JPH06255824A - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置

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JPH06255824A
JPH06255824A JP5040050A JP4005093A JPH06255824A JP H06255824 A JPH06255824 A JP H06255824A JP 5040050 A JP5040050 A JP 5040050A JP 4005093 A JP4005093 A JP 4005093A JP H06255824 A JPH06255824 A JP H06255824A
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JP
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transport
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roller
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Application number
JP5040050A
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English (en)
Inventor
Izumi Hamanaka
泉 浜中
Mitsuru Nagoshi
満 名越
Masaaki Sekiguchi
政明 関口
Toshitaka Matsumoto
敏高 松本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP5040050A priority Critical patent/JPH06255824A/ja
Publication of JPH06255824A publication Critical patent/JPH06255824A/ja
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動源から動力伝達手段を介して搬送駆動ロ
ーラを駆動する構成において、搬送電磁クラッチをオフ
にして停止させようとする直後に、搬送ベルトが連れ回
りして移動することを防止して原稿を正規の停止位置に
定位させて、原稿画像読み取り位置精度を向上させる。 【構成】 自動原稿送り装置の搬送部は、駆動源Mに接
続した搬送駆動ローラ31と、搬送駆動ローラ31に並列配
置された搬送従動ローラ32と、搬送駆動ローラ31を搬送
従動ローラ32に巻回された搬送ベルト33とから構成さ
れ、搬送駆動ローラ31の搬送駆動軸67は、駆動源Mから
電磁クラッチ手段MC3、ベルトプーリB5,P8等か
ら成る駆動伝達手段により駆動力が伝達される構成をな
し、前記電磁クラッチ手段MC3に、電磁クラッチ手段
MC3のオフ時に駆動源Mの回転によっても搬送ベルト
33が移動することのない搬送ベルト連れ回り防止用の軸
受手段69を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機等の
記録装置や、画像読取装置等に付設される自動原稿送り
装置の改良に関し、特に原稿載置部上に積載した片面ま
たは両面記録原稿を一枚ずつ分離して画像読取部に給紙
し、画像読み取り後の原稿を排紙トレイに排出する片面
原稿搬送(ADF)モードや、画像読み取り後の原稿を
反転させて再び画像読取部に搬送する両面原稿反転搬送
(R−ADF)モード等を有する自動原稿送り装置に関
するものである。
【0002】
【発明の背景】電子写真複写機や記録画像読取装置等の
記録装置に対して、画像記録された原稿を能率的にか
つ、無人状態でも給送できる装置としては、自動化され
た原稿送り装置(ADF)が既に提供されている。
【0003】また、表裏面に記録画像を有する原稿(両
面原稿)の各画像を記録紙の一面または両面に複写でき
る複写機や該画像を読取り記録できる画像読取装置とし
て、前記ADFに原稿の表裏反転の機能を備えた自動原
稿送り装置(R−ADF装置)が実用化されている。
【0004】このような自動原稿送り装置による原稿台
ガラス(プラテンガラス)上での原稿搬送は、搬送駆動
ローラと搬送従動ローラ間に巻回されて正逆回動可能な
搬送ベルトにより行なわれている。
【0005】上記自動原稿送り装置の搬送ベルトの回動
によって原稿を搬送し、プラテンガラス上の所定の画像
