JPH06284249A - ファクシミリ接続制御装置 - Google Patents

ファクシミリ接続制御装置

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JPH06284249A
JPH06284249A JP5090446A JP9044693A JPH06284249A JP H06284249 A JPH06284249 A JP H06284249A JP 5090446 A JP5090446 A JP 5090446A JP 9044693 A JP9044693 A JP 9044693A JP H06284249 A JPH06284249 A JP H06284249A
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JP
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JP5090446A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kounoe
俊彰 鴻江
Masahiro Mochizuki
昌宏 望月
Tsunehiro Matsui
恒裕 松井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システム下の複数のファクシミリ装置の自己
診断を効率的に行う。 【構成】 自己診断指示部22は指示に従い、システム
下のファクシミリ装置に自己診断実行の指示を送出す
る。診断結果記憶部23には、各ファクシミリ装置の自
己診断結果が格納される。切離し設定部24は、診断結
果記憶部23から診断結果を取込み、良好でなかったフ
ァクシミリ装置の無効を管理テーブル25に登録する。
無効が登録されることにより該ファクシミリ装置はシス
テムから切離される。この場合、該ファクシミリ装置の
機能つまり通信機能、印字機能、読取機能のうち不良で
あった機能のみを無効にすることを登録し、良好であっ
た他の機能を生かしたままにすることもできる。診断結
果および無効にしたファクシミリ装置またはその機能
は、通知部26でレポートにしてホストに通知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ接続制御装
置に関するものであり、特に、ホストコンピュータとこ
のホストコンピュータで制御されるファクシミリ装置と
の間にあって、該ホストコンピュータおよびファクシミ
リ装置を制御及び管理するファクシミリ接続制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルエリアネットワーク(L
AN)など独自のネットワークを構築し、企業内や大学
内などの比較的限定された地域内で情報を伝送する例が
多く見られるようになっている。さらに、前記ネットワ
ーク内に設置されたファクシミリ装置と他のネットワー
クとを、公衆回線や専用回線などの通信回線を使用して
接続することがある。そして、前記ファクシミリ装置に
はそれぞれホストコンピュータとしてパーソナルコンピ
ュータが対応して接続され、このホストコンピュータ
(以下、単にホストという)からの指示に従ってファク
シミリ装置が制御されている。ホストとファクシミリ装
置とを組合わせたシステムは、パソコン・ファクシミリ
として特開昭62−249590号公報に一例が示され
ている。
【0003】ファクシミリ装置は、周知のような画像読
取機能、印字機能、通信機能を有する。したがって、上
記ネットワーク内に設けられたパソコン・ファクシミリ
では、ファクシミリ装置で読み取った原稿やホストから
転送されたデータを、遠隔の情報処理装置(リモート)
へ転送したり、リモートから受信したデータをホストに
転送したり、また、読取った原稿やホストから転送され
たデータ、ならびにリモートから受信したデータを印字
したりして多彩な情報処理が行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の、ホ
ストとファクシミリ装置とを組合わせたシステムでは、
該システム全体を保守もしくは管理する機能を有してい
