JP3591116B2 - ファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話回線を利用したコンピュータ等のセンタ装置によるファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時のファクシミリ装置には、電話回線を介して接続されたコンピュータ等のセンタ装置によって、遠隔から故障診断、故障修復等が行える、いわゆるリモートメンテナンス(遠隔保守)機能を備えたものが普及しつつある。
図4には、このファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法の動作の一例を示している。図中の(ア)〜(ケ)は各動作に対する符号である。
【0003】
サービスセンタにはコンピュータ等のセンタ装置PCを備えて、このセンタ装置PCから、定期的に、あるいは電話などによる故障修復依頼などによって、メンテナンス契約などを結んだ該当ファクシミリ装置Fを呼び出す(ア)。呼び出されたファクシミリ装置Fでは自動着信して、送信要求信号とともにアドレスデータを受信すると、このアドレスデータを基にして、送信するメンテナンス情報(例えば、動作パラメータ)のみを取り出して、センタ装置PCに送信する(イ)〜(エ)。
【0004】
一方、メンテナンス情報を受けたセンタ装置PCでは、画面表示やキー操作などによって、受信したメンテナンス情報を参照、解析し、必要があれば、データの変更や追加を行った後に、受信要求信号とともにアドレスデータを送信し、続いて、故障修復などに必要となるメンテナンス情報をファクシミリ装置Fに送信してから、回線を切断する(オ)〜(ケ)。
【0005】
このようにセンタ装置PCでは、ファクシミリ装置Fの動作状態を遠隔地からでも電話回線を介して知ることができるので、この動作状態が分かれば簡単に修復できる故障に対しては、回線接続時間t0中にメンテナンス情報を変更して簡単に対処できる。このため、サービスマンがわざわざファクシミリ装置Fの設置場所まで出向く回数が減る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法では、センタ装置において、ファクシミリ装置からメンテナンス情報を受信し、その情報の解析や変更作業に時間がかかった場合、その間も電話回線が接続されたままになっているので、通信料金が加算され続けるといった問題があった。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みて提案されたものであり、センタ装置において、メンテナンス情報を解析、変更している間は、電話回線を切断することで通信料金が節約できるファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法は以下の提案をする。
請求項1では、コンピュータを含むセンタ装置が、電話回線を介してファクシミリ装置を呼び出し、このファクシミリ装置の各種設定情報を含むすべてのメンテナンス情報を受信した後、一旦電話回線を切断して、上記メンテナンス情報のうち必要なものが操作により変更された後、再度上記ファクシミリ装置を呼び出して、変更した情報を含んだすべてのメンテナンス情報を返信する。
【0009】
また、センタ装置は、ファクシミリ装置の各種設定情報を含むすべてのメンテナンス情報を受信して、この受信したすべての情報を変更の対象とする。これによって、センタ装置では送信を要求する1つのメンテナンス情報のみをアドレスなどによって指定する必要がなくなる。
【0010】
請求項2では、上記すべてのメンテナンス情報には、ファクシミリ装置のスイッチ設定状態や動作パラメータなどの故障原因を解析するために必要な情報の他に、制御プログラムや、ワンタッチ・短縮ダイヤル用番号、発信元表示データなどの各種設定情報も含まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法を説明するための図である。図において▲1▼〜▲9▼は、ファクシミリの通信手順において送受信される各信号に付加した番号である。
【0012】
コンピュータなどのセンタ装置PCは、予め定められた時間間隔で定期的に行った信号送信に対してエラーコードを受信したり、電話などによって故障修復依頼などを受けたときに、その該当するファクシミリ装置Fを呼び出す(▲1▼)。
呼び出されたファクシミリ装置Fでは自動着信して、ファクシミリ通信手順の非標準手順信号(例えば、周波数変調方式、通信速度300BPS)などで、送信要求信号を受信すると、メモリ等に格納された動作パラメータ等のメンテナンス情報を、センタ装置PCに送信する(▲2▼,▲3▼)。
【0013】
これを受けたセンタ装置PCでは、一旦電話回線を切断して、メンテナンス情報を参照し、必要があれば内容を変更する(▲4▼,▲5▼)。
その後、再度、ファクシミリ装置Fを呼び出して電話回線を接続し、ファクシミリ装置Fに受信要求信号を送信して、変更後のメンテナンス情報を返信し、返信が終了すれば電話回線を切断する(▲6▼〜▲9▼)。
【0014】
このように、センタ装置PCでは、メンテナンス情報を受信するときと、メンテナンス情報を返信するときとで、別々の時間に電話回線を接続するので、特にメンテナンス情報の変更(▲5▼)に多くの時間を費やしたときには、従来の回線接続時間t0(図4参照)に比べて、回線接続時間t1,t2を短縮することができる。
【0015】
なお、上記メンテナンス情報等のやり取りは、必ずしも、低速の非標準手順信号で行う必要はなく、高速(例えば、直交位相振幅変調方式、通信速度14.4KBPS)で行っても構わない。
また、本発明方法では、センタ装置PCでは、ファクシミリ装置Fが有しているすべてのメンテナンス情報を受信して、変更の対象とするとともに、変更した後は、変更した情報だけではなく、すべてのメンテナンス情報をファクシミリ装置Fに返信している。
【0016】
このため、センタ装置PCとファクシミリ装置Fの双方では、アドレス等によって、処理対象とするメンテナンス情報を指定する必要がなくなるとともに、ファクシミリ装置Fでは、返信されたメンテナンス情報をそのまま格納して、以降、この内容に従って動作することができる。
図2には、上述した本発明方法を実施するための通信システムの構成を示している。
【0017】
サービスセンタなどに設置されたセンタ装置PCは、電話回線Lを介して複数のファクシミリ装置Fを接続しており、各ファクシミリ装置Fからメンテナンス情報を受信すると、CRT画面c1等にその情報を表示し、内容を参照、解析しながら、キーボードc2等を操作して、必要に応じて設定内容の変更や追加を行うことができる。また、変更や追加が終了すると、キーボードc2の操作により、ファクシミリ装置Fにメンテナンス情報を返信する。
【0018】
図3には、ファクシミリ装置Fの内部構成の一例をブロック図で示している。
