JPH06274638A - 3バス接続システム - Google Patents

3バス接続システム

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Publication number
JPH06274638A
JPH06274638A JP5064251A JP6425193A JPH06274638A JP H06274638 A JPH06274638 A JP H06274638A JP 5064251 A JP5064251 A JP 5064251A JP 6425193 A JP6425193 A JP 6425193A JP H06274638 A JPH06274638 A JP H06274638A
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JP
Japan
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bus
data
address
text
graphic
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Application number
JP5064251A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Toi
哲也 戸井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1のバスと第2のバスを第3のバスに接続
するとき、第3のバスのCPUの負担を軽減し効率的な
データ処理を行うことができる。 【構成】 テキストバス(第1のバス)41とグラフィ
ックバス(第2のバス)42は接続装置61を介してシ
ステムバス(第3のバス)11と接続されている。第3
のバス11が第1および第2のバス41、42に接続さ
れたメモリをアクセスするためにアドレスを送出する
と、アドレス変換テーブル85、86が対応するアドレ
スを変換して第1および第2のバス41、42に送出
し、これによって読み出されたデータ信号71D、79
Dがデータラッチ回路105、108でラッチされた
後、演算器97で演算されてデータ信号78Dとして第
3のバス11に送られてくる。第3のバス11に接続さ
れたCPUは演算処理等から開放されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばグラフィック処理
システムやページプリンタ制御システムにおける3つの
独立したバスを接続するための3バス接続システムに係
わり、特にテキストデータやイメージデータをそれぞれ
扱う2つのバスと、これらのデータを取り込んで印字や
表示を行うための処理を行う他の1つのバスとを接続す
るのに好適な3バス接続システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばグラフィック処理システムやペー
ジプリンタ制御システムでは、文字や数字、記号等から
なるテキスト情報と、図形やイメージ等のグラフィック
情報をそれぞれ個別に処理し、これらを出力時に合成し
てCRT等のディスプレイに表示したり、レーザプリン
タ等のプリンタで印字することが多い。このようにテキ
スト情報とグラフィック情報を個別に処理しているの
は、ビットマップ情報に展開する際の両者の処理が大き
く異なることによる。
【0003】例えば、テキスト情報の場合には文字や記
号等を表わしたコードデータを解読して、予め用意され
ているフォントデータの中から対応するものを選択して
いる。そして、これをそのままビットマップ情報として
ビットマップメモリの所定位置に展開するか、必要な場
合にはこの選択されたフォントデータを拡大したり縮小
し、あるいはこれを回転させる等の処理を加えて同様の
展開処理を行うようにしている。これに対して、グラフ
ィック処理の場合には、図形の描画のための演算を行っ
たり、圧縮データについては伸長処理を行っている。ま
た、階調や解像度を出力側の装置に対応して変更する等
の処理を行っている。そして、このような処理を経た後
にビットマップメモリに展開処理を行うようになってい
る。
【0004】図8は、従来のこのような処理システムの
一例としてページプリンタ制御システムを表わしたもの
である。このシステムで、システムバス11にはシステ
ム制御を行うためのCPU(中央処理装置)12が接続
されており、これにはシステムの操作のためのCRTや
キーボード等の入出力装置13が接続されている。この
他、システムバスに接続されているものとしては、CP
Uが実行する命令(プログラム)を格納したり、システ
ム制御のためのデータを一時的に格納するシステムメモ
リ14や、フォントデータを格納するフォントメモリ1
5や、テキストデータを格納するテキストメモリ16
や、前記したようにテキストデータとグラフィックデー
タを合成してページ単位で格納するページメモリ17
や、他のシステム通信ケーブル18を介して通信を行う
ための通信制御部19がある。また、同様にこのシステ
ムの制御プログラム等の所定のデータを格納した磁気デ
ィスク21に対して入出力制御を行うディスク制御装置
22や、イメージ処理専用のプロセッサとしてのイメー
ジ処理プロセッサ23や、グラフィックデータを格納す
るグラフィックメモリ24や、レーザプリンタ等の印字
装置25の制御を行う印字制御部26も、システムバス
11に接続されている。
【0005】図9は、このような従来のページプリンタ
制御システムがその通信制御部を介してプリントデータ
を受信する制御の様子を表わしたものである。図8に示
した通信制御部19は通信ケーブル18を通じて受信し
た受信データをディスク制御装置22に送り(ステップ
S101)、受信が終了したかどうかを判別する(ステ
ップS102)。そして、受信が終了していない間は
(N)、ステップS101に戻って受信データをディス
ク制御装置22に次々送っていく。ディスク制御装置2
2では、これらを磁気ディスク21に順次格納すること
になる。受信データの到来が終了すると(ステップS1
02;Y)、プリントデータの受信処理が終了する(エ
ンド)。
【0006】図10は、これに対して従来におけるプリ
ントデータの展開処理の内容を表わしたものである。図
8に示したディスク制御装置22は磁気ディスク21か
らテキストコードデータを一処理単位量だけ読み出し、
これをテキストメモリ16へ転送する(ステップS20
1)。イメージ処理プロセッサ23はテキストデータを