読取位置に到達させ、搬送ベルトの停止により原稿を所
定位置に定位させる。特に、原稿先端または後端を突き
当てて停止させる原稿ストッパを有しない自動原稿送り
装置においては、原稿を所定位置に定位させるとき、原
稿停止位置が変動して、原稿画像読取時の位置が不揃い
になり易い。
【0006】また、上記搬送ベルトは、急激な外力が従
動ローラや保持部材等に加わったときでも、搬送ベルト
が一定の張設力により安定して保持されて回動可能とし
なければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】駆動源(モータ)から
ベルトプーリ等の駆動伝達手段を経て搬送駆動ローラを
駆動するための搬送部の中間駆動軸には、電磁クラッチ
が装着されていて、モータからの駆動力を断続させてい
る。
【0008】原稿を所定位置に定位させるため、搬送駆
動ローラおよび搬送ベルトの回動を停止させるときに
は、原稿端通過検知センサの信号出力後、所定時間経過
または所定パルス計数後、上記搬送部の中間駆動軸内の
電磁クラッチをオフ、電磁ブレーキをオンして、搬送ベ
ルトを急停止させる。
【0009】しかし、搬送駆動ローラにタイミングベル
ト等により接続された中間駆動軸が、該タイミングベル
トの張力により側圧を受けて、電磁クラッチの微小回転
力を駆動ローラ軸に伝達してしまう。これによって電磁
クラッチのオフは時に搬送ベルトのテンション連れ回り
を発生して原稿が移動し、正確な停止位置が確保されな
いという問題がある。
【0010】また、上記搬送ベルトは、急激な外力が従
動ローラやその保持部材等に加わったとき、従動ローラ
を付勢しているばねに抗して容易にガイドレールに沿っ
て変動し、駆動ローラも変動して、搬送ベルトが異常回
動して原稿の停止位置精度が低下する原因となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な従来の自動原稿送り装置における諸問題点を解決し、
原稿停止位置精度の向上と、搬送ベルトの正常回動を達
成する自動原稿送り装置を提供することを目的とするも
のである。
【0012】上記目的を達成するこの発明の自動原稿送
り装置は、原稿載置部上に積載された複数枚の原稿のう
ち一枚の原稿を分離して給送し画像読取部に給送する給
送部と、前記画像読取部に給送された原稿を搬送させ所
定の画像読取位置に停止させたのち画像読取後の原稿を
搬出する搬送部と、該画像読取部から搬出された原稿を
前記搬送部に反転搬送する反転部と、機外の排紙トレイ
部に排出する排出部とを有する自動原稿送り装置におい
て、前記搬送部は、駆動源に接続した搬送駆動ローラ
と、該搬送駆動ローラに並列配置された搬送従動ローラ
と、前記搬送駆動ローラと搬送従動ローラに巻回された
搬送ベルトとから構成され、前記搬送駆動ローラの回転
軸は、駆動源から電磁クラッチ手段、ベルトプーリ等か
ら成る駆動伝達手段により駆動力が伝達される構成をな
し、前記電磁クラッチ手段に、該電磁クラッチ手段のオ
フ時に駆動源の回転によっても搬送ベルトが移動するこ
とのない搬送ベルト連れ回り防止手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0013】また、この発明の自動原稿送り装置は、前
記搬送部は、駆動源に接続した搬送駆動ローラと、該搬
送駆動ローラに並列配置された搬送従動ローラと、前記
搬送駆動ローラと搬送従動ローラに巻回された搬送ベル
トとから構成され、前記搬送駆動ローラは、駆動源に接
続して駆動回転可能な回転軸と、該回転軸方向に二分割
された半円筒形状をなし、該回転軸に係止させて円筒状
の一体形成をなすローラ本体とから成ることを特徴とす
るものである。
【0014】さらに、この発明の自動原稿送り装置は、
前記搬送部は、駆動源に接続した搬送駆動ローラと、該
搬送駆動ローラに並列配置された搬送従動ローラと、前
記搬送駆動ローラと搬送従動ローラに巻回された搬送ベ
ルトとから構成され、前記搬送従動ローラの回転軸の両
軸端部をそれぞれ支持する可動保持部材と、該可動保持
部材を摺動面に沿って直線移動可能に支持する固定保持
部材と、前記可動保持部材を固定保持部材に付勢するば
ね部材とから構成し、該ばね部材は、前記可動保持部材
と固定保持部材との摺動面が圧接して制動摺動するよう
に張設されていることを特徴とするものである。
【0015】
【実施例】以下、この発明の自動原稿送り装置の実施例
を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明による
自動原稿送り装置の全体構成図、図2は複写機に搭載し
た自動原稿送り装置の外観斜視図、図3は自動原稿送り
