JPH07262467A - 防災監視用端末装置及びその試験装置 - Google Patents

防災監視用端末装置及びその試験装置

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JPH07262467A
JPH07262467A JP5338794A JP5338794A JPH07262467A JP H07262467 A JPH07262467 A JP H07262467A JP 5338794 A JP5338794 A JP 5338794A JP 5338794 A JP5338794 A JP 5338794A JP H07262467 A JPH07262467 A JP H07262467A
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JP
Japan
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transmission
disaster prevention
terminal device
light
receiver
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Application number
JP5338794A
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English (en)
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Kenji Kato
賢司 加藤
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試験作業を簡単に行うことができ、また、安
価な防災監視用端末装置及びその試験装置を提供する。 【構成】 中継器14、アナログ煙感知器16、アナロ
グ熱感知器18には、受信機10に対する送信データに
応じて非可視光で発光する伝送表示灯52、108が設
けられている。伝送表示灯52、108の非可視光が試
験装置の受光部のフォトトランジスタ1により光電変換
され、この信号から例えば煙感知器16のアドレスが抽
出され、表示器6aにより可視表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防災監視システムにお
ける感知器、中継器等の防災監視用端末装置及びその試
験装置に関し、特に伝送表示灯を有する防災監視用端末
装置及びその試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インテリジェント型防災監視シ
ステムでは、ポーリング方式により受信機から感知器、
中継器等の防災監視用端末装置のアドレスを指定して呼
び出し、呼び出された端末装置から受信機にデータを返
信するように構成され、また、端末装置にはこのデータ
送信を目視で確認可能なように送信データの「0」、
「1」に応じて点滅する伝送表示灯が設けられている。
【0003】しかしながら、このような伝送表示灯を有
する防災監視用端末装置では、ホテルや一般住宅に設置
した場合には目障りとなるので、ユーザがこの伝送表示
灯を表示させないように要求することがある。このよう
なユーザの要求に応じるために、従来の端末装置では、
各端末毎に伝送表示灯を表示させるか否かを設定可能な
ように例えばDIPスイッチを設けるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の防災監視用端末装置では、各端末毎に伝送表示灯を
表示させるか否かを設定するので、表示しないように設
定されている端末装置を試験する場合に表示するように
設定し、また、試験終了後には表示しないように再設定
しなければならないので、試験作業が非常に煩雑である
という問題点がある。また、このような設定を行うため
にDIPスイッチ等が別途必要になり、高価となる。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、試験作
業を簡単に行うことができ、また、安価な防災監視用端
末装置及びその試験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の防災監視用端末
装置は上記目的を達成するために、受信機からの呼び出
