JPS5927786Y2 - 歯ブラシの収納装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電動歯刷子、或いは一般の歯刷子に於いて歯を
磨いた後の歯ブラシの収納方法に係り、衛生的に収納さ
れると共に、水切りも万全と威され、次に使用する時不
快感がなくして用いられるように考案したものである。

以下、本考案の一実施例を電動歯刷子の場合を例にとり
図面に基づき説明すると、１は合成樹脂製の歯ブラシス
タンドで、電動歯刷子２の充電器も兼ね、表面には複数
個の歯ブラシ収納凹所３゜３・・・・・・が形成されて
いる。

電動歯刷子２の駆動軸４先端に嵌着される歯ブラシ５は
第２図にも示すように、下端に歯磨き中に歯磨き粉と混
じって流れてくる水分の落下を防止する鍔部６が設けら
れている。

又、前記歯ブラシ収納凹所３の開口縁には、前記歯ブラ
シ５の鍔部６載置用の段縁部７が形成されており、鍔部
６はこの凹所開口を塞いで、外部から埃やゴミが侵入し
ないよう防いでいる。

更に、この凹所３の底部には歯ブラシ５の含んだ水を逃
がす水抜き孔８が設けられている。

９は前記水抜き孔８，８・・・・・・より落ちてくる水
分を溜める水受皿で、底面中心の排水孔１０に向って傾
斜しており、歯ブラシスタンド１の底部に着脱自在に装
着される。

そして、前記排水孔１０には図示しないが栓体が挿脱自
在とされている。

以上の構成に於いて本考案の作用を説明すると、電動歯
刷子２に歯ブラシ５を装着して歯を磨いた後、抜いた歯
ブラシ５は逆さにして第３図の様に、歯ブラシスタンド
１の収納凹所３に収納する。

すると、歯ブラシ５の水滴落下防止用鍔部６は凹所開口
の段縁部７に係合し、この鍔部６で完全に凹所開口は塞
がれる。

よって逆さにされた歯ブラシ５には外部からのゴミや埃
が付着せず、清潔に保たれる。

と同時に歯ブラシ５の柄に付いている水滴、又刷子部１
１に含まれている水分は自重で滴下し、凹所底部の水抜
き孔８より流れ出す。

よって歯ブラシ５の水切りが行なわれ次に使用する場合
に不快感が取り除かれる。

そして、水切りされた水分は水受皿９に溜められ、更に
適当な時期で歯ブラシスタンド１より取り外されて、中
の水分は捨てられるか、スタンド１に取付けたよ・で栓
体を抜くだけで排水されるかして除去される。

従来、歯ブラシ５は歯磨き後、スタンド１に刷子部１１
を上にして立て掛けられているものが普通で、これだと
残った水分が滴り落ちてスタンド１周面を汚し、不潔で
あった。

又、歯ブラシ５を埃から守る為、夫々刷子部１１を覆う
カバーを用いたり、或いは全体を覆うカバーが歯ブラシ
スタンド１に付属されている等の構造を取っていた。

然し、本考案では水切りが簡単にできるように、歯ブラ
シを歯ブラシスタンドの凹所に逆さまにして収納するよ
うにし、そして埃やゴミが冠らないように、この歯ブラ
シに設けた水滴落下防止用の鍔部が、凹所開口部の段縁
部に係止されるよう威し、この鍔部で凹所開口を塞ぎ、
水切りされる水分は更に凹所底部の水抜き孔から落下し
、歯ブラシスタンドの底部に着脱自在とした水受皿に溜
まるように構成しである。

よって、不使用時の歯ブラシの水切りが完全とされ、又
埃等の付着が防がれている常に衛生的で次の使用に当っ
ても不快なく用いられる歯ブラシを提供できるような収
納構造となり、その実用的効果は大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は歯ブラシを逆
さにして収納している充電器兼用の歯ブラシスタンドの
外観図、第２図は電動歯刷子に装着される歯ブラシと、
これが収納される歯ブラシスタンドの凹所を示した図、
第３図は歯ブラシの収納状態を示す要部断面図、第４図
は歯ブラシ収納状態の歯ブラシスタンドの側断面図と水
受皿の排水孔部の構造断面図、第５図は歯ブラシスタン
ドと、その底部に着脱自在とされる水受皿の分解斜視図
である。 ６・・・・・・水滴落下防止用の鍔部、５・・・・・・
歯ブラシ、３・・・・・・凹所、１・・・・・・歯ブラ
シスタンド、７・・・・・・段縁部、８・・・・・・水
抜き孔、９・・・・・・水受皿。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 水滴落下防止用の鍔部を有した歯ブラシと、該歯ブラシ
   が逆さにして収納される凹所を有した歯ブラシスタンド
   とよりなり、前記凹所の開口縁に前記鍔部が載置される
   段縁部を設けると共に、前記凹所の底部には水抜き孔を
   設けてなる歯ブラシの収納装置。