JP2001121372A - 木工機械などのテーブル装置 - Google Patents

木工機械などのテーブル装置

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JP2001121372A
JP2001121372A JP29897999A JP29897999A JP2001121372A JP 2001121372 A JP2001121372 A JP 2001121372A JP 29897999 A JP29897999 A JP 29897999A JP 29897999 A JP29897999 A JP 29897999A JP 2001121372 A JP2001121372 A JP 2001121372A
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JP
Japan
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table surface
generating means
pressure chamber
air pressure
negative pressure
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JP29897999A
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English (en)
Inventor
Shigeharu Shirai
重治 白井
Takeshi Tanaka
武 田中
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Shinx Ltd
Original Assignee
Shinx Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工材の軽快な移送操作と吸着固定動作
の両方を行うことができる木工機械などのテーブル装置
を提供する。 【解決手段】 上部にテーブル面2を、内部に気圧室3
を設けたテーブル1を設ける。下降位置にあるとき弁口
aを開いてテーブル面2と気圧室3とを連通し、上昇位
置にあるとき弁口aを閉じてテーブル面2と気圧室3と
を遮断する弁体6を設ける。気圧室3に正圧を与える正
圧発生手段Bと、気圧室3に負圧を与える負圧発生手段
Aと、気圧室3に対して切換的に負圧発生手段Aと正圧
発生手段Bを接続する切換手段22を設ける。弁体6に
上昇傾向を付与する縮設ばね10と、テーブル面2に載
置したとき、上昇位置の弁体6を下降動作する加工材W
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、加工材に浮力を
作用して搬送すると共に、加工材に負圧を作用して吸着
固定する木工機械などのテーブル装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】木工機械、工作機械などによって切削加
工、切断加工を行うときには、一般的に加工材をストッ
クヤードからテーブル面に搬入移送し、テーブル面にお
いて位置決め固定する。そして、このテーブル面上にお
いて所定の加工を行い、加工が終了したならば固定を解
除し、別のストックヤードに搬出移送する。
【0003】上記において加工材が大版材のときには、
搬送路上あるいはテーブル面上に高圧(正圧)空気を噴
射して加工材に浮力を作用し、これにより移送操作ある
いは位置決め操作を軽快に行っている。またこれとは別
に、テーブル面上に負圧を作用し、位置決めされた加工
材を吸着固定して加工を行うことも通常的になされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】加工材の搬送手段、固
定手段として、前述のエアフロート方式およびバキュー
ムクランプ方式は個別には既に知られている。しかしな
がら、両機能を同時に発揮できるものは見当たらず、一
連の作業の効率化、さらには構成の簡素化を達成する観
点からは、これらを集約化した技術が求められる。
【0005】本発明は、このような技術上の要請に応え
ようとしてなされたものであって、テーブル面に正圧と
負圧を切換的に作用することにより、加工材の軽快な移
送と吸着固定の両方を行うことができる木工機械などの
テーブル装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る木工機械などのテーブル装置は次の
ように構成したものである。
【0007】すなわち、その要旨とするところは、上部
にテーブル面を、内部に気圧室を設けたテーブルと、テ
ーブル面に対応して配設し、下降位置にあるとき弁口を
開いてテーブル面と気圧室とを連通し、上昇位置にある
とき弁口を閉じてテーブル面と気圧室とを遮断する弁体
と、気圧室に正圧を与えて弁口から正圧空気を噴出する
正圧発生手段と、気圧室に負圧を与えて弁口から負圧空
気を吸引する負圧発生手段と、気圧室に対して切換的に
負圧発生手段と正圧発生手段を接続する切換手段と、弁
体に上昇傾向を付与する縮設ばねと、テーブル面に載置
したとき、上昇位置の弁体を下降動作する加工材とを備
えたことにある。
【0008】気圧室に正圧または負圧を作用した状態に
あって、弁体は縮設ばねの付勢力によって上昇位置にあ
り、弁口を閉じている。気圧室に正圧を作用した状態に
おいて、テーブル面上に加工材を載置すると、その重量
が弁体に作用し、縮設ばねに抗して下降する。そして弁
口から正圧空気を噴出し、加工材に浮力を与える。
【0009】加工材が所定の加工位置に移送したとき、
切換手段により気圧室に負圧を作用する。弁体は加工材
の重量を受けて下降しているので、弁口から負圧空気が
吸引される。この吸引力によって加工材をテーブル面に
固定することができる。加工材の領域外の弁体は弁口を
