JPH0628442Y2 - 弾性反転形キャップ - Google Patents
弾性反転形キャップInfo
- Publication number
- JPH0628442Y2 JPH0628442Y2 JP1985152290U JP15229085U JPH0628442Y2 JP H0628442 Y2 JPH0628442 Y2 JP H0628442Y2 JP 1985152290 U JP1985152290 U JP 1985152290U JP 15229085 U JP15229085 U JP 15229085U JP H0628442 Y2 JPH0628442 Y2 JP H0628442Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- recess
- lid
- distance
- rear end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は弾性反転形キャップに係る。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 例えば、キャップ本体と蓋体の各後部を三点ヒンジを介
して一体に連結し、開蓋時の蓋体の盲動を防止したキャ
ップが広く知られている。
して一体に連結し、開蓋時の蓋体の盲動を防止したキャ
ップが広く知られている。
しかしながら、上記従来キャップは、キャップ本体と蓋
体とを一体に成形するので、キャップ成形用の金型が複
雑化してコスト高となる。
体とを一体に成形するので、キャップ成形用の金型が複
雑化してコスト高となる。
実開昭54−146649号公報のキャップは、キャップ本体と
蓋体とを別体に形成することで上記欠点を解消してい
る。該キャップのキャップ本体は、頂壁の左右両側部に
形成した隆起部間に上面開口の凹部を形成し、該凹部の
底壁を形成する頂壁部分後端から弾性部を介して弾性支
持板部を起立している。蓋体は、注出孔閉塞用の天板の
後部両側部から垂下した脚板下部を上記凹部の後部両側
面に枢着させ、該枢着部を中心に蓋体を開方向へ回動さ
せると、上記弾性支持板が天板後部下面で押されて前方
へ弾性屈曲し、かつ蓋体を更に回動させると、弾性支持
板部が死点通過により弾性復元し、該弾性支持板部によ
り蓋体の開状態が保持されるよう形成している。
蓋体とを別体に形成することで上記欠点を解消してい
る。該キャップのキャップ本体は、頂壁の左右両側部に
形成した隆起部間に上面開口の凹部を形成し、該凹部の
底壁を形成する頂壁部分後端から弾性部を介して弾性支
持板部を起立している。蓋体は、注出孔閉塞用の天板の
後部両側部から垂下した脚板下部を上記凹部の後部両側
面に枢着させ、該枢着部を中心に蓋体を開方向へ回動さ
せると、上記弾性支持板が天板後部下面で押されて前方
へ弾性屈曲し、かつ蓋体を更に回動させると、弾性支持
板部が死点通過により弾性復元し、該弾性支持板部によ
り蓋体の開状態が保持されるよう形成している。
しかしながら、凹部の後端部から起立した弾性支持板部
を支持棒に用いて蓋体の開状態を保持させたので、蓋体
を大きく後方へ開蓋させることができず、そのためその
蓋体が注出の邪魔となる不都合がある。
を支持棒に用いて蓋体の開状態を保持させたので、蓋体
を大きく後方へ開蓋させることができず、そのためその
蓋体が注出の邪魔となる不都合がある。
本案は、キャップ本体の頂壁上面に設けた凹部の後壁を
上後方へ弯曲形成して、頂壁から垂下する周壁後面より
も後方の凹部左右両側に軸受けを設けておき、上記凹部
内へ嵌合させた蓋体中間部から下後方へ突出する弾性板
後端の軸部をその軸受けに枢着させることで、開蓋時に
は蓋体後端部が凹部後壁の下方部分へ入るようにし、も
って上記従来例欠点を除去するものである。
上後方へ弯曲形成して、頂壁から垂下する周壁後面より
も後方の凹部左右両側に軸受けを設けておき、上記凹部
内へ嵌合させた蓋体中間部から下後方へ突出する弾性板
後端の軸部をその軸受けに枢着させることで、開蓋時に
は蓋体後端部が凹部後壁の下方部分へ入るようにし、も
って上記従来例欠点を除去するものである。
「課題を解決するための手段」 容器体口頸部への嵌合用周壁７を外周部から垂下する頂
壁３上面に、上面および前面開口の凹部を、該凹部の後
