JPH0628313U - パイプ等の保持具 - Google Patents

パイプ等の保持具

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JPH0628313U
JPH0628313U JP6911492U JP6911492U JPH0628313U JP H0628313 U JPH0628313 U JP H0628313U JP 6911492 U JP6911492 U JP 6911492U JP 6911492 U JP6911492 U JP 6911492U JP H0628313 U JPH0628313 U JP H0628313U
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JP
Japan
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clamp
pipes
pipe
holder
piece
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Pending
Application number
JP6911492U
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English (en)
Inventor
晋 阿曽
正英 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 挟み込みのための作業時期の異なるパイプ等
に対しても対応できるようにする。 【構成】 少なくとも一対のクランプ片1,2間でパイ
プ等Pを挟み込んで保持するようにした保持具におい
て、パイプ等Pを保持するためのクランプ部C1,C2
を複数箇所に設定するとともに、これらのクランプ部C
1,C2を個別に開閉できるようにする。これによっ
て、作業時期が異なるパイプ等Pに対しても対応するク
ランプ部C1,C2を個別に開閉させることでこれらの
挟み込みの作業が可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はパイプ、その他ロッド、ホースあるいはハーネス等(以下、パイプ 等という)をボディパネル等に対して固定するための保持具に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
自動車の内部には種々の配管がされており、これらをボディパネルに固定する 場合には、従来より合成樹脂製の保持具が用いられてきた。今までにも種々の方 式のものが開発されており、その中には図9に示すようなものも知られている。 同図に示すものは、パイプ等を上下から挟み込んで保持するタイプのものである 。この保持具50は上下一対のクランプ片51,52により構成され、一方のク ランプ片51にはパイプ保持溝53が形成され、他方のクランプ片52には各保 持溝に入り込んでパイプ等を押さえつける押さえ片54が突出形成されている。 そして、全体は一端側に設けられたヒンジ55によって各保持溝53を同時に開 閉可能になっているとともに、他端側に配置された係脱自在な係止爪対56,5 7によってロックあるいはその解除が可能となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した保持具50を用いてパイプ等を固定する場合に、作業を効 率よく行おうとすると、現場へ搬入する前に予め保持具50へパイプ等を組み付 けておき、現場では保持具自体の固定作業のみを行うようにしておけばよいので あるが、現実にはこのようなパイプ先付けを行えないことがある。例えば、ブレ ーキパイプではパイプメーカ側において保持具への先付けが可能なものであるが 、フューエルパイプ等においてはフューエルタンクに予め接続された状態で現場 へ搬入されるため、このようなものでは保持具の取付けは現場で行った方がよい 。このように、自動車のパイプ等には保持具への取付けが事前に可能であるもの とそうでないものとが混在しているのが現状である。
