JPH06259641A - カード取扱装置 - Google Patents
カード取扱装置Info
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- JPH06259641A JPH06259641A JP4795593A JP4795593A JPH06259641A JP H06259641 A JPH06259641 A JP H06259641A JP 4795593 A JP4795593 A JP 4795593A JP 4795593 A JP4795593 A JP 4795593A JP H06259641 A JPH06259641 A JP H06259641A
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- 238000012545 processing Methods 0.000 abstract description 11
- 239000000284 extract Substances 0.000 abstract 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 4
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
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- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 利用者に対する操作の簡便化及び処理時間の
短縮化を図る。 【構成】 振込取引に際し、通常カード9と振込カード
22との二枚のカードをカード受取口11と磁気ヘッド
15,16の位置との間で搬送するので、利用者は、二
枚のカードを重ね合わせたままで挿入し、かつその重ね
合わせたままで抜き取ることができ、振込のように二枚
のカードが必要な取引であっても、一枚のカードでの取
引時とほぼ同様に操作することになり、利用者の操作を
大幅に簡便化できる。また二枚のカードを重ね合わせて
搬送するので、カード取扱装置としての処理時間を大幅
に短縮できる。
短縮化を図る。 【構成】 振込取引に際し、通常カード9と振込カード
22との二枚のカードをカード受取口11と磁気ヘッド
15,16の位置との間で搬送するので、利用者は、二
枚のカードを重ね合わせたままで挿入し、かつその重ね
合わせたままで抜き取ることができ、振込のように二枚
のカードが必要な取引であっても、一枚のカードでの取
引時とほぼ同様に操作することになり、利用者の操作を
大幅に簡便化できる。また二枚のカードを重ね合わせて
搬送するので、カード取扱装置としての処理時間を大幅
に短縮できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カード受取口に挿入さ
れたカードのデータを読み取るカード取扱装置に係り、
特に現金自動取引装置や現金自動支払装置に利用するの
に好適なものに関する。
れたカードのデータを読み取るカード取扱装置に係り、
特に現金自動取引装置や現金自動支払装置に利用するの
に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、現金自動取引装置などに使用され
るカード取扱装置にあっては、預け入れや支払の取引を
行うための通常カードを用いる他、例えば振込などのよ
うな特定の取引を行うための特定カードを用いるものが
ある。このような装置は、二種類のカードのデータを読
み取り必要があることから、内蔵されているカード取扱
装置をそれに対応すべく構成している。即ち、第一の従
来技術としてのカード取扱装置は、振込取引に際し、ま
ず最初に通常カードを用い、該通常カードがカード受取
口に挿入されると、そのカードから暗証番号,口座番号
などを読み取った後で必要な項目を入力し、その後、通
常カードをカード受取口まで搬送することによって返却
する。次に、特定カードとしての振込カードがカード受
取口に挿入されると、そのカードデータを読み取り、必
要な事項を入力した後、取引が行われ、取引終了する
と、通常のカードと同様にして返却されるように構成さ
れている。また、他の従来技術としてのカード取扱装置
としては、通常カードと特定カードとを一枚ずつ順次取
り込み、取引が終了すると、それら二枚のカードを重ね
合わせて返却する構成のものがある。
るカード取扱装置にあっては、預け入れや支払の取引を