なかったため、個々の装置毎に自己診断を実施するしか
なかった。しかし、自己診断を装置毎に別個に実施して
いたのでは、システム全体との関連で正確に異常を検出
することが困難であったし、時間的にも負担が過大であ
った。このような問題点は、特に多数のファクシミリ装
置をシステム下においている場合に特に顕著である。
【0005】本発明の目的は、上記の問題点を解消し、
システム全体の保守もしくは管理を短時間に効率良く、
正確に行うことができるようにしたファクシミリ接続制
御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、ホストと、自己診断手段
を有するファクシミリ装置と、該ホストの指示により前
記ファクシミリ装置を制御するファクシミリ接続制御装
置とからなる情報伝送システムにあって、前記ファクシ
ミリ接続制御装置が、前記ホストからの指示に応答して
前記ファクシミリ装置に自己診断実施指令を出力する手
段と、前記ファクシミリ装置による自己診断結果を前記
ホストに通知する手段とを具備した点に特徴がある。
【0007】また、本発明は、ホストと、複数のファク
シミリ装置と、該ホストの指示により前記ファクシミリ
装置を制御するファクシミリ接続制御装置とからなる情
報伝送システムにあって、前記ファクシミリ接続制御装
置が、システム下に設けられたファクシミリ装置に対
し、同じシステム下の他のファクシミリ装置へ所定の試
験データを転送するように指示する手段と、前記他のフ
ァクシミリ装置で受信した前記所定の試験データの受信
結果に基づき、前記ファクシミリ装置に接続されている
通信系の状態を判定する診断手段とを具備した点に第2
の特徴がある。
【0008】
【作用】上記の特徴を有する本発明によれば、ファクシ
ミリ接続制御装置がシステム下のファクシミリ装置に自
己診断実施指令を発すると、該ファクシミリ装置は自己
診断手段により予定の自己診断を行い、その結果がファ
クシミリ接続制御装置に入力される。ファクシミリ接続
制御装置は、前記診断結果をホストに通知する。前記フ
ァクシミリ装置は1台に限らず複数台の場合も同様に行
われる。
【0009】また、第2の特徴を有する本発明によれ
ば、ファクシミリ接続制御装置からの指示によってシス
テム下のファクシミリ装置同士で所定の試験データの通
信を行わせる。この通信における受信データの状態、す
なわちデータの欠落が無いか、または正常に通信が実行
されたか等によって通信系の状態が診断される。通信系
には回線や交換機が含まれる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図3は本発明に係る情報伝送システムの構成を示
すブロック図、図4は前記伝送システムに含まれるファ
クシミリ装置、図5は前記ファクシミリ装置を制御する
ファクシミリ接続制御装置のハード構成を示すブロック
図である。
【0011】図3において、ホスト1,2,3は、ファ
クシミリ接続制御装置(以下、ファクシミリサーバとい
う)4を介してファクシミリ装置(FAX)5,6,7
と接続されている。
【0012】図4において、スキャナ51は、送信のた
めの原稿や複写原稿を読取り、これを電気信号すなわち
画情報に変換する。該スキャナ51で読取られた画情報
や、通信制御部52を介して他のファクシミリ装置やコ
ンピュータ(共に図示しない)のような情報処理装置つ
まりリモートから受信した画情報、ならびにサーバイン
タフェース53を介してホスト1〜3から供給されたデ
ータは蓄積部54に蓄積される。前記スキャナ51で読
取られて蓄積された画情報や、ホスト1〜3から供給さ
れて蓄積されたデータは、前記通信制御部52を介して
回線に送出される一方、前記リモートから受信して蓄積
された画情報はサーバインタフェース53を介してホス
ト1〜3に転送される。さらに、蓄積部54に蓄積され
た画情報またはデータは、必要に応じてプリンタ55で
印字される。
【0013】符号化・復号化部56は画情報の圧縮・伸
長のための符号化・復号化を行う。入力部57は例えば
キーボードからなり、オペレータによる指示を受付け
る。また、表示部58は液晶画面(LCD)からなり、
制御結果や状態を表示する。
【0014】システム制御部59は、マイクロコンピュ
