JPH06277331A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JPH06277331A
JPH06277331A JP5063524A JP6352493A JPH06277331A JP H06277331 A JPH06277331 A JP H06277331A JP 5063524 A JP5063524 A JP 5063524A JP 6352493 A JP6352493 A JP 6352493A JP H06277331 A JPH06277331 A JP H06277331A
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signal
game
medal
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control device
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Masahiro Hamano
雅弘 濱野
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Takasago Electric Industry Co Ltd
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Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】係員の負担の削減や客サービスの向上を実現す
る。 【構成】遊戯機本体2および制御装置3よりスロットマ
シン1を構成する。遊戯機本体2はメダルの投入に応じ
てメダル投入信号を、メダルの払出に応じてメダル払出
信号をそれぞれ制御装置3へ出力し、制御装置3はこれ
らの信号よりメダルの投入や払出が行われるごとにメダ
ル差益を算出する。また遊戯機本体2は所定の条件下で
高配当のメダル払出を伴う大ボーナスゲームを実行する
と共に、制御装置3に大ボーナスゲーム信号を出力し、
大ボーナスゲームが終了すると大ボーナスゲーム信号を
オフしてゲーム実行不可能なロック状態となる。制御装
置3は、この大ボーナスゲーム信号を受けて前記利益メ
ダル数の値をチェックし、これが所定の設定値以下であ
るとき遊戯機本体2へロック解除信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通常ゲームに加え
て、通常ゲームの結果が所定の条件を満たしたときに特
別ゲームを実行させる機能を具備したスロットマシンに
関し、殊にこの発明は、所定の条件下で前記ゲームの実
行が不可能な状態となり、また所定の条件下でゲームの
実行が可能な状態に復帰するスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンでは、メダルの投
入後、始動レバーの操作によりリールが一斉回転してゲ
ームが開始され、リール毎の停止釦スイッチが適当なタ
イミングで押操作されると、回転する各リールが順次停
止する。その結果、有効な停止ライン上に所定のシンボ
ルの組合せが成立すると、入賞となって所定の数のメダ
ルの払出が行われる。
【0003】また近年のスロットマシンは、停止ライン
上に特定のシンボルの組合せが成立したとき、通常のゲ
ームとは別の高配当のメダル払出を保証する特別ゲーム
(以下「ボーナスゲーム」という)に移行するように設
定されている。このボーナスゲームは、例えばコイン投
入と同時に全てのリールが一斉に回転した後、各停止釦
スイッチの操作によって対応するリールが停止し、複数
の停止ラインのいずれかに特定のシンボルが停止したと
き、所定の枚数のメダルが払い出されるもので、複数回
にわたって実行される。
【0004】前記特定のシンボルはボーナスゲーム実行
中には非常に高い確率で停止するように制御されるの
で、このボーナスゲームにより高配当のメダルの払出が
行われることになる。このため、このボーナスゲームが
終了すると、機体のゲーム機能を一時ロックしてゲーム
の実行が不可能な状態(以下「ロック状態」という)と
し、ゲーム開始時点からのメダル差益、すなわち払出メ
ダル総数と投入メダル総数との差のチェックを行い、こ
れが所定の設定値以下であれば、ロック状態を解除して
通常のゲームを再開できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスロ
ットマシンでは、機体内部に、外部への出力端子を複数
個有する端子板を設けることが義務づけられており、こ
れら出力端子によりメダルの投入枚数,払出枚数,ボー
ナスゲームの発生の有無などの各情報が、遊戯場を統括
するホストコンピュータに送られている。前記メダル差
益は、このホストコンピュータにより計数されており、
係員は計数された値を確認の上、手操作により前記ロッ
ク状態の解除を行っている。しかしながら上記の方法で
は、係員の負担が大きくなる上、メダル差益が所定の設
定値以下の場合であっても、その確認などに手間どって
速やかにロック状態を解除できず、客サービスに欠ける
などの問題があった。
【0006】そこで、前記端子板に入力端子を設け、こ
の入力端子を介してホストコンピュータよりスロットマ
シンへロック状態を解除するための指令信号を出力し
て、自動的にロック状態を解除することが提案されてい
る。
【0007】しかしながらこの方式では、各スロットマ
シンとホストコンピュータとの間に新たな回線を設置
し、かつホストコンピュータのプログラムを変更するな
ど、遊戯場の大幅な改造が必要となり、多大の手間とコ
ストとがかかるという問題がある。
【0008】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たもので、スロットマシン自体に自動的にロック状態の
制御を行う機能を設けることにより、係員の負担を減ら
すとともに、客サービスを向上させることを目的とす
る。
【0009】またこの発明が他に目的とするところは、