図において、1はCPU等で構成され、以下の各部を制御する信号処理部、2は電話回線Lに対する発信、着信の網制御を行うとともに、モデムを備えてファクシミリ通信手順を実行し画像データなどの送受信を行なう回線制御部、3はROMやRAM等で構成され、このファクシミリ装置Fの障害解析のために必要なデータ、各自の設定データ、各種プログラムなどで構成されたメンテナンス情報、4は液晶画面やLED等で構成された表示部、5は各種操作キーやスイッチ等で構成された操作部、6は受信画像を記録紙に印字出力する印字出力部、7は送信原稿の画像を読み取る画像読取部である。
【0019】
なお、メンテナンス情報には、このファクシミリ装置Fの動作パラメータ3a、ワンタッチ・短縮ダイヤル用番号3b、制御プログラム3cなどを有している。動作パラメータ3aには、変復調方式、通信速度などが設定されており、定期点検や障害解析に利用される。制御プログラム3cは、データ破壊やバージョンアップ時などに入れ換えができ、センタ装置PCからの実行要求によって実行させることを可能にしている。
【0020】
また、短縮・ワンタッチダイヤル用番号3bや、その他の設定データである発信元表示、予約送信などは、通常、このファクシミリ装置Fの操作部5の操作によって設定されるが、センタ装置PCでも、各ファクシミリ装置Fに対する有効なサービスとして、代行実施することができる。
なお、動作パラメータ3aには、変復調方式、通信速度などが設定されている。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明の請求項1、2係るファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法によれば、以下の効果を奏する。
請求項1によれば、通信時間はメンテナンス情報を送受している間だけであり、センタ装置においてファクシミリ装置から受信したメンテナンス情報を参照、変更している間は、電話回線の接続を切断するので、回線の占有時間の短縮が図れ、その間にファクシミリ装置で通常のファクシミリ受信をすることができる。また、例えば、故障原因の解析などに時間を要し、センタ装置からメンテナンス情報をファクシミリ装置に返信するまでの時間が長引いたとしても、従来と比べ、回線接続時間を短縮できるので通信料金が節約できる。
【0022】
また、請求項1のセンタ装置は、ファクシミリ装置からすべてのメンテナンス情報を受信し変更の対象とするので、特定の情報を指定する信号を送受する必要がなくなり、通信手順が簡略化できる。また、故障原因の解析に複数のメンテンナンス情報が必要な場合でも、一度だけファクシミリ装置にデータ送信要求を行うだけでよい。
【0023】
また、センタ装置では、すべてのメンテナンス情報をファクシミリ装置に返信するので、ファクシミリ装置では、メンテナンス情報の変更の有無に関係なく、受信したメンテナンス情報をそのまま以降の動作に利用できる。よって、ファクシミリ装置の構成が簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法の一例を説明する図である。
【図2】本発明方法を実施するための通信システムの一例を示すシステム構成図である。
【図3】本発明方法を実施するためのファクシミリ装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
【図4】従来のファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法の一例を説明する図である。
【符号の説明】
▲1▼〜▲9▼・・・本発明に係るファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法によって送受信される信号に付加した番号
t1,t2・・・回線接続時間
L・・・電話回線
PC・・・センタ装置
F・・・ファクシミリ装置
1・・・信号処理部
3・・・メンテナンス情報
3a・・・動作パラメータ
3b・・・短縮・ワンタッチダイヤル用番号
3c・・・制御プログラム
Claims (2)
- コンピュータを含むセンタ装置が、電話回線を介してファクシミリ装置を呼び出し、このファクシミリ装置の各種設定情報を含むすべてのメンテナンス情報を受信した後、一旦電話回線を切断して、上記メンテナンス情報のうち必要なものが操作により変更された後、再度上記ファクシミリ装置を呼び出して、変更した情報を含んだすべてのメンテナンス情報を返信することを特徴とするファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法。
- 請求項1において、
上記すべてのメンテナンス情報には、スイッチ設定情報および動作パラメータを含む故障原因解析情報、制御プログラム、ワンタッチ・短縮ダイヤル用番号、発信元表示データが含まれている、ファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP05441896A JP3591116B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP05441896A JP3591116B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法 |
Publications (2)
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JPH09247330A JPH09247330A (ja) | 1997-09-19 |
JP3591116B2 true JP3591116B2 (ja) | 2004-11-17 |
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ID=12970163
Family Applications (1)
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JP05441896A Expired - Lifetime JP3591116B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | ファクシミリ装置のリモートメンテナンス方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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JP4070772B2 (ja) | 2005-02-17 | 2008-04-02 | シャープ株式会社 | メンテナンス情報通信端末、それを備えてなる画像形成装置、メンテナンス情報管理ホストおよび通信方法 |
-
1996
- 1996-03-12 JP JP05441896A patent/JP3591116B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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