JPH10327309A - ファクシミリ装置とファクシミリの通信制御方法 - Google Patents
ファクシミリ装置とファクシミリの通信制御方法Info
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- JPH10327309A JPH10327309A JP10089348A JP8934898A JPH10327309A JP H10327309 A JPH10327309 A JP H10327309A JP 10089348 A JP10089348 A JP 10089348A JP 8934898 A JP8934898 A JP 8934898A JP H10327309 A JPH10327309 A JP H10327309A
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Abstract
によれば、モデムと被呼局のモデムとの間でCPU11
の制御無しにトレーニングを行って、データレート決定
のための独自のネゴシエーションを実行する。そのネゴ
シエーションが成立しないで通信エラーによる回線切断
処理が行われたとき、通信管理情報蓄積用RAMがその
通信管理情報を格納して保存する。その後リダイヤル処
理を実行するとき、CPU11は、ITU−T勧告V.
34によるモデム独自のネゴシエーションを排除する。
そして、CPU11がモデムを制御するネゴシエーショ
ンを実行し、CPU11の判断によって、ITU−T勧
告V.17、V.29、V.27terといった通信能
力による伝送モードを選択する。 【効果】モデムによる回線切断処理とリダイヤルの繰り
返しが防止できる。
Description
とファクシミリの通信制御方法に関する。
年にITU−T(International Telecommunications U
nion-Tele-communications Standarization Sector)
V.34が勧告された。このITU−T勧告V.34
(以下V.34とする)はモデムの通信方法の勧告であ
る。この勧告V.34では、回線の特性を測定し、これ
に照らし合わせて送信するためのパラメータを微妙に調
整することで、28,800bpsまでのデータレートを実現
するモデムの通信方法を規定する。なお、勧告V.34
の正式な題名は、「電話網もしくは1対1の2線式専用
線のために使われる、データレートが28,800bit/s
までのモデムの動作」である。
シミリ装置は、伝送制御手順をITU−T勧告T.30
「一般電話交換網における文書ファクシミリ伝送用手
順」の「バイナリ制御手順」に従っている。この「バイ
ナリ制御手順」は、複雑な運用手順を発呼局側と被呼局
側とで相互に確認するために、データ伝送用に開発され
たハイレベルデータリンク制御(HDLC)のフレーム
構成を用いる。
シミリ装置は、ITU−T勧告V.8(以下、V.8と
する)の機能を備えている。この勧告V.8は、モデム
の接続シーケンスを規定する。即ち、通信する相互のモ
デム同士が、どの勧告(モード)に沿った通信方法で通
信するかを決める方法である。勧告V.34の前手順と
して勧告V.8の方法を必ず行うので、勧告V.34を
採用するモデムでは勧告V.8の機能を有している。
にV.8、V.34と表現する)の機能を備えたモデム
を採用しているファクシミリ装置について説明する。
を採用したファクシミリ装置においては、発呼局から被
呼局に情報を送信する場合、回線接続後、ITU−T勧
告T.30Fax Handshakingの手順を行う前に、所定の
シーケンスを行う。このシーケンスでは、発呼局のモデ
ムと被呼局のモデムとが、CPU(中央処理装置)を介
さずにモデム自身でネゴシエーション(伝送モードを決
めるまでの発呼局と被呼局とのやり取り)を行う。この
発呼局のモデムと被呼局のモデムとがネゴシエーション
を行うシーケンスが、以下に示すV.34フェーズ2で
ある。
は、V.8フェーズ1と、V.34フェーズ2からフェ
ーズ4までの合わせて4つのフェーズ処理を行う。この
4つのフェーズの中で回線特性の補正や変調パラメータ
の決定が行われる。この各フェーズで行われることが
V.34の主な動作になる。
る。V.34フェーズ2では、ラインプロービングとモ
デムの持っている変調オプションを交換することで、
V.34の基本的設定を行う。まず、V.8フェーズ1
で、発呼局モデムと被呼局モデムの接続が開始される。
そしてその後、V.34フェーズ2が開始される。この
V.34フェーズ2では、V.8によりV.34で通信
することが確定した後、すぐに発呼局と被呼局双方のモ
デムが持っている変調オプションを交換し合う。その後
で原稿の送信側がラインプローブ信号を送信し、ライン
プローブ信号によって測定された回線特性とINFOデ
ータの内容によって、シンボルレート、プリエンファシ
スの有無、使用可能なデータレート、キャリア周波数、
各送信機の送出レベルを交換する。そして次のV.34
フェーズ3に移る。
ム自身でネゴシエーションを行うので、ネゴシエーショ
ンが不可能であった場合には、リトレーニングをモデム
が自動的に行う。回線が細く信号が通り難かったり、ノ
イズが発生しやすい回線であって回線状況が悪いと、モ
デムのネゴシエーションが不可能となる。そのような場
合には、ネゴシエーションが成立するまで半永久的にモ
デムはリトレーニングを繰り返す。
モデムのネゴシエーションに介在することが不可能なた
め、モデムが半永久的にリトレーニングを繰り返す恐れ
がある。これを防止するために、V.34フェーズ2内
にタイマを使用している。そして、所定時間内にV.3
4フェーズ2を抜けることができない場合には、CPU
が回線切断処理を行い、通信エラーとするように設定さ
れている。
においては、V.34フェーズ2において、回線状況が
悪く、発呼局のモデムと被呼局のモデムとでネゴシエー
ションができずに通信エラーとなった場合、その後リダ
イヤル(再送信)で再度V.34通信を行ったとして
も、回線状況が悪いままの状態では通信エラーとなって
しまう場合があった。
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉回線と接続されて通信を行うモデムと、この
モデムの動作と画像情報の送受信を制御する制御手段
と、通信管理情報を格納する通信管理情報蓄積手段とを
備え、回線接続後、上記モデムと被呼局のモデムとの間
で上記制御手段の制御無しにトレーニングを行って、デ
ータレート決定のための独自のネゴシエーションを実行
し、そのネゴシエーションが成立しないで通信エラーに
よる回線切断処理が行われたとき、上記通信管理情報蓄
積手段がその通信管理情報を格納して保存し、上記制御
手段は、上記通信管理情報蓄積手段に保存された通信管
理情報を参照して、上記通信エラーに基づくリダイヤル
処理を実行するとき、上記モデムによる独自のネゴシエ
ーションを排除して、制御手段が上記モデムを制御する
ネゴシエーションを実行し、このネゴシエーションの結
果通信可能なデータレートの伝送モードを選択すること
を特徴とするファクシミリ装置。
デムと、このモデムの動作と画像情報の送受信を制御す
る制御手段と、通信管理情報を格納する通信管理情報蓄
積手段とを備え、回線接続後、上記モデムと被呼局のモ
デムとの間で上記制御手段の制御無しにトレーニングを
行って、独自のネゴシエーションを実行し、そのネゴシ
エーションの結果決定したデータレートの伝送モードで
通信を開始し、その後、通信エラーで回線切断処理が行
われたとき、上記通信管理情報蓄積手段がその通信管理
情報を格納して保存し、上記制御手段は、上記通信管理