壁６を上後方へ弯曲し、かつ該後壁の上端および後部を
断面円弧状として形成すると共に、上記周壁７後面より
も後方に位置する、凹部の後端部内の左右両側部に軸受
け５，５を設け、かつ頂壁３前部に注出孔を穿設したキ
ャップ本体１と、上記凹部内へ、注出孔を閉塞させて着
脱自在に嵌合させた天板８後端部を、上記凹部後壁６の
前面上端部へ当接させると共に、該天板の前後方向中間
部から凹部内を通って後方へ弾性板部10を突出し、該弾
性板部の後端両側に付設した軸部14，14を上記軸受け
５，５に枢着させた蓋体２とからなり、上記軸部14，14
の軸線から該軸部垂直上方の天板部分下面までの間の距
離Ａを、上記軸線から凹部後壁６後端までの間の距離Ｂ
よりも小に、かつ該距離Ｂよりも上記軸線から凹部後壁
６の後面までの最短距離Ａ′を小に、それぞれ形成し
た。
壁３上面に、上面および前面開口の凹部を、該凹部の後
壁６を上後方へ弯曲し、かつ該後壁の上端および後部を
断面円弧状として形成すると共に、上記周壁７後面より
も後方に位置する、凹部の後端部内の左右両側部に軸受
け５，５を設け、かつ頂壁３前部に注出孔を穿設したキ
ャップ本体１と、上記凹部内へ、注出孔を閉塞させて着
脱自在に嵌合させた天板８後端部を、上記凹部後壁６の
前面上端部へ当接させると共に、該天板の前後方向中間
部から凹部内を通って後方へ弾性板部10を突出し、該弾
性板部の後端両側に付設した軸部14，14を上記軸受け
５，５に枢着させた蓋体２とからなり、上記軸部14，14
の軸線から該軸部垂直上方の天板部分下面までの間の距
離Ａを、上記軸線から凹部後壁６後端までの間の距離Ｂ
よりも小に、かつ該距離Ｂよりも上記軸線から凹部後壁
６の後面までの最短距離Ａ′を小に、それぞれ形成し
た。
「作用」 軸部14，14を中心に、弾性板部10の弾性に抗して蓋体２
の前端の摘み11を押上げ開蓋すると、弾性板部10は二点
鎖線イの位置で最も大きく弾性変形して死点に達し、続
いて後方へ押すと蓋体２後端部が凹部後壁６の下方へ入
ることで蓋体２は一点鎖線ロが示すように後方へ倒れ、
弾性板部10は弾性復元する。
の前端の摘み11を押上げ開蓋すると、弾性板部10は二点
鎖線イの位置で最も大きく弾性変形して死点に達し、続
いて後方へ押すと蓋体２後端部が凹部後壁６の下方へ入
ることで蓋体２は一点鎖線ロが示すように後方へ倒れ、
弾性板部10は弾性復元する。
閉塞の際は上記開蓋時と逆となる。
「実施例」 先ず、第１図の実施例について説明すると、該実施例の
キャップは、キャップ本体１と、該キャップ本体の注出
孔を開閉する蓋体２とからなる。
キャップは、キャップ本体１と、該キャップ本体の注出
孔を開閉する蓋体２とからなる。
キャップ本体１は、容器体口頸部嵌合用の周壁７上端に
形成した頂壁３を有し、該頂壁に前面および上面開口の
凹部を、該凹部の後壁６を大きく上後方へ弯曲して形成
し、該凹部の後端左右両側部に一対の軸受け５，５を形
成している。これ等軸受けは、上記周壁７の後面よりも
後方に形成するものとし、第２図のように、凹部の後端
左右両側部に設けた張出し壁部の側面に軸受穴12と、該
軸受穴内に後述軸部14，14を案内する導入溝13とを、そ
れぞれ穿設して形成すればよい。また、上記凹部の後壁
６の上端および後部は断面円弧状に形成する。更に、凹
部の底壁を形成する頂壁部分前部に注出孔を穿設して、
該注出孔の周縁からノズル筒４を起立する。15は、周壁
７の内面に周設した容器体口頸部螺合用の螺溝を示す。
形成した頂壁３を有し、該頂壁に前面および上面開口の
凹部を、該凹部の後壁６を大きく上後方へ弯曲して形成
し、該凹部の後端左右両側部に一対の軸受け５，５を形
成している。これ等軸受けは、上記周壁７の後面よりも
後方に形成するものとし、第２図のように、凹部の後端
左右両側部に設けた張出し壁部の側面に軸受穴12と、該
軸受穴内に後述軸部14，14を案内する導入溝13とを、そ
れぞれ穿設して形成すればよい。また、上記凹部の後壁
６の上端および後部は断面円弧状に形成する。更に、凹
部の底壁を形成する頂壁部分前部に注出孔を穿設して、
該注出孔の周縁からノズル筒４を起立する。15は、周壁
７の内面に周設した容器体口頸部螺合用の螺溝を示す。
蓋体２は、既述凹部の上端内に着脱自在に嵌合させた天
板８を有し、該天板の後端部を既述凹部後壁６の前面上
