JP2007253979A - 紙幣結束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープの製造コストを抑制しつつ、使いかけの別のテープを使用するときや装置の設定がリセットされたときであっても、温度設定や加熱時間を最適条件に自動設定することが可能な紙幣結束装置を提供する。
【解決手段】テープ本体11aを繰り出すテープ供給機構14と、該テープ供給機構14から繰り出されるテープ本体11aを所定枚数集積された紙幣に巻回させた後、ヒータ18を押し付けこれを熱接着させて紙幣を結束させる結束部17とを有する紙幣結束装置において、ロールテープ10aには、当該テープ本体11aの熱接着の最適条件データとして、ヒータ温度の最適条件データが記憶されたRFIDインレット30が設けられており、最適条件データを読み取るRFIDリーダ31と、該RFIDリーダ31からの信号によりヒータ18のヒータ温度を制御する温度制御手段とを設けてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、テープで紙幣を結束する紙幣結束装置に関するものである。
従来から、紙幣を熱接着タイプのテープで結束する紙幣結束装置が知られている。この紙幣結束装置にはテープを接着するためのヒータが設けられており、このヒータによって紙幣の束に巻回したテープを加熱接着させて紙幣を結束するようにしている。ところで、紙幣を結束するテープは複数のメーカで製造されており、使用するテープ毎に十分な接着強度を得ることができるヒータの加熱温度、加熱時間などの諸条件が異なる場合がある。そのため、作業開始時に作業者が使用するテープの最適な接着条件をいちいち設定する必要があり、人為的な設定ミスによる接着不良などが生じる懸念があった。そこで近年、テープ上に印刷したバーコード等のマークによって当該テープの接着に最適な接着条件を記録しておき、結束装置側に設けた読み取りセンサによってこの接着条件を検出して自動的に最適な接着条件を設定して紙幣の結束処理を行う紙幣結束装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特許第2825746号公報
しかしながら、上述の紙幣結束装置においては、テープ上にバーコード等のマークを予め所定間隔で印刷しておく必要があるため、テープの製造コストが増加するという課題がある。そして、上述した特許第2825746号公報に記載されているように、テープの繰り出し側先端にのみマークを印刷して製造コストを低減する方法も考えられるが、この場合、使いかけの別のテープに交換するときや、作業中の瞬時停電など何らかの原因で装置の設定がリセットされてしまったときには、すでに接着条件が記録されたマークはテープに残っていないため、手動で接着条件の設定を行う必要が生じてしまう。
本発明は、これら課題に鑑みてなされたもので、結束テープの製造コストを抑制しつつ、使いかけの別の結束テープを使用するときや装置の設定がリセットされたときであっても、温度設定や加熱時間を最適条件に自動設定することが可能な紙幣結束装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、熱接着タイプのテープ本体(例えば、実施の形態におけるテープ本体11a,11b)を有する結束テープ(例えば、実施の形態におけるロールテープ10a,10b)から前記テープ本体を繰り出すテープ供給手段(例えば、実施の形態におけるテープ供給機構14)と、該テープ供給手段から繰り出される前記テープ本体を所定枚数集積された紙幣に巻回させた後、当該テープ本体にヒータ(例えば、実施の形態におけるヒータ18)を押し付けこれを熱接着させて紙幣を結束させる結束部(例えば、実施の形態における結束部17)とを有する紙幣結束装置において、前記結束テープには、当該結束テープの前記テープ本体における熱接着の最適条件データとして、前記ヒータのヒータ温度の最適条件データが記憶された無線ICチップ(例えば、実施の形態におけるRFIDインレット30)が設けられており、該無線ICチップを無線で駆動して前記最適条件データを読み取るリーダ(例えば、実施の形態におけるRFIDリーダ31)と、該リーダからの信号により前記ヒータのヒータ温度を制御する温度制御手段(例えば、実施の形態におけるヒータ温度制御部26、ヒータ温度検出部27、ヒータ加熱部28および結束制御部25で構成)とを設けてなることを特徴とする。