情報蓄積手段に保存された通信管理情報を参照して、上
記通信エラーに基づくリダイヤル処理を実行するとき、
上記モデムによる独自のネゴシエーションを排除して、
制御手段が上記モデムを制御するネゴシエーションを実
行し、このネゴシエーションの結果通信可能なデータレ
ートの伝送モードを選択することを特徴とするファクシ
ミリ装置。
シミリ装置において、送信すべき画像情報を予め蓄積し
ておく画像メモリを備え、制御手段は、通信エラーが発
生したとき上記画像メモリの内容を保存し、リダイヤル
処理後、新たな伝送モードが選択されて通信が開始され
たとき、上記画像メモリの内容を読み出して送信するこ
とを特徴とするファクシミリ装置。
デムと、このモデムの動作と画像情報の送受信を制御す
る制御手段と、通信管理情報を格納する通信管理情報蓄
積手段とを備え、上記制御手段は、上記通信管理情報蓄
積手段に保存された通信管理情報を参照して、通信エラ
ーの原因に応じたリダイヤル制御を行うことを特徴とす
るファクシミリ装置。
置において、送信すべき画像情報を予め蓄積しておく画
像メモリを備え、制御手段は、通信エラーが発生したと
き、その通信エラーの原因を示す通信管理情報を収集し
て、リダイヤル処理により再接続が可能と判断したとき
は、上記画像メモリの内容を保存し、リダイヤル処理
後、新たな伝送モードが選択されて通信が開始されたと
きには、上記画像メモリの内容を読み出して送信するこ
とを特徴とするファクシミリ装置。
置において、制御手段は、リダイヤルをしても、被呼局
の機能上通信ができないと判断したときは、画像メモリ
の内容を保存しないで、リダイヤルを中止することを特
徴とするファクシミリ装置。
置において、制御手段は、強制的な回線の切断により通
信エラーが生じたときは、画像メモリの内容を保存しな
いで、リダイヤルを中止することを特徴とするファクシ
ミリ装置。
置において、制御手段は、リダイヤル処理をしても繰り
返し通信エラーが発生するときは、画像メモリの内容を
保存しないで、リダイヤルを中止することを特徴とする
ファクシミリ装置。
置において、制御手段は、発生した通信エラーの原因に
応じて、リダイヤル処理を実行するまでの待機時間を設
定することを特徴とするファクシミリ装置。
装置において、制御手段は、発生した通信エラーの原因
に応じて、リダイヤル処理を繰り返す制限回数を設定す
ることを特徴とするファクシミリ装置。
ァクシミリ装置において通信エラーに基づくリダイヤル
制御を完了するまでは、通信エラーの原因を表示する情
報を通信管理情報蓄積手段に保持しておき、これを制御
手段が参照することを特徴とするファクシミリ装置。
と被呼局のモデムが、制御手段を介在させずに独自にト
レーニングを行って、適切なデータレートの伝送モード
を設定するためのネゴシエーションを実行し、ネゴシエ
ーションが成立するまでリトレーニングを繰り返す第1
の通信制御機能と、制御手段が上記モデムを制御して被
呼局とネゴシエーションを行い、それぞれデータレート
の異なる複数の伝送モードの中から適切な伝送モードを
選択する第2の通信制御機能とを持ち、上記第1の通信
制御機能によりネゴシエーションが成立せず通信エラー
となって回線切断処理がされたとき、リダイヤル処理に
よって再び回線が接続されると、上記第1の通信制御機
能を排除して、上記第2の通信制御機能によりネゴシエ
ーションを開始することを特徴とするファクシミリの通
信制御方法。
と被呼局のモデムが、制御手段を介在させずに独自にト
レーニングを行って、適切なデータレートの伝送モード
を設定するためのネゴシエーションを実行し、ネゴシエ
ーションが成立するまでリトレーニングを繰り返す第1
の通信制御機能と、制御手段が上記モデムを制御して被
呼局とネゴシエーションを行い、それぞれデータレート
の異なる複数の伝送モードの中から適切な伝送モードを
選択する第2の通信制御機能とを持ち、上記第1の通信
制御機能によりネゴシエーションが成立して、通信が開
始された後に通信エラーとなって回線切断処理がされた
とき、リダイヤル処理によって再び回線が接続される
と、上記第1の通信制御機能を排除して、上記第2の通
信制御機能によりネゴシエーションを開始することを特
徴とするファクシミリの通信制御方法。
ファクシミリの通信制御方法において、第1の通信制御
機能は、ITU−T勧告V.34で規定された機能で、
第2の通信機能は、ITU−T勧告V.34で規定され
た機能以外の通信能力であって、それぞれデータレート
の異なる2種以上の通信能力のうちから、発呼局と被呼
局の双方が備えたものを選択する機能であることを特徴
とするファクシミリの通信制御方法。
を参照しながら説明する。なお、具体例毎に、各図面に
共通な要素には同一の符号を付す。本実施の形態に示す
発呼局側のファクシミリ装置(以下発呼局とする)及び
被呼局側のファクシミリ装置(以下被呼局とする)は、
V.8及びV.34の機能を備えたモデムを採用してい
る。また、伝送制御手順をITU−T勧告T.30「一
般電話交換網における文書ファクシミリ伝送用手順」の
「バイナリ制御手順」に従って行うものとする。
定には、V.34以外にも、ITU−T勧告V.17、
ITU−T勧告V.29、ITU−T勧告V.27te
r(以下それぞれV.17、V.29、V.27ter
とする)等がある。V.34は、発呼局と被呼局とが回
線接続後、ITU−T勧告T.30Fax Handshakingの
手順を行う前に、発呼局のモデムと被呼局のモデムと
が、CPUを介さずにモデム自身でネゴシエーションを
行う。一方、V.17、V.29、V.27terは、
回線接続後、直ちに勧告T.30Fax Handshakingの手
順へと移り、この手順の中でCPUの指示を受けて、発
呼局のモデムと被呼局のモデムとがネゴシエーションを
行う。
ョンを行うので、データレートを他のモデムよりも高速
化することができるという利点がある。一方、V.34
以外では、CPUを介してモデム同士のネゴシエーショ
ンを行い、データレートがV.34よりもV.17、
V.29、V.27terの順序で低下するから、回線
状況が悪くても通信を行うことができる利点がある。な
お、V.17、V.29、V.27terの最高データ
レートは、それぞれ14,400bps、9,600bps、4,800
bpsとなっている。
造について説明する。図1は、具体例1のファクシミリ
装置のブロック図である。
ファクシミリ装置1(以下発呼局とする)には、送信原
稿2A上の情報を読み取るスキャナ2と、被呼局から受
信した情報を受信コピー3A上に記録するプリンタ3
と、スキャナ2で読み取った情報を処理し、画像情報と
してラインメモリ4へと送信する読取り処理部5aと、
ラインメモリ4から受信した印刷すべき画像情報を処理
し、プリンタ3へと送信する記録処理部5bとが設けら
れている。なお、読取り処理部5aと記録処理部5bと
で読取・記録処理部5が構成されている。
像情報を、データ圧縮モードに応じてラインメモリ4か
ら読み出しを行いながら画信号に圧縮すると共に、被呼
局から受信し、処理された画信号を復元する画像情報圧
縮・復元部6と、画像情報圧縮・復元部6で圧縮された
画信号がアドレス/データバス7を介して送信され、送
信バッファとなって画信号を記録する通信バッファ用R
AM(ランダムアクセスメモリ)8と、通信バッファ用
RAM8に記録された画信号をモデム・NCU(ネット
ワークコントロールユニット)インタフェース9を介し
て送信し、該送信すべき画信号及び制御信号を変調する
と共に、被呼局から画信号及び応答信号を受信すると、
該画信号及び応答信号を復調するモデム10と、NCU
17とが設けられている。
呼局からの受信時には、受信バッファとなり、モデム1
