JPH0621884Y2 - 合成樹脂製キャップ - Google Patents
合成樹脂製キャップInfo
- Publication number
- JPH0621884Y2 JPH0621884Y2 JP1988071799U JP7179988U JPH0621884Y2 JP H0621884 Y2 JPH0621884 Y2 JP H0621884Y2 JP 1988071799 U JP1988071799 U JP 1988071799U JP 7179988 U JP7179988 U JP 7179988U JP H0621884 Y2 JPH0621884 Y2 JP H0621884Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top wall
- lid
- cap
- plate portion
- support plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、合成樹脂製キャップに関するものである。
「従来の技術」 キャップをツートンカラーにするために、第５図及び第
６図に示すように、キャップ本体１と蓋体２とを互いに
色分けして別体に形成する一方、蓋体後縁から薄肉ヒン
ジ３を介して延出した取付板４をキャップ本体後縁に結
合させるとともに、該取付板の左右両側方に位置して蓋
体後縁から弾性突片（通称スナップヒンジ）５，５を突
出させ、上記薄肉ヒンジ３を中心とする蓋体２の回動の
際に、弾性突片５，５先端が上記キャップ本体１上面へ
圧接することで蓋体２が弾性反転可能に形成したものが
ある。
６図に示すように、キャップ本体１と蓋体２とを互いに
色分けして別体に形成する一方、蓋体後縁から薄肉ヒン
ジ３を介して延出した取付板４をキャップ本体後縁に結
合させるとともに、該取付板の左右両側方に位置して蓋
体後縁から弾性突片（通称スナップヒンジ）５，５を突
出させ、上記薄肉ヒンジ３を中心とする蓋体２の回動の
際に、弾性突片５，５先端が上記キャップ本体１上面へ
圧接することで蓋体２が弾性反転可能に形成したものが
ある。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、上記した従来のキャップにあっては、蓋体閉
塞状態で弾性突片５，５と取付板４一部が切込み線とと
もにキャップ上面に大きく露出する構造であるため、見
栄えが悪いとともに、切込み線に埃が溜って不潔感を与
えるという不都合があった。
塞状態で弾性突片５，５と取付板４一部が切込み線とと
もにキャップ上面に大きく露出する構造であるため、見
栄えが悪いとともに、切込み線に埃が溜って不潔感を与
えるという不都合があった。
また、この種キャップを使用する容器には、例えばシャ
ンプーやリンス等浴室等の水場で使用するものがある。
この様な場合、濡れた手或いは石鹸等の付いた手により
容器を持つと滑って容器が持ちにくい。
ンプーやリンス等浴室等の水場で使用するものがある。
この様な場合、濡れた手或いは石鹸等の付いた手により
容器を持つと滑って容器が持ちにくい。
本考案は上記した従来技術の欠点を解消するものて、切
込みに埃が溜まって不潔感を与えることがなく、しか
も、装着した容器を濡れた手等により容易に取り扱うこ
とが出来る優れた合成樹脂製キャップを提案するもので
ある。
込みに埃が溜まって不潔感を与えることがなく、しか
も、装着した容器を濡れた手等により容易に取り扱うこ
とが出来る優れた合成樹脂製キャップを提案するもので
ある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案に係る合成樹脂製キ
ャップは、注出孔12付き第１頂壁13の外周部13aを外向
きフランジ状に突出させてその第１頂壁下面から容器体
口頸部に嵌合させる周壁14を垂設したキャップ本体10
と、上記第１頂壁上面を覆う第２頂壁21下面から垂下し
た棒状栓23を上記注出孔内へ着脱自在に嵌合させた蓋体
11とを有し、上記第１頂壁外周部の後面から適宜間隔を
おいて左右一対の切込み15,15を前方へ穿設して、これ
等両切込み間の第１頂壁後部部分を前部に薄肉ヒンジ16
を有する支持板部17に、また各切込みを介して支持板部
と対向する第１頂壁後方両部分を弾性板部18,18とな
し、かつ上記支持板部後端から連結板19を起立して該連
結板上端を上記蓋体11後縁に連結させ、上記薄肉ヒンジ
を中心としてのキャップ本体に対する蓋体回動途中で、
蓋体が上記弾性板部18,18を弾性変形させてこれ等弾性
板部後端を強制乗越え可能に形成したことを特徴とす
る。
ャップは、注出孔12付き第１頂壁13の外周部13aを外向
きフランジ状に突出させてその第１頂壁下面から容器体
口頸部に嵌合させる周壁14を垂設したキャップ本体10
と、上記第１頂壁上面を覆う第２頂壁21下面から垂下し
た棒状栓23を上記注出孔内へ着脱自在に嵌合させた蓋体
11とを有し、上記第１頂壁外周部の後面から適宜間隔を
おいて左右一対の切込み15,15を前方へ穿設して、これ
等両切込み間の第１頂壁後部部分を前部に薄肉ヒンジ16
を有する支持板部17に、また各切込みを介して支持板部
と対向する第１頂壁後方両部分を弾性板部18,18とな
し、かつ上記支持板部後端から連結板19を起立して該連