行うための通常カードを用いる他、例えば振込などのよ
うな特定の取引を行うための特定カードを用いるものが
ある。このような装置は、二種類のカードのデータを読
み取り必要があることから、内蔵されているカード取扱
装置をそれに対応すべく構成している。即ち、第一の従
来技術としてのカード取扱装置は、振込取引に際し、ま
ず最初に通常カードを用い、該通常カードがカード受取
口に挿入されると、そのカードから暗証番号,口座番号
などを読み取った後で必要な項目を入力し、その後、通
常カードをカード受取口まで搬送することによって返却
する。次に、特定カードとしての振込カードがカード受
取口に挿入されると、そのカードデータを読み取り、必
要な事項を入力した後、取引が行われ、取引終了する
と、通常のカードと同様にして返却されるように構成さ
れている。また、他の従来技術としてのカード取扱装置
としては、通常カードと特定カードとを一枚ずつ順次取
り込み、取引が終了すると、それら二枚のカードを重ね
合わせて返却する構成のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第一の
従来技術は、振込を行う場合、最初に通常カードを用
い、該カードを返却した後に振込カードを用い、それに
基づいて振込取引を行い、その後振込カードを返却する
構成であるので、それだけ利用者の操作が複雑になるば
かりでなく、処理時間も長くなる問題がある。上記他の
従来技術は、通常カードと振込カードを一枚ずつ取り込
み、取引が終了すると、二枚を重ね併せて返却するの
で、第一の従来技術比較し、それだけ利用者の操作の煩
雑さ及び処理時間の短縮化を実現することができるもの
の、利用者が二枚のカードを一枚ずつ挿入しなければな
らないので、利用者に対する操作のより簡便化と云う点
について乏しい問題がある。
従来技術は、振込を行う場合、最初に通常カードを用
い、該カードを返却した後に振込カードを用い、それに
基づいて振込取引を行い、その後振込カードを返却する
構成であるので、それだけ利用者の操作が複雑になるば
かりでなく、処理時間も長くなる問題がある。上記他の
従来技術は、通常カードと振込カードを一枚ずつ取り込
み、取引が終了すると、二枚を重ね併せて返却するの
で、第一の従来技術比較し、それだけ利用者の操作の煩
雑さ及び処理時間の短縮化を実現することができるもの
の、利用者が二枚のカードを一枚ずつ挿入しなければな
らないので、利用者に対する操作のより簡便化と云う点
について乏しい問題がある。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、利用者に対する操作をいっそう簡便化することが
できると共に、カードに対する処理時間の短縮化を図る
ようにしたカード取扱装置を提供することにある。
鑑み、利用者に対する操作をいっそう簡便化することが
できると共に、カードに対する処理時間の短縮化を図る
ようにしたカード取扱装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカード取扱装置
においては、種類の異なるカードが重ね合わせた状態で
カード受取口に挿入されたとき、そのカードを重ね合わ
せたままでカード受取口とカードデータの読み取り部と
の間で搬送する手段を有している。
においては、種類の異なるカードが重ね合わせた状態で
カード受取口に挿入されたとき、そのカードを重ね合わ
せたままでカード受取口とカードデータの読み取り部と
の間で搬送する手段を有している。
【0006】
【作用】振込取引のような通常カードと特定カードとの
二種類のカードでの取引時、その二種類のカードが重ね
合わせた状態でカード受取口に挿入されると、上述の如
く、搬送手段により、通常カードと特定カードとの二枚
を重ね合わせたままでカード受取口とカードデータの読
み取り部との間で搬送するので、利用者は、通常カード
と特定カードとを重ね合わせたままで挿入し、かつその
重ね合わせたままで抜き取ることができる。従って、振
込のように通常カードと特定のカードとの二枚が必要な
取引であっても、一枚のカードで取引する場合とほぼ同
様に操作することになり、利用者の操作を大幅に簡素化
できる。しかも、カードが一枚ずつ返却されることがな
いので、カードの抜き取り忘れが起こるそおれもない。
また上述の如く、二枚のカードを重ね合わせて搬送する
ので、カードを一枚ずつ搬送する第一,第二の従来技術
に比較すると、カード取扱装置としての処理時間を大幅
に短縮することができる。
二種類のカードでの取引時、その二種類のカードが重ね