このように構成することで、結束テープを紙幣結束装置に装着して紙幣の結束処理を行う際に、結束テープの無線ICチップに記憶されたヒータ温度の最適条件を自動的にリーダによって読み取らせて、このリーダの読み取り結果に基づいてヒータ温度を最適条件に制御し、この最適条件に制御されたヒータを紙幣に巻回されたテープ本体に押し付けて熱接着を行うことができる。
請求項2に記載した発明は、熱接着タイプのテープ本体(例えば、実施の形態におけるテープ本体11a、11b)を有する結束テープ(例えば、実施の形態におけるロールテープ10a,10b)から前記テープ本体を繰り出すテープ供給手段(例えば、実施の形態におけるテープ供給機構14)と、該テープ供給手段から繰り出される前記テープ本体を所定枚数集積された紙幣に巻回させた後、当該テープ本体にヒータ(例えば、実施の形態におけるヒータ18)を押し付けこれを熱接着させて紙幣を結束させる結束部(例えば、実施の形態における結束部17)とを有する紙幣結束装置において、前記結束テープには、当該結束テープの前記テープ本体の熱接着の最適条件データとして、前記ヒータによる押付時間の最適条件データが記憶された無線ICチップ(例えば、実施の形態におけるRFIDインレット30)が設けられており、該無線ICチップを無線で駆動して前記最適条件データを読み取るリーダ(例えば、実施の形態におけるRFIDリーダ31)と、該リーダからの信号により前記ヒータの押付時間を制御する押付時間制御手段(例えば、実施の形態における揺動機構20、ヒータ駆動制御部22および結束制御部25で構成)とを設けてなることを特徴とする。
このように構成することで、結束テープを紙幣結束装置に装着して紙幣の結束処理を行う際に、結束テープの無線ICチップに記憶されたヒータによる押付時間の最適条件を自動的にリーダによって読み取らせ、このリーダの読み取り結果に基づいてヒータによる押付時間を制御してテープ本体の熱接着を行うことができる。
請求項3に記載した発明は、熱接着タイプのテープ本体(例えば、実施の形態におけるテープ本体11a,11b)を有する結束テープ(例えば、実施の形態におけるロールテープ10a,10b)から前記テープ本体を繰り出すテープ供給手段(例えば、実施の形態におけるテープ供給機構14)と、該テープ供給手段から繰り出される前記テープ本体を所定枚数集積された紙幣に巻回させた後、当該テープ本体にヒータ(例えば、実施の形態におけるヒータ18)を押し付けこれを熱接着させて紙幣を結束させる結束部(例えば、実施の形態における結束部17)とを有する紙幣結束装置において、前記結束テープには、当該結束テープの前記テープ本体における熱接着の最適条件データとして、前記ヒータのヒータ温度およびヒータによる押付時間の最適条件データが記憶された無線ICチップ(例えば、実施の形態におけるRFIDインレット30)が設けられており、該無線ICチップを無線で駆動して前記最適条件データを読み取るリーダ(例えば、実施の形態におけるRFIDリーダ31)と、該リーダからの信号により前記ヒータのヒータ温度と押付時間とを制御する制御手段(例えば、実施の形態におけるヒータ温度制御部26、ヒータ温度検出部27、ヒータ加熱部28、揺動機構20、ヒータ駆動制御部22および結束制御部25で構成)とを設けてなることを特徴とする。
このように構成することで、結束テープを紙幣結束装置に装着して紙幣の結束処理を行う際に、結束テープの無線ICチップに記憶されたヒータ温度とヒータによる押付時間との最適条件を自動的にリーダによって読み取らせ、この読み取り結果に基づいて、ヒータ温度およびヒータによるテープ本体への押付時間が最適条件となるようにヒータを制御してテープ本体の熱接着を行うことができる。
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記無線ICチップが、前記テープ本体の繰り出し最後端部もしくは、前記結束テープの芯部(例えば、実施の形態における芯部9)に設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、使用途中の他の結束テープを使用する場合であっても、テープ本体の繰り出し最後端部もしくは、結束テープの芯部に設けられている無線ICチップから当該結束テープのテープ本体における最適な接着条件を読み取ってヒータを制御することができる。