結板上端を上記蓋体11後縁に連結させ、上記薄肉ヒンジ
を中心としてのキャップ本体に対する蓋体回動途中で、
蓋体が上記弾性板部18,18を弾性変形させてこれ等弾性
板部後端を強制乗越え可能に形成したことを特徴とす
る。
「作用」 例えば第３図の状態から蓋体11を薄肉ヒンジ16を中心に
キャップ本体10に対して回動させると、その回動途中で
該蓋体が弾性板部18,18を弾性変形させてこれ等弾性板
部後端を強制的に乗越える（第４図参照）。即ち、上記
乗越えによって蓋体の開放状態が保持されるのである。
キャップ本体10に対して回動させると、その回動途中で
該蓋体が弾性板部18,18を弾性変形させてこれ等弾性板
部後端を強制的に乗越える（第４図参照）。即ち、上記
乗越えによって蓋体の開放状態が保持されるのである。
上記状態から蓋体を逆方向に回動させると、上述したの
と同様に作動して蓋体が弾性板部後端を強制的に乗越え
る。その後棒状栓23を注出孔12内へ嵌合装着すれば、蓋
体の閉塞状態が保持される。この際、各切込み15,15は
蓋体11後部下方に位置するため、そこに埃等が溜まる不
都合を極力防止出来る。
と同様に作動して蓋体が弾性板部後端を強制的に乗越え
る。その後棒状栓23を注出孔12内へ嵌合装着すれば、蓋
体の閉塞状態が保持される。この際、各切込み15,15は
蓋体11後部下方に位置するため、そこに埃等が溜まる不
都合を極力防止出来る。
また、第１頂壁13の外向きフランジ状に突出された部分
下面を支えて持ち運べるため、例え濡れた手等で持って
も容器を滑り落とす様な不都合を生じない。
下面を支えて持ち運べるため、例え濡れた手等で持って
も容器を滑り落とす様な不都合を生じない。
「実施例」 以下添付図面に基づいて、本考案キャップの一実施例を
説明する。
説明する。
第１図ないし第３図に示すように、本考案キャップはキ
ャップ本体10と蓋体11とに分割形成されて適宜の色に色
分けされている。
ャップ本体10と蓋体11とに分割形成されて適宜の色に色
分けされている。
キャップ本体10は、注出孔12付き第１頂壁13の外周部13
aを外向きフランジ状に突出させてその第１頂壁13下面
から容器体Ａ口頸部に嵌合させる周壁14を垂設した合成
樹脂製のものである。
aを外向きフランジ状に突出させてその第１頂壁13下面
から容器体Ａ口頸部に嵌合させる周壁14を垂設した合成
樹脂製のものである。
また、上記第１頂壁外周部13aの後面から適宜間隔をお
いて左右一対の切込み15,15を前方へ穿設して、これ等
両切込み15,15間の第１頂壁後部分を前部に薄肉ヒンジ1
6を有する支持板部17に、また各切込み15,15を介して支
持板部17と対向する第１頂壁後方両部分を弾性板部18,1
8となし、かつ上記支持板部17後端から連結板19を起立
している。図示例では、上記連結板19が垂直板部19aと
該垂直板部19a上端から前方へ突出した水平板部19bとか
らなり、該水平板部19bの前端部上面に係合突条20が付
設されている。
いて左右一対の切込み15,15を前方へ穿設して、これ等
両切込み15,15間の第１頂壁後部分を前部に薄肉ヒンジ1
6を有する支持板部17に、また各切込み15,15を介して支
持板部17と対向する第１頂壁後方両部分を弾性板部18,1
8となし、かつ上記支持板部17後端から連結板19を起立
している。図示例では、上記連結板19が垂直板部19aと
該垂直板部19a上端から前方へ突出した水平板部19bとか
らなり、該水平板部19bの前端部上面に係合突条20が付
設されている。
蓋体11は、上述した第１頂壁13上面を覆う第２頂壁21周
縁から短周壁22を垂設するとともに、上記第２頂壁21下
面から垂下した棒状栓23を上記注出孔12内へ着脱自在に
嵌合させた合成樹脂製のものである。
縁から短周壁22を垂設するとともに、上記第２頂壁21下
面から垂下した棒状栓23を上記注出孔12内へ着脱自在に
嵌合させた合成樹脂製のものである。
また、上記短周壁22の後部には取付孔24が穿設され、該
取付孔24内に上述した連結板19の水平板部19bが嵌合し
て係合突条20により抜止めされている。さらに、上記取
付孔24の左右両側方に位置した第２頂壁21下面には、ガ
イド用突条25,25が前後方向に付設されている。
取付孔24内に上述した連結板19の水平板部19bが嵌合し
て係合突条20により抜止めされている。さらに、上記取
付孔24の左右両側方に位置した第２頂壁21下面には、ガ
イド用突条25,25が前後方向に付設されている。
そして、上述した薄肉ヒンジ16を中心としてのキャップ
本体10に対する蓋体11回動途中で、蓋体11がガイド用突
条25,25により上記弾性板部18,18を弾性変形させてこれ
等弾性板部後端を強制乗越え可能に形成している。即
ち、上記弾性板部18,18の突出長さが、第４図に示すよ
うに、ヒンジ点０から最短距離にあるガイド用突条25,2
5下面部分の回動軌跡Ｃより所定寸法だけ突出するよう
に選択されているのである。
本体10に対する蓋体11回動途中で、蓋体11がガイド用突
条25,25により上記弾性板部18,18を弾性変形させてこれ
等弾性板部後端を強制乗越え可能に形成している。即
ち、上記弾性板部18,18の突出長さが、第４図に示すよ
うに、ヒンジ点０から最短距離にあるガイド用突条25,2
