JPH06266987A - 防災監視装置 - Google Patents

防災監視装置

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JPH06266987A
JPH06266987A JP5056987A JP5698793A JPH06266987A JP H06266987 A JPH06266987 A JP H06266987A JP 5056987 A JP5056987 A JP 5056987A JP 5698793 A JP5698793 A JP 5698793A JP H06266987 A JPH06266987 A JP H06266987A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】受信側からの呼出しで端末情報を収集して火災
などの異常を集中監視する防災監視装置に関し、端末の
呼出しと呼出しの間に端末の交換が行われても、受信機
側で端末交換を認識して交換後の端末情報の初期化処理
を適切に行う。 【構成】端末2に、自己の電源が投入されたことを検出
してフラグ情報をセットするパワーオン検出手段3と、
電源投入後に受信手段1から最初の呼出しがあった際に
パワーオン検出手段3のフラグ情報のセット状態に基づ
いて受信手段1に端末情報の初期化処理に必要な情報の
取込みを要求する情報取込要求信号を送信する応答手段
4とを設ける。受信手段1には、端末2から情報取込要
求信号を受信した際に、この端末2に初期化処理に必要
な情報を送信させる情報要求コマンド信号を送信して電
源投入が行われた端末の情報の初期化処理を行う端末情
報初期化手段5を設ける。受信手段1の端末情報初期化
手段5は、少なくとも端末2に種別情報の要求コマンド
信号を送信し、端末2から送信された種別情報に応じた
端末情報の初期化処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信側からの呼出しで
端末情報を収集して火災などの異常を集中監視する防災
監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防災監視装置としては、
例えば特公平4−64713号のものが知られている。
この防災監視装置にあっては、受信機からの呼出しに対
し端末の無応答などの端末異常を検出した際に、異常を
検出した端末に対し受信機側から種別情報の提供を指令
するようにしている。
【0003】具体的には、防災監視装置の電源を投入し
た後の動作状態において、感知器が交換された場合、感
知器の種別が変わることがある。そこで感知器の交換作
業に伴ない受信機側からの呼出しに対し感知器が外され
ていて無応答となった場合、受信機側から種別情報の提
供を指令し、交換後の感知器からの種別情報を取り込
み、種別情報に応じて感知器固有の情報を初期設定しな
おすようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防災監視装置にあっては、受信機からのポー
リングにより複数の感知器を順次呼出していることか
ら、感知器の接続数が増えてポーリング周期が長くなっ
た場合、感知器の呼出しと呼出しの間の時間に感知器を
交換し終ってしまうこともあり、このような場合、呼出
しに対し無応答とならないので、感知器の種別が変って
も受信機側では認識できないという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、受信機側からのポーリング周期で決
まる端末の呼出しと呼出しの間に端末の交換が行われて
も、受信機側で端末交換を認識して交換後の端末に関す
る情報の初期化処理を適切にできるようにした防災監視
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明は、受信手段1に対し伝送路を介
して複数の端末2を接続し、各端末2は受信手段1から
の呼出信号を受信することで端末情報を返送する防災監
視装置を対象とする。
【0007】このような防災監視装置につき本発明にあ
っては、端末2に、自己の電源が投入されたことを検出
してフラグ情報をセットするパワーオン検出手段3と、
電源投入後に受信手段1から呼出しがあった際にパワー
オン検出手段3のフラグ情報のセット状態に基づいて受
信手段1に端末情報の初期化処理に必要な情報の取込み
を要求する情報取込要求信号を送信する応答手段4とを
設ける。
【0008】また受信手段1には、端末2から情報取込
要求信号を受信した際に、この端末2に情報要求コマン
ド信号を送信して電源投入が行われた端末情報の初期化
処理を行う端末情報初期化手段5を設ける。ここで受信
手段1の端末情報初期化手段5は、少なくとも端末2に
種別情報の要求コマンド信号を送信し、端末2から送信
された種別情報に応じた端末情報の初期化処理を行う。
【0009】具体的には、端末の種別情報がオンオフ型
の火災感知器を信号線接続した感知器用中継器であった
場合、さらに火災試験コマンド信号を送信して端末にオ
ンオフ型火災感知器の試験動作を行わせ、試験結果を送
信させる。また端末の種別情報がアナログ火災感知器で
あった場合には、アナログ値要求コマンド信号を送って
零点情報を収集すると共に、火災試験コマンド信号を送
って端末に試験動作を行わせ、端末試験により得られた
所定の検出物理量を示す試験アナログ値を収集し、零点
情報と試験アナログ値に基づいて端末から送られるアナ
ログ値の補正に必要な情報を生成する。
【0010】更に、端末の種別情報がアナログ火災感知
器であり且つ検出アナログ値を所定の検出感度に応じた
閾値と比較して火災検出信号を送信するオンオフ火災検
出手段を持つことを示している場合には、アナログ値要
求コマンド信号を送って零点情報を収集すると共に試験
動作を行わせ、端末試験により得られた所定の検出物理
量を示す試験アナログ値を収集し、零点情報と試験アナ
ログ値に基づいて該端末から送られるアナログ値の補正
に必要な情報を生成し、更に、この補正情報に基づいて
修正された検出感度を与える閾値情報を端末に送って感
度設定する。
【0011】さらに端末が感知器用中継器またはアナロ
グ感知器の場合、受信手段1の端末情報初期化手段5
は、試験コマンド信号の送信に先立って火災信号の割込
みによる応答送信を禁止する割込禁止コマンド信号を端
末に送信し、端末試験で得られた情報を受信手段から順
次送信される端末アドレスを指定した巡回呼出信号の応
答信号として送信させる。
【0012】一方、種別情報が制御負荷を信号線接続し
た制御中継器であった場合には、端末から送信された種
別情報を端末情報として設定する初期化処理のみを行
う。更にまた、本発明の受信手段1は、 受信機のみで構成、 受信機と、受信機からの伝送路に接続されたローカル
受信機としての1又は複数の中継盤とで構成、 相互に伝送路で接続されたローカル受信機としての中
継盤のみで構成、 のいずれかの形態をとる。
【0013】
【作用】このような構成を備えた本発明の防災監視装置
によれば、ポーリング周期で繰り返される同じ端末の呼
出しと呼出しの間に、端末交換が行われても、交換後の