0で復調された画信号及び応答信号を格納する。該格納
された画信号及び応答信号は、アドレス/データバス7
を介して画像情報圧縮・復元部6へと送信される。ま
た、モデム10は、V.8及びV.34の機能を備えた
モデムである。
ム制御及び各信号の流れの管理、通信制御、網制御の総
括コントロール等を行うCPU(制御手段)11と、C
PU11のプログラムデータを格納するプログラム用R
OM(リードオンリメモリ)12と、後述する通信エラ
ーフラグビットや、発呼する電話番号を格納する通信管
理情報蓄積用RAM13と、インタフェース14を介し
てアドレス/データバス7と接続された機構制御部15
及び操作・表示部16が設けられている。
知センサ等の制御をCPU11からの指示に従って行
う。また操作・表示部16はマンマシンインタフェース
機能を持ち、ファクシミリ通信に伴う主な機器の操作内
容(動作指示)をCPU11に伝え、また機器の状態表
示内容をCPU11から受信し、図示せぬパネルに表示
する。
法について説明する。図1に示す発呼局1から被呼局へ
制御信号を送信する場合には、制御信号がCPU11か
らアドレス/データバス7、モデム・NCUインタフェ
ース9を介してモデム10に送信される。そして、モデ
ム10で変調されNCU17を介して電話回線に送り出
され、被呼局へと送信される。
号を受信した場合には、制御信号は、NCU17を介し
てモデム10に受信され、モデム10で復調され、モデ
ム・NCUインタフェース9及びアドレス/データバス
7を介してCPU11で受信される。
後、データを送信するためのITU−T勧告T.30Fa
x Handshakingの手順を行う前に、V.8及びV.34
の機能を備えたモデム10は、V.8フェーズ1と、
V.34フェーズ2からフェーズ4までの合わせて4つ
のフェーズ処理を行う。この4つのフェーズの中で回路
特性の補正や変調パラメータの決定が行われる。
ーズ1と従来の技術に詳説したV.34フェーズ2にお
ける、被呼局と送受信動作を行うときの発呼局1の動作
について図1に示す図面を参照し、図2、図3、図4に
示すフローチャートに従って説明する。図2、図3、図
4は実施の形態の発呼局の処理手順を示すフローチャー
トである。
作・表示部16から入力する。すると、入力された電話
番号が、インタフェース14、アドレス/データバス7
を介してCPU11に送信される。
報蓄積用RAM13内のリダイヤル電話番号格納エリア
に発呼する電話番号を格納する。
う。ステップS3でCPU11はCNG信号(発呼トー
ン)を送信する。CNG信号は電話回線を介して被呼局
へ送信される。ステップS4でCPU11は、被呼局か
らANSam(Answer Tone)信号を持つ。このANS
amを受信すると、被呼局のモデムがV.8通信が可能
なモデムであると判断してステップS5に進み、「否」
ならば、ステップS18に進む。
ている変調モードを知らせるCM(Call Menu Signal)
信号を被呼局へ送信する。すると、被呼局は共通する変
調モードのみを有効にして、CM信号と同じフォーマッ
トでJM(Joint Menu Signal)信号として発呼局に返
す。ステップS6でCPU11はJM信号を検出し、こ
れにより有効な変調モードを確認することができる。ス
テップS7でCPU11は、JM信号から、被呼局が
V.34全二重モードであるか否かを判断する。この例
に示すファクシミリ装置はV.34半二重モードである
ので、V.34全二重モードである場合には、ステップ
S17に進み、回線切断処理を行い、処理を終了する。
一方、「否」の場合は、ステップS8に進み、JM信号
を受けたことを示す、すべて「0」であるシングルオク
テットの信号、即ちCJ(Call Joint Signal)信号を
被呼局に送信する。
V.8フェーズ1である。そして、75msec(mill
isecond)の後、モデム10はV.34フェーズ2に入
る。ステップS9で、CPU11はV.34フェーズ2
のタイマをスタートし、フェーズ2が開始される。
フェーズ2が終了すれば、ステップS11に進み、V.
34フェーズ3へと進み、V.34通信制御をそのまま
継続する。
V.34フェーズ2がタイムアウトとなるまで継続され
るが、V.34フェーズ2がタイムアウトとなってもま
だV.34フェーズ2が終了しないのならば、ステップ
S13に進む。ステップS13でCPU11は、通信管
理情報蓄積用RAM13内に格納されている、V.34
通信エラーフラグビットを「1」にして、再び通信管理
情報蓄積用RAM13内に格納する。
ズ2がタイムアウトとなっても、V.34フェーズ2が
終了とならないのは、回線状況が悪いためであると考え
られる。
理を行い、ステップS15で通信エラー処理を行う。そ
して、ステップS16でリダイヤル送信制御を行うため
の準備をし、リダイヤル送信制御へと移る。
8に進んだ場合、ステップS18で、CPU11は被呼
局からNSF(非標準機能)信号、CSI(被呼端末識
別)信号、DIS(ディジタル識別)信号を受信したこ
とを検出したならば、ステップS19に進み、「否」な
らばステップS28に進む。なお、上記CSI信号は、
オプショナル信号であるので、必ずしも送信されてくる
とは限らない。
と、予め設定されたT1がタイムアウトとなるまで、C
PU11は、上記ステップS3、ステップS4、ステッ
プS18、ステップS28の処理を繰り返し、被呼局か
らの信号を待つ。
なっても被呼局から信号を受信しなければ、ステップS
29に進み、CPU11は回線切断処理を行い、ステッ
プS16へと進む。なお、ステップS28からステップ
S29に進むのは、被呼局が「話中」の場合である。
呼局からNSF信号、CSI信号、DIS信号を受信し
たことを検出すると、CPU11はNSF信号、CSI
信号、DIS信号を解析し、被呼局のモデムの能力、即
ち通信能力を調べる。そして、ステップS19でV.3
4の通信能力があるモデムであった場合には、ステップ
S20に進み、被呼局にCI(Call Indicator Signa
l)信号を送出し、ステップS4に戻る。一方、ステッ
プS19で「否」の場合には、ステップS21に進む。
ステップS21で、V.17の通信能力があるモデムで
あった場合には、ステップS22に進み、V.17の送
信制御へ移行する。一方、ステップS21で「否」の場
合には、ステップS23に進む。ステップS23で、
V.29の通信能力があるモデムであった場合には、ス
テップS24に進み、V.29の送信制御へ移行する。
一方、ステップS23で「否」の場合は、ステップS2
5に進む。ステップS25で、V.27terの通信能
力があるモデムであった場合には、ステップS26に進
み、V.27terの送信制御へ移行する。一方、ステ
ップS25で「否」の場合は、ステップS27に進み、
CPU11は回線切断処理を行い、処理を終了とする。
ップS16でリダイヤル送信制御へと進んだ場合の処理
について、図5〜図7に示すフローチャートに従って説
明する。図5、図6、図7は、この具体例1によるのリ
ダイヤル時の発呼局の処理手順を示すフローチャートで
ある。
信管理情報蓄積用RAM13内のリダイヤル電話番号格
納エリアから、発呼先の電話番号を読み込む。ステップ
S42でCPU11はリダイヤル発呼処理を行う。ステ
ップS43でCPU11はCNG信号(発呼トーン)を
送信する。CNG信号は電話回線を介して被呼局へ送信
される。
被呼局からANSam信号を待つ。このANSamを受
信すると、被呼局がV.8通信が可能なモデムであると
してステップS45に進み、「否」ならば、ステップS
60に進む。
情報蓄積用RAM13からV.34通信エラーフラグビ
ットを読み込む。ステップS46でCPU11は、V.
