JP2001007944A - 通信装置及び通信方法並びに通信システム - Google Patents

通信装置及び通信方法並びに通信システム

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JP2001007944A
JP2001007944A JP2000054509A JP2000054509A JP2001007944A JP 2001007944 A JP2001007944 A JP 2001007944A JP 2000054509 A JP2000054509 A JP 2000054509A JP 2000054509 A JP2000054509 A JP 2000054509A JP 2001007944 A JP2001007944 A JP 2001007944A
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Masaaki Ogura
正明 小椋
Shigetaka Tanaka
重隆 田中
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 V.8手順のCM信号で複数の起呼機能を相
手先通信端末に通知することが可能な通信装置及び通信
方法並びに通信システムを提供する。 【解決手段】 起呼側のファクシミリ装置で半二重通信
及び全二重通信によるV.8手順を実行可能な場合、起
呼メニュー信号の起呼機能カテゴリに最優先の起呼機能
を設定すると共に、起呼メニュー信号の非標準機能カテ
ゴリに最優先の起呼機能以外のバックアップ機能を設定
する。応答側のファクシミリ装置は、この起呼メニュー
信号で通知された全ての起呼機能と自装置の対応可能な
機能に基づき、その全ての起呼機能の何れかを選択して
共通メニュー信号中に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、国際電気通信連合
(以下、ITU−Tと記す)のVシリーズ勧告における
V.8手順でファクシミリ通信/データ通信を開始する
通信装置及び通信方法並びに通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ITU−T勧告のV.8は、Vシリーズ
勧告(電話網に関するデータ通信のための規格)に従っ
た動作を行う二つのDCE(モデム等)で、動作可能な
最良モードを自動的に決定するための手順であり、一般
交換電話網におけるデータ伝送のセッション開始手順で
ある。
【0003】近年、通信装置のモデムにこのV.8手順
を搭載することが普及しつつあるが、未だV.8手順を
有さない通信装置が数多く存在するので、相互接続性の
観点から様々な問題が生じる。例えば、相手先通信端末
がV.8手順を有さないファクシミリ装置である場合
は、V.8手順で通信を開始してもT.30手順にフォ
ールバックされてしまうので、V.8手順分の通信時間
と通信コストが無駄になる。この問題に対しては、特開
平7−240826号公報、等に記載されているよう
に、過去に通信した相手先通信端末についてV.8機能
の有無を登録しておき、呼接続後に発呼側では電話番号
により、着呼側では発信者番号によって、相手先通信端
末を特定し、V.8手順で通信を開始するか否かを決定
するものがある。
【0004】また、ワンチップでファクシミリ通信、デ
ータ通信共に可能なモデムにおいては、データ通信は
V.34規格により33.6KBPSまで可能だが、フ
ァクシミリ通信ではV.17規格により14.4KBP
Sまでというものが一般的であったが、最近はファクシ
ミリ通信でも33.6KBPSまで可能なもので出現し
ている。しかし、V.34規格にはV.8手順が含まれ
るので、この場合は何れの通信モードでもV.8手順を
用いることができる。一方、V.34規格には全二重手
順と半二重手順の両方が定義してあり、ファクシミリ通
信では半二重手順、データ通信では全二重手順を起呼側
で指定する必要があるので、V.8手順を有する通信装
置同士でも相互接続性に問題が生じるおそれがある。こ
の問題に対しては、特開平8−204684号公報、等
に記載されているように、相手先通信端末の機能が不明
な場合にはV.8による全二重通信手順で通信を開始
し、その手順が不調であれば半二重通信手順に切り換え
るものがある。
【0005】ここで、例えば起呼側がファクシミリ通
信、データ通信の何れを用いて送信してもよい場合であ
って、この起呼側が起呼メニュー(CM)信号でデータ
通信を指定し、応答側が何らかの理由でデータ通信が不
可能、ファクシミリ通信が可能な場合を想定する。この
場合、起呼側がCM信号の起呼機能カテゴリでデータ通
信をしてきても、応答側では共通メニュー(JM)信号
の起呼機能カテゴリでファクシミリ通信等の異なる機能
を返してもよい。但し、変調モードオクテットは全てゼ
ロとする必要がある。この変調モードを送受信した後の
動作は勧告されていないので、通信継続時にどのような
動作を行うかは予測できない。なお、回線断した後の処
理としては、データ通信で再トライすることや通知され
たファクシミリ送信で再トライすることが考えられる
が、この場合も通信時間と通信コストが無駄になる。
【0006】さらに、近年はファクシミリ装置を含めた
OA機器をセンタ(中央制御装置)と電話回線等の通信
回線で接続し、センタがOA機器の状態を常に監視する
遠隔診断機能が普及し始めている。このセンタにおいて
も、仕様の異なる2種類のモデム(FAXモデム、デー
タモデム)を切り分けて使用するため、実際の通信を行
う前にV.8手順でお互いの通信モードを決めておかな
いと、無駄な通信(例えば、通信相手がV.8手順を持
たない場合等、通信途中で相手のモードに合わせてモデ
ムモード、プロトコルを変更することがある。)をする
ことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
相手先通信端末毎にV.8手順の有無を登録し、さらに
カテゴリ詳細まで登録しておき、それを通信開始時に参
照するような通信装置において、ファクシミリ通信を用
いればデータ送信できる場合にデータ通信を選択したた
めにデータ送信することができなくなるという問題があ
る。あるいは、その通信装置においてデータ通信を用い
ればデータを送信できる場合にCM信号でファクシミリ
通信を指定し続ける場合も同様の問題がある。これらの
問題は、V.8手順を有する通信装置において、CM信
号の起呼機能カテゴリで一つの起呼機能しか選択・指定
できないことに起因する。
【0008】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、V.8手順のCM信号で複数の起呼機能を相手先通
信端末に通知することが可能な通信装置及び通信方法並
びに通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
半二重通信及び全二重通信によるV.8手順を実行可能
な通信装置であって、応答側に対し、起呼メニュー信号
によって自装置が有する複数の起呼機能を選択可能に通
知する通信制御手段を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記通信制御手段は、複数の起呼機能を通知する
際、起呼メニュー信号の起呼機能カテゴリによって最優
先の起呼機能を通知すると共に、該最優先の起呼機能以
外のバックアップ機能を非標準機能カテゴリで通知する
ことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1におい
て、前記通信制御手段は、複数の起呼機能を通知する
際、起呼メニュー信号の起呼機能カテゴリによって最優
先の起呼機能を通知すると共に、機器診断機能の有無を
非標準機能カテゴリで通知することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、半二重通信及び全
二重通信によるV.8手順を実行可能で、かつ機器の診
断機能を有し、起呼メニュー信号で自装置が有する複数
の起呼機能を選択可能に通知すると共に、機器診断機能
の有無を通知する通信制御手段を備えたセンタ通信装置
と、回線を介して該センタ通信装置と接続され、半二重
通信及び全二重通信によるV.8手順を実行可能で、か
つ機器の診断機能を有し、前記通信制御手段を備えた通
信装置と、該通信装置とネットワークを介して接続され
た診断対象の機器と、を備え、センタ通信装置は、V.
