JPH0213556Y2 - - Google Patents

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JPH0213556Y2
JPH0213556Y2 JP9509085U JP9509085U JPH0213556Y2 JP H0213556 Y2 JPH0213556 Y2 JP H0213556Y2 JP 9509085 U JP9509085 U JP 9509085U JP 9509085 U JP9509085 U JP 9509085U JP H0213556 Y2 JPH0213556 Y2 JP H0213556Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、鋼管矢板あるいはU形鋼矢板等を
使用した鋼矢板壁における海側面を防食施工する
場合に採用する鋼矢板壁防食用型枠支持構造に関
するものである。
〔従来技術〕
従来、鋼矢板壁防食用型枠支持構造としては、
特公昭59−53968号公報により公表されているよ
うに、鋼管矢板壁の継手部に、上下方向に延長す
る断面一部切欠円形のパイプ型ガイド部材を溶接
により固着し、フランジとそのフランジの中央部
に連設されたウエブとそのウエブの自由端部に設
けられた膨出部とからなる取付具における前記膨
出部を、前記ガイド部材に嵌挿し、取付金具にお
けるフランジの裏側に、溝形断面の型枠の縁板お
よび帯状押え部材を順次重ねて配置し、前記フラ
ンジ、縁板および帯状押え部材をそれらにわたつ
て挿通したボルトにより締付結合したものが知ら
れている。
しかるに、この型枠支持構造の場合は、ボルト
をフランジの表側から挿入して帯状押え部材の裏
側にあるナツトに螺合する必要があるが、型枠が
長い場合は、鋼矢板壁と型枠との間の上部から下
側に作業員の手が入らず、そのためナツトを特殊
な保持具を使用して鋼矢板壁と型枠との間に挿入
し、かつナツトをボルト孔に対向する位置に保持
し、この状態でナツトに対するボルトの螺合操作
を行なう必要があるので、型枠の取付作業を行な
いにくいという問題がある。また型枠の縁部にボ
ルト孔を有するフランジ状の縁板を連設する必要
があるので、型枠の形状が複雑化してコスト高に
なる。さらに鋼管矢板壁を打設施工する場合、隣
り合う鋼管矢板を完全に平行になるようにして打
設することは困難であり、そのため隣り合う一方
の鋼管矢板の継手に対し他方の鋼管矢板の継手が
傾斜することが多く、このように一方の継手に対
し他方の継手が傾斜していると、継手部に対する
パイプ型ガイド部材の溶接作業を行ないにくく、
パイプ型ガイド部材が傾斜して取付けられること
がある。隣り合う一方のパイプ型ガイド部材に対
し他方のパイプ型ガイド部材が傾斜していると、
型枠の取付けが困難になる。
〔考案の目的、構成〕
この考案は前述の問題を有利に解決できる鋼矢
板壁防食用型枠支持構造を提供することを目的と
するものであつて、この考案の要旨とするところ
は、上下方向に延長すると共に海側に向かつて開
口している溝形断面の多数の型枠支承部材1が、
鋼矢板壁2の海側において鋼矢板壁長手方向に間
隔をおいて配置され、上下方向に間隔をおいて配
置されて鋼矢板壁2に固定された複数の支持ボル
ト3の中間部に、前記型枠支承部材1の巾方向中
央部が嵌挿係止され、上下方向に延長すると共に
陸側に向かつて開口している溝形断面の多数の型
枠4が鋼矢板壁長手方向に間隔をおいて配置さ
れ、その型枠4の開口端縁部は前記型枠支承部材
1における溝底板の巾方向の側部により支承さ
れ、隣り合う型枠4における傾斜外面間に介在さ
れた押え部材5に前記支持ボルト3が挿通され、
その支持ボルト3により押え部材5を介して型枠
4の開口端縁部が型枠支承部材1に締付固定さえ
ていることを特徴とする鋼矢板壁防食用型枠支持
構造にある。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によつて詳細に説明す
る。
図面はこの考案の一実施例を示すものであつ
て、まずU形鋼矢板6を使用した鋼矢板壁2にお
ける海側の腐食部よりも若干下方において、鋼矢
板壁2の海側の各凹部および海側の各凸部に、水
平なフランジを有するカツトT形鋼からなるブラ
ケツト7の基端部が溶接により固着され、そのブ
ラケツト7の先端部にはウエブとフランジとの隅
部において取付用螺杆8が溶接により固着され、
かつ上部にナツト9を溶接により固着した支承金
具10の下部は、ブラケツト7の先端面に当接さ
れて前記取付用螺杆8に螺合したナツト11によ
り固定され、さらに鋼矢板壁2の海側の凹凸面に
適合する凹凸後面を有する繊維混入セメント系材
料製底部型枠12はブラケツト7のフランジにわ
たつて載置されている。
前記底部型枠12の凹凸後面および左右両端面
の上部に切欠部13が設けられ、その切欠部13
