JPH0627526Y2 - 紙葉類結束装置の鏝温度制御装置 - Google Patents

紙葉類結束装置の鏝温度制御装置

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JPH0627526Y2
JPH0627526Y2 JP10084688U JP10084688U JPH0627526Y2 JP H0627526 Y2 JPH0627526 Y2 JP H0627526Y2 JP 10084688 U JP10084688 U JP 10084688U JP 10084688 U JP10084688 U JP 10084688U JP H0627526 Y2 JPH0627526 Y2 JP H0627526Y2
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heater
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temperature control
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和典 梅崎
尚司 富谷
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、紙葉類結束装置における鏝温度制御装置に関
するもので特に紙幣等の帯封に用いられるものである。
(従来の技術) 紙幣等の紙葉類を結束するための紙葉類結束装置におい
て紙葉類に熱接着用帯封テープを熱接着するには、従来
より熱溶融するテープを集積紙葉類に巻き付けた後、テ
ープの接着部に所定の温度に熱した熱接着用鏝を押し当
てて行なう。この際鏝の温度を一定に保つためにヒータ
電源を所定のデューテイ比でオン・オフしたり、ヒータ
電源の電圧を変更したりする温度制御が従来行なわれて
いる。
このような鏝の温度制御に際しては鏝内に埋め込まれた
サーミスタ等の感熱素子により鏝の温度に応じた抵抗値
等の変化を出力し、その変化量に応じてヒータ制御用の
ソリッドステートリレーをオン・オフさせるのが一般的
であった。
このように従来の紙葉類結束装置における鏝温度制御装
置では、鏝温度の制御に際して温度センサからの信号の
みに基づいて行なうよう構成されていた。
しかし熱接着用の鏝の温度は、テープに塗布された接着
剤に応じて予め正確に設定したとしても、時として接着
力が弱すぎてテープの接着部が接着後外れたり、また接
着が強すぎて結束部のホルダにテープが被着するという
トラブルが生ずることがあった。
このような場合に対応するため、係員は接着状況を常に
監視し、その状況に応じて温度設定を変更する必要があ
り、省力化が十分ではなかった。
(考案が解決しようとする課題) このように従来の鏝温度制御装置では、帯封テープに応
じて最適の鏝温度設定したとしても、時として接着力に
強弱が生じ、必ずしも適切な接着ができないという問題
があった。この原因は結束部近傍の温度変動にあると考
えられた。
そこで本考案は、上述した問題点を解消し接着状況を常
時監視すること無く、常に適正な熱接着を行なうことの
できる紙葉類結束装置における鏝温度制御装置を提供す
ることを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案によればヒータおよびこのヒータ温度を検出する
温度センサを内蔵してなり、結束部における集積紙葉類
に巻き付けられた帯封テープの接着部に圧接されて帯封
テープを熱接着する熱接着用鏝に対して、前記温度セン
サ出力に基づいて所定温度に制御する紙葉類結束装置の
鏝温度制御装置において、前記結束部近傍の湿度を測定
する湿度センサと、この湿度センサの出力に応じて前記
所定温度の変更を行なう温度補正手段とを設けたことを
特徴としている。
(作用) 鏝温度制御装置は湿度センサによる結束部近傍の湿度測
定結果に基づいて、標準温度に対する所定の補正量を補
正手段から出力することにより温度補正を行う。
これにより結束部の温度は、常に接着適正温度に保たれ
る。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
第2図は、本考案が適用される紙葉類結束機の結束部の
一例を示す図である。第2図に示す状態では、回転輪2
が定位置にあり、紙幣Pが押圧保持板29,30間に置