構成するコードデータを用いてフォントメモリ15から
対応する文字または記号のフォントデータを読み出し、
これをビットマップイメージに展開する(ステップS2
02)。
【0007】この後、CPU12は1ページ分の展開処
理が終了したかどうかを判別し(ステップS203)、
終了していない場合には(N)、ステップS201に戻
ってテキストコードデータを更に所定単位量だけ読み出
す。そして、これをテキストメモリ16に転送する。以
下同様である。このようにして1ページ分の処理が終了
したら(ステップS203;Y)、テキストデータの展
開処理が終了することになる。
【0008】図11は、従来におけるグラフィックデー
タの展開処理の内容を表わしたものである。図8に示し
たディスク制御装置22は磁気ディスク21からグラフ
ィックデータとしての一処理単位としてのコードデータ
を読み出し、これをグラフィックメモリ24に転送す
る。イメージ処理プロセッサ23はこのコードデータを
解読して、これをビットマップイメージに展開する(ス
テップS302)。
【0009】この後、CPU12は1ページ分のコード
データによる展開処理が終了したかどうかを判別し、終
了していない場合には(N)、ステップS301に戻っ
てコードデータを更に所定単位量だけ読み出す。そし
て、これをグラフィックメモリ24に転送する。以下同
様である。このようにして1ページ分の処理が終了した
ら(ステップS303;Y)、グラフィックデータの展
開処理が終了することになる。
【0010】図12は、テキストメモリにおける領域の
分割態様の一例を表わしたものである。グラフィックメ
モリ24(図8)の場合も同様である。テキストメモリ
16は、それぞれ1ページずつのデータを格納するため
のページバッファ領域31と、コードデータを格納する
コードデータ領域32と、プログラムコード(命令)を
格納するプログラムコード領域33と、作業領域34に
分かれている。ここでページバッファ領域31は、各ペ
ージの展開されたビットマップデータを格納するための
第0、第1、……のページバッファ領域に細分されてい
る。
【0011】図8に示したイメージ処理プロセッサ23
は、前記したステップS302でプログラムコード領域
33に格納されたプログラムコードを用いて、コードデ
ータ領域32に格納されたコードデータをビットマップ
データに展開し、該当するページのページバッファ領域
31に格納することになる。このようにして、テキスト
メモリ16には各ページのテキストデータによるビット
マップデータが展開され、グラフィックメモリ24には
各ページのグラフィックデータによるビットマップデー
タが展開されることになる。
【0012】図13は、ビットマップ展開された後のテ
キストデータとグラフィックデータの合成処理の流れを
表わしたものである。まず、図8に示したイメージ処理
プロセッサ23がテキストメモリ16の該当するページ
のビットマップデータを読み出し(ステップS40
1)、続いて同様にグラフィックメモリ24の該当する
ページのビットマップデータを読み出す(ステップS4
02)。この後、イメージ処理プロセッサ23はこれら
ビットマップデータを対応するビットごとに演算する
(ステップS403)。例えばテキストデータとグラフ
ィックデータのそれぞれの画像を光学的に重ね合わせた
ような合成を得る場合には、対応するビットごとに両者
の論理和をとる演算処理が行われる。演算結果は、それ
らのビットの位置に対応させてページメモリ17に書き
込まれる(ステップS404)。
【0013】以上の処理が1作業単位について終了する
と、イメージ処理プロセッサ23は1ページ分の作業が
終了したかどうかをチェックし(ステップS405)、
処理が終了していなければ(N)、ステップS401に
戻って同様の処理を継続する(ステップS401〜S4
04)。1ページ分の処理が完了したと判別されると
(ステップS405;Y)、そのページの合成処理が終
了することになる(エンド)。
【0014】図14は、この従来のページプリンタ制御
システムにおける印字処理の流れを表わしたものであ
る。図8に示した印字制御部25は、ページメモリ17
から例えば1ライン分のビットマップデータを読み出し
(ステップS501)、これを印字装置25に出力する
(ステップS502)。このような処理は、印字装置2
5の印字測度に合わせて、1ページ分の処理が完了する
まで繰り返し行われることになる(ステップS50
3)。
【0015】このような従来のページプリンタ制御シス
テムでは、図10で説明したテキストデータの展開処理
と、図11で説明したグラフィックデータの展開処理と
が独立した処理であるにもかかわらず、イメージ処理プ
ロセッサ23がこれらの処理を兼用するようになってい
た。このため、これらの処理は逐次交替して、あるいは
一方の処理が終了してから他方の処理を行うといった処
理方法が採られていた。このため、処理のための時間を
短縮することができないといった問題があった。
【0016】このような問題を解決するためには、イメ
ージ処理プロセッサ23を2つ使用して、テキストデー
タの展開処理とグラフィックデータの展開処理とをそれ
ぞれのプロセッサに専用で割り当てることが考えられ
る。しかしながら、このようにプロセッサを2個に増や
しても、これら2個のプロセッサとそれらの処理対象と
なるテキストメモリ16およびグラフィックメモリ24
が同一のシステムバス11に接続されている。したがっ
て、実際にはシステムバス11の輻輳が発生することに
なって、これらのプロセッサが処理を完全に並行して行
う場合に得られるような処理速度の大幅な向上を望むこ
とはできなかった。
【0017】図15は、このような問題点を解決するた
めに提案された3バス接続システムの構成を表わしたも
のである。この3バス接続システムは、テキストデータ
を処理するためのテキストバス41と、グラフィックデ
ータを処理するためのグラフィックバス42を新たに用
意しており、接続装置43を介してシステムバス11と
接続を行うようになっている。テキストバス41にはテ
キストデータの処理を専用に行う第1のイメージ処理プ
ロセッサ231 と、テキストメモリ16およびフォント
メモリ15が接続されている。グラフィックバス42に
は、グラフィックデータの処理を専用に行う第2のイメ
ージ処理プロセッサ232 と、グラフィックメモリ24
が接続されている。システムバス11には図8に示した
残りの回路装置が接続されている。
【0018】このような3バス接続システムは、例えば
特開平2−219154号公報に開示されている。この
