JPS6223368Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、化粧用コンパクトに係る。

本案は、構成を簡潔に且つ組立を容易にし、安
価に提供できるようにしようとするものである。

以下、図示の実施例について説明する。

図において、１は、平面形状四角の扁平な身、
２は、該身に重ねた同形の扁平な蓋であり、これ
らは、後部で互いに枢着３している。

身１は、平面形状口字状の枠体をなす合成樹脂
製の身基体１１と、該身基体に外嵌する金属製の
外装身カバー１２とから成る。

身基体１１は、後面中央に蓋２のボスを受け入
れる比較的深い溝型の凹部１１１を設け、該凹部
の両側壁に下方に開通する逆Ｕ字状の一対の軸穴
１１２，１１２を形成し、該軸穴の下部に係止突
条１１３，１１３を設けており、また、前面中央
に蓋２の係合突片を受け入れる比較的浅い溝型の
凹部１１４を形成すると共に、該凹部に係合突条
１１５を設けており、更に、外周面に複数の係合
凹部１１６…を配設している。

外装身カバー１２は、身基体１１の外側へすつ
ぽり外嵌する皿状に形成し、周壁１２１の後面中
央と前面中央とに上記凹部１１１，１１４と対応
する切欠１２２，１２３を設け、周壁１２１の内
面に上記係合凹部１１６…と係合する複数の係合
突部１２４…を設けている。

蓋２は、上記身基体１１に重なる合成樹脂製の
蓋基体２１と、該蓋基体に外嵌する金属製の外装
蓋カバー２２とから成る。

蓋基体２１は、後縁中央からボス２１１を一体
に垂設し、該ボスの両側面に一対の片持ちの軸２
１２，２１２を突設し、前縁中央から係合突片２
１３を一体に垂設し、外周面に複数の係合凹部２
１４…を配設している。

外装蓋カバー２２は、蓋基体２１の外側へすつ
ぽり外嵌する浅くて広いキヤツプ状に形成し、周
壁２２１の後面中央と前面中央とに上記ボス２１
１及び係合突片２１３と対応する舌片２２２，２
２３を一体に垂設し、周壁２２１の内面に蓋基体
の係合凹部２１４…と係合する複数の係合突部２
２４…を設けている。

而して、組立に当つては、まず、蓋基体２１の
軸２１２，２１２を身基体１１の軸穴１１２，１
１２へ下方から係止突条１１３，１１３を乗り越
えさせて嵌入すると共に、ボス２１１を凹部１１
１へ可動に嵌合し、次いで、身基体１１と蓋基体
２１とに外装身カバー１２と外装蓋カバー２２と
をそれぞれ嵌着する。

本案によれば、４つの部材にて簡潔に構成で
き、その組立は、身基体１１と蓋基体２１との枢
着３部分を嵌め合わせて後、外装身カバー１２及
び外装蓋カバー２２を嵌着すればよいので、極め
て容易に行え、従つて、安価に提供できる。ま
た、外観を美麗にでき、心地よく使用できる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案実施例で、第１図は、斜視図、第
２図は、第１図−線断面図、第３図は、分解
斜視図である。 １……身、２……蓋、１１……身基体、１２…
…外装身カバー、２１……蓋基体、２２……外装
蓋カバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 扁平な身１と蓋２とを後部で枢着３して成る化
   粧用コンパクトにおいて、身１と蓋２とを、内側
   の身基体１１、蓋基体２１と、これらに外嵌する
   外装身カバー１２、外装蓋カバー２２とから構成
   し、身基体１１の後部に凹部１１１を形成すると
   共に、該凹部の両側壁に下方に開通する逆Ｕ字状
   の一対の軸穴１１２，１１２を形成し、また、蓋
   基体２１の後部にその凹部１１１へ可動に嵌合す
   るボス２１１を設けると共に、該ボスの両側に一
   対の軸２１２，２１２を突設し、而して、そのボ
   ス２１１を凹部１１１へ可動に嵌合すると共に、
   その軸２１２，２１２を軸穴１１２，１１２へ下
   方から嵌合し、身基体１１と蓋基体２１との外側
   にそれぞれ外装身カバー１２と外装蓋カバー２２
   とを嵌着したことを特徴とする化粧用コンパク
   ト。