JP2001104331A - 医療用顔面装着型映像表示装置 - Google Patents

医療用顔面装着型映像表示装置

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JP2001104331A
JP2001104331A JP28596599A JP28596599A JP2001104331A JP 2001104331 A JP2001104331 A JP 2001104331A JP 28596599 A JP28596599 A JP 28596599A JP 28596599 A JP28596599 A JP 28596599A JP 2001104331 A JP2001104331 A JP 2001104331A
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Masaya Fujita
征哉 藤田
Sumihiro Uchimura
澄洋 内村
Atsushi Amano
敦之 天野
Masaru Tsuzuki
勝 都築
Hiroko Oishi
浩子 大石
Susumu Kawada
晋 川田
Kotaro Ogasawara
弘太郎 小笠原
Junichi Ichikawa
純一 市川
Katsuya Suzuki
克哉 鈴木
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顔面装着型映像表示デバイス(FMD)を外
さなくても周辺機器の情報を確認できる医療用顔面装着
型映像表示装置を提供する。 【解決手段】 立体視用光学式内視鏡12には第1及び
第2のテレビカメラ13L、13Rが装着され、CCD
35L、35Rで撮像された左右の撮像信号は第1及び
第2のCCU16L、16Rで信号処理されて左右のT
V信号となり、画像合成ユニット19に入力され、CP
U40により内視鏡周辺機器としての気腹装置17の設
定状態の信号が状態信号発生回路42を経て混合回路4
3L、43Rで混合されてFMDコントローラ21、2
1′を経てFMD1、1′内部の左右の液晶モニタの表
示面に内視鏡像と共に、周辺機器の状態が表示され、術
者は装着したFMD1、1′を外さなくても、周辺機器
の状態を把握できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は使用者の顔面に装着
されて映像表示される医療用顔面装着型映像表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】顔面或いは頭部に装着される顔面装着型
映像表示デバイス(以下、FMD或るはHMDと略称す
る)は、ゴーグル型、眼鏡型等の装置を使用者の顔面に
装着し、ケーブルを介して送られてくる映像、音響を視
聴するものであり、立体映像、ステレオ音響を屋内、屋
外を問わず楽しむことかできるものとして、若年層を中
心に注目されている。
【0003】一方、医療分野での利用も注目を浴びてき
ている。これは、外科手術等の医療現場で、医師が患者
の手術、治療部位に関する映像情報を見たり、内視鏡下
外科手術において、内視鏡像をTVモニタの代わりにF
MDで見ることを目的としている。
【0004】このような医療現場で使用されるFMDの
従来技術として、特開平9−98985がある。この装
置の構成は以下の通りである。内視鏡画像を表示する液
晶モニタと、下方、側方を観察可能な観察窓と、観察窓
から入光する外光の強度を検出する外光検出手段と、外
光検出手段の出力に応じて観察窓の光透過率を制御する
制御手段と、モニタの輝度を制御する制御手段を設け、
観察窓の透過率とモニタの輝度を制御して外部をシース
ルー観察しながら液晶モニタの映像を最適なコントラス
トで見ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−98985号公報のものでは以下の改善が望まれる
点かある。手術に使用している周辺機器のステータス情
報(例えば気腹装置に表示される患者の腹腔圧や設定圧
力、電気メスに表示される切開/凝固出力設定等)を確
認したい場合、FMDの観察窓からは、周辺機器本体を
確認することができない場合がある。このため、周辺機
器の情報を確認する度に、FMDを外さなければなら
ず、オペをより円滑に進行できるようにすることが望ま
れる。
【0006】また、手術には気腹装置用や電気メス用な
ど複数のフットスイッチを使用しており、これらのフッ
トスイッチのどれを踏もうとしているか確認する場合
も、下方の観察窓に視線を落としたり、FMDを外した
りして確認しなければならずオペをより円滑に進行でき
るようにすることが望まれる。
【0007】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、顔面装着型映像表示デバイス(F
MD)を外さなくても周辺機器の情報を確認できる医療
用顔面装着型映像表示装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】内視鏡像を表す画像信号
を発生可能な画像信号発生手段と、内視鏡検査又は内視
鏡手術時に内視鏡と共に使用される内視鏡周辺機器と、
前記内視鏡周辺機器の動作状態を表す信号を出力する状
態信号出力手段と、使用者の顔面に装着可能な装着部を
有すると共に、前記画像信号発生手段で発生された画像
信号を表示可能な表示部を有する顔面装着型表示手段
と、前記画像信号発生手段で発生された画像信号と、前
記状態信号出力手段から出力された信号とに基づき、前
記内視鏡像と前記内視鏡周辺機器の動作状態情報とを前
記顔面装着型表示手段における表示部に表示する画像合