34通信エラーフラグビットが「1」であるか否か判断
し、「1」であればステップS60に進み、「否」なら
ばステップS47に進む。
は、図2に示すフローチャートのステップS5からステ
ップS17までの処理と同様であるので、重複する説明
は省略する。
に進む場合は、被呼局へV.8,V.34通信が可能で
ある。このケースは、第1回目に発呼処理したときに被
呼局が「話中」であり、リダイヤル発呼処理になって、
「話中」が解除された場合である。
に進んだ場合、ステップS60で、CPU11は被呼局
からNSF信号、CSI信号、DIS信号を受信したな
らば、ステップS61に進み、「否」ならばステップS
73に進む。また、ステップS46で、V.34通信エ
ラーフラグビットが「1」であり、ステップS60に進
んだ場合には、被呼局から自動的にNSF信号、CSI
信号、DIS信号が送信されてくるように予め設定され
ている。
らNSF信号、CSI信号、DIS信号を受信したこと
を検出すると、ステップS61に進む。
73に進むと、予め設定されたT1がタイムアウトとな
るまで、CPU11は、上記ステップS43、ステップ
S44、ステップS60、ステップS73を繰り返し、
被呼局からの信号を待つ。
なっても、被呼局から信号を受信しなければ、ステップ
S74に進み、回線切断処理を行い、そして、ステップ
S58に進み、リダイヤル送信制御を行うための準備を
し、ステップS41に戻る。なお、ステップS73から
ステップS74に進むのは、被呼局が「話中」の場合等
である。
号、CSI信号、DIS信号を受信したことを検出する
と、各信号を解析し、被呼局のモデムの能力、即ち通信
能力を調べる。そして、ステップS61で、被呼局に
V.34の通信能力があり、且つV.34通信エラーフ
ラグビットが「0」である場合には、ステップS62に
進み、被呼局にCI信号を送出し、ステップS44に戻
る。一方、ステップS61で「否」の場合にはステップ
S63に進む。ステップS63で、被呼局にV.17の
通信能力がある場合には、ステップS64に進み、V.
34通信エラーフラグビットを「0」にクリアし、通信
管理情報蓄積用RAM13に格納する。そして、ステッ
プS65に進み、V.17の送信制御へ移行する。(モ
デム10の伝送モードをV.17の送信制御用に変更し
通信を行う。)
ステップS66に進む。ステップS66で、被呼局に
V.29の通信能力がある場合には、ステップS67に
進み、V.34通信エラーフラグビットを「0」にクリ
アし、通信管理情報蓄積用RAM13に格納する。そし
て、ステップS68に進み、V.29の送信制御へ移行
する。
ステップS69に進む。ステップS69で、被呼局に
V.27terの通信能力がある場合には、ステップS
70に進み、V.34通信エラーフラグビットを「0」
にクリアし、通信管理情報蓄積用RAM13に格納す
る。そして、ステップS71に進み、V.27terの
送信制御へ移行する。
ステップS72に進み、V.34通信エラーフラグビッ
トを「0」にクリアし、通信管理情報蓄積用RAM13
に格納する。そして、ステップS59に進み、CPU1
1は回線切断処理を行い、処理を終了する。
プS23、ステップS25、図6に示すステップS6
3、ステップS66、ステップS69に示す順序で、被
呼局のモデムの通信能力が順に低下していく。それ故、
可能な限り高速に送信することができるように、処理の
順序を決めている。また、図3のステップS16でリダ
イヤル送信制御となった場合、自動的に図5に示すフロ
ーチャートの処理が開始され、リダイヤル発呼処理が始
まる。
場合であってもメモリ送信の場合であっても変わらな
い。即ち、フィーダー送信の場合であっても、まだ原稿
を読み込む前であればリダイヤルを実行し、自動的に装
置にセットされた原稿を読み込み、1ページ目の送信か
ら処理を開始することができる。また、メモリ送信であ
れば問題なくリダイヤル処理後に全ての原稿の送信を自
動的に開始できる。
4で規定された機能によれば、発呼局のモデムと被呼局
のモデムとの間で制御手段の制御無しにトレーニングを
行って、データレート決定のための独自のネゴシエーシ
ョンを実行する。そのネゴシエーションが成立しないで
通信エラーによる回線切断処理が行われたとき、通信管
理情報蓄積手段がその通信管理情報を格納して保存す
る。通信エラーの原因を明らかにして、リダイヤル処理
後の制御方法を決定するためである。このような場合
に、その後リダイヤル処理を実行するとき、制御手段
は、ITU−T勧告V.34によるモデム独自のネゴシ
エーションを排除する。そして、制御手段がモデムを制
御するネゴシエーションを実行し、制御手段の判断によ
って、ITU−T勧告V.17、V.29、V.27t
erといった通信能力による伝送モードを選択する。
度モデム独自のネゴシエーションを行って通信エラーを
繰り返すといった動作を未然に防止できる。また、リダ
イヤル後、V.34通信が不可能な回線状況であって
も、他の伝送モードを用いて確実に通信を行うことが可
能になる。
を行うことが可能なモデムを備えている場合に、回線状
況が悪くて通信エラーになると、自動的にリダイヤル発
呼処理を行い、V.34で失敗したという履歴表示(フ
ラグ)を残しておく。リダイヤル時には被呼局のモデム
の能力に合わせて、V.34以外のモデムの伝送モード
で送信制御を行うことにしたので、V.34通信が不可
能な回線状況であっても、確実に発呼局と被呼局との通
信を行うことが可能となる。
わせて選択可能となっている、即ち可能な限り高速で送
信できるようにモデムの伝送モードが選択されるので、
そのときの回線状況で最高の伝送モードでの通信が可能
となる。
してラインプロービングを行って通信エラーを生じた場
合について、そのリダイヤル時の動作モードの最適化を
図るようにした。しかしながら、実際に正常に通信が開
始された後も、同様の問題が生じ得る。即ち、モデム
が、独自のネゴシエーションを行ってそのネゴシエーシ
ョンが成立し、通信が開始された後、通信エラーで回線
切断処理が行われることがある。このような場合も、ネ
ゴシエーションが成立しなかった場合に準じて、具体例
1と同様の制御を行えば、通信エラーを繰り返すのを防
止できる。
スチャートを示す。ファクシミリ装置は、この図の左上
から右下に向かって一定の通信手順を実行し、原稿のイ
メージを送信する。この手順については、既に従来技術
の部分で詳細に説明をしたので、ここでは簡単に触れ、
具体例2の要点を説明する。
ットワーク(回線)への接続が行われる。そして、フェ
ーズ2で、既に説明したラインプロービングが行われ、
フェーズ3では、プライマリチャネルでのトレーニング
が行われる。そして、フェーズ4では、変調パラメータ
の交換が行われる。次に、T.30のファックスハンド
シェーキング(Fax Handshaking)が行われる。ここで
手順信号データの交換が終わると、1ページ分のデータ
送信に移る。
ャネルにおいて行われる。また、ファクシミリ送信の場
合、1ページ分のデータ送信が終わると、再びT.30
FaxHandshakingが行われる。この部分をコントロールチ
ャネルと呼ぶ。このコントロールチャネルは、複数枚の
送信を行うときは、1ページ送信毎に設けられる。
x Handshakingは、2,400bpsあるいは1,200bpsの
通信速度で行われる。従って、手順信号データの交換を
300bpsで行う他の伝送モード、例えばV.17,
V.29等に較べて信頼性が低い。また、このコントロ
ールチャネルでもモデム自身がCPU11の制御によら
ず独自のネゴシエーションを行う。そして、ネゴシエー
ションができない場合には、リトレーニングを行うが、
これが成立しないと通信エラーとなる。従って、具体例
1の場合と同様の問題が生じる。
には、自動的に全ての送信原稿のイメージを再送するこ
とが必要になる。従って、予め全ての原稿の画像情報を
画像メモリに予め蓄積しておくいわゆるメモリ送信を行
うことが好ましい。この画像情報は、図1に示した通信
バッファ用RAM8に格納される。即ち、図1に示した
