JP2003070721A - 画像処理装置及び蛍光観察内視鏡システム - Google Patents

画像処理装置及び蛍光観察内視鏡システム

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JP2003070721A
JP2003070721A JP2001269852A JP2001269852A JP2003070721A JP 2003070721 A JP2003070721 A JP 2003070721A JP 2001269852 A JP2001269852 A JP 2001269852A JP 2001269852 A JP2001269852 A JP 2001269852A JP 2003070721 A JP2003070721 A JP 2003070721A
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Tetsuya Utsui
哲也 宇津井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鮮明な蛍光画像を取得可能な画像処理装置及
び蛍光観察内視鏡システムを、提供する。 【解決手段】 生体は、励起光に照射されると、自家蛍
光を発する。そして、内視鏡10の対物レンズ15は、
発せられた自家蛍光による当該被検体の像を形成する。
形成された被検体像は、イメージインテンシファイア4
3へリレーされて増幅された後、CCDエリアセンサ4
5により画像信号(原信号)に変換される。加算装置4
6は、原信号の一対のフレームを加算して、処理信号の
1フレームを生成する。なお、一度処理に用いられた原
信号のフレームは、重複して使用されることがない。こ
のため、ぼやけた印象のない鮮明な映像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体から発せられ
た蛍光により形成された画像を処理する画像処理装置,
及び蛍光観察内視鏡システムに、関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の青色帯域の光(励起光)が
生体に照射されると、この生体は、励起されて緑色帯域
の蛍光(自家蛍光)を発することが、知られている。ま
た、健康な生体組織から発せられる自家蛍光に比べて、
病変等の異常が生じた生体組織から発せられる自家蛍光
は、その強度が小さいことが、知られている。これらの
知見に基づき、生体からの自家蛍光による像を蛍光画像
として取得する蛍光観察内視鏡システムが、開発されて
いる。その蛍光画像において、生体の正常な部分は明る
く見えるが、異常な部分は暗く見える。
【0003】なお、自家蛍光は、極めて微弱である。こ
のため、蛍光観察内視鏡システムは、この自家蛍光を増
幅するためのイメージインテンシファイアを備えてい
る。このイメージインテンシファイアは、入射した自家
蛍光の強度を大幅に増幅して射出する。そして、増幅さ
れた自家蛍光による像が、CCDエリアセンサにより撮
像される。
【0004】但し、このイメージインテンシファイア
は、各種ノイズをも大幅に増幅してしまうので、CCD
エリアセンサにより得られた蛍光画像がモニタに表示さ
れると、その画像にはノイズが多く含まれてしまう。即
ち、この画像は、ざらついた状態の見にくいものとなっ
てしまう。
【0005】このざらつきを解消するために、本出願人
は、画像信号を平均加算してざらつきを抑える技術を開
発し、特願平7−287737(特開平9−13130
6)として出願した。この従来技術の一態様によると、
原信号の第1フレーム及び第2フレームが平均加算され
ることにより、平均加算信号の第1フレームが生成さ
れ、次に、原信号の第2フレーム及び第3フレームが平
均加算されることにより、平均加算信号の第2フレーム
が生成され、順次、同様の処理がなされてゆく。
【0006】なお、ノイズは、時間的及び空間的にラン
ダムであるため、上記の平均加算がなされると、このノ
イズによる影響は弱められる。従って、ノイズによるざ
らつきが目立たない状態の画像が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、原信号における1つのフレームが、平均加
算信号の複数のフレームの生成に関与している。例え
ば、原信号の第2フレームは、平均加算信号の第1フレ
ームの生成及び第2フレームの生成の双方に、関与して
いる。なお、原信号における全てのフレームが、上記の
ように重複して使用される。すると、得られる画像は、
不鮮明なものとなってしまう。
【0008】そこで、ノイズによる影響が抑えられるだ
けでなく鮮明な画像を取得することが可能な画像処理装
