JPH062743A - 金属vベルトの作用力検出用金属ブロックおよびこれを用いた作用力検出装置 - Google Patents

金属vベルトの作用力検出用金属ブロックおよびこれを用いた作用力検出装置

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JPH062743A
JPH062743A JP4181692A JP18169292A JPH062743A JP H062743 A JPH062743 A JP H062743A JP 4181692 A JP4181692 A JP 4181692A JP 18169292 A JP18169292 A JP 18169292A JP H062743 A JPH062743 A JP H062743A
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雅志 中岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的速い回転速度で駆動させながら種々の
運転条件の下で、連続的にベルト作用力を検出する。 【構成】 金属ブロック30の一部を切り欠くととも
に、この切り欠き部に歪ゲージを貼付し、この歪ゲージ
により金属ブロックに加わる外力を検出する。さらに、
金属ブロック20の上に、ホイストンブリッジ用抵抗5
4、テレメータ53、このテレメータ駆動用電池52お
よび無線発信アンテナ51をそれぞれ取り付け、これら
ホイストブリッジ用抵抗、テレメータ、電池、発信アン
テナおよび歪ゲージを信号線55を介して有線接続し、
金属Vベルトの近傍に配設した受信装置60により、発
信アンテナ51を介してテレメータ53から無線信号と
して送られる歪ゲージの検出値を受信し、この受信検出
値から金属Vベルトの作用力を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Vベルト式無段変速機
等に動力伝達用として用いられる金属Vベルトに作用す
る力を検出するための装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】このような金属Vベルトは従来から公知
であり、例えば、特公昭55−6783号、同61−5
4976号公報、実開平3−72139号公報等に開示
されている。この金属Vベルトは無端ベルト状の支持ス
トラップと、このストラップに沿って支持された多数の
金属ブロックからなり、駆動プーリおよび従動プーリ間
に掛け渡される。これら両プーリはそのV溝幅が可変制
御できるようになっており、このV溝幅を可変制御する
ことにより両プーリにおけるVベルトの巻掛け半径を変
化させ、変速比を無段階に変化させることができるよう
になっている。
【0003】このような金属Vベルトを有した無段変速
機の設計、製作等を行う際において、この金属Vベルト
の十分な強度を確保しつつこれを小型軽量化すること
や、軸推力を最適に制御すること等が要求され、このた
めに、運転中に金属Vベルトに作用する力を正確に検出
することが要求されている。このようなことから、この
作用力検出のための様々な試みが従来からなされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような試みの一つ
として、金属ブロック等に特に加工をせずに直接、歪ゲ
ージを貼付し、これを有線で外部に取り出してベルトに
作用する力を検出するものがある。具体的には、例え
ば、社団法人自動車技術会春季学術講演会(1988年
5月24日発表)「新しいCVTベルトの軸推力とその
分布について」(網島ら)があり、ここに軸推力方向の
力の測定について開示されている。ところが、この場合
には、金属ブロックを加工せずそのまま使用して推力を
計測しているので、算出した値の精度に問題が残り、さ
らに、金属ブロックに貼付した歪ゲージの検出値が有線
で外部の装置に取り出されるようになっているため、そ
の回転速度および累計回転数に限界があり、微速運転条
件下での測定しかできないという問題がある。また、プ
ーリ側に加工をした試みとしては、社団法人自動車技術
会秋季学術講演会(1991年10月)において草野ら
により発表された論文「ブロックタイプCVTベルトの
伝動特性に関する研究」等に記載された試みがあるが、
この場合には機構上、計測可能な変速比がある特定の値
に限られてしまうという問題がある。
【0005】また、無端状ベルトストラップに貼付した
歪ゲージによる測定信号を外部に取り出す試みもなされ
ている。例えば、自動車技術会春季学術講演会(198
9年)において勝矢ら(日本発条)により発表された
「CVTベルトの挙動解析」(学術講演会前刷集891
1989−5)がある。しかしながら、歪ゲージから
