JP3236085B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3236085B2
JP3236085B2 JP27713492A JP27713492A JP3236085B2 JP 3236085 B2 JP3236085 B2 JP 3236085B2 JP 27713492 A JP27713492 A JP 27713492A JP 27713492 A JP27713492 A JP 27713492A JP 3236085 B2 JP3236085 B2 JP 3236085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体の体腔内や内臓の
状態を観察するための内視鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡装置には種々の型式があるが、人
体の内臓等の被検査対象に通常の照明察光を照射して、
それにより照らし出される被検査対象の外観像をモニタ
ー上に表示する内視鏡装置が一般的である。
【0003】また、被検査対象にヘマトポリフィリン誘
導体やフルオレッセン等の蛍光物質を投与した後、励起
光を照射し、蛍光物質から発せられる蛍光像をモニター
上に表示する内視鏡装置も従来から用いられている。こ
れは、被検査対象に病変部がある場合、そこに蛍光物質
が蓄積するという性質を利用したものである。
【0004】蛍光像を表示する内視鏡装置は、病変部の
発見が容易となるという利点があるものの、被検査対象
の外観を観察することができないという欠点もある。そ
こで、従来においては、外観像と蛍光像とを一つのモニ
ター上に表示できるようにした内視鏡装置が開発されて
いる。このような装置としては、特開昭63−2521
33号公報や特開平3−97439号公報に記載のもの
が知られている。
【0005】特開昭63−252133号公報に記載さ
れている内視鏡装置は、図5に示すように、通常の外観
像を得るための白色光源1と、蛍光物質に対する励起光
を発するレーザ光源2とを備え、それぞれ、ファイバー
スコープ3内の対応のライトガイドファイバー4,5に
接続されている。また、ファイバースコープ3内には、
白色光及び励起光により照らし出された被検査対象6の
像を取り出すためのイメージガイドファイバー7が設け
られている。ここから出力された像情報はハーフミラー
8により分岐され、それぞれTVカメラ9及び蛍光像処
理系10へ導かれる。TVカメラ9は通常の外観像を撮
像し、その画像情報を出力する。一方、蛍光像処理系1
0は蛍光像情報を出力する。これらの画像情報は画像処
理回路11において合成処理され、モニター12上で外
観像の上に蛍光像が疑似カラー的にマッピングされる。
【0006】尚、図5において、符号13は蛍光スペク
トル像を取り出すためのイメージガイドファイバーであ
り、その出力端部には分光器14を介して高感度カメラ
15が接続され、解析回路16を介して蛍光スペクトル
像表示装置17に蛍光スペクトル像を出力するようにな
っている。
【0007】一方、特開平3−97439号公報に記載
の内視鏡装置は、図6に示すような構成をなし、ファイ
バースコープ20、TVカメラ21、画像処理回路2
2、及び、モニター23を備えている。この内視鏡装置
は、励起光を含む照明光を発する光源24を有してお
り、この光源24から発せられる照明光を第1の回転フ
ィルター25を透過させることにより、照明光と励起光
とを交互にファイバースコープ20内のライトガイトフ
ァイバー26に導くことができるようになっている。ま
た、TVカメラ21の固定撮像素子27の前方には、第
1の回転フィルター25と同期して回転する第2の回転
フィルター28が取り付けられており、これにより、イ
メージガイドファイバー29から出力された外観像と蛍
光像が交互に固体撮像素子27に入射される。固体撮像
素子27からの外観像及び蛍光像のそれぞれに対応する
画像情報は画像処理回路22において合成処理され、モ
ニター23上にその合成画像が表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
外観像・蛍光像合成タイプの内視鏡装置においては、術
者が常にモニター12,23上の蛍光像と外観像とを観
察する必要があるため、術者に疲労感を与え、検査時間
が長くなる傾向がある。長時間の検査は被検者に苦痛を
与えるものである。また、小さな病変では、その部分の
蛍光量も少ないため、見落とす恐れさえある。
【0009】また、図5の内視鏡装置(特開昭63−2
52133号)にあっては、白色光源1及びレーザ光源
2と、それぞれに接続される2本のライトガイドファイ
バー4,5が必要であるため、装置が大型化するという
問題点があった。
【0010】更に、図6に示す内視鏡装置(特開平3−