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記リーダが、前記結束テープの取り付け支持部(例えば、実施の形態におけるテープ取付支持部32)に組み込まれていることを特徴とする。
このように構成することで、従来では結束テープの取り付け支持のためだけに設けていた取り付け支持部を有効利用して、リーダと無線ICチップとの通信距離を短縮することができる。
請求項6に記載した発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、前記紙幣結束装置が、所定枚数のバラ紙幣を集積状態にして結束する小束紙幣結束装置であることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、前記紙幣結束装置が、所定数の小束紙幣を集積状態にして結束する大束紙幣結束装置であることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、結束テープを紙幣結束装置に装着して紙幣の結束処理を行う際に、結束テープの無線ICチップに記憶されたヒータ温度の最適条件を自動的にリーダによって読み取らせて、このリーダの読み取り結果に基づいてヒータ温度を最適条件に制御し、この最適条件に制御されたヒータを紙幣に巻回されたテープに押し付けて熱接着を行うことができるため、設定不良が生じることなく、例えばテープ本体へのヒータの押し付け時間が変更できない装置であっても、常に確実な結束テープの接着を行うことが可能となる効果がある。また、読み取りを考慮しても配置の自由度が高い無線ICチップにヒータ温度の最適条件を記憶しているので、途中交換や設定リセット時にも再読み取り可能な位置に配置することができる。
請求項2に記載した発明によれば、結束テープを紙幣結束装置に装着して紙幣の結束処理を行う際に、結束テープの無線ICチップに記憶されたヒータによる押付時間の最適条件を自動的にリーダによって読み取らせ、このリーダの読み取り結果に基づいてヒータによる押付時間を制御してテープ本体の熱接着を行うことができるため、設定不良が生じることなく、例えばヒータ温度が変更できない装置であっても、常に確実な結束テープの接着を行うことが可能となる効果がある。また、読み取りを考慮しても配置の自由度が高い無線ICチップにヒータによる押付時間の最適条件を記憶しているので、途中交換や設定リセット時にも再読み取り可能な位置に配置することができる。
請求項3に記載した発明によれば、結束テープを紙幣結束装置に装着して紙幣の結束処理を行う際に、結束テープの無線ICチップに記憶されたヒータ温度とヒータによる押付時間との最適条件を自動的にリーダによって読み取らせ、この読み取り結果に基づいて、ヒータ温度およびヒータによるテープ本体への押付時間が最適条件となるようにヒータを制御してテープ本体の熱接着を行うことができるため、常に確実な結束テープの接着を行うことが可能となる効果がある。また、読み取りを考慮しても配置の自由度が高い無線ICチップにヒータ温度およびヒータによる押付時間の最適条件を記憶しているので、途中交換や設定リセット時にも再読み取り可能な位置に配置することができる。
請求項4に記載した発明によれば、請求項1〜3のいずれかの効果に加え、使用途中の他の結束テープを使用する場合であっても、テープ本体の繰り出し最後端部もしくは、結束テープの芯部に設けられている無線ICチップから当該結束テープのテープ本体における最適な接着条件を読み取ってヒータを制御することができるため、結束テープの残量にかかわらず、常に確実な結束テープの接着を行うことが可能となる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、請求項1〜4のいずれかの効果に加え、従来では結束テープの取り付け支持のためだけに設けていた取り付け支持部を有効利用して、リーダと無線ICチップとの通信距離を短縮することができるため、省スペース化を実現して装置の小型化に寄与しつつ、無線ICチップとリーダ間の通信の信頼性を向上させることができる効果がある。