ータ(CPU)、ROMおよびRAM等からなり、該R
OMおよびRAMに記憶された各種制御データ、制御プ
ログラム、ならびに前記入力部57で受け付けられた指
示に従ってファクシミリ装置5全体の処理を実行する。
なお、前記システム制御部59のRAMには通信結果情
報も格納される。ファクシミリ装置6,7はファクシミ
リ装置5と基本的な構成は同一である。
【0015】次に、図5は、前記ファクシミリサーバ4
のハード構成を示す図であり、該ファクシミリサーバ4
は、ファクシミリインタフェース41によってファクシ
ミリ装置と接続され、ホストインタフェース42によっ
てホスト1〜3と接続される。入力部43は例えばキー
ボードからなり、オペレータによる指示を受付ける。表
示部44は液晶画面(LCD)またはCRTからなり、
制御結果や状態を表示する。
【0016】処理部45はCPU、ROMおよびRAM
等からなり、該ROMおよびRAMに記憶された各種制
御データ、制御プログラム、ならびに入力部43で受け
付けられた指示に従って該ファクシミリサーバ4全体の
処理を実行する。
【0017】該ファクシミリサーバ4には、必要に応
じ、ハードディスク等の蓄積装置を接続するようにして
もよい。そうすることによって、ホスト1〜3やファク
シミリ装置5〜7の蓄積部の負担を軽くできる。
【0018】以上のような構成により、ファクシミリサ
ーバ4は、ホスト1〜3の指示によってファクシミリ装
置5〜7を制御する。ファクシミリ装置5〜7は、前記
スキャナ51、プリンタ55、通信制御部52の機能を
発揮して、各種情報処理を行う。すなわち読取った原稿
をホスト1〜3に転送したり、プリント(印字)した
り、リモートに送信したりする。またホスト1〜3から
供給されるデータを印字したり、このデータをリモート
に転送したり、リモートから受信したデータをホスト1
〜3に転送したり、印字したりする。
【0019】次に、上記構成を有するシステムの動作を
説明する。まず、図6のフローチャートに示した例で
は、ファクシミリサーバ4がファクシミリ装置5〜7に
対して自己診断を行わせる指示を発すると共にその自己
診断結果を取りまとめ、ホスト1〜3の中のあらかじめ
設定した管理ホストに通知する。
【0020】図6において、ステップS1で、自己診断
ジョブ指示の有無を判断する。ホスト1〜3からの自己
診断ジョブの指示があったならば、自己診断ジョブを受
付け(ステップS2)、ステップS3に進む。ステップ
S3では、ファクシミリ装置5〜7から1台を選択す
る。この選択順位はあらかじめ定めておいても良いし、
一定の選択基準に従ってもよい。ステップS4では、選
択したファクシミリ装置に自己診断の実行を指示する。
【0021】ステップS5では、該ファクシミリ装置か
ら出力される診断結果を読込んで解析する。ステップS
6では、自己診断結果が良好か否かを判断する。結果が
良好ならばステップS7に進んでその結果をファクシミ
リサーバ4の処理部45のメモリに登録する。
【0022】一方、診断結果が良好でない場合は、ステ
ップS8に進み、該ファクシミリ装置を当該システムか
ら切り離すか否かを判断する。この判断は、あらかじめ
設定されている判断基準に従って行われる。システムか
ら切り離すように設定されている場合は、ステップS9
に進み、該ファクシミリ装置をシステムから切り離す。
具体的には、ファクシミリサーバ4の処理部45に設け
られる管理テーブルの制御情報に無効を登録する。その
結果、システムから切り離されたファクシミリ装置は、
その後、前記制御情報が有効となるまでは使用されな
い。ステップS9の処理が終了した後はステップS7に
進む。
【0023】なお、該ファクシミリサーバ4では、ファ
クシミリ装置5〜7から予定の時間内に自己診断結果が
出力されない場合は、そのファクシミリ装置は使用不能
と判断して前記診断結果が良好でない場合と同様の処置
をする。
【0024】ステップS10では、システム下のすべて
のファクシミリ装置、つまりファクシミリ装置5〜7の
すべてについて自己診断が終了したか否かを判断し、こ
の判断が否定の場合はステップS3に戻る。ファクシミ
リ装置5〜7のすべてについて自己診断が終了したなら
ば、ステップS11に進み、すべてのファクシミリ装置