合わせた状態でカード受取口に挿入されると、上述の如
く、搬送手段により、通常カードと特定カードとの二枚
を重ね合わせたままでカード受取口とカードデータの読
み取り部との間で搬送するので、利用者は、通常カード
と特定カードとを重ね合わせたままで挿入し、かつその
重ね合わせたままで抜き取ることができる。従って、振
込のように通常カードと特定のカードとの二枚が必要な
取引であっても、一枚のカードで取引する場合とほぼ同
様に操作することになり、利用者の操作を大幅に簡素化
できる。しかも、カードが一枚ずつ返却されることがな
いので、カードの抜き取り忘れが起こるそおれもない。
また上述の如く、二枚のカードを重ね合わせて搬送する
ので、カードを一枚ずつ搬送する第一,第二の従来技術
に比較すると、カード取扱装置としての処理時間を大幅
に短縮することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4により
説明する。図1は本発明によるカード取扱装置を適用し
た現金自動取引装置を示すブロック図、図2は本発明に
よるカード取扱装置の第一の実施例を示す説明図であ
る。実施例のカード取扱装置を述べる前に、該カード取
扱装置を適用した現金自動取引装置について図1により
説明する。図1における現金自動取引装置1は、操作表
示部2と、カード取扱装置3と、伝票発行部4と、紙幣
受払部5とを有している。操作表示部2は、利用者が取
引を行うために操作するキーボード,その取引操作を案
内しかつ表示するため例えばCRTからなる表示器など
からなっている。カード取扱装置3は、カードがカード
受取口に挿入されると、そのカードを取り込んで該カー
ドデータを読み取り、またそのカードをカード受取口ま
で搬送するようにしている。伝票発行部4は、取引内容
や残高を印字した伝票を発行する。紙幣受払部5は、取
引内容に応じ紙幣を出し入れする。これら操作表示部
2,カード取扱装置3,伝票発行部4,紙幣受払部5と
は制御部6からの指令に基づき駆動されるようになって
いる。制御部6はメモリ7を有し、予め定められたプロ
グラムに従い上記各部2〜5を制御するように構成さ
れ、接続部8を介し図示しない中央システムとオンライ
ンで接続されている。
説明する。図1は本発明によるカード取扱装置を適用し
た現金自動取引装置を示すブロック図、図2は本発明に
よるカード取扱装置の第一の実施例を示す説明図であ
る。実施例のカード取扱装置を述べる前に、該カード取
扱装置を適用した現金自動取引装置について図1により
説明する。図1における現金自動取引装置1は、操作表
示部2と、カード取扱装置3と、伝票発行部4と、紙幣
受払部5とを有している。操作表示部2は、利用者が取
引を行うために操作するキーボード,その取引操作を案
内しかつ表示するため例えばCRTからなる表示器など
からなっている。カード取扱装置3は、カードがカード
受取口に挿入されると、そのカードを取り込んで該カー
ドデータを読み取り、またそのカードをカード受取口ま
で搬送するようにしている。伝票発行部4は、取引内容
や残高を印字した伝票を発行する。紙幣受払部5は、取
引内容に応じ紙幣を出し入れする。これら操作表示部
2,カード取扱装置3,伝票発行部4,紙幣受払部5と
は制御部6からの指令に基づき駆動されるようになって
いる。制御部6はメモリ7を有し、予め定められたプロ
グラムに従い上記各部2〜5を制御するように構成さ
れ、接続部8を介し図示しない中央システムとオンライ
ンで接続されている。
【0008】しかして、実施例のカード取扱装置は、二
枚のカードを重ねた状態でカード受取口とカード読み取
り部との間で搬送するように構成されている。具体的に
述べると、ここで取り扱うカードは、図2及び図3に示
すように、預け入れや支払等の取引を行う通常のカード
9と、振込取引を行う振込カード22との二種類からな
っており、通常のカード9は表面側の所定位置にカード
データが格納され、振込カード22は裏面側の所定位置
にカードデータが格納されている。図2に示すカード取
扱装置3の第一の実施例においては、カード受取口11
の内側に、カード9,22を搬送するローラが複数設け
られている。複数のローラのうち、ローラ19,20,
21はモータ30の出力軸に動力伝達機構31を介して
連結され、しかもそれらの上方位置に回転自在に軸支さ
れた従動側のローラ10,17,18を各々有してい
る。このカード取扱装置3は、取引に際し、利用者によ
り通常カード9と振込カード22とが所定の重ね合わせ
た状態でカード受取口11に挿入され、それらカード
