JPH0626590Y2 - 防食カバーの調整機構 - Google Patents
防食カバーの調整機構Info
- Publication number
- JPH0626590Y2 JPH0626590Y2 JP14507888U JP14507888U JPH0626590Y2 JP H0626590 Y2 JPH0626590 Y2 JP H0626590Y2 JP 14507888 U JP14507888 U JP 14507888U JP 14507888 U JP14507888 U JP 14507888U JP H0626590 Y2 JPH0626590 Y2 JP H0626590Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- cover
- side plate
- steel pipe
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Revetment (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、護岸構築物の腐食防止に用いられる防食カバ
ーの調整機構に関する。
ーの調整機構に関する。
［従来の技術］ 鋼管矢板等の護岸構築物は、その干満域及び飛沫域が集
中的に腐食するので、第２図に示すように各鋼管１の海
側にブラケット２を介して耐食性のカバーパネル3aを取
り付け、その内側にモルタル等を充填して固化させてい
る。また、このままでは各カバーパネル3aの間があくの
で、カバーパネル3aの端部にアングル４をボルト５及び
ナット６で連結し、アングル4,4の間に上方から耐食性
の側板パネル3bを落としてこの内側にもモルタルを充填
している。
中的に腐食するので、第２図に示すように各鋼管１の海
側にブラケット２を介して耐食性のカバーパネル3aを取
り付け、その内側にモルタル等を充填して固化させてい
る。また、このままでは各カバーパネル3aの間があくの
で、カバーパネル3aの端部にアングル４をボルト５及び
ナット６で連結し、アングル4,4の間に上方から耐食性
の側板パネル3bを落としてこの内側にもモルタルを充填
している。
［考案が解決しようとする課題］ しかし、この種の側板パネル3bは、単なる平板形状であ
るから、アングル４の奥に（第２図上方）に入り込むと
手前に出すのが困難で、このままモルタルを中に注入す
ると側板パネル3bとアングル４の隙間から漏れることに
なる。特に既設の鋼管矢板を防食する際には、既に上方
にコンクリート設備が構築されているので、側板パネル
3bの位置決めが極めて大変になる。
るから、アングル４の奥に（第２図上方）に入り込むと
手前に出すのが困難で、このままモルタルを中に注入す
ると側板パネル3bとアングル４の隙間から漏れることに
なる。特に既設の鋼管矢板を防食する際には、既に上方
にコンクリート設備が構築されているので、側板パネル
3bの位置決めが極めて大変になる。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、簡単な改良で側板パネルの位置決めが行なえ
る防食カバーの調整機構を提供することにある。
の目的は、簡単な改良で側板パネルの位置決めが行なえ
る防食カバーの調整機構を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本考案は、護岸構築物である
鋼管矢板、鋼矢板等の干満域及び飛沫域にブラケットを
介して順に複数のカバーパネルが固着され、カバーパネ
ル端部のアングル間に側板パネルが嵌め込まれて閉鎖さ
れる防食カバーの調整機構において、前記側板パネルの
前面に引っ張り手段を設けている。
鋼管矢板、鋼矢板等の干満域及び飛沫域にブラケットを
介して順に複数のカバーパネルが固着され、カバーパネ
ル端部のアングル間に側板パネルが嵌め込まれて閉鎖さ
れる防食カバーの調整機構において、前記側板パネルの
前面に引っ張り手段を設けている。
［作用］ この構成により、アングルの間に落とし込まれた側板パ
ネルが奥側に入ったら、引っ張り手段で側板パネルを前
方に引くと、該パネルの両端が各アングルの内側に圧接
し、また引っ張り手段を横へ動かすことにより、側板パ
ネルの横方向調整も可能となる。
ネルが奥側に入ったら、引っ張り手段で側板パネルを前
方に引くと、該パネルの両端が各アングルの内側に圧接
し、また引っ張り手段を横へ動かすことにより、側板パ
ネルの横方向調整も可能となる。
［実施例］ 第１図及び第３図には、本考案の調整機構を適用した防
食構造が示されており、第２図と同じ部分には同一番号
を付してある。
食構造が示されており、第２図と同じ部分には同一番号
を付してある。
鋼管矢板は、複数の鋼管１を海底に並べて打ち込み、継
手７により連結して陸側Ａと海側Ｂとを仕切るように構
築されている。各鋼管１の海側には、ブラケット２及び
スペーサ８を介して円弧状のカバーパネル3aが取り付け
られ、カバーパネル3aにはＦＲＰ等の耐食性材料が使用
されている。ブラケット２は、細長いＬ鋼の中間に複数
の平板部2aを溶接して一体に形成され、スペーサ８には
カバーパネル3aと同様にＦＲＰが用いられている。
手７により連結して陸側Ａと海側Ｂとを仕切るように構
築されている。各鋼管１の海側には、ブラケット２及び
スペーサ８を介して円弧状のカバーパネル3aが取り付け
られ、カバーパネル3aにはＦＲＰ等の耐食性材料が使用
されている。ブラケット２は、細長いＬ鋼の中間に複数
の平板部2aを溶接して一体に形成され、スペーサ８には
カバーパネル3aと同様にＦＲＰが用いられている。
カバーパネル3aの端部には、第１図に拡大して示すよう
にボルト５及びナット６によってアングル４が固着さ
れ、アングル４の内側にＦＲＰ製の側板パネル3bが落と
し込まれている。側板パネル3bの下方は、第４図に示す
ように底板９によって支持され、この底板９は鋼管１と
