JPH06285016A - 血管内視鏡装置 - Google Patents

血管内視鏡装置

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JPH06285016A
JPH06285016A JP4260697A JP26069792A JPH06285016A JP H06285016 A JPH06285016 A JP H06285016A JP 4260697 A JP4260697 A JP 4260697A JP 26069792 A JP26069792 A JP 26069792A JP H06285016 A JPH06285016 A JP H06285016A
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多聞 溝口
Toshihiko Yamagata
俊彦 山県
Shinichi Kawamura
真一 川村
Masami Uchibori
雅己 内堀
Kiyoshi Takeuchi
清 竹内
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    • A61B18/245Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using laser the beam being directed along or through a flexible conduit, e.g. an optical fibre; Couplings or hand-pieces therefor with a catheter for removing obstructions in blood vessels or calculi

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リアルタイム画像処理手段を用いて、心拍動
に伴ってブレている画像を時系列に重ね合わせて静止状
態で表示すると共に、イメージガイドの細径化に伴って
低下している解像度を向上させることにより、冠動脈レ
−ザ−血管形成術における内視鏡診断の信頼性と手術の
安全性とを確保することにある。 【構成】 血管内視用カテ−テル18を介して心臓の拍
動によりブレを生じている血管内腔像S18aを入力
し、該血管内腔像18aの特徴点Cを基準点として、複
数枚の画像I1、I2・・・を時系列に重ね合わせる処
理をすると共に、複数個の画素i1、i2・・・を平均
化して振り分ける処理をしたビデオ信号S26aを出力
することを特徴とする血管内視鏡装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血管内視鏡装置、特に冠
状動脈レ−ザ血管形成術において利用される血管内視鏡
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、血管内視用イメ−ジファイバ
を備えた手術用カテ−テルを冠状動脈の病変部に挿入
し、血管内視鏡観察下でレ−ザを病変部に照射すること
により病変部除去手術を行う冠状動脈レ−ザ血管形成術
が行われており、治療病変部位の診断と治療の信頼性及
び安全性に貢献していることは、よく知られているとこ
ろである。このような、冠状動脈レ−ザ血管形成術にお
いて、心臓の拍動下での冠状動脈血管の内腔像を内視鏡
で観察する場合、従来は、図3(A)と図3(B)に示
す方式が用いられている。いずれの方式も、照光源18
0からの光S4を血管内視用カテ−テル100を構成す
るライトガイド100Aを介して血管内腔の病変部に照
明させる。これによりライトガイド100Aからの光S
4は、血管内腔の病変部から反射し、反射光が血管内視
用カテ−テル100を構成するイメ−ジガイド100B
の端面に血管内腔像S1として結像される。この血管内
腔像S1は、アイピ−ス120を介して、テレビカメラ
140に入力してその撮像素子上に拡大血管内腔像S2
として結像される。テレビカメラ140においては、上
記拡大血管内腔像S2が撮像素子によってビデオ信号S
3に変換され、モニタ160に映し出されるようになっ