提案の3バス接続システムでは、テキストデータはテキ
ストバス41を介して処理され、グラフィックデータは
グラフィックバス42を介して処理されることになる。
したがって、両データの処理が独立かつ完全に並行して
行われるので、処理速度について従来指摘したような問
題は発生しない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この提
案の3バス接続システムではテキストメモリ16に格納
されたビットマップデータをページメモリ17に書き込
む動作と、グラフィックメモリ24に格納されたビット
マップデータをこのページメモリ17に書き込む動作と
がシステムバス11上で競合するという問題が発生す
る。
【0020】図16は、一般に3バス接続システムとし
た場合のこのような競合関係を説明するためのものであ
る。ここでは、一般的な話として第1のバス511 と第
2のバス512 が接続装置52を介して第3のバス51
3 と接続されている場合を説明する。第1のバス511
と第2のバス512 は、それぞれ排他的に第3のバス5
3 に接続されるようになっている。このような接続構
造では、第1および第2のバス511 、512 上のプロ
セッサがそれぞれ第3のバス513 に接続されたページ
メモリ等のメモリに対して交互にアクセスを行う必要が
ある。また、第3のバス513 側のCPUは、第1およ
び第2のバス511 、512 に接続されたテキストメモ
リやグラフィックメモリ等のメモリのページバッファ等
に対してアクセスする必要が生じてくる。
【0021】このようにこの提案では、本来システム制
御に専念するはずのCPU12(図15)がテキストバ
ス41やグラフィックバス42の該当領域にアクセスし
てテキストデータとグラフィックデータの合成処理(図
13参照)を行わなければならなくなり、CPU12に
過度の負担を強いることになる。そして、この結果とし
て図15に示したような3バス接続システムを実現して
も、システム全体の印字性能が向上しないといった問題
が発生した。
【0022】そこで本発明の目的は、CPUの負担を軽
減し効率的なデータ処理を行うことのできる3バス接続
システムを提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、テキストメモリとグ
ラフィックメモリを備えてこれらに格納されたビットマ
ップデータを合成処理して印字するページプリンタ制御
システムを実現する3バス接続システムで、ページメモ
リを不要とすることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)第1のバスと、(ロ)この第1のバスの特定
のアドレスを指定したときにアクセスすることのできる
データと1対1に対応するデータを他の特定のアドレス
を指定したときにアクセスすることのできる第2のバス
と、(ハ)これら第1および第2のバスからデータの転
送を受ける第3のバスと、(ニ)これら第1および第2
のバスと第3のバスの間に接続され、1対1に対応する
データをアクセスするためのアドレスを第3のバス側か
ら入力したとき、対応する第1のバスの特定アドレスと
第2のバスの特定アドレスにそれぞれ変換するアドレス
変換手段と、変換されたアドレスを対応する第1または
第2のバスにそれぞれ転送するアドレス転送手段とを備
えた接続装置とを3バス接続システムに具備させる。
【0025】すなわち請求項1記載の発明では、例えば
テキストデータを扱うテキストバスからなる第1のバス
と、例えばグラフィックデータを扱うグラフィックバス
からなる第2のバスとを、例えば印字装置を接続したシ
ステムバスからなる第3のバスに接続装置を介して接続
する。そして、接続装置にはアドレス変換手段を用意さ
せ、第3のバスから仮想的なアドレスを接続装置に与え
れば、アドレス変換手段が第1および第2のバスに1対
1に対応するアドレスをこれらのバス用に変換し、アド
レス転送手段によってこれら変換後のアドレスを対応す
る第1または第2のバスに転送できるようにしている。
これにより、システムバス側のCPUが3つのバスの管
理を行う必要がなくなり、その負担を軽減させることが
可能になる。
【0026】請求項2記載の発明では、(イ)第1のバ
スと、(ロ)この第1のバスの特定のアドレスを指定し
たときにアクセスすることのできるデータと1対1に対
応するデータを他の特定のアドレスを指定したときにア
クセスすることのできる第2のバスと、(ハ)これら第
1および第2のバスからデータの転送を受ける第3のバ
スと、(ニ)これら第1および第2のバスと第3のバス
の間に接続され、1対1に対応するデータをアクセスす
るためのアドレスを第3のバス側から入力したとき、対
応する第1のバスの特定アドレスと第2のバスの特定ア
ドレスにそれぞれ変換するアドレス変換手段と、変換さ
れたアドレスを対応する第1または第2のバスにそれぞ
れ転送するアドレス転送手段と、これら第1および第2
のバスからこれらのアドレスに対応して転送されてきた
1対1に対応するデータを同期をとって第3のバスに転
送するデータ転送手段とを備えた接続装置とを3バス接
続システムに具備させる。
【0027】すなわち請求項2記載の発明では、例えば
テキストデータを扱うテキストバスからなる第1のバス
と、例えばグラフィックデータを扱うグラフィックバス
からなる第2のバスとを、例えば印字装置を接続したシ
ステムバスからなる第3のバスに接続装置を介して接続
する。そして、接続装置にはアドレス変換手段を用意さ
せ、第3のバスから仮想的なアドレスを接続装置に与え
れば、アドレス変換手段が第1および第2のバスに1対
1に対応するアドレスをこれらのバス用に変換し、アド
レス転送手段によってこれら変換後のアドレスを対応す
る第1または第2のバスに転送できるようにしている。
また、接続装置にはこれら第1および第2のバスからそ
れぞれ転送されてきた1対1のデータを受信し、同期を
とって第3のバスに転送するデータ転送手段を配置して
いるので、これらのデータを例えば予め定めた順序で連
続的に第3のバスに転送することができ、システムバス
側のCPUの処理の負担を更に軽減させることができ
る。
【0028】請求項3記載の発明では、(イ)第1のバ
スと、(ロ)この第1のバスの特定のアドレスを指定し
たときにアクセスすることのできるデータと1対1に対
応するデータを他の特定のアドレスを指定したときにア
クセスすることのできる第2のバスと、(ハ)これら第
1および第2のバスからデータの転送を受けると共に1