97439号)では、一つの固定撮像素子27により蛍
光像と外観像とを撮像するが、一般に蛍光像は外観像に
比べて相当に暗いため、明るい蛍光像しか捕らえること
ができない。この問題点に対しては高感度TVカメラを
用いることも考えられるが、高感度TVカメラは空間分
解能が低く、通常の外観像を撮像するには適さない。
【0011】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、所定の光強度以上の蛍光を検出し
た場合に限って蛍光像を外観像と共に撮像・表示できる
ようにした内視鏡装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、蛍光物質を含有する被検
査対象に通常の照明光を照射した場合に得られる外観像
と、蛍光物質に対して励起光を照射した場合に得られる
蛍光像とを表示する外観像・蛍光像合成タイプの内視鏡
装置において、励起光を含む照明光を発する光源と、光
源から出射された照明光、及び、該照明光に含まれる励
起光を交互に透過するフィルター手段と、フィルター手
段を透過した照明光及び励起光を被検査対象に導くライ
トガイド手段と、被検査対象の外観像及び蛍光像を導く
イメージガイド手段と、イメージガイド手段からの出力
光を第1光路及び第2光路に分岐する分岐手段と、第1
光路に置かれた、外観像を撮像する第1撮像手段と、第
2光路に置かれた、蛍光像を撮像する第2撮像手段と、
ライトガイド手段により励起光を被検査対象に導いた場
合に該被検査対象の蛍光物質から発せられた蛍光を受け
て導く蛍光ガイド手段と、蛍光ガイド手段からの出力光
の光強度を検出する光検出手段と、蛍光ガイド手段から
の出力光の光強度が設定値以上である場合に光検出手段
の出力に応じて第2撮像手段を作動させる制御手段と、
第1撮像手段及び第2撮像手段からの画像情報を処理す
る画像処理手段と、画像処理手段により処理された画像
を表示する画像表示手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0013】また、請求項2に記載の発明による内視鏡
装置は、前記の請求項1に記載の発明における蛍光ガイ
ド手段が省かれており、蛍光の光強度を検出するための
光検出器は、蛍光に対応するイメージガイド手段からの
出力光の光強度を検出するようになっている。
【0014】このような本発明による内視鏡装置は、光
検出手段の出力を表示する蛍光表示手段を備えるのが好
適である。
【0015】
【作用】本発明においては、回転フィルターにより照明
光と励起光とが交互に被検査対象に照射され、それによ
り得られる被検査対象の外観像と蛍光像が交互に第1及
び第2の撮像手段により撮像される。本発明において
は、被検査対象から発する蛍光の光強度が検出され、そ
の検出値と設定値とが比較され、検出値が設定値を越え
た場合、即ち、異常な蛍光が発している場合に、蛍光像
が外観像と合成される。
【0016】蛍光は、請求項1の発明においては、イメ
ージガイド手段とは別個に設けられた蛍光ガイド手段に
より伝送される。また、請求項2の発明のように、イメ
ージガイド手段から発する出力光のうち、蛍光に相当す
る光の光強度を検出するようにしても良い。
【0017】蛍光表示手段は光検出手段の出力情報を表
示し、これによって、異常な蛍光が存在することを術者
に認識させることができる。
【0018】
【実施例】以下、図面と共に本発明の好適な実施例につ
いて説明する。
【0019】図1は本発明の第1実施例に係る内視鏡装
置を示している。図中、符号50はファイバースコープ
であり、体内に挿入される柔軟な細長い挿入部分50a
と、この挿入部分50aの根元に設けられた操作部分5
0bとから成っている。操作部分50bは、術者が片手
でアングル、送気・送水、吸引等の操作が行えるような
形態をなし、この部分50bから、被検査対象51に照
明光を導くライトガイド手段としての光ファイバー(以
下、「ライトガイドファイバー」という)52と、被検
査対象51の像を導くイメージガイド手段としての光フ
ァイバー(以下、「イメージガイトファイバー」とい
う)53、更に、被検査対象51が発する蛍光を導く蛍
光ガイド手段としての光ファイバー(以下、「蛍光ガイ
ドファイバー」という)54が挿入されている。
【0020】ライトガイドファイバー52の入射端面に
対向する位置には、集光レンズ55を介して光源56が
配置されている。この光源56から発せられる照明光の
中には、被検査対象51内に包含されている蛍光物質に
対する励起光も含まれている。また、集光レンズ55と
ライトガイドファイバー52の入射端面との間には、モ
ータ57により回転駆動される回転フィルター58が配
置されている。この回転フィルター58は、ほぼ全波長
帯域の照明光を透過する第1フィルター58aと、励起
光のみを透過する第2フィルター58bとを少なくとも