外部への信号伝達が困難であるため、運転条件は微速状
態のみに限られているという問題がある。
【0006】さらに、無端状ベルトストラップに貼付し
た歪ゲージによる測定信号をスリップリングを利用して
外部に引出し、ストラップの引っ張り力を検出する試み
もなされている。例えば、日本機会学会第69期通常総
会講演会講演論文集Vol.C「CVT用スチールリン
グ負荷応力計測」(大川ら(トヨタ自動車))に開示の
試みがある。しかしながら、ストラップとスリップリン
グ間の信号伝達は有線であるので、この場合にも回転速
度制限等のような運転条件の制約が大きいという問題が
ある。
【0007】なお、自動車技術会1987年度論文「ア
コースティクエミッションによるCVT用スチールリン
グの最大応力計測」(小沢ら(富士重工業株式会社))
には、アコースティクエミッションを利用した測定方法
が示されている。この方法の場合には測定時における運
転条件の制約等は少ない。しかしながら、この方法の場
合には、応力が所定値まで達したか否かの検出は可能で
はあるが、様々な運転条件にての連続した応力の計測に
は適していないという問題がある。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
比較的速い回転速度で駆動しながら連続的にすべての変
速比においてベルト作用力を検出することができるよう
な構成の金属Vベルトの作用力検出用金属ブロックおよ
びこれを用いた作用力検出装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、金属Vベルトを構成する多数の
金属ブロックのうちの少なくとも一つの金属ブロックの
一部を切り欠くとともに、この切り欠き部に歪ゲージを
貼付し、この歪ゲージにより金属ブロックに加わる外力
を検出するとともにこの外力から金属Vベルトの作用力
を検出するようにしている。さらに、本発明において
は、このような歪ゲージを貼付した金属ブロックを組み
込んだ金属Vベルトにおいて、いずれかの金属ブロック
の上に、テレメータ、このテレメータ駆動用電池および
無線発信アンテナをそれぞれ取り付け、これらテレメー
タ、電池、発信アンテナおよび歪ゲージを信号線を介し
て有線接続し、金属Vベルトの近傍に配設した受信装置
により、発信アンテナを介してテレメータから無線信号
として送られる歪ゲージの検出値を受信し、この受信検
出値から金属Vベルトの作用力を検出するようにしてい
る。なお、この場合、必要に応じ、上記歪ゲージと組み
合わせてホイストンブリッジを構成させるための抵抗も
いずれかの金属ブロックの上に取り付けられ、このホイ
ストンブリッジ用抵抗も上記歪ゲージ等と有線接続され
る。
【0010】
【作用】上記構成の金属ブロックを用いると、切り欠き
形成部において歪を発生させる外力のみを取り出して検
出することができる。金属ブロックに作用する外力は種
々のものがあるが、この切り欠きの形状およびその形成
箇所を適宜選択することにより、各外力を選択的に且つ
正確に検出することが可能である。また、金属ブロック
の上に設けたテレメータ等により、切り欠き部に貼付し
た歪ゲージの検出値を無線信号として受信装置に送り出
させることができるので、金属Vベルトが比較的高速回
転する状況の下でも作用力を連続的に且つ正確に測定す
ることができる。また、プーリに加工を施してこれをセ
ンサーとして用いるもののように、変速比の制御を受け
ることもない。このため、測定時における運転条件の制
約が少なく、種々の運転条件の下での測定が可能であ
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明に係る作用力検出装置を有
した金属Vベルト式動力伝達装置1を図1に示してい
る。この動力伝達装置1は、駆動軸2aに取り付けられ
た駆動プーリ2と、従動軸4aに取り付けられた従動プ
ーリ4と、これら両プーリ2,4間に掛け渡された金属
Vベルト10とから構成される。両プーリ2,4とも
に、そのプーリ溝幅が可変制御可能であり、このプーリ
溝幅を制御することにより、金属Vベルト10のプーリ
2,4に対する巻き掛け半径を変化させ、駆動軸2aか
ら従動軸4aへの減速比(速度比)を無段階に変化させ
ることができる。
【0012】この金属Vベルト10を拡大して図2に示
しており、図2の矢印III-III に沿った断面を図3に示
している。これらの図から分かるように、金属Vベルト
10は、多数の金属ブロック20を左右一対の無端ルー
プ状の金属ベルトストラップ15にこれに沿って取り付
けて構成されている。このため、各金属ブロック20に
は、左右方向に開口した一対のストラップ溝23が形成
されており、このストラップ溝23内にベルトストラッ
プ15が入り込むようにして各金属ブロック20が連続