9,22の先端部がカード受取口11側の一対のローラ
19,10間に位置すると、カード検知センサ14がそ
れを検知することによってモータ30を駆動し、該モー
タ30により動力伝達機構31を介しローラ19,2
0,21の各々が搬入方向に回転すると共に、その回転
に応動し従動側のローラ10,17,18も同方向に回
転することにより、カード9,22を互いに重ね合わせ
たままで磁気ヘッド15,16の位置まで搬送する。そ
して、磁気ヘッド15,16が必要なデータの読み取り
を終了すると、モータ30を逆駆動し、各ローラ19,
20,21が搬出方向に回転すると共に、従動側のロー
ラ10,17,18も同方向に回転することにより、カ
ード9,22を重ね合わせたままで一緒にカード受取口
11に返却する。即ち、各ローラ10,17〜21と、
これを動力伝達機構31を介し駆動するモータ30とか
らなるローラ式の搬送手段により、二枚のカード9,2
2をカード受取口11と磁気ヘッド15,16の位置と
の間で搬送するようにしている。そのため、ローラ19
と10との間,ローラ20と17との間,ローラ21と
18との間は、通常カード9を一枚だけで搬送し得る
他、通常カード9及び振込カード22の二枚を重ね合わ
せたままで搬送し得るよう適宜のクリアランスに選定さ
れ、しかもそれら各ローラの外周はカード一枚時の厚み
寸法と二枚重ねたときの厚み寸法との差を吸収できるよ
うにすると共にカードに傷等を付けるおそれがないよう
弾性体で構成されることが好ましい。また、本例では通
常カード9が上となりかつ振込カード22が下になる二
枚重ねの形態であるため、上方に位置する磁気ヘッド1
5が通常カード表面のカードデータを読み取り、下方に
位置する磁気ヘッド16が振込カード裏面のカードデー
タを読み取るようになっている。さらに、図2に示す第
一の実施例においては、通常カード9と振込カード22
との二枚を重ねた状態で受け入れるようにするため、ゲ
ート12が上昇するようにしている。該ゲート12は、
その駆動源としてのソレノイド13に取付けられ、かつ
カード受取口11近傍のカード検知センサ14とローラ
19,10との間に位置し、通常では一枚のカードだけ
をカード受取口11に挿入し得るようになっており、二
枚のカードが挿入される取引の場合、現金自動取引装置
1の制御部6を介しソレノイド13が駆動されて若干上
昇することにより、カード受取口11に対する二枚のカ
ードの挿入を可能にしている。即ち、ゲート12とソレ
ノイド13からなる調節手段が、挿入されるカードの枚
数に応じカード受取口11の高さを調節するようにして
いる。なお、二枚のカードを重ねて挿入する取引の場合
には、現金自動取引装置1において操作表示部2の表示
器等によりその旨を利用者に表示することとなる。
枚のカードを重ねた状態でカード受取口とカード読み取
り部との間で搬送するように構成されている。具体的に
述べると、ここで取り扱うカードは、図2及び図3に示
すように、預け入れや支払等の取引を行う通常のカード
9と、振込取引を行う振込カード22との二種類からな
っており、通常のカード9は表面側の所定位置にカード
データが格納され、振込カード22は裏面側の所定位置
にカードデータが格納されている。図2に示すカード取
扱装置3の第一の実施例においては、カード受取口11
の内側に、カード9,22を搬送するローラが複数設け
られている。複数のローラのうち、ローラ19,20,
21はモータ30の出力軸に動力伝達機構31を介して
連結され、しかもそれらの上方位置に回転自在に軸支さ
れた従動側のローラ10,17,18を各々有してい
る。このカード取扱装置3は、取引に際し、利用者によ
り通常カード9と振込カード22とが所定の重ね合わせ
た状態でカード受取口11に挿入され、それらカード
9,22の先端部がカード受取口11側の一対のローラ
19,10間に位置すると、カード検知センサ14がそ
れを検知することによってモータ30を駆動し、該モー
タ30により動力伝達機構31を介しローラ19,2
0,21の各々が搬入方向に回転すると共に、その回転
に応動し従動側のローラ10,17,18も同方向に回
転することにより、カード9,22を互いに重ね合わせ
たままで磁気ヘッド15,16の位置まで搬送する。そ
して、磁気ヘッド15,16が必要なデータの読み取り
を終了すると、モータ30を逆駆動し、各ローラ19,
20,21が搬出方向に回転すると共に、従動側のロー
ラ10,17,18も同方向に回転することにより、カ
ード9,22を重ね合わせたままで一緒にカード受取口