本発明の一実施例による紙幣結束装置について、図1を参照して以下に説明する。図1は本実施例の紙幣結束装置を示す全体構成図である。
該紙幣結束装置は、例えば紙幣の入金・出金等を行なう図示せぬ紙幣処理機に連結されて使用されるものであり、図示せぬ紙幣処理機から必要に応じて搬送されてきた同一金種の紙幣を束ねてこれをテープで結束させるいわゆる小束結束機である。なお、この紙幣結束装置の全体構成等は、特公昭59−3330号に記載されたものと略同様のものである。
図1に示すように、本実施例の紙幣結束装置は、ロールテープ(結束テープ)10aから熱接着タイプのテープ本体11aを繰り出す供給ローラ12およびテープ本体11aを案内するガイドローラ13を具備するテープ供給機構(テープ供給手段)14と、搬送されてきた集積紙幣15を挟持部材16で挟持するとともにテープ供給機構14から供給されたテープ本体11aを該集積紙幣15に巻き回す結束部17とを有しており、結束部17には、集積紙幣15に巻き回されたテープ本体11aを加熱押圧して該テープ本体11aの重なり部分同士を熱接着させるヒータ18が設けられている。
ヒータ18は、揺動機構20に取り付けられており、該揺動機構20には、ヒータ18とは別に、テープ本体11aを切断するカッター21が取り付けられている。この揺動機構20は、集積紙幣15に巻回されたテープ本体11aをヒータ18で加熱押圧する押付位置と、ヒータ18をテープ本体11aから離間させる離間位置との間で揺動自在となっており、常時は離間位置にあり、後述するヒータ駆動制御部22から駆動信号Aが出力されると、揺動されて前記押付位置に至るようになっている。ここで、上記カッター21は、ヒータ18がテープ本体11aを押圧した時点で、該テープ本体11aの熱接着部分よりテープ供給機構14側を切断するようになっている。
本実施例において、図2の10aは、A社製のロールテープを示しており、10bはB社製のロールテープを示している。これらロールテープ10a,10bは、それぞれ同一内径に設定された円筒状の芯部9にテープ本体11a、11bがロール状に巻回されたものであり、一般に、これらテープ本体11a,11bのようにメーカが異なると、それぞれ熱接着させるための最適なヒータ温度やヒータの押付時間などの条件が異なる。
上記ロールテープ10a,10bの芯部9の内周面には、それぞれRFID(Radio Frequency IDentification;電波方式認識)インレット(無線ICチップ)30が貼付されている。このRFIDインレット30は、主に、コイル状に配設されたアンテナ部(図示せず)と、このアンテナ部に接続されたICチップ部(図示せず)とで構成されている。そして、ロールテープ10aに設けられているICチップ部には、テープ本体11aの最適な熱接着条件であるヒータ18の温度データと、ヒータ18によるテープ本体11aへの押付時間データとが記憶されている。また同様に、ロールテープ10bに設けられているICチップ部には、テープ本体11bの最適な熱接着条件であるヒータ18の温度データと、ヒータ18によるテープ本体11bへの押付時間データとが記憶されている。なお、RFIDインレット30の配置は、芯部9の内周面に限られるものではなく、ロールテープ10a、10bを使い切るまで後述するRFIDリーダ(リーダ)31で読み取り可能にRFIDインレット30が残存可能な場所であれば、例えば、テープ本体11a,11bの繰り出し最後端部や芯部9の側面あるいは外周面に貼付して設けたり、芯部9に埋設して設けるようにしても良い。ロールテープ10a,10bはそれぞれに巻回されたテープ本体11a,11bの接着条件が異なる以外は同一の構成であるため、以下、ロールテープ10a、テープ本体11aについてのみ説明する。
テープ供給機構14は、テープ本体11aが繰り出し可能な状態で、ロールテープ10aが回転自在に支持されるテープ取付支持部(取り付け支持部)32を備えている。このテープ取付支持部32はロールテープ10aと略同径の円盤状のつば部33を備えており、このつば部33の中心部分に、その回転軸線方向に沿う略六角柱状に形成された支持部本体34が突設されている。この支持部本体34をロールテープ10aの芯部9の孔9aに挿入することで、支持部本体34の6本の稜線が孔9aの内周面を押圧して嵌合し、テープ取付支持部32に対するロールテープ10aの回転方向へのずれを規制した状態で、ロールテープ10aがテープ取付支持部32に固定されるようになっている。ここで、つば部33に前記ロールテープ10aの側面を当接させて配置させることで、容易にロールテープ10aを位置決めすることが可能となっている。なお、テープ取付支持部32には、1つのロールテープだけが支持されるようになっている。