し信号を受信して該呼び出し信号に応じた送信データを
受信機に返送する防災監視用端末装置において、前記送
信データに応じて非可視光で点灯または点滅する伝送表
示灯を有することを特徴とする。この非可視光で点灯ま
たは点滅する伝送表示灯は例えば赤外光を発する表示灯
である。
【0007】本発明の防災監視用端末装置は火災感知器
であって、前記伝送表示灯に加えて、発報時に可視で点
灯する可視発報表示灯を有することを特徴とする。本発
明の防災監視用端末装置はまた、前記伝送表示灯と可視
発報表示灯は、1つの表示灯内に赤外LEDチップと可
視LEDチップが内蔵されて構成されていることを特徴
とする。
【0008】本発明の防災監視用端末装置の試験装置は
また、受信機からの呼び出し信号を受信して該呼び出し
信号に応じた送信データを受信機に返送すると共に、前
記送信データに応じて非可視光で点灯または点滅する伝
送表示灯を有する防災監視用端末装置の試験装置であっ
て、前記伝送表示灯からの赤外光を受光して光電変換す
る受光手段と、前記受光手段により光電変換された信号
から送信データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段に
より抽出された送信データに応じて試験結果を可視表示
する表示手段とを有することを特徴とする。
【0009】本発明の試験装置はまた、前記抽出手段
が、前記受光手段により光電変換された信号から端末装
置のアドレスを抽出して前記表示手段に可視表示させる
ことを特徴とする。本発明の試験装置はまた、受信機か
らの呼び出し信号を受信して該呼び出し信号に応じた送
信データを受信機に返送すると共に、前記送信データに
応じて非可視光で点滅する伝送表示灯を有する防災監視
用端末装置の試験装置であって、前記伝送表示灯からの
非可視光光を受光して光電変換する受光手段と、前記受
光手段により光電変換された信号から前記防災監視用端
末装置がデータを送信するか否かを判断する判断手段
と、前記判断手段によりデータを送信していると判断さ
れた場合に点灯する正常表示灯と、前記判断手段により
データを送信していないと判断された場合に点灯する異
常表示灯を有することを特徴とする。
【0010】本発明の試験装置はまた、疑似火災発生器
を更に備え、前記判断手段は、前記疑似火災発生器によ
る疑似火災によりデータを送信状態を判断することを特
徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、伝送表示灯が送信データに応じて
非可視光で点滅するので、従来例のような可視の伝送表
示灯を点滅させるか否かを設定する作業が不要となり、
また、設定用のスイッチが不要となる。また、試験装置
が非可視光を受光して試験結果を可視表示するので、試
験作業を簡単に行うことができ、また、安価な防災監視
用端末装置及びその試験装置を実現することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る防災監視用端末装置の一実施
例として中継器と、アナログ煙感知器とアナログ熱感知
器が接続された防災監視装置を示すブロック図である。
図1において受信機10から引き出された伝送路12に
は、端末器として中継器14と、アナログ煙感知器16
と、アナログ熱感知器18と制御用中継器20が接続さ
れている。中継器14からは感知器回線22が引き出さ
れ、この感知器回線22にはオンオフ型の火災信号を出
力する複数のオンオフ感知器24と、スイッチ操作によ
り火災信号を出力する発信機26が接続されている。ま
た、制御用中継器20からも同様に制御回線28が引き
出され、この回線28には防排煙機器、消火装置等の制
御負荷30が接続されている。
【0013】受信機10にはCPU等により構成される
制御部32が設けられ、この制御部32に対して、表示
部34と、操作部36と、鳴動部38と電源部40が設
けられている。このシステムでは制御部32が端末1
4、16、18、20からポーリング方式で端末情報を
収集するために、端末14、16、18、20には端末
個々に固有のアドレスが設定され、例えばアドレス
「1」〜「127」が設定される。
【0014】受信機10から端末14、16、18、2
0に対するフレームフォーマットは、例えば図2に示す
ように各8ビットのコマンドフィールド、アドレスフィ
ールド及びチェックサムフィールドと、これらのフィー
ルドの前に付加されるスタートビット及び後に付加され