11に返却する。即ち、各ローラ10,17〜21と、
これを動力伝達機構31を介し駆動するモータ30とか
らなるローラ式の搬送手段により、二枚のカード9,2
2をカード受取口11と磁気ヘッド15,16の位置と
の間で搬送するようにしている。そのため、ローラ19
と10との間,ローラ20と17との間,ローラ21と
18との間は、通常カード9を一枚だけで搬送し得る
他、通常カード9及び振込カード22の二枚を重ね合わ
せたままで搬送し得るよう適宜のクリアランスに選定さ
れ、しかもそれら各ローラの外周はカード一枚時の厚み
寸法と二枚重ねたときの厚み寸法との差を吸収できるよ
うにすると共にカードに傷等を付けるおそれがないよう
弾性体で構成されることが好ましい。また、本例では通
常カード9が上となりかつ振込カード22が下になる二
枚重ねの形態であるため、上方に位置する磁気ヘッド1
5が通常カード表面のカードデータを読み取り、下方に
位置する磁気ヘッド16が振込カード裏面のカードデー
タを読み取るようになっている。さらに、図2に示す第
一の実施例においては、通常カード9と振込カード22
との二枚を重ねた状態で受け入れるようにするため、ゲ
ート12が上昇するようにしている。該ゲート12は、
その駆動源としてのソレノイド13に取付けられ、かつ
カード受取口11近傍のカード検知センサ14とローラ
19,10との間に位置し、通常では一枚のカードだけ
をカード受取口11に挿入し得るようになっており、二
枚のカードが挿入される取引の場合、現金自動取引装置
1の制御部6を介しソレノイド13が駆動されて若干上
昇することにより、カード受取口11に対する二枚のカ
ードの挿入を可能にしている。即ち、ゲート12とソレ
ノイド13からなる調節手段が、挿入されるカードの枚
数に応じカード受取口11の高さを調節するようにして
いる。なお、二枚のカードを重ねて挿入する取引の場合
には、現金自動取引装置1において操作表示部2の表示
器等によりその旨を利用者に表示することとなる。
【0009】従って、このカード取扱装置3は、図4に
示すように、利用者によって振込取引が選択されると
(41)、ソレノイド13の駆動によって通常カード9
と振込カード22との二枚に対応すべくゲート12が開
く(42)。そして、利用者が通常カード9と振込カー
ド22との二枚を図2に示す如く重ね合わせ、該重ね合
わせたカードがカード受取口11からローラ19,10
間に挿入されると(43)、カード検知センサ14の検
知によってモータ30を駆動し、各ローラ19,20,
21が搬入方向に回転することによって二枚のカード
9,22を取り込む(44)。その後、磁気ヘッド1
5,16が夫々のカード9,22のデータを重ね合わせ
た状態で読み取り、そのデータが制御部6を介し中央シ
ステムと交信されることによって照合される(47)。
該照合結果、データがOKでない場合には、モータ30
を駆動し、各ローラ19,20,21が搬出方向に回転
することにより二枚のカード9,22を重ねたままで移
動し、カード受取口11から返却するが、データがOK
の場合には、振込取引に必要な取引内容が利用者によっ
て連続的に入力されると(48)、その取引内容が可能
であるか否か判定される(49)。そして、取引可能で
あれば、取引終了後、上述の57の処理を行い(5
0)、また取引が不可能であれば、操作表示部2の表示
器に再入力させる旨が表示され(51)、48以降の処
理が繰り返される。
示すように、利用者によって振込取引が選択されると
(41)、ソレノイド13の駆動によって通常カード9
と振込カード22との二枚に対応すべくゲート12が開
く(42)。そして、利用者が通常カード9と振込カー
ド22との二枚を図2に示す如く重ね合わせ、該重ね合
わせたカードがカード受取口11からローラ19,10
間に挿入されると(43)、カード検知センサ14の検
知によってモータ30を駆動し、各ローラ19,20,
21が搬入方向に回転することによって二枚のカード
9,22を取り込む(44)。その後、磁気ヘッド1
5,16が夫々のカード9,22のデータを重ね合わせ
た状態で読み取り、そのデータが制御部6を介し中央シ
ステムと交信されることによって照合される(47)。
該照合結果、データがOKでない場合には、モータ30
を駆動し、各ローラ19,20,21が搬出方向に回転
することにより二枚のカード9,22を重ねたままで移
動し、カード受取口11から返却するが、データがOK
の場合には、振込取引に必要な取引内容が利用者によっ