的に並んでベルトストラップ15に取り付けられてい
る。なお、ベルトストラップ15は薄い金属ベルトスト
ラップを複数枚(例えば、10枚程度)重ねて形成され
ている。金属ブロック20は、図3から良く分かるよう
に、その両側面22,22がVプーリ2(4)の溝面2
bに当接するようにテーパ状に形成されている。このた
め、Vプーリ2の溝幅を変化させることにより、金属V
ベルト10が図において上下に移動しその巻き掛け半径
が変化する。
【0013】この動力伝達装置1においては、運転中に
おいて金属Vベルト10のベルトストラップ15に作用
する張力を測定するようになっている。このため、金属
Vベルト10を構成する多数の金属ブロック20のうち
の数個(金属ブロック30)が、図4に示すような形状
に加工されるとともに連続して並べられており、そのう
ちの中央部にある一つの金属ブロック30に下記のよう
に歪ゲージが貼付される。この金属ブロック30は、金
属ブロック20の一つを加工し、ベルトストラップ15
を受けるサドル面21(図3参照)の下側に片持ち梁部
33を形成するようにこれと平行な切り欠き溝31を形
成し、片持ち梁部33の先端をプーリのV溝側面との接
触を避けるため僅かに削り、さらに、サドル面21を削
ることにより突起32を形成したものである。
【0014】この片持ち梁部33における切り欠き溝3
1に面した内面には図示のように歪ゲージ35が貼付さ
れている。ベルトストラップ15から突起32に押圧力
Fが作用すると片持ち梁部33はたわむため、これを歪
ゲージ35により検出してこの押圧力Fを検出できる。
但し、1個の金属ブロック30だけにこのような加工を
しても梁部33のたわみが、前後の金属ブロックにより
ストラップ15が弦状に張られることにより阻止されて
しまうので、歪ゲージ35を貼付した前後数個の金属ブ
ロックも同じ加工を施したものを用いる。この歪ゲージ
35は金属ブロック30に形成された比較的浅い連絡溝
34に配設された信号線55に繋がり、この信号線55
を介して歪ゲージ35の検出値を取り出すようになって
いる。
【0015】一方、図1に示すように、金属Vベルト1
0を構成する金属ブロック20の上に、図示のように、
無線発信アンテナ51、電池52、テレメータ53およ
びホイストンブリッジ用抵抗54がそれぞれ適宜取り付
けられており、これらが信号線55により接続されてい
る。金属ブロック30に取り付けた歪ゲージ35からの
検出信号は信号線55を介してホイストンブリッジ用抵
抗54に送られ、歪ゲージ35およびホイストンブリッ
ジ用抵抗54により形成したブリッジ回路から上記押圧
力Fに対応する信号を取り出す。この信号はさらに、信
号線55を介してテレメータ53に送られ、発信アンテ
ナ51から無線信号として発信される。なお、このとき
駆動電力は、電池52により得るようになっている。
【0016】この動力伝達装置1の近傍には、受信アン
テナ61を有した受信装置60が配設されており、上記
発信アンテナ51からの無線信号は受信アンテナ61を
介して受信装置60内に取り込まれる。これにより、こ
の受信装置60内において歪ゲージ35の検出値を検知
でき、上記押圧力Fを求めることができる。このように
構成した場合、金属Vベルト10を通常の使用とほとん
ど同一の条件で使用することができ、種々の運転条件の
下での測定をリアルタイムに連続して測定することがで
きる。
【0017】なお、ここでは金属ブロック30の突起3
2に作用するベルトストラップ15からの押圧力F、す
なわち、金属ブロック20のサドル面21に作用するベ
ルトストラップ15の押圧力Fを検出しているが、この
押圧力Fに基づいてベルトストラップ15の張力Tを求
めることができる。これについて、図5を参照して説明
する。
【0018】金属ブロック20のサドル面21における
片側のサドル面の単位角度(ラジアン)当りの単位押圧
力をF′、ベルトストラップ15のなす微小角度をd
θ、この微小角度dθの部分におけるベルトストラップ
15の両側での張力をTおよびT+dTとすると、半径
方向の釣合から、 (T+dT)・sin(dθ/2)+T・sin(dθ
/2)=2F′・dθ という関係が成立する。ここで、dθは小さい値である
ので、 sin(dθ/2)=dθ/2 dT・dθ=0 として、 T=2F′ という関係が成立する。
【0019】ここで、金属ブロック20の厚さがDで、
ベルトストラップ15のピッチ半径がRであるので、R
/Dは単位角度当りの金属ブロックの個数を示し、金属
ブロック20の片側のサドル面21に作用する押圧力F
に対し、 F′=F・R/D という関係が成立し、このため、 T=2F・R/D となる。この式から分かるように、サドル面21に作用
するベルトストラップ15の押圧力Fとベルトストラッ