端末におけるパワーオン検出に基づき、受信機側からの
呼出しに対し端末種別などの端末情報の初期化処理に必
要な情報を取込み要求することから、交換後に確実に端
末情報の初期化処理が行われ、交換後の端末種別に応じ
た適切な防災監視ができる。
【0014】また受信機側における端末情報の初期化処
理の一環として、種別情報からオンオフ感知器用の中継
器を認識した場合には、試験コマンドを発行して交換後
の試験動作を行って正常に機能するかどうかの確認が自
動的に行われ、装置の信頼性を保証できる。また種別情
報からアナログ感知器を認識した場合には、アナログ値
要求コマンドおよび試験コマンドを発行して零点情報と
試験アナログ値を収集し、これによって交換後のアナロ
グ感知器の検出特性を補正する情報を生成して初期設定
し、交換後の感知器特性に適合した正しい監視ができ
る。
【0015】さらに、アナログ感知器であっても、1
種、2種、3種といった感度設定により火災信号を送出
するオンオフ感知器の機能を備えたものについては、感
知器試験の結果から交換後の感知器で使用する検出感度
の閾値を補正して設定し、感知器特性に適合した正確な
火災判断を可能とする。
【0016】
【実施例】図2は本発明の全体構成を示した説明図であ
る。図2において、10は受信機であり、受信機10か
ら引き出された伝送路12に端末としての感知器用中継
器14,アナログ煙感知器16,アナログ熱感知器18
及び制御用中継器20を接続している。感知器用中継器
14からは感知器回線22が引き出され、オンオフ感知
器24−1,24−2,24−3・・・を接続し、ま
た、スイッチ操作により火災信号を送出する発信機26
も接続している。
【0017】一方、受信機10にはCPUを用いた制御
部32が設けられ、制御部32に対し表示部34,操作
部36、警報や音声メッセージを出力する鳴動部38及
び電源部40が設けられている。受信機10の制御部3
2は端末側のアドレスを指定した呼出しで端末情報を収
集するポーリングを行っている。またポーリング中の例
えば1秒毎に全端末に対し一括した情報収集を命令する
一括情報収集用のサンプリングコマンドを発行し、この
サンプリングコマンドに基づき、端末側ではほぼ同時刻
で検出データの収集保持が行われる。一括情報収集が行
われると、その後に通常のポーリングを通じて端末側に
保持されている検出済みの端末情報が受信機10に送ら
れる。
【0018】図2の実施例にあっては、伝送路12に感
知器用中継器14,アナログ煙感知器16,アナログ熱
感知器18及び制御用中継器20という異なった端末を
接続しているが、受信機10からの一括情報収集コマン
ド及び呼出しに対する中継器としての機能は全て同じで
あり、従って受信機10から見たとき伝送路12の各端
末に対し一連の端末アドレスを制定しており、例えばア
ドレス1〜127の127アドレスが使用される。
【0019】受信機10に対し端末として接続された感
知器用中継器14,アナログ煙感知器16,アナログ熱
感知器18及び制御用中継器20には、図1の原理説明
図に示したパワーオン検出手段3及び応答手段4の機能
が設けられている。また受信機10の制御部32には図
1の原理説明図に示した端末情報初期化手段5の機能が
設けられている。
【0020】端末側に設けたパワーオン検出手段は、受
信機10における電源投入で伝送路12を介して電源供
給を受けることで自己の電源が投入されたことを検出し
て、パワーオン状態を示すフラグ情報をセットする。こ
のフラグ情報のセットは伝送路12に接続している端末
を別の端末に交換する際に、交換した端末の伝送路に対
する接続で電源投入が検出された場合にも、同様にし
て、パワーオン検出手段はパワーオン状態を示すフラグ
情報をセットする。
【0021】また端末に設けられた応答手段は、受信機
10からのポーリングによる呼出しを受けた際にパワー
オン検出手段によるフラグ情報のセットの状態の有無を
チェックし、もしセット状態にあれば電源投入の最初の
呼出しと判断し、受信機10に対し端末情報の初期化処
理に必要な情報の取込みを要求する情報取込要求データ
を送信する。
【0022】受信機10の制御部32に設けられた端末
情報初期化手段5は、端末側からの情報取込信号を受信
すると、端末に対し、受信機10において端末情報の初
期化処理に必要な情報を送信させるための情報要求コマ
ンドを送信し、電源投入が行われた端末から少なくとも
種別情報の送信を行わせる。受信機10の端末情報初期
化手段5からの情報要求コマンドに対する端末からの応
答情報としては、制御用中継器20については種別情報
のみであるが、感知器用中継器14についてはオンオフ
感知器24の試験作動も行う。また、アナログ煙感知器
16及びアナログ熱感知器18については、零点情報と
火災試験による試験アナログ値の返送を行わせ、受信機
10の端末情報初期化手段5において、感知器のアナロ
グ検出特性の補正に必要な情報を作成する。
【0023】図3は図1の受信機10と端末側との間で
行われる通常の呼出動作を示したタイムチャートであ
る。図3において、受信機10は呼出コマンドC1及び
端末アドレスA1,A2,A3・・・を含む呼出信号を
順次送信している。この呼出信号は図4に取り出して示
すように8ビットのコマンドフィールド、8ビットのア
ドレスフィールド、更に8ビットのチェックサムフィー
ルドの3バイトで構成される。
【0024】また各バイトの前後にスタートビット,パ
リティビット及びストップビットを設けている。コマン
ドフィールドはアドレスとは無関係に各端末に対し受信
機からの呼出信号が何を意味するかのコマンドデータが
格納される。本発明にあっては、受信機10における端
末情報の初期化処理のために、このコマンドフィールド
を使用して情報取込要求コマンド,アナログ値要求コマ
ンド,火災試験コマンド等を伝送する。
【0025】図5は端末からの応答信号の伝送フォーマ
ットを示したもので、8ビットのデータフィールドと8
ビットのチェックサムフィールドの2バイトで構成さ
れ、各バイトの前後にはスタートビット,パリティビッ
ト及びストップビットが設けられている。勿論、本発明
で使用する受信機からの呼出信号、端末からの呼出信号
の伝送フォーマットは必要に応じて適宜の構成とでき
る。
【0026】図6は図2のオンオフ感知器24に使用さ
れる感知器用中継器14の実施例を示した回路ブロック
図である。図6において、感知器用中継器14には制御
回路42が設けられる。制御回路42には制御手段とし
てのCPU44、RAM等を使用したメモリ46、更に
AD変換部48が設けられる。また制御回路42のCP
U44に対しては送受信回路50とアドレス設定回路5
4が設けられる。送受信回路50は受信機10からの呼
出信号を電圧モードで受信してCPU44に供給し、ま
たCPU44からの応答信号を電流モードで受信機10
に送出する。尚、送受信回路50には送受信のデータビ
ット1,0で点滅する伝送表示灯52が設けられてい
る。
【0027】アドレス設定回路54はディップスイッチ
等を用いたアドレス設定スイッチ56によりCPU44
に対し予め決められた端末アドレスを設定する。CPU