についての診断結果を自己診断の指示をしたホストつま
り管理ホストに通知する。
【0025】上記各ファクシミリ装置による自己診断は
管理ホストからの指示に従って行われたが、該管理ホス
トからの指示によらず、ファクシミリサーバ4が自動的
に行うようにしてもよい。例えばファクシミリサーバ4
内に、予定時間経過時に信号を出力する時計装置を設け
ておき、この時計装置から出力される信号に応答して各
ファクシミリ装置5〜7に自己診断の実行を指示するこ
とができる。このように自動的に自己診断の実行を指示
するようにすれば、1か月とか1週間とかの、あらかじ
め設定した期間毎に、定期的にシステム下のファクシミ
リ装置の状態を検出できる。
【0026】自動的に自己診断の実行を指示した場合
に、その結果を必ずしも直ちに管理ホストに通知しなけ
ればならないということはない。図6に関して説明した
動作と同様、すべてのファクシミリ装置5〜7からの自
己診断結果を直ちに管理ホストに通知するようにしても
よいし、一旦ファクシミリサーバ4の処理部45のメモ
リに蓄積しておいてもよい。この蓄積データは、その後
のホストからの要求に応じて該ホストに転送してもよい
し、ファクシミリ装置のプリンタ55を利用して印字出
力してもよい。
【0027】上記実施例では、自己診断結果から不良と
判断されたファクシミリ装置は、そのファクシミリ装置
の機能すべてをシステムから切り離すようにした。しか
し、ファクシミリ装置は、通信系、スキャナ系(読取
系)、プリント系(印字系)の3つの大きい機能系に分
けられ、一般的にはそれぞれが独立して動作可能であ
る。
【0028】したがって、自己診断の結果によってこれ
らの機能を一律に無効にするのはシステムの効率的な運
用の面から好ましくない。この不具合は次のようにして
解消できる。すなわち、ファクシミリサーバ4に、ファ
クシミリ装置5〜7の個々の機能系毎に有効・無効を登
録しておくための識別フラグを設け、各ファクシミリ装
置の自己診断結果をここに登録しておく。ホストはこの
識別フラグによって各ファクシミリ装置の機能毎の使用
可・不可を判断して通信ジョブ、読取りジョブ、印字ジ
ョブ等必要な情報処理を行うことができる。
【0029】なお、ファクシミリサーバ4は、ファクシ
ミリ装置に対し、自己診断の実行を指示するとともに、
該処理実行中は他のジョブを受付けないように指示をす
るのがよい。自己診断実行中に他のジョブが起動される
と、処理が複雑になりやすく、自己診断に誤りがでるお
それもあるので、ファクシミリ装置のシステム制御部5
9がこの自己診断に専念できるようにするためである。
特に、着信はファクシミリ装置からファクシミリサーバ
4に対してジョブの起動要求を発行するものであり、処
理が特に複雑になるおそれがあるため着信は一切受付け
ないのがよい。
【0030】但し、システム下のすべてのファクシミリ
装置でジョブを受付けないようにすると、そのための弊
害がでることもあるので、複数のファクシミリ装置のう
ち予定のファクシミリ装置を、この自己診断中の通信用
として確保しておくようにしてもよい。
【0031】例えば、システム下の複数のファクシミリ
装置を2つに分割し、ファクシミリサーバ4は、分割さ
れたうちの一方のファクシミリ装置には自己診断ジョブ
を実行させないように設定しておく。そして、分割され
たうちの他方のファクシミリ装置の自己診断ジョブが終
了したときに、前記設定を解除して前記分割されたうち
の一方のファクシミリ装置に、自己診断ジョブの実行を
指示する。
【0032】その結果、自己診断ジョブの実行が指示さ
れないファクシミリ装置は、着信があったときはその着
信に応答して通信を行い、データを受信する。この受信
データは蓄積部54に蓄積しておき、ファクシミリサー
バ4の自己診断に関するジョブが終了した時点で、該受
信データと共に受信して格納してある宛先と共にファク
シミリサーバ4に送出する。ファクシミリサーバ4はこ
の宛先に示されたホストに受信データを転送する。
【0033】次に、本発明の第2実施例として通信回線
や交換機などの状況を含む通信系の自己診断を行う場合
について説明する。上述の自己診断では、ファクシミリ
装置内の制御基板(ボード)等の良否を診断するように