成手段と、を設けることにより、顔面装着型表示手段に
は内視鏡周辺機器の動作状態情報を表示するので、顔面
装着型表示手段を外さなくても内視鏡周辺機器の動作状
態を確認できるようにしている。
【0009】また、内視鏡像を表す画像信号を発生可能
な画像信号発生手段と、内視鏡検査又は内視鏡手術時に
内視鏡と共に使用される内視鏡周辺機器と、前記内視鏡
周辺機器の動作状態を検出する動作状態検出手段と、前
記動作状態検出手段で検出された動作状態を動作状態信
号として出力する状態信号出力手段と、使用者の顔面に
装着可能な装着部を有すると共に、前記画像信号発生手
段で発生された画像信号を表示可能な表示部を有する顔
面装着型表示手段と、前記画像信号発生手段で発生され
た画像信号と、前記状態信号出力手段から出力された動
作状態信号とに基づき、前記内視鏡像と前記内視鏡周辺
機器の動作状態とを前記顔面装着型表示手段における表
示部に表示する画像合成手段と、を設けることにより、
顔面装着型表示手段における表示部には内視鏡周辺機器
の動作状態情報を表示するので、顔面装着型表示手段を
外さなくても内視鏡周辺機器の動作状態を確認できるよ
うにしている。
【0010】また、内視鏡像を表す画像信号を発生可能
な画像信号発生手段と、内視鏡検査又は内視鏡手術時に
内視鏡と共に使用される内視鏡周辺機器と、前記内視鏡
周辺機器の動作状態を撮像する周辺情報撮像手段と、前
記周辺情報撮像手段で撮像した信号を動作状態信号とし
て出力する状態信号出力手段と、使用者の顔面に装着可
能な装着部を有すると共に、前記画像信号発生手段で発
生された画像信号を表示可能な表示部を有する顔面装着
型表示手段と、前記画像信号発生手段で発生された画像
信号と、前記状態信号出力手段から出力された動作状態
信号とに基づき、前記内視鏡像を前記内視鏡周辺機器の
動作状態とを前記顔面装着型表示手段における表示部に
表示する画像合成手段と、を設けることにより、顔面装
着型表示手段における表示部には内視鏡周辺機器の動作
状態情報を表示するので、顔面装着型表示手段を外さな
くても内視鏡周辺機器の動作状態を確認できるようにし
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1及び図2は医療用顔面装着型映
像表示デバイスの外観及び内部の概略の構成を示し、図
3は第1の実施の形態の医療用顔面装着型映像表示装置
の全体構成を示し、図4はFMDコントローラの構成を
示し、図5はFMDの液晶モニタでの表示例を示し、図
6は医療用顔面装着型映像表示装置で手術する様子を示
す。
【0012】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態に使用される医療用顔面装着型映像表示デバイス(医
療用FMDと略記)1は本体2と、この本体2の後方側
に設けた(装着手段としての)ループ形状のフレーム3
と、このフレーム3から延出された信号ケーブル4とを
有し、ループ状のフレーム3内に術者等の使用者の頭部
を入れ、本体1に頭部の顔面を対向させるようにして顔
面(頭部)に装着できるようにしている。
【0013】図2はその内部構造を示す。本体2には、
(装着した術者の)顔面の左右の目5L(5R)に対向
する位置に、信号ケーブル4を介して送られてくるTV
信号を表示する液晶モニタ6L(6R)がそれぞれ配置
され、左右の目5L(5R)とその前方に配置された液
晶モニタ6L(6R)との間に配置された接眼光学系7
L(7R)を介して、術者は液晶モニタ6L(6R)に
表示される映像を拡大観察することができるようにして
いる。
【0014】図3は医療用FMD1、1′を用いた内視
鏡像観察装置、つまり本発明の第1の実施の形態の医療
用顔面装着型映像表示装置11の全体構成を示す。この
医療用顔面装着型映像表示装置11は、立体観察が可能
な立体視用光学式内視鏡12の左右の接眼部にそれぞれ
第1及び第2のテレビカメラ13L、13Rを装着した
立体視用カメラ装着内視鏡14と、立体視用光学式内視
鏡12に照明光を供給する光源装置15と、第1及び第
2のテレビカメラ13L、13Rにそれぞれ内蔵された
撮像素子に対する信号処理を行う第1及び第2のカメラ
コントロールユニット(CCUと略記)16L、16R
と、内視鏡周辺機器として例えば気腹処置を行う気腹装
置17及び高周波電流で切除等の処置を行う電気メス
(装置)18と、第1及び第2のCCU16L、16R
からの映像信号に対して周辺機器の状態(ステータス)
を検出して状態信号の合成等の信号処理を行う映像合成
ユニット19と、この映像合成ユニット19から出力さ
れる映像信号を表示するモニタ20と、この映像合成ユ
ニット19から出力される映像信号をそれぞれFMDコ
ントローラ21、21′を介して入力され、左右の映像
として表紙する医療用FMD1、1′とから構成され
る。
【0015】光学式内視鏡12は体内に挿入される細長
の挿入部26と、この挿入部26の後端に設けられた把
持部27と、この把持部27の後端に設けられた接眼部
28とを有する。
【0016】挿入部26内にはライトガイド29が挿通
され、このライトガイド29の後端はライトガイドケー
ブル30を介して光源装置15に接続され、光源装置1
5から供給される照明光を伝送し、挿入部26の先端部
の照明窓に固定されたライトガイド先端面から出射し、
患部等の被写体を照明する。
【0017】この照明窓に隣接して設けた左右の観察窓
にはそれぞれ対物レンズ31L、31Rが取り付けてあ
り、互いに視差を有する左右の光学像を結ぶ。左右の光
学像はそれぞれ左右のリレーレンズ系32L、32Rに
より後方側に伝送され、左右の接眼レンズ33L、33