44には図1の原理説明図に示したパワーオン検出手段
3及び応答手段4としての機能が設けられている。制御
回路42に設けられたAD変換部48は番号1〜nで示
す入力ポートをもっており、入力ポート分のオンオフ感
知器や発信機を外部接続することができる。この実施例
にあっては、オンオフ感知器24−1〜24−(n−
1)と発信機26を接続している。
【0028】感知器用中継器14の受信機に対する伝送
路側には信号線端子S,感知器回線端子V、発信機26
用の確認応答線端子AA、更にコモン端子SCが設けら
れている。従って、受信機10との間では4線で接続さ
れる。信号線端子Sとコモン線端子SCに続いてはダイ
オードD2とツェナダイオードZD2が設けられ、更に
定電圧回路58を設けている。
【0029】定電圧回路58は制御回路42に対する例
えば3.2Vの直流電圧を出力する。また、感知器回線
端子Vに続いてはダイオードD1,ツェナダイオードZ
D1が設けられ、更に定電圧回路60が設けられてい
る。定電圧回路60はオンオフ感知器24−1〜24−
(n−1)及び発信機26に必要な電源電圧、例えば2
0Vを出力する。定電圧回路60に続いてはオンオフ感
知器24−1〜24−(n−1)及び発信機26のそれ
ぞれに対応している火災断線検出回路64−1〜64−
n及び試験回路66−1〜66−nが設けられている。
【0030】火災断線検出回路64−1〜64−nに対
しては昇圧回路62の昇圧電圧DC35Vが供給されて
いる。昇圧回路62はCPU44で一括情報収集用のサ
ンプリングコマンドを受信した際に一時的に動作され、
検出器側に通常の電源電圧20Vより高い35Vの昇圧
電圧を検出動作電圧として加える。オンオフ感知器24
−1〜24−(n−1)は、例えばオンオフ感知器24
−1に示すように発報表示灯68と抵抗R1の直列回路
に抵抗R2を並列接続し、更に感知器接点70を接続し
ている。また、オンオフ感知器24−1の端子には終端
器72が接続される。終端器72はツェナダイオードZ
D2,抵抗R0,ツェナダイオードZD3を直列接続し
ている。ツェナダイオードZD2,ZD3は接続極性が
入れ替わっても、いずれか一方が機能するように逆向き
に接続している。
【0031】ツェナダイオードZD2,ZD3はデータ
サンプリングが行われない通常時の電源電圧20Vで非
導通にあり、データサンプリング時の昇圧回路62から
の出力電圧DC35Vを受けたときに導通する。発信機
26は押しボタン操作でオンするスイッチ接点76と、
スイッチ接点76に連動して閉じるスイッチ接点78を
有し、スイッチ接点76を火災断線検出回路64−nか
らの感知器回線に接続している。
【0032】また、感知器用中継器14の応答確認端子
AAからの信号線が引き込まれ、確認表示灯74,抵抗
R3,R4を介してスイッチ接点78に接続している。
中継器14の確認応答端子AAには、受信機10側で発
信機26からの火災検出信号の受信動作が行われると確
認信号として電圧供給が行われ、これにより確認表示灯
74を点灯する。
【0033】感知器用中継器14の試験回路66−1〜
66−nは、受信機10から試験コマンドを受信した際
に順次動作して感知器回線間を短絡し、感知器接点70
あるいは発信機のスイッチ接点76が作動したと同じ擬
似火災検出状態を作り出して試験を行う。この試験動作
時にあってもデータサンプリング時と同様、昇圧回路6
2の動作で昇圧電圧DC35Vが供給される。尚、上述
した試験方法以外にもオンオフ感知器24内部に検出部
の作動試験を行う試験手段を設け試験を行っても勿論よ
い。
【0034】制御回路42に設けられたAD変換部48
で取り込まれるサンプリングデータは0〜30Vの電圧
範囲につき、低い電圧側から火災検出領域,正常検出領
域及び断線検出領域の3つの領域に分けられており、C
PU44はAD変換部48からのサンプリングデータが
いずれの領域に属するかで火災,正常あるいは断線を検
出する。
【0035】ここで、CPU44は受信機10からの端
末情報一括収集コマンドを受信した際のデータサンプリ
ングで火災を検出すると、受信機10からの呼出しを待
つことなく直ちに火災検出信号を送出する割込応答を行
う。この火災検出に基づく割込応答は、試験回路66−
1〜66−nで火災試験を行った場合にも火災検出の割
込応答となることから、火災試験に際にしては、まず割
込応答を禁止する割込禁止コマンドを受信機10で送出
する。
【0036】この割込禁止コマンドをCPU44で解読
することで、火災試験により得られたデータをメモリ4
6に保持し、そのまま受信機10からの自己アドレスを
指定した呼出しで試験データを応答するようになる。一
度セットされた割込応答の禁止は受信機10からの割込
禁止解除コマンドを受けてリセットすることができる。
【0037】図7は図2に示したアナログ煙感知器16
の実施例を示したブロック図である。図7において、ア
ナログ煙感知器は感知器本体16aと感知器ベース16
bで構成される。感知器本体16aにはベース側より接
続極性を無極性化するための整流回路84,ノイズ吸収
回路86,伝送信号検出回路88が設けられている。伝
送信号検出回路88は受信機10からの電圧モードによ
る呼出信号を検出して伝送制御回路92に供給される。
【0038】伝送制御回路92に対してはアドレス種別
設定回路94からのアドレス情報及び種別情報が設定さ
れている。伝送制御回路92は図6に示した感知器用中
継器14の制御回路42と同じ機能を有する。即ち、自
己の電源投入を検出してパワーオン状態を示すフラグ情
報をセットするパワーオン検出手段3と、受信機10か
らの呼出しを受けた際にパワーオン検出手段3のフラグ
情報がセット状態にあると、受信機10に対し端末情報
の初期化処理に必要な情報の取込みを要求する情報取込
要求データを送信する応答手段4を設けている。
【0039】煙検出はLED駆動回路96,赤外LED
98,受光回路100及び増幅回路102で行われる。
更に、試験動作のためのテストLED106も設けられ
る。伝送制御回路92は受信機10からサンプリングコ
マンドを受信すると赤外LED98を発光駆動し、受光
回路100及び増幅回路102から得られた煙検出信号
をAD変換によりディジタル検出データに変換してメモ
リに記憶する。この赤外LED98と受光回路100に
よる煙検出構造は通常、散乱光式が用いられる。
【0040】また伝送制御回路92は受信機10からの
試験コマンドを受領するとテストLED106を発光駆
動し、受光回路100及び増幅回路102より得られる
煙検出信号をAD変換により試験データとしてメモリに
記憶する。テストLED106は受光回路100の受光
素子に対向しており、予め決められた煙濃度に対応する
強さの光を直接照射する。
【0041】伝送制御回路92からの応答信号は応答信
号出力回路104に与えられ、電流モードで受信機10
に対し送出される。尚、伝送回路92以降は定電圧回路
90からの定電圧供給を受けて動作する。更に感知器ベ
ース16bには発報表示灯108が設けられ、火災検出
時に外部に露出している発報表示灯を点灯する。更に、
伝送制御回路92は受信機10からのサンプリングコマ
ンドに基いて得られた検出データから火災を判断する