対1に対応するデータの論理演算内容を指定するデータ
を転送する第3のバスと、(ニ)これら第1および第2
のバスと第3のバスの間に接続され、1対1に対応する
データをアクセスするためのアドレスを第3のバス側か
ら入力したとき、対応する第1のバスの特定アドレスと
第2のバスの特定アドレスにそれぞれ変換するアドレス
変換手段と、変換されたアドレスを対応する第1または
第2のバスにそれぞれ転送するアドレス転送手段と、論
理演算内容を指定するデータを受信してその指定内容の
論理演算を行う演算手段と、第1および第2のバスから
これらのアドレスに対応して転送されてきた1対1に対
応するデータを同期をとって演算手段に入力させる同期
手段と、演算手段の演算結果を第3のバスに転送するデ
ータ転送手段とを備えた接続装置とを3バス接続システ
ムに具備させる。
【0029】すなわち請求項3記載の発明では、例えば
テキストデータを扱うテキストバスからなる第1のバス
と、例えばグラフィックデータを扱うグラフィックバス
からなる第2のバスとを、例えば印字装置を接続したシ
ステムバスからなる第3のバスに接続装置を介して接続
する。そして、接続装置にはアドレス変換手段を用意さ
せ、第3のバスから仮想的なアドレスを接続装置に与え
れば、アドレス変換手段が第1および第2のバスに1対
1に対応するアドレスをこれらのバス用に変換し、アド
レス転送手段によってこれら変換後のアドレスを対応す
る第1または第2のバスに転送できるようにしている。
また、接続装置には演算手段と同期手段を用意させ、第
1および第2のバスからそれぞれ転送されてきた1対1
のデータを受信し、同期をとって演算手段で論理演算で
きるようにし、第3のバスによって送られてきた演算の
指定内容で演算した結果を第3のバスに転送できるよう
にした。これによって、第3のバスにはすでに演算した
データが転送されてくるので、システムバス側のCPU
の負担を軽減できるばかりでなく、演算処理のために用
意したページメモリ等のメモリをシステムバス側から除
去することができる。
【0030】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0031】(3バス接続装置の概要)
【0032】図1は本発明の一実施例でページプリンタ
制御システムを実現した3バス接続システムを表わした
ものである。図15と同一部分には同一の符号を付して
おり、これらの説明を適宜省略する。この図に示したよ
うに本実施例の3バス接続システムでは、テキストバス
41とグラフィックバス42が接続装置61を介してシ
ステムバス11に接続されている。システムバス11に
は、図15に示したページメモリ17が配置されていな
い。
【0033】すなわち、本実施例で実現されたページプ
リンタ制御システムでは、接続装置61内でビットマッ
プデータとして展開されたテキストデータと同じくビッ
トマップデータとして展開されたグラフィックデータが
合成され、システムバス11を通じて印字制御部26に
直接転送されるようになっている。印字制御部26で
は、これら合成後のビットマップデータをある程度の量
蓄積するバッファメモリを備えており、印字装置25が
ライン単位で印字を行う際に、その印字速度に合わせ
て、この合成後のビットマップデータを順次供給するよ
うになっている。
【0034】(接続装置の構成)
【0035】図2は、本実施例の接続装置の構成を表わ
したものである。接続装置61は、したようにテキスト
バス41とグラフィックバス42ならびにシステムバス
11を接続している。テキストバス41のアドレス信号
71Aは、テキストバス・アドレスデコーダ72に供給
されて解読され、その結果としてのセレクト(選択)信
号73がシステムバス制御回路74および競合検知回路
75に供給されるようになっている。アドレス信号71
Aは、またテキストバス・出力バッファ76にも供給さ
れる。テキストバス・出力バッファ76はシステムバス
制御回路74からそのオン・オフ制御を受けており、オ
ン時にはアドレス信号71Aをアドレス信号78Aとし
てシステムバス11に送り出すようになっている。
【0036】一方、グラフィックバス42のアドレス信
号79Aは、グラフィックバス・アドレスデコーダ81
に供給されて解読され、その結果としてのセレクト信号
82がシステムバス制御回路74および競合検知回路7
5に供給されるようになっている。アドレス信号79A
は、またグラフィックバス・出力バッファ83にも供給
される。グラフィックバス・出力バッファ83はシステ
ムバス制御回路74からそのオン・オフ制御を受けてお
り、オン時にはアドレス信号79Aをアドレス信号78
Aとしてシステムバス11に送り出すようになってい
る。
【0037】また、システムバス11のアドレス信号7
8Aは、テキストバス用アドレス変換テーブル85と、
グラフィックバス用アドレス変換テーブル86の2つの
変換テーブルに供給されるようになっている。テキスト
バス用アドレス変換テーブル85によって変換されたア
ドレス信号87は、システムバス・出力バッファ88を
介してアドレス信号71Aとしてテキストバス41に転
送されるようになっている。システムバス・出力バッフ
ァ88のオン・オフ制御は、システムバス制御回路74
からテキストバス・出力バッファ76に送られる制御信
号をインバータ89によって論理反転した制御信号によ
って行われるようになっている。すなわち、テキストバ
ス41からシステムバス11にアドレス信号71Aが送
られるときにはテキストバス・出力バッファ76がオン
となり、システムバス・出力バッファ88がオフとな
る。この逆の場合には前者がオフとなり、後者がオンと
なることになる。
【0038】グラフィックバス用アドレス変換テーブル
86によって変換されたアドレス信号91は、もう1つ
のシステムバス・出力バッファ92を介してアドレス信
号79Aとしてグラフィックバス42に転送されるよう
になっている。システムバス・出力バッファ92のオン
・オフ制御は、システムバス制御回路74からグラフィ
ックバス・出力バッファ83に送られる制御信号をイン
バータ93によって論理反転した制御信号によって行わ
れるようになっている。すなわち、グラフィックバス4
2からシステムバス11にアドレス信号79Aが送られ
るときにはグラフィックバス・出力バッファ83がオン
となり、システムバス・出力バッファ92がオフとな
る。この逆の場合には前者がオフとなり、後者がオンと
なることになる。
【0039】システムバス11のアドレス信号78A
は、システムバス・アドレスデコーダ94にも供給され