るパリティビット並びにストップビットの合計33ビッ
トで構成されている。
【0015】したがって、受信機10はコマンドフィー
ルドとアドレスフィールド内にそれぞれ呼び出しコマン
ドと端末14、16、18、20毎の設定アドレスをセ
ットして伝送路12に送出することにより、端末14、
16、18、20毎に呼び出すことができる。これに対
して端末14、16、18から受信機10に対するフレ
ームフォーマットは、例えば図3に示すように各8ビッ
トの送信データフィールド及びチェックサムフィールド
と、これらのフィールドの前に付加されるスタートビッ
ト及び後に付加されるパリティビット並びにストップビ
ットの合計22ビットで構成され、チェックサムデータ
は送信データと発信元アドレスを加算した値である。し
たがって、端末14、16、18は、受信機10からの
呼び出しに対してデータと共に自己のアドレスを伝送路
12に送出しており、受信機10はチェックサムからデ
ータを減算することにより発信した端末器14、16、
18のアドレスを抽出することができる。
【0016】図4は図1の中継器14を詳細に示してい
る。制御回路42はCPU44と、RAM等のメモリ4
6と、AD変換部48を有し、CPU44に対して送受
信回路50と、端末アドレスと端末種別を設定するため
のアドレス設定回路54が設けられている。送受信回路
50には受信機10に対する送信データに対してビット
「0」では赤外で点灯、ビット「1」では消灯する非可
視光の赤外伝送表示灯52が設けられ、また、アドレス
設定回路54にはアドレス設定用としてDIPスイッチ
56が設けられている。
【0017】なお、DIPスイッチ56及びアドレス設
定回路54の代わりにEEPROM等の半導体メモリが
用いられることもあり、また、端末アドレスのみなら
ず、複数の中継器14がグループ分けされる場合にはグ
ループアドレスも設定されることもある。中継器14に
はまた受信機10に対して、信号線端子Sと、感知器回
線端子Vと、コモン端子SCと、発信機26に対して直
接接続される端子AAが設けられ、したがって、この例
では受信機10に対して4線の伝送路12を介して接続
されている。信号線端子Sと、感知器回線端子Vとコモ
ン端子SCには内部回路保護のためにダイオードD1、
D2とツェナダイオードZD1、ZD2が接続され、ま
た、この中継器14には電源回路として、中継器14自
身用の定電圧回路58とオンオフ感知器24(24−
1、24−2)用の定電圧回路60が設けられている。
【0018】また、感知器24用としてデータサンプリ
ング用の昇圧回路62、火災及び断線検出回路64−1
〜64−n、試験回路66−1〜66−n、制御電圧監
視回路80等が設けられている。各オンオフ感知器24
と発信機26の火災信号は、CPU44による所定のサ
ンプリング周期で火災及び断線検出回路64−1〜64
−n、AD変換器48の各ポート「1」〜「n」を介し
てパラレルに取り込まれ、メモリ46に記憶される。
【0019】したがって、複数のオンオフ感知器24や
発信機26が1つの回線22に接続されている場合に
も、発報したオンオフ感知器24と発信機26を識別し
て記憶し、受信機10からの呼び出し信号をポーリング
方式で受信した場合に図3に示すようなフォーマットで
複数のオンオフ感知器24や発信機26の発報状態デー
タと端末のアドレスデータを受信機10に返送すること
ができる。
【0020】オンオフ感知器24は煙や熱を感知した場
合にオンとなる感知器接点70を有し、この感知器接点
70には発報表示灯68と抵抗R1の直列回路に抵抗R
2を並列に接続した回路が接続されている。オンオフ感
知器24にはまた、終端器72としてツェナダイオード
ZD2、抵抗R0及びツェナダイオードZD3の直列回
路が接続され、ツェナダイオードZD2、ZD3は無極
性化するために逆極性で接続され、また、中継器14に
よりデータサンプリングされないときに定電圧回路58
からの低電圧で導通せず、サンプリングされるときに昇
圧回路62からの高電圧で導通する。
【0021】発信機26はオンオフ感知器24と同様に
動作させるために、手動操作によりオンとなるスイッチ
接点76と、このスイッチ接点76に連動するスイッチ
接点78と、スイッチ接点78に接続される操作確認表
示用の抵抗R3、R4及び表示灯74を有する。スイッ
チ接点76は感知器24と同様に中継器14に接続さ
れ、スイッチ接点78は中継器14の端子AAを介して