閉じているので、そこから負圧空気が吸引されることは
ない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る木工機械など
のテーブル装置を一実施例について説明する。図1は全
体構成図、図2〜図5は動作説明図にして、1は上部に
テーブル面2を形成し、内部に密封状の気圧室3を設け
たテーブル このテーブル1の上方には加工刃物(図示
省略)が対応しており、テーブル面2の加工材Wと加工
刃物とはNC制御装置(図示省略)によって三次元的に
相対運動して加工を行う。
【0011】上記のテーブル面2は気圧室3の上部に張
った板材4の上面に形成する。5は板材4に設けた多数
の取付孔に固定した弁筐 弁筐5の内部には球形の弁体
6を収容すると共に上端部に下向きの弁座7を設ける。
この弁筐5は、弁体6を含めて連通路8により気圧室3
に連結する。
【0012】9は弁体6の下方位置にして気圧室3内に
設けたばね受 10はばね受9と弁体6との間に配設し
た縮設ばね この縮設ばね10は、弁体6に上昇傾向を
付与して弁体6と弁座7の間の弁口aを閉じるように作
用する。弁口aを閉じた位置にあって、弁体6の上端は
テーブル面2から僅かに突出するように設定される。
【0013】20は真空ブロワ及び真空ポンプ この真
空ブロワ及び真空ポンプ20は、吸引側を負圧発生手段
Aとし、吐出側を正圧発生手段Bとしている。22は配
管23、24によって負圧発生手段Aと正圧発生手段B
とにそれぞれ接続し、配管25によってテーブル1の気
圧室3に接続した切換手段である。
【0014】この切換手段22は、電磁式の二方切換弁
からなり、負圧発生手段Aと正圧発生手段Bを切換的に
気圧室3に接続する。26は負圧力を調整するように配
管23に設けた圧力調整弁 27は正圧力を調整するよ
うに配管24に設けた圧力調整弁である。
【0015】一実施例に係るテーブル装置の構成は上記
の通りであり、加工材Wを搬入移送するときは、切換手
段22を操作して正圧発生手段Bを気圧室3に接続し、
図2のように正圧をかけて待機する。この状態にあっ
て、弁体6は上昇位置にあり弁口aが閉じているので、
圧力空気が流出することはない。
【0016】加工材Wをテーブル面2に供給すると、そ
の重量によって弁体6が下降動作し、弁口aが開く。そ
して、そこから正圧空気が噴出する。(図3参照)この
動作によって加工材Wは浮力を受けるものであり、テー
ブル面2上を軽快に移送することができる。
【0017】上記の移送操作によって加工材Wが所定の
加工位置に設定されたならば、切換手段22を操作して
負圧発生手段Aを気圧室3に接続する。加工材Wが存在
する領域の弁体6は重量によって下降し、弁口aを開く
ので、そこから加工材Wに負圧が作用する。(図4参
照)これによって加工材Wをテーブル面2に吸着固定す
ることができる。加工材Wがない領域では、縮設ばね1
0により弁口aが閉じているので、そこからの無駄な吸
引は生じない。(図5参照)
【0018】加工材Wをテーブル面2に吸着固定し、切
削刃物を制御移動することによって所定の加工を行うこ
とができる。加工が終了したならば、切換手段22を操
作して再び正圧発生手段Bを気圧室3に接続する。そし
て、この状態において加工材Wを加工位置から搬出移送
する。加工材Wの存在する領域では、常に弁口aが開い
て正圧空気を噴出するので、移送操作を軽快に行うこと
ができる。
【0019】なお上記の一実施例では、気圧室3内の残
存圧について何も説明してないが、これは正負圧の切換
えのタイミングに合わせて一時的に気圧室3を大気に開
放することで解決することができる。これによって、負
圧から正圧への切り換え動作およびこの逆の切り換え動
作を迅速に行うことができる。
【0020】また一実施例では、一台の真空ブロワおよ
び真空ポンプの吸引側と吐出側によって負圧発生手段A
と正圧発生手段Bを構成したが、別個の機器をもってあ
たるようにしても良いことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明に係る木工機械など
のテーブル装置は、テーブル面の加工材に対して正圧と
負圧を切換的に作用することができるものである。この
ため、加工材の軽快な移送操作と吸着固定動作を合理的
に集約して行うことができるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るテーブル装置の一実施例を示す
全体構成図である。
【図2】このテーブル装置を構成する気圧室の様子と弁
体の動作を示す説明図である。
【図3】同じく、説明図である。
【図4】同じく、説明図である。
【図5】同じく、説明図である。
【符号の説明】
A 負圧発生手段 B 正圧発生手段 a 弁口 1 テーブル 2 テーブル面 3 気圧室 6 弁体 10 縮設ばね 20 真空ブロワ及び真空ポンプ W 加工材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にテーブル面を内部に気圧室を設け
    たテーブルと、テーブル面に対応して配設し、下降位置
    にあるとき弁口を開いてテーブル面と気圧室とを連通
    し、上昇位置にあるとき弁口を閉じてテーブル面と気圧
    室とを遮断する弁体と、気圧室に正圧を与えて弁口から
    正圧空気を噴出する正圧発生手段と、気圧室に負圧を与
    えて弁口から負圧空気を吸引する負圧発生手段と、気圧
    室に対して切換的に負圧発生手段と正圧発生手段を接続
    する切換手段と、弁体に上昇傾向を付与する縮設ばね
    と、テーブル面に載置したとき、上昇位置の弁体を下降
    動作する加工材とによって構成したことを特徴とする木
    工機械などのテーブル装置。
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