ている。上記第1方式は(図3(A))、アイピ−ス1
20内に結像レンズ120Aが挿入されているが、第2
方式では(図3(B))、アイピ−ス120内に結像レ
ンズAの他にモアレ縞の発生を防止するための網目模様
除去光学フィルタ120Bが挿入されている点が、上記
従来の2つの方式の相違である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
(1)上記従来例においては(図3)、血管内視用カテ
−テル100を構成するイメ−ジガイド100Bは、複
数本のファイバによって形成され、かつこれらファイバ
は、光を伝送するコアと光を伝送しないクラッドから成
る。そのため、上記従来例では、このイメ−ジガイド1
00B内を伝送して来た反射光の血管内腔像S1をテレ
ビカメラ140により撮影した後モニタ160に表示さ
れたモニタ表示像は、よく知られているように、イメ−
ジガイド100Bを形成するファイバの上記コアに相当
する中心部分が明るく、クラッドに相当する部分や各フ
ァイバの接点に囲まれた部分が暗くなり網目模様の像と
なる。このため、従来は、上記第1方式(図3(A))
では、アイピース120を調整しホーカスをずらして撮
影することにより、上記第2方式(図3(B))では、
アイピース120内に図示するように光学フィルタ12
0Bを設けることにより、それぞれ網目模様の発生を防
止していた。しかし、この光学的手段による網目模様発
生防止方式では、解像度が低下してモニタ160に表示
される血管内腔像の輪郭がぼやけ、画像が鮮明に表示さ
れないという課題がある。 (2)更に、経皮的に血管内視鏡観察下で行う冠状動脈
レ−ザ血管形成術においては、下記のような特有の現象
がある。即ち、血液が画像の視野の中に入り込むことに
より、かつ心拍動が原因となってモニタに表示された画
像が動揺してブレることにより、画像が鮮明に表示され
ないという特有の現象がある。この結果、レ−ザ照射目
標部位の診断及び位置決め操作が困難となっていた。そ
のため、上記血液の入り込み現象に対しては、図3
(C)に示すように、冠状動脈の血管200内に挿入さ
れたカテ−テル300の先端に、バル−ン320を装着
して拡張し、血液の流れを遮断し、透明な生理食塩水を
カテーテル300の生理食塩水注入孔から注入して血液
を排除し、視野を確保していた。また、上記画像のブレ
現象に対しては、上記カテ−テル300のガイドワイヤ
ルーメン内にガイドワイヤ340を入れてカテ−テル3
00の先端部から突出させ、このガイドワイヤ340
を、図示するように、血管内狭窄病変部220に挿入
し、心拍動によるカテ−テル先端部のブレを軽減してい
た。即ち、上記カテーテル300の先端部は、血管内狭
窄病変部220に挿入されたガイドワイヤ340と、バ
ルーン320とにより、血管200内に固定されている
ので、心拍動下において冠状動脈血管200が動揺して
もカテ−テル先端部のブレは少ない。しかし、ガイドワ
イヤ340を挿入すべき図示するような適切な血管内狭
窄病変部220がない場合等は、ガイドワイヤ340は
冠状動脈血管200内のどこにも支持されていないの
で、バルーン320を支点としてカテ−テル300の先
端部のブレは、心拍動と共に、極めて大きくなる。ま
た、一般に、冠状動脈血管200は、細くしかも複雑に
蛇行しているので、該冠状動脈血管200内に挿入する
カテ−テル300は、その径が細く、かつ柔らかいもの
が必要となる。従って、カテ−テル300を構成するイ
メージガイドも、細径でファイバ本数が少ないものにな
らざるを得ない。しかし、ファイバ本数が少ないと、そ
れに伴って、撮影すべき血管内腔像の画素数も低下し、
解像度の低下を招来する。即ち、図3(C)に示す機械
的手段によっては、心拍動による画像のブレと、イメー
ジガイドの細径化に伴う解像度の低下とを、完全には阻
止することができないという課題がある。本発明の目的
は、リアルタイム画像処理手段を用いて、心拍動に伴っ
てブレている画像を時系列に重ね合わせて静止状態で表
示すると共に、イメージガイドの細径化に伴って低下し
ている解像度を向上させることにより、冠動脈レ−ザ−