る。システムバス・アドレスデコーダ94から解読結果
として出力される第1のセレクト信号95は、ライトイ
ネーブル信号(WE)として演算コマンドレジスタ96
に供給される。演算コマンドレジスタ96は、演算器9
7がビットマップデータの合成を行うときの演算内容を
登録するレジスタである。
【0040】システムバス・アドレスデコーダ94から
解読結果として出力される第2のセレクト信号98はテ
キストバス制御回路99に供給される。テキストバス制
御回路99は、テキストバス41と制御信号71Cの送
受信を行う回路である。システムバス・アドレスデコー
ダ94から解読結果として出力される第3のセレクト信
号102は、グラフィックバス制御回路103に供給さ
れる。グラフィックバス制御回路103は、グラフィッ
クバス42と制御信号79Cの送受信を行う回路であ
る。
【0041】次にデータ信号関係について説明する。テ
キストバス41上のデータ信号71Dはテキストデータ
ラッチ回路105に供給され、テキストバス制御回路9
9から供給されるラッチ制御信号106によってラッチ
され、演算器97の一方の入力端子に供給されるように
なっている。グラフィックバス42上のデータ信号79
Dはグラフィックデータラッチ回路108に供給され、
グラフィックバス制御回路103から供給されるラッチ
制御信号109によってラッチされ、演算器97の他方
の入力端子に供給されるようになっている。
【0042】演算器97は演算コマンドレジスタ96か
ら供給される演算コマンド信号111に基づいてこれら
のデータ信号71D、79Dの演算を行い、その結果を
演算出力バッファ112に供給するようになっている。
演算出力バッファ112はシステムバス制御回路74か
らオン・オフの制御信号113の供給を受けるようにな
っており、オン時にはデータ信号78Dが出力されてシ
ステムバス11に転送されるようになっている。
【0043】一方、システムバス11から転送されてき
たデータ信号78Dは、演算コマンドレジスタ96に供
給され、ここに演算コマンドを登録するようになってい
る。また、データ信号78Dは第1および第2の双方向
出力バッファ115、116との関係で入出力されるよ
うになっている。ここで第1の双方向出力バッファ11
5は、データ信号71D、78Dの入出力制御を行い、
第2の双方向出力バッファ116はデータ信号79D、
78Dの入出力制御を行うようになっている。
【0044】ここで第1の双方向出力バッファ115に
は、テキストバス制御回路99からオン・オフ制御のた
めのイネーブル信号118と方向選択信号119が供給
されるようになっている。方向選択信号119はテキス
トバス41からのデータ信号71Dをシステムバス11
にデータ信号78Dとして送出するのか、システムバス
11からのデータ信号78Dをテキストバス41にデー
タ信号71Dとして送出するのかを選択させる信号であ
る。同様の目的で、第2の双方向出力バッファ116に
は、グラフィックバス制御回路103からオン・オフ制
御のためのイネーブル信号121と方向選択信号122
が供給されるようになっている。
【0045】競合検知回路75は、テキストバス・アド
レスデコーダ72、グラフィックバス・アドレスデコー
ダ81およびシステムバス・アドレスデコーダ94から
バスのアクセスについての制御信号を入力して競合の発
生を検知し、その結果、競合が発生したことが検知され
た場合にはバス競合信号124を出力し、システムバス
制御回路74に供給するようになっている。
【0046】(テキストバスからシステムバスへのアクセス動作)
【0047】このような構成の3バス接続システムでま
ずテキストバス41からシステムバス11に対するアク
セスが行われる様子を説明する。テキストバス41から
送られてきたアドレス信号71Aは接続装置61内のテ
キストバス・アドレスデコーダ72に供給され、ここで
システムバス11へのアクセスであることが認識され
る。この認識結果は、セレクト信号73によってシステ
ムバス制御回路74に伝えられ、システムバス11上で
サイクルが起動される。
【0048】この状態で、テキストバス・出力バッファ
76はオンとなり、システムバス・出力バッファ88が
オフとなる。また、グラフィックバス42からのアドレ
ス信号79Aを伝達するためのグラフィックバス・出力
バッファ83もオフとなる。更に、テキストバス41上
のデータ信号71Dをシステムバス11側に転送するた
めの第1の双方向出力バッファ115はオンとなり、演
算出力バッファ112はオフとなる。演算出力バッファ
112がオフとなるのは、テキストデータとグラフィッ
クデータの双方のビットマップデータが合成されて出力
される段階ではないからである。第1の双方向出力バッ
ファ115が方向選択信号119によってどちらにデー
タ信号の送り出しを行うかは、テキストバス41のサイ
クルがデータの読出サイクルか書込サイクルかによって
決定される。
【0049】グラフィックバス42からシステムバス1
1に対してアクセスが行われる場合の制御は、テキスト
バス41からシステムバス11に対するアクセスと同様
にして行われる。これについての詳細な説明は省略す
る。
【0050】(システムバスから特定アドレスへの読出アクセス)
【0051】次に、システムバス11から特定アドレス
に対する読出アクセスが行われる場合を説明する。シス
テムバス11からテキストバス41とグラフィックバス
42に対するテキストデータならびにグラフィックデー
タの読み出しのためのアクセスについては、システムバ
ス・アドレスデコーダ94がこれを認識する。また、テ
キストバス41についてのアクセスに対しては、テキス
トバス用アドレス変換テーブル85がこれをテキストバ
ス41用のアドレス信号71Aに変換する。グラフィッ
クバス42についてのアクセスに対しては、グラフィッ
クバス用アドレス変換テーブル86がこれをグラフィッ
クバス42用のアドレス信号91に変換することにな
る。
【0052】このうちテキストバス41に対するアクセ
スについては、システムバス・出力バッファ88がオン
となり、変換後のアドレス信号87がアドレス信号71
Aとしてテキストバス41に転送される。グラフィック
バス42に対するアクセスについては、システムバス・
出力バッファ92がオンとなり、変換後のアドレス信号
91がアドレス信号79Aとしてグラフィックバス42
に転送されることになる。このようにして読み込まれた
データ信号71D、79Dは、それぞれテキストデータ
ラッチ回路105あるいはグラフィックデータラッチ回
路108にラッチされて、演算器97に入力される。演