支持部本体34には、その周面を形成する6つの壁面のうち少なくとも1つの壁面に、RFIDリーダ31が取り付けられている。このRFIDリーダ31は、前述したRFIDインレット30に記憶されたデータを無線通信によって読み出すものである。ここで、前述したRFIDインレット30とRFIDリーダ31とで構成されるいわゆるRFIDは、RFIDリーダ31から発した電波や電磁波によってRFIDインレット30のアンテナに起電力を発生させてこの起電力によってRFIDインレットのICチップを駆動して、そのICチップに記憶されたデータをアンテナを通じて発信させ、このデータをRFIDリーダ31で受信するというRFIDインレット側に電源を必要としないものである。
ここで、ロールテープ10aをテープ取付支持部32へ取り付ける際に、RFIDインレット30がRFIDリーダ31に対向する位置となるようにすれば、通信距離が最短となり無線通信の信頼性向上の点で好ましい。なお、前述した支持部本体34は略六角柱状に限られるものではなく、ロールテープ10aを固定できる形状であれば、例えば略円柱状に形成しても良いが、RFIDリーダ31を取り付ける都合上、一部に平面を有していればより好適である。また、上記実施例では支持部本体34の周面にRFIDリーダ31を取り付けた場合を説明したが、支持部本体34を構成する柱形状の上面34aや、これに隣接するつば部33などRFIDインレット30の近傍となる位置でデータの送受信が可能な場所であればよい。
RFIDリーダ31は、供給ローラ12に供給制御信号Bを出力してこれを駆動制御する結束制御部25に接続されており、該結束制御部25に、ロールテープ10aのRFIDインレット30から読み取ったデータを読取信号Cとして出力するようになっている。この結束制御部25は、入力された読取信号Cから割り出される、ヒータ18の温度の最適条件データを、最適温度信号Dとして後述するヒータ温度制御部26へ出力するとともに、同様に入力された読取信号Cから割り出される、ヒータ18によるテープ本体11aへの押付時間の最適条件データを、最適押付時間信号Eとして、ヒータ駆動制御部22へ所定のタイミングで出力するようになっている。
ヒータ18には、ヒータ18から温度に応じて出力される温度信号Fを検出するヒータ温度検出部27が接続されており、該ヒータ温度検出部27は、検出したヒータ18の温度を示す検出温度信号Gをヒータ温度制御部26に出力するようになっている。このヒータ温度制御部26は、結束制御部25およびヒータ加熱部28に接続されており、該結束制御部25からの最適温度信号Dとヒータ温度検出部27からの検出温度信号Gとから最適温度と検出温度とを比較し、これらの温度差が許容範囲内に入る方向にヒータ18を制御すべく温度制御信号Hをヒータ加熱部28に出力する。ヒータ加熱部28はヒータ18に加熱制御信号Iを出力して上記温度差が許容範囲内に入るように制御する。ここで、ヒータ温度制御部26は、最適温度と検出温度との差が許容範囲内に入っている場合に、ヒータ18の温度が最適温度であることを示す最適状態信号Jを結束制御部25へ出力するようになっている。なお、ヒータ温度検出部27、ヒータ温度制御部26、結束制御部25およびヒータ加熱部28が、ヒータ18の温度をロールテープ10aのRFIDインレット30から読み取った最適温度と等しくなるよう制御する温度制御手段を構成している。
ヒータ駆動制御部22は、結束制御部25からの最適押付時間信号Eから該最適押付時間を割り出し、該最適押付時間だけヒータ18が押付位置に位置するよう揺動機構20に駆動信号Aを出力するようになっている。ここで、結束制御部25は、例えばRFIDリーダ31から読取信号Cが出力された後、ヒータ温度制御部26から最適状態信号Jが出力された時点で、最適押付時間信号Eをヒータ駆動制御部22に出力するようになっている。なお、揺動機構20、ヒータ駆動制御部22および結束制御部25が、ヒータ18の押付時間がロールテープ10aのRFIDインレット30から読み取った最適押付時間と等しくなるよう制御する押付時間制御手段を構成している。そして、この押付時間制御手段と上記した温度制御手段とが、ヒータ18の温度および押付時間を最適条件に合せる制御手段を構成している。