した。該第2実施例では、ファクシミリ装置と接続され
ている通信回線や交換機なども含めた通信系についても
診断を行い、回線品質や交換機の異常の有無を検出す
る。
【0034】該第2実施例では、システム下のファクシ
ミリ装置のうち、任意に選択されたファクシミリ装置か
らシステム下の他のファクシミリ装置へ試験原稿を転送
し、その通信結果から回線や交換機を含む通信系の診断
を行う。但し、同一システム下にあるファクシミリ装置
であっても、接続されているネットワークが異なるため
に該ネットワーク間で相互接続ができない場合がある。
この場合には、同一システム下にあるファクシミリ装置
であっても、互いに交信することが不可能であり、該第
2実施例による通信系の診断は行えない。したがって、
ファクシミリサーバ4には、システム下のすべてのファ
クシミリ装置に関し、そのファクシミリ装置が接続され
ているネットワークの種別(内線、PSTN,ISDN
等)と、他の、どのファクシミリ装置と接続できるかを
事前に登録しておき、この登録に基づいてファクシミリ
装置を選択し、前記試験原稿を送信する。
【0035】図7のフローチャートを参照して第2実施
例の動作を説明する。まず、ステップS21で、自己診
断ジョブ指示の有無を判断する。ホスト1〜3からの自
己診断ジョブの指示があったならば、その自己診断ジョ
ブを受付け(ステップS22)、ステップS23に進
む。ステップS23では、ファクシミリ装置5〜7から
1台を選択する。この選択順位はあらかじめ定めておい
ても良いし、一定の選択基準に従ってもよい。ステップ
S24では、選択したファクシミリ装置に対し、宛先お
よび通信モード等の通信情報と試験原稿の画情報とを転
送する。
【0036】ステップS25では、前記ファクシミリ装
置に通信ジョブの実行を指示する。この指示に従って該
ファクシミリ装置は通信情報に示された宛先に発呼し、
画情報を送信する。ここで、前記宛先の相手機は同一シ
ステム下にある、他のファクシミリ装置である。画情報
を受信したファクシミリ装置は、受信データをファクシ
ミリサーバ4に転送する。ファクシミリ装置は通信結
果、通信速度、送受信レベルなどの通信結果情報をファ
クシミリサーバ4に転送する。
【0037】ステップS26では、通信結果に基づく通
信系の良否を判断する。この良否の判断は、ファクシミ
リサーバ4に蓄積されている送信画情報と受信画情報と
の比較、および通信結果情報に基づいて行われる。すな
わち、画情報の比較によってデータ欠落の有無や、正常
に通信が実施されたか否か等を判断できる。
【0038】通信結果に基づく1つの通信系の良否判断
が終了したならば、ステップS27に進み、ステップS
26での判断結果および通信結果情報を登録する。
【0039】ステップS28では、すべてのファクシミ
リ装置間で考えられるすべての組合わせによる通信を終
了したか否かを判断する。すなわち本実施例ではファク
シミリ装置5と6、5と7、6と7との3種類のマトリ
クス的な組合わせで通信を行うようにする。このような
組合わせで通信を行うことにより、通信結果が不良の場
合、どのファクシミリ装置の通信系に不良箇所があるの
かを特定できる。
【0040】まだ、通信を終了していない組合わせがあ
った場合は、ステップS28からステップS23に進
む。
【0041】すべての組合わせで通信が終了したならば
ステップS29に進み、前記ステップS27で登録した
結果により、通信結果が良好でなかった通信があったか
否かを判断する。通信結果が良好でない組合わせの通信
があったならば、ステップS30に進み、すべての通信
結果から不良ファクシミリ装置を特定する。
【0042】ステップS31では、特定されたファクシ
ミリ装置をシステムから切り離すか否かを判断する。こ
の判断は、あらかじめ設定されている判断基準に従って
行われる。システムから切り離すように設定されている
場合は、ステップS32に進み、該ファクシミリ装置を
システムから切り離す。
【0043】ステップS33では、通信結果および切り
離したファクシミリ装置を管理ホストに通知する。この
通知は必ずしも実施しなくてもよい。ファクシミリサー
バ4に保持しておき、必要なときにホストから読出して
もよい。
【0044】ステップS34では、通信結果情報に基づ