遊戯場の大幅な改造を行うことなく、各スロットマシン
のロック状態の制御を自動化する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
スロットマシンは、通常ゲームを実行させる手段と、通
常ゲームの結果が所定の条件を満たしたときに特別ゲー
ムを実行させる手段とを具備する遊戯機本体と、この遊
戯機本体に電気接続される制御装置とから成るもので、
前記遊戯機本体は、メダルの投入枚数に応じたメダル投
入信号と、メダルの払出枚数に応じたメダル払出信号
と、特別ゲームに付随して発生する特別ゲーム信号とを
前記制御装置へ出力する信号出力部と、前記特別ゲーム
信号に応答してゲームの実行が不可能なロック状態を生
成し、前記制御装置よりロック解除信号を入力すること
に応答してロック解除状態に復帰させるロック制御部と
を有し、一方、前記制御装置は、前記遊戯機本体の信号
出力部より入力したメダル投入信号とメダル払出信号と
から遊戯機本体のメダル差益を算出する演算部と、前記
遊戯機本体の信号出力部より入力した特別ゲーム信号に
応答して前記演算部で算出されたメダル差益を所定の設
定値と比較し、設定値以下のとき、ロック解除信号を生
成して前記遊戯機本体へ出力するロック解除信号生成部
とを有している。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載された
スロットマシンであって、前記特別ゲーム信号として、
特別ゲームの開始によりオンし特別ゲームの終了により
オフする信号を用いたものである。
【0012】請求項3の発明は、請求項1に記載された
スロットマシンであって、前記特別ゲーム信号として、
特別ゲームの終了により発生するトリガ状の信号を用い
たものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1に記載された
スロットマシンであって、前記制御装置の構成として、
前記演算部で算出されたメダル差益を表示する表示部を
付加したものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項1に記載された
スロットマシンであって、前記制御装置の構成として、
前記演算部で算出されたメダル差益を表示する第1の表
示部と、前記設定値を表示する第2の表示部を付加した
ものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1に記載された
スロットマシンであって、前記遊戯機本体または制御装
置のいずれかに、前記ロック解除信号に応答して、ロッ
ク解除を知らせる情報を表示または音声で出力するため
の情報出力部を付加したものである。
【0016】請求項7の発明にかかるスロットマシン
は、通常ゲームを実行させる手段と、通常ゲームの結果
が所定の条件を満たしたときに特別ゲームを実行させる
手段とを具備する遊戯機本体と、この遊戯機本体に電気
接続される制御装置とから成るもので、前記遊戯機本体
は、メダルの投入枚数に応じたメダル投入信号と、メダ
ルの払出枚数に応じたメダル払出信号と、特別ゲームに
付随して発生する特別ゲーム信号とを前記制御装置へ出
力する信号出力部と、前記特別ゲーム信号に応答してゲ
ームの実行が不可能なロック状態を生成し、前記制御装
置よりロック解除信号を入力することに応答してロック
解除状態に復帰させるロック制御部とを有し、一方、前
記制御装置は、前記遊戯機本体の信号出力部より入力し
たメダル投入信号とメダル払出信号とから遊戯機本体の
メダル差益を算出する演算部と、抽選を実行する抽選部
と、前記遊戯機本体の信号出力部より入力した特別ゲー
ム信号に応答して前記演算部で算出されたメダル差益を
所定の設定値と比較し、設定値以下のとき、ロック解除
信号を生成して前記遊戯機本体へ出力し、設定値より大
きいとき、前記抽選部を作動させる第1のロック解除信
号生成部と、前記抽選部による抽選が当たったとき、ロ
ック解除信号を生成して前記遊戯機本体へ出力する第2
のロック解除信号生成部とを有している。
【0017】請求項8の発明は、請求項7に記載された
スロットマシンであって、前記遊戯機本体または制御装
置のいずれかに、前記抽選部による抽選結果を知らせる
情報を表示または音声で出力するための情報出力部を付
加したものである。
【0018】
【作用】特別ゲームが実行されると、一旦ロック状態と
なるが、もしメダル差益が設定値以下であれば、自動的
にロック解除状態に復帰する。もし設定値より大きけれ
ばロック状態は保持される。
【0019】請求項4にかかるスロットマシンでは、メ
ダル差益が表示され、また請求項5にかかるスロットマ
シンでは、メダル差益と設定値とが表示されるので、遊
戯者はこの表示を見てロック解除となるか否かを容易に
判断できる。
【0020】請求項6にかかるスロットマシンでは、ロ
ック解除を知らせる情報が表示または音声で出力される
ので、遊戯者はこの情報により、ゲームを続行できるこ
とを容易に判断できる。
【0021】請求項7にかかるスロットマシンでは、た
とえメダル差益が設定値より大きくなっても、抽選が当
たれば、自動的にロック解除状態に復帰するので、遊戯
者に対して抽選結果への期待感を付与できる。
【0022】請求項8にかかるスロットマシンでは、前
記抽選結果に関する情報が表示または音声で出力される
ので、遊戯者はこの情報により、さらにゲームを続行で
きるか否かを容易に判断できる。
【0023】
【実施例】図1は、この発明の一実施例にかかるスロッ
トマシン1の外観を示す。このスロットマシン1は、ゲ
ームを実行するための遊戯機本体2と、この遊戯機本体
2の上方に設置された制御装置3とから成るもので、両
者は互いに電気接続されてユニット4内に嵌め込まれて
いる。
【0024】前記遊戯機本体2は、周面に複数のシンボ
ルがそれぞれ表示された3個のリール5a,5b,5c
を備え、機体の前面には、リール表示窓6,メダルの預
け枚数表示器7,払出枚数表示器8,メダル投入口9,