装置の駆動系(動力伝達系)を示す構成図である。な
お、これら図示の装置は原稿自動反転機能付の自動原稿
送り装置(R−ADF)である。これらの図によって自
動原稿送り装置の構造と動作について説明する。
【0016】この発明の自動原稿送り装置(R−AD
F)は、図1,図2に示すように複写機本体1の上に設
置されており、複数枚の原稿を積載する原稿載置部10,
該原稿載置部10の原稿トレイ11上に載置した原稿束から
1枚の原稿を画像読取部である原稿台ガラス(プラテン
ガラス)2上に送り出す給送部20と、該給送部20から給
送された原稿を原稿台上の原稿台ガラス2の所定位置
(画像露光走査位置)へと搬送する搬送部30と、画像露
光終了後に該搬送部30から送り出された原稿を排出口か
ら機外に排出する手段および原稿の表裏を反転して再び
該原稿を再びプラテンガラス2上に返送する手段を有す
る排出部40、および排紙トレイ部50とから構成されてい
る。
【0017】まず、図1の全体構成図によって本発明の
自動原稿送り装置の構造と動作ついて説明する。
【0018】複写機本体1の側方に張り出して設置され
ている原稿トレイ11には、原稿Dがセットされている。
この原稿Dの先端は、可動ガイド板21の上方を通過して
ストッパ部材22に当接して停止する。この原稿セット状
態では、原稿先端が揺動自在なアクチュエータ27を跳ね
上げて、原稿セット検知センサS1からオン信号を発信
し、ADFモードが設定される。
【0019】複写機本体側のコピーボタン3(図2参
照)を押すことにより、給紙ソレノイドSD1が作動
し、可動ガイド板21が跳ね上がり、原稿Dをさばきベル
ト23に圧接する。次いでモータMの駆動により、さばき
ベルト23は駆動源に接続する駆動ローラ24により回転を
はじめて、リバースローラ25との協働により最上部の一
枚の原稿Dだけが送り出される。原稿Dの先端が、矢印
方向に回転する中間搬送ローラ26のニップ位置出口に達
したとき、原稿サイズ検知センサS3の検知信号によっ
て、電磁クラッチ(給紙クラッチ)MC1がオフとな
り、さばきベルト23の駆動力伝達が断たれ以降フリー回
転となり、先行の一枚の原稿Dのみが中間搬送ローラ26
によって搬送される。
【0020】上記中間搬送ローラ26によって搬送された
原稿Dは、手動で原稿Dの後端位置決めをする際に使用
するストッパ板4の上方を通過して、複写装置本体1の
上面に設置した原稿台ガラス2上を、搬送部30の搬送ベ
ルト33の摩擦力によって搬送される。
【0021】上記搬送ベルト33は、ハウジングの両側壁
部に固定した軸受板に回転自在の搬送駆動ローラ31と搬
送従動ローラ32との間に張設され、モータMにより正逆
回転可能となっている。搬送ベルト33の下側走行面は押
圧ローラ34A,34B,34Cによって原稿台ガラス2面に
押しつける。35は搬送ベルト33に圧接して従動回転して
ベルト張力を一定に保持するテンションローラである。
【0022】いま、原稿Dの後端が原稿サイズ検知セン
サS3を通過することにより原稿Dのサイズが自動検知
されると、中間搬送ローラ26の駆動軸上のエンコーダに
よるパルスカウントによって制御されて、原稿Dを所定
の画像読取位置に停止させる。このあと、複写機本体1
内の光学スキャンにより複写が行われる。画像読取走査
後に、搬送ベルト33が正転駆動して原稿Dを排出部40に
送り込む。
【0023】排出部40に搬入された原稿Dは、ガイド板
44を通って、排紙反転ローラ41、ピンチローラ42、43に
ニップされて、搬送され、切り換え板45、可動押圧部材
46、排紙ローラ47を通って機外の排紙トレイ部50に排出
される。
【0024】また、ピンチローラの近傍にある原稿排出
検知センサS4により、搬送された原稿Dの後端を検知
し、この後端を挟持するに必要な時間後、排紙ソレノイ
ドSD2を作動して、可動押圧部材46を変位させ、原稿
Dの後端付近を低速回転する排紙ローラ47と可動押圧部
材46により挟持し、それまで高速で排出中の原稿Dを減
速して排紙トレイ部50の排紙スタック面51上に排出され
る。
【0025】次に、図3について駆動系から説明する。
図3は駆動系を搬送ベルトの原稿押圧面側から見た構成
図である。
【0026】自動原稿送り装置のほぼ中央には、駆動源
のモータMがあり、その図示左方に給送部20、中央に搬
送部30、右方に排出部40の駆動系が配置されている。モ
ータMを駆動源として歯車G0,中間軸61の歯車G1を
経て、該中間軸61上のプーリP1,P2を回転させる。
プーリP1を巻回するベルトB1はプーリP3を有する
中間搬送ローラ軸62に駆動力を伝達する。一方、中間軸