と、割込みにより火災応答信号を受信機10に送出す
る。この割込応答はテストLED106による試験時に
ついても同様であり、試験時に割込応答信号を出さない
ようにするためには、受信機10から割込禁止コマンド
を与えておけばよい。
【0042】図8は図2に示したアナログ熱感知器18
の実施例を示したブロック図である。図8において、ア
ナログ熱感知器は受信機10からの信号線に対し信号線
端子Sとコモン端子SCで接続され、この接続端子に続
いて無極性回路110、ノイズ吸収回路112、例えば
13Vの定電圧出力を生ずる定電圧回路114、電流制
限回路116、例えば10Vの定電圧出力を生ずる定電
圧回路118を設けている。
【0043】更に、定電流回路120に続いてサーミス
タ等を使用した熱検出素子122を接続している。定電
流回路120は後の説明で明らかにするCPU130か
らのサンプリング制御信号を受けて熱検出素子122に
検出電圧を印加し、周囲温度に応じた熱検出素子122
のインピーダンスに依存した電圧を検出電圧としてCP
U130に取り込ませる。
【0044】熱検出素子122と並列には火災試験回路
124が設けられている。火災試験回路124はCPU
130からの試験信号を受けて定電流回路120の負荷
インピーダンスを所定温度、例えば100℃に対応した
インピーダンスとする。この試験時、熱検出素子122
を構成するサーミスタは常温に応じたインピーダンスで
あり、試験温度100℃におけるサーミスタのインピー
ダンスはごく小さいため、火災試験回路124で接続す
る試験用抵抗の値で試験インピーダンスが決まり、熱検
出素子122のインピーダンスによる影響はほとんど受
けない。
【0045】火災試験時にあっては、試験温度100℃
のインピーダンスで得られる試験電圧がCPU130に
取り込まれ、試験データとしてメモリに保持される。呼
出信号回路126は受信機10からの電圧モードによる
呼出信号を検出して、CPUを用いた伝送制御回路13
0に供給する。伝送制御回路130に対しては発信回路
132,アドレス種別設定回路134及び電源投入時の
パワーオンリセットを行うリセット回路136が設けら
れている。
【0046】伝送制御回路130は図6の感知器用中継
器14の制御回路42と同じ機能を有する。即ち、自己
の電源投入を検出してフラグ情報をセットするパワーオ
ン検出手段3と、受信機10からの呼出しがあった際に
パワーオン検出手段3のフラグ情報がセット状態にある
と、受信機10に対し端末情報の初期化処理に必要な情
報の取込みを要求する情報取込要求データを送信する応
答手段4を設けている。
【0047】また、伝送制御回路130は受信機10か
らの一括情報収集用のサンプリングコマンドを受けた際
に、定電流回路120を動作して熱検出素子122に一
定電流を流し、このときの熱検出素子122の両端電圧
を検出電圧としてAD変換により取り込んでメモリに記
憶する。メモリに記憶した検出データはその後の受信機
10からの呼出しに対する応答データとして送信され
る。
【0048】また受信機10から試験コマンドを受信す
ると、伝送制御回路130は定電流回路120を動作す
ると同時に火災試験回路124を動作し、擬似的に試験
温度100℃のインピーダンス状態を作り出し、試験検
出電圧をAD変換してメモリに試験データとして記憶す
る。更に伝送制御回路130はデータサンプリングの際
の検出データから火災を判断した場合には、割込応答に
より受信機10に火災信号を送出する。
【0049】この割込応答は試験時の火災信号について
も同様に行われ、試験時の割込応答を禁止するためには
受信機10から割込禁止コマンドを供給しておけばよ
い。伝送制御回路130からの返送データは応答信号回
路138より電流モードで受信機10に送出される。応
答信号回路138にはデータビット1,0により点滅す
る作動表示灯139が設けられている。
【0050】図9は図2の制御用中継器20の実施例を
示したブロック図である。図9において、制御用中継器
20の端子S,SC間には一対の信号線214が接続さ
れる。続いてダイオードD10とサージ吸収用のツェナ
ダイオードZD10が設けられる。更に定電圧回路14
0が設けられ、制御IC等の駆動に必要なDC3.2V
を作り出している。
【0051】定電圧回路140に続いては送受信回路1
42が設けられ、送受信回路142には送受信状態で点
滅する伝送表示灯144が設けられる。送受信回路14
2は受信機10から電圧モードで送信された送信データ
を検出して制御回路146に出力する。また制御回路1
46からの送信データを電流モードで受信機10に送出
する。
【0052】制御回路146に対してはアドレス設定回
路148が設けられ、アドレス設定スイッチ150のオ
ンオフ状態に基づき、予め定めた端末アドレスを設定す
る。更に制御回路146に対してはリレー駆動回路15
4が設けられ、この実施例にあっては4つの制御負荷の
接続が可能であることから、制御負荷の数に対応して4
つのラッチングリレー156−1〜156−4を設けて
いる。
【0053】ラッチングリレー156−1〜156−4
はセットコイルSとリセット巻線Rを備える。ラッチン
グリレーのリレー接点は例えばラッチングリレー156
−1について示すように、受信機10からの電源線21
5の端子DD側にリレー接点166−1として設けてい
る。ラッチングリレー156−1はセットコイルSに通
電するとリレー接点166−1が閉じ、通電を断っても
接点状態は機械的に保持される。一方、一度閉じたリレ
ー接点166−1を開くためにはリセットコイルRに通
電する。従って、ラッチングリレー156−1〜156
−4のそれぞれは負荷の制御時と復旧時のそれぞれにセ
ット巻線SまたはリセットコイルRに駆動電流を流す必
要がある。
【0054】受信機10からの電源線215は端子D
D,DDCに接続された接続回路164−1〜164−
4を介して、対応する制御負荷30を接続している。負
荷接続回路は負荷接続回路164−1に代表して示すよ
うに、リレー駆動回路154に設けたラッチングリレー
のリレー接点166−1を介して端子DD1,DC1に
負荷30を接続する。
【0055】また、確認検出回路168−1を有し、ダ
イオードD30を介して端子DA1より負荷30に対し
確認用の信号線を接続している。このような負荷接続回
路164−1の構成は残りの負荷接続回路164−2〜
164−4についても同様である。負荷接続回路164
−1〜164−4に設けた確認検出回路168−1〜1
68−4に対しては共通に電圧監視回路162が設けら
れ、電圧監視回路162はダイオードD20を介して平
滑回路160で得た電源電圧を監視している。
【0056】ここで、負荷接続回路164−1に接続し
た負荷30を説明する。この実施例にあっては、負荷3
0は例えば防火扉のレリーズを例にとっており、レリー
ズを駆動するためのソレノイドコイル170が設けられ
る。更にタンパスイッチ172が設けられ、防火扉の閉
じた状態で図示のa側にあり、防火扉が開くとb側に切
り替わる。
【0057】受信機10からの制御コマンド信号により
制御回路146がリレー駆動回路154のラッチングリ