始動レバー10,停止釦スイッチ11a,11b,11
c,メダル投入スイッチ12,切換スイッチ13,精算
スイッチ14,メダル払出口15,メダル受け皿16な
どが設けられている。
【0025】前記リール表示窓6には3個の各リール5
a,5b,5cが位置し、このリール表示窓6より各リ
ール5a,5b,5cの回転状態が透視可能であると共
に、リール5a,5b,5cを停止させたとき、各リー
ルの3駒分のシンボルが上、中、下、斜めの各停止ライ
ンL1 〜L5 上に整列して並ぶようになっている。これ
ら停止ラインL1 〜L5 は、メダルの投入枚数に応じて
順次有効化するものであって、1枚のメダルが投入され
たときは停止ラインL1 を、2枚のメダルが投入された
ときは停止ラインL1 〜L3 を、3枚のメダルが投入さ
れたときは停止ラインL1 〜L5 を、それぞれ有効ライ
ンとして、ライン上のシンボルの組み合わせがいずれか
入賞にかかるものであれば、所定の枚数のメダルが払い
出される。
【0026】前記始動レバー10は3個のリール5a,
5b,5cを一斉に始動させるためのもの、停止釦スイ
ッチ11a,11b,11cは各リール5a,5b,5
cをそれぞれ停止させるためのものである。
【0027】前記メダル投入口9はゲームの開始に先立
ち、多数枚のメダルを投入したり、各ゲーム毎に1枚な
いし複数枚のメダルを投入する箇所であり、メダル受け
皿16はメダルの配当または精算に際してメダル払出口
15から払い出されるメダルを収容する。
【0028】この遊戯機本体2は、遊戯者が多数枚のメ
ダルを機械に預けて貯蔵し、その貯蔵メダルを使ってゲ
ームを実行することが可能な方式を採用しており、預け
枚数表示器7には貯蔵メダルの残り枚数がディジタル表
示される。前記メダル投入スイッチ12はゲームの実行
に際して貯蔵メダルよりメダルを投入することを指示
し、1回押操作すると1枚のメダルが、2回押操作する
と2枚のメダルが、3回押操作すると3枚のメダルが、
それぞれ自動投入される。
【0029】精算スイッチ14は貯蔵メダルを精算して
返還すべき枚数のメダルをメダル受け皿16へ放出させ
る。切換スイッチ13はゲーム毎にメダルをメダル投入
口9から投入してゲームを行うか、または貯蔵メダルを
消費してゲームを行うかを切り換えるスイッチである。
なお、払出枚数表示器8は払い出されるメダル数をディ
ジタル表示する。
【0030】有効となったいずれかの停止ライン上に特
定のシンボルの組合せが成立したとき、ボーナスゲーム
へと移行する。図2は、このボーナスゲームの具体例を
示すもので、「7」のシンボル70の組合せが成立した
ときは、投入メダル1枚につき15枚のメダルが払い出
されると共に、5回のボーナスゲームを実行できる(以
後これを「大ボーナスゲーム」という)。またシンボル
71の組合せが成立したときは、投入メダル1枚につき
5枚のメダルが払い出されると共に、1回のボーナスゲ
ームを実行できる(以後これを「小ボーナスゲーム」と
いう)。
【0031】上記ボーナスゲームでは、メダルの投入に
より直ちに全リールが一斉回転した後、停止釦スイッチ
11a,11b,11cの押操作によって対応するリー
ルが停止し、このとき有効な停止ライン上にシンボル7
2の組合せが高い確率で出現する。このシンボル72の
成立に対し、大ボーナスゲームでは投入メダル1枚につ
き15枚,小ボーナスゲームでは投入メダル1枚につき
5枚のメダルが払い出される。なお、上記ボーナスゲー
ムは、この実施例の内容に限らず、自由に、また複数種
類設定してよい。
【0032】特に大ボーナスゲームでは大量のメダルの
払出が行われる可能性があり、大ボーナスゲームが繰り
返し発生すると、メダル差益(払い出されたメダルの総
枚数と投入されたメダルの総枚数との差)が設定された
所定の枚数(この実施例では700枚とする)を越える
虞がある。このため、遊戯機本体2を前記大ボーナスゲ
ームの実行後にゲームの実行が不可能な状態(以下「ロ
ック状態」という)に設定し、メダル差益が規定枚数に
達していないときは、このロック状態を解除してゲーム
を続行できるようにしてある。
【0033】図1に戻って、前記制御装置3は、このロ
ック状態の解除を制御するためのものであって、機体の
前面には、2個の表示器17,18,スピーカー80,
呼出釦スイッチ81,手動リセット部19などが設けて
ある。
【0034】この制御装置3に対し、前記遊戯機本体2
からメダルの投入枚数,払出枚数,ボーナスゲームの発
生の有無に関する情報などが出力されており、遊戯機本
体2でメダルの投入や払出が行われるごとに前記メダル
差益が計算される。また制御装置3は、遊戯機本体2が
ロック状態になったときにメダル差益をチェックし、こ
の値が規定枚数の700枚を越えていないときは、遊戯
機本体2にロック状態を解除するためのロック解除信号
を出力する。
【0035】前記第1,第2の表示器17,18は、そ
れぞれ4つのブロック20a〜20d,21a〜21d
に区分けされており、各ブロック20a〜20d,21
a〜21dには、それぞれ数字を表すための7セグメン
トのLEDが配置されている。これにより、第1,第2
の各表示器17,18は、それぞれ「0」から「999
9」までの数字を可変表示することが可能である。
【0036】第1の表示器17は、前記メダル差益を表
示するためのもので、メダルの投入,払出に応じて計算
されたメダル差益を表示するほか、後述する抽選にも用
いられる。また第2の表示器18は、遊戯機本体2にお
けるロック状態を解除するための条件となるメダル差益
の設定値(前述した規定枚数に相当する)を表示するた
めのものである。なお、メダル差益が負の値をとる場合
は、表示器17には「0」が表示される。
【0037】図3は、前記制御装置3における表示器1
7,18の表示例を示す。図示例では、第1の表示器1
7には現在のメダル差益が552枚であることが、また
第2の表示器18には設定値が700枚であることが、
それぞれ表示されている。
【0038】前記メダル差益が700枚を越えると、制