8手順で優先通信モード及び診断機能の有無を通信装置
と交換し、回線を介して通信装置から機器にアクセス
し、該機器の状態情報を取得する一方、該機器に異常が
発生した場合は、該機器からネットワークを介して通信
装置へ異常情報を送信し、さらに該通信装置から回線を
介してセンタ通信装置へ前記異常情報を送信することを
特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、半二重通信及び全
二重通信によるV.8手順を実行可能な通信装置の通信
方法であって、起呼メニュー信号中に自装置が有する複
数の起呼機能を設定する起呼メニュー信号作成ステップ
を有することを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5におい
て、前記起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起
呼機能を設定する際、起呼メニュー信号の起呼機能カテ
ゴリに最優先の起呼機能を設定する優先機能設定ステッ
プと、起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起呼
機能を設定する際、起呼メニュー信号の非標準機能カテ
ゴリに最優先の起呼機能以外のバックアップ機能を設定
するバックアップ機能設定ステップと、を有することを
特徴とする。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項5におい
て、前記起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起
呼機能を設定する際、起呼メニュー信号の起呼機能カテ
ゴリに最優先の起呼機能を設定する優先機能設定ステッ
プと、起呼メニュー信号の非標準機能カテゴリに機器診
断機能の有無を設定する診断機能設定ステップと、を有
することを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、半二重通信及び全
二重通信によるV.8手順を実行可能な起呼側の通信装
置と他の通信装置との間の通信方法であって、起呼側で
起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起呼機能を
設定する起呼メニュー信号作成ステップと、該起呼メニ
ュー信号を応答側に送信する起呼メニュー信号送信ステ
ップと、応答側で該起呼メニュー信号を受信する起呼メ
ニュー信号受信ステップと、該起呼メニュー信号を解析
する起呼メニュー信号解析ステップと、該起呼メニュー
信号で通知された全ての起呼機能と自装置の対応可能な
機能に基づき、該全ての起呼機能の何れかを選択して共
通メニュー信号中に設定する共通メニュー信号作成ステ
ップと、該共通メニュー信号を起呼側に送信する共通メ
ニュー信号送信ステップと、を有することを特徴とす
る。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項8におい
て、前記起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起
呼機能を設定する際、起呼メニュー信号の起呼機能カテ
ゴリに最優先の起呼機能を設定する優先機能設定ステッ
プと、起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起呼
機能を設定する際、起呼メニュー信号の非標準機能カテ
ゴリに最優先の起呼機能以外のバックアップ機能を設定
するバックアップ機能設定ステップと、起呼メニュー信
号の非標準機能カテゴリに国識別コード、メーカー識別
コードを設定する識別コード設定ステップと、起呼メニ
ュー信号を応答側に送信する起呼メニュー信号送信ステ
ップと、応答側で該起呼メニュー信号を受信する起呼メ
ニュー信号受信ステップと、該起呼メニュー信号を解析
する起呼メニュー信号解析ステップと、該起呼メニュー
信号の非標準機能カテゴリで通知された国識別コード、
メーカー識別コードの何れか一方又は両方が自装置と異
なる場合には、起呼機能カテゴリで通知された最優先の
起呼機能と自装置の対応可能な機能とに基づいて共通メ
ニュー信号を作成する共通メニュー信号作成ステップ
と、該共通メニュー信号を起呼側に送信する共通メニュ
ー信号送信ステップと、を有することを特徴とする。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項8におい
て、前記起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起
呼機能を設定する際、起呼メニュー信号の起呼機能カテ
ゴリに最優先の起呼機能を設定する優先機能設定ステッ
プと、起呼メニュー信号の非標準機能カテゴリに機器診
断機能の有無を設定する診断機能設定ステップと、起呼
メニュー信号を応答側に送信する起呼メニュー信号送信
ステップと、応答側で該起呼メニュー信号を受信する起
呼メニュー信号受信ステップと、該起呼メニュー信号を
解析する起呼メニュー信号解析ステップと、該起呼メニ
ュー信号の起呼機能カテゴリで通知された最優先の起呼
機能及び非標準機能カテゴリで通知された機器診断機能
と、自装置の対応可能な機能と、に基づいて共通メニュ
ー信号を作成する共通メニュー信号作成ステップと、該
共通メニュー信号を起呼側に送信する共通メニュー信号
送信ステップと、を有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面を用いて説明する。 [第1の実施の形態]図1は、本発明の第1の実施の形
態におけるファクシミリ装置の構成を示す。このファク
シミリ装置32には、読取部(スキャナ)14、記録部
(プロッタ)15、符号化・複合化部(DCR)24、
CPU25、ROM21、RAM22、画像メモリ1
7、操作表示部16、モデム(MODEM)27、時計
回路19、網制御部(NCU)28、等を備える。
【0020】原稿センサ11は、スキャナ14に設けら
れ、原稿のセットや給紙ジャムの発生を検出するセンサ
群である。
【0021】記録紙センサ12は、プロッタ15に設け
られ、記録紙のセットや給紙ジャムの発生を検出するセ
ンサ群である。
【0022】スキャナ14は、原稿の画像を1ラインご
とに光学的に読み取って画像情報として出力する。図示
しない読取ユニットはCCD等を用いたラインイメージ
センサによって構成される。
【0023】プロッタ15は、帯電、トレース、露光、
現像、除電、転写、分離、クリーニング等のプロセスを
有する公知の電子写真方式で読取画像データあるいは受
信画像データ、レポート、マークシート等を印字出力す
るように構成されている。その概略は帯電させた感光体
を画像データを含む光像で露光して静電潜像記録を行
い、この感光体上の静電潜像に対し、所望の濃淡となる
ように電圧を印加することによってトナーを付着させて
現像し、その感光体と密着するように搬送された記録紙
の裏面からコロナ放電を行ってトナー像を記録紙に転写
するものである。
【0024】操作表示部16は、図示しない操作パネル
(テンキー、操作キー、LCD、LED等を含む)から
入力された内容をCPU25、RAM22、等へ送出す
ると共に、入力された内容及びファクシミリ装置32本
体からのメッセージ(通信中、エラー状態等)を液晶表
示器等で構成された操作表示パネルに表示する。
【0025】ROM21は、ファクシミリ装置32全体
の制御プログラム、ファクシミリ通信(半二重通信)/
データ通信(全二重通信)をV.8手順で実行するため
のプログラム、プロッタ15へ送出する画像データをそ
の画像密度の違いに応じて補正するプログラム、等を格
納する読み出し専用メモリである。
【0026】RAM22は、ファクシミリ装置32の制
御に必要なデータを一時保持するためのメモリであっ
て、送受信バッファあるいはワークエリアとして使用さ
れると共に、各種管理レポートを作成するために必要な
通信結果、等の通信履歴情報も記憶する。
【0027】画像メモリ17は、符号化・復号化部24