て連続的に入力されると(48)、その取引内容が可能
であるか否か判定される(49)。そして、取引可能で
あれば、取引終了後、上述の57の処理を行い(5
0)、また取引が不可能であれば、操作表示部2の表示
器に再入力させる旨が表示され(51)、48以降の処
理が繰り返される。
【0010】この実施例によれば、振込取引時、通常カ
ード9と振込カード22との二枚を重ね合わせたままで
カード受取口11と磁気ヘッド15,16の位置との間
で搬送するので、利用者は、通常カード9と振込カード
22とを重ね合わせたままで挿入し、かつその重ね合わ
せたままで抜き取ることができる。従って、振込のよう
に通常カードと特定のカードとの二枚が必要な取引であ
っても、一枚のカードで取引する場合とほぼ同様に操作
することになり、利用者の操作を大幅に簡素化できる。
しかも、カードが一枚ずつ返却されることがないので、
後で使用した振込カードが返却される第一の従来技術に
比較すると、カードの抜き取り忘れが起こるそおれもな
い。また上述の如く、二枚のカード9,22を重ね合わ
せて搬送するので、カードを一枚ずつ搬送する第一,第
二の従来技術に比較すると、カード取扱装置としての処
理時間を大幅に短縮することができる。しかも磁気ヘッ
ド15,16がその重ね合わせた状態でカードデータを
読み取るばかりでなく、その読み取りを同時に行うと、
よりいっそうの時間短縮を図ることもできる。なお図4
において、45及び46は、後述する他の実施例のカー
ド取扱装置の処理内容である。
ード9と振込カード22との二枚を重ね合わせたままで
カード受取口11と磁気ヘッド15,16の位置との間
で搬送するので、利用者は、通常カード9と振込カード
22とを重ね合わせたままで挿入し、かつその重ね合わ
せたままで抜き取ることができる。従って、振込のよう
に通常カードと特定のカードとの二枚が必要な取引であ
っても、一枚のカードで取引する場合とほぼ同様に操作
することになり、利用者の操作を大幅に簡素化できる。
しかも、カードが一枚ずつ返却されることがないので、
後で使用した振込カードが返却される第一の従来技術に
比較すると、カードの抜き取り忘れが起こるそおれもな
い。また上述の如く、二枚のカード9,22を重ね合わ
せて搬送するので、カードを一枚ずつ搬送する第一,第
二の従来技術に比較すると、カード取扱装置としての処
理時間を大幅に短縮することができる。しかも磁気ヘッ
ド15,16がその重ね合わせた状態でカードデータを
読み取るばかりでなく、その読み取りを同時に行うと、
よりいっそうの時間短縮を図ることもできる。なお図4
において、45及び46は、後述する他の実施例のカー
ド取扱装置の処理内容である。
【0011】図3はカード取扱装置3の他の実施例を示
す。この実施例においては、カードを載置し得るトレー
23と、カード受取口1から挿入されたカードをトレー
23に取り込み、かつ取り込んだカードをトレー23か
ら排出する挿脱機構(符示せず)と、該トレー23を移
動させるベルト移動機構とで搬送手段が構成されてい
る。即ち、トレー23は、一枚のカードは勿論の他、二
枚のカードを載置し得るよう、カード受取口11側の一
端を開口したコ字形形状をなしている。前記挿脱機構
は、トレー23の一端部の上下位置に夫々軸支された一
対のローラ25,26と、そのローラのうち、下方のロ
ーラ26を駆動するモータ27とを有し、通常カード9
と振込カード22との二枚のカードがカード受取口11
からローラ26,25間に挿入されると、そのカードが
カード検知センサ14で検知されることによってモータ
27を駆動し、ローラ26が取り込み方向に回転するこ
とにより、カードをトレー23内に取り込む(図4の処
理45を参照)。前記移動機構は、トレー23を固定し
たベルト29と、該ベルト29を支持する支持ローラ3
2,33と、一方の支持ローラ32を駆動するモータ2
8とを有し、挿脱機構によってトレー23内にカードが
取り込まれたとき、それをカード検知センサ24が検知
することによってモータ28を駆動し、ベルト29が搬
入方向に回転することにより、トレー23を磁気ヘッド
15,16側に移動し、これによって磁気ヘッド15,
16が対応するカードデータを読み取る(図4の処理4
6を参照)。そのため、トレー23は二枚のカード9,
22を載置したままで磁気ヘッド15,16側に移動し
たとき、該双方の磁気ヘッドがそれらのデータを確実に
読み取れるようにするため、二枚のカードのデータ部と
対応する部分が解放された形状をなしている。また前記
移動機構は、返却に際し、モータ28を逆転駆動し、ベ