御装置3で後述する抽選が実行されその結果が第1の表
示器17に表示される。この抽選が当たりとなると、前
記設定値としてさらに700枚が付加され、遊戯機本体
2のロック状態が解除されてゲームを再開することがで
きる。
【0039】抽選がはずれたときは、遊戯機本体2のロ
ック状態は保持され、遊戯者が払出メダルの精算などを
行って機体から離れたとき、遊戯機本体2および制御装
置3がともに初期状態にリセットされて、つぎの遊戯者
による新たなゲームが実行できる状態になる。このリセ
ットについては、自動,手動のモード設定が可能であっ
て、制御装置3の内部にはリセットモード切換スイッチ
63(図6に示す)が設けてある。
【0040】前記手動リセット部19は、リセットモー
ド切換スイッチ63が手動モードにセットされていると
き、スロットマシン1全体のリセットをキー操作により
行うためのもので、係員がゲームの完全終了を確認した
後、手動リセット部19のキー挿入孔に専用のキーを差
し込んで操作すると、機体内部の手動リセットスイッチ
64(図6に示す)がオンとなる。このとき制御装置3
の後述する制御部44は、機体の各部をリセットすると
ともに、遊戯機本体2に対してロック解除信号を出力す
る。
【0041】前記リセットモード切換スイッチ63が自
動モードにセットされているときは、前述した抽選が外
れた後、所定の時間の経過後に、自動的にリセットが行
われる。
【0042】前記呼出釦スイッチ81は、透明なアクリ
ル板などで形成された背照式の押釦スイッチであって、
遊戯場の各ブロック毎に設けられた呼出ランプ(図示せ
ず)などに接続されており、何らかのトラブルが発生し
たときなどに係員の呼び出しが可能となる。またこの呼
出釦スイッチ81は、前記制御部44にも接続されてお
り、押操作に伴って前記スピーカー80から所定のメッ
セージ情報(例えば「しばらくお待ちください。」など
の音声)が出力される。
【0043】前記スピーカー80からは、上記の情報の
他、メダルの払出,ボーナスゲームの条件が成立したと
き、前記ロック解除信号の出力、前記抽選の結果などに
応じて、所定のメッセージや効果音などが音声出力され
る。
【0044】図4は、上記スロットマシン1の遊戯機本
体2および制御装置3と遊戯場を統括するホストコンピ
ュータ22との電気的な関係を示す。前記遊戯機本体2
の内部には、制御装置3との間で信号の受渡しを行うた
めの端子板23が設置されている。この端子板23に
は、メダル投入信号の出力端子24,メダル払出信号の
出力端子25,大ボーナスゲーム信号の出力端子26,
小ボーナスゲーム信号の出力端子27の4種類の出力端
子と、前記ロック解除信号の入力端子28が設けられて
いる。
【0045】前記メダル投入信号として前記出力端子2
4からは、前記メダル投入口9からのメダルの投入また
はメダル投入スイッチ12の操作毎に単発のトリガパル
スが出力される。またメダル払出信号として出力端子2
5からは、メダルの払出毎に単発のトリガパルスが出力
される。これらの信号は制御装置3の後述する信号入力
部54に与えられ、制御部44においてメダル差益の計
数が行われる。
【0046】前記大ボーナスゲーム信号として出力端子
26からは、前記シンボル70の組合せが成立したとき
に立ち上がり、5回のボーナスゲームが実行された後に
立ち下がる矩形パルスが、制御装置3へ出力される。同
様に小ボーナスゲーム信号として出力端子27からは、
前記シンボル71の組合せが成立したときに立ち上が
り、1回のボーナスゲームが実行された後に立ち下がる
矩形パルスが、制御装置3へ出力され、これにより、各
ボーナスゲームの開始と終了とが制御装置3へ伝えられ
る。
【0047】なお、この大ボーナスゲーム信号,小ボー
ナスゲーム信号は、ボーナスゲームの成立時に立ち下が
り、終了時に立ち上がる矩形パルスであってもよい。ま
たボーナスゲームの条件の成立時およびボーナスゲーム
の終了時に、それぞれ単発のトリガパルスを出力するよ
う構成してもよい。また、ボーナスゲームの終了時のみ
に単発のトリガパルスを出力するようにしてもよい。
【0048】前記制御装置3は、メダル投入信号,メダ
ル払出信号,大ボーナスゲーム信号,小ボーナスゲーム
信号の各信号の入力を受けて後述する処理を行い、所定
の条件下で遊戯機本体2のロック解除信号の入力端子2
8に対しロック解除信号を出力する。
【0049】また制御装置3は、ホストコンピュータ2
2にも接続されており、遊戯機本体2から前記メダル投
入信号,メダル払出信号,大ボーナスゲーム信号,小ボ
ーナスゲーム信号を受け取ると、ホストコンピュータ2
2に対し、同種の信号を出力する。
【0050】図5は、前記遊戯機本体2の電気的構成を
示す。同図中、29は制御部であって、CPU30にバ
ス31を介してROM32,RAM33,入力ポート3
4,35,出力ポート36,37などが接続される。C
PU30は制御・演算の主体であって、ROM32に格
納されたプログラムに従ってRAM33に対するデータ
の読み書きを行いつつ、入出力各部の動作を一連に制御
する。
【0051】前記ROM32には、ゲームの実行に必要
なプログラムのほか、入賞にかかるシンボルの組合せや
ボーナスゲームにかかる条件(図2に示したもの)など
が記憶されている。RAM33は作業エリアとしてメダ
ルの投入枚数,払出枚数の他、後述するフラグF1など
を記憶する。
【0052】前記入力ポート34には、始動レバー1
0,停止釦スイッチ11a,11b,11c,メダル投
入スイッチ12,切換スイッチ13,精算スイッチ14
などがそれぞれ接続される。各スイッチの操作による電
気信号は、入力ポート34,バス31を介してCPU3
0に取り込まれる。
【0053】第2の入力ポート35には、前記端子板2
3のロック解除信号の入力端子28のほか、投入メダル
センサ38,払出メダルセンサ39が接続されている。
投入メダルセンサ38,払出メダルセンサ39は共に近
接スイッチから成るもので、それぞれメダル投入口9,
メダル払出口15付近へ設けられて、メダルの投入,払