レー156−1のセットコイルSに通電すると、負荷接
続回路164に設けているリレー接点166−1が閉
じ、ソレノイドコイル170に通電し、例えば防火扉を
開放状態に保持しているレリーズの引離しを行う。防火
扉の保持が解除されるとタンパスイッチ172がa側か
らb側に切り替わり、ダイオードD30を介して制御負
荷30側に確認検出回路168−1より信号電流が流れ
る。
【0058】この信号電流により確認検出回路168−
1に設けているフォトカプラPC2の発光ダイオードが
発光し、制御回路146に設けているフォトカプラPC
2のフォトトランジスタで受光され、制御回路146は
割込みにより送受信回路142を介して受信機10側に
確認検出信号を送出する。尚、制御回路146のフォト
カプラPC3〜PC5のフォトトランジスタに対応した
発光ダイオードは残りの負荷接続回路164−2〜16
4−4の確認検出回路(図示せず)に設けている。
【0059】更に、制御回路146で受信機10からの
電圧監視コマンドを受信した際には、電圧監視回路16
2を動作する。即ち、電圧監視コマンドの受信時に制御
回路146はフォトカプラPC1の発光ダイオードを発
光駆動し、電圧監視回路162に設けたフォトカプラP
C1のフォトトランジスタで受光し、平滑回路160よ
り得られた電源電圧が正常か否かチェックする。
【0060】電源電圧が正常であれば、電圧監視回路1
62に設けているフォトカプラPC6の発光ダイオード
が発光駆動され、制御回路146のフォトカプラPC6
のフォトトランジスタで受光し、この場合には受信機1
0からのポーリングに対する応答データに正常ビットを
立てる。一方、電源線215の断線等で電源電圧が得ら
れていない場合には、フォトカプラPC6のフォトトラ
ンジスタの受光動作がないことから、制御回路146は
電源異常を示すデータビットを立て、受信機10に電源
障害を示すデータを呼出応答として返送する。
【0061】尚、電圧監視コマンドにかえ、一括情報収
集用のサンプリングコマンドを受信した際に電圧監視回
路162を動作させてもよい。このような制御用中継器
20にあっても、図6に示した感知器用中継器14の場
合と同様、制御回路146に自己の電源投入を検出して
パワーオンを示すフラグ情報をセットするパワーオン検
出手段3と、受信機10から呼出しを受けた際に、パワ
ーオン検出手段3のパワーオンを示すフラグ情報がセッ
ト状態にあるとき受信機10に対し端末情報の初期化処
理に必要な情報の取込みを要求する情報取込要求データ
を送信する応答手段4を設けている。
【0062】尚、制御用中継器20に対する制御負荷3
0の接続としては、負荷接続回路164−1のように複
数の制御負荷30を並列接続してもよいし、負荷接続回
路164−4に示すように1つの制御負荷30を接続し
てもよい。図10は図2の受信機10の処理動作を示し
たフローチャートである。図10において、受信機10
の電源を投入するとステップS1で所定の初期設定が行
われ、ステップS2で端末アドレスnをn=1にセット
する。次にステップS3でアドレスnに端末ポーリング
を行う。ステップS4ではポーリングに対する端末応答
を受信する。
【0063】続いてステップS5で端末応答の有無をチ
ェックし、端末応答があればステップS6でイニシャラ
イズ要求データ(端末情報取込要求データ)か否かチェ
ックする。通常の監視状態にあっては、イニシャライズ
要求データはないことからステップS7に進み、端末応
答データに状態変化があるか否かチェックし、もし状態
変化があればステップS8に進み、状態変化に対する処
理を実行する。
【0064】この状態変化は端末の種別に応じて異な
る。例えば、オンオフ感知器を接続した感知器用中継器
14にあっては、火災検出,障害検出等がある。更に試
験時には、試験応答としての試験火災データがある。ま
たアナログ煙感知器16やアナログ熱感知器18にあっ
ては、ポーリングに対する端末応答データを毎回処理す
ることから、全ての応答データについて状態変化として
ステップS8における状態変化に対する処理を行う。
【0065】更に制御用中継器20にあっては、電源線
断線等の障害が生じたときに状態変化ありとしてステッ
プS8にて処理を行う。ステップS7で状態変化がなか
ったとき、あるいはステップS8で状態変化に対する処
理が済むと、ステップS9に進み、端末アドレスnが最
終アドレス127に達したか否かチェックし、最終アド
レスになければステップS10で端末アドレスを1つイ
ンクリメントしてステップS3に戻り、最終アドレスで
あればステップS2に戻って先頭アドレスn=1から再
度、端末ポーリングを繰り返す。
【0066】一方、受信機10における電源投入直後あ
るいは定常監視状態で、端末側で端末交換を行った場合
には、端末ポーリングに対し端末応答としてイニシャラ
イズ要求データが送られてくることから、この場合には
ステップS6からステップS11に進み、イニシャライ
ズ要求データを送出した端末アドレスnに対する初期化
設定処理を実行する。この初期化設定処理の詳細は後の
説明で明らかにする。
【0067】図11は図2の端末側の処理動作を示した
フローチャートである。図11において、端末側の電源
投入が行われると、まずステップS1〜S5の初期化処
理が行われる。ステップS1ではメモリの初期化を行
い、ステップS2ではポート入出力を初期化し、ステッ
プS3にあっては予め設定されている端末アドレスを読
み込み、ステップS4では種別情報を読み込み、更にス
テップS5にあってはパワーオン検出手段の機能により
パワーオンフラグFLをFL=1にオンする。
【0068】続いてステップS6で受信機10からのポ
ーリングによる信号受信の有無をチェックしており、信
号を受信するとステップS7で自己アドレスとの一致を
判別し、アドレス一致が得られるとステップS8でパワ
ーオンフラグFLをチェックする。電源投入直後の最初
の呼出時にあっては、パワーオンフラグFL=1にオン
していることからステップS10に進み、受信機10に
対しイニシャライズ要求データを送信する。
【0069】この端末からのイニシャライズ要求データ
の送信に対し、受信機10にあっては、図10のステッ
プS11に示したように初期化設定処理に基づく各種の
コマンドを送ってくることから、このコマンドに基づ
き、ステップS11でイニシャライズ応答処理を実行す
る。一連のイニシャライズ応答処理が終了するとステッ
プS12でパワーオンフラグFLをFL=0にオフし、
ステップS6に戻る。
【0070】それ以降の定常監視状態における受信機1
0からのポーリングに対してはパワーオンフラグFLは
FL=0となっているため、ステップS8からステップ
S9に進み、ポーリングに対する応答送信を行う。ステ
ップS11に示したイニシャライズ応答処理は端末の種
別により固有の応答処理となる。図12はオンオフ感知
器を接続した感知器用中継器14と受信機10との間の
イニシャライズ設定処理と応答処理を示したフローチャ
ートである。図12において、感知器用中継器14はス
テップS101でイニシャライズ要求データを受信機1
0からのポーリング応答として送信する。イニシャライ