スキャナ2で読み取られた画像情報は、読取り処理部5
aを経て、一旦ラインメモリ4に記憶される。
圧縮モードに応じて、ラインメモリ4から画像情報が読
み出され、圧縮処理される。このデータは、アドレス/
データバス7を通じて通信バッファ用RAM8に蓄積さ
れる。こうして、全ての送信原稿について、画像情報を
通信バッファ用RAM8に蓄積した後、その画像情報を
順次読み出して送信する。その他の部分についての装置
構成は具体例1と変わるところはなく、重複する説明を
省略する。
る。図9と図10には、具体例2の発呼局の処理手順を
示すフローチャート(その1)、(その2)を示す。な
お、具体例2は、その処理が新たにステップS1より開
始しており、これらのステップ表示は具体例1のフロー
チャートとは対応していない。即ち、具体例2独自のス
テップを示している。
・表示部16に入力すると、CPU11はその情報をイ
ンタフェース14を経て認識する。続いて、ステップS
1で、CPU11は、通信管理情報蓄積用RAM13の
リダイヤル電話番号格納エリアにリダイヤルの際発呼す
る電話番号を格納する。その後、ステップS2で、CP
U11は、送信原稿2Aをスキャナ2を用いて読み取
る。読み取られた画像情報は、読取り処理部5a、ライ
ンメモリ4、画像情報圧縮・復元部6を経て、通信バッ
ファ用RAM8に格納される。
呼処理を行う。更に、CPU11は、ステップS4で、
CNG信号を送出し、ステップS5で、ANSam信号
を待つ。このANSam信号を受信すると、被呼局のモ
デムがV.8通信の可能なモデムであると判断する。こ
の場合には、ステップS6に進む。一方、被呼局のモデ
ムがV.8通信の不可能なモデムと判断すると、ステッ
プS11に進む。
っている変調モードを知らせるCM信号を被呼局へ送信
する。被呼局は、発呼局の変調モードに対してどれが有
効かを提示するJM信号を発呼局に送出する。ステップ
S7で、CPU11は、このJM信号を検出する。その
後、ステップS8で、CJ信号を送出する。更に、ステ
ップS9に進み、モデム10は、V.34フェーズ2の
処理に進む。
着呼側のモデムが変調オプションを交換し合い、ライン
プロービング信号により回線特性を測定し、シンボルレ
ート、プリエンファシスの有無、使用可能なデータレー
ト、キャリア周波数、各送信機の送出レベルに関する情
報を交換する。その後、次のステップS10に移る。
34フェーズ3を実行する。V.34フェーズ3では、
シンボルレートとキャリア周波数から、イコライザとエ
コーキャンセラのトレーニングを行う。こうして、図1
0に示すステップS14に進む。
ントロールチャネルの動作に移る。コントロールチャネ
ルの先頭部分では、実質的に通信に使用される変調パラ
メータを交換し、トレーニングを行う。これによって、
通信できるデータレートを決定する。ステップS14
で、CPU11は、コントロールチャネル用タイマをス
タートさせる。そして、ステップS15で、CPU11
は、モデム10が変調パラメータの交換とトレーニング
を終了してデータモードに進んだかどうかをチェックす
る。データモードに進むと、次はステップS16を実行
する。
−TのT.30に従って手順信号を被呼局との間で送受
信する。そして、その手続が完了すると、ステップS1
7に進む。ここで、未送信の画像情報が1ページ以上メ
モリ内に存在するかどうかを判断する。メモリに送信用
画像データが蓄積されていればステップS18に進む。
そして、ステップS18では、この画像情報をプライマ
リチャネルデータとして、1ページ分被呼局に送信す
る。
り、ステップS14〜ステップS18までの処理を繰り
返し、全てのページについての送信を実行する。全ての
ページの送信が終了すると、ステップS17からステッ
プS19に進み、回線の切断処理を行ってファクシミリ
送信を終了する。
チャネルが実行されるが、コントロールチャネルが開始
される度にコントロールチャネル用タイマがスタートす
る(ステップS14)。そして、コントロールチャネル
用タイマがタイムアウトになっても、ステップS15に
おいて、コントロールチャネルのデータモードに移行し
ない場合やステップS16において、コントロールチャ
ネルのデータ送受信が完了しないような場合には、何ら
かの障害が発生したものとしてステップS21に進む。
理情報蓄積用RAM13内のV.34通信エラーフラグ
ビットを“1”にして格納する。このエラーフラグビッ
トは、モデムがコントロールチャネルにおいて、独自の
ネゴシエーションを行い、通信エラーが生じたことを表
すフラグである。このような通信エラーが生じるのは、
例えば通信開始後、回線状況が悪化した場合が考えられ
る。ステップS22では、回線切断処理が行われ、ステ
ップS23で、通信エラー処理を行い、更にステップS
24のリダイヤル送信制御へ進む。
Sam信号を受信しない場合には、ステップS11に進
む。これ以降の処理は、既に図2を用いて説明したもの
と同様である。図9のステップS11は、図2のステッ
プS18に対応し、図9のステップS12は、図2のス
テップS28に対応する。また、図9のステップS13
は、図2のステップS29に対応する。更に、ステップ
S11でイエスと判断された場合には、図4に示した処
理が実行される。そして、図4のステップS20の処理
を終了すると、図9のステップS5に戻る。その他の処
理は、図4で示した通りとなる。
合は、実質的に具体例1で説明した図5〜図7までの処
理と同一となる。即ち、図1に示した通信管理情報蓄積
用RAM13のリダイヤル電話番号格納エリアから発呼
元の電話番号を読み込んでリダイヤル処理が実行され
る。そして、通信エラーフラグビットを読み込む。これ
が“1”の場合には、図6に示したステップS63以降
の処理によってモデム独自のネゴシエーションを排除
し、CPU11が介在するネゴシエーションが実行され
る。
1に示した通信バッファ用RAM8に格納した送信原稿
についての画像情報を読み出し、全ての画像情報の送信
を実行する。この送信手順等は、V.17、V.29、
V.27terに規定された通りの手順で実行される。
始された後、コントロールチャネルにおいて、モデムが
独自のネゴシエーションを行って通信エラーが生じたと
き、具体例1と同様の制御を行えば、回線状況が悪化し
ているとしても、通信エラーを繰り返すのを防止でき
る。なお、通信が開始された後に通信エラーが生じて、
自動的にリダイヤル処理を実行する場合には、送信原稿
の画像情報が既にメモリに格納されていることが好まし
い。これで、通信再開後もオペレータの介在無しに必要
な全ての通信を自動継続できるという効果がある。
ては、リダイヤル処理をしても再接続が不可能な場合が
ある。その場合には、リダイヤル処理を止めたり、画像
メモリの内容を保存しないでおけば、無駄なリダイヤル
処理を防止して、画像メモリを有効に利用できる。被呼
局の機能上通信ができないきは、再接続できないからこ
れに該当する。繰り返し通信エラーが発生するときも同
様である。オペレータによる強制的な回線切断は、再接
続できない特別の理由によることが多い。
リダイヤル処理を実行すれば再接続可能な場合と、しば
らく待機してからリダイヤル処理を実行したほうがよい
場合がある。これを判断して待機時間を設定すれば、無
駄なリダイヤル処理と通信エラーの繰り返しを防止でき
る。
処理を繰り返せば再接続可能な場合と、リダイヤル処理
を繰り返しても再接続が不可能な場合とがある。これを
判断して、リダイヤル処理を繰り返す制限回数を設定す
れば、無駄なリダイヤル処理と通信エラーの繰り返しを
防止できる。
御を完了するまでは、通信エラーの原因を表示する情報
を通信管理情報蓄積手段に保持しておき、これをいつで
もCPU11が参照できるようにしておくことが好まし
い。通信エラーに基づくリダイヤル制御を完了するの
は、リダイヤル処理により再接続されてその通信が完了
するか、リダイヤル処理が中止されたときである。
体例3の発明の説明をする。図11は、具体例3のパラ
メータ説明図である。具体例3を実施するにあたって
は、図1に示した通信管理情報蓄積用RAM13に、こ