血管形成術における内視鏡診断の信頼性と手術の安全性
とを確保することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、図1に示す
ような、イメ−ジガイド18aの端面に結像された血管
内腔像S18aをアイピ−ス22により拡大した血管内
腔像S22aをテレビカメラ24により撮影し、該テレ
ビカメラ24の出力ビデオ信号S24aを入力し、時系
列的に連続する前の画像と後の画像を比較して画像のブ
レをイメージガイド18aの画素間隔の1/2以下の精
度で検出し、ブレ相当分を補正すると共に画素を平均的
に振り分けたビデオ信号S26aを出力する画像重ね合
わせ処理部26を備え、心拍動に伴うブレを除去するこ
とにより、視野を広め、かつ解像度を高めた静止画像を
モニタ30に表示する血管内視鏡装置により、解決され
る。
【0005】
【作用】上記のとおり、本発明によれば、1/2以下の
精度で検出したブレに基づいて、複数枚の画像I1、I
2・・・を時系列に重ね合わせ処理をする(図2
(A))と共に、複数個の画素i1、i2・・・の平均
化振り分け処理をし(図2(B))、心拍動に伴う撮影
ブレを補正し、視野が拡がり(図2(A))、かつ解像
度が増加した(図2(B))明るく鮮明な血管内腔像を
表示できるため、観察が容易となり正確な診断が可能と
なった。即ち、リアルタイム画像処理手段を用いて、心
拍動に伴ってブレている画像を静止状態で表示すると共
に、イメージガイドの細径化に伴って低下している解像
度を向上させることにより、冠状動脈レ−ザ血管形成術
における内視鏡診断の信頼性と手術の安全性とが確保で
きるようになった。
【0006】
【実施例】以下、本発明を、実施例により添付図面を参
照して説明する。図1は、本発明の実施例を示す図であ
る。同図において、参照符号18は血管内視用カテ−テ
ル、S18aはイメ−ジガイド端面の血管内腔像、20
は血管内腔照光源、S20aは血管内腔照明用可視冷
光、22はアイピ−ス、S22aは拡大血管内腔像、2
4はテレビカメラ、S24aはテレビカメラ24からの
ビデオ信号、26は画像重ね合わせ処理部、S26aは
画像重ね合わせ処理部26からのビデオ信号、28は制
御部、28aは制御信号、30はモニタである。
【0007】上記血管内視用カテ−テル18は、よく知
られているように、血管内に挿入される挿入部と患者の
体外にある分岐部、リ−ド部及びコネクタ等から構成さ
れているが発明の都合上、詳細は省略されている。上記
血管内視用カテ−テル18は、図示するように、血管内
腔を照明するライトガイド18bと血管内腔像を伝送す
るイメ−ジガイド18aを最低限備えている。そして、
この血管内視用カテ−テル18を用いることにより、血
管内腔の観察部に生理食塩水等の透明液をフラッシュす
ることにより血液を排除しつつ、血管内腔照光源20よ
り発生する可視冷光S20aをライトガイドS18bよ
り導光して血管内腔を照明すれば、その反射光が血管内
視用カテ−テル18の先端に装着した対物レンズにより
イメ−ジガイド18aの端面に血管内腔像S18aとし
て結像され、更にアイピ−ス22を介して、テレビカメ
ラ24の撮像素子上に拡大血管内腔像S22aとして結
像される。
【0008】上記血管内腔照光源20は、可視冷光S2
0aの光量を加減する機能とテレビカメラ24の撮影周
期に同期してフラッシュする機能とライトガイド接続部
を備え、該ライトガイド接続部に対して、血管内視用カ
テ−テル18のライトガイドコネクタを接続することに
より、血管内腔を照明することができる。
【0009】アイピ−ス22は、血管内視用カテ−テル
18のイメ−ジガイド端面の血管内腔像S18aを拡大
して拡大血管内腔像S22aをテレビカメラ24の撮像
素子上に結像させる装置である。そのため、イメ−ジガ
イド端面の血管内腔像S18aをテレビカメラ24で撮
影するための拡大レンズを有すると共に、焦点調節機構
を備えている。更に、上記アイピ−ス22は、倍率調整
機能及び像回転機能を搭載することにより、本発明の効
果をより有効とする拡大血管内腔像S22aを投影する
ようになっている。
【0010】上記テレビカメラ24は、上記拡大血管内