き各ファクシミリ装置5〜7の通信パラメータを決定し
てそれぞれのファクシミリ装置に転送する。例えば、通
信結果情報から、フォールバックがあったか、あったと
すればどの程度か、信号の受信レベルはどのくらいであ
ったかなどの情報によって、回線状況、交換機の状況な
どによる各ファクシミリ装置の最適な通信パラメータを
決定する。
【0045】なお、前記各ファクシミリ装置の1つの組
合わせにおいて、一方のファクシミリ装置から他方のフ
ァクシミリ装置に試験原稿を送信したならば、続いてフ
ァクシミリサーバ4は、その反対方向へ送信を行うよう
にして、1台のファクシミリ装置につき送信と受信の両
方を行わせるのがよい。
【0046】上記通信系の自己診断において、試験原稿
は、ファクシミリサーバ4に記憶させておいてもよい
し、ホストから供給するようにしてもよい。また、該シ
ステムに対して新たにホストを接続した場合、該ホスト
から試験原稿を送出して上記通信系の自己診断を行うこ
とにより、該ホストはシステムとネットワーク全体の状
況を把握できる。その結果、ホストが正しく接続されて
いるか、通信ネットワークを正常に利用できるかを判定
できる。
【0047】さらに、上述の通信系自己診断は、ファク
シミリ通信網等の蓄積交換網サービスを利用することに
よってより一層簡便に実施することができる。ファクシ
ミリ通信網サービスは、ファクシミリ通信システムによ
る蓄積交換機能を利用して、経済的なファクシミリ通信
を実現すると同時に、同報通信等の多彩な通信処理サー
ビスを提供するものとして電電各社から提供されている
ものである。
【0048】前記ファクシミリ通信網サービスを利用す
る通信系自己診断は次のようにして行う。まず、ファク
シミリサーバ4は、システム下のファクシミリ装置の1
つに試験原稿を転送し、この試験原稿を相手先情報(電
話番号)とともにファクシミリ通信網に送信させる。こ
こでは、相手先としてシステム下の他のファクシミリ装
置のすべてを指定する。
【0049】ファクシミリ通信網は、受信した試験原稿
等を蓄積交換装置に一旦蓄積し、指定された相手先に蓄
積原稿を順次送信する。
【0050】このようにファクシミリ通信網を利用した
通信系自己診断では、ファクシミリサーバによる1回の
通信指示動作によってシステム下のすべてのファクシミ
リ装置に試験原稿を同報通信できる。特に、システムが
大規模でファクシミリ装置が多数あるような場合は、自
己診断を効率的に実施できる。
【0051】一方、ファクシミリ通信網は、端末つまり
ファクシミリ装置から画情報等を受信して蓄積した後、
該端末との接続を絶つので、ファクシミリ装置が自己の
電話番号を相手先情報としてファクシミリ通信網に試験
原稿を送信したときに、この原稿を送信元に返送するこ
とができる。したがって、自己診断の結果、通信系の異
常があった場合に、どのファクシミリ装置の通信系が異
常なのかを特定するための手法として上述のようなマト
リクス的な組合わせで通信を行う必要はない。すなわち
自己を宛先として試験原稿を送信することができるの
で、異常があった場合に、その異常が自己の通信系にあ
ることを容易に判断できる。
【0052】なお、上記の通信系自己診断を、特定のホ
ストつまり管理ホストが定期的に行えるように設定する
ことによってネットワーク全体のメンテナンスを簡単か
つ確実に実施できる。また、第1実施例と同様、ファク
シミリサーバ4に時計装置を設け、ファクシミリサ―バ
4が定期的に通信系の自己診断を行うようにしてもよ
い。
【0053】上述の実施例では、通信系自己診断におい
て、異常が発見された場合は、当該ファクシミリ装置を
システムから切り離すようにした。しかし、この処置と
は別に、通信異常の場合にファクシミリ装置が悪いのか
回線や交換機が悪いのかを解析し、回線や交換機が悪い
と判断された場合に、その旨をファクシミリサーバ4の
表示部44に表示することもできる。
【0054】例えばオフフックから所定の時間内にダイ
ヤルトーンが検出された否かによって回線や交換機の異
常判断ができるので、この判断結果を通信結果情報の1
つの要素として処理部45のメモリに格納しておき、こ
の通信結果情報に基づいて表示を行うようにする。この
表示によって、システムの管理者は回線や交換機の提供