受信機10に接続される。
【0022】図5はアナログ煙感知器16を詳細に示
し、この感知器16は感知器本体16aと感知器ベース
16bにより構成されている。感知器本体16aは、煙
濃度を検出するための赤外LED98及びその駆動回路
96と受光回路100及びその増幅回路102を有し、
また、感知器ベース16bには受信機10からの伝送路
12を接続するための信号線端子Sとコモン端子SC
と、中継器14の伝送表示灯52と同様に受信機10に
対する送信データ「0」、「1」に応じてそれぞれ点
灯、消灯する赤外の伝送表示灯108が設けられてい
る。
【0023】感知器本体16aにはまた、感知器ベース
16bに対して無極性化するための整流回路84と、ノ
イズ吸収回路86と、図2に示すような受信機10から
の信号を検出する伝送信号検出回路88と、図3に示す
ような受信機10に対する応答信号を出力する応答信号
出力回路104が設けられ、赤外の伝送表示灯108は
応答信号出力回路104の制御により点滅する。
【0024】感知器16全体の制御及び受信機10との
伝送手順は伝送制御回路92により実行される。この伝
送制御回路92にはアドレス・種別設定回路94から端
末のアドレスと種別が設定され、また、増幅回路102
からの煙濃度データが内部メモリに記憶されている。し
たがって、伝送制御回路92は伝送信号検出回路88を
介して受信機10からの呼び出し信号をポーリング方式
で受信すると、図3に示すようなフォーマットで煙濃度
データとアドレスデータを応答信号出力回路104を介
して受信機10に返送するとともに、赤外の伝送表示灯
108を送信データの「1」、「0」に応じてそれぞれ
点滅させる。
【0025】なお、図示省略されているが、図1に示す
アナログ熱感知器18には、例えばサーミスタにより検
出された温度データが検出されて記憶されると共に、そ
のアドレス及び種別データが設定され、この熱感知器1
8も同様に、受信機10からの呼び出し信号をポーリン
グ方式で受信すると、図3に示すようなフォーマットで
温度データとアドレスデータを受信機10に返送し、ま
た、赤外の伝送表示灯108を送信データの「1」、
「0」に応じてそれぞれ点滅させる。
【0026】次に、図6及び図7を参照して本実施例の
端末14、16、18の試験装置を詳細に説明する。こ
の装置は一例として中継器14やアナログ煙感知器1
6、アナログ熱感知器18の赤外の伝送表示灯52、1
08からアドレスを抽出して表示するように構成されて
いる。図6に示すようにこの装置は携帯可能に構成さ
れ、表示灯52、108からの赤外光を受光する赤外フ
ォトトランジスタ1が棒アンテナ状の弾性体の筒体2の
先端内に設けられている。
【0027】筒体2は筐体3に連結され、点検者が筐体
3を手に持って筒体2の先端を表示灯52、108に押
し当てることにより表示灯52、108からの赤外光を
フォトトランジスタ1に受光させるように構成されてい
る。表示灯52、108から発光される光は、あまり遠
くまで届かないためこの構成が有効である。7は試験時
に点検者により操作される電源(試験)スイッチであ
る。
【0028】なお、フォトトランジスタ1を筒体2の先
端内に設ける代わりに、筒体2の内部又は筒体2自体を
導光用のグラスファイバで構成すると共にフォトトラン
ジスタ1を筐体3内に設け、表示灯52、108からの
光をグラスファイバを介して筐体3内のフォトトランジ
スタ1まで導くようにしてもよい。また、筒体2を筐体
3から例えばコネクタ式で着脱自在に構成すれば、不使
用時の携帯性を向上することができる。
【0029】図7に示すように受光部のフォトトランジ
スタ1により光電変換された信号は、波形整形等された
後、アドレス抽出/シリアル→パラレル変換回路4によ
りその端末のアドレスが抽出され、また、このアドレス
信号がパラレル信号に変換される。なお、このアドレス
抽出では、図2に示すようなフォーマットの場合にはデ
ータフィールドとチェックサムフィールドからそれぞれ
データとチェックサムが抽出され、チェックサムからデ
ータを減算することによりアドレスが抽出される。
【0030】このように抽出されたアドレスのパラレル
信号は、例えばアドレス「1」〜「127」の数字を図
6に示すような3桁の7セグメント数字表示器6aによ
り10進で表示するためにバイナリ→BCD変換回路5
によりBCDコードに変換され、BCD→7セグメント
表示回路6に印加される。なお、図示省略されている