には前記凹凸後面および左右両端面よりも突出す
る吸水膨潤性止水材14が付着され、かつ水圧に
より底部型枠12が浮き上がるのを防止するため
の押え金具15は鋼矢板壁2に対し溶接により固
着され、さらに前記ナツト9に螺合されたボルト
16と底部型枠12の前面との間に座金17が介
在され、そのボルト16により底部型枠12が鋼
矢板壁2に向かつて押圧されると共に、吸水膨潤
性止水材14が鋼矢板壁2に押付けられている。
また左右方向に隣り合う底部型枠12の端部は共
通のブラケツト7におけるフランジに載置される
と共に、隣り合う底部型枠12の端部の吸水膨潤
性止水材14が相互に接合される。
中間部に係止フランジ18を溶接により固着し
た多数の螺杆19は、前記ブラケツト7の上方に
おいて上下方向に間隔をおいて配置されると共に
前後方向(鋼矢板壁に直角な方向)に延長するよ
うに配置され、かつ各螺杆19は鋼矢板壁2に対
しスタツド溶接により固着され、さらに底部型枠
12の上面における型枠載置予定部には浅い凹部
20が設けられ、その凹部20に断面L形の吸水
膨潤性止水材21の下部が嵌合付着されている。
上下方向に延長すると共に海側に向かつて開口
しているコ字状溝形断面の鋼製型枠支承部材1
は、鋼矢板壁2における海側の凹部内に配置され
ると共に、その型枠支承部材1の溝底板22の巾
方向中央部が螺杆19に嵌挿されて係止フランジ
18に係合され、かつ螺杆19の中間部にはシー
ル用ゴムパツキング23、押え座金24が順次嵌
設されると共に中間ナツト25が螺合され、その
中間ナツト25により押え座金24を介してゴム
パツキング23が押圧されて溝底板22の孔の周
囲に圧接されている。
上下方向に延長すると共に陸側に向かつて開口
している半円溝形断面の繊維混入セメント系材料
製型枠4は、鋼矢板壁2における海側の突出部を
覆うように配置され、かつその型枠4の開口端縁
部は、前記型枠支承部材1の溝底板22における
巾方向の側部前面に対向するように配置され、さ
らにその開口端縁部と溝底板22との間には吸水
膨潤性止水材26が介在され、また型枠4の下端
部は前記吸水膨潤性止水材21に載置されてい
る。
隣り合う型枠4における傾斜外面間に繊維混入
セメント系材料製押え部材5が介在されると共
に、その押え部材5と型枠4との間に吸水膨潤性
止水材27が介在され、かつ押え部材5にはボル
ト挿入孔28とその前端に連らなる大径孔29と
が設けられ、前記螺杆19の前部はボルト挿入孔
28に挿入され、さらに大径孔29内において螺
杆19に座金30が嵌設されると共にナツト31
が螺合され、そのナツト31により押え部材5が
鋼矢板壁2に向かつて押圧されると共に、その押
え部材5により吸水膨潤性止水材27を介して型
枠4が鋼矢板壁2に向かつて押圧され、型枠4の
開口端縁部が吸水膨潤性止水材26を介して溝底
板22に押付固定されている。
なお防食用硬化性充填材を鋼矢板壁2の長手方
向の適当範囲ごとに区切つて充填するために、予
め仕切板32が適当位置の型枠支承部材1に対し
溶接により固着され、かつ仕切板32と鋼矢板壁
2との間には吸水膨潤性止水材33が介在され
る。
このようにして、型枠4および底部型枠12が
セツトされたのち、鋼矢板壁2と各型枠4との間
の水および型枠支承部材1、左右両側の型枠4、
押え部材5の間の水がポンプ等により汲上排出さ
れて空間が設けられ、次にその空間にコンクリー
ト等の防食用硬化性充填材34が充填され、かつ
前記大径孔29内に、ナツト9の前端部およびナ
ツト31が腐食するのを防止するために水中硬化
パテ、セメントモルタル、レジンモルタル等の防
食用硬化性充填材35が充填される。なお前記型
枠4は型枠兼防食材として利用される。
鋼矢板壁2と型枠4との間の水を排出した場
合、型枠4に作用する水圧は型枠支承部材1によ
り強力に支承される。また鋼矢板壁2と型枠4と
の間に補強鉄筋等の補強材を配置して防食用硬化
性充填材34を充填すれば、鋼矢板壁2を防食補
強することができる。
この考案を実施する場合、型枠4としては台形
溝形断面のものを使用してもよく、また前記硬化
性充填材34としては、普通のコンクリート、セ
メントモルタル、レジンモルタル、ポリマーセメ
ント、スチールフアイバー混入モルタル、スチー
ルフアイバー混入コンクリート等を使用すること
ができる。また前記各吸水膨潤性止水材として
は、例えばウレタン系吸水膨潤材であるケミガー
ド(商品名、三洋化成工業K.K.製)あるいは酢
酸ビニル系吸水膨潤材(商品名パイルロツク、日
本化学塗料K.K.製)等を使用することができる。
さらにまた前記吸水膨潤性止水材を独立気泡の発
泡ウレタンまたはその他の任意の独立気泡性合成
樹脂スポンジに貼付けるかまたは塗布して使用し
てもよい。
前記実施例においては、支持ボルト3として、
中間に係止フランジ18を固着した螺杆19と、
その螺杆19に螺合されたナツト25,31とか
らなるものを使用しているが、支持ボルト3とし