ズ要求データを受けた受信機10はステップS201で
種別取込コマンドを発行し、これを受けて感知器用中継
器14はステップS102で種別情報を送信する。
【0071】種別情報を受けた受信機10はステップS
202で受信した種別情報から端末は感知器用中継器1
4であることを知り、端末を管理するメモリテーブルに
端末アドレスと感知器種別の関係を登録する種別情報の
受信処理を行う。次に、受信機10は感知器用中継器1
4の火災試験で割込応答を禁止するため割込禁止コマン
ドをステップS203で発行し、感知器用中継器14は
ステップS103で火災割込みを禁止状態とする。
【0072】受信機10は感知器用中継器14より火災
割込みを禁止状態とする確認応答を受けると、ステップ
S204で火災試験コマンドを発行する。この火災試験
コマンドを受けて感知器用中継器14はステップS10
4で火災試験処理を実行し、火災試験により得られた試
験データをメモリに記憶する。一方、受信機10はステ
ップS205で通常のポーリング処理に戻っており、感
知器用中継器14は受信機10からのポーリングによる
アドレス一致を判別すると、ステップS105でメモリ
に保持している火災試験データを受信機10に送信し、
ステップS106で一連のイニシャライズ応答処理が済
んだことからパワーオンフラグをFL=0にリセットす
る。感知器用中継器14からの火災試験データを受信し
た受信機10は、ステップS206で火災試験データの
受信処理を行う。この受信処理は火災試験データが感知
器発報となっていない場合には感知器異常を出力表示す
る。火災試験データの受信処理が済むと、ステップS2
07で割込禁止解除コマンドを発行し、これを受けて感
知器用中継器14にあってはステップS107で火災割
込みの禁止状態を解除し、定常状態に戻る。
【0073】図13はアナログ煙感知器16と受信機1
0の間で行われるイニシャライズ設定処理及び応答処理
を示したフローチャートである。図13において、アナ
ログ煙感知器16はステップS101でイニシャライズ
要求データを送信すると、受信機10はステップS20
1で種別取込コマンドを発行する。この種別取込コマン
ドを受けてアナログ煙感知器16はステップS102で
種別情報を送信し、受信機10はステップS202で種
別情報の受信処理により端末がアナログ煙感知器16で
あることを知って、端末管理テーブルにアドレスとアナ
ログ煙感知器16の対応を登録する。
【0074】次にステップS203で受信機10はアナ
ログ値要求コマンドを発行し、これに対しアナログ煙感
知器16はステップS103で零点情報を送信する。ア
ナログ煙感知器16として、例えば散乱光式の煙感知器
を例にとると、定常監視状態にあっては煙の流入がない
ことから、このときの受光データをそのまま零点情報と
して返すことになる。
【0075】続いて、受信機10はステップS204で
感知器試験による火災割込みを禁止するため割込禁止コ
マンドを発行し、これを受けてアナログ煙感知器16は
ステップS104で火災割込みを禁止状態とし、その後
に受信機10はステップS205で火災試験コマンドを
発行する。この火災試験コマンドを受けてアナログ煙感
知器16はステップS105でテストLEDを発行駆動
してアナログ値を検出し、メモリに記憶する。
【0076】このとき受信機10はステップS206の
ポーリング処理に戻っており、受信機10からのポーリ
ングによりアドレス一致を判別すると、アナログ煙感知
器16はステップS106でメモリに記憶している試験
動作で得られた検出アナログ値を受信機10に送信す
る。受信機10はステップS207でアナログ煙感知器
16から得られた零点情報と試験による検出アナログ値
の2つを使用して火災試験データの処理を行う。図14
は火災試験データの処理を示したもので、アナログ煙感
知器16からの零点情報がI0 =5mA、試験動作によ
る試験アナログ値がIs=20mAであったとすると、
実線で示す煙濃度に対する出力電流との実特性が得られ
る。
【0077】一方、アナログ煙感知器16が本来もつ理
想特性は、破線で示すように0〜5[%/m]の煙濃度
に対し、4〜25mAとしている。しかし、実特性はこ
の理想特性とは異なることから、実特性に従った出力電
流から煙濃度を求める関係式を受信機10側で作成す
る。具体的には、実特性の傾きKは K=Ds/(Is−I0 ) で与えられ、図示の実特性にあっては、K=0.33と
して求まる。このようにして、実特性の傾きKが求めら
れたならば、その後に得られる任意の出力電流Ixにつ
き Dx=KIx となる演算により実特性に従った出力電流Ixに対応す
る煙濃度Dxを求めることができる。このような感知器
の実測データから検出特性を設定する詳細は特開昭61
−247918号に示される。
【0078】再び図13を参照するに、ステップS20
7で火災試験データの処理が済んだ受信機10は、ステ
ップS208で割込禁止解除コマンドを発行する。一
方、アナログ煙感知器16にあっては、ステップS10
7で一連の初期化応答処理が済んだことからパワーオン
フラグをFL=0にオフし、ステップS108で割込解
除禁止コマンドを受けて火災割込みの禁止を解除し、再
び定常状態に戻る。
【0079】図15はアナログ煙感知器16として、更
にオンオフ感知器としての火災検出機能を備えた場合の
処理動作を示したフローチャートである。即ち、アナロ
グ煙感知器16にあっては、通常のアナログ火災検出機
能に加えてオンオフ型煙感知器と同じ閾値との比較で火
災検出信号を出力する機能を設ける場合がある。この火
災判断のための閾値は法的に定められた火災感知器の感
度、即ち1種,2種,3種に応じて設定される。
【0080】そこで、図15にあっては、受信機10は
ステップS207の火災試験データの処理に続き、ステ
ップS208で実特性に従って、このときアナログ煙感
知器に設定している1種,2種または3種感度に対応し
た閾値の値を求め、この閾値を感度設定コマンドのデー
タフィールドに含めて送り、アナログ煙感知器16はス
テップS107で受信機10から送られた設定感度を示
す閾値のセッティングを行う。それ以外の処理は図13
の場合と同じになる。
【0081】図13及び図15はアナログ煙感知器16
を例にとるものであったが、図8の実施例に示したアナ
ログ熱感知器18についても基本的には同じであり、ア
ナログ熱感知器18で異なるのはアナログ値要求コマン
ドによる零点情報の収集は行われず、また試験動作と火
災試験データの処理が異なる点である。図8のアナログ
熱感知器の実施例にあっては、火災試験コマンドを受け
た際に定電流回路120及び火災試験回路124を駆動
し、試験温度100℃となる低インピーダンス状態を一
時的に作り出す。試験温度100℃を示す検出電圧は伝
送制御回路130に取り込まれ、受信機10に試験アナ
ログ値として送信される。受信機10は定電流120を
一定値Iconst として熱検出素子122のインピーダン
スZとの間に V=Iconst ×Z の関係式を設定しており、更に検出電圧Vと温度Tとの
間に T=K×V の関係を設定している。このため、試験温度100℃の
ときの検出電圧V100 が得られれば、係数Kの実特性に
適合した値を求め、以後、求められた係数Kを使用して
検出電圧Vから温度Tを求める。このような実特性Kの
修正はアナログ熱感知器に設けた定電流回路120の電
流値のばらつきを補正することを意味する。
【0082】図16は制御用中継器20と受信機10と
の間のイニシャライズ設定及び応答処理を示したフロー
チャートである。図16において、制御用中継器20は
ステップS101でイニシャライズ要求データを送信す
ると、受信機10はステップS201で種別取込コマン
ドを発行する。これに対し、制御用中継器20はステッ
プS102で種別情報を送信し、受信機10はステップ
S202で種別情報を端末アドレスとの対応をもって端
末管理テーブルに登録する受信処理を行う。
【0083】制御用中継器20はステップS202の種
別情報の送信が済むと、ステップS103で一連のイニ
シャライズ応答処理が終了したものとしてパワーオンフ
ラグをFL=0にオフする。このように制御用中継器2
0にあっては、種別情報のみを送信するという簡単な処
理になる。図17は図13,図14,図15及び図16
に示した受信機10側の端末種別に応じたイニシャライ
ズ設定処理を実行する処理動作の詳細を示したフローチ
ャートであり、図10に示したS11のイニシャライズ
設定処理をサブルーチンとして示していることになる。
図17において、受信機10におけるイニシャライズ設
定処理はステップS1で種別取込コマンドを発行し、ス
テップS2で端末からの種別データを受信処理し、その
処理結果に基づきステップS3でアナログ感知器か否
か、ステップS12でオンオフ感知器を接続した感知器
用中継器か否かチェックする。
【0084】アナログ煙感知器16及びアナログ熱感知
器の場合には、ステップS4〜S11の処理を行う。オ
ンオフ感知器を接続した感知器用中継器の場合には、ス
テップS13〜S18の処理を行う。更に制御用中継器
20の場合には、それ以上の処理は行わない。更に、ア
ナログ感知器において、オンオフ感知器としての機能を
備えたものについてはステップS10,S11の感度設
定コマンドの発行処理が加わることになる。
【0085】尚、上記の実施例は受信手段として受信機
10のみを設けた場合を例にとっているが、更に設備規
模が大きくなると、中央監視システムに設置された受信
機に対し伝送路を介して例えば各フロア毎にローカル受
信機としての中継盤を設置し、中継盤のそれぞれに、図
1の受信機10に示したように伝送路12を介して各端
末を接続する構成をとる。従って、このような大規模シ
ステムの場合にあっては、受信手段には受信機及びロー
カル受信機としての中継盤が含まれることになる。
【0086】また、ローカル受信機を統括するメインの
受信機をもたず、フロア毎にローカル受信機のみが分散
してそれぞれ受信機としての機能を果たすような設備構
成にあっては、本発明でいうところの受信手段はローカ
ル受信機のみで構成することもできる。
【0087】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、各種の中継器やアナログ感知器等の端末の呼出しと
呼出しの間に端末が取り替えられても、受信機側で端末
の取替えを確実に認識して、取替え後の新たな端末につ
いて必要な受信機側での初期化設定処理を確実に行うこ
とができ、交換後の端末種別に応じた適切な防災監視が
できる。
【0088】更に、交換後の端末に対し自動的に試験動
作を行って正常に動作するか否か確認するため、防災監
視の信頼性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の全体構成を示した説明図
【図3】本発明のポーリングを示したタイムチャート
【図4】受信機からの呼出信号の伝送フォーマット説明
【図5】端末からの応答信号の伝送フォーマット説明図
【図6】図2の感知器用中継器の実施例構成図
【図7】図2のアナログ煙感知器の実施例を示したブロ
ック図
【図8】図2のアナログ熱感知器の実施例を示したブロ
ック図
【図9】図2の制御用中継器の実施例を示したブロック
【図10】図2の受信機側の処理動作を示したフローチ
ャート
【図11】図2の中継器側の処理動作を示したフローチ
ャート
【図12】受信機と感知器用中継器間の処理動作を示し
たフローチャート
【図13】受信機とアナログ感知器間の処理動作を示し
たフローチャート
【図14】受信機とオンオフ火災検出機能をもつアナロ
グ感知器間の処理動作を示したフローチャート
【図15】受信機と制御用中継器間の処理動作を示した
フローチャート
【図16】図10の受信機における端末情報の初期設定
処理の詳細を示したフローチャート
【図17】受信機の端末種別に応じたイニシャライズ設
定処理を実行する処理動作を示したフローチャート
【符号の説明】
1:受信手段 2:端末 3:パワーオン検出手段 4:応答手段 5:端末情報初期化手段 10:受信機 12:伝送路 14:感知器用中継器 16:アナログ煙感知器 16a:感知器本体 16b:感知器ベース 18:アナログ熱感知器 20:制御用中継器 22:感知器回線 24−1,24−2:オンオフ感知器 26:発信機 28:制御回線 30:制御負荷 32:制御部 34:表示部 36:操作部 38:鳴動部 40:電源部 42:制御回路 44:CPU 46:メモリ 48:AD変換部 50,142:送受信回路 52,144:伝送表示灯 54,148:アドレス設定回路 56,150:アドレス設定スイッチ 58,60,140:定電圧回路 62:昇圧回路 64−1〜64−n:火災断線検出回路 66−1〜66−n:試験回路 68:発報表示灯 70:感知器接点 72:終端器 74:確認応答表示灯 76,78:スイッチ接点 80:制御電圧監視回路 84:整流回路 86:ノイズ吸収回路 88:伝送信号検出回路 90:定電圧回路 92:伝送制御回路 94:アドレス・種別設定回路 96:LED駆動回路 100:受光回路 102:増幅回路 104:応答信号出力回路 106:テストLED 110:無極性回路 112:ノイズ吸収回路 114,118,128:定電圧回路 116:電流制限回路 120:定電流回路 122:熱検出素子(サーミスタ) 124:火災試験回路 126:呼出信号回路 130:CPU 132:発振回路 134:アドレス・種別設定回路 136:リセット回路 139:作動表示灯 154:リレー駆動回路 156−1〜156−4:ラッチングリレー 160:平滑回路 162:電圧監視回路 164−1〜164−4:負荷接続回路 166−1:リレー接点 168−1:確認検出回路 170:ソレノイドコイル 172:タンパスイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】図13及び図15はアナログ煙感知器16
を例にとるものであったが、図8の実施例に示したアナ
ログ熱感知器18についても基本的には同じであり、ア
ナログ熱感知器18で異なるのはアナログ値要求コマン
ドによる零点情報の収集は行われず、また試験動作と火
災試験データの処理が異なる点である。図8のアナログ
熱感知器の実施例にあっては、火災試験コマンドを受け
た際に定電流回路120及び火災試験回路124を駆動
し、試験温度100℃となる低インピーダンス状態を一
時的に作り出す。試験温度100℃を示す検出電圧は伝
送制御回路130に取り込まれ、受信機10に試験アナ
ログ値として送信される。受信機10は定電流120を
一定値Iconstとして熱検出素子122のインピーダン
スZとの間に V=Iconst×Z の関係式を設定しており、更に検出電圧Vと温度Tとの
間に T=K×V の関係を設定している。このため、試験温度100℃の
ときの検出電圧V100が得られれば、係数Kの実特性に
適合した値を求め、以後、求められた係数Kを使用して
検出電圧から温度Tを求める。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】制御用中継器20はステップS202の種
別情報の送信が済むと、ステップS103で一連のイニ
シャライズ応答処理が終了したものとしてパワーオンフ
ラグをFL=0にオフする。このように制御用中継器2
0にあっては、種別情報のみ送信するという簡単な処理
になる。図17は図12,図13,図14,図15,及
び図16に示した受信機10側の端末種別に応じたイニ
シャライズ設定処理を実行する処理動作の詳細を示した
フローチャートであり、図10に示したS11のイニシ
ャライズ設定処理をサブルーチンとして示していること
になる。図17において、受信機10におけるイニシャ
ライズ設定処理はステップS1で種別取込コマンドを発
行し、ステップS2で端末からの種別データを受信処理
し、その処理結果に基づきステップS3でアナログ感知
器か否か、ステップS12でオンオフ感知器を接続した
感知器用中継器か否かチェックする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】アナログ煙感知器16及びアナログ熱感知
器の場合には、ステップS4〜S11の処理を行う。オ
ンオフ感知器を接続した感知器用中継器の場合には、ス
テップS13〜S16の処理を行う。更に制御用中継器
20の場合には、それ以上の処理は行わない。更に、ア
ナログ感知器において、オンオフ感知器としての機能を
備えたものについてはステップS10,S11の感度設
定コマンドの発行処理が加わることになる
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信手段に対し伝送路を介して複数の端末
    を接続し、各端末は受信手段からの呼出信号を受信する
    ことで端末情報を返送する防災監視装置に於いて、 前記端末に、自己の電源が投入されたことを検出してフ
    ラグ情報をセットするパワーオン検出手段と、電源投入
    後に前記受信手段から呼出しがあった際に前記パワーオ
    ン検出手段のフラグ情報のセット状態に基づいて前記受
    信手段に端末情報の初期化処理に必要な情報の取込みを
    要求する情報取込要求信号を送信する応答手段とを設
    け、 前記受信手段に、端末から情報取込要求信号を受信した
    際に、該端末に情報要求コマンド信号を送信して電源投
    入が行われた端末情報の初期化処理を行う端末情報初期
    化手段を設けたことを特徴とする防災監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視装置に於いて、前
    記受信手段の端末情報初期化手段は、少なくとも端末に
    種別情報の要求コマンド信号を送信し、端末から送信さ
    れた種別情報の設定処理を行うことを特徴とする防災監
    視装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の防災監視装置に於いて、前
    記受信手段の端末情報初期化手段は、端末の種別情報が
    オンオフ型の火災感知器を信号線接続した感知器用中継
    器であった場合には、さらに火災試験コマンド信号を送
    信して端末にオンオフ型火災感知器の試験動作を行わ
    せ、試験結果を送信させることを特徴とする防災監視装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の防災監視装置に於いて、前
    記受信手段の端末情報初期化手段は、端末の種別情報が
    アナログ火災感知器であった場合には、さらにアナログ
    値要求コマンド信号を送って零点情報を収集すると共
    に、火災試験コマンド信号を送って端末に試験動作を行
    わせ、該試験により得られた所定の検出物理量を示す試
    験アナログ値を収集し、前記零点情報と試験アナログ値
    に基づいて該端末から送られるアナログ値の補正に必要
    な情報を生成することを特徴とする防災監視装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載の防災監視装置に於いて、前
    記受信手段の端末情報初期化手段は、端末の種別情報が
    アナログ火災感知器であり且つ検出アナログ値を所定の
    検出感度に応じた閾値と比較して火災検出信号を送信す
    るオンオフ火災検出手段を持つことを示している場合に
    は、アナログ値要求コマンド信号を送って零点情報を収
    集すると共に試験動作を行わせ、該試験により得られた
    所定の検出物理量を示す試験アナログ値を収集し、前記
    零点情報と試験アナログ値に基づいて該端末から送られ
    るアナログ値の補正に必要な情報を生成し、更に、該補
    正情報に基づいて修正された前記検出感度を与える閾値
    情報を端末に送って感度設定することを特徴とする防災
    監視装置。
  6. 【請求項6】請求項3乃至5記載の防災監視装置に於い
    て、前記受信手段の端末情報初期化手段は、試験コマン
    ド信号の送信に先立って火災信号の割込みによる応答送
    信を禁止する割込禁止コマンド信号を端末に送信し、端
    末試験で得られた情報を受信手段から順次送信される端
    末アドレスを指定した巡回呼出信号の応答信号として送
    信させることを特徴とする防災監視装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の防災監視装置に於いて、前
    記受信手段の端末情報初期化手段は、種別情報が制御負
    荷を信号線接続した制御中継器であった場合には、端末
    から送信された種別情報を端末情報として設定する初期
    化処理のみを行うことを特徴とする防災監視装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7記載の防災監視装置に於い
    て、前記受信手段は、受信機のみ、受信機と該受信機か
    らの伝送路に接続されたローカル受信機としての1又は
    複数の中継盤、或いは相互に伝送路で接続された複数の
    ローカル受信機としての中継盤のみで構成したことを特
    徴とする防災監視装置。
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