JPH0626181B2 - 半導体基板の製造方法 - Google Patents

半導体基板の製造方法

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JPH0626181B2
JPH0626181B2 JP13738985A JP13738985A JPH0626181B2 JP H0626181 B2 JPH0626181 B2 JP H0626181B2 JP 13738985 A JP13738985 A JP 13738985A JP 13738985 A JP13738985 A JP 13738985A JP H0626181 B2 JPH0626181 B2 JP H0626181B2
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silicon
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insulating film
sio
film
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直記 笠井
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は絶縁膜上にシリコン単結晶膜を形成するような
半導体基板の製造方法に関するもので、LSI製造分野等
に利用される。
(従来技術とその問題点) 近来、シリコン半導体デバイスの高性能化・高密度化を
実現する方法に、絶縁膜上にシリコン単結晶を形成す
る、いわゆるSOI(silicon on insulator)技術があ
り、そのために多くの方法が検討されている。
SOIを形成する一つの方法に、シリコン選択エピタキシ
ャル成長を利用した報告がある。例えばヤストレムスキ
ー(L.Jastrzebski)等は1983年ジャーナル オブ
エレクトロケミカルソサヤティー(J.Electrochem.So
c.)第130巻1571〜1580ページに掲載された論文におい
て、第2図に示すように{100}面方位のシリコン単結
晶基板21上に<100>パターン方向のSiO2膜22を形成
し、((a)図)、次に気相成長法によってSiO2表面には
堆積することなくSi表面にのみSiを選択的にエピタキシ
ャル成長するような条件でSiをSiO2膜上へ横方向に引き
出す((b)図)ことで結晶欠陥の少ないエピタキシャルS
i層23が形成されることを示した((c)図)。
また第3図に示すように横方向の成長面は(010)面で
あり、厚さ方向の(001)面と等価な{100}面であるこ
とから、縦方向(厚さ方向)と横方向の成長速度は殆ん
どかわらず、横/縦の成長速度化を1より大きくするこ
とは極めて困難である。
更に第3図のように前記方法で20μm幅のSiO2膜パター
ンを両側からSiを横方向成長させると、エピタキシャル
Si層が基板面に対し45゜傾斜した(011)面があらわれ
るために、平坦な基板となるには図中に示したような成
長過程(1〜5)を経るので実際には厚さが倍近い20μ
m程度必要であった。より幅の広いSiO2膜上に平坦なSO
Iを形成しようとするとさらに厚くエピタキシャル堆積
する必要があり、第2図に示すような方法は効率が悪
い。
(発明の目的) 本発明は、このような従来方法の欠点を除去して、横方
向成長する際基板面に平行な面が平坦でかつ基板面に対
して垂直な面をもって成長させることが可能で、さら
に、縦方向より横方向の成長速度が大きくなるようなSi
エピタキシャル成長法を用いることにより、絶縁膜上に
シリコン単結晶膜を効率良く形成できる半導体基板の製
造方法を提供することにある。
(発明の構成) 本発明は、シリコン基板上に絶縁膜パターンを形成し、
絶縁膜上には堆積することなく表出したシリコン面にの
み選択的にシリコンをエピタキシャル長速させて前記絶
縁膜パターン上へ横方向成長させることで絶縁膜上にシ
リコン単結晶膜を形成するような半導体基板の製造方法
において、用いるシリコン基板の面方位を{110}と
し、絶縁膜パターンの方向を基板面に表われる<100>
方向と平行とすることを特徴とする半導体基板の製造方
法を与える。
(構成の詳細な説明) 本発明は、上述の構成をとることにより従来技術の問題
点を改善した。すなわち、シリコン面にのみ選択的にシ
リコンを成長させ得るような条件を用いてSiの気相成長
を行う場合用いるシリコン基板の面方位を{110}と
し、絶縁膜パターン方向を基板面に表われる<100>方
向と平行とすることにより、成長速度を{111},{10
0},{110}面の順に大きくすることができる。このた
