JPH0650706Y2 - 懸吊部材用支持具 - Google Patents

懸吊部材用支持具

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JPH0650706Y2
JPH0650706Y2 JP1990046085U JP4608590U JPH0650706Y2 JP H0650706 Y2 JPH0650706 Y2 JP H0650706Y2 JP 1990046085 U JP1990046085 U JP 1990046085U JP 4608590 U JP4608590 U JP 4608590U JP H0650706 Y2 JPH0650706 Y2 JP H0650706Y2
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Japan
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electric wire
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wire material
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JP1990046085U
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JPH044587U (ja
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幸彦 山下
統理 武本
Original Assignee
株式会社ブレスト工業研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、可とう管やケーブル等の電線資材を吊りボ
ルトに緊締支持するのに好適な懸吊部材用支持具に関す
る。
(従来の技術) 従来、吊りボルト等の懸吊部材に可とう管やケーブル等
の電線資材を固定するには次のような支持具が使用され
ている。
第1に、側面略く字状に屈曲された帯板金具を形成し、
この金具の両端を懸吊部材に係止すると共に、金具の中
央部分で可とう管やケーブルを懸吊部材の側面に圧接固
定するタイプのもの(実開昭51−119461号公報参照)。
第2に、懸吊部材に挟着する挟持具を有し、この挟持具
に側面略U字形状の把持具を設け、この把持具に可とう
管やケーブルを把持するタイプのもの(実開昭52−3959
7号公報、実開昭54−27396号公報、実開昭54−164897号
公報等参照)などである。
また、電柱に沿って配設する樹脂管を一定の距離に離し
て固定する金具として、実開昭56−44205号公報に記載
されている支持金具がある。この支持金具は、樹脂管を
支持する支持金具にバンドや金属線を通し、このバンド
等を電柱に巻き付けるものである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、第1のタイプの支持具では、電線資材が金属
製の懸吊部材の側面に直接接触するので、合成樹脂製の
可とう管やケーブルの被覆材は、この接触部分において
破損が生じる虞があった。
また、挟持具と把持具とを一体にした第2のタイプの支
持具では、支持可能な可とう管やケーブルの形状やサイ
ズ、あるいは本数などは、把持具の形状によって限定さ
れる不都合がある。したがって、可とう管やケーブルを
懸吊部材に支持するには、夫々の形状やサイズに適応し
た多くの支持具を選択使用する必要があった。
更に、第2のタイプの支持具の中には、紐状の緊締具を
用いて電線資材を把持具に固定するものもあったが(実
開昭54−27396号公報参照)、この紐状緊締具を把持具
に固定する作業に手間を要することから、このような従
来の課題が工事の合理化を阻むものになっていた。
一方、樹脂管を電柱に固定する支持金具は、樹脂管を固
定する支持金具と、この支持金具を電柱に固定するバン
ト等が別体に形成されているから、支持金具を装着する
には、樹脂管を固定する作業と支持金具を固定する作業
とを各々行う必要がある。また、この支持金具では、吊
りボルトのような懸吊部材に可とう管やケーブル等の電
線資材を固定することは困難である。
そこでこの考案は、上述の課題を解消すべく案出された
もので、可とう管やケーブル等の電線資材を懸吊部材に
支持固定する際に、電線資材の形状やサイズ、あるいは
本数などが限定されずに使用することが可能で、しか
も、電線資材の支持部分の損傷を防止し、緊締具による
電線資材の固定作業も簡略化し得て工事の合理化を図る
ことができる懸吊部材用支持具の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案の第1の手段は、連続
する一対の圧着片1Aで懸吊部材Pを挟着する挟着部1
と、この挟着部1の一方の圧着片1Aに設けられ、電線資
材を載置係止する受け座部2と、自身の一端が受け座部
2に連結され、電線資材を受け座部2上に緊締すると共
に、自身の他端部を他方の圧着片1Aに連結固定する紐状
の緊締具3とで構成し、挟着部1と受け座部2と緊締具
3とを一体に形成したことにある。
さらに緊締具3を圧着片1Aに連結せしめる連結具を圧着
片1Aに一体に設けたことをこの考案の第2の手段とす
る。
(作用) すなわち、この考案の第1の手段によると、挟着部1
は、連続する一対の圧着片1Aの挟着力で懸吊部材Pに連
結される。そして、一方の圧着片1Aに設けられた受け座
部2に電線資材が載置され、受け座部2に自身の一端が
連結された緊締具3の多端を他方の圧着片1Aに連結固定
することで、電線資材が受け座部2に緊締される。そし
て、各構成部が一体になり、この考案支持具の運搬や保
管を容易ならしめる。
また、第2の手段によると、圧着片1Aに一体に設けた連
結具4に緊締具3を連結することで、緊締具3の緊締作
業を単純化するものである。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
この考案の基本構成は、吊りボルト等の懸吊部材Pに連
結する挟着部1と、可とう管QやケーブルR等の電線資
材を載置して支持する受け座部2と、これら挟着部1と