が、図7に示す回路は電池を電源として駆動され、ま
た、図6に示すように電源スイッチ7を操作することに
より端末アドレスの確認作業を行う。
【0031】したがって、上記実施例によれば、端末1
4、16等から受信機10に対してアドレスを送信し、
また、各端末14、16がその送信アドレスに応じて伝
送表示灯52、108を赤外で点滅させるので、従来例
のような可視の伝送表示灯を点滅させるか否かを設定す
る作業が不要となり、また、設定用のスイッチが不要と
なる。また、伝送表示灯52、108からの赤外光を試
験装置の赤外フォトトランジスタ1により受光すること
により各端末14、16のアドレスを可視表示するの
で、試験作業を簡単に行うことができる。
【0032】図8は他の試験装置を示す。この実施例で
は試験装置内にワンチップマイコン8を設け、ワンチッ
プマイコン8に内蔵されたメモリに予め伝送フォーマッ
トの情報を記憶することにより、赤外受光部であるフォ
トトランジスタ1から得られた受光データを回折して伝
送データを表示部9に表示するように構成されている。
この実施例によれば、端末のアドレスを表示するのみな
らず、更に、中継器14であれば感知器24の発報状
態、アナログ感知器16、18であれば発報状態、アナ
ログデータ等の伝送データを抽出して表示するように構
成することができる。
【0033】また、端末状態出力モードにおいて受信機
10からアナログ煙感知器16やアナログ熱感知器18
の感度データや種別データを送信させる通信シーケンス
を実行させ、表示灯108からこの感度データや種別デ
ータを抽出して正常か否かを確認することもできる。更
に、本発明は図2及び図3に示すような伝送フォーマッ
トに限定されず、端末が中央装置に対する送信データに
応じて赤外で点滅する表示灯を有する場合に、各種の送
信データを抽出して状態を確認するように構成すること
ができる。
【0034】なお、上記実施例では、赤外の伝送表示灯
108をアナログ感知器16、18の感知器ベース16
bに設けたが、代わりに図9に示すように感知器本体1
6a側に設けるようにしてもよい。ところで、煙感知器
は一般的に、煙草や厨房などの煙により誤作動して発報
することが多く、この場合にはどの煙感知器が発報した
かを目視で確認するために、発報時に点灯する可視の発
報表示灯が設けられることがある。そこで、図9に示す
ように赤外の伝送表示灯と発報時にのみ点灯する可視の
発報表示灯を1つの表示灯108内に設けるようにして
もよい。なお、この場合には1つの表示灯内に赤外のL
EDチップと可視のLEDチップが内蔵されているもの
を用いる。
【0035】図10はまた他の試験装置を示し、この試
験装置の回路構成が図11に示されている。この試験装
置の先端部2aは感知器本体16a全体に嵌合可能な形
状で構成され、また、この先端部2a内には上記フォト
トランジスタ1の他に、火災試験用のために煙発生器や
熱発生器など疑似火災発生器2bが設けられる。更に、
この試験装置の回路構成は図11に詳しく示すように、
点検者が先端部2aを感知器本体16aに押し当て、ま
た、疑似火災発生器2bを動作させて試験スイッチ7を
操作すると、判断部8aがフォトトランジスタ1の出力
信号とタイマ8bに基づいて赤外の伝送表示灯108a
が所定時間以内に点灯した場合には正常表示灯9aを点
灯させ、他方、所定時間以内に点灯しない場合には異常
表示灯9bを点灯させるように構成されている。
【0036】なお、この正常表示灯9aと異常表示灯9
bの両方を設ける代わりに、図12に示すように正常表
示灯9aのみを設けるようにしてもよい。図12に示す
回路では、受光素子であるフォトトランジスタ1が端末
の伝送表示灯108からの赤外光を受光するとオンにな
ってコンデンサCが充電され、トランジスタQがオンに
なって正常表示灯9aが点灯する。また、フォトトラン
ジスタ1が赤外光を受光しない場合には正常表示灯9a
が点灯しないので異常と判断することができる。
【0037】また、赤外の伝送表示灯108等として出
力パワーが大きいものを用いた場合には、図13に示す
ように試験装置が端末から遠くても、点検者が試験装置
のフォトトランジスタ1を端末の方向(伝送表示灯10
8のおおよその方向)に向けるのみで試験を行うことが
できる。尚、前記非可視光の伝送表示灯52,108
は、赤外光で説明したが、赤外光以外の非可視光とし
て、レーザダイオードを用い、紫外光を出力してもよ