め、横方向の成長面を基板面と垂直な{100}面のみに
することができ、例えば{111}面のような、基板面に
対して斜めのファセット面の発生を抑制できる。又、縦
方向よりも横方向にSi膜を長く伸ばすことができる。こ
のように本発明により表面が平坦なシリコン単結晶膜を
絶縁膜上に効率良く形成させることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は本発明の実施例を説明するために、主な製造工
程と横方向エピタキシャル成長するSi層の形状の経緯を
示す模式図である。
P型{110}面方位の単結晶シリコン基板1上に熱酸化
により厚さ約5000ÅのSiO2膜を形成し、通常の写真蝕刻
法とドライエッチング法を用いて垂直断面形状となるよ
うにSiO2を異方性エッチングすることで第1図(a)に示
すような基板面に表われる<100>方向に平行な辺を有
するストライブ状のSiO2パターン2を形成した。
次に、露出したSi表面の汚染層を除去した後、SiH2Cl2
−HCl−Hガス系を用い減圧化学気相堆積法により圧
力50Torr、基板温度950℃の条件で、エピタキシャル成
長を行った。HClガスを加えることでSiO2表面にはSiが
堆積することなくSi表面にのみエピタキシャル成長させ
ることができる。エピタキシャル成長層はその厚さがSi
O2膜厚より小さいときは縦方向にのみ成長するが、SiO2
膜厚を越えると縦方向とともにSiO2膜上へ横方向に成長
し、第1図(b)のような形状が得られた。このとき横方
向の成長面は基板面に対し垂直となり{100}面となっ
た。又、このときエピタキシャル成長は縦方向より横方
向が大きくなった。この実施例ではその比は1.1であっ
た。さらに成長を続けると、第1図(c)に示すようにSiO
2膜パターン2はエピタキシャルシリコン層3により完
全に平坦に被覆された。このようにして得られたエピタ
キシャルシリコン層3をseccoエッチ液でエッチング
し、結晶欠陥を評価したところ、殆んど欠陥が見られ
ず、結晶性は良好であった。
以上、本発明の実施例において絶縁膜として厚さ5000Å
のSiO2膜を用いたが、材質および膜厚はこれに限定され
るものでなく、基板Si層とエピタキシャルSi層を電気的
に分離できるものであればよい。
また、エピタキシャル成長ガス、圧力および基板温度を
それぞれSiH2Cl2−HCl−Hガス、50Torr,950℃とし
たが、成長条件はこれに限定されるものではなく選択的
にエピタキシャル成長させ得るような条件であれば良
い。
(発明の効果) 本発明の方法を用いることにより、従来の{100}基板
を用いた場合に比べて絶縁膜上を横方向に効率良くエピ
タキシャル成長させることができる。このようにして得
られた基板はソフトエラー低減やラッチアップ防止に極
めて有効で、本発明はLSI製造分野に多大の効果をもた
らす。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本発明の実施例における主な製造工程
と横方向エピタキシャル成長するSi層の形状の経緯を示
す斜視図である。 第2図(a)〜(c)は、従来法を用いてSiO2膜パターン上に
Si単結晶層を形成する経緯を概念的に示した模式的断面
図である。 第3図は従来法によりSiO2膜パターン上に平坦なSi層が
形成される経緯を示す断面模式図である。 図において、 1……{110}Si基板、2……<100>SiO2膜パターン、
3,23,33……エピタキシャルSi層、22,32……SiO
2膜、21,31……{100}Si基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン基板上に絶縁膜パターンを形成
    し、絶縁膜上には堆積することなく表出したシリコン面
    にのみ選択的にシリコンをエピタキシャル成長させて前
    記絶縁膜パターン上へ横方向成長させることで絶縁膜上
    にシリコン単結晶膜を形成するような半導体基板の製造
    方法において、用いるシリコン基板の面方位を{110}
    とし、絶縁膜パターンの方向を基板面に表われる<100
    >方向と平行とすることを特徴とする半導体基板の製造
    方法。
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JP5288707B2 (ja) * 2003-03-12 2013-09-11 エーエスエム アメリカ インコーポレイテッド シリコンゲルマニウムの、平坦化及び欠陥密度を減少させる方法
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