出を検知する。
【0054】前記出力ポート36にはリール駆動部4
0,ホッパ駆動部41,表示回路42などが接続されて
いる。リール駆動部40は各リール5a,5b,5cを
駆動するリールモータ(図示せず)を駆動かつ停止させ
る。ホッパ駆動回路41は、メダルをメダル払出口15
へ放出するホッパモータ(図示せず)を駆動させる。表
示回路42は、前記預けメダル表示器7,払出枚数表示
器8などの表示動作を制御する。
【0055】前記端子板23のメダル投入信号の出力端
子24,メダル払出信号の出力端子25,大ボーナスゲ
ーム信号の出力端子26,小ボーナスゲーム信号の出力
端子27は、それぞれ出力ポート37に接続されてお
り、CPU30からの指令により、制御装置3へ各信号
を出力する。
【0056】図6は、制御装置3の電気的構成を示す。
前述した制御部44はCPU45,ROM46,RAM
47,音声ROM49,乱数発生器48から構成されて
おり、バス57を介して入力ポート50,51,出力ポ
ート52,53が接続されている。
【0057】前記ROM46には、ロック解除信号を生
成したり、抽選を実行したりするためのプログラムや固
定データなどが記憶される。RAM47は、後述するフ
ラグF2を記憶するなどの作業エリアとして使用され
る。乱数発生器48は、所定の時間間隔ごとに「0」〜
「9」の任意の整数値を出力するもので、CPU45は
この乱数値をサンプリングして抽選を実行する。
【0058】前記音声ROM49には、前記スピーカー
80から出力させる所定のメッセージ情報が記憶され
る。図7は、この音声ROM49の記憶内容の一例を示
すもので、それぞれ個別のデータが格納された複数の記
憶領域M1〜M9が設定されている。
【0059】領域M1には、遊戯機本体2よりメダル払
出信号を受け取ったときに出力されるメッセージ(以後
「当たり情報」という)が記憶される。また領域M2に
は、大ボーナスゲーム信号を受け取ったときに出力され
るメッセージ(以後「大ボーナスゲーム情報」という)
が、領域M3には、小ボーナスゲーム信号を受け取った
ときに出力されるメッセージ(以後「小ボーナスゲーム
情報」という)が、それぞれ記憶される。また領域M4
は、遊戯機本体2へのロック解除信号の出力に応じて出
力されるメッセージ(以後「ロック解除情報」という)
を記憶する。
【0060】領域M5〜M7は、前記抽選に関わるメッ
セージを記憶するためのもので、領域M5は前記メダル
差益が所定値に達して抽選が開始されることを知らせる
メッセージ(以後「抽選開始情報」という)を、領域M
6は抽選が当たったことを知らせるメッセージ(以後
「抽選当たり情報」という))を、領域M7は抽選が外
れてゲームが終了したことを知らせるメッセージ(以後
「ゲーム終了情報」という)を、それぞれ記憶する。ま
た領域M8は、前記呼出釦スイッチ81が押操作された
とき出力されるメッセージを、領域M9は効果音に関す
る情報を、それぞれ記憶する。
【0061】図6に戻って、遊戯機本体2からメダル投
入信号,メダル払出信号,大ボーナスゲーム信号,小ボ
ーナスゲーム信号を入力するための信号入力部54は入
力ポート50に接続されており、各信号はバス57を介
してCPU45に取り込まれる。また出力ポート52に
は、ホストコンピュータ22へメダル投入信号,メダル
払出信号,大ボーナスゲーム信号,小ボーナスゲーム信
号を出力するための第1の信号出力部55と、遊戯機本
体2へロック解除信号を出力するための第2の信号出力
部56とが、それぞれ接続される。
【0062】前記リセットモード切換スイッチ63,手
動リセットスイッチ64,呼出釦スイッチ81は第2の
入力ポート51に接続される。また第2の出力ポート5
3には、前記表示器17,18の駆動を制御するための
表示回路65,前記スピーカー80から音声を出力する
ための音声回路83が接続される。
【0063】図8および図9は、前記遊戯機本体2の制
御部29による制御の手順をステップ1(図中「ST
1」で示す)〜ステップ26で示すもので、以下、同図
の手順に従って遊戯機本体2の動作を説明する。まずC
PU30は、同図のステップ1において、機体の各部を
初期状態にリセットした後、つぎのステップ2でメダル
の投入に待機する。
【0064】メダル投入口9からのメダル投入または前
記メダル投入スイッチ12の操作による貯蔵メダルの自
動投入があると、ステップ2が「YES」となり、CP
U30はつぎのステップ3で、メダル投入信号の出力端
子24より制御装置3へメダル投入信号を出力する。
【0065】つぎに始動レバー10が操作されると、ス
テップ4が「YES」となって全てのリール5a,5
b,5cが一斉に始動する(ステップ5)。この後、停
止釦スイッチ11a,11b,11cが押操作されて全
てのリールが停止すると、ステップ6が「YES」とな
り、CPU30は有効な停止ライン上に入賞にかかるシ
ンボルの組合せが成立したか否かをチェックする(ステ
ップ7)。この判定が「YES」のとき、CPU30は
ホッパ駆動部41を駆動して所定の枚数のメダルを払い
出すと共に、メダル払出信号の出力端子25よりメダル
払出に応じたメダル払出信号を出力する(ステップ8,
9)。
【0066】なお、上記ステップ7の判定が「NO」の
ときは、ステップ2に戻ってつぎのゲームの開始に待機
する。
【0067】メダルの払出が終了すると、ステップ9が
「YES」となって、つぎのステップ10,11で、成
立したシンボルの組合せがボーナスゲームにかかわるも
のであるか否かがチェックされる。成立したシンボルが
シンボル70の組合せのとき、すなわち大ボーナスゲー
ムへ移行する条件が成立したときはステップ10が「Y
ES」となり、CPU30はつぎのステップ12で大ボ
ーナスゲーム信号の出力端子26より大ボーナスゲーム
信号を出力する。
【0068】つぎのステップ13でCPU30は、RA
M33にフラグF1をセットした後、ステップ15に進
んで前述した内容のボーナスゲームを実行させる。
【0069】成立したシンボルが前記シンボル71の組