者に異常を通知することができる。
【0055】次に、図1のブロック図を参照して自己診
断のためのファクシミリサーバの要部機能を説明する。
同図において、自己診断指示部22は入力部43(図
5)からの指示やホストからの指示に従い、システム下
のファクシミリ装置に自己診断実行の指示を送出する。
この際、自己診断指示部22はシステム下のすべてのフ
ァクシミリ装置に一斉に指示を出してもよいし、1台ず
つ、または予定のブロック毎に指示を出すようにしても
よい。
【0056】診断結果記憶部23には、各ファクシミリ
装置から供給される自己診断結果が格納される。切離し
設定部24は、診断結果記憶部23から診断結果を取込
み、管理テーブル25に、良好でなかったファクシミリ
装置の無効を登録する。前記管理テーブル25にはシス
テム下のすべてのファクシミリ装置の属性が記憶されて
いる。無効が登録されることにより該ファクシミリ装置
は実質的にシステムから切離される。
【0057】なお、この場合、該ファクシミリ装置の機
能つまり通信機能、印字機能、読取機能のうち不良であ
った機能のみを無効にすることを登録し、良好であった
他の機能を生かしたままにすることもできる。
【0058】診断結果記憶部23の記憶内容および無効
にしたファクシミリ装置またはその機能は、設定または
要求により、通知部26で予定のフォーマットのレポー
トにしてホストに通知される。
【0059】次に、図2のブロック図を参照して通信系
自己診断のためのファクシミリサーバの要部機能を説明
する。同図において、自己診断指示部12は入力部43
(図5)からの指示やホストからの指示に従い、通信指
示、相手先情報(システム下の他のファクシミリ装置の
電話番号)、および通信情報をシステム下のファクシミ
リ装置に送出する。これと同時に試験原稿記憶部13か
ら試験原稿の画情報を読出してファクシミリ装置に転送
する。
【0060】前記他のファクシミリ装置で受信した試験
原稿は受信データ記憶部14に取り込まれ、さらに受信
原稿比較部15に転送される。受信原稿比較部15では
試験原稿記憶部13に格納されている試験原稿データと
受信データ記憶部14に取り込んだデータとを比較して
データの欠落有無を判定する。受信原稿比較部15での
判定結果は診断結果記憶部16に格納される。
【0061】一方、通信結果解析部17は、ファクシミ
リ装置から供給される通信結果情報に基づき、回線や交
換機の異常の有無を判定し、その結果を診断結果記憶部
16に入力する。
【0062】切離し設定部18は、診断結果記憶部16
から診断結果を取込み、良好でなかったファクシミリ装
置の無効を管理テーブル19に登録する。無効が登録さ
れることにより、該ファクシミリ装置は実質的にシステ
ムから切離される。
【0063】なお、この場合、該ファクシミリ装置の通
信系のみを無効にすることを登録し、他の機能つまり印
字および読取りの機能を生かしたままにすることもでき
る。
【0064】また、パラメータ設定部20は、診断結果
記憶部16から診断結果を取込み、この診断結果に基づ
いて送受信レベルや通信速度などの各ファクシミリ装置
のパラメータを決定し、これを各ファクシミリ装置に送
信する。診断結果記憶部16の記憶内容および無効にし
たファクシミリ装置については、設定または要求によ
り、通知部21で予定のフォーマットのレポートにして
ホストに通知される。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、システム全体を保守もしくは管理する機能を
実現でき、個々の装置毎に自己診断を実施していた従来
装置と異なり、システム全体の相互の関連で正確に異常
を検出することができる。
【0066】システム下のファクシミリ装置およびこの
ファクシミリ装置に接続された回線および交換機を含む
通信系の異常を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自己診断のためのファクシミリサーバの要部
機能を示すブロック図である。
【図2】 通信系自己診断のためのファクシミリサーバ
の要部機能を示すブロック図である。