かれ、デバイダ26が葉間に挿入された状態を示してい
る。結束用のテープTは、テープ差し込み板27により
紙幣Pの端部にローラ8,9の間隙から差し込まれる。
11は揺動アーム、53は押印装置である。52は熱接
着装置で熱接着用鏝52bに接して温度センサ52aが
設けられている。帯封テープ即ち熱接着用テープTは、
公知の方法で紙葉束に巻き付けられ、テープ端部が重ね
合わされる。
熱接着装置52の先端に取り付けられた熱接着用鏝52
bは熱接着時には熱接着テープTの重合端部即ち接着部
に移動し、これを押し付けて熱接着する。
本考案で設けられる湿度センサ60は結束部近傍で、か
つ熱接着用鏝52bの熱により影響を受けない位置に設
置される。
この湿度センサ60により集積紙葉類と帯封テープの近
傍湿度が測定される。紙葉類の結束に際しては、回転輪
2が矢印方向に回転し、テープTがローラ8の外周によ
り拾われるようにして支持された状態で、紙幣Pの図に
おいて右側を上昇し、紙幣Pを巻回した後に下降する。
その後所定の巻回が終了した後、カッタ25を下降さ
せ、テープTを切断する。
第1図は、湿度センサ60と熱接着用鏝52bの温度制
御との関係を説明するための制御装置のブロック図であ
る。鏝52b内には前述したように鏝温度の検出を行な
うためのサーミスタからなる温度センサ52aが設けら
れている。温度センサ52aで抵抗値の変化として検出
された鏝の温度は、ヒータ温度検出部73により電圧信
号に変換され、ヒータ温度制御部74に入力される。
またヒータ温度検出部73からの出力はCPU72にも
供給され、ヒータ温度はこのCPU72により監視され
ている。ヒータ温度制御部74は帯封テープの種類に応
じた最適のヒータ温度を設定し、ヒータドライブ部75
を介して鏝52b内のヒータ52cに所定のドライブ電
力を供給する。
一方ヒータ温度制御部74の出力は、CPU72にも供
給されており、仮に制御部74に異常が発生し、ヒータ
52cの制御が不可能となったり、何らかの原因でヒー
タ52cの温度が異常となった場合には、ヒータドライ
ブ部75を介して直接ヒータ52cをオン・オフさせる
機能を有している。
一方、本考案により設けられる湿度センサ60による結
束部近傍の湿度情報は、湿度条件出力部70を介してリ
ファレンス電圧制御部71およびCPU72に入力され
る。
湿度条件検出部70は検出された湿度を幾つかの段階に
分け(この段階を表わす)、信号をリファレンス電圧制
御部71に対して出力しリファレンス電圧制御部71は
湿度段階に対応して熱接着用鏝52bの湿度を所定の温
度に設定する。
例えば、湿度を(1)30%以下、(2)30%〜45
%、(3)45〜70%、(4)70%以上の4段階に
分け、これに対応して熱接着用鏝52bの温度をそれぞ
れ210℃、195℃、180℃、170℃に設定制御
する。
このようにして、リファレンス電圧制御部71は予め定
めた湿度範囲に対する最適の熱接着温度を設定し、ヒー
タ温度制御部74に対し、前述した最適熱接着温度とな
るように温度補正指令を出力しヒータ温度制御部74が
この補正指令に応答して上述した最適温度をヒータドラ
イブ部75に供給するように構成されている。
なお湿度に対する最適温度は、熱接着テープの仕様等に
より異なるため、テープの仕様が定まった段階で実験に
より事前に求めておく必要がある。
第3図は、テープの種類(材質)に応じた湿度と鏝温度
との関係を示す図である。図から明らかなように、同一
の湿度範囲に対しても水溶性の紙テープと樹脂層を有す
るラミネートテープでは最適鏝温度が異なる。これらの
最適値は、前述したように実験により事前に求めること
ができる。
このようにテープの種類に応じて同一湿度に対しても最
適鏝温度を変更する必要が生じるが、これらのテープの
種類に応じた補正特性は、予めリファレンス制御部71
内に設けためもり71aに保持しておき、別に設けた帯
封テープ選択スイッチ76の切り替えにより選択するよ
うに構成することができる。
このようなテープの種類に応じたスイッチの切り替え動
作は、例えばテープ自体に識別標識を設けておき、これ
を読み取って自動的に切り替えするようにすることも可
能である。
湿度センサ60としては、通常セラミック湿度センサが
用いられる。そして紙葉類の状態およびその時々の結束
部近傍の湿度変化に応じて、その湿度に対応した電圧が
取り出される。
例えば前述した(1)〜(4)の湿度変化に応じて2.
