JPH0628055U - 軒先用水切板 - Google Patents
軒先用水切板Info
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- JPH0628055U JPH0628055U JP7159292U JP7159292U JPH0628055U JP H0628055 U JPH0628055 U JP H0628055U JP 7159292 U JP7159292 U JP 7159292U JP 7159292 U JP7159292 U JP 7159292U JP H0628055 U JPH0628055 U JP H0628055U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案の目的は軒先部分において、水切板と屋
根材との間に雨水が侵入しないようにするとともに、屋
根材の割れを防止することにある。 【構成】水平部13と水切部14とを備えた水切板15
において、該水平部13には凸部13Bをもうけ、該凸
部13Bの上面13Cにより屋根材7を面的に支持し、
また該上面13Cに設けた粘着層13Dにより屋根材7
に接着せしめる。
根材との間に雨水が侵入しないようにするとともに、屋
根材の割れを防止することにある。 【構成】水平部13と水切部14とを備えた水切板15
において、該水平部13には凸部13Bをもうけ、該凸
部13Bの上面13Cにより屋根材7を面的に支持し、
また該上面13Cに設けた粘着層13Dにより屋根材7
に接着せしめる。
Description
【0001】
本考案は軒先に取付けられる水切板に関するものである。
【0002】
従来の軒先構造は、図6に示すようにルーフィングシート(2) を張設した屋根 下地材(1) の軒先部分に根端に上側への折返し部(3A)を設けた水平部(3) と該水 平部(3) の先端から下方に延設された下端に内側への折返し部(4A)を設けた水切 部(4) とからなる水切板(5) を釘(6) によって止着し、その上側にスターターと も称される小幅屋根材(7,8) を一枚もしくは二枚重ねて釘(9) により止着し、そ の上に屋根材(10)を葺いて行くものであった。 しかしこのような軒先構造では屋根下地材(1) の軒先部分と小幅屋根材(7) と の間に隙間Sが形成され、該隙間Sから雨水が進入する恐れがある。
【0003】 そこで従来、図7に示すように水切板(5) の下側に弾性材(11)を介在させて、 該水切板(5) を持上げることによって該隙間Sを縮小せしめた構成(実開平1− 148415号公報)、あるいは図8に示すように水切板(5) の水平部(3) に立 上り部(3B)と該立上り部(3B)に続く傾斜部(3C)とを形成し、該立上り部(3B)によ って該隙間Sが実質的に形成されないようにした構成(実開平2−147523 号公報)等が提供されている。
【0004】
上記従来例では、小幅屋根材(7) は根端で釘(9) によって止着されているため に釘(9) を打つ際、あるいは強風雨等によって該小幅屋根材(7,8) は先端から持 上げられ、隙間Sが拡大もしくは形成されると云う問題点があり、また図8に示 す従来例では小幅屋根材(7) は水切板(5) の立上り部(3B)上縁と折返し部(3A)上 縁とで線的に支持されているために、施工時に人の体重が該小幅屋根材(7) 上に 及ぼされると、該小幅屋根材(7) は上記したように上記二個所の線的な支持部分 で応力集中が起り、該小幅屋根材(7) がそのために割れ易いと云う問題点がある 。
【0005】
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、屋根下地材(1) の軒先 部分に当接する水平部(13)と、該水平部(13)先端から下方に延設された水切部(1 4)とからなり、該水平部(13)の中間には屋根材(7) に面接する上面(13C) を有す る凸部(13B) が形成され、該凸部(13B) 上面(13C) によって該屋根材(7) を面的 に支持する軒先用水切板(15)を提供するものである。そして上記水切板(15)の凸 部(13B) の上面(13C) には粘着層(13D) が設けられてもよい。
【0006】
本考案においては、屋根材(7,10)は水切板(15)の水平部(13)の凸部(13B) の上 面(13C) で面的に支持されている。したがって屋根材(7,10)上に人の体重等の応 力が及ぼされた場合には該水切板(15)の凸部(13B) の面的支持部分で応力分散さ れる。 更に水切板(15)の凸部(13B) の上面(13C) に粘着層(13D) を設けた場合には、 該水切板(15)と屋根材(7,10)とは凸部(13B) において粘着層(13D) によって接着 されているから、屋根材(7,10)の先端からの持上げに該水切板(15)が追従する。
【0007】
図1〜図3に本考案の第1実施例を示す。図1において水切板(15)は水平部(1 3)と、該水平部(13)の先端から下方に延設された水切部(14)とからなり、該水平 部(13)の根端には上側への折返し部(13A) が形成され、先端付近には凸部(13B) が形成され、該凸部(13B) の上面(13C) には粘着層(13D) が設けられている。更 に水切部(14)下端には内側への折返し部(14A) が形成されている。
【0008】 上記水切板(15)はルーフィングシート(2) を張設した屋根下地材(1) の軒先部 分に水平部(13)を当接して釘(6) によって止着され、該水切板(15)の水平部(13) の凸部(13B) の上面(13C) と折返し部(13A) の上縁とによって小幅屋根材(7) を 支持する。 この場合、図1に示すように該水切板(15)の水平部(13)の凸部(13B) の上面(1 3C) は該小幅屋根材(7) の下面に沿うように傾斜しており、したがって粘着層(1 3D) は略全面的に該小幅屋根材(7) の下面に接着する。 上記小幅屋根材(7) は根端付近を釘(9) により止着され、その上には小幅屋根 材(8) が重ね合わされ、更に該小幅屋根材(8) の根端付近を釘(9) で止着し、そ の上から屋根材(10)が逐次釘(12)により止着される。