腔像S22aをCCD等の撮像素子により撮影し、ビデ
オ信号S24aを出力する装置である。尚、本発明の都
合上、3CCD撮像方式でかつ、RGB各映像信号を分
離したコンポ−ネント出力のテレビカメラが適している
が、複合ビデオ信号及びY/C分離等のビデオ信号方式
であっても、分離回路を追加することで本発明の実施に
障害とはならない。
【0011】上記画像重ね合わせ処理部26は、テレビ
カメラ24から出力されたビデオ信号24aを入力し、
その輝度成分により、イメージガイド18aを構成する
ファイバのコア及びクラッドに関係する網目模様を生じ
る高周波成分を除去し、心拍動に伴う撮影ブレを検出し
て補正し、制御部28の制御信号S28aで制御された
処理モ−ドに基づいて、連続的に重ね合わせ処理したビ
デオ信号S26aを出力する装置である。この画像重ね
合わせ処理部26による処理の原理は、人間が冠動脈を
内視鏡で観察する場合、モニタに表示された画像が心拍
動に伴い周期的にブレることにより平均化して観え、そ
の時の1画面をサンプルして静止した画面と比較してS
/N、立体感等において、はるかに鮮明であること等、
人間の目視感覚が持つイメ−ジ処理機能に着眼したもの
である。換言すれば、画像重ね合わせ処理部26は、心
拍動によるブレを逆に利用することにより、複数枚の画
像を時系列に重ね合わせる処理と複数個の画素を平均化
して振り分ける処理を行い、視野が拡がり、かつ解像度
が向上した鮮明な画像を得ようとするものである。尚、
本発明の都合上、画像重ね合わせ処理部26への入力信
号はRGB分離映像信号とし、その出力信号もRGB分
離ビデオ信号とする。しかし、画像重ね合わせ処理部2
6に接続するモニタ30及びVTR(図示省略)への記
録等を考慮してNTSCカラー複合ビデオ信号も追加出
力することで本発明の実施の障害とはならない。また、
画像重ね合わせ処理部26は、時系列に画像を重ね合わ
せるための撮影ブレをビデオ信号より検出するが、イメ
−ジファイバの持つ特徴であるファイバの光の伝達特性
より生じる網目模様の除去を必要とするので、網目模様
の除去処理を解像度を損なうことなく実時間で連続的に
処理する方式(本願の出願人が平成3年11月1日に提
出した特許願「実時間内視画像処理方式」)を採用する
ことが好ましい。しかし、網目模様を効果的に除去で
き、正確に撮影ブレを検出できるものであれば、他の方
式を採用しても、本発明の実施に障害とならない。
【0012】上記制御部28は、画像重ね合わせ処理部
26の画像処理内容に対応した制御信号S28aを発生
する装置である。即ち、制御部28は、モニタ表示画像
処理モ−ド設定操作により、例えば、モニタ30の表示
画面を左右に2分割し、左面に未処理画像を、右面に時
系列重ね合わせ処理画像を同時に表示する制御信号S2
8aや、重ね合わせの画像数又は時間数を制御する等の
制御信号S28aを発生し、画像重ね合わせ処理部26
に命令する装置である。
【0013】上記モニタ30は、画像重ね合わせ処理部
26から出力された上記ビデオ信号S26aを入力し、
心拍動に伴うブレを除去することにより視野を拡げ、静
止し、かつ解像度を増した冠状動脈血管内視画像を表示
する装置であり、これにより、血管内腔の観察と診断が
容易となる。また、モニタ30は、未処理画像と処理画
像とを同時に表示することにより、血管内腔部の狭窄、
閉塞病変部の状況診断が容易となる。更に、モニタ30
は、表示モ−ドを選択することにより、記憶画像と未処
理画像又は処理画像とを対比しながら血管内腔の患部の
診断を行うと共に、レ−ザ照射によるアテロ−ム硬化病
変の蒸散除去治療を行う場合のモニタ表示装置として
も、効果的である。尚、本発明を効果的なものとするた
め、モニタ30は、輝度信号、カラ−信号をそれぞれ分
離したコンポ−ネント入力のカラ−モニタが適している
が、NTSCカラ−複合ビデオ信号入力のカラーモニタ
であっても、本発明の実施の障害とはならない。
【0014】以下、上記構成を有する本発明の作用を説
明する。先ず、血管内視用カテーテル18の先端部を、
患者の冠動脈血管内の病変部まで挿入し、ライトガイド
18b内を進んで来た血管内腔照光源20からの可視冷