プ15の張力Tとは比例し、押圧力Fを求めれば、張力
Tを算出できる。
【0020】以上においては、本発明の装置によりサド
ル面21に作用する押圧力Fおよびベルトストラップ1
5の張力Tを求める例を説明したが、金属ブロック30
に代えて以下のような加工形状のブロックを用いること
により、これ以外の様々な作用力の検出も可能である。
【0021】例えば、図6に示すような金属ブロック1
30を用いれば、金属ブロック130の両側テーパ面に
作用する押圧力F1を測定することができる。この金属
ブロック130は、側部テーパ面に沿った切り欠き13
1を形成し、側部テーパ面に突起133を有するブリッ
ジ部132を形成している。このようにすると、押圧力
F1を受けるとブリッジ部132はこの押圧力F1に対
応して変形する。そこで、このブリッジ部132の切り
欠き131内に位置する面に歪ゲージ135を貼付し、
押圧力F1を受けたときのブリッジ部132の変形から
歪ゲージ135により押圧力F1を測定する。
【0022】図7に示すように加工した金属ブロック2
30を用いれば、金属ブロックの左右テーパ面に作用す
る回転駆動方向前後方向の作用力F2を測定することが
できる。この金属ブロック230は、左右両側前後面を
削って薄肉に形成し、この薄肉部231に歪ゲージ23
5を貼付している。この薄肉部231は作用力F2を受
けて前後にたわむため、この作用力F2を歪ゲージ23
5により測定することができる。但し、この場合、薄肉
部231には左右テーパ面に作用する押圧力F1も作用
するため、この押圧力F1を除いて作用力F2のみを検
出するため、歪ゲージ235としては4ゲージタイプの
ものを使用するのが望ましい。
【0023】図8に示すように加工した金属ブロック3
30を用いれば、金属ブロックの作用テーパ面に径方向
内外に作用する作用力F3を求めることができる。この
金属ブロック330においては、左右テーパ面中央から
内方に延びる切り欠き331を形成しており、この切り
欠き331より下側に片持ち梁部332を形成し、梁部
332は切り欠き331に対して逆側にも加工形成され
ている。この片持ち梁部332の上下両側に歪ゲージ3
35を貼付している。なお、切り欠き331より上側の
先端部を若干削り、この先端部がプーリ内面と接触しな
いようにしている。この金属ブロック330において
は、片持ち梁部332の先端部のみがプーリ内面と接触
する。このため、変速時等に金属Vベルト10の巻き掛
け半径が変更され金属ブロックが半径方向内外に移動さ
れるときなどに、金属ブロック330における片持ち梁
部332が作用力F3を受けて変形するので、この作用
力F3が歪ゲージ335により検出される。この場合に
も、片持ち梁部332には左右テーパ面に作用する押圧
力F1等も作用するため、この押圧力F1等を除いて作
用力F2のみを検出するため、歪ゲージ335としては
4ゲージタイプのものを使用するのが望ましい。
【0024】図9に示す形状の金属ブロック430を用
いれば、金属ブロックのサドル面にベルトストラップ1
5から作用する回転駆動方向前後方向の作用力F4を測
定することができる。この金属ブロック430は、サド
ル面下側の前後面を削って薄肉に形成し、この薄肉部4
31に歪ゲージ435を貼付している。この薄肉部43
1は作用力F4を受けて前後にたわむため、この作用力
F4を歪ゲージ435により測定することができる。但
し、この場合、薄肉部431にはサドル面に上方から作
用する押圧力Fも作用するため、この押圧力Fを除いて
作用力F4のみを検出するため、歪ゲージ435として
は4ゲージタイプのものを使用するのが望ましい。
【0025】図10に示す構成の金属ブロツク530を
用いれば、金属ブロックの前後面に作用する押圧力F5
(すなわち、金属ブロック同士の押圧力)を測定するこ
とができる。この金属ブロック530は、前面に長方形
状の凹部(切り欠き)531を加工形成し、その周囲面
領域(図10においてハッチングを施した領域)を僅か
に削り込む。この凹部531内に図12に示す形状の受
圧部材533を取り付けて構成されている。このように
すると、僅かに削り込んだ周囲面領域は隣接する金属ブ
ロックと当接することがなく、受圧部材533のみが隣
の金属ブロックと当接する。受圧部材533は凹部53
3aと溝部533bを有し、凹部533aに歪ゲージ5
35を貼付した後、この凹部533aを内側に向けて受
圧部材533が図示のように矩形状凹部531に取り付
けられる。なお、溝部533bは歪ゲージ535に接続
される信号線55を通すためのものである。この金属ブ
ロック530において、前後の隣接する金属ブロック2
0からの押圧力F5は受圧部材533のみに作用し、こ