【0009】 上記水切板(15)の材料としては金属が望ましく、このような金属を例示すれば 、亜鉛メッキ鋼板、ステンレススチール、銅板、亜鉛合金等であり、該金属は塗 装されてもよい。 また上記水切板(15)の板厚は通常0.2〜1.0mm程度とされ、長さは施工作 業の効率上1800mm程度に設定することが望ましい。
【0010】 上記粘着層(13D) は該凸部(13B) の上面(13C) に直接粘着剤を塗布したり、両 面粘着テープあるいはブチルゴムシートのような粘着シートを貼着したりするこ とによって形成される。
【0011】 上記構成においては、小幅屋根材(7) は水切板(15)の凸部(13B) の上面(13C) によって面的に支持されているから、該小幅屋根材(7) 上に人の体重が及ぼされ ても、該上面(13C) によって応力分散され割れを防止される。また該水切板(15) は該凸部(13B) の上面(13C) の粘着層(13D) を介して該小幅屋根材(7) の下面に 接着しているから、該小幅屋根材(7) に釘(9) を打ったり、強風雨の際の該小幅 屋根材(7) の先端からの持上がりに追従して間隙Sを生じない。
【0012】 上記水切板(15)において、図3に示すように凸部(13B) の高さhを屋根材(10) の厚みtの3倍とし、水切板(15)の長さyを軒先の先端より釘(12)固定位置まで の長さLと等しく設定すれば、スターターとしての小幅屋根材(7,8) が不要とな る。
【0013】 図4には本考案の第2実施例が示される。本実施例では、根端に折返し部(23A ) を形成した水平部(23)と、下端に折返し部(24A) を形成した水切部(24)とから なる水切板(25)の水平部(23)には二個の凸部(23B,23E) が形成され、該二個の凸 部(23B,23E) の上面(23C,23F) は各々その上側に葺かれる屋根材の下面に沿うよ うに傾斜せしめられ、また粘着層(23D,23G) が設けられている。
【0014】 本実施例では屋根材には水切板(25)の二個の凸部(23B,23E) の上面(23C,23F) が接しているため、応力分散が一層効果的に行なわれ、また屋根材に対する粘着 層(23D,23G) の接着力も大きくなる。
【0015】 図5には本考案の第3実施例が示される。本実施例では、根端に折返し部(33A ) を形成した水平部(33)と、下端に折返し部(34A) を形成した水切部(34)とから なる水切板(35)の水平部(33)の凸部(33B) は上面(33C) には粘着層(33D) が設け られ、また凸部(33B) の棟側の側部はつづら折り状に屈曲したバネ部(33E) とな っている。
【0016】 本実施例では該水切板(35)の凸部(33B) のバネ部(33E) が弾性的に上下方向に 伸縮するから、上面(33C) に特に傾斜を設けなくても、該上面(33C) が屋根材の 下面に押されて沿うことになる。
【0017】 本実施例ではバネ部(33E) は三段つづら折りとしたが、バネ部(33E) は二段つ づら折りでも、一段つづら折りでも、あるいは四段以上のつづら折りでもよく、 また凸部(33B) は二個以上設けられてもよい。
【0018】
したがって本考案では、軒先部分において水切板と屋根材との間に間隙が生じ ないから、雨水がこの間に侵入することがなく、また屋根材は水切板に面的に支 持されているから、屋根材に及ぼされる応力が分散され、屋根材の割れが防止さ れる。
図1〜図3は本考案の第1実施例を示すものである。
【図1】水切板断面図
【図2】軒先部断面図
【図3】他の軒先部断面図
【図4】第2実施例の水切板断面図
【図5】第3実施例の水切板断面図
【図6】従来例の水切板断面図
【図7】改良従来例の水切板断面図
【図8】他の改良従来例の水切板断面図
1 屋根下地材 13,23,33 水平部 13A,23A,33A 折返し部 13B,23B,23E,33B 凸部 13C,23C,23F,33C 上面 13D,23D,23G,33D 粘着層 15 水切板 7,8 小幅屋根材
Claims (2)
- 【請求項1】屋根下地材の軒先部分に当接する水平部
と、該水平部先端から下方に延設された水切部とからな
り、該水平部の中間には屋根材に面接する上面を有する
凸部が形成され、該凸部上面によって該屋根材を面的に
支持することを特徴とする軒先用水切板 - 【請求項2】上記水切板の凸部上面には粘着層が設けら
れている請求項1に記載の軒先用水切板
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159292U JP2540837Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 軒先用水切板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159292U JP2540837Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 軒先用水切板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628055U true JPH0628055U (ja) | 1994-04-15 |
JP2540837Y2 JP2540837Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=13465101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7159292U Expired - Lifetime JP2540837Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 軒先用水切板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540837Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP7159292U patent/JP2540837Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2540837Y2 (ja) | 1997-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970204 |