光S20aを上記病変部に照射すると、この反射光によ
る血管内腔像がイメージガイド18a内を伝送し、その
端面に血管内腔像S18aとして結像される。この血管
内腔像S18aは、アイピース22を介して、テレビカ
メラ24の撮像素子上に、拡大血管内腔像S22aとし
て結像された後、ビデオ信号S24aに変換されて出力
される。上記ビデオ信号S24aは、画像重ね合わせ処
理部26に入力し、次のような処理がなされる。即ち、
図2(A)において、参照符号I1とI2は、画像重ね
合わせ処理部26に入力したビデオ信号S24aに対応
した時系列画像を示し、画像I1が時系列的に前の画像
であり、画像I2が時系列的に後の画像である。画像重
ね合わせ処理部26は、この前の画像I1と後の画像I
2とで画像のブレを検出し、この検出したブレの値で画
像I2を補正し、両画像I2、I2を重ね合わせること
により、図示するように、画像I1に対して視野が領域
Rだけ拡がった画像Iを生成する。重ね合わせの基準と
しては、参照符号Cで示す特徴点、例えば、冠状動脈血
管内の病変部がある。特徴点Cを基準点とすると、画像
I2は、心拍動によるブレが原因で、画像I1より左方
向に移動していることが判る。図2(A)の実施例で
は、重ね合わせる画像は、画像I1とI2の2枚である
が、枚数は、図1の制御部28により任意に設定でき
る。また、画像I1とI2とを時系列に重ね合わせる際
の時間間隔も、図1の制御部28により任意に設定でき
る。
【0015】次に、画像重ね合わせ処理部26は、画素
間の補間を行い解像度を向上させるために、重ね合わせ
るべき画素の振り分け移動間隔を検出する。即ち、入力
する血管内腔像S18aは、イメージガイド18aの端
面に結像したものであるから、該血管内腔像S18aの
画素の間隔は、このイメージガイド18aの画素の間隔
に等しい。従って、上記画像I1とI2とを重ね合わせ
る処理により、画像2の移動量が判るので、これに基づ
いて判定したイメージガイド18aの画素間隔を用いて
画素間の補間をすることも可能である。しかし、上記イ
メージガイド18aの画素間隔を直接用いて画素間の補
間を行っても、画素不足による解像度の低下は、改善で
きない。そこで、上記イメージガイド18aの画素間隔
の1/2以下の精度により画素の振り分け移動間隔を検
出し、この検出した振り分け移動間隔を以て複数個の画
素を平均的に振り分け、解像度を向上させることにし
た。図2(B)は、検出した振り分け移動間隔が1/3
の場合であり、参照符号i1は元の画素、参照符号i
2、i3、i4、i5は、この1/3の振り分け移動間
隔で上記画素i1に対して平均的に振り分けた画素であ
る。このような画素の平均化振り分け処理においては、
振り分け位置座標が問題となる。振り分け位置座標は、
例えば、図2(A)において設定した重ね合わせ画像の
数と、図2(B)において検出した振り分け移動間隔と
に応じて予めテーブルとして作成しておけば、その配分
は自動的に決定することができる。このようにして、例
えば、テーブルを用いて自動的に決定した振り分け位置
座標の配分が、図2(B)の右図であり、参照符号P
1、P2、P3、P4、P5は、図2(B)の左図に示
した画素i1、i2、i3、i4、i5の振り分け位置
座標である。
【0016】画像重ね合わせ処理部26により、複数枚
の画像を時系列に重ね合わせて視野が拡がり、かつ画素
の平均化振り分けをして解像度が向上した血管内腔像の
ビデオ信号S26aは、モニタ30に入力し(図1)、
表示される。
【0017】
【発明の効果】上記とおり、本発明によれば、血管内視
用カテ−テル18を介して心臓の拍動によりブレを生じ
ている血管内腔像S18aを入力し、該血管内腔像18
aの特徴点Cを基準点として、所定の精度を以て検出し
たブレに基づいて、複数枚の画像I1、I2・・・の時
系列な重ね合わせ処理をすると共に、複数個の画素i
1、i2・・・の平均化振り分け処理をしたビデオ信号
S26aを出力することを特徴とする血管内視鏡装置と
いう技術的手段が講じられた。この構成によれば、従来
問題となっていた心拍動による画像のブレを逆に利用
し、複数枚の画像I1、I2・・・を時系列に重ね合わ