の押圧力F5が歪ゲージ535により検出される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属Vベルトを構成する多数の金属ブロックのうちの少
なくとも一つの金属ブロックの一部を切り欠くととも
に、この切り欠き部に歪ゲージを貼付し、この歪ゲージ
により金属ブロックに加わる外力を検出するとともにこ
の外力から金属Vベルトの作用力を検出するようにして
いるので、この切り欠きの形状およびその形成箇所を適
宜選択することにより、各種の作用力を選択的に且つ正
確に検出することが可能である。
【0027】さらに、本発明においては、このような歪
ゲージを貼付した金属ブロックを組み込んだ金属Vベル
トにおいて、いずれかの金属ブロックの上に、テレメー
タ、このテレメータ駆動用電池および無線発信アンテナ
をそれぞれ取り付け、これらテレメータ、電池、発信ア
ンテナおよび歪ゲージを信号線を介して有線接続し、金
属Vベルトの近傍に配設した受信装置により、発信アン
テナを介してテレメータから無線信号として送られる歪
ゲージの検出値を受信し、この受信検出値から金属Vベ
ルトの作用力を検出するようにしているので、金属Vベ
ルトが比較的高速回転する状況の下でも作用力を全ての
変速比において連続的に且つ正確に測定することができ
る。このため、測定時における運転条件の制約が少な
く、種々の運転条件の下での測定が可能である。なお、
使用する歪ゲージに応じて、ホイストンブリッジを形成
するための抵抗がいずれかの金属ブロックに取り付けら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作用力検出装置を有したVベルト
式動力伝達装置を示す概略図である。
【図2】この動力伝達装置の一部を拡大して示す概略図
である。
【図3】図2の矢印III-III に沿って上記動力伝達装置
を示す断面概略図である。
【図4】上記装置において作用力検出のため用いられる
金属ブロックを示す正面図である。
【図5】金属ブロックのサドル面に作用する押圧力Fと
ベルトストラップの張力Tとの関係を示す説明図であ
る。
【図6】上記装置において作用力検出のため用いられる
金属ブロックの異なる例を示す正面図である。
【図7】上記装置において作用力検出のため用いられる
金属ブロックの異なる例を示す正面図および側面図であ
る。
【図8】上記装置において作用力検出のため用いられる
金属ブロックの異なる例を示す正面図である。
【図9】上記装置において作用力検出のため用いられる
金属ブロックの異なる例を示す正面図および側面図であ
る。
【図10】上記装置において作用力検出のため用いられ
る金属ブロックの異なる例を示す正面図である。
【図11】図10の金属ブロックを矢印XI-XI に沿って
示す断面図である。
【図12】図10の金属ブロックに用いられる受圧部材
を示す三面図である。
【符号の説明】
1 Vベルト式動力伝達装置 2 駆動プーリ 4 従動プーリ 10 金属Vベルト 15 ベルトストラップ 20 金属ブロック 21 サドル面 51 無線発信アンテナ 53 テレメータ
フロントページの続き (72)発明者 黒川 健正 京都市中京区室町通丸太町下ル道場町9フ ルホワイト102

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端ベルト状の支持ストラップに沿って
    支持された多数の金属ブロックからなり、駆動プーリお
    よび従動プーリ間に掛け渡された金属Vベルトにおい
    て、 前記多数の金属ブロックのうちの少なくとも一つの金属
    ブロックの一部を切り欠くとともに、この切り欠き部に
    歪ゲージを貼付し、この歪ゲージにより前記金属ブロッ
    クに加わる外力を検出するとともにこの外力から前記金
    属Vベルトの作用力を検出するようにしたことを特徴と
    する金属Vベルトの作用力検出用金属ブロック。
  2. 【請求項2】 前記金属ブロックの上に、テレメータ、
    このテレメータ駆動用電池および無線発信アンテナをそ
    れぞれ取り付け、これらテレメータ、電池、発信アンテ
    ナおよび前記歪ゲージを信号線を介して有線接続し、 前記金属Vベルトの近傍に配設した受信装置により、前
    記発信アンテナを介して前記テレメータから無線信号と
    して送られる前記歪ゲージの検出値を受信し、この受信
    検出値から前記作用力を検出することを特徴とする金属
    Vベルトの作用力検出装置。
JP04181692A 1992-06-16 1992-06-16 金属vベルトの作用力検出用金属ブロックおよびこれを用いた作用力検出装置 Expired - Lifetime JP3126811B2 (ja)

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