Rを介して拡大観察することができる。
【0018】左右の接眼レンズ33L、33Rに対向し
て第1及び第2のテレビカメラ13L、13Rをそれぞ
れ装着した場合には、左右の光学像はそれぞれ左右の結
像レンズによりそれぞれ結像位置に左右の光学像を結
ぶ。各結像位置にはCCD35L、35Rが配置されて
おり、光学像を光電変換する。
【0019】なお、各CCD35L、35Rの撮像面の
前にはモザイクフィルタ等の色分離フィルタ36L、3
6Rが配置されており、されぞれ光学的に色分離する。
各CCD35L、35Rはカメラケーブル37内に挿通
された信号線と接続され、カメラケーブル37の端部の
コネクタ38L、38Rを第1及び第2のCCU16
L、16Rにそれぞれ着脱自在で接続することにより、
各CCD35L、35Rで撮像された内視鏡12による
体内の左右の被写体像、つまり左右の内視鏡像の撮像信
号はそれぞれCCU16L、16Rで信号処理されて左
右の映像信号(TV信号)に変換され、画像合成ユニッ
ト19に出力される。
【0020】この画像合成ユニット19は内視鏡周辺機
器としての気腹装置17及び電気メス18と接続され
て、各周辺機器の状態を検出するCPU40と、このC
PU40により検出した各周辺機器の状態(ステータ
ス)の情報を一時格納するメモリ41と、検出された状
態を表示するための状態信号発生回路(ステータス信号
発生回路)42と、この状態信号発生回路42から出力
される状態信号をCCU16L、16Rから入力される
左右の映像信号(TV信号)にスーパインポーズ(重
畳)する混合回路43L、43Rとを有する。
【0021】CPU40は気腹装置17及び電気メス1
8の状態を監視(モニタ)し、検出した状態を一時メモ
リ41に格納する。例えば、気腹装置17で設定した設
定圧の値,腹腔内の圧力(腹腔圧)の値等の情報をメモ
リ41に格納する。また、電気メス18で設定した切開
出力、凝固出力等の値をメモリ41に格納する。そし
て、状態の変更を検出した場合には、メモリ41に記憶
した状態情報を更新する。
【0022】つまり、メモリ41には周辺機器のリアル
タイムの状態情報或いは最新の状態情報が格納され、C
PU40はこのメモリ41に格納した状態情報を読み出
して状態信号発生回路42を介して状態を文字で表す状
態信号に変換して混合回路43L、43Rに出力する。
【0023】そして、CCU16L、16Rから入力さ
れる左右のTV信号に状態信号が重畳されて混合回路4
3L、43RからFMDコントローラ21、22を介し
て医療用FMD1、1′に出力する。また、モニタ20
には一方の混合回路(例えば43R)の出力信号が入力
される。なお、医療用FMD1′は医療用FMD1と同
じ構成であり、またFMDコントローラ21と21′も
同じ構成である。
【0024】図4はFMDコントローラ21或いは2
1′の構成を示す。左右のTV信号はそれぞれアンプ4
5L、45Rで増幅された後、液晶モニタドライバ46
L、46Rを経て(FMD1或いは1′内の)左右の液
晶モニタ6L,6Rに印加され、各液晶モニタ6L,6
Rに左右のTV信号の映像を表示する。
【0025】上述のように本実施の形態では内視鏡周辺
機器として例えば気腹装置17及び電気メス18の状態
を検出して、状態信号を生成し、左右のTV信号に重畳
することにより、図5に示すように液晶モニタ6L、6
Rには内視鏡像(或いは内視鏡画面)47aと共に、例
えばその右側に気腹装置17及び電気メス18の状態を
表示するステータス情報画面48aとがそれぞれ同時に
表示されるようにしている。
【0026】次に本実施の形態の作用を説明する。図6
は医療用FMD1,1′を用いた内視鏡像観察装置によ
り手術をしている状況を示した図である。術者H1は立
体視用光学式内視鏡12を保持しており、術者H2は第
1の医療用FMD1を装着している。また、術者H3は
第2の医療用FMD1′を装着している。そして、術者
H1は画像合成ユニット19で合成された画像をTVモ
ニタ20で肉眼観察し、術者H2は第1の医療用FMD
1で観察し、術者H3は第2の医療用FMD1′で観察
している。
【0027】図3に示したCCU16L、16R、光源
装置15、気腹装置17、電気メス18はTVモニタ2
0のボックス50に収納されている。
【0028】立体視用光学式内視鏡12にはテレビカメ
ラ13L、13Rがそれぞれ装着され、左右の内視鏡像
が撮像され、CCU16L、16R及び画像合成ユニッ
ト19を介してモニタ20には一方のTV信号が、FM
Dコントローラ21、21′を経て医療用FMD1,
1′には左右のTV信号が出力される。
【0029】図3で説明したように画像合成ユニット1
9には混合回路43L、43Rが設けてあり、CCU1
6L、16Rから入力される左右の内視鏡画像を表す信
号にはCPU40により検出し、メモリ41に一時格納
した気腹装置17及び電気メス18の各状態を示す状態
信号が状態信号発生回路42を経てスーパインポーズさ
れて画像合成ユニット19の映像出力端から出力され
る。
【0030】そして、モニタ20と、医療用FMD1、
1′の液晶モニタ6L及び6Rの表示面には図5に示す
ように内視鏡像47aと共にステータス情報画面48a
とが1つの画面上に表示される。従って、医療用FMD
1、1′を装着した術者H2、H3は医療用FMD1、
1′を外さなくても気腹装置17、電気メス18の状態
を確認することができ、内視鏡を用いた手術を円滑に進
めることができる。
【0031】従って、本実施の形態は以下の効果を有す
る。周辺機器のステータス情報が内視鏡像と同じ画面に
表示されるため、医療用FMDを外して周辺機器の状態
を確認しなくても、周辺機器のステータス情報を知るこ