の図に示すような各種のパラメータを記憶する。この図
に示すように、通信管理情報蓄積用RAM13には、エ
ラーコード記憶部21、リダイヤル回数格納部22、リ
ダイヤル間隔格納部23、リダイヤル有無表示部24及
び通信結果格納部25が設けられる。
るような内容のエラーコードが記憶される。エラーの種
類を表示するためである。リダイヤル回数格納部22に
は、通信エラーが生じた後、何回リダイヤルをするかと
いう回数が格納される。ここには、製品出荷時に適当な
デフォルト値が記憶される。また、オペレータによって
入力された任意の数値が記憶される。この具体例では、
通信結果の如何によって自動的にCPU11がこの回数
を決定する。
等によってリダイヤルを失敗した場合に、何分おきにリ
ダイヤルを実行するかといった指示を格納する。これも
CPU11によって通信結果に応じて設定される。リダ
イヤル有無表示部24は、リダイヤルをすべきかどう
か、例えばリダイヤルをしても無駄な場合にはリダイヤ
ルをしないといった表示データを格納する部分である。
には正常終了、通信エラーの場合にはどういった原因で
エラーが生じたかといった情報が格納される。この情報
には、さらに、例えば相手方ファックス番号、送信の線
密度、圧縮方式、誤り訂正機能の有無、伝送時のデータ
レート、その他各種の情報が付加される。これらの情報
によって、通信エラーがどういった原因で発生し、その
通信エラーが発生した場合には、リダイヤル回数を何回
にし、リダイヤル間隔を何分にすればよいかといった判
断を行うことが可能になる。
情報蓄積用RAM13に記憶された各種のパラメータを
利用して、CPU11が所定の処理を行う際の手順を示
す。即ち、Xは、通信結果格納部25に格納された内容
に基づいてエラーコードを生成する処理である。その生
成した結果得られたエラーコードがエラーコード記憶部
21に記憶される。
憶されたエラーコードに基づいてCPU11がリダイヤ
ル回数、リダイヤル間隔、リダイヤルの有無等を決定
し、これらをリダイヤル回数格納部22、リダイヤル間
隔格納部23及びリダイヤル有無表示部24に格納する
ためのリダイヤル判定処理を示している。
イヤル判定処理の説明図を示す。この図の最も左の欄に
は、通信が成立しない状態の種類を示す。また、その右
側の欄には、判断要素を示す。そして、その更に右側に
は、エラーコードの例を示す。CPU11は、判断要素
に従って、図の左側に示すような状態であることを認識
し、その右側に示すようなエラーコードを生成する。そ
して、そのエラーコードに基づいて、リダイヤルの有無
やリダイヤル間隔、リダイヤル回数等が決定される。
検出された場合には、エラーコードを“1111”とす
る。この場合、リダイヤル有りとする情報をリダイヤル
有無表示部24に格納すると共に、リダイヤル間隔やリ
ダイヤル回数を、例えばオペレータの設定したままある
いはデフォルトの状態にしておく。次に、エラーが頻発
して通信が切断された場合を考える。これは、例えば回
線不良が原因と考えればよい。このときには、CPU1
1がエラー原因を調べるポストコマンドを発するとRT
Nが受信される。このような場合には、エラーコードを
“3210”とする。この場合、リダイヤルを行うとす
るものの、回線不良が回復する時間を考慮すると、リダ
イヤルの間隔をあまり短くするのは好ましくない。
る。更に、数回リダイヤルを行っても状況が変わらない
場合には、回線が直ちに復旧する見込みがないと判断し
てよい。そこで、リダイヤル回数は3回程度に設定す
る。
2,400bpsといった最低の通信速度でも通信エラーに
なった場合を考える。この場合には、これ以上FTTフ
ォールバックができない。回線状態が悪くなければ、そ
のまますぐに再接続が可能とも予想できる。このとき
は、エラーコードを、例えば“2345”とする。そし
て、必要最小限の時間だけ間隔を空けてリダイヤルを実
行する。従って、リダイヤル間隔を3分とする。また、
この場合には、通信が成立するまでリダイヤルを繰り返
せばよいから、例えばリダイヤル回数を5回に設定す
る。
りや紙無しで受信続行不能になった場合を考える。ある
いは受信側が受信中に停電によってパワーオフになった
場合を考える。これは、ポストコマンドに対して3回と
も無応答であるといった状態で判断できる。このとき
は、エラーコードを“3111”とする。こうした場
合、受信側で受信用紙をセットする時間やあるいは停電
が回復するまでの時間を考慮すると、短時間でリダイヤ
ルをしても無駄となる。そこで、リダイヤルの間隔を1
5分というように長い時間に設定する。
行っても、更に接続が不可能な場合には、他の原因によ
り容易に回復できないことも考えられる。そこで、無駄
なリダイヤルを防止するために、リダイヤル回数を2回
と限定する。
える。この場合は、エラーコードを“3500”にす
る。リダイヤルは停電が回復すればすぐに実行すればよ
い。リダイヤル回数は自由に設定すればよい。
に応じない、あるいは受信側が電話機のため音声が返っ
てきたというような場合、呼接続待ちタイムアウトとい
う状況でこの状態が判断できる。このときは、エラーコ
ードを“12AA”とし、リダイヤルをしないと決定す
る。即ち、リダイヤルをしても必ずしも受信側で正しい
応答が行われないと判断されるからである。
スイッチを押し下げて送信をキャンセルした場合、ある
いは送信中に送信を停止するスイッチを押し下げて通信
が中断されたりキャンセルされたりした場合を考える。
これらは、ストップキーを押し下げたことを検出するこ
とにより判断できる。このとき、エラーコードは“10
01”あるいは“3A00”とする。こうした場合、オ
ペレータの側に特別の事情があると考えられるから、自
動的にリダイヤル処理をするのは不適切である。従っ
て、リダイヤルをしないという設定を行う。
その機能がないことがある。相手方に親展受信機能がな
いかどうかは、NSF信号等の検出ビットを利用して判
断することができる。また、中継依頼送信等を要求した
場合、受信側にその機能がないことがある。これも同様
の方法で検出が可能である。こうした場合、エラーコー
ドを“5678”あるいは“5679”と設定する。こ
れもリダイヤルをする意味がないからリダイヤルをしな
いと設定する。
や記号等を組み合わせた任意の形態でよい。送信側や受
信側から見たときに、それぞれ数多くのエラー形態があ
るため、分類可能な判別しやすい桁数で表現するとよ
い。例えば、図の例のように3〜4桁程度の16進数の
英数字を用いると表現がしやすい。更に、先頭の数字
が、例えば“1”で始まれば受信側につながる前のエラ
ーであるとか、“2”で始まれば手順上のフェーズBで
のエラーであるといった分類をしておくと判断がしやす
くなる。なお、リダイヤルの間隔や回数等については、
エラーコードを見て、オペレータが手動で設定するよう
にしても構わない。
トを示す。この図により、上記のような具体例3のファ
クシミリ装置の動作を説明する。なお、このフローチャ
ートに示す動作に移行する前に、ファクシミリ装置は既
に、発呼、ネゴシエーション等を経て、原稿の一部を送
信し始めている。
すると、ステップS2で、送信原稿の画像情報を保存し
たままにする。即ち、図1に示した通信バッファ用RA
M8に対し、メモリ送信用として予め読み込んだ全ての
原稿の画像情報を、消去させないように保存しておく。
通常は、回線を切断すると自動的にメモリ中の画像情報
が消去されてしまうからである。次のステップS3にお
いて、通信エラーが発生したそのときの状態を通信結果
格納部25(図11)に記憶する。そして、CPU11
は、この通信結果に基づいて、既に説明した要領でエラ
ーコードを生成して、図11に示したエラーコード記憶
部21に記憶する。
基づき、図11に示すリダイヤル有無表示部24にリダ
イヤルの有無、即ちリダイヤルをすべきかどうかの情報
を記憶する(ステップS5)。次のステップS6では、
この情報を参照してリダイヤルが必要かどうかを判断す
る。リダイヤルが必要であればステップS7に進み、リ
ダイヤル回数とリダイヤル間隔とを決定し、図11に示