1対有している。これらのフィルター58a,58bは
周方向に交互に配置され、回転フィルター58の回転時
に光源56の光路内を通過するようになっている。
【0021】イメージガイド53からの出力光の光路は
ハーフミラー59により第1光路60と第2光路61に
分岐され、第1光路60には第1CCDカメラ(第1撮
像手段)62が置かれ、第2光路61には第2CCDカ
メラ(第2撮像手段)63が置かれている。第2CCD
カメラ63とハーフミラー59との間には、蛍光以外の
迷光を除去するためのフィルター64が配置され、更
に、このフィルター64と第2CCDカメラ63との間
にはイメージインテンシファイア65が配置されてい
る。第1及び第2のCCDカメラ62,63は画像処理
回路66に接続され、それぞれからの画像情報がこの画
像処理回路66において合成等の処理がなされ、その合
成画像がモニター67にて表示される。
【0022】蛍光ガイドファイバー54の出射端面に対
向する位置には、蛍光以外の迷光を除去するフィルター
68を介して、光検出器69が配置されている。光検出
器68は受けた光の光強度を検出するものであり、その
出力端子には制御回路70の光信号処理回路71が接続
されている。光信号処理回路71にはゲート回路72が
接続され、ゲート回路72は光信号処理回路71からの
信号に応じてイメージインテンシファイア65の動作を
制御するようになっている。また、光信号処理回路71
には蛍光表示装置73が接続されている。この蛍光表示
装置73は、光検出器69からの光信号を被検査対象5
1の蛍光に対応する音情報や光情報、或いは数字として
表示することができる。
【0023】このような構成の内視鏡装置において、そ
の作用について、図2のタイミングチャートを参照にし
て説明する。
【0024】まず、光源56から照明光が照射され、集
光レンズ55を通り回転フィルター58に入射される
と、モータ57により回転駆動されている回転フィルタ
ー58のフィルター58a,58bを透過し、照明光と
励起光とが交互にライトガイドファイバー52の入射端
面に入射される(図2(A)参照)。この入射光はライ
トガイドファイバー52により体内に導かれ、被検査対
象51に照射される。
【0025】照明光の照射により被検査対象51から反
射される反射光、及び、励起光の照射により被検査対象
51内の蛍光物質から生じる蛍光は、蛍光ガイドファイ
バー54により伝送され、フィルター68を通して光検
出器69に入射される。図2(B)は光検出器69から
出力を示すものであり、被検査対象51から発する蛍光
の光強度に相当するものである。光検出器69からの出
力信号は光信号処理回路71に送られるが、この光信号
処理回路71は、図2(C)及び(D)に示すように、
励起光が照射され始めてからカウンタ動作のオン状態の
間だけ光検出器69からの出力信号を蛍光の光強度の検
出値として採取する。蛍光表示装置73は、光信号処理
回路66で採取された検出値を音情報等の適当な形で表
示し、術者に蛍光の状態を伝える。また、光信号処理回
路66では採取した検出値を、前以て記憶されていた設
定値と比較する。そして、検出値がその設定値を越えて
いる場合には、光信号処理回路66は、異常な蛍光が被
検査対象51から発していると判断し(図2(E)参
照)、蛍光像のみ増倍すべく、回転フィルター58と同
期させつつゲート回路72に信号を送って、イメージイ
ンテンシファイア65をオンとする。
【0026】一方、被検査対象51からの蛍光像と通常
の外観像はイメージガイドファイバー53により伝送さ
れ、リレーレンズ74を通過後、ハーフミラー59で第
1光路60及び第2光路61に分岐される。第1光路6
0を通る像情報は第1CCDカメラ62にて撮像され
る。また、第2光路61を通る像情報は、フィルター6
4で迷光が除去された後、イメージインテンシファイア
65に入射される。イメージインテンシファイア65に
は常に蛍光像と外観像の情報が入射されるが、このイメ
ージインテンシファイア65は、被検査対象51に異常
な蛍光が存在すると光信号処理回路71が判断したとき
だけ作動する。より詳細には、図2(F)に示すよう
に、イメージインテンシファイア65は制御回路70か
らの信号により、蛍光像が見られる期間だけ像の光強度
の増幅を行い、後方の第2CCDカメラ63ではこの増
強された蛍光像が撮像される。光強度の高い外観像は、
イメージインテンシファイア65をオフとすることで遮
断され、第2CCDカメラ63には入射されない。
【0027】画像処理回路66では、回転フィルター5
8に同調して、第1CCDカメラ62で撮像された像の
うち外観像のみを画像情報として取り込む(図2
(G))。そして、図2(H)に示すように、画像処理
回路66はこの外観像と第2CCDカメラ63からの蛍
光像の画像情報を順次出力し、これをモニター67上に
表示させる。励起光と観察光が照射されるサイクルは非