とができる。
【0032】(第2の実施形態)次に図7〜図9を参照
して本発明の第2の実施の形態を説明する。但し、第1
の実施形態と同一の構成は、同一の符号を付し詳細な説
明は省略する。図7は第2の実施の形態に使用される医
療用FMD51の内部構造を示す一部断面図である。液
晶モニタ6L(6R)の上方には、術者の視線位置を検
出するアイセンサ機構として、赤外線を眼球方向に向け
て照射する赤外線発光ダイオード52と、眼球の角膜等
から反射されてくる赤外線を反射するハーフミラー53
と、赤外線の反射方向に配置された焦点調整用レンズ5
4と、小型CCDカメラ55が設けられている。
【0033】図8は医療用FMD51、51′を用いた
医療用顔面装着型映像表示装置61の全体構成を示す。
この医療用顔面装着型映像表示装置61は図3の医療用
顔面装着型映像表示装置11において、第1及び第2の
医療用FMD1、1′の代わりに第1及び第2の医療用
FMD51、51′を用い、これらの医療用FMD5
1、51′のアイセンサ機構からの信号により術者の視
線位置に対応する信号を発生するアイセンサ計測制御装
置62を介して画像合成ユニット19のCPU40に接
続している。
【0034】そして、術者は視線を動かすことにより、
アイセンサ機構によりそれを検出してアイセンサ計測制
御装置62に送り、視線位置に対応する信号を画像合成
ユニット19のCPU40に送り、CPU40はその信
号からステータス情報を表示したり、表示することを停
止(ステータス情報表示消去)したりする。
【0035】図9は画像合成ユニット19によって合成
された画像を示す。図9(A)は内視鏡14からの内視
鏡像47bと、周辺機器のステータス情報画面48aを
表示するためのスイッチ画面49aが一つに合成された
画像を示す。
【0036】そして、視線位置がこのスイッチ画面49
aの位置に動かされたことを検出した場合には、周辺機
器のステータス情報画面48aを表示する図9(B)に
示すような画像(表示画面)にする。
【0037】この場合には、内視鏡像47aとステータ
ス情報画面48aとが1つの画面に表示され、さらに例
えばステータス情報画面48a部分にはこの表示を消去
するスイッチ画面49bが表示されるようにしている。
そして、この状態で、術者はこのスイッチ画面49bに
視線を動かすことにより、図9(A)に示す表示状態に
切替設定できるようにしている。
【0038】図9(A)の内視鏡像47bは図9(B)
に示す内視鏡像47aより大きな画像サイズで表示され
る。
【0039】次に本実施の形態の作用を説明する。術者
H1及び術者H2が術中、周辺機器のステータス情報を
確認したい場合、図9(A)の周辺機器のステータス情
報画面48aを表示するためのスイッチ画面49aに視
線を留める。発光ダイオード52から照射され眼球で反
射された赤外線は、ハーフミラー53によりその一部が
更に反射され、焦点調整用レンズ54を通じて小型CC
Dカメラ55に入力される。小型CCDカメラ55は得
られた眼球像をアイセンサ計測制御装置62に送る。
【0040】アイセンサ計測制御装置62は眼球像に基
づき両眼像の位置関係を解析して視線位置を決定する。
この視線位置がスイッチ画面49a上にあると判別した
ならば、アイセンサ計測制御装置62から画像合成ユニ
ット19のCPU40に、周辺機器のステータス情報画
面48aを合成した図9(B)の画像を表示する信号が
送られて、第1及び第2の医療用FMD51及び、5
1′の液晶モニタ6L,6Rに、図9(B)の画像が表
示される。
【0041】周辺機器のステータス情報画面48aを消
去したい場合は、同様に周辺機器のステータス情報画面
48aを消去するためのスイッチ画面49bに視線を留
めることで、第1及び第2の医療用FMD51及び、
1′の液晶モニタ6L,6Rには、図9(A)の画像が
表示される。ステータス情報画面48aを表示しないこ
とで、術者はより大きな内視鏡像47bで観察が行え
る。
【0042】本実施の形態は以下の効果を有する。第1
の実施例の効果に加えて、周辺機器のステータス情報の
表示を消した場合には、内視鏡像がより大きな画像で見
やすくなるため、手術の進行をスムーズに行い易くでき
る。
【0043】(第3の実施の形態)図10〜図12に基
づいて本発明の第3の実施形態を説明する。但し、第2
の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付し詳細な
説明は省略する。図10に示す第3の実施の形態の医療
用顔面装着型映像表示装置71は図8に示す第2の実施
の形態において、さらに電気メス18には電気メス用フ
ットスイッチ72が気腹装置17には気腹装置用フット
スイッチ73がそれぞれ接続され、かつフットスイッチ
72、73は画像合成ユニット19のCPU40とも接
続されている。
【0044】図11はフットスイッチ72、73の外観
を示す斜視図である。電気メス用フットスイッチ72
は、ペダル74及びペダル75により切開、凝固機能の
ON/OFFを制御することができる。
【0045】気腹装置用フットスイッチ73はペダル7
6により、排煙機能のON/OFFを制御できる。それ
ぞれのフットスイッチのペダルは、図示しない微少な力
量を検知できるセンサを備えており、ペダルに足を載せ
るとセンサが検知して、画像合成ユニット19のCPU
40に信号を送るように構成されている。
【0046】そして、それぞれのフットスイッチに足を
載せるか否かの操作により、医療用FMD51、51′
の液晶モニタ6L、6Rでの表合い表示画面の状態を切
り替えられるようにしている。
【0047】図12は、画像合成ユニット19によって