5V〜9.5Vの電圧が得られる。湿度条件出力部70
では、この電圧をコンパレータで4段階のレベルに区切
った後、これをさらにI/0ポートからの制御信号で4
パターンのセレクト信号SseL(000,001,01
0,011)を作る。
リファレンス電圧制御部71では、第4図に示すように
この信号によりマルチプレクサ80をスイッチさせ、4
種類の抵抗R,R,R,Rの中から対応するも
のを選択し、この抵抗と基準抵抗Rとでリファレンス
電圧VREFを生成する。
一方熱接着用鏝52bの温度が前述したように温度セン
サ52aの抵抗変化に基づいてヒータ温度検出部73か
ら電圧変化として検出されており、ヒータ温度制御部7
4は、この電圧と前述したリファレンス電圧VREF
を比較し、その差を取り出しヒータ52cをドライブす
るか否かを決定する。
この信号によりヒータ制御用ソリッドステートリレーの
オン・オフを制御し、ヒータ52cを所定温度になるよ
うに保つ。
なお、前述した実施例では、湿度センサ60の湿度を段
階的に区切って補正出力を出すように構成したが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、連続的に行なうよ
うにすることもできる。
さらに、温度補正に際しては、ヒータドライブ部75に
より供給電圧のパルスのデューティ比を変えるようにし
ても、電圧を変えるようにしてもいずれでも行なうこと
ができる。
また本実施例の結束部は集積紙葉類を人が手で挿入する
例であるが、これに限定されるものではなく集積部に所
定枚数の紙葉類が集積される毎にその集積紙葉類を搬送
機構によって結束部へ送り込む形式の結束部構成として
もよく、本考案はこのようなものでも適用が可能であ
る。
〔考案の効果〕
以上実施例に基づいて詳細に説明したように、鏝の温度
を温度センサと湿度センサとに基づいて最適温度になる
よう制御するため、従来のように帯封テープの接着不良
やホルダへの付着のトラブルを無くした安定な紙葉類結
束が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による鏝温度制御装置の温度制御を説
明するためのブロック図、第2図は紙葉類結束機の結束
部の概略構成を示す図、第3図は湿度と最適鏝温度との
関係をテープ種類をパラメータとして示す図、第4図は
リファレンス電圧制御部におけるリファレンス電圧発生
部の構成を示す回路図である。 52a……温度センサ、52b……熱接着用鏝、52c
……ヒータ、60……湿度センサ、70……湿度条件出
力部、71……リファレンス電圧制御部、71a……メ
モリ、72……CPU、73……ヒータ温度検出部、7
4……ヒータ温度制御部、75……ヒータドライブ部、
76……帯封テープ選択スイッチ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータおよびこのヒータ温度を検出する温
    度センサを内蔵してなり、結束部において集積紙葉類に
    巻き付けられた帯封テープの接着部に圧接されて前記帯
    封テープを熱接着する熱接着用鏝に対して、前記温度セ
    ンサ出力に基づいて所定温度に制御する紙葉類結束装置
    の鏝温度制御装置において、前記結束部近傍の湿度を測
    定する湿度センサと、この湿度センサの出力に応じて前
    記所定温度の変更を行なう温度補正手段とを設けたこと
    を特徴とする紙葉類結束装置の鏝温度制御装置。
  2. 【請求項2】帯封テープの種類に応じて温度補正値の変
    更を指示する手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の紙葉類結束装置の鏝温度制御装置。
JP10084688U 1988-07-29 1988-07-29 紙葉類結束装置の鏝温度制御装置 Expired - Fee Related JPH0627526Y2 (ja)

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