せ処理をすると共に、複数個の画素i1、i2・・・の
平均化振り分け処理をしたビデオ信号S26aを出力
し、モニタ30に鮮明な血管内腔像を表示できるように
なった。即ち、入力した血管内腔像S18a内から病変
部のような血管の形状を表す特徴的な部分を抽出して特
徴点Cとし、この特徴点Cを基準点として複数枚の画像
I1、I2・・・を重ね合わせるという時系列重ね合わ
せ処理により、心拍動によるブレがなく視野が拡がった
(図2(A))冠状動脈血管内腔の鮮明な画像Iが表示
可能となり、観察が極めて容易となった。また、血管内
腔像S18aは、細径化したイメージガイド18aの端
面に結像するため、画素が粗い画像であるが、複数個の
画素i1、i2・・・の平均化振り分け処理により(図
2(B))、雑音が低減し、解像度が向上して画像が鮮
明となった。このため、従来のような光学的手段(図3
(A))や機械的手段(図3(B))に依存せずに、リ
アルタイム画像処理手段を用いて、心拍動に伴ってブレ
ている画像を時系列に重ね合わせて静止状態で表示する
と共に、イメージガイドの細径化に伴って低下している
解像度を向上させることにより、冠状動脈レ−ザ−血管
形成術における内視鏡診断の信頼性と手術の安全性とを
確保するという技術的効果を奏することとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明の作用説明図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
18 血管内視用カテ−テル 20 血管内腔照光源 22 アイピ−ス 24 テレビカメラ 26 画像重ね合わせ処理部 28 制御部 30 モニタ S18a イメ−ジガイド端面の血管内腔像 S20a 可視冷光 S22a 撮影素子上の拡大血管内腔像 S24a テレビカメラ24から出力したビデオ信号 S26a 画像重ね合わせ処理部26から出力したビデ
オ信号 S28a 制御信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】以下、上記構成を有する本発明の作用を説
明する。先ず、血管内視用カテーテル18の先端部を、
患者の冠動脈血管内の病変部まで挿入し、ライトガイ
ド18b内を進んで来た血管内腔照光源20からの可視
冷光S20aを上記病変部に照射すると、この反射光に
よる血管内腔像がイメージガイド18a内を伝送し、そ
の端面に血管内腔像S18aとして結像される。この血
管内腔像S18aは、アイピース22を介して、テレビ
カメラ24の撮像素子上に、拡大血管内腔像S22aと
して結像された後、ビデオ信号S24aに変換されて出
力される。上記ビデオ信号S24aは、画像重ね合わせ
処理部26に入力し、次のような処理がなされる。即
ち、図2(A)において、参照符号I1とI2は、画像
重ね合わせ処理部26に入力したビデオ信号S24aに
対応した時系列画像を示し、画像I1が時系列的に前の
画像であり、画像I2が時系列的に後の画像である。画
像重ね合わせ処理部26は、この前の画像I1と後の画
像I2とで画像のブレを検出し、この検出したブレの値
で画像I2を補正し、両画像I2、I2を重ね合わせる
ことにより、図示するように、画像I1に対して視野が
領域Rだけ拡がった画像Iを生成する。重ね合わせの基
準としては、参照符号Cで示す特徴点、例えば、冠状動
脈血管内の病変部がある。特徴点Cを基準点とすると、
画像I2は、心拍動によるブレが原因で、画像I1より
左方向に移動していることが判る。図2(A)の実施例
では、重ね合わせる画像は、画像I1とI2の2枚であ
るが、枚数は、図1の制御部28により任意に設定でき
る。また、画像I1とI2とを時系列に重ね合わせる際
の時間間隔も、図1の制御部28により任意に設定でき
る。
フロントページの続き (72)発明者 内堀 雅己 東京都文京区本郷3丁目39番4号 フクダ 電子株式会社内 (72)発明者 竹内 清 東京都文京区本郷3丁目39番4号 フクダ 電子株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血管内視用カテ−テル18を介して心臓