によってMH方式等でコード化された画像データを蓄積
するもので、RAM22と兼用することも可能である。
この画像メモリ17に蓄積された画像データはCPU2
5等によって管理されている。なお、エラー発生時の受
信データはRAM22に保持される。また、図示しない
パラメータメモリは、ファクシミリ通信の相手先の名
称、ワンタッチダイヤル等の電話番号、等を記憶する。
【0028】符号化・復号化部24は、画像データの伝
送時間を短縮して効率化を図るものであって、送信時に
はスキャナ14で読み取った2値画像データを圧縮(符
号化)し、受信時には通信相手先からの圧縮符号(画像
データ)を印字出力可能に伸長(復号化)して原データ
(2値画像データ)に再生する。
【0029】CPU25は、ROM21に予め記憶され
た制御プログラムに従って操作入力や命令信号や各種セ
ンサ情報に基づいて所定の処理を実行し、ファクシミリ
装置32全体の制御を行う。
【0030】網制御部28は、ファクシミリ装置32を
公衆網(ISDN、PSTN等の電話回線)に接続する
ための網制御(電話回線の断及び確立、呼出信号の検
出、ダイヤルパルスの発信、等)を行うものであって、
通信相手先からのDTMF信号、等を検出・解析する検
出器である。
【0031】なお、詳細に図示しないが、網制御部28
には、電話回線をハンドセット10又はハイブリッド回
路(送信系の信号と受信系の信号を分離する。)に接続
するリレー、電話回線の回線ループを形成するループ形
成回路、電話回線からの呼出信号を検出する検出回路、
等を備える。
【0032】モデム27は、ファクシミリ通信(半二重
通信)/データ通信(全二重通信)をV.8手順で行
う。そして、画像データ信号を変調/復調する(2値符
号化された画情報を公衆網に伝送可能にする/変調され
た画情報の符号を元の2値化符号に戻す)と共に通信ア
ナロ信号の授受を行う。また、モデム27にはトーン検
出機能を内蔵し、このトーン検出機能を用いて公衆網か
らのトーン信号を検出する。
【0033】なお、詳細に図示しないが、モデム27
は、前記ハイブリッド回路からの受信系の信号を復調す
る一方、CPU25等の制御部からのデータを変調し、
加算回路を介して前記ハイブリッド回路に送出する。さ
らに、V.8の全二重通信の手順信号を送受信するため
のANSam信号を送出するANSam送出回路を備
え、このANSam送出回路、前記加算回路、前記ハイ
ブリッド回路、及び網制御部28を介して回線にANS
am信号を送出するように構成されている。
【0034】ハンドセット10は、網制御部28に接続
されて、相手局との電話通信等のために使用されるもの
である。
【0035】本実施形態では、CPU25、モデム2
7、網制御部28、等が通信制御手段を構成する。
【0036】なお、本実施形態におけるソフトウェア構
成は図示していないが、T.30で規定されるファクシ
ミリ通信を制御するFAXプロトコル、V.34で規定
されるファクシミリ通信(半二重通信)を制御するFA
Xプロトコル、V.34で規定されるデータ通信(全二
重通信)を制御するプロトコル、等を有する。また、公
衆網(PSTN等)での画像データ通信に使用されるモ
デム制御機能、T.4で規定されるファクシミリの画像
圧縮/伸長を処理するためのDCR制御機能、画像デー
タ情報等を管理・蓄積するための画情報管理機能、等を
有する。
【0037】ここで、図2〜図5を参照しながら本実施
形態におけるV.8手順で用いる各信号の構成及び相互
作用を説明する。
【0038】図2は、V.8手順で用いる各信号の相互
作用を示す。なお、V.8手順では機能表示(CI)信
号、変形応答トーン(ANSam)信号、起呼メニュー
(CM)信号、共通メニュー(JM)信号、終端子(C
J)信号、等が用いられる。このCM信号とJM信号は
共通の符号化フォーマットを用い、それらのプリアンブ
ル部に複数の情報カテゴリが続く構成となっている。こ
の情報カテゴリはカテゴリオクテットから構成される
か、あるいは必要に応じてカテゴリオクテット及び拡張
オクテットから構成される。
【0039】図3は、ファクシミリ装置の機能を示す信
号をカテゴリオクテットのみで構成した場合のシーケン
ス例であって、そのカテゴリオクテットの4ビット(b
0〜b3)で情報カテゴリの種類が指定され、3ビット
(b5〜b7)でそのオプションを指定する。なお、残
りの1ビット(b4)は拡張オクテットか否かを示し、
拡張オクテットでない場合は「0」に(図3)、拡張オ
クテットである場合は「1」に、それぞれ設定される。
なお、情報カテゴリの種類としては、起呼機能カテゴ
リ、変調モードカテゴリ、プロトコルカテゴリ、PST
Nアクセスカテゴリ、非標準機能カテゴリ、V.pcm
カテゴリ、等がある。
【0040】図4は、V.8手順における起呼機能カテ
ゴリの構成を示す。この起呼機能カテゴリでは、3ビッ
ト(b5〜b7)で指定可能な8パターンに、ファクシ
ミリ送信、ファクシミリ受信、データ通信、等をアサイ
ンしておき、何れか一つを指定するように構成されてい
る。なお、V.8勧告においては、この8パターンの一
つに「起呼機能は拡張オクテットで表示される」という
定義があるがその詳細は記されていないので、8−1=
7(パターン)を超える起呼機能が生じた時点でITU
−Tで順次追加されるものと考えられる。
【0041】図5は、V.8手順における変調モードカ
テゴリの構成を示す。この変調モードカテゴリでは、V
シリーズの変調モードごとにビットを割り当てることに
よって変調モード毎の使用可否を通知するように構成さ
れているので、複数の変調モードをオン(使用可能)に
設定することができる。
【0042】次に、図6を参照しながら本実施形態にお
ける起呼側(送信側)のCM信号作成方法を説明する。
【0043】自動発呼の前に、オペレータが操作表示部
16のキー操作等でファクシミリ通信を指定したときは
(ステップ101のYES)、接続後の通信開始時にC
M信号の起呼機能カテゴリでファクシミリ通信を指定し
(ステップ103)、同様にデータ通信を指定したとき
は(ステップ102のYES)、CM信号の起呼機能カ
テゴリでデータ通信を指定する(ステップ105)。
【0044】また、特に指定がないときは(ステップ1
02のNO)、何れの変調モードで送信してもよいもの
と判断し、CM信号で両方の起呼機能を通知する。この
際、起呼機能カテゴリに予め設定された優先機能をデフ
ォルトモードで設定すると共に(ステップ104)、こ
の優先機能のバックアップとなる機能(デフォルトでな
いもの)を設定し(ステップ106)、前述のように変
調モードカテゴリを設定し(ステップ107)、プロト
コルカテゴリを設定し(ステップ108)、PSTNア
クセスカテゴリを設定する(ステップ109)。
【0045】次に、図7を参照しながら本実施形態にお
ける応答側(CM信号の受信側)のJM信号作成方法を
説明する。
【0046】本実施形態では、前述のCM信号の起呼機
能カテゴリで通知された機能と通知時点で自装置が対応
可能な機能を比較し、その比較結果に応じてJM信号の
起呼機能カテゴリを作成する。
【0047】この際、まずCM信号の起呼機能カテゴリ
に対応可能であれば(ステップ201のYES)、それ
と同一の起呼機能カテゴリを設定し(ステップ20
3)、ステップ208〜210を実行する。また、CM
信号の起呼機能カテゴリに対応不可能であって(ステッ
プ201のNO)、優先機能以外に設定されたバックア
ップ機能があれば(ステップ202のYES)、そのバ
ックアップ機能に対応可能かをチェックする(ステップ
204)。
【0048】その結果、そのバックアップ機能に対応可
能であれば(ステップ204のYES)、そのバックア
ップ機能(複数ある場合にはその中の何れかを選択)と
同一の起呼機能カテゴリを設定する(ステップ20
6)。そして、JM信号の変調モードカテゴリを設定し
(ステップ208)、プロトコルカテゴリを設定し(ス
テップ209)、PSTNアクセスカテゴリを設定する
(ステップ210)。
【0049】また、そのバックアップ機能に対応不可能