算器97には演算コマンドレジスタ96から演算コマン
ド信号111が供給されるようになっている。
【0053】図3は、演算コマンドレジスタから出力さ
れる演算コマンド信号による演算内容を表わしたもので
ある。演算コマンド信号111は2ビット構成となって
おり、それらが“00”のときには2つのデータ信号7
1D、79Dの論理和をとるようになっている。また、
“01”の場合には、論理積をとるようになっている。
これは、両データ信号71D、79D共に印字ビット
(“黒”)のときのみに、その画素を印字ビット
(“黒”)とするような画像処理に用いられる。
【0054】演算コマンド信号111が“10”の場合
には、排他的論理和がとられるようになっている。これ
は、例えば黒色の文字と黒色のグラフィックが合成され
る場合に、文字の部分を白色に反転させるような画像処
理に用いられる。演算コマンド信号111が“11”の
場合には、2つのデータ信号71D、79Dの信号状態
にかかわらず、常に演算結果として信号“1”を出力す
るようになっている。これはたとえばページプリンタ制
御システムの診断を行う際に使用されるものである。
【0055】図4は、演算器による合成の様子をテキス
トメモリ、グラフィックメモリと印刷用紙に対する印刷
結果の関係で表わしたものである。テキストメモリ16
(図1参照)には、“abcd”等のテキストデータが
ビットマップデータとして展開されており、そのm番地
(mは任意の整数)のデータがデータ信号71Dとして
演算器97の一方の入力端子に供給される。このとき、
演算器97の他方の入力端子には、グラフィックメモリ
24に展開された三角形等のグラフィックのビットマッ
プデータにおける同一のm番地のデータがデータ信号7
9Dとして供給されている。演算器97は指示された演
算内容でこれらを論理演算し、データ信号78Dとして
システムバス11(図1)を介して印字制御部26(図
1)に供給することになる。この結果として、印刷用紙
131のm番地に対応する印字位置には、この演算結果
が印字されることになる。
【0056】印字制御部26は、テキストメモリ16お
よびグラフィックメモリ24に展開されたデータを1ラ
インずつ読み出すように“m”の値を変化させながらデ
ータ信号78Dの供給を受けるので、印刷用紙131に
はこれらに展開された画像のイメージが合成された形で
1ページ分の印字が行われることになる。すなわち、シ
ステムバス11側は、合成のためのページメモリを必要
とせずに1ページ分の印字を行うことができる。また、
CPU12は予め合成のための指示内容を演算コマンド
信号111として接続装置61に与えておくだけでよ
く、画像の合成を行う労力から開放されることになる。
【0057】図5は、システムバスから特定アドレスに
対する読出アクセスが行われる場合のアドレス変換の様
子を表わしたものである。本実施例の3バス接続システ
ムでは、システムバス11側から例えば第0ページの印
字を行うためのアドレス領域(第0の共通アドレス領
域)のアドレスを順次与えていけば、接続装置61内の
アドレス変換テーブル85、86によってそれぞれテキ
ストバス41用の第0ページのアドレス領域(第0の共
通アドレス領域)のアドレスとグラフィックバス42用
の第0ページのアドレス領域(第0の共通アドレス領
域)のアドレスに順次変換が並行して行われる。第1ペ
ージの印字を行うためのアドレス領域(第1の共通アド
レス領域)についても同様である。
【0058】テキストバス41のアドレス空間とグラフ
ィックバス42のアドレス空間との間で第0および第1
の共通アドレス領域の配置が異なっているのは、システ
ムバス11のアドレス空間からテキストバス41および
グラフィックバス42のアドレス空間へのアドレス変換
が必ずしも同一領域に対応させて行われる必要がないこ
とを示したものである。
【0059】なお、この図5で第2のアドレス領域はテ
キストバス41に固有のデータを格納したアドレス領域
であり、第3のアドレス領域はグラフィックバス42に
固有のデータを格納したアドレス領域である。したがっ
て、これらの領域のデータを書き込む際には、システム
バス11が側からこれらに1対1に対応したアドレスが
与えられることになる。すなわちこれらの固有のデータ
については、アドレス変換テーブル85、86が対応す
る1つのアドレス空間のアドレスに変換することにな
る。
【0060】図6は、ビットマップ合成および印字処理
の流れを表わしたものである。図1に示した印字制御部
26は、システムバス11側から見た仮想のページバッ
ファに対して作業単位のデータを読み出し(ステップS
601)、これを印字装置25に合成後のビットマップ
データとして供給する(ステップS602)。このよう
な処理は、1ページ分の処理完了まで行われることにな
る(ステップS603)。
【0061】このようにシステムバス11側では、従来
存在したページバッファ17(図15参照)から合成後
のデータを読み出す代わりに、仮想的なページバッファ
に対するアドレスを接続装置61に与え、この接続装置
61から合成した後のデータを受信することで従来と同
様な印字処理を行うことができる。しかも、本実施例の
場合には図15で説明した従来のシステムと比較して、
接続装置61内でデータの合成を行っているので、CP
U12の負担が大幅に軽減される他、システムバス11
に対するアクセスの頻度も低下して、処理速度の向上を
図ることができる。
【0062】図7は、システムバス側から読出アクセス
を行った場合に接続装置から合成後のデータを得るまで
の時間的な推移の一例を表わしたものである。同図
(a)はシステムバス11を、同図(b)はテキストバ
ス41を、また同図(c)はグラフィックバス42を表
わしている。
【0063】まず、時刻t1 に印字制御部26がシステ
ムバス11に対する使用要求R1 を行ったとする。シス
テムバス11に対する調停A1 が行われ、時刻t2 にバ
ス使用許可G1 が行われる。これによって、印字制御部
26はシステムバス11を用いて接続装置に仮想ページ
メモリのアドレスを送出する。これを基にして、ほぼ同
一時刻t3 に接続装置61からテキストバス41および
グラフィックバス42に対する使用要求R2 、R3 が行
われる。
【0064】この後、それぞれのバス41、42に対す
る調停A2 、A3 が行われ、例えば時刻t4 にテキスト
バス41に対するバス使用許可G2 が行われる。この例
では、これより後の時刻t5 にグラフィックバス42に
対するバス使用許可G3 が行われる。そこで、これらの