端部に当接させ、かつその天板８の前後方向中間部から
凹部内へ垂設して後方へ弾性板部10を突出し、該弾性板
部の後端両側部に付設した軸部14，14を既述軸受穴12内
に枢着させている。そして、上記軸部14，14の軸線と該
軸部垂直上方の天板部分下面間の距離Ａを、上記軸線と
凹部後壁６後端間の距離Ｂより小とし、かつ該距離Ｂよ
りも上記軸線から凹部後壁６後面までの最短距離Ａ′を
小とすることで、天板８を二点鎖線イの位置まで開いた
ときを死点として二点鎖線ロの位置まで、弾性板部10が
次第にその弾性に抗して弾性変形した後、次第に弾性復
元するよう設けている。図示例では上記距離Ａと、距離
Ａ′とをほゞ等しく形成して開蓋時における弾性板部10
の弾性疲労を防止している。尚９は、キャップ本体１の
ノズル筒４内へ嵌合させる栓で、11は蓋体前端部が形成
する摘みである。
板８を有し、該天板の後端部を既述凹部後壁６の前面上
端部に当接させ、かつその天板８の前後方向中間部から
凹部内へ垂設して後方へ弾性板部10を突出し、該弾性板
部の後端両側部に付設した軸部14，14を既述軸受穴12内
に枢着させている。そして、上記軸部14，14の軸線と該
軸部垂直上方の天板部分下面間の距離Ａを、上記軸線と
凹部後壁６後端間の距離Ｂより小とし、かつ該距離Ｂよ
りも上記軸線から凹部後壁６後面までの最短距離Ａ′を
小とすることで、天板８を二点鎖線イの位置まで開いた
ときを死点として二点鎖線ロの位置まで、弾性板部10が
次第にその弾性に抗して弾性変形した後、次第に弾性復
元するよう設けている。図示例では上記距離Ａと、距離
Ａ′とをほゞ等しく形成して開蓋時における弾性板部10
の弾性疲労を防止している。尚９は、キャップ本体１の
ノズル筒４内へ嵌合させる栓で、11は蓋体前端部が形成
する摘みである。
上記実施例では、天板８の形状を四角形としたものを示
したが、この天板８の形状は適宜任意でよく、第４図
ａ，ｂにその例を示す。
したが、この天板８の形状は適宜任意でよく、第４図
ａ，ｂにその例を示す。
「考案の効果」 本案は上記構成とするものであり、キャップ本体の頂壁
３上面に設けた凹部の後壁６を上後方へ弯曲形成して、
頂壁３外周から垂下する周壁７の後面よりも後方の凹部
後端部内左右両側部に軸受け５，５を設け、上記凹部へ
嵌合させた天板８の後端部を上記凹部後壁６の前面上端
部へ当接させると共に、その天板前後方向中間部から凹
部内後方へ突出する弾性板部10の後端の軸部14，14を、
上記軸受け５，５に枢着させたから、蓋体２を最も後方
まで開蓋したとき、天板後端部は上後方へ弯曲する凹部
後壁６の下方へ入込むこととなって、二点鎖線で示すロ
の位置まで大きく開蓋できることとなり、よって注出孔
からの収納物注出の際にその蓋体が邪魔となることがな
い。又上記軸部14，14の軸線から該軸部垂直上方の天板
部分下面までの間の距離Ａを、上記軸線から凹部後壁６
後端までの間の距離Ｂよりも小に、かつ該距離Ｂよりも
上記軸線から凹部後壁６の後面までの最短距離Ａ′を小
に、それぞれ形成したから、蓋体２は開閉蓋の際に弾性
反転させることが出来、よって開閉蓋時において蓋体が
盲動しない。更に凹部後壁６の上端および後部を断面円
弧状としたから、蓋体回動の際、蓋体後端部はその円弧
状面に沿って滑動でき、その蓋体回動を円滑に行うこと
が出来る。
３上面に設けた凹部の後壁６を上後方へ弯曲形成して、
頂壁３外周から垂下する周壁７の後面よりも後方の凹部
後端部内左右両側部に軸受け５，５を設け、上記凹部へ
嵌合させた天板８の後端部を上記凹部後壁６の前面上端
部へ当接させると共に、その天板前後方向中間部から凹
部内後方へ突出する弾性板部10の後端の軸部14，14を、
上記軸受け５，５に枢着させたから、蓋体２を最も後方
まで開蓋したとき、天板後端部は上後方へ弯曲する凹部
後壁６の下方へ入込むこととなって、二点鎖線で示すロ
の位置まで大きく開蓋できることとなり、よって注出孔
からの収納物注出の際にその蓋体が邪魔となることがな
い。又上記軸部14，14の軸線から該軸部垂直上方の天板
部分下面までの間の距離Ａを、上記軸線から凹部後壁６
後端までの間の距離Ｂよりも小に、かつ該距離Ｂよりも
上記軸線から凹部後壁６の後面までの最短距離Ａ′を小
に、それぞれ形成したから、蓋体２は開閉蓋の際に弾性