であれば(ステップ204のNO)、自装置で対応可能
な機能をJM信号の起呼機能カテゴリに設定し(ステッ
プ205)、変調モードカテゴリは全て「0」に設定し
て(ステップ207)、ステップ209、210を実行
する。
【0050】なお、本実施形態におけるファクシミリ装
置32の通常のファクシミリ通信動作は以下の通りであ
る。
【0051】送信側のスキャナ14で読み取られた画像
データは一旦、画像メモリ17に記憶される。次に画像
メモリ17から画像データを読み出しながら符号化・復
号化部24のモードに応じて冗長を除去し、システムバ
スを通してRAM22に蓄積する。このRAM22を送
信バッファとして使用し、モデム27へ画像データを送
出する。このモデム27で変調処理が施され、変調後の
画像データ信号は網制御部28を介して公衆網へ送出さ
れる。
【0052】一方、受信側が電話回線から受信した画像
データは、網制御部28を介してモデム27で復調処理
された後、システムバスへ送出され、RAM22に蓄積
される。この際、RAM22は受信バッファとして使用
され、RAM22内の蓄積画像データは順次、システム
バスを介して符号化・復号化部24へ入力される。この
符号化・復号化部24で復号化された画像データは画像
メモリ17に蓄積された後、呼び出されてプロッタ15
へ送出され、所定の記録紙に印字出力される。
【0053】本実施形態では、通信方式(ファクシミリ
通信/データ通信)の指定が特にない場合、起呼機能カ
テゴリに予め設定された優先機能を設定すると共に、こ
の優先機能のバックアップ機能を設定するので、本実施
形態と異なる手順のファクシミリ装置に対しても送信す
ることができる。
【0054】本実施形態では、何らかの理由で応答側が
CM信号の起呼機能カテゴリで通知された機能に対応で
きない場合であっても、起呼側から通知されたバックア
ップ機能と自装置の対応可能な機能とを比較することに
よって、通信不能となることを回避する可能性が高ま
る。
【0055】[第2の実施の形態]図8は、V.8手順
で用いるCM信号の非標準機能カテゴリの構成を示し、
図9は起呼側(送信側)のCM信号作成方法を、図10
は応答側(CM信号の受信側)のJM信号作成方法を、
それぞれ示す。なお、本実施形態の構成は第1の実施形
態と概ね同様であるため、図1〜図5を用いて説明する
と共に同一構成には同一符号を付与して説明を省略す
る。
【0056】V.8手順で用いるCM信号の非標準機能
カテゴリでは、図8に示すように国コードと供給者コー
ドの後に非標準情報(オクテット数:M)が続く。この
非標準情報フィールドで起呼機能ごとにビットを割り当
てることにより、起呼側から複数の起呼機能(非標準機
能)を通知できるように構成する。
【0057】ここで、図9を参照しながら起呼側(送信
側)のCM信号作成方法を説明する。
【0058】自動発呼の前にファクシミリ通信を指定し
たときは(ステップ301のYES)、接続後の通信開
始時にCM信号の起呼機能カテゴリでファクシミリ通信
を指定し(ステップ303)、同様にデータ通信を指定
したときは(ステップ302のYES)、CM信号の起
呼機能カテゴリでデータ通信を指定して(ステップ30
5)、前述のように変調モードカテゴリを設定し(ステ
ップ306a)、プロトコルカテゴリを設定し(ステッ
プ307a)、PSTNアクセスカテゴリを設定する
(ステップ308a)。
【0059】また、特に指定がないときは(ステップ3
02のNO)、何れの変調モードで送信してもよいもの
と判断し、CM信号で両方の起呼機能を通知する。この
際、起呼機能カテゴリにデフォルトモードで予め設定さ
れた優先機能を設定し(ステップ304)、前述のよう
に変調モードカテゴリを設定し(ステップ306)、プ
ロトコルカテゴリを設定し(ステップ307)、PST
Nアクセスカテゴリを設定し(ステップ308)、さら
に非標準機能カテゴリに前記優先機能のバックアップと
なる機能を前述のように設定する(ステップ309)。
【0060】本実施形態では、起呼機能カテゴリに予め
設定された優先機能を設定すると共に、この優先機能の
バックアップとなる他の機能を非標準機能カテゴリに設
定するので、本実施形態と異なる手順の装置に対しても
送信することができる。
【0061】次に、図10を参照しながら本実施形態に
おける応答側(CM信号の受信側)のJM信号作成方法
を説明する。
【0062】本実施形態では、前述のCM信号の起呼機
能カテゴリで通知された機能と通知時点で自装置が対応
可能な機能を比較し、その比較結果に応じてJM信号の
起呼機能カテゴリを作成する。
【0063】この際、まずCM信号の起呼機能カテゴリ
に対応可能であれば(ステップ401のYES)、それ
と同一の起呼機能カテゴリを設定し(ステップ40
3)、ステップ408〜410を実行する。また、CM
信号の起呼機能カテゴリに対応不可能であって(ステッ
プ401のNO)、非標準機能カテゴリで優先機能以外
に設定されたバックアップ機能があれば(ステップ40
2のYES)、そのバックアップ機能に対応可能かをチ
ェックする(ステップ404)。
【0064】その結果、そのバックアップ機能に対応可
能であれば(ステップ404のYES)、そのバックア
ップ機能(複数ある場合にはその中の何れかを選択)と
同一の起呼機能カテゴリを設定する(ステップ40
6)。そして、JM信号の変調モードカテゴリを設定し
(ステップ208)、プロトコルカテゴリを設定し(ス
テップ409)、PSTNアクセスカテゴリを設定する
(ステップ410)。
【0065】また、そのバックアップ機能に対応不可能
であれば(ステップ404のNO)、自装置で対応可能
な機能をJM信号の起呼機能カテゴリに設定し(ステッ
プ405)、変調モードカテゴリは全て「0」に設定し
て(ステップ407)、ステップ409、410を実行
する。
【0066】本実施形態では、何らかの理由で応答側が
CM信号の起呼機能カテゴリで通知された機能に対応で
きない場合であっても、起呼側から通知された非標準機
能カテゴリのバックアップ機能と自装置の対応可能な機
能とを比較することによって、通信不能となることを回
避する可能性が高まる。
【0067】[第3の実施の形態] 図11は、本実施
形態における応答側(CM信号の受信側)のJM信号作
成方法を示す。なお、本実施形態の構成は第2の実施形
態と概ね同様であるため、図1〜図5、図8を用いて説
明すると共に同一構成には同一符号を付与して説明を省
略する。
【0068】本実施形態では、応答側においてCM信号
を受信した際、優先的に非標準機能カテゴリの受信有無
をチェックし、非標準機能カテゴリがあればその国コー
ドと供給者コードとをチェックし、両者とも自装置と一
致した場合には非標準情報フィールドの内容を解釈す
る。
【0069】ここで、図11を参照しながら本実施形態
における応答側(CM信号の受信側)のJM信号作成方
法を説明する。
【0070】応答側においてCM信号の非標準機能カテ
ゴリを受信し(ステップ501のYES)、その中の国
コードが自装置と同一であり(ステップ502のYE
S)、供給者コードが自装置と同一である場合は(ステ
ップ503のYES)、非標準情報フィールドにバック
アップ機能の通知があるかをチェックする(ステップ5
04)。
【0071】その結果、バックアップ機能の通知があっ
て自装置がその機能に対応可能な場合は(ステップ50
5のYES)、そのバックアップ機能(複数ある場合に
はその中の何れかを選択)と同一の起呼機能カテゴリを
設定する(ステップ506)。そして、JM信号の変調
モードカテゴリを設定し(ステップ507)、プロトコ
ルカテゴリを設定し(ステップ508)、PSTNアク
セスカテゴリを設定する(ステップ509)。
【0072】また、そのバックアップ機能に対応不可能
である場合(ステップ505のNO)、あるいは、ステ
ップ501〜504でNOと判断した場合には、CM信
号で通知された起呼機能カテゴリの機能に自装置が対応
可能かをチェックする(ステップ510)。その結果、
その機能に自装置が対応可能であれば、CM信号と同一