置,及び蛍光観察内視鏡システムを提供することを、本
発明の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下のような構成を採用した。即ち、本
発明の画像処理装置は、励起光が照射されることにより
蛍光を発している生体が撮像されて得られた画像信号
を、取得し、取得した画像信号における複数のフレーム
を1つの処理対象フレーム群として指定し、この処理対
象フレーム群の各フレーム同士を加算して1つの処理済
フレームを生成し、順次、前記処理対象フレーム群とし
て指定されていない複数のフレームを、1つの処理対象
フレーム群として指定し、この処理対象フレーム群を加
算して1つの処理済フレームを生成するとともに、前記
処理済フレームを含んだ処理済の画像信号を、出力する
ことを特徴とする。
【0010】このように構成されると、微弱な自家蛍光
による画像信号の輝度値は、フレーム同士が加算される
ことにより、増加する。但し、画像信号の各フレーム
は、重複して使用されることがないので、処理済の画像
信号は、ぼやけた印象のない鮮明な映像として表示され
る。なお、処理対象フレーム群中のフレーム数は、2で
あってもよく、それ以上であってもよい。また、処理対
象フレーム群として指定される各フレームは、連続した
フレームであってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。
【0012】図1は、本実施形態の蛍光観察内視鏡シス
テムを示す全体構成図である。この蛍光観察内視鏡シス
テム(以下、内視鏡システムと略記)は、内視鏡10,
光源装置20,テレビアダプタ30,及び超高感度テレ
ビカメラ40を、備えている。
【0013】内視鏡10は、生体内に挿入される可撓管
状の挿入部11を、有している。この挿入部11の先端
には図示せぬ湾曲部が組み込まれており、この湾曲部の
先端には、硬質部材製の先端部が固定されている。ま
た、挿入部11の基端には操作部12が連結されてい
る。この操作部12には、湾曲部を湾曲操作するための
ダイヤル及び各種操作スイッチが、設けられている。
【0014】さらに、内視鏡10は、可撓管状のライト
ガイド連結管13を、備えている。このライトガイド連
結管13は、その基端において操作部12に接続されて
いる。また、このライトガイド連結管13は、その末端
がコネクタ13aとして形成されており、そのコネクタ
13aにより、光源装置20に対して着脱自在に取り付
けられている。
【0015】また、内視鏡10の先端部には、少なくと
も3つの貫通孔が穿たれており、そのうちの一対の貫通
孔は、配光レンズ14及び対物レンズ15が夫々填め込
まれることにより、封止されている。他の1つの貫通孔
は、鉗子孔として利用される。
【0016】さらに、内視鏡10は、ライトガイド光フ
ァイババンドル(以下、ライトガイドと略記)16を、
有している。このライトガイド16は、その先端面が配
光レンズ14に対向した状態で、挿入部11,操作部1
2,及びライトガイド連結管13内を引き通されてい
る。なお、ライトガイド16は、その末端近傍の部分
が、ライトガイド連結管13のコネクタ13a内で固定
されている。そして、コネクタ13aが光源装置20に
取り付けられた状態で、ライトガイド16の末端は、光
源装置20内に位置している。なお、光源装置20並び
にライトガイド16及び配光レンズ14は、照明光学系
に相当する。
【0017】光源装置20は、光源ランプ21,リフレ
クタ22,励起光フィルタ23,挿抜機構24,及び切
換スイッチ25を、備えている。光源ランプ21は、キ
セノンランプ等からなり、励起光として利用可能な帯域
の成分を含んだ白色光を、発する。リフレクタ22は、
光源ランプ21から発せられた光を、ライトガイド16
の末端面上に収束させる。
【0018】励起光フィルタ23は、光源ランプ21か
ら発せられた白色光のうちの励起光として利用可能な帯
域(例えば、波長:420nm〜480nm)の成分の
みを透過させるフィルタである。挿抜機構24は、ソレ
ノイド等の駆動源を有し、励起光フィルタ23を、リフ
レクタ22及びライトガイド16間の光路に対して挿入
又は抜去する。なお、この挿抜機構24は、切換スイッ
チ25に接続されている。そして、術者は、切換スイッ
チ25を操作することにより、挿抜機構24を動作させ
て、励起光フィルタ23を挿抜させることができる。
【0019】さらに、内視鏡10は、第1のイメージガ
イド光ファイババンドル(以下、イメージガイドと略
記)17を、有している。この第1のイメージガイド1
7の先端面は、対物光学系としての対物レンズ15に対
向している。即ち、内視鏡10の先端部が被検体に対向