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、伝送表示
灯が送信データに応じて非可視光で点灯または点滅する
ので、従来例のような可視の伝送表示灯を点滅させるか
否かを設定する作業が不要となり、また、設定用のスイ
ッチが不要となる。また、試験装置が非可視光を受光し
て試験結果を可視表示するので、試験作業を簡単に行う
ことができ、また、安価な防災監視用端末装置及びその
試験装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災監視用端末装置の一実施例と
して中継器と、アナログ煙感知器とアナログ熱感知器が
接続された防災監視装置を示すブロック図
【図2】図1の受信機から端末に対する伝送フォーマッ
トを示す説明図
【図3】図1の端末から受信機に対する伝送フォーマッ
トを示す説明図
【図4】図1の中継器を詳細に示すブロック図
【図5】図1のアナログ煙感知器を詳細に示すブロック
【図6】本発明に係る防災監視用端末装置の試験装置の
一実施例を示す外観図
【図7】図6の試験装置を示すブロック図
【図8】本発明に係る防災監視用端末装置の試験装置の
第2の実施例を示す外観図
【図9】本発明に係る防災監視用端末装置の第2の実施
例を示す外観図
【図10】本発明に係る防災監視用端末装置とその試験
装置の第3の実施例を示す外観図
【図11】図10の試験装置の回路を示すブロック図
【図12】図10の試験装置の他の回路例を示すブロッ
ク図
【図13】本発明に係る防災監視用端末装置の試験装置
の第4の実施例を示す外観図
【符号の説明】
1:フォトトランジスタ 2:筒体 2a:試験装置先端部 2b:疑似火災発生器 3:筐体 4:アドレス抽出/シリアル→パラレル変換回路 5:バイナリ→BCD変換回路 6:BCD→7セグメント表示回路 6a:7セグメント数字表示器 7:電源スイッチ 8:ワンチップマイコン 9:表示部 9a:正常表示灯 9b:異常表示灯 10:受信機 12:伝送路 14:中継器 16:アナログ煙感知器 16a:感知器本体 16b:感知器ベース 18:アナログ熱感知器 20:制御用中継器 22:感知器回線 24:オンオフ感知器 26:発信機 28:制御回線 30:制御負荷 32:制御部 34:表示部 36:操作部 38:鳴動部 40:電源部 42:制御回路 44:CPU 46:メモリ 48:AD変換部 50:送受信回路 52:伝送表示灯 54:アドレス設定回路 56:アドレス設定スイッチ 58,60:定電圧回路 62:昇圧回路 64−1〜64−n:火災及び断線検出回路 66−1〜66−n:試験回路 68:発報表示灯 70:感知器接点 72:終端器 74:応答確認表示灯 76,78:スイッチ接点 80:制御電圧監視回路 84:整流回路 86:ノイズ吸収回路 88:伝送信号検出回路 90:定電圧回路 92:伝送制御回路 94:アドレス・種別設定回路 96:LED駆動回路 98:赤外LED 100:受光回路 102:増幅回路 104:応答信号出力回路 108,108a:赤外伝送表示灯 108b:可視発報表示灯
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明の防災監視用端末装置の試験装置は
また、受信機からの呼び出し信号を受信して該呼び出し
信号に応じた送信データを受信機に返送すると共に、前
記送信データに応じて非可視光で点灯または点滅する伝
送表示灯を有する防災監視用端末装置の試験装置であっ
て、前記伝送表示灯からの非可視光を受光して光電変換
する受光手段と、前記受光手段により光電変換された信
号から送信データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段
により抽出された送信データに応じて試験結果を可視表
示する表示手段とを有することを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明の試験装置はまた、前記抽出手段
が、前記受光手段により光電変換された信号から端末装
置のアドレスを抽出して前記表示手段に可視表示させる
ことを特徴とする。本発明の試験装置はまた、受信機か
らの呼び出し信号を受信して該呼び出し信号に応じた送
信データを受信機に返送すると共に、前記送信データに
応じて非可視光で点滅する伝送表示灯を有する防災監視
用端末装置の試験装置であって、前記伝送表示灯からの