の起呼機能カテゴリをJM信号に設定し(ステップ51
1)、ステップ507〜509を実行する。なお、その
機能に自装置が対応不可能であれば、自装置で対応可能
な機能をJM信号の起呼機能カテゴリに設定し(ステッ
プ512)、変調モードカテゴリは全て「0」に設定し
て(ステップ513)、ステップ507〜509を実行
する。
【0073】なお、本実施形態では応答側においてCM
信号を解析する際、優先的に非標準機能カテゴリをチェ
ックしているが、起呼機能カテゴリで通知された機能と
自装置の対応可能な機能とを比較し、対応不可能な場合
のみ、非標準機能カテゴリをチェックするようにしても
よい。
【0074】また、非標準機能カテゴリを受信してその
国コード及び供給者コードと自装置の各コードを比較
し、何れか一方が一致した場合はその結果に応じて非標
準情報フィールドの内容を解釈するようにしてもよい。
こうすることによって、例えば国コードのみを指定し、
供給者コードを任意としてその国独自の仕様に対応する
ことが可能である。逆に、供給者コードのみを指定し、
国コードを任意としてその供給者独自の仕様に世界中で
対応することも可能である。
【0075】[第4の実施の形態]図12は、本発明の
第4の実施の形態における遠隔診断システムの構成を示
す。なお、第1〜3の実施形態と同様の構成には同一符
号を付与して説明を省略する。
【0076】本実施形態では、図12に示す遠隔診断シ
ステムにおいて、第1の実施形態と同様にV.8手順の
CM信号で最優先の通信機能(例えば、起呼機能カテゴ
リでファクシミリ送信/受信、データ通信の何れか一つ
を設定する)、及びバックアップ通信機能(例えば、変
調モードカテゴリで全二重通信及び半二重通信とも使用
可と設定する)、を通知する。さらに、CM信号の非標
準機能カテゴリにおける非標準情報フィールドで、第2
の実施形態に示した複数の起呼機能(非標準機能)の替
りに、OA機器を診断する診断機能の有無を通知する。
なお、CM/JM信号の作成方法は、第1、第2の実施
形態に準ずるものとする。
【0077】中央制御装置(センタ通信装置)56は、
図示しないCPU、RAM、ROM、入力装置、表示装
置、V.8手順でファクシミリ通信(半二重通信)/デ
ータ通信(全二重通信)可能なモデム、網制御部、等を
備え、OA機器の診断機能を有する。
【0078】また、中央制御装置56は、通信回線55
及びデータ通信装置57を介して複写機群50と接続さ
れ、複写機群50の状態を監視したり、診断プログラム
を実行することによって、複写機群50の情報(状態情
報等)を取得可能である。ここで、中央制御装置56
は、複写機群50のそれぞれの複写機34、44〜47
を機種機番によって管理している。一方、中央制御装置
56は、通信回線55を介してOA機器の診断機能を有
するインターネットFAX33と接続され、このインタ
ーネットFAX33を介してLAN上の端末52、5
3、又はプリンタ54を監視し、さらに診断プログラム
を実行することによって得られた情報を取得可能であ
る。
【0079】データ通信装置57は、OA機器の診断機
能を有し、図示しないCPU、RAM、ROM、入力装
置、表示装置、非V.8手順でデータ通信(全二重通
信)可能なモデム、網制御部、インタフェース部(例え
ば、RS485)、等で構成され、このインタフェース
部を介して複写機群50及びファクシミリ装置(FA
X)51と接続されている。また、データ通信装置57
と複写機群50間の通信はベーシック手順で行われ、個
々の複写機34、45〜47には固有のアドレスが付与
されている。
【0080】複写機34は、図13に示すように、原稿
を読み取ってディジタル画像処理を施し、画像データを
出力するスキャナ36、コピー画像を記録紙に出力する
プロッタ37、複写機34を作動させるための各種キー
操作を行うと共に動作状態を表示器に表示する操作表示
部35、複写機34の制御部を構成するCPU40、シ
ステムメモリ(RAM42、ROM41)、及び時計回
路43、スキャナ36からの読取データを記憶し、編集
処理等を施した後にプロッタ37への書込みデータを供
給する画像メモリ39、パーソナル・コンピュータ又は
他の周辺機器との通信制御を行うためのインタフェース
部(I/F)38、等を備え、このインタフェース部3
8を介してデータ通信装置57及び複写機44に接続さ
れている。
【0081】また、複写機34は、診断対象の機器であ
り、モデム等の通信手段(いわゆるFAXオプション)
を持たないので、中央制御装置56の診断実行時にはデ
ータ通信装置57のモデムを利用し、中央制御装置56
との間で情報を送受信する。なお、他の複写機45〜4
7も同様に構成されている。
【0082】インターネットFAX33は、OA機器の
診断機能を有し、図14に示すようにインタフェース部
(RS485 I/F)30を介して複写機48と接続
され、ベーシック手順で通信制御が行われる一方、イン
タフェース部(LAN I/F)31を介してLAN上
の端末52、53、プリンタ54と接続されいる。な
お、前述のように、モデム27はITU−T V.8手
順をサポートし、データ/FAX通信可能に構成されて
いる。また、網制御部28、図示しない前記ハイブリッ
ド回路、加算回路、ANSam送出回路、及び変復調器
は、中央制御装置56又は他の通信装置との通信手段で
ある。
【0083】端末52、53は、図示しないCPU、R
AM、ROM、入力装置、表示装置、等を備えたパーソ
ナル・コンピュータ(又はワークステーション)であ
り、診断対象の機器であって、モデム等の通信手段を持
たず、インターネットFAX33の通信手段(モデム2
7等)を利用してV.8手順によるFAX/データ通信
や診断動作を実行する。
【0084】本実施形態では、V.8手順により、図1
5の(1)、(2)に示すようにデータ通信手順又はF
AX通信手順によって通信動作を実行する。この場合、
前述のようにCM/JM信号で通信機能及びバックアッ
プ通信機能を通知し合い、最適な通信モードを事前に判
断する。また、V.8手順により、前述のようにCM信
号で通信機能及びバックアップ通信機能を通知すると共
に、OA機器を診断する診断機能の有無を通知し、通信
相手先からのJM信号の非標準機能カテゴリに診断機能
有りが設定されている場合は、データ/FAX通信モー
ドで、図15の(3)に示すように遠隔診断専用手順を
実行する。さらに、通信相手先がV.8手順を持たず、
診断機能を有する場合は、図15の(4)に示すように
IT信号(DTMFで*#0#の組み合わせ信号)を送
出してから遠隔診断専用手順を実行する。
【0085】次に、図16を参照しながら、遠隔診断時
における中央制御装置56の基本的な通信動作について
説明する。
【0086】まず、中央制御装置56は、ダイヤル信号
を送出して通信相手先(応答側)を呼び出し(ステップ
601)、ダイヤル動作が終了すると通信相手先からの
ANSam信号の有無を検知する(ステップ602、6
03)。
【0087】その結果、ANSam信号が受信されない
場合は(ステップ603のNO)、さらにIT信号を送
出し(ステップ604)、中央制御装置56からの信号
であることを示す。このIT信号は、V.8機能を有し
ていないデータ通信装置57に対して通信する場合に有
効となる。
【0088】次に、通信相手先から返送されるCED信
号の有無を検知する(ステップ605)。なお、何れか
の信号が受信されるまで所定時間(タイムアウトま
で)、検知動作(ステップ603〜605)を継続す
る。
【0089】ここで、ANSam信号が受信された場合
は(ステップ603のYES)、通信相手先がV.8手
順実行機能を有していると判断し、CM/JM信号を交
換する(ステップ612)。中央制御装置56は、デー
タ/FAX通信機能、及び診断機能を有するので、CM
信号中にデータ通信機能又はFAX通信機能を通信機能
又はバックアップ通信機能として設定し、さらに診断機
能有りを設定して送信する。これに対し、通信相手先も
V.8手順のJM信号に通信機能、バックアップ機能、
診断機能の有無を設定して返信する。