継手７に予め溶接されている。
にボルト５及びナット６によってアングル４が固着さ
れ、アングル４の内側にＦＲＰ製の側板パネル3bが落と
し込まれている。側板パネル3bの下方は、第４図に示す
ように底板９によって支持され、この底板９は鋼管１と
継手７に予め溶接されている。
側板パネル3bの前面中央には、バー受け１０が固着さ
れ、バー受け１０にバー１１が横に挿入可能となってい
る。バー１１の長さは、第１図から分かるように両端が
アングル4,4の外側へ係止するように設定されている。
れ、バー受け１０にバー１１が横に挿入可能となってい
る。バー１１の長さは、第１図から分かるように両端が
アングル4,4の外側へ係止するように設定されている。
従って、まず両端にブラケット２、中間にスペーサ８が
連結されたカバーパネル3aを底板９上に載置し、各ブラ
ケット２の平板部2aを鋼管１に溶接し、次いでアングル
4,4間に上方から側板パネル3bを落とす。続いて側板パ
ネル3bのバー受け１０にバー１１を横から通し、バー１
１を手前に引くと側板パネル3bがアングル４の内側に圧
接する。このとき、バー受け１０がほぼ中央へくるよう
に調整すれば、側板パネル3bの左右も完全に位置決めさ
れる。
連結されたカバーパネル3aを底板９上に載置し、各ブラ
ケット２の平板部2aを鋼管１に溶接し、次いでアングル
4,4間に上方から側板パネル3bを落とす。続いて側板パ
ネル3bのバー受け１０にバー１１を横から通し、バー１
１を手前に引くと側板パネル3bがアングル４の内側に圧
接する。このとき、バー受け１０がほぼ中央へくるよう
に調整すれば、側板パネル3bの左右も完全に位置決めさ
れる。
バー１１の両端は、アングル４の外側に当接しているの
で、側板パネル3bは第１図の状態を維持され、あとはカ
バーパネル3a及び側板パネル3bの内側にモルタルが充填
される。図示してないが、カバーパネル3aの下端にはシ
ールが取り付けられているので、モルタルがカバー底部
から漏れることはなく、継手７との隙間には詰物１２が
充填される。
で、側板パネル3bは第１図の状態を維持され、あとはカ
バーパネル3a及び側板パネル3bの内側にモルタルが充填
される。図示してないが、カバーパネル3aの下端にはシ
ールが取り付けられているので、モルタルがカバー底部
から漏れることはなく、継手７との隙間には詰物１２が
充填される。
尚、上記実施例では、側板パネル3bの前面にバー受け１
０とバー１１を取り付けて引っ張り手段としているが、
側板パネル3bを前方に移動できればその他の構成にして
もよい。
０とバー１１を取り付けて引っ張り手段としているが、
側板パネル3bを前方に移動できればその他の構成にして
もよい。
［考案の効果］ 以上詳述したように、本考案における防食カバーの調整
機構によれば、バー等の引っ張り手段で側板パネルを簡
単にアングルの内側へ圧接し得る効果がある。
機構によれば、バー等の引っ張り手段で側板パネルを簡
単にアングルの内側へ圧接し得る効果がある。
第１図は本考案に係る側板パネルの取り付け状態図、第
２図は従来品の取り付け状態図、第３図は防食カバーの
全体平面図、第４図は側板パネルの斜視図である。 １…鋼管、２…ブラケット、3a…カバーパネル、3b…側
板パネル、４…アングル、１０…バー受け、１１…バー
２図は従来品の取り付け状態図、第３図は防食カバーの
全体平面図、第４図は側板パネルの斜視図である。 １…鋼管、２…ブラケット、3a…カバーパネル、3b…側
板パネル、４…アングル、１０…バー受け、１１…バー
Claims (1)
- 【請求項１】護岸構築物である鋼管矢板、鋼矢板等の干
満域及び飛沫域にブラケットを介して順に複数のカバー
パネルが固着され、カバーパネル端部のアングル間に側
板パネルが嵌め込まれて閉鎖される防食カバーの調整機
構において、 前記側板パネルの前面に引っ張り手段を設けたこと、 を特徴とする防食カバーの調整機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14507888U JPH0626590Y2 (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 防食カバーの調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14507888U JPH0626590Y2 (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 防食カバーの調整機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0266858U JPH0266858U (ja) | 1990-05-21 |
| JPH0626590Y2 true JPH0626590Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31413352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14507888U Expired - Lifetime JPH0626590Y2 (ja) | 1988-11-07 | 1988-11-07 | 防食カバーの調整機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626590Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-07 JP JP14507888U patent/JPH0626590Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0266858U (ja) | 1990-05-21 |
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