配置されたときに対物レンズ15が当該被検体像を結ぶ
位置の近傍に、イメージガイド17の先端面が配置され
ている。
【0020】そして、イメージガイド17における各光
ファイバの先端から夫々入射した光は、それらの基端か
ら射出される。このため、イメージガイド17の先端面
に実像として形成された被検体像は、基端面へ伝送され
ることになる。
【0021】なお、内視鏡10の操作部12の基端に
は、接眼部18が連結されている。この接眼部18に
は、接眼光学系19が内蔵されている。この接眼光学系
19は、イメージガイド17の基端面に伝送された被検
体像を拡大する。即ち、この接眼光学系19の前方に被
検体の虚像が形成され、術者は、この虚像を見ることに
より、被検体を観察することができる。
【0022】なお、術者は、上記のように被検体を肉眼
で観察することもできるが、図1の如く接眼部18にテ
レビアダプタ30を接続させることにより、被検体像を
第1のモニタM1に表示させることもできる。このテレ
ビアダプタ30は、ビームスプリッタ31,投影レンズ
32,33,第1のCCDエリアセンサ34,及び第2
のイメージガイド35を、備えている。さらに、このテ
レビアダプタ30は、可撓管状のイメージガイド連結管
36を備えており、そのイメージガイド連結管36によ
り、超高感度テレビカメラ40に連結されている。
【0023】このテレビアダプタ30が、接眼部18に
接続された状態において、ビームスプリッタ31は、接
眼光学系19の光路上後方に位置している。このビーム
スプリッタ31は、接眼光学系19から射出された光の
一部を透過させるとともに、その一部を反射させる。
【0024】このビームスプリッタ31を透過した光の
光路上には、第1の投影レンズ32が、配置されてい
る。この第1の投影レンズ32は、接眼光学系19とと
もにリレー光学系として機能する。即ち、第1のイメー
ジガイド17の基端面における被検体像が、これら接眼
光学系19及び第1の投影レンズ32によりリレーされ
る。そして、第1の投影レンズ32の後方に、被検体の
実像が形成される。なお、CCDエリアセンサ34は、
その撮像面が、第1の投影レンズ32の後方に形成され
た実像の位置に一致するように、配置されている。そし
て、このCCDエリアセンサ34は、被検体の実像を画
像信号に変換し、信号線を介して第1のモニタM1へ送
信する。すると、モニタM1には、被検体の動画が表示
される。
【0025】一方、ビームスプリッタ31により反射さ
れた光の光路上には、第2の投影レンズ33が、配置さ
れている。この第2の投影レンズ33は、接眼光学系1
9とともにリレー光学系として機能する。即ち、第1の
イメージガイド17の基端面における被検体像が、これ
ら接眼光学系19及び第2の投影レンズ33によりリレ
ーされる。そして、第2の投影レンズ33の後方に、被
検体の実像が形成される。
【0026】なお、第2のイメージガイド35の基端面
は、投影レンズ33の後方に形成された実像の位置に一
致するように、配置されている。この第2のイメージガ
イド35は、イメージガイド可撓管36内を引き通され
て、その末端面を、超高感度テレビカメラ40内に突出
させている。そして、イメージガイド35における各光
ファイバの基端から夫々入射した光は、それらの末端か
ら射出される。このため、イメージガイド35の基端面
に形成された被検体像は、その末端面へ伝送されること
になる。
【0027】超高感度テレビカメラ40は、イメージガ
イド35の末端面から射出された光の光路上順に配置さ
れた励起光カットフィルタ41,第1のリレーレンズ4
2,イメージインテンシファイア43,第2のリレーレ
ンズ44,及び第2のCCDエリアセンサ45を、備え
ている。励起光カットフィルタ41は、励起光として利
用される帯域(例えば、波長:420nm〜480n
m)の成分のみを遮断する。第1のリレーレンズ42
は、イメージガイド35の末端面における被検体像を、
後方へリレーする。即ち、第1のリレーレンズ42の光
路上後方には、励起光の帯域の成分が除かれた光による
被検体の実像が、形成される。
【0028】イメージインテンシファイア43は、入射
部及び出射部を備えており、入射部に入射した光の強度
を大幅に増幅して、増幅した光を出射部から出射させ
る。なお、イメージインテンシファイア43は、切換ス
イッチ25と接続されている。そして、切換スイッチ2
5が操作されることにより、励起光フィルタ23が光路
中に挿入されている期間中にのみ、イメージインテンシ
ファイア43は動作する。
【0029】このイメージインテンシファイア43は、
その入射部が第1のリレーレンズ42によりリレーされ
た被検体像の位置に対応するように、配置されている。
