JPH06271148A - シート状部材の置替え装置 - Google Patents
シート状部材の置替え装置Info
- Publication number
- JPH06271148A JPH06271148A JP8937293A JP8937293A JPH06271148A JP H06271148 A JPH06271148 A JP H06271148A JP 8937293 A JP8937293 A JP 8937293A JP 8937293 A JP8937293 A JP 8937293A JP H06271148 A JPH06271148 A JP H06271148A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- piston
- lower chamber
- hollow rod
- pressurized air
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な装置によってシート状部材を置替え得
るようにすること。 【構成】 ピストン６の下降時には、下室２内の空気を
中空ロッド７からバキュームカップ９を経て外部に放出
させ、バキュームカップ９がシート状部材ｗの面に圧接
した後は、圧縮バネ５の付勢力によりピストン６を上昇
させつつ同時に下室２内を負圧にし、この負圧によりシ
ート状部材ｗを吸着保持して引上げ、ピストン６が上死
点付近に達したら、ドッグ１０により常閉弁１７を開い
てシート状部材ｗを落下させるようにしたもの。
るようにすること。 【構成】 ピストン６の下降時には、下室２内の空気を
中空ロッド７からバキュームカップ９を経て外部に放出
させ、バキュームカップ９がシート状部材ｗの面に圧接
した後は、圧縮バネ５の付勢力によりピストン６を上昇
させつつ同時に下室２内を負圧にし、この負圧によりシ
ート状部材ｗを吸着保持して引上げ、ピストン６が上死
点付近に達したら、ドッグ１０により常閉弁１７を開い
てシート状部材ｗを落下させるようにしたもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、位置を修正するような
場合に使用されるシート状部材の置替え装置に関する。
場合に使用されるシート状部材の置替え装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば車輌用ルーフのような大型のシー
ト状部材をプレス成形する部署では、下金型の上にシー
ト状部材が正しくセットされないと、作業者がその都度
プレス機を手動に切替えた上、その中に入ってシート状
部材を定位置にセットし直すようにしている。
ト状部材をプレス成形する部署では、下金型の上にシー
ト状部材が正しくセットされないと、作業者がその都度
プレス機を手動に切替えた上、その中に入ってシート状
部材を定位置にセットし直すようにしている。
【０００３】一方、このような作業から作業者を開放す
べく装置を自動化するには、セットをし直すために移載
機構を用いてシート状部材を一旦下金型から取除いてや
る必要があるが、このような僅かな昇降操作を行うもの
でも、通常の移載装置と同様、昇降のための駆動機構や
吸着保持するための負圧発生機構が必要になって装置を
いたずらに複雑化させてしまうといった問題が生じる。
べく装置を自動化するには、セットをし直すために移載
機構を用いてシート状部材を一旦下金型から取除いてや
る必要があるが、このような僅かな昇降操作を行うもの
でも、通常の移載装置と同様、昇降のための駆動機構や
吸着保持するための負圧発生機構が必要になって装置を
いたずらに複雑化させてしまうといった問題が生じる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
向上内に備えられた加圧空気供給源を利用して、シート
状部材の吸着保持とその昇降動を同時に行わすことので
きる新たな装置を提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
向上内に備えられた加圧空気供給源を利用して、シート
状部材の吸着保持とその昇降動を同時に行わすことので
きる新たな装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明はこのよ
うな課題を達成するためのシート状部材の置替え装置と
して、切換弁を介して上室を加圧空気供給源に接続した
単動型シリンダの内部に上向き付勢力を付与したピスト
ンを摺動自在に配設し、このピストンに、下室と連通す
る中空ロッドを下室を貫通させるように固定して、この
中空ロッドの下端にバキュームカップを取付ける一方、
下室を、常閉型切換弁を備えた排気管に連通させて、そ
の切換弁を中空ロッドの一部により開放方向に切換操作
可能にしたものである。
うな課題を達成するためのシート状部材の置替え装置と
して、切換弁を介して上室を加圧空気供給源に接続した