反転させることが出来、よって開閉蓋時において蓋体が
盲動しない。更に凹部後壁６の上端および後部を断面円
弧状としたから、蓋体回動の際、蓋体後端部はその円弧
状面に沿って滑動でき、その蓋体回動を円滑に行うこと
が出来る。
第１図は、本案キャップの一実施例を示す縦断面図、第
２図は、他実施例を示す分解斜視図、第３図ａ，ｂは、
同実施例の閉蓋時および開蓋時の斜視図、第４図ａ，ｂ
は、それぞれ異なる他実施例の斜視図である。 １……キャップ本体、２……蓋体
２図は、他実施例を示す分解斜視図、第３図ａ，ｂは、
同実施例の閉蓋時および開蓋時の斜視図、第４図ａ，ｂ
は、それぞれ異なる他実施例の斜視図である。 １……キャップ本体、２……蓋体
Claims (1)
- 【請求項１】容器体口頸部への嵌合用周壁７を外周部か
ら垂下する頂壁３上面に、上面および前面開口の凹部
を、該凹部の後壁６を上後方へ弯曲し、かつ該後壁の上
端および後部を断面円弧状として形成すると共に、上記
周壁７後面よりも後方に位置する、凹部の後端部内の左
右両側部に軸受け５，５を設け、かつ頂壁３前部に注出
孔を穿設したキャップ本体１と、上記凹部内へ、注出孔
を閉塞させて着脱自在に嵌合させた天板８後端部を、上
記凹部後壁６の前面上端部へ当接させると共に、該天板
の前後方向中間部から凹部内を通って後方へ弾性板部10
を突出し、該弾性板部の後端両側に付設した軸部14，14
を上記軸受け５，５に枢着させた蓋体２とからなり、上
記軸部14，14の軸線から該軸部垂直上方の天板部分下面
までの間の距離Ａを、上記軸線から凹部後壁６後端まで
の間の距離Ｂよりも小に、かつ該距離Ｂよりも上記軸線
から凹部後壁６の後面までの最短距離Ａ′を小に、それ
ぞれ形成したことを特徴とする弾性反転形キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985152290U JPH0628442Y2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 弾性反転形キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985152290U JPH0628442Y2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 弾性反転形キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6260553U JPS6260553U (ja) | 1987-04-15 |
| JPH0628442Y2 true JPH0628442Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31070133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985152290U Expired - Lifetime JPH0628442Y2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | 弾性反転形キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0628442Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107406175A (zh) * | 2014-08-01 | 2017-11-28 | 光麟·萧光忠·萧 | 分配器盖 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54146649U (ja) * | 1978-04-03 | 1979-10-12 | ||
| JPS6131512Y2 (ja) * | 1980-09-17 | 1986-09-12 |
-
1985
- 1985-10-03 JP JP1985152290U patent/JPH0628442Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6260553U (ja) | 1987-04-15 |
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