合せであるとき、すなわち小ボーナスゲームへ移行する
条件が成立したときは、ステップ10が「NO」,ステ
ップ11が「YES」となり、CPU30は、ステップ
14で、小ボーナスゲーム信号の出力端子27より小ボ
ーナスゲーム信号を出力した後、前記ステップ15に移
行する。またステップ10,ステップ11がともに「N
O」のときは、ステップ2に戻ってつぎのゲームに待機
する。
【0070】ステップ15でボーナスゲームが行われた
結果、当たりのシンボル72の組合せが成立すると、つ
ぎのステップ16が「YES」となってステップ17へ
移行し、CPU30はホッパ駆動部41を駆動して所定
の枚数のメダルを払い出すとともに、メダル払出枚数に
応じたメダル払出信号を出力する(ステップ17,1
8)。
【0071】このボーナスゲームが所定の回数行われる
と、つぎのステップ19が「YES」となり、ステップ
20で前記フラグF1がチェックされる。ステップ20
が「NO」のとき、すなわち小ボーナスゲームが行われ
たときは、CPU45はステップ21で小ボーナスゲー
ム信号をオフした後、ステップ2に戻ってつぎのゲーム
に待機する。
【0072】ステップ20が「YES」のとき、すなわ
ち大ボーナスゲームが行われたとき、CPU30はつぎ
のステップ22で、大ボーナスゲーム信号をオフした
後、ステップ23で、メダル投入口9をメダルブロッカ
(図示せず)で閉塞すると共に各スイッチからの電気信
号を受け付けないロック状態に設定する。
【0073】このロック状態下でロック解除信号の入力
端子28よりロック解除信号を受け取ると、ステップ2
4が「YES」となり、CPU30はつぎのステップ2
5で前記フラグF1をリセットし、ステップ26でロッ
ク状態を解除した後、ステップ2へ戻ってつぎのゲーム
に待機する。
【0074】図10〜図12は、制御装置3の制御部4
4による制御手順を、図13(1)〜(3)はこの制御
手順の実行過程における表示器17,18の表示状態を
それぞれ示す。以下図13および図3を参照しつつ、図
10〜12に沿って制御装置3の制御動作を説明する。
まずステップ1で、機体の各部が初期状態にリセットさ
れ、つぎのステップ2で図13(1)に示すごとく、C
PU45は第1の表示器17にメダル差益Dの初期値と
して「0」を、第2の表示器18に設定値Tとして「7
00」を、それぞれ表示させる。
【0075】つぎにCPU45は、遊戯機本体2からの
メダル投入信号またはメダル払出信号の入力に待機する
(ステップ3,4)。メダル投入信号が入力されたとき
はステップ3が「YES」となり、CPU45は、メダ
ル差益Dをデクリメントした後、ホストコンピュータ2
2へメダル投入信号を出力する(ステップ5,6)。ま
たメダル払出信号が入力されたときは、ステップ3が
「NO」,ステップ4が「YES」となり、CPU45
はメダル差益Dをインクリメントし、前記音声ROM4
9の領域M1より当たり情報を読み出してスピーカー8
0から出力させた後、ホストコンピュータ22へメダル
払出信号を出力する(ステップ7〜9)。
【0076】前記ステップ6またはステップ9の処理が
行われるとステップ10へと進んで、CPU45は前記
ステップ5またはステップ7で更新されたメダル差益D
の値をチェックする。この判定が「YES」のとき、す
なわちメダル差益Dが0より大きいときは、第1の表示
器17にメダル差益Dに相当する数字を表示する(ステ
ップ11)。メダル差益Dが0以下のときはステップ1
0が「NO」となり、第1の表示器17には「0」が表
示される(ステップ12)。
【0077】つぎのステップ13でCPU45は、前記
フラグF2をチェックする。このフラグF2は、大ボー
ナスゲーム信号または小ボーナスゲーム信号を受信中で
あることを記憶するためのもので、フラグF2がオフの
ときはステップ13は「NO」となってステップ3へ戻
り、つぎの信号に待機する。
【0078】ステップ3,4がともに「NO」のとき
は、CPU45はステップ14でフラグF2をチェック
する。この判定が「YES」のとき、すなわち大、小い
ずれかのボーナスゲームを実行中である場合はステップ
3へ戻り、つぎの信号に待機する。
【0079】ステップ14が「NO」のときは、CPU
45はつぎのステップ15,16で、大ボーナスゲーム
信号または小ボーナスゲーム信号の入力をチェックす
る。大ボーナスゲーム信号が入力されたときはステップ
15が「YES」となって、CPU45は、音声ROM
49の領域M2より大ボーナスゲーム情報を読み出して
スピーカー80より出力させた後、ホストコンピュータ
22へ大ボーナスゲーム信号を出力する(ステップ1
7,18)。
【0080】小ボーナスゲーム信号が入力されたときは
ステップ15が「NO」,ステップ16が「YES」と
なって、CPU45は、音声ROM49の領域M3より
小ボーナスゲーム情報を読み出してスピーカー80より
出力させた後、ホストコンピュータ22へ小ボーナスゲ
ーム信号を出力する(ステップ19,20)。
【0081】前記ステップ18またはステップ20の処
理が終了すると、CPU45はつぎのステップ21で、
RAM33の所定の領域に前記フラグF2をセットした
後、ステップ3へと戻る。
【0082】前記ステップ13の判定が「YES」のと
き、CPU45はつぎのステップ22,23で、大ボー
ナスゲーム信号または小ボーナスゲーム信号がオフした
か否かをチェックする。大ボーナスゲーム信号がオフし
たことが確認されるとステップ22が「YES」とな
り、CPU45はステップ24で、前記フラグF2をリ
セットすると共にホストコンピュータ22への大ボーナ
スゲーム信号をオフし、ステップ25以下の手順を実行
する。
【0083】一方、小ボーナスゲーム信号がオフしたこ
とが確認されたときは、ステップ22が「NO」,ステ
ップ23が「YES」となり、CPU45はステップ2
8で、前記フラグF2をリセットしホストコンピュータ
22への小ボーナスゲーム信号をオフする。このステッ