【0004】 しかし、前記した従来の保持具では作業時期の異なるパイプ等に対応できない 。従来の保持具では全ての保持溝を一斉に閉止する方式であるため、挟み込みの ための作業時期が異なっていたのでは開け閉めが必要となり、到底作業の煩わし さに耐えない。 作業時期の異なるパイプ等に対応する方策としては、作業時期の異なるパイプ 等に個別に対応する保持具を用いることが考えられるが、コスト、取扱性等を考 慮すれば得策とは言えない。また、挟み込みの方式でなく片側のクランプ片のみ によってパイプ等を保持するような形式、つまり保持溝が開放しているようなタ イプによっても一応解決可能であるが、この開放式のものでは保持力確保のため に保持具全体の剛性を高める必要が生じる。つまり、肉厚を厚くする等の措置が 講じられることになるが、これでは保持具の製造コストがアップしてしまう。ま た、開放形式のものでは防振性が要求されるものには不向きである。例えば、パ イプ等を流れる流体の脈動がボディパネル側に伝達されないようにする、といっ たことが要求される箇所では使用できない不具合がある。
【0005】 本考案は上記した事情に鑑みて開発工夫されたものであり、その目的とすると ころは挟み込みのための作業時期の異なるパイプ等に対しても対応可能な保持具 を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の構成は、少なくとも一対のクランプ片間 にはパイプ等を挟み込んで保持するためのクランプ部が複数箇所に配されるとと もに、各クランプ部は個別に開閉可能に形成されていることを特徴とするもので ある。
【0007】
【作用】
保持具へ予め組み付けられた状態で現場へ搬入可能なパイプ等にあっては、搬 入前にクランプ部のうちの一部を利用して挟持する。この状態で現場へ搬入され た保持具は残りのクランプ部は開放状態にあるため、他のパイプはこの開放状態 にあるパイプを利用して挟み付け操作がなされる。
【0008】
【考案の効果】
本考案の効果は次のようである。保持具は複数本のパイプ等を複数の時期に分 けて挟み付けることが可能であるため、単一の保持具によって作業時期の異なる パイプ等に対応可能とすることができる。したがって、作業工程の設定の自由度 を高めることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を具体化した実施例を図面にしたがって詳細に説明する。図1〜 図4は本考案の第1実施例を示すものである。このうち、図1は合成樹脂材によ り成形された保持具Hの全体を示しており、保持具Hはパイプ等Pを上下から挟 み付けることができるよう、上下一対のクランプ片1,2により構成されるとと もに、両クランプ片1,2はその一端側においてサイドヒンジ3により接続され て後述する各クランプ溝4〜6を開閉可能としている。
【0010】 一方、下側クランプ片2の下面中央部には保持具HをボディパネルB側へ固定 させるための係止筒7が垂下されている。係止筒7は略円筒状に形成されかつ下 面側へ開口しボディパネルBの取付孔8への差し込みが円滑になされるようにな っている。また、係止筒7の側面にはそれぞれ撓み変形可能な一対の係止突起9 が突出しており、取付孔8へ弾性的に係合可能である。また、係止筒7の基部側 には取付孔8より大径でかつフランジ状に張り出すシール片10が形成されてい る。 さらに、下側クランプ片2にはボディパネルBの小孔11に適合可能な位置決 め用の突起12が形成されている。
【0011】 本例では上下の両クランプ片1,2には軟質樹脂部13〜16がインサート成 形によってそれぞれ一体に設けられている。この軟質樹脂部13〜16の対向面 は、両クランプ片1,2が閉じられた時に円形断面のクランプ溝4〜6が構成さ れるように形成されている。そしてクランプ部の配置については、サイドヒンジ 3寄りの2箇所のもの4,5は第1段階のクランプ動作によって閉止される第1 クランプ部C1であり、上側クランプ片1の中央部に形成されたセンターヒンジ 17より自由端側のクランプ溝6は第2段階のクランプ動作によって閉止される 第2クランプ部C2となっている。
【0012】 但し、第1クランプ部C1を構成する両クランプ溝4,5はパイプ等を半周分 ずつ覆って全周から包み込むようになっているものの、第2クランプ部C2(軟 質樹脂部16)では台状をなして、単にパイプ等Pの上面を押さえるものとなっ ている。 第1,第2のクランプ部C1,C2の間には第1クランプ部C1側を閉止状態 に保持するために、上下のクランプ片1,2側からそれぞれ係止爪18,19が 対向して形成されており、第1クランプ部C1の閉止動作に伴って弾性的に係合 可能である。一方、第2クランプ部C2の外側には第2クランプ部C2を閉止状 態に保持するために、上側クランプ片1の自由端側には係止爪20が垂下されて おり、これに対し下側クランプ片2には受け片21が張り出し形成されており、 係止爪20はこの受け片21の中央部に貫通して形成された受け溝22へ弾性的 に係合可能となっている。