    の拍動によりブレを生じている血管内腔像S18aを入
    力し、該血管内腔像18aの特徴点Cを基準点として、
    複数枚の画像I1、I2・・・を時系列に重ね合わせる
    処理をすると共に、複数個の画素i1、i2・・・を平
    均化して振り分ける処理をしたビデオ信号S26aを出
    力することを特徴とする血管内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 上記時系列重ね合わせ処理と平均化振り
    分け処理とを行う画像重ね合わせ処理部26と、該画像
    重ね合わせ処理部26を制御する制御部28と、処理後
    の画像を表示するモニタ30を有する請求項1記載の血
    管内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 上記制御部28が、時系列重ね合わせ処
    理が行われる複数枚の画像I1、I2・・・の枚数を、
    設定する制御信号S28aを出力する請求項2記載の血
    管内視鏡装置。
  4. 【請求項4】 上記制御部28が、時系列に重ね合わせ
    処理が行われる複数枚の画像I1、I2・・・の時間間
    隔を、設定する制御信号S28aを出力する請求項2記
    載の血管内視鏡装置。
  5. 【請求項5】 上記画像重ね合わせ処理部26が、上記
    血管内視用カテーテル18を構成するイメージガイド1
    8aの画素間隔の1/2以下の精度となるように、上記
    平均化振り分け処理を行う際の基準となる振り分け移動
    間隔を検出するようにした請求項2記載の血管内視鏡装
    置。
  6. 【請求項6】 上記画像重ね合わせ処理部26が、平均
    化振り分け処理を行う際の複数個の画素の振り分け位置
    座標P1、P2・・・の配分を、重ね合わせ処理をする
    画像の枚数と検出した振り分け移動間隔とに基づいて、
    自動的に決定するようにした請求項2記載の血管内視鏡
    装置。
  7. 【請求項7】 上記モニタ30が、未処理画像と、上記
    時系列重ね合わせ処理及び平均化振り分け処理をした画
    像とを、同時に表示できるようにした請求項2記載の血
    管内視鏡装置。
  8. 【請求項8】 上記モニタ30が、その左画面に未処理
    画像を、右画面に時系列重ね合わせ処理及び平均化振り
    分け処理をした画像を、同時に表示できるようにした請
    求項7記載の血管内視鏡装置。
  9. 【請求項9】 上記画像重ね合わせ処理部26が、モニ
    タ30による同時表示ができるビデオ信号S26aを出
    力するようにした請求項7記載の血管内視鏡装置。
  10. 【請求項10】 上記制御部28が、モニタ30による
    同時表示ができる制御信号S28aを出力するようにし
    た請求項7記載の血管内視鏡装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005017A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Olympus Corp 心臓観察装置
JP2012085696A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Olympus Corp 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及び内視鏡装置
JP2014210194A (ja) * 2014-06-24 2014-11-13 オリンパス株式会社 内視鏡装置
JPWO2017158896A1 (ja) * 2016-03-15 2018-03-29 オリンパス株式会社 画像処理装置、画像処理システム、画像処理装置の作動方法

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GB2271684A (en) 1994-04-20

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