このような構成の紙幣結束装置によれば、テープ供給機構14にロールテープ10aがセットされた状態で、結束制御部25からの供給制御信号Bにより、テープ供給機構14の供給ローラ12でテープ本体11aを結束部17方向へ繰り出すと、RFIDリーダ31が、ロールテープ10aのRFIDインレット30に向けて電波や電磁波を出力し、これによりRFIDインレット30から発信されるデータを受信して、ヒータ18の温度の最適条件データおよびヒータ18によるテープ本体11aへの押付時間の最適条件データ等を読み取り、読み取ったデータを読取信号Cとして結束制御部25に出力する。この結束制御部25は、入力された読取信号Cから割り出される、ヒータ18の温度の最適条件データを、最適温度信号Dとして後述するヒータ温度制御部26へ出力する。
すると、ヒータ温度制御部26では、結束制御部25からの最適温度信号Dとヒータ温度検出部27からの検出温度信号Gとから最適温度と検出温度とを比較し、これらの差が許容範囲内に入る方向にヒータ18を制御すべく温度制御信号Hをヒータ加熱部28に出力し、これにより、ヒータ加熱部28は、ヒータ18に加熱制御信号Iを出力して、その温度と最適温度との差が許容範囲に入るように制御する。
そして、ヒータ温度制御部26は、最適温度と検出温度との差が許容範囲内に入っている場合および入った場合に、ヒータ18の温度が最適温度であることを示す最適状態信号Jを結束制御部25へ出力する。すると、結束制御部25は、ヒータ駆動制御部22に、最適押付時間信号Eを出力する。ここで、それまでの間に、結束部17では所定のタイミングで集積紙幣15にテープ本体11aが所定状態となるよう巻き付けられており、ヒータ駆動制御部22は、この最適押付時間信号Eから割り出される最適押付時間だけヒータ18が押付位置に位置するよう揺動機構20に駆動信号Aを出力し、よって、ヒータ18が、ロールテープ10aのRFIDインレット30に記憶された最適温度で最適押付時間だけ、テープ本体11aを加熱押圧することになる。なお、この押圧によりカッター21がテープ本体11aを所定位置で切断することになり、これにより、テープ本体11aで結束された紙幣束が得られることになる。
このように本実施例の紙幣結束装置によれば、自動的に、熱接着タイプのテープ本体11aに最適な温度で最適な時間だけ、熱接着が行われることになるため、メーカの相違等の理由でテープ本体11aの熱接着の条件が異なる場合にも、作業者が設定を行うことに起因する設定不良を生じることがなく、テープ本体11aに応じて確実にヒータ18の温度および押付時間を最適条件とすることができる。
加えて、使用途中のロールテープ10aを使用したとしても、芯部9に設けられているRFIDインレット30からテープ本体11aの最適な接着条件データをRFIDリーダ31が非接触で読み取ってヒータ18の温度制御や揺動機構20の制御を行うことができるため、テープ本体11aの残量にかかわらず、常に確実なテープ本体11aの接着を行うことが可能となる。ここで、とりわけテープ本体11aの繰り出し最後端部にRFIDインレット30を設ける構成とした場合、芯なしタイプのロールテープに適用できるなど適用範囲が広くなる。
さらに、ロールテープ10aの取り付け支持のためだけに設けていたテープ取付支持部32を有効利用し、支持部本体34にRFIDリーダを設けることで、RFIDリーダ31とRFIDインレット30との通信距離を短縮することができるため、省スペース化を実現して装置の小型化に寄与しつつ、RFIDインレット30とRFIDリーダ31間の通信の信頼性を向上させることができる。
なお、上述した実施例では、紙幣を束ねて結束する小束結束機を一例に説明したが、これに限られるものではなく、例えば、小束結束機によって結束された小束紙幣を集積状態にして結束するいわゆる大束紙幣結束機に用いても良い。