単動型シリンダの内部に上向き付勢力を付与したピスト
ンを摺動自在に配設し、このピストンに、下室と連通す
る中空ロッドを下室を貫通させるように固定して、この
中空ロッドの下端にバキュームカップを取付ける一方、
下室を、常閉型切換弁を備えた排気管に連通させて、そ
の切換弁を中空ロッドの一部により開放方向に切換操作
可能にしたものである。
【０００６】
【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図面は本発明の一実施例を示したものである。図に
おいて符号１は、金型上部取付け片４等に固定したワー
ク置替え用のシリンダで、このシリンダ１は単動型とし
て構成され、内部には、圧縮バネ５によって常時上向き
に付勢されたピストン６が摺動自在に装着されている。
る。図面は本発明の一実施例を示したものである。図に
おいて符号１は、金型上部取付け片４等に固定したワー
ク置替え用のシリンダで、このシリンダ１は単動型とし
て構成され、内部には、圧縮バネ５によって常時上向き
に付勢されたピストン６が摺動自在に装着されている。
【０００７】このピストン６には、その下面に下室２を
貫通してシリンダ１の下方へと伸びる中空ロッド７が一
体的に固定され、さらにこの中空ロッド７の下端には、
シート状部材ｗを吸着保持するバキュームカップ９が取
付けられていて、このバキュームカップ９は、中空ロッ
ド７の上端部に開口した通孔８を介して下室２に連通し
ている。
貫通してシリンダ１の下方へと伸びる中空ロッド７が一
体的に固定され、さらにこの中空ロッド７の下端には、
シート状部材ｗを吸着保持するバキュームカップ９が取
付けられていて、このバキュームカップ９は、中空ロッ
ド７の上端部に開口した通孔８を介して下室２に連通し
ている。
【０００８】これに対して図中符号１２は、シリンダ１
の上室３と工場内の加圧空気供給源１３とを結ぶ連通管
で、この連通管１２には、周知の減圧弁１４のほか、図
示しない位置確認センサあるいは圧力スイッチ１９から
の出力信号により操作される３ポート２位置切換弁１５
が配設されている。
の上室３と工場内の加圧空気供給源１３とを結ぶ連通管
で、この連通管１２には、周知の減圧弁１４のほか、図
示しない位置確認センサあるいは圧力スイッチ１９から
の出力信号により操作される３ポート２位置切換弁１５
が配設されている。
【０００９】他方、シリンダ１の下部外側には外部に開
口する排出管１６が設けられ、さらにこの排出管１６に
は、中空ロッド７の下端に突設したドッグ１０により切
換え操作される２ポート２位置の常閉弁１７が設けられ
ている。なお、図中符号１８は排出管１６に設けた真空
圧調整用の弁を示している。
口する排出管１６が設けられ、さらにこの排出管１６に
は、中空ロッド７の下端に突設したドッグ１０により切
換え操作される２ポート２位置の常閉弁１７が設けられ
ている。なお、図中符号１８は排出管１６に設けた真空
圧調整用の弁を示している。
【００１０】このように構成された装置において、いま
下金型の上にシート状部材ｗが正しく載置されなかった
場合、図示しない位置確認センサからの出力信号により
切換弁１５が管路１２を開放すべく動作すると、図１に
示したように、ピストン６はシリンダ１の上室３に流入
した加圧空気により圧縮バネ５に抗して押下げられる。
下金型の上にシート状部材ｗが正しく載置されなかった
場合、図示しない位置確認センサからの出力信号により
切換弁１５が管路１２を開放すべく動作すると、図１に
示したように、ピストン６はシリンダ１の上室３に流入
した加圧空気により圧縮バネ５に抗して押下げられる。
【００１１】一方、この時点でシリンダ１の下室２から
延びる排出管１６は常閉弁１７により閉塞されているか
ら、下室２内の空気は通孔８から中空ロッド７内を経て
バキュームカップ９から排出されてピストン６を一定速
度で下降させる。
延びる排出管１６は常閉弁１７により閉塞されているか
ら、下室２内の空気は通孔８から中空ロッド７内を経て
バキュームカップ９から排出されてピストン６を一定速
度で下降させる。
【００１２】このようにして、やがてバキュームカップ
９がシート状部材ｗの上面に圧接し、これに伴って上室
３内の圧力が上昇すると、これを検知した圧力スイッチ
１９は、その検出信号により切換弁１５を切換えて連通
管１２を閉塞し、ピストン６を圧縮バネ５の付勢力によ
り上昇させるとともに、下室２内を急激に負圧にし、こ
の負圧を通孔８及び中空ロッド７を介してバキュームカ
ップ９に伝え、シート状部材ｗを吸着保持させて上昇す
る。
９がシート状部材ｗの上面に圧接し、これに伴って上室
３内の圧力が上昇すると、これを検知した圧力スイッチ
１９は、その検出信号により切換弁１５を切換えて連通
管１２を閉塞し、ピストン６を圧縮バネ５の付勢力によ
り上昇させるとともに、下室２内を急激に負圧にし、こ
の負圧を通孔８及び中空ロッド７を介してバキュームカ
ップ９に伝え、シート状部材ｗを吸着保持させて上昇す
