JPS6118735Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、把手に歯ブラシを収納することができ
るようにしたコツプに係る。

従来歯ブラシは、コツプとは別に専用の歯ブラ
シケース等に納するか、又はコツプの中に差し入
れておくが、これでは歯を磨く際歯ブラシとコツ
プとを別々に取り出す必要があるので面倒であつ
たり、歯ブラシに埃などが付着して汚れる等の欠
点があつた。

本案は上記欠点を除去したもので、以下図面に
ついて説明する。

１はコツプであり、その周壁外面に把手２を付
設させている。該把手はコツプ周壁上部外面から
横外方向に突出部３，３を突出させ、該突出部先
端から上端面開口で筒状の握持部４を垂下させて
いる。

上記握持部４内に歯ブラシケース５を着脱自在
に嵌合している。該歯ブラシケースは筒状ケース
６上端に、歯ブラシ７を垂設させた蓋８を嵌合さ
せたものである。上記筒状ケース６は、上端面開
口で歯ブラシの収納に便利なよう下端を半円状に
形成している。該筒状ケース上端に嵌合させる蓋
８は、筒状ケースの上端開口面を閉塞する頂板８
ａの周縁から、第１嵌合壁８ｂを下方へ、又第２
嵌合壁９を上方へ起立させると共に、第１嵌合壁
８ｂの一部からは歯ブラシ７を垂設させている。
該歯ブラシは、第２図が示すように第１嵌合壁８
ｂを筒状ケース上端に嵌合させて筒状ケース６内
へ収納でき、又第３図から理解出来るように、蓋
８を外し、歯ブラシを外方へ突出させて第２嵌合
壁９を筒状ケース上端に嵌合させて、該筒状ケー
スを歯ブラシの柄として使用できるようにしてあ
る。

上記構成において、不使用時には握持部４内に
歯ブラシケース５を嵌合させておき、使用時には
握持部４から歯ブラシケース５を取り出し、筒状
ケース６の蓋８を外し、筒状ケース６上端に第２
嵌合壁９を嵌合して、筒状ケース６を歯ブラシ７
の柄として握持して使用すればよい。

本案は上記構成によるもので、歯ブラシケース
はコツプの握持部内に収納されているので、コツ
プと歯ブラシとを別々に取り出す面倒がなく、歯
ブラシは不使用時に歯ブラシケース内に収納され
ているため、埃等が付着することがなく衛生的で
あり、歯ブラシ使用の際に握持する筒状ケースは
従来の歯ブラシの握持部分より太いから、歯ブラ
シを握持し易い等便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案歯ブラシ付きコツプの斜視図、第
２図は一部を切欠いて示す歯ブラシケースの斜視
図、第３図は歯ブラシを外方に突出させた状態で
の歯ブラシケースの斜視図である。 ４……握持部、５……歯ブラシケース、７……
歯ブラシ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コツプ周壁の外面に、上下方向に垂下させかつ
   上端開口の筒状に形成させた握持部４を有する把
   手２を付設させた把手付きコツプ１と、上記握持
   部４内に、筒状ケース６を着脱自在に嵌合させる
   と共に、該筒状ケース上端に蓋８を嵌合させ、該
   蓋裏面から筒状ケース内に歯ブラシ７を垂設させ
   た歯ブラシケース５とからなり、上記蓋８上面か
   ら、上記歯ブラシ７を外方に突出させて筒状ケー
   ス６上端に着脱自在に嵌合させる嵌合壁９を起立
   させ、該嵌合により筒状ケース６を歯ブラシ７の
   柄として使用することが可能に形成させたことを
   特徴とする歯ブラシ付きコツプ。