常に短いため、外観像と蛍光像の画像情報を交互に出力
することで、モニター67には両画像がスーパーインポ
ーズされた形で表示される。
【0028】尚、図1に示すように、ファイバースコー
プ50の操作部分50bに感度調整つまみ75を設け、
このつまみ75を手動で回してイメージインテンシファ
イア65の光増強の度合いを調整できるようにすること
もできる。この場合、蛍光像がモニター67上で明るく
表示させることが可能となり、被検査対象51の病変部
の状態が把握しやすくなる。
【0029】また、ファイバースコープ50の操作部分
50bに画像切換スイッチ76を設け、画像処理回路6
6に働きかけ、外観像と蛍光像のいずれか一方のみをモ
ニター67に表示させるようにすることも可能である。
【0030】更に、光信号処理回路71において、光強
度の設定値を可変とすることで、極めて微弱な蛍光に対
しても反応させることができる。通常、内視鏡検査にお
いては、蛍光物質を被検査対象51に投与し、その蛍光
物質の蓄積した場所を探査することとしている。しか
し、本発明によれば、極めて微弱な蛍光も検出できるの
で、人体が持つ蛍光物質を検出することが可能となり、
別個に蛍光物質を投与する必要がなくなる。
【0031】図3は本発明の第2実施例を示している。
図中、第1実施例の内視鏡装置における部分と同一又は
相当部分には同一符号を用いることとし、その詳細な説
明は省略する。この第2実施例に係る内視鏡装置は、第
1実施例のものとは異なり、蛍光ガイドファイバーは設
けられていない。また、この第2実施例では、ハーフミ
ラー59で分岐された第2光路61は、更に別のハーフ
ミラー80により、そのまま直進する光路61′と第3
光路81に分岐され、光路61′にイメージインテンシ
ファイア65及び第2CCDカメラ63が置かれ、第3
光路81に光検出器69が置かれる。ハーフミラー59
とハーフミラー80との間の第2光路61内には、チョ
ッパー82及び蛍光以外の迷光を除去するフィルター6
4が配置されている。
【0032】この構成においては、蛍光ガイドファイバ
ーは備えていないものの、被検査対象51からの蛍光
は、イメージガイドファイバー53から光路61,81
を経て光検出器69に入射されるので、第1実施例の作
用とは実質的に変わるところはない。異なる点は、第2
実施例の動作を表すタイミングチャートである図4の
(B)及び(C)から理解できる通り、回転フィルター
58に同期するチョッパー82によって、通常の照明光
が照射されている期間は第2光路61が遮断され、外観
像の光が光検出器69に入射しないようにしている点の
みである。
【0033】この第2実施例では蛍光ガイドファイバー
が不要であるので、ファイバースコープ50の縮径化を
図ることができ、或いは、3本穴を有する通常のファイ
バースコープ50を用いた場合には、残った穴を他のマ
ニプレータのために使用することが可能となる。
【0034】上記の第1及び第2の実施例における画像
処理回路66は、第1及び第2のCCDカメラ62,6
3の画像情報を交互にモニター67に送ることで合成を
行う構成となっているが、他の型式の画像処理回路を用
いることができ、また、画像の表示方法もスーパーイン
ポーズ形式に限られない。
【0035】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、被検
査対象に異常な蛍光がある場合だけ、蛍光像を外観像と
共にモニターに表示するので、術者は常に外観像と蛍光
像とを見比べる必要がなくなり、検査が容易化される。
また、請求項3に係る発明によれば、蛍光表示手段を用
いて蛍光の存在を術者に別途知らせることができる。従
って、術者の疲れは少なく、検査も短時間で終了し、被
検者に与える苦痛も軽減化される。
【0036】また、蛍光の光強度を像とは別個に検出す
る構成となっているので、カメラでは検出できないよう
な微弱な蛍光をも検出することが可能となる。従って、
ポルフィリンのような蛍光物質を投与する必要がなくな
り、人体が持つ蛍光物質を利用し、病変部の探査を行う
ことが可能となる。これは従来装置では不可能な検査方
法である。
【0037】更に、請求項2に係る発明では、蛍光像を
取り出すイメージガイド手段を用いて蛍光も導き出すこ
ととしたので、蛍光ガイド手段が不要となり、ファイバ
ースコープの径を小さくすることができる。或いは、穴
の多い既存のファイバースコープの場合には、穴の有効
利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る内視鏡装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る内視鏡装置の動作を
示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2実施例に係る内視鏡装置の構成を