プ28の手順終了後またはステップ22,23がともに
「NO」であるときは、ステップ3へ戻る。
【0084】前記ステップ24の手順が終了すると、C
PU45はつぎのステップ25で、メダル差益Dの値を
チェックする。このメダル差益Dが設定値T以下のとき
は、ステップ25が「YES」となり、CPU45はつ
ぎのステップ26で、遊戯機本体2へロック解除信号を
出力し、続くステップ27で前記音声ROM49の領域
M4よりロック解除情報を読み出してスピーカー80よ
り出力させた後、ステップ3へ戻る。
【0085】このときの第1,第2の表示器17,18
の表示状態は、例えば図3に示すようになっており、遊
戯者はこの表示および前記ロック解除情報により大ボー
ナスゲーム終了後もゲームを続行できることを認識す
る。
【0086】ステップ25が「NO」のとき、すなわち
メダル差益Dが設定値Tを越えたときはステップ29へ
移行し、CPU45はスピーカー80より抽選開始情報
を出力し、さらにつぎのステップ30で、第1の表示器
17の各ブロック20a〜20dに一斉に「0」〜
「9」までの数字をランダムに可変表示させると共に、
遊戯者にゲームを続行できるチャンスを与えるための抽
選を実行する。
【0087】この抽選は、前記乱数発生器48の出力す
る乱数を一定時間間隔ごとに4回取り込むことにより行
われる。各数字が取り込まれるごとに、第1の表示器1
7の各ブロック20a〜20dの可変表示が順次停止し
て取り込まれた数字を表示し、抽選結果を報知する。
【0088】この抽選は、取り込まれた数字がすべて
「7」であるとき当たりとなるよう設定されており、従
って抽選当たりのとき、第1の表示器17には「777
7」が表示される。これによりステップ31は「YE
S」となってステップ32へ移行し、CPU45は、ス
ピーカー80より抽選当たり情報を出力する。
【0089】つぎのステップ33でCPU45は、第2
の表示器18の各ブロック21a〜21dを一斉に可変
表示させる(図13(2))。つぎに、ステップ34で
前記設定値Tにさらに700枚を上乗せした後、続くス
テップ35で、第2の表示器18の可変表示を停止させ
てこの更新した設定値T(この場合「1400」)を表
示させ、また第1の表示器17には再びメダル差益Dを
表示させる(図13(3))。この後、ステップ26に
進んでロック解除信号が出力される。
【0090】以下同様にして、メダル差益が設定値Tに
達するごとに抽選が行われ、この抽選が「当たり」とな
ると、設定値Tが更新されてゲームの続行が可能とな
る。
【0091】一方抽選がはずれたときは、ステップ31
が「NO」となり、CPU45はステップ36で、スピ
ーカー80よりゲーム終了情報を出力した後、ステップ
37以降の機体全体のリセットのための手順を実行す
る。
【0092】ステップ37は、前記リセットモード切換
スイッチ63により自動モードが選択されているか否か
をチェックするもので、この判定が「YES」のとき、
CPU45は内部のタイマをスタートさせて一定時間が
経過するまで待機する(ステップ38,39)。一定時
間が経過してステップ39が「YES」となると、CP
U45は表示器17,18の表示内容をリセットして初
期状態に戻し、遊戯機本体2へロック解除信号を出力す
る(ステップ40,41)。
【0093】ステップ37が「NO」のとき、すなわち
手動モードが選択されているときは、ステップ42へ移
行して手動リセット部19の操作に待機する。手動リセ
ット部19がキー操作されて前記手動リセットスイッチ
64がオンになるとステップ42が「YES」となり、
ステップ40へ移行して前述のリセット処理が行われ
る。
【0094】なお、この実施例では、各メッセージ情報
を出力する機構を制御装置3に設けているが、これを遊
戯機本体2に設けて同様のメッセージ情報を出力するよ
うにしてもよい。また前記スピーカ80に代えて多数の
LEDから成る表示部を設け、各メッセージ情報を文字
表示させたり、効果音やランプの点灯などによって、各
情報を出力するようにしてもよい。
【0095】また、この実施例では、ロック解除信号を
出力するための設定値を700枚としているが、制御装
置3内にいくつかの設定値を選択するための切換スイッ
チを設け、遊戯場側の条件などに応じて自由に設定値を
変更できるように構成することも可能である。
【0096】
【発明の効果】この発明は上記の如く、特別ゲームの実
行によってゲームの実行が不可能なロック状態が生成さ
れるスロットマシンにおいて、メダルの投入,払出ごと
にメダル差益を算出し、前記ロック状態時にこのメダル
差益を所定の設定値と比較して、設定値以下であれば自
動的にロック解除状態に復帰するようにしたから、メダ
ル差益の確認やロック解除操作などの係員の負担を削減
できる。またすみやかにゲーム実行可能な状態に復帰す
るので、客へのサービスを向上できる。さらにホストコ
ンピュータ側の構成を変えたり、新たな回線を設けたり
するなどの遊戯場の大幅な改造を行うことなく、各スロ
ットマシンのロック状態を自動制御することができる。
【0097】請求項4の発明ではメダル差益が、また請
求項5の発明ではメダル差益と設定値とが表示されるの
で、遊戯者はこの表示によりロック解除となるか否かを
容易に判断できる。
【0098】請求項6の発明では、ロック解除を知らせ
る情報が出力されるので、遊戯者はゲームを続行できる
ことを容易に判断することができる。
【0099】請求項7の発明では、たとえメダル差益が
設定値より大きくなっても、抽選が当たれば自動的にロ
ック解除状態に復帰するので、遊戯者に対して抽選結果
への期待感を付与できる。
【0100】請求項8の発明では、前記抽選結果に関す
る情報が出力されるので、遊戯者はさらにゲームを続行
できるか否かを容易に判断することができるなど、発明
目的を達成した幾多の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるスロットマシンの
外観を示す正面図である。
【図2】ボーナスゲームへの移行条件およびゲーム内容