合成され、液晶モニタ6L、6R等に表示される画像を
示す。図12(A)は、フットスイッチのペダルに足を
載せていない場合の画像を示す。図12(B)は、電気
メス用フットスイッチ72の切開ペダルに足を載せた場
合画像を示す。
【0048】図12(C)は、電気メス用フットスイッ
チ72の凝固ペダルに足を載せた場合の画像を示す。図
12(D)は、気腹装置用フットスイッチ73のペダル
に足を載せた場合の画像を示す。図12(B)、
(C)、(D)の画面上方には、ペダルに足を載せたフ
ットスイッチの情報を表示する画面49c、49d、4
9eが表示される。
【0049】次に本実施の形態の作用を説明する。第1
及び第2の医療用FMD51、51′の液晶モニタ6
L,6Rに表示された図12(A)に示す画像を観察し
ながら手術を行っている術者H1または術者H2が、電
気メス18の切開機能を動作させるために、電気メス用
フットスイッチ72のペダル74に足を載せると、ペダ
ル74に内蔵した図示しないセンサが検知して、画像合
成ユニット19のCPU40に検知信号を送る。
【0050】画像合成ユニット19のCPU40は検知
信号にしたがって、ペダル74に足を載せたフットスイ
ッチの情報を表示するように混合回路43L、43Rに
状態信号を出力し、第1及び第2の医療用FMD51、
51′の液晶モニタ6L,6Rに表示する。
【0051】そして、図12(A)に示す画面から図1
2(B)に示す画面に表示内容を変更する。つまり、図
12(B)は図12(A)の表示状態において、さらに
内視鏡像47aの上部位置の画面49cで(電気メス
用)フットスイッチ72の電気メス切開のペダルに足が
載せられたことを表示する。
【0052】電気メス用フットスイッチ50の凝固ペダ
ル52、気腹装置用フットスイッチ用53のペダル54
に足を載せた場合も、同様に、検知信号に対応した図1
2(C)、図12(D)に示す画面49d,49eが、
第1及び第2の医療用FMD51、51′の液晶モニタ
6L,6Rに表示される。その他は第2の実施の形態の
場合と同様の作用を有する。
【0053】本実施の形態は以下の効果を有する。医療
用FMD51、51′を外したり、観察窓に視線を落と
さなくても踏もうとしているフットスイッチを医療用F
MD51、51′の表示手段に表示される情報から判別
できる。その他は第2の実施の形態と同様の効果を有す
る。
【0054】(第4の実施の形態)図13〜図14に基
づいて本発明の第4の実施の形態を説明する。但し、第
3の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付し詳細
な説明は省略する。
【0055】図13は医療用FMDを用いた第4の実施
の形態の医療用顔面装着型映像表示装置71′を示す。
この医療用顔面装着型映像表示装置71′は図10に示
す第3の実施の形態において、電気メス用フットスイッ
チ72が電気メス18に接続され、気腹装置用フットス
イッチ73が気腹装置17に接続されている。
【0056】また、術者の足と、フットスイッチ全体の
様子を撮影するTVカメラ77が、画像合成ユニット1
9に接続されている。この画像合成ユニット19は図1
0の画像合成ユニット19において、さらにTVカメラ
77の撮像信号に対する映像信号を生成する図示しない
信号処理回路を有し、その出力信号をCPU40によ
り、混合回路]43L,43RでCCU16L、16R
からの出力信号と重畳或いは重畳OFFを切り替えられ
るようにしている。
【0057】図14は、画像合成ユニット19によって
合成され、医療用FMD51、51′に表示される画像
を示す。図14(A)は、内視鏡像47aに術者の足と
フットスイッチ全体の様子を表示するためのスイッチ画
面49cが表示された画像を示す。
【0058】図14(B)は、内視鏡画像47aに術者
の足とフットスイッチ全体の様子を表示する画像78
と、この画像78を消去するためのスイッチ画面49d
が表示された画像を示す。
【0059】次に本実施の形態の作用を説明する。術者
H1または術者H2が、踏もうとするフットスイッチを
確認したい場合、液晶モニタ6L、6Rに表示されてい
るスイッチ画面49cに視線を留める。発光ダイオード
52から照射され眼球で反射された赤外線はハーフミラ
ー53によりその一部が更に反射され、焦点調整用レン
ズ54を通じて小型CCDカメラ55に入力される。小
型CCDカメラ55は得られた眼球像をアイセンサ計測
制御装置62に送られる。
【0060】アイセンサ計測制御装置62は眼球像に基
づき両眼像の位置関係を解析して視線位置を決定する。
この視線位置がスイッチ画面49c上にあると判別した
ならば、アイセンサ計測制御装置62から画像合成ユニ
ット19に、術者の足とフットスイッチ全体の様子を表
示する画像78を合成した図14(B)に示す画像を表
示する信号が送られて、第1及び第2の医療用FMD5
1及び51′の液晶モニタ6L、6Rには、図14
(B)に示す画像が表示される。
【0061】画像78を消去したい場合は、スイッチ画
面49dに視線を留めることで、同様に図14(A)に
示す画像が、第1及び第2の医療用FMD51及び5
1′の液晶モニタ6l、6Rに表示される。
【0062】本実施の形態は以下の効果を有する。第3
の実施の形態の効果に加えて、踏もうとしている動作が
映像で確認できるため、より操作が行いやすい。
【0063】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態を図15〜図17を参照して説明する。本実
施の形態は例えば図3に示す第1の実施の形態の医療用
顔面装着型映像表示装置11に図15に示す医療用FM