時刻t4 またはt5 から対応するバス41、42に対し
て接続装置61によるアクセスが行われることになる。
【0065】この結果、例えばテキストバス41につい
ては、そのテキストメモリ16からビットマップデータ
としてのテキストデータのうち該当する番地のデータが
データ信号71Dとして接続装置61に転送され、時刻
6 にテキストデータラッチ回路105にラッチされ
る。グラフィックバス42については、そのグラフィッ
クメモリ24からビットマップデータとしてのグラフィ
ックデータのうち該当する番地のデータがデータ信号7
9Dとして接続装置61に転送され、時刻t7 にグラフ
ィックデータラッチ回路108にラッチされる。
【0066】演算器97は、両データ信号71D、79
Dがラッチした時刻t7 以後においてこれらの論理演算
OPを行う。そして、時刻t8 にその結果をデータ信号
78Dとしてシステムバス11に送出し、印字制御部2
6にこれを転送させることになる。なお、システムバス
11を介して印字制御部26に1回で転送される合成後
のデータは、1ライン単位であってもよいし、印字制御
部26内のバッファに一度に格納される最大量あるいは
これに近い所定の量ずつ転送するようにしてもよい。
【0067】(発明の変形可能性)
【0068】以上説明した実施例では3バス接続システ
ムを、テキストバス41とグラフィックバス42がシス
テムバス11に接続される形態として説明したが、これ
に限るものではない。また、実施例ではページプリンタ
制御システムに適用される3バス接続システムについて
説明したが、プリンタ以外にディスプレイ、複写機等の
他の分野についても本発明を同様に適用することができ
ることはもちろんである。
【0069】また、実施例ではシステムバス(第3のバ
ス)11にのみCPUを配置したが、テキストバス(第
1のバス)41やグラフィックバス(第2のバス)42
にも必要に応じてCPUを配置してもよいことはもちろ
んである。更に演算器97の演算内容は、バスを使用し
たデータ処理装置の性格によって各種の変形が可能であ
ることもいうまでもない。
【0070】更に、実施例では接続装置61内に演算器
97を配置し、データ信号71D、79Dのラッチ出力
をこれに与えて論理演算を行わせることにしたが、請求
項1あるいは請求項2に記載したように演算を特に行う
必要はない。すなわち、テキストバス(第1のバス)4
1およびグラフィックバス(第2のバス)42から送ら
れてくるデータ信号71D、79Dを、単純にシステム
バス(第3のバス)11にそのまま個別に転送するよう
にしてもよいし、両データ信号71D、79Dが共に受
信されるまで待機して、これらを所定の順序で連結し、
1つのデータ信号としてシステムバス11に転送するよ
うにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】このように請求項1記載の発明では、第
1のバスと第2のバスのそれぞれと第3のバスを接続装
置で接続し、この接続装置に、第1および第2のバスか
ら1対1の関係でアクセスすべきデータのアドレスを第
3のバス側から与えたときこれを第1のバスおよび第2
のバスでそれぞれアクセスすべきデータのアドレスに変
換するアドレス変換手段を具備させた。したがって、第
3のバス側で第1および第2のバス上のアドレスをいち
いち意識することなく、仮想的な1系統のアドレスを使
用するだけで第1のバスと第2のバス上の必要なデータ
を読み出したり、これらのバスに所定のデータを送出す
ることができる。
【0072】また、請求項2記載の発明では、第1のバ
スと第2のバスのそれぞれと第3のバスを接続装置で接
続し、この接続装置に、第1および第2のバスから1対
1の関係でアクセスすべきデータのアドレスを第3のバ
ス側から与えたときこれを第1のバスおよび第2のバス
でそれぞれアクセスすべきデータのアドレスに変換する
アドレス変換手段を具備させると共に、第1および第2
のバスから1対1に対応したデータの読み出しを行うと
きには、これらのバスから送られてくるデータを受信し
て互いに同期をとって第3のバスに転送するデータ転送
手段も接続装置に具備させた。
【0073】これにより、例えば第1のバスにアドレス
を送出した結果としてこれから転送されてきたデータ
と、第2のバスにアドレスを送出した結果としてこれか
ら転送されてきたデータとが、バスの調停時間のバラツ
キ等によって大きく変化したような場合にも、これらが
揃うまで接続装置側で待機し、連結されたデータとして
第3のバスに一括転送を行うことができる。この結果、
第3のバスでは1対1に対応するデータの受信処理を簡
略化することができるばかりでなく、第3のバスの使用
の効率化を図ることができる。また、第1および第2の
バスあるいはこれらの一方から対応するデータが転送さ
れてこなかったような場合にも、接続装置側でこれに対
する対応をとり、必要な場合には第3のバスにその結果
を報告することができ、第3のバスに接続されたCPU
等の処理負担を軽減することができる。
【0074】更に請求項3記載の発明によれば、第1の
バスと第2のバスのそれぞれと第3のバスを接続装置で
接続し、この接続装置に、第1および第2のバスから1
対1の関係でアクセスすべきデータのアドレスを第3の
バス側から与えたときこれを第1のバスおよび第2のバ
スでそれぞれアクセスすべきデータのアドレスに変換す
るアドレス変換手段を具備させると共に、所定の演算を
行う演算手段と、第1および第2のバスから1対1に対
応したデータの読み出しを行うときには、これらのバス
から送られてくるデータを受信して同期をとってこの演
算手段に入力させる同期手段を接続装置に具備させるこ
とにした。また、これに対応させて第3のバス側から接
続装置に対して演算手段の演算内容を指定できるように
した。
【0075】この結果、第3のバス側からのアクセスに
よって第1および第2のバスから1対1に対応するデー
タが接続装置に転送されてきたとき、接続装置側でこれ
らを一緒に演算手段に与えて論理演算を行わせることが
できる。したがって、画像の合成処理等の比較的簡単な
処理を接続装置側で行うことができ、この結果としての
データを第3のバスに転送することができるので、転送
するデータの量を減少させることが可能であり、第3の
バスに接続されたCPU等の処理負担を軽減させるばか
りでなく、第1および第2のバスが第3のバスを専有す
る割合が減少することによって第3のバス上でのデータ
処理全体を効率化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例でページプリンタ制御シス
