JP3356665B2 - ファクシミリ装置およびその信号検出方法 - Google Patents

ファクシミリ装置およびその信号検出方法

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JP3356665B2 JP30881897A JP30881897A JP3356665B2 JP 3356665 B2 JP3356665 B2 JP 3356665B2 JP 30881897 A JP30881897 A JP 30881897A JP 30881897 A JP30881897 A JP 30881897A JP 3356665 B2 JP3356665 B2 JP 3356665B2
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signal
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一規 宮崎
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日本電気テレコムシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU−T(In
ternational Telecommunica
tion Union)の勧告V.8の全二重通信方式
に従って通信を行うファクシミリ装置およびその信号検
出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,ITU−Tの勧告V.8(一般電
話網におけるデータ伝送のセッション開始手順)および
V.34(一般電話網で使用する28800bpsまで
のデータ信号速度で動作するモデム)に準拠したファク
シミリ装置の全二重通信では、たとえば特開平8−29
8579号公報に示されるように、回線接続後、被呼側
が発呼側に対してANSam(変形応答トーン)信号を
送出する。そして、発呼側は、この被呼側から送られて
くるANSam信号を検出すると、所定の間、無音を送
出した後にCM(起呼メニュー)信号を送出して、自身
の機能、たとえば自身がファクシミリ装置,電話機ある
いはデータモデムであるかなどの情報を被呼側に通知す
る。
【0003】一方、被呼側はANSam信号の送出中に
発呼側から送られてくるCM信号の検出を行う。以後、
V.8手順を継続して終了後に、V.34手順に移行し
て通信を行っている。この被呼側の行うANSam信号
の送出は、あらかじめ設定された所定時間、たとえば
2.5秒から4秒間、行っている。発呼側と被呼側との
回線接続のタイミングや回線状況により、このANSa
m信号の検出に時間がかかる場合がある。この場合、被
呼側のANSam信号送出時間がタイムアウトする直前
に発呼側がANSam信号を検出し、CM信号を送出し
たときには、一度T30(一般電話網での文書ファクシ
ミリ伝送手順)のシーケンスに戻り、再度V.8シーケ
ンスを実行している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したこの種のファ
クシミリ装置では、第1の問題点としては、発呼側で受
信するANSam信号は、回線状況の過渡的変化の影響
を受け、検出に時間がかかることがあり、その結果、通
信が成立しない場合がある。
【0005】また、第2の問題点としては、被呼側で受
信するCM信号は、このCM信号の振幅および位相の過
渡的変化の影響に加えて、自身が送出しているANSa
m信号信号の装置内の回り込みや回線エコーの影響を受
け、検出に時間がかかることがあり、その結果、通信が
成立しない場合がある。
【0006】本発明の目的は、ITU−T勧告のV.8
およびV.34の全二重通信方式に準拠するファクシミ
リ装置で、V.8手順に有効に対応でき、迅速な通信動
作を得ることができるファクシミリ装置およびその信号
検出方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ装
置は、全二重通信方式に従って通信を行うファクシミリ
装置で、回線接続後のANSam信号送出中の所定時間
内にCM信号の周波数成分を検出した場合に、ANSa
m信号の送出時間を延長してCM信号を受信認識する。
【0008】また、本発明のファクシミリ装置は、全二
重通信方式に従って通信を行う通信制御手段を有するフ
ァクシミリ装置において、前記通信制御手段は、回線接
続後のANSam信号送出中の所定時間内にCM信号の
周波数成分を検出した場合にモデムから送出するANS
am信号の送出時間を延長するデータ設定部と、このデ
ータ設定部に設定された時間に基づきモデムで検出され
るCM信号の受信認識判定を行う判定部とを備え、前記