を示す説明図である。
【図3】制御装置の表示器の表示状態を示す説明図であ
る。
【図4】スロットマシンおよびホストコンピュータの電
気的な関係を示すブロック図である。
【図5】遊戯機本体の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】制御装置の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図7】制御装置の音声ROMの記憶内容を示す説明図
である。
【図8】遊戯機本体の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】遊戯機本体の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】制御装置の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】制御装置の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】制御装置の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図13】図10〜12の制御手順における表示器の表
示状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン 2 遊戯機本体 3 制御装置 17,18 表示部 24,25,26 出力端子 28 入力端子 30,45 CPU 48 乱数発生器 49 音声ROM 65 表示回路 80 スピーカー 83 音声回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常ゲームを実行させる手段と、通常ゲ
    ームの結果が所定の条件を満たしたときに特別ゲームを
    実行させる手段とを具備する遊戯機本体と、この遊戯機
    本体に電気接続される制御装置とから成り、 前記遊戯機本体は、 メダルの投入枚数に応じたメダル投入信号と、メダルの
    払出枚数に応じたメダル払出信号と、特別ゲームに付随
    して発生する特別ゲーム信号とを前記制御装置へ出力す
    る信号出力部と、 前記特別ゲーム信号に応答してゲームの実行が不可能な
    ロック状態を生成し、前記制御装置よりロック解除信号
    を入力することに応答してロック解除状態に復帰させる
    ロック制御部とを有し、 前記制御装置は、 前記遊戯機本体の信号出力部より入力したメダル投入信
    号とメダル払出信号とから遊戯機本体のメダル差益を算
    出する演算部と、 前記遊戯機本体の信号出力部より入力した特別ゲーム信
    号に応答して前記演算部で算出されたメダル差益を所定
    の設定値と比較し、設定値以下のとき、ロック解除信号
    を生成して前記遊戯機本体へ出力するロック解除信号生
    成部とを有して成るスロットマシン。
  2. 【請求項2】前記特別ゲーム信号は、特別ゲームの開始
    によりオンし特別ゲームの終了によりオフする信号であ
    る請求項1に記載されたスロットマシン。
  3. 【請求項3】前記特別ゲーム信号は、特別ゲームの終了
    により発生するトリガ状の信号である請求項1に記載さ
    れたスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記演算部で算出され
    たメダル差益を表示する表示部を備えている請求項1に
    記載されたスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、前記演算部で算出され
    たメダル差益を表示する第1の表示部と、前記設定値を
    表示する第2の表示部を備えている請求項1に記載され
    たスロットマシン。
  6. 【請求項6】 前記遊戯機本体または制御装置のいずれ
    かには、前記ロック解除信号に応答して、ロック解除を
    知らせる情報を表示または音声で出力するための情報出
    力部が設けられている請求項1に記載されたスロットマ
    シン。
  7. 【請求項7】 通常ゲームを実行させる手段と、通常ゲ
    ームの結果が所定の条件を満たしたときに特別ゲームを
    実行させる手段とを具備する遊戯機本体と、この遊戯機
    本体に電気接続される制御装置とから成り、 前記遊戯機本体は、 メダルの投入枚数に応じたメダル投入信号と、メダルの
    払出枚数に応じたメダル払出信号と、特別ゲームに付随
    して発生する特別ゲーム信号とを前記制御装置へ出力す
    る信号出力部と、 前記特別ゲーム信号に応答してゲームの実行が不可能な
    ロック状態を生成し、前記制御装置よりロック解除信号
    を入力することに応答してロック解除状態に復帰させる
    ロック制御部とを有し、 前記制御装置は、 前記遊戯機本体の信号出力部より入力したメダル投入信
    号とメダル払出信号とから遊戯機本体のメダル差益を算
    出する演算部と、 抽選を実行する抽選部と、 前記遊戯機本体の信号出力部より入力した特別ゲーム信
    号に応答して前記演算部で算出されたメダル差益を所定
    の設定値と比較し、設定値以下のとき、ロック解除信号
    を生成して前記遊戯機本体へ出力し、設定値より大きい
    とき、前記抽選部を作動させる第1のロック解除信号生
    成部と、 前記抽選部による抽選が当たったとき、ロック解除信号
    を生成して前記遊戯機本体へ出力する第2のロック解除
    信号生成部とを有して成るスロットマシン。
  8. 【請求項8】 前記遊戯機本体または制御装置のいずれ
    かには、前記抽選部による抽選結果を知らせる情報を表
    示または音声で出力するための情報出力部が設けられて
    いる請求項7に記載されたスロットマシン。
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