また、本実施例においては、ヒータ18の温度とヒータ18による押付時間とをロールテープ10aのRFIDインレット30に記憶させ、これら双方を変更制御するものを例にとり説明したが、勿論、いずれか一方を所定の一定値として他方のみを変更制御しても良好な効果を発揮する。
本発明の一実施例による紙幣結束装置を概略的に示す構成図である。 本発明の一実施例によるロールテープとテープ取付支持部との斜視図である。
符号の説明
9 芯部
10a,10b ロールテープ(結束テープ)
11a,11b テープ本体
14 テープ供給機構(テープ供給手段)
18 ヒータ
17 結束部
20 揺動機構、
22 ヒータ駆動制御部
25 結束制御部
26 ヒータ温度制御部
27 ヒータ温度検出部
28 ヒータ加熱部
30 RFIDインレット(無線ICチップ)
31 RFIDリーダ(リーダ)
32 テープ取付支持部(取り付け支持部)

Claims (7)

  1. 熱接着タイプのテープ本体を有する結束テープから前記テープ本体を繰り出すテープ供給手段と、該テープ供給手段から繰り出される前記テープ本体を所定枚数集積された紙幣に巻回させた後、当該テープ本体にヒータを押し付けこれを熱接着させて紙幣を結束させる結束部とを有する紙幣結束装置において、
    前記結束テープには、当該結束テープの前記テープ本体における熱接着の最適条件データとして、前記ヒータのヒータ温度の最適条件データが記憶された無線ICチップが設けられており、
    該無線ICチップを無線で駆動して前記最適条件データを読み取るリーダと、該リーダからの信号により前記ヒータのヒータ温度を制御する温度制御手段とを設けてなることを特徴とする紙幣結束装置。
  2. 熱接着タイプのテープ本体を有する結束テープから前記テープ本体を繰り出すテープ供給手段と、該テープ供給手段から繰り出される前記テープ本体を所定枚数集積された紙幣に巻回させた後、当該テープ本体にヒータを押し付けこれを熱接着させて紙幣を結束させる結束部とを有する紙幣結束装置において、
    前記結束テープには、当該結束テープの前記テープ本体における熱接着の最適条件データとして、前記ヒータによる押付時間の最適条件データが記憶された無線ICチップが設けられており、
    該無線ICチップを無線で駆動して前記最適条件データを読み取るリーダと、該リーダからの信号により前記ヒータの押付時間を制御する押付時間制御手段とを設けてなることを特徴とする紙幣結束装置。
  3. 熱接着タイプのテープ本体を有する結束テープから前記テープ本体を繰り出すテープ供給手段と、該テープ供給手段から繰り出される前記テープ本体を所定枚数集積された紙幣に巻回させた後、当該テープ本体にヒータを押し付けこれを熱接着させて紙幣を結束させる結束部とを有する紙幣結束装置において、
    前記結束テープには、当該結束テープの前記テープ本体における熱接着の最適条件データとして、前記ヒータのヒータ温度および前記ヒータによる押付時間の最適条件データが記憶された無線ICチップが設けられており、
    該無線ICチップを無線で駆動して前記最適条件データを読み取るリーダと、該リーダからの信号により前記ヒータのヒータ温度と押付時間とを制御する制御手段とを設けてなることを特徴とする紙幣結束装置。
  4. 前記無線ICチップは、前記テープ本体の繰り出し最後端部もしくは、前記結束テープの芯部に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の紙幣結束装置。
  5. 前記リーダは、前記結束テープの取り付け支持部に組み込まれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の紙幣結束装置。
  6. 前記紙幣結束装置は、所定枚数のバラ紙幣を集積状態にして結束する小束紙幣結束装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の紙幣結束装置。
  7. 前記紙幣結束装置は、所定数の小束紙幣を集積状態にして結束する大束紙幣結束装置であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の紙幣結束装置。
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