D81を採用したものである。また、図3の気腹装置1
7及び電気メス18の代わりに心電計、脈拍計が接続さ
れ、これらの情報は画像合成ユニット19のCPU40
に入力されるようにしている。
【0064】図15に示す医療用FMD81は眼鏡タイ
プであり、左右の液晶モニタ82L、82Rを備えたF
MD本体83と、このFMD本体832の左右の端部か
ら後方に延びるフレーム84L、84Rとからなる。
【0065】この医療用FMD81における液晶モニタ
82L、82Rによる画像表示部85は図16に示すよ
うに縦横比16:9である。前記液晶画像表示部85に
は、画像合成ユニット19により内視鏡画像86や心電
図、脈拍数など複数の診断・治療を支援する画像情報8
7、メニュー88などを表示することができる。
【0066】また、各画像情報は図示しないコントロー
ル装置のボタンを操作し、メニュー88を選択すること
により、表示内容を切換えたり、複数の画像情報表示を
一つの画像情報表示に切換えることができる。また、治
療部分の過去の内視鏡画像を表示し、現在の画像と比較
することができる。
【0067】縦横比16:9の大きな画像表示部85を
生かして、内視鏡画像86は大きく見ながら、心電図、
脈拍数など複数の診断・治療を支援する画像情報、比較
の為の過去の内視鏡画像を見ることができる為、より確
実な診断・治療に貢献することができる。
【0068】また、必要に応じて各画像情報の大きさや
表示内容を変更することができる為、必要な情報が非常
に見やすくなり、上記効果はより確実である。図17は
第1変形例における液晶画像表示例を示す。
【0069】医療用FMD81の変形例は図17に示す
2つの液晶画像表示部91a、91bを横並びに備えて
いる。片方の液晶画像表示部91aには内視鏡画像86
を表示し、他方の液晶画像表示部91bには心電図、脈
拍数、過去の内視鏡画像など、複数の診断・治療を支援
する画像情報87を表示することができる。これは前記
図16の場合と同様にコントロール装置からの操作によ
り、各液晶画像表示部に映し出している画像情報を入れ
換え・切り換えが可能である。
【0070】また、より見やすくする為に前記コントロ
ール装置からの操作により、視野中心に液晶画像表示部
91aを配置したり、液晶画像表示部91bを配置した
り切り換える(液晶画像表示部を左右にスライドさせ
る)ことも可能である。もちろん、液晶画像表示部91
a、91bの中央部を視野中心に配置すること可能であ
る。これによりより多くの画像情報を見やすく表示する
ことができる。
【0071】図18は第2変形例における液晶画像表示
例を示す。第2変形例では2つの液晶画像表示部92
a,92bは横並びではなく、縦に並べたものである。
【0072】前記実施例2と同様に、前記コントロール
装置からの操作により、表示内容の切り換え・入れ換え
や、視野中心に置く画像の切り換えを行える。これによ
り第1変形例と同様の効果が得られる。
【0073】本実施の形態は以下の効果を有する。以上
説明した通り、内視鏡画像は大きく見ながら、心電図、
脈拍数など複数の診断・治療を支援する画像情報、比較
の為の過去の内視鏡画像を見ることができるなど複数の
画像情報を見やすく表示し、より確実な診断・治療に貢
献することができる。
【0074】なお、上述した各実施の形態等を部分的等
で組み合わせることにより、構成される実施の形態等も
本発明に属する。また、第1の実施の形態等で使用した
FMD1の代わりに頭部に装着される頭部装着型の映像
表示デバイス(いわゆるHMD)を採用しても良い。
【0075】[付記] 1.内視鏡像を表す画像信号を発生可能な画像信号発生
手段と、内視鏡検査又は内視鏡手術時に内視鏡と共に使
用される内視鏡周辺機器と、前記内視鏡周辺機器の動作
状態を表す信号を出力する状態信号出力手段と、使用者
の顔面に装着可能な装着部を有すると共に、前記画像信
号発生手段で発生された画像信号を表示可能な表示部を
有する顔面装着型表示手段と、前記画像信号発生手段で
発生された画像信号と、前記状態信号出力手段から出力
された信号とに基づき、前記内視鏡像と前記内視鏡周辺
機器の動作状態情報とを前記顔面装着型表示手段におけ
る表示部に表示する画像合成手段とを具備したことを特
徴とする顔面装着型映像表示装置。
【0076】2.内視鏡像を表す画像信号を発生可能な
画像信号発生手段と、内視鏡検査又は内視鏡手術時に内
視鏡と共に使用される内視鏡周辺機器と、前記内視鏡周
辺機器の動作状態を検出する動作状態検出手段と、前記
動作状態検出手段で検出された動作状態を動作状態信号
として出力する状態信号出力手段と、使用者の顔面に装
着可能な装着部を有すると共に、前記画像信号発生手段
で発生された画像信号を表示可能な表示部を有する顔面
装着型表示手段と、前記画像信号発生手段で発生された
画像信号と、前記状態信号出力手段から出力された動作
状態信号とに基づき、前記内視鏡像と前記内視鏡周辺機
器の動作状態とを前記顔面装着型表示手段における表示
部に表示する画像合成手段とを具備したことを特徴とす
る顔面装着型映像表示装置。
【0077】3.内視鏡像を表す画像信号を発生可能な
画像信号発生手段と、内視鏡検査又は内視鏡手術時に内
視鏡と共に使用される内視鏡周辺機器と、前記内視鏡周
辺機器の動作状態を撮像する周辺情報撮像手段と、前記
周辺情報撮像手段で撮像した信号を動作状態信号として
出力する状態信号出力手段と、使用者の顔面に装着可能
な装着部を有すると共に、前記画像信号発生手段で発生
された画像信号を表示可能な表示部を有する顔面装着型
表示手段と、前記画像信号発生手段で発生された画像信
号と、前記状態信号出力手段から出力された動作状態信