【0090】解析の結果、通信相手先からのJM信号に
非標準機能カテゴリが含まれ、そこに診断機能有りが設
定され、起呼機能カテゴリにはデータ通信が設定されて
いる場合は(ステップ613〜615のYES)、デー
タ通信モードで自己診断処理を実行する(ステップ61
6)。また、通信相手先からのJM信号に非標準機能カ
テゴリが含まれ、そこに診断機能有りが設定され、起呼
機能カテゴリにはFAX通信が設定されている場合は
(ステップ613のYES、614のYES、615の
NO)、FAX通信モードで自己診断処理を実行する
(ステップ610)。
【0091】また、通信相手先からのJM信号に非標準
機能カテゴリが含まれないか、含まれてもそこに診断機
能有りが設定されておらず、起呼機能カテゴリにはデー
タ通信が設定されている場合は(ステップ613のN
O、617のYES、又はステップ613のYES、6
14のNO、617のYES)、データ通信モードで画
像通信動作を実行する(ステップ618)。また、通信
相手先からのJM信号に非標準機能カテゴリが含まれな
いか、含まれてもそこに診断機能有りが設定されておら
ず、起呼機能カテゴリにデータ通信が設定されていない
場合は(ステップ613のNO、617のNO、又はス
テップ613のYES、614のNO、617のN
O)、FAX通信モードで画像通信動作を実行する(ス
テップ611)。
【0092】なお、通信相手先に診断機能がない場合
は、画像データを送信してマニュアルで診断することも
可能である。
【0093】さらに、ANSam信号ではなく、被呼端
末識別(CED)信号を受信し(ステップ605のYE
S)、非標準機能識別(NSF)/ディジタル識別(D
IS)信号を受信すると(ステップ606のYES)、
通信相手先がファクシミリ装置であると判断し、さらに
非標準機能として診断機能有りが設定されていれば(ス
テップ608のYES、609のYES)、FAX通信
手順で診断処理を実行する(ステップ610)。
【0094】これらの処理(ステップ610、611、
616、618の何れか)が終了すると、回線を切断し
て通信動作を終了する。
【0095】次に、図17を参照しながら、データ通信
装置57とFAX51又は中央制御装置56との間の通
信動作(受信時)を説明する。
【0096】データ通信装置57は、着信を検出すると
(ステップ701のYES)、所定時間、FAX51の
オフフックによる回線閉結で流れるループ電流、又は中
央制御装置56からの呼び出しを示す前記IT信号の有
無を検知する(ステップ702〜704)。
【0097】その結果、IT信号が検知されてから切断
されるか、又はIT信号を数回検知すると(ステップ7
06のYES)、データ通信装置57内蔵のモデムから
応答信号を返送した後、データ通信手順で診断処理(複
写機群50の遠隔診断)を実行する。なお、診断処理時
にFAX51が並列に接続されると通信に障害が発生す
るので、診断処理時はFAX51が接続れている回線を
切り離し、FAX51側に切断命令(DCN)信号を送
信する。
【0098】また、通信相手先(起呼側)がFAX51
の場合、データ通信装置57はタイムアウトまでにIT
信号を受信せず(703のNO、704のYES)、何
の信号も送出しないので、FAX51はデータ通信装置
57及び通信回線55を介してFAX通信を行う(ステ
ップ705)。
【0099】これらの処理(ステップ705、709の
何れか)が終了すると、回線を切断して通信動作を終了
する。
【0100】次に、図18を参照しながら、LANを介
してインターネットFAX33と接続された端末52、
53(又はプリンタ54)の通信動作(受信時)につい
て説明する。
【0101】端末52、53は、インターネットFAX
33の通信手段を介して着信を検出すると(ステップ8
00)、応答側(モデム27)にはV.8手順を有する
ことを通知するため、インターネットFAX33の通信
手段で通信相手先(起呼側)にANSam信号を返送す
る(ステップ801)。この後、インターネットFAX
33の通信手段でCM信号が受信されると(テップ80
2のYES)、通信相手先はV.8手順で通信可能であ
ると判断し、V.8手順でのネゴシエーションを実行す
る(ステップ810)。この通信相手先とは、例えば中
央制御装置56である。
【0102】解析の結果、通信相手先からのCM信号に
非標準機能カテゴリが含まれ、そこに診断機能有りが設
定されている場合、そのCM信号の起呼機能カテゴリの
設定内容に応じ、インターネットFAX33の通信機能
を介してデータ/FAX通信モードで診断動作を実行す
る(ステップ810〜815)。
【0103】なお、インターネットFAX33には、デ
ータ/FAX通信機能、及び診断機能を有するので、C
M/JM交換時は、インターネットFAX33からのJ
M信号にデータ通信機能又はFAX通信機能を通信機能
又はバックアップ通信機能として設定し、さらに診断機
能有りを設定して通信相手先に返送する。
【0104】また、通信相手先からのCM信号の非標準
機能カテゴリに診断機能有りが設定されていない場合は
(ステップ811のYES、812のNO)、そのCM
信号の起呼機能カテゴリの設定内容に応じ(ステップ8
08)、インターネットFAX33の通信手段を利用し
てデータ通信手順による画像通信動作、又はFAX通信
手順による画像通信動作を実行する(ステップ809又
は807)。
【0105】さらに、ステップ802で通信相手先にA
NSam信号を返送後、コーリング・トーン(CNG)
信号を受信した場合は(ステップ803のYES)、通
信相手先がファクシミリ装置(例えば、FAX51)で
あると判断してFAXプロトコルでの通信動作に入り
(ステップ804)、応答信号を返した後、インターネ
ットFAX33の通信手段を利用して通常のFAX通信
動作を実行する(ステップ805〜807)。
【0106】なお、詳細に図示していないが、端末5
2、53がV.8手順を有していないファクシミリ装置
であって、診断機能を有する機種である場合について
は、FAX通信手順で診断処理を行うものとする。
【0107】ここで、より具体的に、中央制御装置56
が遠隔診断によって複写機34の内部情報を取得しよう
とする場合について説明する。
【0108】中央制御装置56は、前述のようにダイヤ
ル信号を送出し、通信回線55をデータ通信装置57と
の間で接続した後、中央制御装置56からデータ通信装
置57に対し、複写機34の診断に必要な情報コードを
送信する。データ通信装置57は、そのコードを複写機
34に送り、複写機34からの返送データを中央制御装
置56に返す。なお、データ通信装置57の受信動作
は、図17のステップ707〜709に記載されたとお
りである。
【0109】逆に、複写機34に異常が生じた場合は、
複写機34からデータ通信装置57に対して異常信号が
通知され、データ通信装置57はその信号を中央制御装
置56に返す。前述のように、データ通信装置57と複
写機群50間の通信はベーシック手順で行われ、複写機
ごとに固有のアドレスが付与されているので、データ通
信装置57は、どの複写機が異常なのかを前記アドレス
より判断し、データ通信装置57の内部で機種機番情報
に変換すると共に、その複写機の機種機番情報に異常情
報及び内部情報を付加して中央制御装置56に送信す
る。なお、異常の発生した複写機から前記機種機番情報
等を直接、中央制御装置56に送信するように構成して
もよい。
【0110】中央制御装置56では、これらの情報を解
析し、必要に応じて保守要員に連絡して異常複写機の修
理を行わせる。
【0111】さらに、中央制御装置56は、通信回線5
5を介してインターネットFAX33と接続し、通信す
ることで、インターネットFAX33からLAN経由で
特定の機器(端末52、53、プリンタ54の何れか)
の情報を取得することができる。なお、インターネット
FAX33の通信手段を利用した端末52、53の受信
動作は、図18のステップ810〜815に記載された
とおりである。
【0112】逆に、端末52、53、プリンタ54の何
