが固定され作業台の昇降や旋回を行
うことができず、作業範囲が極めて狭く、又、作業範囲
が極めて小さｂにもかかわらず作業のだめの移動頻度が
多く、シかも作業性が悪い上に作業台の移動の手間を省
くため、作業者が作業範囲を越て無理な作業を行うこと
があシ、常に危険を伴う欠点があった。

本発明は上述の欠点を除去するために、自由、こ移動す
ることができると共に昇降、旋回が可能で、作業範囲が
広く、かつ極めて安全な旋回式走行作業台車を提供する
ことを目的としている。

以下、本発明を図面に示す実施例に基いて詳細に説明す
る。

第１図以下は本発明の一実施例であシ、旋回式走行作業
台車（以下作業台車と略省する。）１は、下部構造物２
と、その上端に旋回可能に設けられた作業台３とから構
成され、又、下部構造物２は伸縮可能に設けられておシ
、その下端は移動台車４に連結されている。作業台車１
全体が移動すると共に下部構造物２を伸縮させて作業台
３の高さを調節し、作業台３を旋回させて広い範囲にわ
たって各種の作業を行うように構成されている。

作業台車１を構成する下部構造物２は左右−組の平行リ
ンク機構５を備えておシ、各平行リンク機構は第１図及
び第２図からも明らかなようにＸ字状に交差した４本ず
つのリンク５ａから成シ、各リンク５ａの交差部は軸５
ｂにより回動自在に連結されておシ、下側に位置するリ
ンクの上端側と上側に位置するリンクの下端側とはそれ
ぞれ軸５ｃによって回動自在に連結されている。

又、最下段に位置するリンク５ａの下端側の端部は軸５
ｄを介して移動台車４側に回動自在に軸承されておシ、
最上段に位置する５ａの上端側の端部は軸５ｅを介して
上部フレーム６側に回動自在に連結されている。

一方、第１図からも明らかなように移動台車４側に２本
の油圧シリンダ７の下端が回動自在に軸承されておシ、
そのロッド７ａの先端は左右の平行リンク間に横架され
た支軸８に回動自在に連結されている。支軸８は上側に
位置するＸ字状に配置されたリンク５ａの中心を軸承す
る軸５ｂよシも下方に横架されている０移動台車４は前
後に一組ずつの車輪９を有し、この車輪９を介してトン
ネル１０の底面に敷設されたレール１１上を自由に走行
できる。走行するだめの駆動源１２は移動台車４の底面
に配置されている。勿論、駆動源１２を持たず、人力に
より移動できるように構成しても工い。又、第２図に示
すように移動台車４０前後の端部にはレールクランプ１
３が設けられ゛ておシ、空気又は液体圧力あるいは手動
によシ、レール１１をクランプ踵移動台車４を所定の位
置に固定する。

作業台３は細長い枠体を形成し、その一端側の底面が第
３図に示すように上部フレーム６に対し回転自在に連結
されている。即ち、作業台３の底部を構成する底枠１４
は支持枠１５を介してボス１６が固定されておシ、この
ボス１６中に上部フレーム６側に固定された軸１７がベ
アリング１８を介して回転自在に軸承されている。又、
軸１７を囲んだ状態でボス１６の下端にはチェーンスプ
ロケット１９が固定されている。このチェーンスプロケ
ット１９と上部フレーム６との間にはスラストベアリン
グ２０が配置されている。

一方、このボス１６から所定距離能れた位置には底枠１
４上に操作ハンドル２１が配置され、操作ハンドル２１
は底枠１４に固定されたギヤ減速器２２の軸２２ａ　に
固定されておシ、軸２２ａの他端側には底枠１４の下側
においてチェーンスプロケット２３が固定されておシ、
前記スズロケット１９との間にチェーン２４が張架され
ている。

チェーン２４を介してチェーンスプロケット１９が回転
され、これと一体のボス１６を介して作業台３が回転さ
れる。

作業台３の円滑な回転を保つために底枠１４の下面には
支持枠２５を介して車輪２６が所定角度間隔で複数個設
けられておシ、これら車輪２６は上部フレーム６の上面
に固定された管状のレール２７上に接している。又、作
業台３は片持ち支持の状態にあるため、基端側にバラン
スウェイト２８を設け、作業台３全体がバランスよく円
滑に回転される。