ルト29が搬出方向に回転することによって図示の如き
元の位置に戻り、その後、モータ27を逆駆動し、ロー
ラ26を返却方向に回転させることにより、重ね合わせ
たままのカード9,22をカード受取口11に返却す
る。従って、移動機構がトレー23をカード受取口11
と磁気ヘッド15,16の位置との間で搬送し、また挿
脱機構がカード受取口1から挿入されたカードをトレー
23に取り込み、かつ取り込んだカードをトレー23か
ら排出する。なお、ゲート12及びソレノイド13から
なる調整手段は、第一の実施例と同様であるので、ここ
ではその説明を省略する。この実施例によれば、重ね合
わせたままの二枚のカード9,22を搬送し、しかもそ
れらのカードを載置した状態で搬送するので確実に搬送
するので、基本的には前述した第一の実施例と同様の効
果を得ることができる。
す。この実施例においては、カードを載置し得るトレー
23と、カード受取口1から挿入されたカードをトレー
23に取り込み、かつ取り込んだカードをトレー23か
ら排出する挿脱機構(符示せず)と、該トレー23を移
動させるベルト移動機構とで搬送手段が構成されてい
る。即ち、トレー23は、一枚のカードは勿論の他、二
枚のカードを載置し得るよう、カード受取口11側の一
端を開口したコ字形形状をなしている。前記挿脱機構
は、トレー23の一端部の上下位置に夫々軸支された一
対のローラ25,26と、そのローラのうち、下方のロ
ーラ26を駆動するモータ27とを有し、通常カード9
と振込カード22との二枚のカードがカード受取口11
からローラ26,25間に挿入されると、そのカードが
カード検知センサ14で検知されることによってモータ
27を駆動し、ローラ26が取り込み方向に回転するこ
とにより、カードをトレー23内に取り込む(図4の処
理45を参照)。前記移動機構は、トレー23を固定し
たベルト29と、該ベルト29を支持する支持ローラ3
2,33と、一方の支持ローラ32を駆動するモータ2
8とを有し、挿脱機構によってトレー23内にカードが
取り込まれたとき、それをカード検知センサ24が検知
することによってモータ28を駆動し、ベルト29が搬
入方向に回転することにより、トレー23を磁気ヘッド
15,16側に移動し、これによって磁気ヘッド15,
16が対応するカードデータを読み取る(図4の処理4
6を参照)。そのため、トレー23は二枚のカード9,
22を載置したままで磁気ヘッド15,16側に移動し
たとき、該双方の磁気ヘッドがそれらのデータを確実に
読み取れるようにするため、二枚のカードのデータ部と
対応する部分が解放された形状をなしている。また前記
移動機構は、返却に際し、モータ28を逆転駆動し、ベ
ルト29が搬出方向に回転することによって図示の如き
元の位置に戻り、その後、モータ27を逆駆動し、ロー
ラ26を返却方向に回転させることにより、重ね合わせ
たままのカード9,22をカード受取口11に返却す
る。従って、移動機構がトレー23をカード受取口11
と磁気ヘッド15,16の位置との間で搬送し、また挿
脱機構がカード受取口1から挿入されたカードをトレー
23に取り込み、かつ取り込んだカードをトレー23か
ら排出する。なお、ゲート12及びソレノイド13から
なる調整手段は、第一の実施例と同様であるので、ここ
ではその説明を省略する。この実施例によれば、重ね合
わせたままの二枚のカード9,22を搬送し、しかもそ
れらのカードを載置した状態で搬送するので確実に搬送
するので、基本的には前述した第一の実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0012】なお何れの実施例とも、特定カードとして
振込カード22を用いた例を示したが、振込カードに限
らず、通常カード9と共に使用される他の種類の特定カ
ードについても同様に適用できるのは勿論である。
振込カード22を用いた例を示したが、振込カードに限
らず、通常カード9と共に使用される他の種類の特定カ
ードについても同様に適用できるのは勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、振
込取引のような通常カードと特定カードとの二種類のカ
ードでの取引時、通常カードと特定カードとの二枚を重
ね合わせたままでカード受取口とカードデータの読み取
り部との間で搬送し、利用者が、通常カードと特定カー
ドとを重ね合わせたままで挿入し、かつその重ね合わせ
たままで抜き取ることができるように構成したので、二
枚のカードが必要な取引であっても、一枚のカードで取