れか異常が生じた場合は、LANを経由してインターネ
ットFAX33に異常情報が送られる。インターネット
FAX33は、FAX/データ通信用のモデム27等の
通信手段により、その異常情報、機種機番情報、等を通
信回線55を通して中央制御装置56に送信する。
【0113】本実施形態において、遠隔診断時の通信手
順をFAX通信モードとデータ通信モードの両方で設定
するのは以下の理由による。すなわち、LAN接続機器
の情報を中央制御装置56と送受信するときは全二重通
信できるので、データモードの方が通信のインターフェ
ースが取り易いためである。一方、FAX手順にすると
プロトコル変換が必要で、制御が非常に複雑になる。
【0114】本実施形態によれば、V.8手順で用いる
CM/JM信号に最適な通信モード及び診断機能の有無
を設定して交換すると共に、通信回線55を介し、V.
8機能を有しないデータ通信装置57を利用する遠隔診
断機能、及び、通信回線55とLANを介し、V.8機
能を有するインターネットFAX33を利用する遠隔診
断機能を組み合わせることで、中央制御装置56は、障
害が発生した機器から異常情報が送られた場合、その機
器にアクセスして詳細な情報を取得したり、設定値を変
更したりすることが可能である。
【0115】なお、本実施形態に限らず、中央制御装置
56において、ダイヤル信号(ダイヤル番号)に対応さ
せ、顧客情報、機器情報と共に相手機器の機能情報を不
揮発性メモリ等に記憶するように構成してもよい。この
機能情報を利用することにより、例えば通信相手先が
V.8機能を有する場合は、通信を開始するときにIT
信号を送出しないことで通信時間の短縮を図ることがで
きる。
【0116】また、本実施形態に限らず、中央制御装置
56を含む起呼側(送信側)において、応答側(受信
側)から返送されたJM信号を記憶するように構成して
もよい。このJM信号に関する情報を利用することによ
り、次回送信するときに送信モードとJM信号からの情
報とを比較して機能が一致すればそのまま送信し、不一
致の時は機能が低い方に合わせて送信を行うことがで
き、送信手順時間を大幅に短縮できる。なお、通信相手
先の端末はJM信号記憶後、より高機能あるいは低機能
に変更されることがあるので、その端末と通信する度に
相手先の情報を取り込んで不揮発性メモリに記憶するこ
とが好ましい。
【0117】
【発明の効果】請求項1、5記載の発明によれば、半二
重通信及び全二重通信によるV.8手順を実行可能な場
合、起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起呼機
能を設定するので、起呼側からCM信号を送信する際、
起呼機能カテゴリの起呼機能に加えてそのバックアップ
機能を通知することができる。従って、応答側が何らか
の理由で起呼機能に対応不可能であってもバックアップ
機能を設定することで、回線を切断したり、通信方式の
決定に要する時間が長くなることなく、通信を成功させ
ることができる。
【0118】請求項2、6、8記載の発明によれば、半
二重通信及び全二重通信によるV.8手順を実行可能な
場合、起呼メニュー信号の起呼機能カテゴリに最優先の
起呼機能を設定すると共に、起呼メニュー信号の非標準
機能カテゴリに最優先の起呼機能以外のバックアップ機
能を設定するので、起呼メニュー信号中に自装置が有す
る複数の起呼機能を設定すると共に、より一般的な方法
でそのバックアップ機能を応答側に通知することができ
る。
【0119】請求項3、7、10記載の発明によれば、
半二重通信及び全二重通信によるV.8手順を実行可能
な場合、起呼メニュー信号の起呼機能カテゴリによって
最優先の起呼機能を通知すると共に、機器診断機能の有
無を非標準機能カテゴリで通知するので、診断を行う前
に応答側が診断機能を有するか否かを確認でき、通信時
間やコストを削減することができる。
【0120】請求項4記載の発明によれば、センタ通信
装置は、V.8手順で優先通信モード及び診断機能の有
無を通信装置と交換し、回線を介して通信装置から機器
にアクセスし、その機器の状態情報を取得する一方、そ
の機器に異常が発生した場合は、その機器からネットワ
ークを介して通信装置へ異常情報を送信し、さらにその
通信装置から回線を介してセンタ通信装置へ前記異常情
報を送信するので、その機器がV.8手順を具備せず、
回線を介してネットワーク上に配置されている場合で
も、中央制御装置56は、障害が発生した機器から異常
情報を効率的に取得して的確な診断を行うことができる
と共に、その機器にアクセスすることで診断後の処理を
迅速に行える。
【0121】請求項9記載の発明によれば、応答側にお
いて起呼メニュー信号の非標準機能カテゴリで通知され
た国識別コード(国コード)、メーカー識別コード(供
給者コード)の何れか一方又は両方が自装置と異なる場
合には、起呼機能カテゴリで通知された最優先の起呼機
能と自装置の対応可能な機能とに基づいて共通メニュー
信号を作成するので、非標準機能の解釈を正しく行い、
起呼機能カテゴリで通知されたものよりも非標準機能を
優先的に使用することにより、国あるいは供給者独自の
仕様に柔軟に対応して通信時間やコストの削減に役立て
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるファクシミ
リ装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるV.8手順
のCI信号とCM/JM信号の交換関係を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるV.8手順
のCM信号の構成を示す図である。
【図4】図3の起呼機能カテゴリの構成を示す図であ
る。
【図5】図3の変調モードカテゴリの構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるCM信号作
成方法を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるJM信号作
成方法を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるV.8手順
のCM信号の非標準機能カテゴリの構成を示す図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるCM信号作
成方法を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるJM信号
作成方法を示す図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態におけるJM信号
作成方法を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態における遠隔診断
システムの構成図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態における複写機の
構成図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態におけるインター
ネットFAXの要部を示す構成図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態におけるV.8手
順による通信方式を示す図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態におけるセンタか
らの送信方法を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第4の実施の形態におけるデータ通
信装置の受信方法を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第4の実施の形態における端末の受
信方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