受け座部2と電線資材を緊締する緊締具3とで構成され
る。
挟着部1は、連続する一対の圧着片1Aで懸吊部材Pを挟
着するもので、図示では、平面コ字状に形成したプラス
チック製板体で圧着片1Aが対向するように形成してあ
る。そして、懸吊部材Pが、例えば吊りボルトである場
合には、吊りボルトに嵌合する嵌合溝1Cを挟着部1の屈
曲部分の内側面に形成し、吊りボルトのネジ山に係止せ
しめる係止爪1Eをこの嵌合溝1C内に突設すると共に、対
向する圧着片1Aの間隙を懸吊部材Pの直径より狭めてあ
る。こうすることで、プラスチックの弾性力と嵌合溝1C
内の係止爪1Eによって、挟着部1を吊りボルトに仮止め
することができる。
第1図乃至第5図で示す挟着部1は、対向する圧着片1A
のうち、受け座部2を設ける側の圧着片1Aに挿通孔1Bを
開穿してある。この挿通孔1Bは緊締具3を刺し通す部分
で、挟着部1と緊締具3との一体化を図るものである。
また、第6図に示す挟着部1は、挿通孔1Bの代わりに切
欠1Dを形成してある。こうすることで、緊締具3の挟着
部1への取り付けが容易になる。
受け座部2は、挟着部1の一方の圧着片1Aに設けられ、
電線資材を載置係止する。図示例の受け座部2は、圧着
片1Aの下端から屈曲延長した板体状を成し、挟着部1と
一体に形成してある。第3図で示す受け座部2は、自身
の両側縁を上方に屈曲延長して、電線資材を載置する補
強支持片2Aを立設し、受け座部2の強度を高めている。
また、第4図で示す受け座部2は、補強支持片2Aの上端
を更に外側に屈曲延長して載置フランジ2Bを形成し、電
線資材を安定せしめてある。そして、第2図及び第5図
に示す如く、受け座部2の電線資材に対する当接角度
は、懸吊部材Pと受け座部2の当接部分とで成す角度を
鋭角に設定することで、電線資材設置の作業性が良好に
なる。緊締具3は、挟着部1の圧着片1Aに連結固定する
ことで、受け座部2上の電線資材を緊締するもので、板
体状の受け座部2先端に一体成型される。このとき、挟
着部1と受け座部2と緊締具3とをナイロン等の合成樹
脂材で一体に形成することで、支持具として充分な強度
が得られ、また、各構成部品が一体になるから、運搬や
保管等に便利なものになる。
さらに、緊締具3を圧着片1Aに連結せしめる連結具4
を、圧着片1Aに一体に設けると、緊締具3の締め付け作
業が簡略化して緊締具3の緊締作業が容易になる。図示
例の連結具4は、ナイロンバンドの側面に形成した凹凸
に係合する舌片を枠体の内部に備え、この枠体内部に挿
入したナイロンバンドの側面を係止する差し込み係止型
の連結具4を形成してある。尤も、連結具4による緊締
具3の連結手段はこの例に限られるものではなく、従来
周知の連結具を適宜選択使用することも可能である。
次に、この考案支持具の使用方法を説明すると、挟着部
1の嵌合溝1Cを懸吊部材Pの側面に嵌合してこの考案支
持具を仮止めする。そして、受け座部2上に電線資材を
載置した後、この電線資材を、受け座部2上及び挟着部
1の外側面に緊締具3で緊締する。
(考案の効果) この考案は、上述の如く構成したことにより、当初の目
的を達成する。
すなわち、連続する一対の圧着片1Aで懸吊部材Pを挟着
する挟着部1と、この挟着部1の一方の圧着片1Aに設け
られ、電線資材を載置係止する受け座部2と、自身の一
端が受け座部2に連結され、電線資材を受け座部2上に
緊締すると共に、自身の他端部を他方の圧着片1Aに連結
固定する紐状の緊締具3とで構成したことにより、可と
う管QやケーブルR等の電線資材を懸吊部材Pに支持固
定する際に、電線資材の形状やサイズ、あるいは本数な
どが限定されずに使用することができる。
このことから、従来の如く、夫々の形状やサイズに適応
した多くの支持具を選択使用しなければならない不都合
は解消され、配線工事の合理化を図ることができる。
また、挟着部1と受け座部2と緊締具3とを一体に形成
してあるから、各構成部が一体になり、可撓管Qやケー
ブルR等と懸吊部材Pとの固定作業を一度の作業で行う
ことが可能になった。しかも、この考案支持具の運搬や
保管が簡便化される。
さらに、緊締具3を圧着片1Aに連結せしめる連結具を圧
着片1Aに一体に設けたことで、連結具4に緊締具3を連
結する作業が簡略化され、緊締具3による緊締作業を単
純化できる。したがって、配線工事をより合理化するこ
とが可能になった。
このようにこの考案によれば、可とう管やケーブル等の
電線資材を懸吊部材に支持固定する際に、電線資材の形
状やサイズ、あるいは本数などが限定されずに使用する
ことが可能で、しかも、電線資材の支持部分の損傷を防
止し、緊締具による電線資材の固定作業も簡略化し得て
工事の合理化を図ることができるなどといった実用上有
益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は分解斜
視図、第2図は使用状態を示す断面図、第3図及び第4
図は受け座部の他の実施例を示す斜視図、第5図は他の
受け座部の使用状態を示す断面図、第6図は挟着部の他
の実施例を示す斜視図である。 P…懸吊部材、Q…可とう管、R…ケーブル 1…挟着部、1A…圧着片、1B…挿通孔、1C…嵌合溝、1D
…切欠、1E…係止爪、 2…受け座部、2A…補強支持片、2B…載置フランジ、 3…緊締具 4…連結具。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続する一対の圧着片で懸吊部材を挟着す
    る挟着部と、この挟着部の一方の圧着片に設けられ、電
    線資材を載置係止する受け座部と、自身の一端が受け座
    部に連結され、電線資材を受け座部上に緊締すると共
    に、自身の他端部を他方の圧着片に連結固定する紐状の
    緊締具とからなり、挟着部と受け座部と緊締具とを一体
    に形成したことを特徴とする懸吊部材用支持具。
  2. 【請求項2】緊締具を圧着片に連結せしめる連結具を圧
    着片に一体に設けた請求項1記載の懸吊部材用支持具。
JP1990046085U 1990-04-27 1990-04-27 懸吊部材用支持具 Expired - Lifetime JPH0650706Y2 (ja)

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