このため、イメージインテンシファイア43の出射部に
は、光強度が大幅に増幅された被検体像が形成される。
【0030】そして、イメージインテンシファイア43
の出射部から出射した光は、第2のリレーレンズ44に
入射して、第2のCCDエリアセンサ45の撮像面上に
収束する。このため、第2のCCDエリアセンサ45の
撮像面上には、第2のリレーレンズ44によりリレーさ
れた被検体像が、形成される。そして、CCDエリアセ
ンサ45は、この被検体像を画像信号に変換する。な
お、CCDエリアセンサ45は、撮像装置に相当する。
【0031】このCCDエリアセンサ45は、画像処理
装置としての加算装置46と接続されている。この加算
装置46は、CCDエリアセンサ45から出力された画
像信号を取得して、画像処理を施した後に、信号線を介
してモニタM2へ出力する。この加算装置46は、取得
した画像信号(原信号)における連続する複数フレーム
を加算し、処理済の信号(処理信号)を出力する装置で
ある。
【0032】以下、図2を参照し、加算装置46におけ
る画像処理について説明する。原信号は、NTSCやP
AL方式等の所定の方式に従った画像信号である。この
原信号の各フレームは、図2に示されるように、いずれ
も、第1フィールド及び第2フィールドから構成され
る。
【0033】そして、加算装置46は、原信号の連続す
る一対のフレームにおける第1フィールド同士を加算す
るとともに第2フィールド同士を加算する。第1フィー
ルド同士を加算して得られた信号が、処理信号の1つの
フレームにおける第1フィールドとなり、第2フィール
ド同士を加算して得られた信号が、処理信号の当該フレ
ームにおける第2フィールドとなる。さらに、加算装置
46は、このように処理された一対のフレームに後続す
る一対のフレームを取得し、同様に処理を進める。
【0034】具体的には、図2に示されるように、原信
号の第1フレーム及び第2フレーム(処理対象フレーム
群)に基づいて、処理信号の第1フレーム(処理済フレ
ーム)が生成される。引き続き、原信号の第3フレーム
及び第4フレームに基づいて、処理信号の第2フレーム
が生成され、以下同様に処理されてゆく。すると、処理
信号における各フレーム内の各画素の輝度は、上記の加
算処理により夫々増大する。
【0035】上記構成の内視鏡システムによると、術者
が、通常の観察のために、切換スイッチ25を操作して
励起光フィルタ23を光路から抜去すると、ライトガイ
ド16へは白色光が入射する。そして、このライトガイ
ド16により導かれた白色光は、配光レンズ14により
拡散され、被検体を照射する。被検体表面で反射された
光は、対物レンズ15に入射し、イメージガイド17,
及び接眼レンズ19を経て、ビームスプリッタ31に入
射する。
【0036】このビームスプリッタ31を透過した光
は、投影レンズ32によりCCDエリアセンサ34の撮
像面上に収束される。このCCDエリアセンサ34は、
白色光が照射された状態の被検体像を、画像信号に変換
してモニタM1へ送信する。すると、モニタM1には、
白色光が照射された状態の被検体の画像が、表示され
る。なお、上記のように励起光フィルタ23が光路から
抜去されているときには、イメージインテンシファイア
43は動作していないので、モニタM2には、何も表示
されない。
【0037】一方、術者が、蛍光観察のために、切換ス
イッチ25を操作して励起光フィルタ23を光路中に挿
入すると、ライトガイド16へは、励起光のみが入射す
る。そして、このライトガイド16により導かれた励起
光は、配光レンズ14により拡散され、被検体を照射す
る。すると、被検体は、励起光により励起されて、自家
蛍光を発する。発せられた自家蛍光は、被検体表面で反
射された励起光とともに、対物レンズ15に入射する。
そして、対物レンズ15から射出された光は、イメージ
ガイド17,及び接眼レンズ19を経て、ビームスプリ
ッタ31に入射する。
【0038】このビームスプリッタ31により反射され
た光は、投影レンズ33及びイメージガイド35を経
て、励起光カットフィルタ41に入射する。この励起光
カットフィルタ41は、入射した光のうちの励起光の成
分を遮断して自家蛍光の成分のみを透過させる。そし
て、励起光カットフィルタ41を透過した自家蛍光は、
リレーレンズ42により収束されて、イメージインテン
シファイア43に入射する。このイメージインテンシフ
ァイア43は、入射した自家蛍光を増幅して射出する。
射出された自家蛍光は、リレーレンズ44によりCCD
エリアセンサ45の撮像面上に収束される。このCCD
エリアセンサ45は、被検体の自家蛍光による像を、画
像信号(原信号)に変換して加算装置46へ送信する。
【0039】すると、加算装置46は、原信号における