【0013】 次に、上記のように構成された第1実施例の作用と効果を具体的に説明する。 保持具Hを現場へ搬入する前に、第1クランプ部C1の両クランプ溝4,5に 対してパイプ等Pの保持作業がなされる。この場合、上側クランプ片1を開いて 第1クランプ部C1を全開させておき、この状態でパイプ等Pを下側クランプ片 2側の凹所(クランプ部を構成するへこみ部分)へそれぞれ適合させる。そして 、サイドヒンジ3を中心として上側クランプ片1を閉じ、係止爪18,19相互 を係合させる。これにより、第1クランプ部C1においてパイプ等Pが挟み込ま れて保持され、第1段階のクランプ動作が完了する。このときには、まだ第2ク ランプ部C2は開放状態となっている。
【0014】 現場へ搬入された保持具Hは位置決め用の突起12をボディパネルBの小孔1 1に差し込むとともに、係止筒7を取付孔8へ押し嵌めれば、両係止突起9が取 付孔8へ弾性的に係合して保持具H全体がボディパネルBに対して抜け止めされ る。この後、第2クランプ部C2における下側クランプ片2のへこみ部分にパイ プ等Pを適合させ、センターヒンジ17を中心として第2クランプ部C2を閉じ て係止爪20を受け溝22へ弾性係合させる。これにより、第2クランプ部C2 においてパイプ等Pが挟み込まれて保持され、かくして第2段階のクランプ動作 がなされてパイプ等の固定作業が完了する。
【0015】 以上のように、第1実施例によれば作業時期の異なるパイプ等Pであっても円 滑に固定することが可能となる。 図5は本考案の第2実施例を示すものであり、第1、第2のクランプ部C1, C2を左右対称位置に配置したものであり、つまり上側クランプ片1を中央で2 分割してそれぞれを中央の支持片27からヒンジ28,29を介在して延出して いる。そして、これらを閉止状態に保持する係止爪23〜26は両クランプ片1 ,2の両端に配置されている。 したがって、第2実施例においては第1、第2のクランプ部C1,C2が左右 対称の構造となっているため、ボディパネルに対する保持具の組み付け方向を考 慮する必要がなくなる利点がある。
【0016】 なお、ボディ側への固定のための手段は本考案の要旨外ではあるため、特に第 1実施例のような係止筒とする必要はない。この第2実施例のように撓み変形可 能な錨形状の係止脚34であってもよい。 他の構成は第1実施例と同様であり、もって同様の作用効果を発揮することが できる。 図6は本考案の第3実施例を示すものであり、上側クランプ片1,1に対する ヒンジ30,31を両端に配置し、かつ下側クランプ片2の係止爪32,33を 中央位置において背中合わせ状に形成して、上側クランプ片1の係止爪34,3 5と係合できるようにしている。かくして、挟み込み動作を中央側へ行うように して、両クランプ部C1,C2が別個に開閉可能となる。 他の構成は第2実施例と同様であり、もって同様の作用効果を発揮することが できる。
【0017】 なお、いずれの実施例においてもクランプ部は2カ所に設定したものを例示し たが、その数は必要に応じて増加される。また、クランプ部を閉止状態に保持す るための手段は種々変形が考えられ、例えば図7に示すように、一方側に係止爪 対を36,37を離間配置する一方、他方側の係止爪38をこの間に係入させる ようにするものや、図8に示すように、係止爪39を貫通孔40に係入させるよ うにするものが考慮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の保持具の斜視図
【図2】第1段階の挟み込み動作が行われた状態を示す
断面図
【図3】係止筒の係合状況を拡大して示す断面図
【図4】第2段階の挟み込み動作が行われた状態を示す
断面図
【図5】第2実施例に係る保持具の正面図
【図6】第3実施例に係る保持具の正面図
【図7】クランプ片の閉止状態を保持するためのロック
手段の他例を示す斜視図
【図8】クランプ片の閉止状態を保持するためのロック
手段の別例を示す斜視図
【図9】従来の保持具の正面図
【符号の説明】
1,2…クランプ片 C1,C2…クランプ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対のクランプ片間にはパイ
    プ等を挟み込んで保持するためのクランプ部が複数箇所
    に配されるとともに、各クランプ部は個別に開閉可能に
    形成されていることを特徴とするパイプ等の保持具。
JP6911492U 1992-09-07 1992-09-07 パイプ等の保持具 Pending JPH0628313U (ja)

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