61上のプーリP2を巻回するベルトB2は反転ローラ軸
63に駆動力を伝達する。
【0027】前記中間搬送ローラ軸62には、駆動力をオ
ン・オフさせる電磁クラッチ(レジストクラッチ)MC
2、中間搬送プーリP3、エンコーダ64Aが設けてあ
る。該中間搬送ローラ軸62の軸上のプーリP4は、ベル
トB3を介してクラッチプーリ部P6を有する搬送クラ
ッチ軸65に駆動力を伝達する。また、前記プーリP3,
P4と同軸上のプーリP5はベルトB4を介してプーリ
P7を有する給紙駆動軸66に駆動力を伝達する。該給紙
駆動軸66には電磁クラッチ(給紙クラッチ)MC1が設
けられてあり、駆動伝達をオン・オフさせる。
【0028】搬送クラッチ軸65には、搬送クラッチ軸65
の回転をオン・オフさせる電磁クラッチ(搬送クラッ
チ)MC3、電磁ブレーキMB、エンコーダ64B、プー
リP8が設けてあり、該プーリP8はベルトB5を介し
てプーリP9を有する搬送駆動軸67に駆動力を伝達す
る。該搬送駆動軸67には、搬送駆動ローラ31が一体に形
成されている。該搬送駆動ローラ31と搬送従動ローラ32
の間には搬送ベルト33が巻回されて回動可能になってい
る。なお、68A,68Bは装置本体に固設されたフレーム
である。また、上記各ベルトは歯付ベルト(タイミング
ベルト)、各プーリは歯付プーリ(タイミングプーリ)
を使用した。
【0029】図4は搬送クラッチ軸65の拡大平面図であ
る。電磁クラッチ(搬送クラッチ)MC3は、クラッチ
プーリ部P6の内部に2個のボールベアリング69を組み
合わせて使用することにより、搬送クラッチ軸65は、フ
レーム68A,68Bの各軸受と、ボールベアリング69によ
り支持される。このように電磁クラッチMC3のクラッ
チプーリ部P6の内部に転がり摩擦による揺動抵抗の少
ないボールベアリングを設けることにより、プーリ部P
6がベルトB3の張力により側圧を受けても、電磁クラ
ッチMC3オフ、電磁ブレーキMBオンによって搬送ク
ラッチ軸65が急速停止後に、電磁ブレーキ過熱防止のた
め電磁ブレーキMBのオフ時に回転中のメインモータM
の影響により搬送クラッチ軸65の連れ回りによる搬送ベ
ルト33の移動が防止され、原稿停止位置ずれは解消され
るから、原稿の読み取り精度が向上する。
【0030】図5は前記搬送駆動ローラ31の断面図であ
り、図5(A)は軸方向断面図、図5(B)および図5
(C)は、それぞれA−A,B−B部の軸直角断面図で
ある。搬送駆動ローラ31は、機枠側板36A,36Bに固定
された軸受に回転自在に支持された前記搬送駆動軸67
と、該駆動軸67に固定された2個の半円筒状のローラ本
体311,312と、該ローラ本体311,312を前記駆動軸67に
固定する複数本(図示4箇所)の小ねじ部品313と、ロ
ーラ本体311,312の外周の一部を被覆する複数(図示3
箇所)の弾性円筒部材(弾性リング)314から構成され
ている。
【0031】上記2個のローラ本体311,312は同一形状
をした半円筒形状をなす樹脂成形部材であるから、以下
一方のローラ本体311についてその構造を説明する。ロ
ーラ本体311の内側には、小ねじ部品313に螺合する雌ね
じ部を形成した複数のボス部311aと、小ねじ部品313の
頭部を保持する複数のボス部311bとが軸方向に交互に
等間隔配置されている。そしてこれらボス部311a,311
bの軸方向中間部には複数の補強用リブ部311cが一体
に衝立していて、その各先端部は、前記搬送駆動軸67の
外周に当接している。
【0032】上記ローラ本体311,312は、同一形状の部
品を2個1セットにして、左右勝手違いに組み合わせ、
突き合わせ面311dで合致させて円筒形状をなすもの
で、雌ねじ部のボス部311aと、小ねじ部品313のボス部
311bと、該小ねじ部品313を貫通する搬送駆動軸67の貫
通穴67aとから成る複数の組は、等間隔配置されてい
る。
【0033】また、上記ローラ本体311,312の外周面に
は複数本の溝部311eが形成されている。そして前記ボ
ス部311a,311bの中間で、上記溝部311e,311eの間
には複数の弾性円筒部材(弾性リング)314が締まり嵌
めされている。該弾性円筒部材314は、合成ゴム(例え
ばエチレンプロピレンゴム)の厚さ1〜2mmゴムの硬度
約60°の継目なしリングで形成されている。該弾性円筒
部材314の外周は前記搬送ベルト33の内周に接触してこ
れを回動させる。なお、上記搬送ベルト33は織物の芯体
に樹脂被覆加工したエンドレスベルトである。
【0034】図6は搬送従動ローラ支持手段の断面図で
ある。搬送ベルト33を巻回する搬送従動ローラ32の回転