すリダイヤル回数格納部22とリダイヤル間隔格納部2
3に記憶する。
タイマをセットする。そして、ステップS9で、時間待
ちを行う。タイムアップした場合には、ステップS10
に進み、リダイヤルを実行する。その後通信が正常に終
了するかどうかを監視する。なお、このとき、既に具体
例1や具体例2を用いて説明した要領で、CPU11の
制御によるネゴシエーションが実行され、所定のデータ
レートでの通信が実行される。
る。また、通信エラーが生じた場合には、ステップS1
1からステップS12に進み、その通信のエラーコード
を生成する。次にステップS13で、記憶されている前
回のエラーコードと今回のエラーコードとを比較する。
前回のエラーコードと今回のエラーコードとが等しい場
合には、ステップS14で、リダイヤル回数のデクリメ
ントを行って、その結果をリダイヤル回数格納部22に
格納する。ステップS15でこのリダイヤル回数がゼロ
より大きいか判断する。リダイヤル回数がゼロより大き
ければステップS8にもどり、再び、リダイヤルを繰り
返す。リダイヤル回数がゼロならば、これ以上のリダイ
ヤルをしないで、ステップS16へ進み、通信エラー表
示処理を行う。
を解除するのは、メモリ送信用に保存していた画像情報
を開放し、他の通信に利用できるようにするためであ
る。リダイヤルをしないと判断された場合には、それ以
上画像情報を保存しておくと、他の処理の効率を低下さ
せ、メモリ資源が無駄になるからである。ステップS1
7において、通信エラー表示を行うのは、これ以上リダ
イヤルをしない旨をオペレータに通知して、通信エラー
に対する後処理をオペレータに要求するためである。こ
の通信エラー表示は、ファクシミリ装置の操作・表示部
16(図1)に表示する。
ドと今回のエラーコードとが異なると判断されたとき
は、ステップS2に戻って、新たな通信エラーが発生し
た場合の処理を実行する。なお、通信エラーが多発する
回線では、上記ステップS13で、前回のエラーコード
と今回のエラーコードとが異なると判断されたときに、
ステップS2に戻って、リダイヤル回数やリダイヤル間
隔を新たに設定するようにした場合、いつまでもリダイ
ヤルが終了しないことが考えられる。
ーコードとが異なると判断されたとき、そのままステッ
プS16に進んで、通信エラー表示処理を行うようにし
てもよい。また、エラーコードの内容にかかわりなく、
リダイヤル回数に上限を設けて、合計リダイヤル回数が
上限をこえた場合には、無条件にステップS16に進ん
で、通信エラー表示処理を行うようにしてもよい。
通信エラーが発生したとき、その通信エラーの原因を示
す通信管理情報を収集して、リダイヤル処理により再接
続が可能と判断した場合には画像メモリの内容を保存
し、リダイヤル処理の後、新たな伝送モードが選択され
て通信が再開されたとき、その画像メモリの内容を読み
出して送信するようにすれば、自動的なリダイヤル処理
が可能になる。また、再接続が不能な場合にリダイヤル
処理を繰り返すという無駄も防止できる。
ル処理を実行するまでの待機時間やリダイヤル処理を繰
り返す制限回数を設定することによって、無駄なリダイ
ヤルを数多く繰り返す無駄を防止することができる。こ
うして、リダイヤル制御を完了するまで、通信エラーの
原因を表示する情報を通信管理情報蓄積手段に保持して
おき、これを制御手段が参照することによって、常に最
適なリダイヤル制御が可能となる。
る。
ート(その1)である。
ート(その2)である。
ート(その3)である。
ーチャート(その1)である。
ーチャート(その2)である。
ーチャート(その3)である。
ある。
ート(その1)である。
ャート(その2)である。
の説明図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 回線と接続されて通信を行うモデムと、
このモデムの動作と画像情報の送受信を制御する制御手
段と、通信管理情報を格納する通信管理情報蓄積手段と
を備え、 回線接続後、前記モデムと被呼局のモデムとの間で前記
制御手段の制御無しにトレーニングを行って、データレ
ート決定のための独自のネゴシエーションを実行し、そ
のネゴシエーションが成立しないで通信エラーによる回
線切断処理が行われたとき、 前記通信管理情報蓄積手段がその通信管理情報を格納し
て保存し、 前記制御手段は、 前記通信管理情報蓄積手段に保存された通信管理情報を
参照して、前記通信エラーに基づくリダイヤル処理を実
行するとき、前記モデムによる独自のネゴシエーション
を排除して、制御手段が前記モデムを制御するネゴシエ
ーションを実行し、このネゴシエーションの結果通信可
能なデータレートの伝送モードを選択することを特徴と
するファクシミリ装置。 - 【請求項2】 回線と接続されて通信を行うモデムと、
このモデムの動作と画像情報の送受信を制御する制御手
段と、通信管理情報を格納する通信管理情報蓄積手段と
を備え、 回線接続後、前記モデムと被呼局のモデムとの間で前記
制御手段の制御無しにトレーニングを行って、独自のネ
ゴシエーションを実行し、そのネゴシエーションの結果
決定したデータレートの伝送モードで通信を開始し、そ
の後、通信エラーで回線切断処理が行われたとき、前記
通信管理情報蓄積手段がその通信管理情報を格納して保
存し、 前記制御手段は、 前記通信管理情報蓄積手段に保存された通信管理情報を
参照して、前記通信エラーに基づくリダイヤル処理を実
行するとき、前記モデムによる独自のネゴシエーション
を排除して、制御手段が前記モデムを制御するネゴシエ
ーションを実行し、このネゴシエーションの結果通信可
能なデータレートの伝送モードを選択することを特徴と
するファクシミリ装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のファクシミリ
装置において、 送信すべき画像情報を予め蓄積しておく画像メモリを備
え、 制御手段は、 通信エラーが発生したとき前記画像メモリの内容を保存
し、リダイヤル処理後、新たな伝送モードが選択されて
通信が開始されたとき、前記画像メモリの内容を読み出
して送信することを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項4】 回線と接続されて通信を行うモデムと、
このモデムの動作と画像情報の送受信を制御する制御手
段と、通信管理情報を格納する通信管理情報蓄積手段と
を備え、 前記制御手段は、 前記通信管理情報蓄積手段に保存された通信管理情報を
参照して、通信エラーの原因に応じたリダイヤル制御を
行うことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載のファクシミリ装置にお
いて、 送信すべき画像情報を予め蓄積しておく画像メモリを備
え、 制御手段は、 通信エラーが発生したとき、その通信エラーの原因を示
す通信管理情報を収集して、 リダイヤル処理により再接続が可能と判断したときは、
前記画像メモリの内容を保存し、リダイヤル処理後、新
たな伝送モードが選択されて通信が開始されたときに
は、前記画像メモリの内容を読み出して送信することを
特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載のファクシミリ装置にお
いて、 制御手段は、 リダイヤルをしても、被呼局の機能上通信ができないと
判断したときは、画像メモリの内容を保存しないで、リ
ダイヤルを中止することを特徴とするファクシミリ装
置。 - 【請求項7】 請求項5に記載のファクシミリ装置にお
いて、 制御手段は、 強制的な回線の切断により通信エラーが生じたときは、
画像メモリの内容を保存しないで、リダイヤルを中止す
ることを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項8】 請求項5に記載のファクシミリ装置にお
いて、 制御手段は、 リダイヤル処理をしても繰り返し通信エラーが発生する
ときは、画像メモリの内容を保存しないで、リダイヤル