引する場合とほぼ同様に操作することになり、利用者の
操作を大幅に簡素化でき、しかもカードの抜き取り忘れ
が起こるそおれもなく、またカード取扱装置としての処
理時間を大幅に短縮することができる結果、利用者に対
するサービスを著しく改善し得る効果がある。
込取引のような通常カードと特定カードとの二種類のカ
ードでの取引時、通常カードと特定カードとの二枚を重
ね合わせたままでカード受取口とカードデータの読み取
り部との間で搬送し、利用者が、通常カードと特定カー
ドとを重ね合わせたままで挿入し、かつその重ね合わせ
たままで抜き取ることができるように構成したので、二
枚のカードが必要な取引であっても、一枚のカードで取
引する場合とほぼ同様に操作することになり、利用者の
操作を大幅に簡素化でき、しかもカードの抜き取り忘れ
が起こるそおれもなく、またカード取扱装置としての処
理時間を大幅に短縮することができる結果、利用者に対
するサービスを著しく改善し得る効果がある。
【図1】本発明によるカード取扱装置を適用した現金自
動取引装置を示すブロック図。
動取引装置を示すブロック図。
【図2】本発明によるカード取扱装置の第一の実施例を
示す説明図。
示す説明図。
【図3】本発明によるカード取扱装置の他の実施例を示
す説明図。
す説明図。
【図4】現金自動取引装置におけるカード取扱装置の動
作を示すフローチャート。
作を示すフローチャート。
3…カード取扱装置、9…通常カード、22…振込カー
ド、11…カード受取口、12,13…調整手段、1
5,16…磁気ヘッド、25〜27…挿脱機構、28,
29,32,33…ベルト移動機構、10,17,1
8,19,20,21,30,31…ローラ式の搬送手
段。
ド、11…カード受取口、12,13…調整手段、1
5,16…磁気ヘッド、25〜27…挿脱機構、28,
29,32,33…ベルト移動機構、10,17,1
8,19,20,21,30,31…ローラ式の搬送手
段。
Claims (1)
- 【請求項1】 カード受取口に挿入されるカードデータ
を読み取るカード取扱装置において、種類の異なるカー
ドが重ね合わせた状態でカード受取口に挿入されたと
き、そのカードを重ね合わせたままでカード受取口とカ
ードデータの読み取り部との間で搬送する手段を有する
ことを特徴とするカード取扱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4795593A JPH06259641A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | カード取扱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4795593A JPH06259641A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | カード取扱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06259641A true JPH06259641A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12789781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4795593A Pending JPH06259641A (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | カード取扱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06259641A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104103094A (zh) * | 2014-06-13 | 2014-10-15 | 上海怡力工程设备有限公司 | 一种可赋异值的多种票卡输出器 |
-
1993
- 1993-03-09 JP JP4795593A patent/JPH06259641A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104103094A (zh) * | 2014-06-13 | 2014-10-15 | 上海怡力工程设备有限公司 | 一种可赋异值的多种票卡输出器 |
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