ては図示以外の任意構造のものを使用してもよ
い。支持ボルト3を鋼矢板壁2に固定する手段と
しては、スタツド溶接以外の手段例えばねじ付き
ドライブピンを鋼矢板壁2に打込み、そのねじ付
きドライブピンのねじにスリーブナツトの一側部
を螺合し、そのスリーブナツトの他側部に支持ボ
ルトの一端部を螺合連結する手段あるいはその他
の任意の機械的固定手段を採用してもよい。
前記型枠支承部材1を構成する材料としては繊
維混入セメント系材料、合成樹脂あるいは防食鋼
板を使用してもよく、また前記シール用ゴムパツ
キング23に代えて他の任意材質のシール材を使
用してもよい。
前記仕切板32を型枠支承部材1に対し溶接に
より固着しないで接着剤またはボルトにより固定
してもよい。
前記型枠4および底部型枠12としては、鋼
製、防食鋼板製、合成樹脂製、繊維混入合成樹脂
製のものを使用してもよく、あるいは鋼板の外側
にポリエチレン、ポリウレタン、超厚膜型エポキ
シ樹脂等の重防食被覆を施したものを使用しても
よい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、溝形断面の多数の型枠支承
部材1が鋼矢板壁2の海側において鋼矢板壁長手
方向に間隔をおいて配置され、上下方向に間隔を
おいて配置されて鋼矢板壁2に固定された複数の
支持ボルト3の中間部に、前記型枠支承部材1の
巾方向中央部が嵌挿係止され、溝形断面の多数の
型枠4が鋼矢板壁長手方向に間隔をおいて配置さ
れ、その型枠4の開口端縁部は前記型枠支承部材
1における溝底板の巾方向の側部により支承さ
れ、隣り合う型枠4における傾斜外面間に介在さ
れた押え部材5に前記支持ボルト3が挿通され、
その支持ボルト3により押え部材5を介して型枠
4の開口端縁部が型枠支承部材1に締付固定され
ているので、開口端縁部に縁板のない簡単な形状
の型枠4を、簡単な手段によつて鋼矢板壁2の所
定位置に所定間隔を保つて容易にかつ迅速に支持
することができ、さらに前記型枠4の開口端縁部
を型枠支承部材1の溝内に挿入することにより型
枠4の左右方向の位置決めを容易に行なうことが
できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであつ
て、第1図は鋼矢板壁防食用型枠支持構造の横断
平面図、第2図はその正面図、第3図は第2図の
A−A線拡大断面図、第4図は型枠支持部の拡大
横断平面図、第5図は底部型枠支持部を示す縦断
側面図、第6図はその正面図である。 図において、1は型枠支承部材、2は鋼矢板
壁、3は支持ボルト、4は型枠、5は押え部材、
6はU形鋼矢板、7はブラケツト、10は支承金
具、12は底部型枠、14は吸水膨潤性止水材、
16はボルト、18は係止フランジ、23はシー
ル用ゴムパツキング、24は押え座金、25は中
間ナツト、26および27は吸水膨潤性止水材、
29は大径孔、31はナツト、34および35は
防食用硬化性充填材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に延長すると共に海側に向かつて開口
    している溝形断面の多数の型枠支承部材1が、鋼
    矢板壁2の海側において鋼矢板壁長手方向に間隔
    をおいて配置され、上下方向に間隔をおいて配置
    されて鋼矢板壁2に固定された複数の支持ボルト
    3の中間部に、前記型枠支承部材1の巾方向中央
    部が嵌挿係止され、上下方向に延長すると共に陸
    側に向かつて開口している溝形断面の多数の型枠
    4が鋼矢板壁長手方向に間隔をおいて配置され、
    その型枠4の開口端縁部は前記型枠支承部材1に
    おける溝底板の巾方向の側部により支承され、隣
    り合う型枠4における傾斜外面間に介在された押
    え部材5に前記支持ボルト3が挿通され、その支
    持ボルト3により押え部材5を介して型枠4の開
    口端縁部が型枠支承部材1に締付固定されている
    ことを特徴とする鋼矢板壁防食用型枠支持構造。
JP9509085U 1985-06-25 1985-06-25 Expired JPH0213556Y2 (ja)

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JPH072719Y2 (ja) * 1988-08-23 1995-01-25 株式会社ダイトー 防食カバー間のシール構造
JP6291308B2 (ja) * 2014-03-27 2018-03-14 新日鐵住金株式会社 鋼管矢板の防食構造
JP6823509B2 (ja) * 2017-03-14 2021-02-03 日鉄防食株式会社 ボルトが破損し難い構造を備える鋼矢板または鋼管矢板の防食構造体

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