号とに基づき、前記内視鏡像を前記内視鏡周辺機器の動
作状態とを前記顔面装着型表示手段における表示部に表
示する画像合成手段と、を具備したことを特徴とする顔
面装着型映像表示装置。
【0078】4.右目用映像と左目用映像を表示するモ
ニタを内蔵した本体を装着手段を介して顔面に装着して
使用する医療用顔面装着型映像表示装置において、複数
の内視鏡像と、複数の周辺機器の情報を表示する周辺機
器情報画像とを、1つの映像画面として表示可能な画像
合成手段を、映像入力手段として設けたことを特徴とす
る医療用顔面装着型映像表示装置。 5.前記画像合成手段の操作手段として視線入力手段を
前記本体に設けたことを特徴とする付記4に記載の医療
用顔面装着型映像表示装置。 6.前記周辺機器情報画像として、使用するフットスイ
ッチの情報を表示することを特徴とする付記4に記載の
医療用顔面装着型映像表示装置。 7.液晶画像表示部の縦横比が16:9であることを特
徴とする医療用顔面装着型画像表示装置。 8.液晶画像表示部に複数の画像情報を表示することを
特徴とする付記7記載の医療用顔面装着型画像表示装
置。 9.液晶表示部を複数備えたことを特徴とする付記7ま
たは8記載の医療用顔面装着型画像表示装置。
【0079】(付記7〜9の背景) (従来の技術)従来は特開平9−98985に示されて
いるように、縦横比4:3の液晶画像表示部に複数の画
像情報を表示していた。しかし、画像表示部が狭いにも
かかわらず複数の画像情報を表示している為、個々の画
像情報が小さくなり見にくかった。 (付記7〜9の目的)上記問題を解決する為に、複数の
画像情報を見やすく表示し、より正確な診断・治療に貢
献することができる医療用顔面装着型画像表示装置を提
供することを目的とし、付記7〜9の構成とした。 (作用)液晶画像表示部の縦横比が16:9で、この少
なくとも一つ、あるいは複数の液晶画像表示部に、複数
の画像情報を表示することを特徴とする医療用顔面装着
型画像表示装置とした。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡像を表す画像信号を発生可能な画像信号発生手段
と、内視鏡検査又は内視鏡手術時に内視鏡と共に使用さ
れる内視鏡周辺機器と、前記内視鏡周辺機器の動作状態
を表す信号を出力する状態信号出力手段と、使用者の顔
面に装着可能な装着部を有すると共に、前記画像信号発
生手段で発生された画像信号を表示可能な表示部を有す
る顔面装着型表示手段と、前記画像信号発生手段で発生
された画像信号と、前記状態信号出力手段から出力され
た信号とに基づき、前記内視鏡像と前記内視鏡周辺機器
の動作状態情報とを前記顔面装着型表示手段における表
示部に表示する画像合成手段と、を設けているので、顔
面装着型表示手段には内視鏡周辺機器の動作状態情報が
表示され、顔面装着型表示手段を外さなくても内視鏡周
辺機器の動作状態を確認できる。
【0081】また、内視鏡像を表す画像信号を発生可能
な画像信号発生手段と、内視鏡検査又は内視鏡手術時に
内視鏡と共に使用される内視鏡周辺機器と、前記内視鏡
周辺機器の動作状態を検出する動作状態検出手段と、前
記動作状態検出手段で検出された動作状態を動作状態信
号として出力する状態信号出力手段と、使用者の顔面に
装着可能な装着部を有すると共に、前記画像信号発生手
段で発生された画像信号を表示可能な表示部を有する顔
面装着型表示手段と、前記画像信号発生手段で発生され
た画像信号と、前記状態信号出力手段から出力された動
作状態信号とに基づき、前記内視鏡像と前記内視鏡周辺
機器の動作状態とを前記顔面装着型表示手段における表
示部に表示する画像合成手段と、を設けているので、顔
面装着型表示手段における表示部には内視鏡周辺機器の
動作状態情報が表示され、顔面装着型表示手段を外さな
くても内視鏡周辺機器の動作状態を確認できる。また、
内視鏡像を表す画像信号を発生可能な画像信号発生手段
と、内視鏡検査又は内視鏡手術時に内視鏡と共に使用さ
れる内視鏡周辺機器と、前記内視鏡周辺機器の動作状態
を撮像する周辺情報撮像手段と、前記周辺情報撮像手段
で撮像した信号を動作状態信号として出力する状態信号
出力手段と、使用者の顔面に装着可能な装着部を有する
と共に、前記画像信号発生手段で発生された画像信号を
表示可能な表示部を有する顔面装着型表示手段と、前記
画像信号発生手段で発生された画像信号と、前記状態信
号出力手段から出力された動作状態信号とに基づき、前
記内視鏡像を前記内視鏡周辺機器の動作状態とを前記顔
面装着型表示手段における表示部に表示する画像合成手
段と、を設けているので、顔面装着型表示手段における
表示部には内視鏡周辺機器の動作状態情報が表示され、
顔面装着型表示手段を外さなくても内視鏡周辺機器の動
作状態を確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】医療用顔面装着型映像表示デバイス(FMD)
の外観図。
【図2】FMD内部の概略の構成を示す図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の医療用顔面装着型
映像表示装置の全体構成を示すブロック図。
【図4】FMDコントローラの構成を示すブロック図。
【図5】FMDの液晶モニタでの表示例を示す図。
【図6】医療用顔面装着型映像表示装置で手術する様子
を示す図。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるFMD内部
の概略の構成を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の医療用顔面装着型
映像表示装置の全体構成を示すブロック図。