テムを実現した3バス接続システムを表わしたシステム
構成図である。
【図2】 本実施例の接続装置の具体的な回路構成を表
わしたブロック図である。
【図3】 演算コマンドレジスタから出力される演算コ
マンド信号による演算内容を表わした説明図である。
【図4】 演算器による合成の様子をテキストメモリ、
グラフィックメモリと印刷用紙に対する印刷結果の関係
で表わした説明図である。
【図5】 システムバスから特定アドレスに対する読出
アクセスが行われる場合のアドレス変換の様子を表わし
た説明図である。
【図6】 ビットマップ合成および印字処理の流れを表
わした流れ図である。
【図7】 システムバス側から読出アクセスを行った場
合に接続装置から合成後のデータを得るまでの時間的な
推移の一例を表わしたタイミング図である。
【図8】 従来のページプリンタ制御システムを表わし
たシステム構成図である。
【図9】 従来のページプリンタ制御システムがその通
信制御部を介してプリントデータを受信する制御の様子
を表わした流れ図である。
【図10】 従来におけるプリントデータの展開処理の
内容を表わした流れ図である。
【図11】 従来におけるグラフィックデータの展開処
理の内容を表わした流れ図である。
【図12】 テキストメモリにおける領域の分割態様の
一例を表わした説明図である。
【図13】 従来におけるビットマップ展開された後の
テキストデータとグラフィックデータの合成処理の流れ
を表わした流れ図である。
【図14】 従来のページプリンタ制御システムにおけ
る印字処理の流れを表わした流れ図である。
【図15】 従来提案された3バス接続システムの構成
を表わしたシステム構成図である。
【図16】 従来提案された3バス接続システムにおけ
る競合関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11…システムバス(第3のバス)、12…CPU、1
6…テキストメモリ、231 、232 …イメージ処理プ
ロセッサ、24…グラフィックメモリ、25…印字装
置、26…印字制御部、41…テキストバス(第1のバ
ス)、42…グラフィックバス(第2のバス)、61…
接続装置、71A…(テキストバスの)アドレス信号、
71D…(テキストバスの)データ信号、72…テキス
トバス・アドレスデコーダ、74…システムバス制御回
路、78A…(システムバスの)アドレス信号、78D
…(システムバスの)データ信号、79A…(グラフィ
ックバスの)アドレス信号、79D…(グラフィックバ
スの)データ信号、81…グラフィックバス・アドレス
デコーダ、85…テキストバス用アドレス変換テーブ
ル、86…グラフィックバス用アドレス変換テーブル、
94…システムバス・アドレスデコーダ、96…演算コ
マンドレジスタ、97…演算器、99…テキストバス制
御回路、103…グラフィックバス制御回路、105…
テキストデータラッチ回路、108…グラフィックデー
タラッチ回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のバスと、 この第1のバスの特定のアドレスを指定したときにアク
    セスすることのできるデータと1対1に対応するデータ
    を他の特定のアドレスを指定したときにアクセスするこ
    とのできる第2のバスと、 これら第1および第2のバスからデータの転送を受ける
    第3のバスと、 これら第1および第2のバスと第3のバスの間に接続さ
    れ、前記1対1に対応するデータをアクセスするための
    アドレスを第3のバス側から入力したとき、対応する第
    1のバスの特定アドレスと第2のバスの特定アドレスに
    それぞれ変換するアドレス変換手段と、変換されたアド
    レスを対応する第1または第2のバスにそれぞれ転送す
    るアドレス転送手段とを備えた接続装置とを具備するこ
    とを特徴とする3バス接続システム。
  2. 【請求項2】 第1のバスと、 この第1のバスの特定のアドレスを指定したときにアク
    セスすることのできるデータと1対1に対応するデータ
    を他の特定のアドレスを指定したときにアクセスするこ
    とのできる第2のバスと、 これら第1および第2のバスからデータの転送を受ける
    第3のバスと、 これら第1および第2のバスと第3のバスの間に接続さ
    れ、前記1対1に対応するデータをアクセスするための
    アドレスを第3のバス側から入力したとき、対応する第
    1のバスの特定アドレスと第2のバスの特定アドレスに
    それぞれ変換するアドレス変換手段と、変換されたアド
    レスを対応する第1または第2のバスにそれぞれ転送す
    るアドレス転送手段と、これら第1および第2のバスか
    らこれらのアドレスに対応して転送されてきた前記1対
    1に対応するデータを同期をとって第3のバスに転送す
    るデータ転送手段とを備えた接続装置とを具備すること
    を特徴とする3バス接続システム。
  3. 【請求項3】 第1のバスと、 この第1のバスの特定のアドレスを指定したときにアク
    セスすることのできるデータと1対1に対応するデータ
    を他の特定のアドレスを指定したときにアクセスするこ
    とのできる第2のバスと、 これら第1および第2のバスからデータの転送を受ける
    と共に前記1対1に対応するデータの論理演算内容を指
    定するデータを転送する第3のバスと、 これら第1および第2のバスと第3のバスの間に接続さ
    れ、前記1対1に対応するデータをアクセスするための
    アドレスを第3のバス側から入力したとき、対応する第
    1のバスの特定アドレスと第2のバスの特定アドレスに
    それぞれ変換するアドレス変換手段と、変換されたアド
    レスを対応する第1または第2のバスにそれぞれ転送す
    るアドレス転送手段と、前記論理演算内容を指定するデ
    ータを受信してその指定内容の論理演算を行う演算手段
    と、第1および第2のバスからこれらのアドレスに対応
    して転送されてきた前記1対1に対応するデータを同期
    をとって前記演算手段に入力させる同期手段と、前記演
    算手段の演算結果を第3のバスに転送するデータ転送手
    段とを備えた接続装置とを具備することを特徴とする3
    バス接続システム。
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