る。
【００１３】そして、下室２が一定以上の圧力低下をき
たしたら、真空圧調整弁１８から外気を導入するように
してピストン６をさらに上昇させ、やがてピストン６が
上死点近傍に達したら、中空ロッド７の下端一側に突出
したドッグ１０を上閉弁１７に押圧させてこれを切換
え、図２に示したように、下室２に連通する排気管１６
の管路を開放し、ここから流入した空気をバキュームカ
ップ９に導いて内部の負圧を解き、吸着保持していたシ
ート状部材ｗを下金型上に落下させて、再度の位置決め
修正を行わせる。
たしたら、真空圧調整弁１８から外気を導入するように
してピストン６をさらに上昇させ、やがてピストン６が
上死点近傍に達したら、中空ロッド７の下端一側に突出
したドッグ１０を上閉弁１７に押圧させてこれを切換
え、図２に示したように、下室２に連通する排気管１６
の管路を開放し、ここから流入した空気をバキュームカ
ップ９に導いて内部の負圧を解き、吸着保持していたシ
ート状部材ｗを下金型上に落下させて、再度の位置決め
修正を行わせる。
【００１４】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、切換
弁を介して加圧空気供給源に接続した単動型のシリンダ
に、下室と連通する中空ロッドを介してバキュームカッ
プと一体のピストンを配設する一方、下室に、常閉弁を
備えた排気管を連通させて、この常閉弁を中空ロッドの
一部によって開放させるようにしたので、加圧空気を利
用したピストンの下降上昇動によってシート状部材の吸
着と釈放といった動作を連動させることを可能となし
て、この種の装置を大巾に簡素化することができる。
弁を介して加圧空気供給源に接続した単動型のシリンダ
に、下室と連通する中空ロッドを介してバキュームカッ
プと一体のピストンを配設する一方、下室に、常閉弁を
備えた排気管を連通させて、この常閉弁を中空ロッドの
一部によって開放させるようにしたので、加圧空気を利
用したピストンの下降上昇動によってシート状部材の吸
着と釈放といった動作を連動させることを可能となし
て、この種の装置を大巾に簡素化することができる。
【００１５】しかも、ピストンの下降操作の際には、下
室内の空気を中空ロッドを介して外部に排出するように
したので、加圧空気供給系統から流量調整弁を省くこと
ができるとともに、上死点近傍においては中空ロッドの
一部によって常閉弁を開放することができるなど、複雑
な制御機構等を必要とすることなく、この種の動作を自
動化させることができる。
室内の空気を中空ロッドを介して外部に排出するように
したので、加圧空気供給系統から流量調整弁を省くこと
ができるとともに、上死点近傍においては中空ロッドの
一部によって常閉弁を開放することができるなど、複雑
な制御機構等を必要とすることなく、この種の動作を自
動化させることができる。
【図１】ピストンの下降動作をもって示した本発明の一
実施例をなす装置の概要構成図である。
実施例をなす装置の概要構成図である。
【図２】同上装置のピストン上昇動作を示した図であ
る。
る。
１ シリンダ ５ 圧縮バネ ６ ピストン ７ 中空ロッド ８ 通孔 ９ バキュームカップ １０ ドッグ １３ 加圧空気供給源 １５ 切換弁 １７ 常閉型切換弁 １８ 真空圧調整弁
Claims (1)
- 【請求項１】 切換弁を介して上室を加圧空気供給源に
接続した単動型シリンダの内部に上向き付勢力を付与し
たピストンを摺動自在に配設し、該ピストンに、下室と
連通する中空ロッドを該下室を貫通させるように固定し
て、該中空ロッドの下端にバキュームカップを取付ける
一方、上記下室を、常閉型切換弁を備えた排気管に連通
させて、該切換弁を上記中空ロッドの一部により開放方
向に切換操作可能となしたことを特徴とするシート状部
材の置替え装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8937293A JPH06271148A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | シート状部材の置替え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8937293A JPH06271148A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | シート状部材の置替え装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06271148A true JPH06271148A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13968871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8937293A Withdrawn JPH06271148A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | シート状部材の置替え装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06271148A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6554241B1 (en) * | 2002-02-19 | 2003-04-29 | Smart Robotics | Vacuum cup |