作業台３と上部フレーム６との間には作業台３を固定す
るためのロック機構が設けられている。このロック機構
は第４図に示すように作業台３側にチェーン２９などに
よって連結されている。ロックピン３０と底枠１４の下
面に固定されたリング状のガイド３１と、このガイド３
１の中心孔と対向した位置に中心孔を有するボス３２と
から成シ、ロックビン３０を底枠１４をｆ通（−１）　
”’ｒ　セス２９　ａｎ　ｒ’ＳＥＥ　ｌ　：Ｘ　＃ａ
　＞　ｌ−ｂ’ｒ　Ｆ　ｈ　ＩＩＩ：業台３と上部フレ
ーム６との間をロックし、作業台車１の移動時や作業時
における作業台３の旋回を防止し作業の安全をはかつて
いる。

第５図に下部構造物２を昇降させるだめの油圧回路の概
略を示す。弁装置３３はソレノイドバルブ３４とリリー
フバルブ３５を備え、その油圧回路中には逆止弁３６と
可変絞シ３７が設けられている。モータ３８によシギャ
ポンプ３９を回転させ油タンク４０内の作動油を配管４
２及び弁装置３３を介し油圧シリンダ７側に供給する。

弁装置３３の操作は作業台３側に設けられた操作ボタン
（図示せず）によって行われる。

以上の通シ、作業時においては作業台車１全体を下部構
造物を縮めた状態で車輪９を介してレール１１上を所定
の位置まで移動させ、作業位置においてレールクランプ
エ３を作動させて作業台車ｌを固定し、作業員が作業台
３上に乗シ込み、図示していない操作ボタンを押すこと
によシ弁装置３３を介して油圧シリンダ７側に作動油を
供給し、ロッド７ａを伸ばして平行リンク機構から成る
伸縮自在の下部構造物２を伸張し、作業台３をトンネル
１０などの地下構造物において所定の高さまで持ち上げ
る。所定の高さに作業台３が達しだのち作業員が操作・
・ンドル２１を手動で回し、作業台３全体を旋回させ作
業がしやすい位置に移動させればよい。

次の作業域に移動したい場合には上述したことと、逆の
動作を行うことによシ作業台車全体を縮めて移動させる
か、あるいはそのままの状態で移動させるかを選択すれ
ばよい。このようにして昇降と旋回を行い、極めて広い
作業範囲を実現させ、安全な状態で作業を行うことがで
きる。

上述した実施例においては移動台車４の移動は車輪とレ
ールの組合せで駆動源１２によって行う例を示したが、
勿論、タイヤやクローラなどの走行方式を採用しても良
く、作業台の旋回は操作ハンドルを介して人手による構
造はかシでなく、モータや油圧装置をもって行う構造と
してもよい。

以上の説明から明らかなように本発明によれば、任意の
位置に移動できる移動台車上の油圧装置によって自由に
昇降できる平行リンク機構の下部構造物を設け、この下
部構造物上に自由に旋回できる作業台を設けた構造を採
用しているから、起動性があシ、上下及び左右に極めて
広い作業範囲をもち、かつ安全な作業台車を得ることが
できる。

更に、作業台は片持ち支持の状態で旋回できる構造とな
っているため、トンネル工事のように作業台車を片側に
寄せて設置する場合には作業台が他方の側にまで届くた
め作業が極めて有利にして安全である。なお、本発明は
平行リンク機構を利用する外にテレスコピック機構を利
用してもよく、又、気体圧力によシ駆動することも可能
である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図はトンネル内で本
発明を上昇させた状態の概略正面図、第２図は下降させ
た状態の概略正面図、第３図は旋回機構を説明する拡大
断面図、第４図はロック機構を説明する断面図、第５図
は油圧回路図である。 １・・・旋回式走行作業台車　２・・・下部構造物３・
・・作業台　４・・・移動台車　５・・・平行リンク機
構　６・・・上部フレーム　７・・・油圧シリンダ　９
・・・車輪　１０・・・トンネル　１１・・・レール　
１７・・Ｍ　１９１２３・・・チェーンスプロケット　
２１・・・操作ハンドル２４・・・チェーン　３３・・
・弁装置発明者　河　野　明　夫 出願人　株式会社　間　組 −、 代理人弁理士　高　雄次部　： ＋ｆ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行自在な移動台車と、この移動台車上に伸縮自
   在に設けられ気体又は液体圧力によって伸縮可能な機構
   から成る下部構造物と、この下部構造物の上端に手動又
   は自動によシ旋構とからなることを特徴とする旋回式走
   行作業台車。