17 画像メモリ 21 ROM 22 RAM 24 符号化・復号化部 25 CPU 27 モデム 28 網制御部 32 ファクシミリ装置 33 インターネットFAX 34、44〜48 複写機 52、53 端末 54 プリンタ 55 通信回線 56 中央制御装置 57 データ通信装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半二重通信及び全二重通信によるV.8手
    順を実行可能な通信装置であって、 応答側に対し、起呼メニュー信号によって自装置が有す
    る複数の起呼機能を選択可能に通知する通信制御手段を
    備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記通信制御手段は、複数の起呼機能を通
    知する際、起呼メニュー信号の起呼機能カテゴリによっ
    て最優先の起呼機能を通知すると共に、該最優先の起呼
    機能以外のバックアップ機能を非標準機能カテゴリで通
    知することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】前記通信制御手段は、複数の起呼機能を通
    知する際、起呼メニュー信号の起呼機能カテゴリによっ
    て最優先の起呼機能を通知すると共に、機器診断機能の
    有無を非標準機能カテゴリで通知することを特徴とする
    請求項1記載の通信装置。
  4. 【請求項4】半二重通信及び全二重通信によるV.8手
    順を実行可能で、かつ機器の診断機能を有し、起呼メニ
    ュー信号で自装置が有する複数の起呼機能を選択可能に
    通知すると共に、機器診断機能の有無を通知する通信制
    御手段を備えたセンタ通信装置と、 回線を介して該センタ通信装置と接続され、半二重通信
    及び全二重通信によるV.8手順を実行可能で、かつ機
    器の診断機能を有し、前記通信制御手段を備えた通信装
    置と、 該通信装置とネットワークを介して接続された診断対象
    の機器と、 を備え、 センタ通信装置は、V.8手順で優先通信モード及び診
    断機能の有無を通信装置と交換し、回線を介して通信装
    置から機器にアクセスし、該機器の状態情報を取得する
    一方、該機器に異常が発生した場合は、該機器からネッ
    トワークを介して通信装置へ異常情報を送信し、さらに
    該通信装置から回線を介してセンタ通信装置へ前記異常
    情報を送信することを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】半二重通信及び全二重通信によるV.8手
    順を実行可能な通信装置の通信方法であって、 起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起呼機能を
    設定する起呼メニュー信号作成ステップを有することを
    特徴とする通信方法。
  6. 【請求項6】前記起呼メニュー信号中に自装置が有する
    複数の起呼機能を設定する際、起呼メニュー信号の起呼
    機能カテゴリに最優先の起呼機能を設定する優先機能設
    定ステップと、 起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起呼機能を
    設定する際、起呼メニュー信号の非標準機能カテゴリに
    最優先の起呼機能以外のバックアップ機能を設定するバ
    ックアップ機能設定ステップと、 を有することを特徴とする請求項5記載の通信方法。
  7. 【請求項7】前記起呼メニュー信号中に自装置が有する
    複数の起呼機能を設定する際、起呼メニュー信号の起呼
    機能カテゴリに最優先の起呼機能を設定する優先機能設
    定ステップと、 起呼メニュー信号の非標準機能カテゴリに機器診断機能
    の有無を設定する診断機能設定ステップと、 を有することを特徴とする請求項5記載の通信方法。
  8. 【請求項8】半二重通信及び全二重通信によるV.8手
    順を実行可能な起呼側の通信装置と他の通信装置との間
    の通信方法であって、 起呼側で起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起
    呼機能を設定する起呼メニュー信号作成ステップと、 該起呼メニュー信号を応答側に送信する起呼メニュー信
    号送信ステップと、 応答側で該起呼メニュー信号を受信する起呼メニュー信
    号受信ステップと、 該起呼メニュー信号を解析する起呼メニュー信号解析ス
    テップと、 該起呼メニュー信号で通知された全ての起呼機能と自装
    置の対応可能な機能に基づき、該全ての起呼機能の何れ
    かを選択して共通メニュー信号中に設定する共通メニュ
    ー信号作成ステップと、 該共通メニュー信号を起呼側に送信する共通メニュー信
    号送信ステップと、を有することを特徴とする通信方
    法。
  9. 【請求項9】前記起呼メニュー信号中に自装置が有する
    複数の起呼機能を設定する際、起呼メニュー信号の起呼
    機能カテゴリに最優先の起呼機能を設定する優先機能設
    定ステップと、 起呼メニュー信号中に自装置が有する複数の起呼機能を
    設定する際、起呼メニュー信号の非標準機能カテゴリに
    最優先の起呼機能以外のバックアップ機能を設定するバ
    ックアップ機能設定ステップと、 起呼メニュー信号の非標準機能カテゴリに国識別コー
    ド、メーカー識別コードを設定する識別コード設定ステ
    ップと、 起呼メニュー信号を応答側に送信する起呼メニュー信号
    送信ステップと、 応答側で該起呼メニュー信号を受信する起呼メニュー信
    号受信ステップと、 該起呼メニュー信号を解析する起呼メニュー信号解析ス
    テップと、 該起呼メニュー信号の非標準機能カテゴリで通知された
    国識別コード、メーカー識別コードの何れか一方又は両
    方が自装置と異なる場合には、起呼機能カテゴリで通知
    された最優先の起呼機能と自装置の対応可能な機能とに
    基づいて共通メニュー信号を作成する共通メニュー信号
    作成ステップと、 該共通メニュー信号を起呼側に送信する共通メニュー信
    号送信ステップと、 を有することを特徴とする請求項8記載の通信方法。
  10. 【請求項10】前記起呼メニュー信号中に自装置が有す
    る複数の起呼機能を設定する際、起呼メニュー信号の起
    呼機能カテゴリに最優先の起呼機能を設定する優先機能
    設定ステップと、 起呼メニュー信号の非標準機能カテゴリに機器診断機能
    の有無を設定する診断機能設定ステップと、 起呼メニュー信号を応答側に送信する起呼メニュー信号
    送信ステップと、 応答側で該起呼メニュー信号を受信する起呼メニュー信
    号受信ステップと、 該起呼メニュー信号を解析する起呼メニュー信号解析ス
    テップと、 該起呼メニュー信号の起呼機能カテゴリで通知された最
    優先の起呼機能及び非標準機能カテゴリで通知された機
    器診断機能と、自装置の対応可能な機能と、に基づいて
    共通メニュー信号を作成する共通メニュー信号作成ステ
    ップと、 該共通メニュー信号を起呼側に送信する共通メニュー信
    号送信ステップと、 を有することを特徴とする請求項8記載の通信方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013048325A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Nec Commun Syst Ltd ファクシミリ装置、通信接続確立方法、及びプログラム
JP2013255150A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Nec Commun Syst Ltd ファクシミリ装置および通信制御方法

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