データ設定部は、ANSam信号の送出時間を操作入力
によりあらかじめ任意に設定可能であり、前記判定部
は、CM信号の受信失敗回数を計数する構成とすること
も可能である。
【0009】本発明のファクシミリ装置における信号検
出方法は、全二重通信方式に従って通信を行うファクシ
ミリ装置における信号検出方法において、回線を接続し
た後、被呼側でANSam信号を送出し、所定の時間内
に発呼側から送られてくるCM信号の周波数成分を検出
し、このCM信号の周波数成分を検出した場合には,A
NSam信号の送出時間を延長する。
【0010】また、ANSam信号の送出時間を延長し
CM信号を受信認識した場合には、被呼側でJM信号を
送出し、発呼側から送られてくるCJ信号を検出した後
にV.34手順に移行する。ANSam信号の送出時間
は、任意に設定可能である。
【0011】本発明によれば、ファクシミリ通信手順を
通信制御手段により実現し、ANSam信号送出中のC
M信号の周波数成分を検出することで、ANSam信号
の送出時間を延長するように切り替える。これにより、
CM信号検出を正確に行い最適な通信時間の確保を提供
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明のファクシミリ装置
の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】図1を参照すると、NCU(ネットワーク
コントロールユニット)1は、電話回線との接続制御,
相手先ファクシミリ番号に対応するダイヤル情報の送出
および着呼検出機能を有する。モデム2は、NCU1を
介して送受信するデータの変復調およびV.8通信手順
を可能とする機能を有する。画像処理部3は画像データ
の符号化および復号化を行う。読取部4は送信原稿を読
み取る。記録部5は受信した画像データや読取部4で読
み取った画像データを記録紙上に記録する。
【0014】通信制御部6は、ファクシミリ通信手順を
制御するもので、操作入力されるANSam信号の送出
時間の延長データを受信するANSam信号延長データ
受信部61と、回線接続後のANSam信号送出中の所
定時間内にCM信号の周波数成分を検出した場合にAN
Sam信号の送出時間の延長設定をモデム2に対して行
うANSam信号送出時間延長設定部62と、モデム2
での検出動作に基づきCM信号の受信認識判定を行うC
M信号受信判定部63とを備える。
【0015】ANSam信号送出時間延長設定部62
は、ANSam信号延長データ受信部61から起動さ
れ、指定された時間を設定するタイマ(図示せず)を有
している。また、CM信号受信判定部63は、CM信号
の受信失敗回数をカウントする計数手段(図示せず)を
有し、これを表示させることができる。この表示をファ
クシミリ装置のオペレータが見て、ANSam信号の延
長時間の設定値を操作入力指定により、再調整すること
が可能となる。
【0016】ROM7はファクシミリ装置全体を制御す
るプログラムを記憶している。RAM8は各種情報を一
時的に記憶する。操作部9はANSam信号の送出時間
の設定を含め相手先電話番号など各種情報の入力操作を
行うための各種キーを備えている。表示部10は操作入
力された各種情報を表示するためのものである。制御部
11は、ROM7に記憶されたプログラムを読み出し、
このプログラムにより必要に応じRAM8を用いてファ
クシミリ装置各部を制御する。
【0017】次に、本発明のファクシミリ装置が被呼側
となった場合の実施の形態の動作について、図1および
図2を参照して説明する。
【0018】始めに、本発明のファクシミリ装置が通信
動作を開始するとき、制御部11は通信制御部6に対
し、通信制御に必要な情報と共に通信開始の指示を行
う。通信制御部6は、発呼側の電話交換機からの呼出信
号をNCU1を通して検出すると(ステップ1:S1と
略称する。以下同様)、NCU1を制御して発呼側との
間の回線を接続する(S2)。
【0019】次に、通信制御部6は回線の接続完了後
に、モデム2に対してANSam信号の送出とCM信号
の検出に必要なセットアップ処理を行い(S3)、AN
Sam信号を所定時間(通常、2.5秒から4.0秒)
送出させる(S4)。このANSam信号送出中にCM
信号の周波数成分を検出した否かを判断し(S5)、該
当周波数を検出した場合には、ANSam信号の送出時
間を指定された時間、たとえば6秒に延長する(S
6)。そして、通信制御部6はモデム2からの情報によ
りCM信号を受信認識できたか否かを判定する(S
7)。
【0020】通信制御部6はこのCM信号を認識する
と、CM信号に応答して自身の機能を示すJM(共通メ
ニュー)信号を発呼側に送出する(S8)。これらのC
M信号およびJM信号の交換により、発呼側と被呼側と