【図3】 情報伝送システムの構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 ファクシミリ装置のハード構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】 ファクシミリサーバのハード構成を示すブロ
ック図である。
【図6】 自己診断動作の一例を示すフローチャートで
ある。
【図7】 通信系の自己診断動作の一例を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1〜3…ホスト、 4…ファクシミリサーバ、 5〜7
…ファクシミリ装置、22…自己診断指示部、 23…
診断結果記憶部、 24…切離し設定部、 25…管理
テーブル、 26…通知部、 41…ファクシミリイン
タフェース、42…ホストインタフェース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータおよびファクシミリ
    装置を含む情報伝送システムにあって、前記ファクシミ
    リ装置を制御するファクシミリ接続制御装置において、 前記システム下のファクシミリ装置に対して自己診断の
    実行を指示する自己診断指示手段と、前記ファクシミリ
    装置による自己診断結果を格納する診断結果記憶手段と
    を具備したことを特徴とするファクシミリ接続制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記自己診断指示手段は、システム下の
    複数のファクシミリ装置のうち予定数のファクシミリ装
    置にだけ自己診断実行の指示を出力し、該ファクシミリ
    装置の自己診断が終了したときに残りのファクシミリ装
    置に自己診断実行の指示を出力するように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のファクシミリ接続制御装
    置。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータおよびファクシミリ
    装置を含む情報伝送システムにあって、前記ファクシミ
    リ装置を制御するファクシミリ接続制御装置において、 前記システム下のファクシミリ装置に対して同システム
    下の他のファクシミリ装置に試験原稿を送信させる自己
    診断指示手段と、前記試験原稿の送信結果に基づいて通
    信系の診断を行う通信系自己診断手段と、前記通信系自
    己診断結果を格納する診断結果記憶手段とを具備したこ
    とを特徴とするファクシミリ接続制御装置。
  4. 【請求項4】 前記通信系自己診断結果に基づいてシス
    テム下の各ファクシミリ装置の通信パラメータを決定
    し、該ファクシミリ装置に設定するパラメータ設定手段
    とを具備したことを特徴とする請求項3記載のファクシ
    ミリ接続制御装置。
  5. 【請求項5】 蓄積交換網を介して試験原稿を前記他の
    ファクシミリ装置に送信させるように構成したことを特
    徴とする請求項3または4記載のファクシミリ接続制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記診断結果記憶手段に格納された内容
    をレポートとしてホストコンピュータに転送する通知手
    段を具備したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    に記載のファクシミリ接続制御装置。
  7. 【請求項7】 前記自己診断指示手段は、ホストコンピ
    ュータからの指示に従って自己診断の指示を出力するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    かに記載のファクシミリ接続制御装置。
  8. 【請求項8】 自己診断結果によって異常が発見された
    ファクシミリ装置をシステムから切離すことを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれかに記載のファクシミリ接続制
    御装置。
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