非可視光を受光して光電変換する受光手段と、前記受光
手段により光電変換された信号から前記防災監視用端末
装置がデータを送信するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によりデータを送信していると判断された
場合に点灯する正常表示灯と、前記判断手段によりデー
タを送信していないと判断された場合に点灯する異常表
示灯を有することを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明の試験装置はまた、疑似火災発生器
を更に備え、前記判断手段は、前記疑似火災発生器によ
る疑似火災によりデータ送信状態を判断することを特
徴とする。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信機からの呼び出し信号を受信して該呼
    び出し信号に応じた送信データを受信機に返送する防災
    監視用端末装置において、 前記送信データに応じて非可視光で点灯または点滅する
    伝送表示灯を有することを特徴とする防災監視用端末装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視用端末装置におい
    て、 前記非可視光で点灯または点滅する伝送表示灯は赤外光
    を発する伝送表示灯であることを特徴とする防災監視用
    端末装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の防災監視用端末装置は火災
    感知器であって、前記伝送表示灯に加えて、発報時に可
    視で点灯する可視発報表示灯を有することを特徴とする
    防災監視用端末装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の防災監視用端末装置におい
    て、前記伝送表示灯と可視発報表示灯は、1つの表示灯
    内に赤外LEDチップと可視LEDチップが内蔵されて
    構成されていることを特徴とする防災監視用端末装置。
  5. 【請求項5】受信機からの呼び出し信号を受信して該呼
    び出し信号に応じた送信データを受信機に返送すると共
    に、前記送信データに応じて非可視光で点灯または点滅
    する伝送表示灯を有する防災監視用端末装置の試験装置
    であって、 前記伝送表示灯からの非可視光を受光して光電変換する
    受光手段と、 前記受光手段により光電変換された信号から送信データ
    を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された送信データに応じて試験
    結果を可視表示する表示手段とを有することを特徴とす
    る防災監視用端末装置の試験装置の試験装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の試験装置において、前記抽
    出手段は、前記受光手段により光電変換された信号から
    端末装置のアドレスを抽出して前記表示手段に可視表示
    させることを特徴とする防災監視用端末装置の試験装
    置。
  7. 【請求項7】受信機からの呼び出し信号を受信して該呼
    び出し信号に応じた送信データを受信機に返送すると共
    に、前記送信データに応じて非可視光で点滅する伝送表
    示灯を有する防災監視用端末装置の試験装置であって、 前記伝送表示灯からの非可視光を受光して光電変換する
    受光手段と、 前記受光手段により光電変換された信号から前記防災監
    視用端末装置がデータを送信するか否かを判断する判断
    手段と、 前記判断手段によりデータを送信していると判断された
    場合に点灯する正常表示灯と、 前記判断手段によりデータを送信していないと判断され
    た場合に点灯する異常表示灯を有する防災監視用端末装
    置の試験装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の試験装置において、疑似火
    災発生器を更に備え、前記判断手段は、前記疑似火災発
    生器による疑似火災によりデータを送信状態を判断する
    ことを特徴とする防災監視用端末装置の試験装置。
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