の間における変調モードが決定される。発呼側では、J
M信号を検出するとその確認およびCM信号の終了を示
すCJ信号を送出するので、被呼側では、このCJ信号
を検出(S9)した後、V.34手順に移行して画情報
の送受信を行う(S10)。
【0021】なお、本実施の形態では、V.8機能を有
するファクシミリ装置について記述したが、本発明は
V.8機能を備えCM信号の検出動作を行う他の端末に
も適用することが可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の効果は、発呼側でANSam信号の検出が遅れた場
合、被呼側でのCM信号検出が不可能になるが、これを
検出可能とし、迅速な通信動作が得られる。この理由
は、被呼側のANSam信号送出中に、発呼側からのC
M信号の周波数成分の検出を行うことにより、発呼側が
CM信号を送出し始めていることを瞬時に判断し、AN
Sam信号の送出時間を延長し、V.8手順の動作シー
ケンスを確保できるからである。
【0023】また、第2の効果は、CM信号の振幅およ
び位相の過渡的変化の影響に加えて、自身が送出してい
るANSam信号の装置内の回り込みや回線エコーの影
響を受けてもCM信号の検出を可能とし、迅速な通信動
作が得られるということである。その理由は、第1の効
果の理由と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のファクシミリ装置の実施の形
態の構成を示すブロック図である。(b)は(a)にお
ける通信制御部の内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のファクシミリ装置における信号検出方
法の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 NCU 2 モデム 3 画像処理部 4 読取部 5 記録部 6 通信制御部 7 ROM 8 RAM 9 操作部 10 表示部 11 制御部 61 ANSam信号延長データ受信部 62 ANSam信号送出時間延長設定部 63 CM信号受信判定部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全二重通信方式に従って通信を行うファ
    クシミリ装置で、回線接続後のANSam信号送出中の
    所定時間内にCM信号の周波数成分を検出した場合に、
    ANSam信号の送出時間を延長してCM信号を受信認
    識することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 全二重通信方式に従って通信を行う通信
    制御手段を有するファクシミリ装置において、前記通信
    制御手段は、回線接続後のANSam信号送出中の所定
    時間内にCM信号の周波数成分を検出した場合にモデム
    から送出するANSam信号の送出時間を延長するデー
    タ設定部と、このデータ設定部に設定された時間に基づ
    きモデムで検出されるCM信号の受信認識判定を行う判
    定部とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記データ設定部は、ANSam信号の
    送出時間を操作入力によりあらかじめ任意に設定可能で
    あることを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記判定部は、CM信号の受信失敗回数
    を計数することを特徴とする請求項2または3記載のフ
    ァクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 全二重通信方式に従って通信を行うファ
    クシミリ装置における信号検出方法において、回線を接
    続した後、被呼側でANSam信号を送出し、所定の時
    間内に発呼側から送られてくるCM信号の周波数成分を
    検出し、このCM信号の周波数成分を検出した場合に
    は,ANSam信号の送出時間を延長することを特徴と
    するファクシミリ装置における信号検出方法。
  6. 【請求項6】 ANSam信号の送出時間を延長しCM
    信号を受信認識した場合には、被呼側でJM信号を送出
    し、発呼側から送られてくるCJ信号を検出した後に
    V.34手順に移行することを特徴とする請求項5記載
    のファクシミリ装置における信号検出方法。
  7. 【請求項7】 ANSam信号の送出時間は、任意に設
    定可能であることを特徴とする請求項5または6記載の
    ファクシミリ装置における信号検出方法。
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