【図9】FMDの液晶モニタでの表示例を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の医療用顔面装着
型映像表示装置の全体構成を示すブロック図。
【図11】フットスイッチを示す斜視図。
【図12】FMDの液晶モニタでの表示例を示す図。
【図13】本発明の第4の実施の形態の医療用顔面装着
型映像表示装置の全体構成を示すブロック図。
【図14】FMDの液晶モニタでの表示例を示す図。
【図15】本発明の第5の実施の形態に使用されるFM
Dを示す概略図。
【図16】液晶画像表示部で表示される内視鏡画像及び
画像情報等の表示形態を示す図。
【図17】第1変形例における表示形態を示す図。
【図18】第2変形例における表示形態を示す図。
【符号の説明】
1,1′…医療用顔面装着型映像表示デバイス(FM
D) 2…本体 3…フレーム 4…信号ケーブル 5L(5R)…目 6L(6R)…液晶モニタ 7L(7R)…接眼光学系 11…医療用顔面装着型映像表示装置 12…光学式内視鏡 13L(13R)…テレビカメラ 14…立体視用内視鏡 15…光源装置 16L(16R)…CCU 17…気腹装置 18…電気メス 19…映像合成ユニット 20…モニタ 21、21′…FMDコントローラ 35L(35R)…CCD 40…CPU 41…メモリ 42…状態信号発生回路(ステータス情報信号発生回
路) 43L、43R…混合回路 47a…内視鏡画像 48a…ステータス情報画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 敦之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 都築 勝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大石 浩子 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 川田 晋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小笠原 弘太郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 市川 純一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 克哉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA00 BB06 CC07 DD00 GG11 HH60 JJ17 LL03 LL08 MM05 NN05 VV03 VV04 WW04 WW10 WW14 WW15 XX01 XX02 5C054 CC02 EA05 FA07 FE11 FE12 HA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡像を表す画像信号を発生可能な画
    像信号発生手段と、 内視鏡検査又は内視鏡手術時に内視鏡と共に使用される
    内視鏡周辺機器と、 前記内視鏡周辺機器の動作状態を表す信号を出力する状
    態信号出力手段と、 使用者の顔面に装着可能な装着部を有すると共に、前記
    画像信号発生手段で発生された画像信号を表示可能な表
    示部を有する顔面装着型表示手段と、 前記画像信号発生手段で発生された画像信号と、前記状
    態信号出力手段から出力された信号とに基づき、前記内
    視鏡像と前記内視鏡周辺機器の動作状態情報とを前記顔
    面装着型表示手段における表示部に表示する画像合成手
    段と、 を具備したことを特徴とする医療用顔面装着型映像表示
    装置。
  2. 【請求項2】 内視鏡像を表す画像信号を発生可能な画
    像信号発生手段と、内視鏡検査又は内視鏡手術時に内視
    鏡と共に使用される内視鏡周辺機器と、 前記内視鏡周辺機器の動作状態を検出する動作状態検出
    手段と、 前記動作状態検出手段で検出された動作状態を動作状態
    信号として出力する状態信号出力手段と、 使用者の顔面に装着可能な装着部を有すると共に、前記
    画像信号発生手段で発生された画像信号を表示可能な表
    示部を有する顔面装着型表示手段と、 前記画像信号発生手段で発生された画像信号と、前記状
    態信号出力手段から出力された動作状態信号とに基づ
    き、前記内視鏡像と前記内視鏡周辺機器の動作状態とを
    前記顔面装着型表示手段における表示部に表示する画像
    合成手段と、 を具備したことを特徴とする医療用顔面装着型映像表示
    装置。
  3. 【請求項3】 内視鏡像を表す画像信号を発生可能な画
    像信号発生手段と、 内視鏡検査又は内視鏡手術時に内視鏡と共に使用される
    内視鏡周辺機器と、 前記内視鏡周辺機器の動作状態を撮像する周辺情報撮像
    手段と、 前記周辺情報撮像手段で撮像した信号を動作状態信号と
    して出力する状態信号出力手段と、 使用者の顔面に装着可能な装着部を有すると共に、前記
    画像信号発生手段で発生された画像信号を表示可能な表
    示部を有する顔面装着型表示手段と、 前記画像信号発生手段で発生された画像信号と、前記状
    態信号出力手段から出力された動作状態信号とに基づ
    き、前記内視鏡像を前記内視鏡周辺機器の動作状態とを
    前記顔面装着型表示手段における表示部に表示する画像
    合成手段と、 を具備したことを特徴とする医療用顔面装着型映像表示
    装置。
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