示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る内視鏡装置の動作を
示すタイミングチャートである。
【図5】従来の内視鏡装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】従来の別の内視鏡装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
50…ファイバースコープ、51…被検査対象、52…
ライトガイドファイバー、53…イメージガイドファイ
バー、54…蛍光ガイドファイバー、56…光源、58
…回転フィルター、59…ハーフミラー、60…第1光
路、61,61′…第2光路、62…第1CCDカメ
ラ、63…第2CCDカメラ、65…イメージインテン
シファイア、66…画像処理回路、67…モニター、6
9…光検出器、70…制御回路、71…光信号処理回
路、72…ゲート回路、73…蛍光表示装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−159936(JP,A) 特開 昭63−122421(JP,A) 特開 昭63−252134(JP,A) 特開 平1−136629(JP,A) 特開 平1−315715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 300 A61B 10/00 G01N 21/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光物質を含有する被検査対象に通常の
    照明光を照射した場合に得られる外観像と、前記蛍光物
    質に対して励起光を照射した場合に得られる蛍光像とを
    表示する内視鏡装置において、 励起光を含む照明光を発する光源と、 前記光源から出射された照明光と、該照明光に含まれる
    励起光とを交互に透過するフィルター手段と、 前記フィルター手段を透過した照明光及び励起光を被検
    査対象に導くライトガイド手段と、 被検査対象の外観像及び蛍光像を導くイメージガイド手
    段と、 前記イメージガイド手段からの出力光を第1光路及び第
    2光路に分岐する分岐手段と、 前記第1光路に置かれた、外観像を撮像する第1撮像手
    段と、 前記第2光路に置かれた、蛍光像を撮像する第2撮像手
    段と、前記ライトガイド手段により励起光を被検査対象に導い
    た場合に該被検査対象の蛍光物質から発せられた蛍光を
    受けて導く蛍光ガイド手段と、 前記蛍光ガイド手段からの出力光の光強度を検出する光
    検出手段と、 前記蛍光ガイド手段からの出力光の光強度が設定値以上
    である場合に前記光検出手段の出力に応じて前記第2撮
    像手段を作動させる制御手段と、 前記第1撮像手段及び前記第2撮像手段からの画像情報
    を処理する画像処理手段と、 前記画像処理手段により処理された画像を表示する画像
    表示手段と、 を備えている内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 蛍光物質を含有する被検査対象に通常の
    照明光を照射した場合に得られる外観像と、前記蛍光物
    質に対する励起光を照射した場合に得られる蛍光像とを
    表示する内視鏡装置において、 励起光を含む照明光を発する光源と、 前記光源から出射された照明光と、該照明光に含まれる
    励起光とを交互に透過するフィルター手段と、 前記フィルター手段を透過した照明光及び励起光を被検
    査対象に導くライトガイド手段と、 被検査対象の外観像及び蛍光像を導くイメージガイド手
    段と、 前記イメージガイド手段からの出力光を第1光路及び第
    2光路に分岐する分岐手段と、 前記第1光路に置かれた、外観像を撮像する第1撮像手
    段と、 前記第2光路に置かれた、蛍光像を撮像する第2撮像手
    段と、 被検査対象が発する蛍光に対応する前記イメージガイド
    手段からの出力光の光強度を検出する光検出手段と、 被検査対象が発する蛍光に対応する前記イメージガイド
    手段からの出力光の光強度が設定値以上である場合に前
    記光検出手段の出力に応じて前記第2撮像手段を作動さ
    せる制御手段と、 前記第1撮像手段及び前記第2撮像手段からの画像情報
    を処理する画像処理手段と、 前記画像処理手段により処理された画像を表示する画像
    表示手段と、 を備えている内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記光検出手段の出力を表示する蛍光表
    示手段を備えている請求項1又は2記載の内視鏡装置。
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