5下面部分の回動軌跡Ｃより所定寸法だけ突出するよう
に選択されているのである。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、蓋体の開放状態を
保持することが可能な弾性板部及び連結板部を切込みと
ともにキャップ上面に大きく露出させないで済むので、
見栄えが良いとともに、切込み等に埃が溜りにくくて清
潔感のあるキャップを提供できる。
保持することが可能な弾性板部及び連結板部を切込みと
ともにキャップ上面に大きく露出させないで済むので、
見栄えが良いとともに、切込み等に埃が溜りにくくて清
潔感のあるキャップを提供できる。
また、キャップ本体の第１頂壁の外周部を外向きフラン
ジ状に突出させているので、その部分下面を支えて持ち
運びが出来、例え濡れた手等で持っても容器を滑り落と
すことなく確実に取り扱うことが出来る。
ジ状に突出させているので、その部分下面を支えて持ち
運びが出来、例え濡れた手等で持っても容器を滑り落と
すことなく確実に取り扱うことが出来る。
第１図は本考案キャップの一実施例を示す分解斜視図、
第２図はその組立て斜視図、第３図は容器体口頸部に組
付けた状態の半断面図、第４図は作用状態を示す要部拡
大断面図である。第５図は従来キャップの斜視図、第６
図はその作用状態を示す斜視図である。 10……キャップ本体、11……蓋体
第２図はその組立て斜視図、第３図は容器体口頸部に組
付けた状態の半断面図、第４図は作用状態を示す要部拡
大断面図である。第５図は従来キャップの斜視図、第６
図はその作用状態を示す斜視図である。 10……キャップ本体、11……蓋体
Claims (1)
- 【請求項１】注出孔12付き第１頂壁13の外周部13aを外
向きフランジ状に突出させてその第１頂壁下面から容器
体口頸部に嵌合させる周壁14を垂設したキャップ本体10
と、上記第１頂壁上面を覆う第２頂壁21下面から垂下し
た棒状栓23を上記注出孔内へ着脱自在に嵌合させた蓋体
11とを有し、上記第１頂壁外周部の後面から適宜間隔を
おいて左右一対の切込み15,15を前方へ穿設して、これ
等両切込み間の第１頂壁後部部分を前部に薄肉ヒンジ16
を有する支持板部17に、また各切込みを介して支持板部
と対向する第１頂壁後方両部分を弾性板部18,18とな
し、かつ上記支持板部後端から連結板19を起立して該連
結板上端を上記蓋体11後縁に連結させ、上記薄肉ヒンジ
を中心としてのキャップ本体に対する蓋体回動途中で、
蓋体が上記弾性板部18,18を弾性変形させてこれ等弾性
板部後端を強制乗越え可能に形成したことを特徴とする
合成樹脂製キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988071799U JPH0621884Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 合成樹脂製キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988071799U JPH0621884Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 合成樹脂製キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01177149U JPH01177149U (ja) | 1989-12-18 |
| JPH0621884Y2 true JPH0621884Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=31296988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988071799U Expired - Lifetime JPH0621884Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | 合成樹脂製キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0621884Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60188157U (ja) * | 1984-05-22 | 1985-12-13 | 株式会社吉野工業所 | 液体注出容器等のキヤツプ |
| JPS6122750U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-10 | 株式会社 ト−ヨ−工芸工業 | キヤツプの蓋板開閉装置 |
| JPH0454132Y2 (ja) * | 1986-09-17 | 1992-12-18 |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP1988071799U patent/JPH0621884Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01177149U (ja) | 1989-12-18 |
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