を中止することを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項9】 請求項4に記載のファクシミリ装置にお
いて、 制御手段は、 発生した通信エラーの原因に応じて、リダイヤル処理を
実行するまでの待機時間を設定することを特徴とするフ
ァクシミリ装置。 - 【請求項10】 請求項4に記載のファクシミリ装置に
おいて、 制御手段は、 発生した通信エラーの原因に応じて、リダイヤル処理を
繰り返す制限回数を設定することを特徴とするファクシ
ミリ装置。 - 【請求項11】 請求項9または10に記載のファクシ
ミリ装置において 通信エラーに基づくリダイヤル制御を完了するまでは、
通信エラーの原因を表示する情報を通信管理情報蓄積手
段に保持しておき、これを制御手段が参照することを特
徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項12】 回線が接続されると、発呼局と被呼局
のモデムが、制御手段を介在させずに独自にトレーニン
グを行って、適切なデータレートの伝送モードを設定す
るためのネゴシエーションを実行し、ネゴシエーション
が成立するまでリトレーニングを繰り返す第1の通信制
御機能と、制御手段が前記モデムを制御して被呼局とネ
ゴシエーションを行い、それぞれデータレートの異なる
複数の伝送モードの中から適切な伝送モードを選択する
第2の通信制御機能とを持ち、 前記第1の通信制御機能によりネゴシエーションが成立
せず通信エラーとなって回線切断処理がされたとき、 リダイヤル処理によって再び回線が接続されると、前記
第1の通信制御機能を排除して、前記第2の通信制御機
能によりネゴシエーションを開始することを特徴とする
ファクシミリの通信制御方法。 - 【請求項13】 回線が接続されると、発呼局と被呼局
のモデムが、制御手段を介在させずに独自にトレーニン
グを行って、適切なデータレートの伝送モードを設定す
るためのネゴシエーションを実行し、ネゴシエーション
が成立するまでリトレーニングを繰り返す第1の通信制
御機能と、制御手段が前記モデムを制御して被呼局とネ
ゴシエーションを行い、それぞれデータレートの異なる
複数の伝送モードの中から適切な伝送モードを選択する
第2の通信制御機能とを持ち、 前記第1の通信制御機能によりネゴシエーションが成立
して、通信が開始された後に通信エラーとなって回線切
断処理がされたとき、 リダイヤル処理によって再び回線が接続されると、前記
第1の通信制御機能を排除して、前記第2の通信制御機
能によりネゴシエーションを開始することを特徴とする
ファクシミリの通信制御方法。 - 【請求項14】 請求項12または13に記載のファク
シミリの通信制御方法において、 第1の通信制御機能は、ITU−T勧告V.34で規定
された機能で、第2の通信機能は、ITU−T勧告V.
34で規定された機能以外の通信能力であって、それぞ
れデータレートの異なる2種以上の通信能力のうちか
ら、発呼局と被呼局の双方が備えたものを選択する機能
であることを特徴とするファクシミリの通信制御方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP08934898A JP3707036B2 (ja) | 1997-03-28 | 1998-03-18 | ファクシミリ装置とファクシミリの通信制御方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
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JP9-77986 | 1997-12-12 | ||
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JP3707036B2 JP3707036B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=26419046
Family Applications (1)
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JP08934898A Expired - Lifetime JP3707036B2 (ja) | 1997-03-28 | 1998-03-18 | ファクシミリ装置とファクシミリの通信制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1032240A2 (en) | 1999-02-22 | 2000-08-30 | Canon Kabushiki Kaisha | ISDN communication apparatus with fall-back function |
US7978753B2 (en) | 1998-01-26 | 2011-07-12 | Aware, Inc. | Multicarrier transmission system with low power sleep mode and rapid-on capability |
JP2018074509A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | コニカミノルタ株式会社 | ファクシミリ通信装置 回線断判定方法およびプログラム |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP08934898A patent/JP3707036B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US8611404B2 (en) | 1998-01-26 | 2013-12-17 | Tq Delta, Llc | Multicarrier transmission system with low power sleep mode and rapid-on capability |
US8750352B2 (en) | 1998-01-26 | 2014-06-10 | Tq Delta, Llc | Multicarrier transmission system with low power sleep mode and rapid-on capability |
US9094268B2 (en) | 1998-01-26 | 2015-07-28 | Tq Delta, Llc | Multicarrier transmission system with low power sleep mode and rapid-on capability |
US9521003B2 (en) | 1998-01-26 | 2016-12-13 | Tq Delta, Llc | Multicarrier transmission system with low power sleep mode and rapid-on capability |
EP1032240A2 (en) | 1999-02-22 | 2000-08-30 | Canon Kabushiki Kaisha | ISDN communication apparatus with fall-back function |
EP1032240A3 (en) * | 1999-02-22 | 2006-11-29 | Canon Kabushiki Kaisha | ISDN communication apparatus with fall-back function |
JP2018074509A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | コニカミノルタ株式会社 | ファクシミリ通信装置 回線断判定方法およびプログラム |
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JP3707036B2 (ja) | 2005-10-19 |
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