JPH0626588Y2 - 防食カバーの取付け構造 - Google Patents

防食カバーの取付け構造

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JPH0626588Y2
JPH0626588Y2 JP14066388U JP14066388U JPH0626588Y2 JP H0626588 Y2 JPH0626588 Y2 JP H0626588Y2 JP 14066388 U JP14066388 U JP 14066388U JP 14066388 U JP14066388 U JP 14066388U JP H0626588 Y2 JPH0626588 Y2 JP H0626588Y2
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cover
bracket
panel
cover panel
steel pipe
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JP14066388U
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Inventor
昇 栗原
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株式会社ダイトー
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、護岸構築物である鋼管矢板、鋼矢板等の腐食
防止に用いられる防食カバー、特にブラケットの固着位
置が改善された防食カバーの取付け構造に関する。
[従来の技術] 鋼管矢板や鋼矢板の干満域及び飛沫域は、マクロ電池の
作用により集中的に腐食するので、第2図に示すように
各鋼管1の海側にブラケット2を介して耐食性のカバー
パネル3aを取付け、カバーパネル3a内にモルタルを充填
して固化させている。また、このままでは対向するカバ
ーパネル3a,3bの間があくので、カバーパネル3aの端部
にアングル4をボルト5及びナット6で固着し、アング
ル4の間に上方から側板パネル3bを落とし、側板3b内に
もモルタルを充填している。
ブラケット2やアングル4は、予めカバーパネル3aの両
端に連結され、防食工事の際にはブラケット2を鋼管1
に溶接するだけでカバーの取付けが済むようになってい
る。
一方、既設の鋼管矢板では、上方にコンクリート設備が
既に構築されているので、ブラケット2の溶接がしにく
く、側板パネル3bも上方から落とし込めない難点があ
る。
このため、従来では、カバーパネル3aの上下方向に複数
の開口部7を形成して、ここから図中左側のブラケット
2を溶接し、続いて側板パネル3bの左端を左側のアング
ル4へ嵌め込み、その後に右側のカバーパネル3aのアン
グル4に側板パネル3bの右端を入れ、この状態で開口部
7から右側ブラケット2を鋼管1に溶接している。カバ
ーパネル3aの各開口部7は、最終的に耐食性のキャップ
8で閉鎖される。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来のカバー取付け構造にあっては、カバーパ
ネル3aの開口部7を必ず両側に形成する必要があり、し
かもブラケット2は上下に長いので開口部7を多数設け
てその複数箇所を溶接しなければならない。また、開口
部7の数が多いとそれだけキャップ8の閉鎖作業も大変
になる欠点がある。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、カバーパネルの開口部をできるだけ減少し得
る防食カバーの取付け構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本考案は、護岸構築物である
鋼管矢板、鋼矢板等の干満域及び飛沫域にブラケットを
介して順に複数のカバーパネルを固着し、カバーパネル
の端部間が側板パネルで閉鎖される防食カバーの取付け
構造において、対向する一方のブラケットをカバーパネ
ルの端部よりも外側で前記構築物に固着し、他方のブラ
ケットをカバーパネルの開口部と対応する位置で構築物
に固着している。
[作用] これらの構成により、まず一方のカバーパネルを護岸構
築物の防食域に配置して端部のブラケットを外側から構
築物に溶接する。次いで、カバーパネル端のアングル等
に側板パネルの一端を嵌め込み、続いて隣のカバーパネ
ルを配置して端部のアングル等に側板パネルの他端を嵌
め込む。この状態でカバーパネルの開口部から溶接器具
を挿入してブラケットを構築物に溶接し、最後に各開口
部を耐食性のキャップで閉鎖する。
[実施例] 第1図及び第3図には、本考案のカバー取付け構造を適
用した鋼管矢板が示されており、第2図と同じ部分には
同一番号を付してある。
鋼管矢板は、複数の鋼管1を海底に並べて打ち込み、継
手9により連結して陸側Aと海側Bとを仕切るように構
築されている。各鋼管1の海側Bには、円弧状のカバー