| KR100412646B1 (ko) * | 2001-06-12 | 2003-12-31 | 현대자동차주식회사 | 다기능 진공 흡착장치 |
| JP2007253249A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Honda Motor Co Ltd | 吸着装置及びこの吸着装置を用いた吸着方法 |
| CN102431787A (zh) * | 2011-11-28 | 2012-05-02 | 四川长虹电器股份有限公司 | 清除真空吸盘杂物的方法 |
| CN103072823A (zh) * | 2012-09-24 | 2013-05-01 | 江苏金帆电源科技有限公司 | 极板包片机中的取料装置 |
| CN104139981A (zh) * | 2013-05-10 | 2014-11-12 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于保持药物容器的真空抽吸器和具有多个真空抽吸器的设备 |
| EP3141355A4 (en) * | 2014-05-05 | 2018-04-11 | ZTE Corporation | Attraction device and connector |
| CN110589479A (zh) * | 2019-09-26 | 2019-12-20 | 安徽鸿海新材料股份有限公司 | 一种覆铜板生产中自动搬运装置 |
| KR102624036B1 (ko) * | 2022-11-29 | 2024-01-12 | 서울대학교산학협력단 | 길이 방향 전개형 진공 흡입 컵 |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP8937293A patent/JPH06271148A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100412646B1 (ko) * | 2001-06-12 | 2003-12-31 | 현대자동차주식회사 | 다기능 진공 흡착장치 |
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| JP2007253249A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-10-04 | Honda Motor Co Ltd | 吸着装置及びこの吸着装置を用いた吸着方法 |
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| CN104139981A (zh) * | 2013-05-10 | 2014-11-12 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于保持药物容器的真空抽吸器和具有多个真空抽吸器的设备 |
| CN104139981B (zh) * | 2013-05-10 | 2019-04-12 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于保持药物容器的真空抽吸器和具有多个真空抽吸器的设备 |
| EP3141355A4 (en) * | 2014-05-05 | 2018-04-11 | ZTE Corporation | Attraction device and connector |
| US10103480B2 (en) | 2014-05-05 | 2018-10-16 | Zte Corporation | Attraction device and connector |
| CN110589479A (zh) * | 2019-09-26 | 2019-12-20 | 安徽鸿海新材料股份有限公司 | 一种覆铜板生产中自动搬运装置 |
| KR102624036B1 (ko) * | 2022-11-29 | 2024-01-12 | 서울대학교산학협력단 | 길이 방향 전개형 진공 흡입 컵 |
| WO2024117742A1 (ko) * | 2022-11-29 | 2024-06-06 | 서울대학교산학협력단 | 길이 방향 전개형 진공 흡입 컵 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |