JP3190733B2 - 伝送器システム - Google Patents

伝送器システム

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JP3190733B2
JP3190733B2 JP19712692A JP19712692A JP3190733B2 JP 3190733 B2 JP3190733 B2 JP 3190733B2 JP 19712692 A JP19712692 A JP 19712692A JP 19712692 A JP19712692 A JP 19712692A JP 3190733 B2 JP3190733 B2 JP 3190733B2
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2線式電流コントロール
工業計器、例えば2線式圧力伝送器を使用したシステム
において、測定流体の異常値が検出されたとき、出力電
流を極端に下げてこれを監視室側等に知らせる伝送器シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現場側に圧力センサを設け、この圧力セ
ンサによって検出された測定流体の圧力を伝送器によっ
て4−20mAの伝送信号(アナログ信号)に変換して
監視室側に伝送する伝送器システムとして、従来、図8
に示すシステムが知られている。
【0003】この図に示す伝送器システムは複数の圧力
センサ101(但し、図中では1つのみ、表示してい
る)と、伝送器102と、監視室装置103と、伝送ラ
イン104とを備えており、圧力センサ101によって
測定対象となる流体の圧力を検出してこれを伝送器10
2によって4−20mAの伝送信号に変換した後、伝送
ライン104を介して監視室装置103に伝送する。
【0004】各圧力センサ101は、各々ブリッジ接続
される4つの歪みセンサ105を備えており、これらの
各歪みセンサ105によって測定対象となる流体の圧力
を検出して圧力検出信号を生成し、これを伝送器102
に供給する。
【0005】伝送器102は電源回路106と、入力回
路107と、制御回路108と、電流出力回路109と
を備えており、伝送ライン104を介して供給される電
源電圧に基づいて動作して前記圧力センサ101から出
力される圧力検出信号を取り込むとともに、この圧力検
出信号の値に基づいて4−20mAの伝送信号を生成
し、これを伝送ライン104上に送出して前記監視室装
置103に伝送する。
【0006】電源回路106は前記伝送ライン104の
正電圧ライン104aと、接地点との間に直列に接続さ
れる2つの基準電圧IC110、111を備えており、
前記伝送ライン104aを介して供給される電源電圧に
基づいて2つの基準電源電圧を生成してこれを制御回路
108に供給する。
【0007】また、入力回路107は前記各圧力センサ
1から出力される圧力検出信号を取り込んでこれを各
々、増幅する複数の増幅回路112(但し、図中では1
つのみ、表示している)と、前記制御回路108から出
力される選択信号に基づいて各増幅回路112から出力
される圧力検出信号のいずれか1つを選択するマルチプ
レクサ回路(MPX)113と、このマルチプレクサ回
路113によって選択された圧力検出信号をA/D変換
(アナログ/デジタル変換)してデジタル信号(圧力検
出データ)を生成するA/D変換回路(A/D)114
とを備えており、前記各圧力センサ101から出力され
る圧力検出信号を取り込んでこれを各々、増幅するとと
もに、前記制御回路108から出力される選択信号に基
づいて増幅動作によって得られた各圧力検出信号を順
次、サイクリックに選択した後、A/D変換して圧力検
出データを生成し、これを前記制御回路108に供給す
る。
【0008】制御回路108は前記電源回路106から
出力される一方の基準電源電圧に基づいて動作し、通信
処理や表示処理等を行なうA回路115と、前記電源回
路106から出力される他方の基準電源電圧に基づいて
動作し、出力電流の制御処理等を行なうB回路116
と、前記電源回路106から出力される各基準電源電圧
に基づいて動作して前記A回路115およびB回路11
6とデータの授受を行ないながら、前記マルチプレクサ
回路113に選択信号を出力して、この選択信号に応じ
て前記A/D変換回路114から出力される圧力検出デ
ータを取り込むとともに、これを4−20mAの伝送信
号用のデータに変換するCPU117とを備えており、
前記電源回路106から出力される2つの基準電源電圧
に基づいて動作して前記マルチプレクサ回路113に選
択信号を供給するとともに、この選択信号に応じて前記
A/D変換回路114から出力される圧力検出データを
取り込んでこれを4−20mAの伝送信号用のデータに
変換して電流出力回路109に供給しながら、必要に応
じて前記伝送ライン104を介してデジタル信号の授受
を行なって前記監視室装置103と通信を行なう。
【0009】電流出力回路109はモニタライン118
を介して帰還される伝送信号の値をチェックしながら前
記制御回路108から出力される4−20mAの伝送信
号用データを取り込んでこれを4−20mAの伝送信号
(アナログ電流信号)に変換するD/A変換回路(D/
A)119と、このD/A変換回路119から出力され
る伝送信号を電圧信号に変換して前記D/A変換回路1
19に帰還する抵抗120とを備えており、前記制御回
路108から出力される4−20mAの伝送信号用デー
タを取り込んでこれを4−20mAの伝送信号に変換す
るとともに、これを前記伝送ライン104上に送出して
前記監視室装置103に伝送する。
【0010】監視室装置103は前記伝送ライン104
a、104bの終端に接続される直流電源121と、前
記伝送ライン104上を流れる4−20mAの伝送信号
を電圧信号に変換して処理回路(図示は省略する)に供
給する抵抗122とを備えており、直流電源121によ
って得られた電源電圧を伝送ライン104を介して前記
伝送器102に供給するとともに、前記伝送ライン10
4上を流れる前記伝送器102からの伝送信号を取り込
んでこれを電圧信号に変換し、記録計(図示は省略す
る)に記録させたり、モニタしたりする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、この
ような伝送器システムでは、圧力センサ101からの圧
力検出信号が異常になったり、伝送器102側の回路が
異常になったとき、伝送器102から出力される伝送信
号の値を4−20mAの範囲から外してシステムに異常
が発生したことを監視室装置103に伝送するような異
常状態伝送方式が提案されている。
【0012】しかしながら、近年の伝送器102におい
ては、種々の機能を付加しているため、図9に示す如く
伝送器102自体の最低消費電流が大きくなりすぎてい
るため、このような異常状態伝送方式を適用しようとし
た場合、システムの異常判定値ラインまで、伝送信号の
値を下げることができないことが多かった。
【0013】本発明は上記の事情に鑑み、種々の機能が
付加された伝送器を使用した場合でも、圧力異常等の異
常状態が検出されたとき、伝送信号の値をシステムの異
常判定値ラインまで下げて異常状態が検出されたことを
監視室側に伝送することができる伝送器システムを提供
することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による伝送器システムは、伝送器にセンサか
らの測定信号を取り込ませて電流信号に変換させるとと
もに、前記電流信号を伝送ラインを介して監視室装置側
に伝送させる伝送器システムにおいて、前記伝送器内に
設けられ、前記センサからの測定信号が異常な状態にな
っているかどうかを判定する異常状態判定部と、この異
常状態判定部によって前記センサからの測定信号が異常
状態となっていると判定されたとき、伝送器内に設けら
れている回路のうち、予め指定されている省電力対象回
路の電源を遮断する電源オフ部とを備えたことを特徴と
している。
【0015】
【作用】上記の構成において、伝送器に設けられた異常
状態判定部によってセンサからの測定信号がモニタさ
れ、前記センサからの測定信号が異常な状態になってい
るかどうかが判定されるとともに、この異常状態判定部
によって前記センサからの測定信号が異常状態となって
いると判定されたとき、電源オフ部によって伝送器内に
設けられている回路のうち、予め指定されている省電力
対象回路の電源が遮断される。
【0016】
【実施例】図1は本発明による伝送器システムの第1実
施例を示すブロック図である。
【0017】この図に示す伝送器システムは複数の圧力
センサ(但し、図中では1つのみ、表示している)1
と、伝送器2と、監視室装置3と、伝送ライン4とを備
えており、圧力センサ1によって測定対象となる流体の
圧力を検出してこれを伝送器2によって4−20mAの
伝送信号に変換した後、伝送ライン4上に送出して監視
室装置3に伝送する。そして、圧力異常等の異常状態が
検出されたとき、伝送器2側の回路を一部遮断して消費
電力を下げた後、伝送信号の値をシステムの異常判定値
ラインまで下げて異常状態が検出されたことを監視室装
置3に伝送する。
【0018】各圧力センサ1は、各々ブリッジ接続され
る4つの歪みセンサ5を備えており、これらの各歪みセ
ンサ5によって測定対象となる流体の圧力を検出して圧
力検出信号を生成し、これを伝送器2に供給する。
【0019】伝送器2は電源回路6と、入力回路7と、
制御回路8と、電流出力回路9とを備えており、伝送ラ
イン4を介して供給される電源電圧に基づいて動作して
前記圧力センサ1から出力される圧力検出信号を取り込
むとともに、この圧力検出信号の値に基づいて4−20
mAの伝送信号を生成してこれを伝送ライン4上に送出
して前記監視室装置3に伝送する。そして、圧力異常等
の異常状態が検出されたとき、制御回路8の一部を動作
停止させて消費電力を下げた後、伝送信号の値をシステ
ムの異常判定値ラインまで下げて異常状態が検出された
ことを監視室装置3に伝送する。
【0020】電源回路6は前記伝送ライン4の正電圧ラ
イン4aと、接地点との間に直列に接続される2つの基
準電圧IC10、11とを備えており、前記伝送ライン
4を介して供給される電源電圧に基づいて2つの基準電
源電圧を生成してこれを制御回路8に供給する。
【0021】また、入力回路7は前記各圧力センサ1か
ら出力される圧力検出信号を取り込んでこれを各々、増
幅する複数の増幅回路(但し、図中では1つのみ、表示
している)12と、前記制御回路8から出力される選択
信号に基づいて各増幅回路12から出力される圧力検出
信号または前記電流出力回路9から出力されるモニタ信
号のいずれか1つを選択するマルチプレクサ回路(MP
X)13と、このマルチプレクサ回路13によって選択
された圧力検出信号をA/D変換(アナログ/デジタル
変換)してデジタル信号(圧力検出データ)を生成する
A/D変換回路(A/D)14とを備えており、前記各
圧力センサ1から出力される圧力検出信号を取り込んで
これを各々、増幅するとともに、前記制御回路8から出
力される選択信号に基づいて増幅済みの各圧力検出信号
を順次、サイクリックに選択したり、前記電流出力回路
9から出力されたモニタ信号を選択したりしながら、選
択動作によって得られた信号をA/D変換して圧力検出
データやモニタデータを生成し、これを前記制御回路8
に供給する。
【0022】制御回路8は前記電源回路6から出力され
る一方の基準電源電圧に基づいて動作し、通信処理や表
示処理等を行なうA回路15と、前記電源回路6から出
力される他方の基準電源電圧に基づいて動作し、出力電
流の制御処理等を行なうB回路16と、前記電源回路6
から出力される各基準電源電圧に基づいて動作して前記
A回路15およびB回路16とデータの授受を行ないな
がら、前記マルチプレクサ回路13に選択信号を出力し
て、この選択信号に応じて前記A/D変換回路14から
出力される圧力検出データを取り込むとともに、これを
4−20mAの伝送信号用のデータに変換したり、前記
圧力検出データの値が予め設定されている範囲から外
れ、これが予め設定されている時間“TE ”以上継続し
ているとき、異常状態と判定してスイッチ開信号を生成
したり、異常値伝送用のデータを生成したりするCPU
17と、このCPU17からスイッチ開信号が出力され
たとき、前記A回路15の電源を遮断してこのA回路1
5の動作を停止させるアナログスイッチ18とを備えて
おり、前記電源回路6から出力される2つの基準電源電
圧に基づいて動作して前記マルチプレクサ回路13に選
択信号を供給するとともに、この選択信号に応じて前記
A/D変換回路14から出力される圧力検出データを取
り込んでこれを4−20mAの伝送信号用のデータに変
換して電流出力回路9に供給しながら、必要に応じて前
記伝送ライン4を介してデジタル信号の授受を行なって
前記監視室装置3と通信を行なう。そして、前記圧力検
出データの値が予め設定されている範囲から外れている
とき、CPU17によって異常状態と判定してスイッチ
開信号を生成し、これをアナログスイッチ18に供給し
てA回路15の電源を遮断してこのA回路15の動作を
停止させるとともに、異常値伝送用のデータを生成して
これを電流出力回路9に供給しながら、マルチプレクサ
回路13を制御して前記電流出力回路9から帰還される
モニタ信号を選択させてこれをモニタする。
【0023】電流出力回路9はモニタライン19を介し
て帰還される伝送信号の値をチェックしながら前記制御
回路8から出力される4−20mAの伝送信号用データ
を取り込んでこれを4−20mAの伝送信号(アナログ
電流信号)に変換するD/A変換回路(D/A)20
と、このD/A変換回路20から出力される伝送信号を
電圧信号に変換して前記D/A変換回路20に帰還する
抵抗21と、この抵抗21によって得られる電圧信号を
取り込んでモニタ信号を生成する増幅回路22とを備え
ており、図2に示す如く前記制御回路8から出力される
4−20mAの伝送信号用データを取り込んでこれを4
−20mAの伝送信号に変換して前記伝送ライン4上に
送出して前記監視室装置3に伝送したり、前記制御回路
8から出力される異常値伝送用のデータを取り込んで伝
送信号の値をシステムの異常判定値ラインまで下げて異
常状態が検出されたことを監視室装置3に伝送しなが
ら、前記伝送信号の値に基づいてモニタ信号を生成して
これを前記入力回路7に帰還したりする。
【0024】この場合、前記D/A変換回路20は図3
に示す如く伝送信号を生成する出力トランジスタ23を
備えており、前記制御回路8から出力される伝送信号用
データや異常値伝送用のデータに基づいて前記出力トラ
ンジスタ23のエミッタ電流を制御して前記圧力センサ
1の検出動作によって得られた圧力検出信号の値に応じ
た値の伝送信号を生成し、これを伝送ライン4上に送出
したり、前記制御回路8から出力される異常値伝送用の
データに基づいて前記出力トランジスタ23のエミッタ
電流を制御して伝送ライン4上に送出する電流信号の値
をシステムの異常判定値ラインまで下げて異常状態が検
出されたことを監視室装置3に伝送したりする。
【0025】また、前記増幅回路22は前記抵抗21に
よって得られた電圧信号を受ける電流制限用の抵抗24
と、この抵抗24を介して導かれた電圧信号を増幅する
2入力型の演算増幅器25と、この演算増幅器25の増
幅率を決定する増幅率決定用の2つの抵抗26、27と
を備えており、前記抵抗21によって得られた電圧信号
を取り込むとともに、2つの抵抗26、27によって決
められた増幅率で前記電圧信号を増幅してモニタ信号を
生成し、これを前記入力回路7に供給する。
【0026】また、監視室装置3は前記伝送ライン4の
各終端に接続される直流電源30と、前記伝送ライン4
上を流れる4−20mAの伝送信号を電圧信号に変換し
て処理回路(図示は省略する)に供給する抵抗31とを
備えており、直流電源30によって得られた電源電圧を
伝送ライン4を介して前記伝送器2に供給するととも
に、前記伝送ライン4上を流れる前記伝送器2からの伝
送信号を取り込んでこれを電圧信号に変換して記録計に
記録させたり、モニタして前記伝送信号の値がシステム
の異常値判定以下に下げられているかどうかをチェック
して前記伝送器2側でなんらかの異常が発生しているか
どうかを判定したりする。
【0027】このようにこの実施例においては、圧力セ
ンサ1から出力される圧力検出信号の値が予め設定され
ている範囲より低下しているとき、伝送器2側のCPU
17によってこれを検出して通信処理や表示処理等の緊
急を要しない処理を行なっているA回路15の電源を遮
断して消費電力を下げた後、電流出力回路9から出力さ
れる電流信号の値をシステムの異常判定値まで下げるよ
うにしたので、伝送器2側に種々の機能が付加されてい
ても、圧力異常等の異常状態が検出されたとき、伝送信
号の値をシステムの異常判定値ラインまで下げて異常状
態が検出されたことを監視室装置3に伝送することがで
きる。
【0028】図4は本発明による伝送器システムの第2
実施例を示すブロック図である。なお、この図におい
て、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付してあ
る。
【0029】この図に示す伝送器システムが図1に示す
システムと異なる点は、電流出力回路9から出力される
電流の値を電流値低下検出用のIC素子35に入力し
て、前記電流出力回路9から出力される電流の値が予め
設定された値以下になったとき、前記IC素子35によ
ってこれを検出してアナログスイッチ18を開状態にし
てA回路15の電源を遮断して伝送器2全体の消費電力
を下げて前記電流出力回路9から出力される電流の値を
システムの異常判定値まで下げることができるようにし
たことである。
【0030】このようにしても、上述した第1実施例と
同様に、伝送器2側に種々の機能が付加されていても、
圧力異常等の異常状態が検出されたとき、伝送信号の値
をシステムの異常判定値ラインまで下げて異常状態が検
出されたことを監視室装置3に伝送することができる。
【0031】図5は本発明による伝送器システムの第3
実施例を示すブロック図である。なお、この図におい
て、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付してあ
る。
【0032】この図に示す伝送器システムが図1に示す
システムと異なる点は、伝送器2内に異常状態解除回路
36を設けて、監視室装置3や伝送ライン4にハンドヘ
ルドターミナル37が接続されて前記伝送ライン4上に
解除信号(パルス信号)が送出されたとき、異常状態解
除回路36によってこれを検出して制御回路8の異常解
除動作を行なわせるようにしたことである。
【0033】異常状態解除回路36は前記伝送ライン4
上に重畳された前記解除信号を抽出する直流成分カット
用のコンデンサ38と、このコンデンサ38によって抽
出された前記解除信号を取り込むアイソレーション用の
トランス39と、このトランス39の2次コイルに得ら
れる解除信号を取り込む直流カット用のコンデンサ40
と、このコンデンサ40を介して前記解除信号を取り込
んでこれをデコードする解除ユニット41とを備えてお
り、前記伝送ライン4上に解除信号が重畳されていると
き、これを取り込んでデコードし、前記CPU17の異
常状態を解除させる。
【0034】この場合、前記解除ユニット41は図6に
示す如く整流回路42と、比較回路43とを備えてお
り、前記コンデンサ40を介して供給される解除信号を
取り込んで整流するとともに、この整流動作によって得
られるパルス信号を積分してこの積分値が予め設定され
ている基準値を越えているとき、解除指令信号を生成し
てこれを前記制御回路8のCPU17に供給する。
【0035】整流回路42は1つの抵抗44および1つ
のコンデンサ45によって構成され、前記コンデンサ4
0を介して供給される信号をフィルタリングして解除信
号のみを抽出するフィルタ回路46と、4つの抵抗4
7、48、49、50および1つの基準電圧発生器5
1、1つの演算増幅器52、1つのトランジスタ53に
よって構成され、前記フィルタ回路46から出力される
信号の値が前記基準電圧発生器51から出力される基準
電圧値より大きいとき、前記演算増幅器52によってこ
れを検出して前記トランジスタ53をオフさせて図7
(a)に示すような“Hi”信号を出力するスイッチン
グ回路54と、1つのダイオード55および1つの抵抗
56、1つのコンデンサ57によって構成され、前記ス
イッチング回路54から“Hi”信号が出力されている
とき、図7(b)に示すようにこれを取り込んで整流平
滑する整流平滑回路58とを備えており、前記コンデン
サ40を介して供給される解除信号を取り込んで整流す
るとともに、この整流動作によって得られるパルス信号
を積分して、この積分動作によって得られた信号を比較
回路43に供給する。
【0036】比較回路43は基準電圧値信号を生成する
1つの基準電圧発生器59と、この基準電圧発生器59
から出力される基準電圧値信号の値と前記整流回路58
から出力される信号の値とを比較する1つの演算増幅器
60と、この演算増幅器60の出力端子をプルアップす
る1つの抵抗61とを備えており、前記整流平滑回路4
2から出力される信号の値が前記基準電圧発生器59か
ら出力される基準電圧値より大きいとき、図7(c)に
示す解除指令信号を生成してこれを前記制御回路8のC
PU17に供給して異常状態を解除させ、アナログスイ
ッチ18を閉状態にさせる。
【0037】このようにこの実施例においては、監視室
装置3や伝送ライン4に接続されたハンドヘルドターミ
ナル37から解除信号(パルス信号)を出力させること
により、伝送器2に設けられた異常状態解除回路36に
よってこれを検出して制御回路8のCPU17にアナロ
グスイッチ18の開状態を解除させるようにしたので、
上述した第1、第2実施例と同様に伝送器2側に種々の
機能が付加されていても、圧力異常等の異常状態が検出
されたとき、伝送信号の値をシステムの異常判定値ライ
ンまで下げて異常状態が検出されたことを監視室装置3
に伝送することができるとともに、ハンドヘルドターミ
ナル37等から解除信号が出力されたとき、伝送器2側
の異常状態処理を解除させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、種
々の機能が付加された伝送器を使用した場合でも、圧力
異常等の異常状態が検出されたとき、伝送信号の値をシ
ステムの異常判定値ラインまで下げて異常状態が検出さ
れたことを監視室側に伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による伝送器システムの第1実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示す伝送器システムの動作例を示す波形
図である。
【図3】図1に示す電流出力回路の詳細な回路構成例を
示す回路図である。
【図4】本発明による伝送器システムの第2実施例を示
すブロック図である。
【図5】本発明による伝送器システムの第3実施例を示
すブロック図である。
【図6】図5に示す解除ユニットの詳細な構成例を示す
回路図である。
【図7】図6に示す解除ユニットの動作例を示す波形図
である。
【図8】従来から知られている伝送器システムの一例を
示すブロック図である。
【図9】図8に示す伝送器から出力される伝送信号の一
例を示す波形図である。
【符号の説明】
1 センサ 2 伝送器 3 監視室装置 4 伝送ライン 15 A回路(省電力対象回路) 16 B回路 17 CPU(異常状態判定部、電源オフ部) 18 アナログスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/54 - 3/58 G08B 25/01 G08C 19/00 - 19/02 H02J 13/00 H04Q 9/00 311 H05B 37/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送器にセンサからの測定信号を取り込
    ませて電流信号に変換させるとともに、前記電流信号を
    伝送ラインを介して監視室装置側に伝送させる伝送器シ
    ステムにおいて、 前記伝送器内に設けられ、前記センサからの測定信号
    異常な状態になっているかどうかを判定する異常状態判
    定部と、 この異常状態判定部によって前記センサからの測定信号
    が異常状態となっていると判定されたとき、伝送器内に
    設けられている回路のうち、予め指定されている省電力
    対象回路の電源を遮断する電源オフ部と、 を備えたことを特徴とする伝送器システム。
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