パネル3aがブラケット2及びスペーサ10を介して取付
けられ、カバーパネル3aにはFRP等の耐食性材料が使
用される。
ブラケット2は、従来と同様に予めカバーパネル3aの両
端に連結されているが、この実施例では、第1図から分
かるように互いに反対向きになっている。また、ブラケ
ット2は、細長いL鋼に複数の平板部11を固着して形
成され、平板部11の先端面が鋼管1の溶接箇所12,
13となっている。従って、左側ブラケット2の溶接箇
所12は、カバーパネル3aの端部よりも外側へ突出し、
右側ブラケット2の溶接箇所13は、カバーパネル3aの
開口部7に対応している。
アングル4、ボルト5及びナット6、側板パネル3bは従
来と同様であり、またカバーパネル3a及び側板パネル3b
の下端は、第4図に示す底板14a,14bで支持される。底
板14a,14bを中央で分割してあるのは、隣接する鋼管1
の隙間面積が連結時の誤差により一定でないためその面
積を調整可能としたものである。底板14a,14bは、継手
9及び鋼管1の一部に溶接され、パネル3a,3bの支持力
を大きくする場合はロッド15,16,17で増強する
のが望ましい。
次に防食カバーの施工順序について説明すると、まず各
鋼管1の隙間に底板14a,14bを溶接し、必要に応じてロ
ッド15,16,17により補強する。
次いで、両端にブラケット2とアングル4が連結された
カバーパネル3aの両側下端を底板14a,14b上に載置し、
ブラケット2の溶接箇所12を外側から鋼管1に溶接す
る。次に側板パネル3bの左端をアングル4に嵌め込むと
共に下端を底板14a,14bで支持し、この状態で右側カバ
ーパネル3aの両側下端を底板14a,14bに載置し、アング
ル4に側板パネル3bの右端を係止する。最後にカバーパ
ネル3aの開口部7から溶接器具(図示せず)を挿入し
て、ブラケット2の溶接箇所13を鋼管1に溶接する。
以下、各カバーパネル3a及び側板パネル3bが、第1図の
左から右へ順に取付けられる。
各パネル3a,3bの取付けが終了したら、開口部7をキャ
ップ8により、継手9の隙間を詰物18によって塞ぎ、
カバーパネル3a及び側板パネル3bの内側にモルタル(図
示せず)を充填して固化させる。カバーパネル3aの下端
には、図示してないがシールが設けられているのでモル
タルが漏れることはない。また、側板パネル3bは、モル
タルが固化する際の膨張圧でアングル4の内面に圧接す
る。
尚、上記実施例では、各パネル3a,3bを底板14a,14bで支
持しているが、上方の吊り金具により鋼管1に吊り下げ
てもよく、またブラケット2の形状は図示のものに限定
されない。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案における防食カバーの取付
け構造によれば、カバーパネルの開口部を片側一列に設
けるだけでカバーパネル及びブラケットの取付けが行な
え、開口部をキャップで閉鎖する作業も半分で済む効果
がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の取付け構造を示す要部平面図、第2図
は従来品の要部平面図、第3図は防食構造の全体平面
図、第4図は底板の取付け状態図である。 1…鋼管、2…ブラケット、3a…カバーパネル、3b…側
板パネル、7…開口部、11…ブラケットの平板部、1
2,13…溶接箇所、14a,14b…底板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】護岸構築物である鋼管矢板、鋼矢板等の干
    満域及び飛沫域にブラケットを介して順に複数のカバー
    パネルを固着し、カバーパネルの端部間が側板パネルで
    閉鎖される防食カバーの取付け構造において、 対向する一方のブラケットをカバーパネルの端部よりも
    外側で前記構築物に固着し、他方のブラケットをカバー
    パネルの開口部と対応する位置で構築物に固着したこ
    と、 を特徴とする防食カバーの取付け構造。
JP14066388U 1988-10-28 1988-10-28 防食カバーの取付け構造 Expired - Lifetime JPH0626588Y2 (ja)

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JP14066388U JPH0626588Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 防食カバーの取付け構造

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JPH0262935U JPH0262935U (ja) 1990-05-10
JPH0626588Y2 true JPH0626588Y2 (ja) 1994-07-20

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