連続する一対のフレームを加算して、処理信号を生成す
る。この処理信号は、モニタM2へ送信されて画面表示
される。即ち、モニタM2には、被検体の自家蛍光によ
る画像が、動画として表示される。なお、加算装置46
は、原信号における各フレームを、いずれも1回のみ使
用して処理信号を生成している。即ち、原信号における
各フレームは、重複して使用されない。このため、モニ
タM2には、ぼやけた印象のない鮮明な映像が表示され
る。
【0040】なお、上記説明では、加算装置46は、原
信号における一対のフレームに基づき、処理信号の1フ
レームを生成している。これに限定されることなく、加
算装置46は、原信号における3つ以上のフレームに基
づいて、処理信号の1フレームを生成してもよい。この
ように処理されると、処理信号のフレームにおける各画
素の輝度値がさらに上がる。この場合には、得られる画
像はコマ送りのような状態の映像となるが、処理済フレ
ームの各画素の輝度値がより上がるので、これに対応さ
せてイメージインテンシファイア43における増幅率を
さらに下げることができる。すると、イメージインテン
シファイア43において発生するノイズがさらに減少す
るため、最終的に得られる画像中のノイズが低減する。
【0041】
【発明の効果】以上のように構成された本発明による
と、鮮明であるとともにノイズによる影響が少ない被検
体の蛍光画像が、得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の蛍光観察内視鏡システ
ムを示す全体構成図
【図2】 本発明の一実施形態による画像処理の説明図
【符号の説明】
10 内視鏡 14 配光レンズ 15 対物レンズ 16 ライトガイド 17 イメージガイド 20 光源装置 23 励起光フィルタ 30 テレビアダプタ 40 超高感度テレビカメラ 43 イメージインテンシファイア 45 CCDエリアセンサ 46 加算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA00 CA01 GA01 GA06 4C061 BB05 DD03 FF46 LL03 LL08 MM01 NN01 NN05 QQ04 QQ09 RR04 RR14 RR26 SS23 VV04 WW17 5C054 AA01 CA01 CC07 EJ05 HA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励起光が照射されることにより蛍光を発し
    ている生体が撮像されて得られた画像信号を、取得し、
    取得した画像信号における複数のフレームを1つの処理
    対象フレーム群として指定し、この処理対象フレーム群
    の各フレーム同士を加算して1つの処理済フレームを生
    成し、順次、前記処理対象フレーム群として指定されて
    いない複数のフレームを、1つの処理対象フレーム群と
    して指定し、この処理対象フレーム群を加算して1つの
    処理済フレームを生成するとともに、前記処理済フレー
    ムを含んだ処理済の画像信号を、出力することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記処理対象フレーム群における各フレー
    ムは、連続したフレームであることを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】生体が蛍光を発するように励起する励起光
    を生体へ照射する照明光学系と、 前記照明光学系に照射された生体の前記励起光の成分以
    外の成分による像を形成する対物光学系と、 前記対物光学系が形成した像を画像信号に変換して出力
    する撮像装置と、 前記撮像装置が出力した画像信号を、取得し、取得した
    画像信号における複数のフレームを1つの処理対象フレ
    ーム群として指定し、この処理対象フレーム群の各フレ
    ーム同士を加算して1つの処理済フレームを生成し、順
    次、前記処理対象フレーム群として指定されていない複
    数のフレームを、1つの処理対象フレーム群として指定
    し、この処理対象フレーム群を加算して1つの処理済フ
    レームを生成するとともに、前記処理済フレームを含ん
    だ処理済の画像信号を、出力する画像処理装置とを、備
    えたことを特徴とする蛍光観察内視鏡システム。
  4. 【請求項4】前記処理対象フレーム群における各フレー
    ムは、連続したフレームであることを特徴とする請求項
    3記載の蛍光観察内視鏡システム。
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