軸321の両軸端部は、可動保持部材37に回転可能に支持
されている。該可動保持部材37と自動原稿送り装置本体
100に固定された固定保持部材38とは、摺動面371で摺接
し、プラテンガラス2の平面と平行方向に移動可能であ
る。なお372は可動保持部材37の両端上部に設けた折曲
部であり、固定保持部材38との係合脱落を防止する。ま
た、可動保持部材37の下部にはストッパ部材373が固定
されていて、ストッパ部材の下面はプラテンガラス2の
上面に突き当たり、搬送ベルト33の位置決めをする。
【0035】可動保持部材37の一端の突起部37aと、固
定保持部材38の一端の突起部38aとの間にはばね39が張
架されていて、可動保持部材37とこれに支持された搬送
駆動ローラ32を一方向に付勢し、搬送ベルト33を張設し
ている。
【0036】前記可動保持部材37の突起部37aと、固定
保持部材38の突起部38aとの間に張架されたばね39の中
心線は、前記プラテンガラス2および摺動面371の平面
と平行であり、かつ、前記搬送従動ローラ32の回転軸32
1と高さ方向に距離Lを保っている。従って、ばね39の
張力によって、可動保持部材37は回転軸321を中心とす
るモーメントを生じ、摺動面371において、面垂直方向
分力を発生するから、摺動面371で摩擦抵抗となる。こ
こで自動原稿送り装置本体100のベルト駆動停止時衝撃
力等が加えられたとき、該本体100と一体をなす固定保
持部材38の一端に掛止されたばね39の張力を介して、可
動保持部材37に衝撃力が伝達されても、固定保持部材38
との摺動面371での前記モーメントによる摩擦抵抗によ
り吸収されて、可動保持部材37および搬送従動ローラ32
が急激に移動することはない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自動原
稿搬送装置によれば、駆動源から動力伝達手段を介して
搬送駆動ローラを駆動する構成において、搬送電磁クラ
ッチをオフにして停止させようとする直後に、搬送ベル
トが連れ回りして移動することはなくなるから、原稿を
正規の停止位置に定位させて、原稿画像読み取り位置精
度を向上させることが可能である。
【0038】また、搬送ベルトを駆動回転する搬送駆動
ローラを組立容易で安価に製作できる利点がある。
【0039】さらに、自動原稿送り装置に急激な外力が
加わったときにも、搬送駆動ローラおよび搬送ベルトは
急激に移動せず、安定した位置を保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動原稿送り装置の全体構成図。
【図2】上記自動原稿送り装置の斜視図。
【図3】上記自動原稿送り装置の駆動系を示す構成図。
【図4】上記駆動系の搬送クラッチ軸の拡大平面図。
【図5】搬送駆動ローラの断面図。
【図6】搬送従動ローラ支持手段の断面図。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 原稿台ガラス(プラテンガラス) 10 原稿載置部 11 原稿トレイ 20 給送部 21 可動ガイド板 22 ストッパ部材 23 さばきベルト 24 駆動ローラ 25 リバースローラ 26 中間搬送ローラ 30 搬送部 31 搬送駆動ローラ 311,312 ローラ本体 313 小ねじ部品 314 弾性円筒部材(弾性リング) 32 搬送従動ローラ 321 回転軸 33 搬送ベルト 37 可動保持部材 38 固定保持部材 39 ばね 40 排出部 45 切り換え板 46 可動押圧部材 47 排紙ローラ 50 排紙トレイ部 61 中間軸 62 中間搬送ローラ軸 65 搬送クラッチ軸 66 給紙駆動軸 67 搬送駆動軸 68A,68B フレーム 69 ボールベアリング(ころがり軸受手段) 100 自動原稿送り装置本体 M モータ MC1,MC2,MC3,MC4 電磁クラッチ MB 電磁ブレーキ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿載置部上に積載された複数枚の原稿
    のうち一枚の原稿を分離して給送し画像読取部に給送す
    る給送部と、前記画像読取部に給送された原稿を搬送さ
    せ所定の画像読取位置に停止させたのち画像読取後の原
    稿を搬出する搬送部と、該画像読取部から搬出された原
    稿を前記搬送部に反転搬送する反転部と、機外の排紙ト
    レイ部に排出する排出部とを有する自動原稿送り装置に
    おいて、前記搬送部は、駆動源に接続した搬送駆動ロー
    ラと、該搬送駆動ローラに並列配置された搬送従動ロー
    ラと、前記搬送駆動ローラと搬送従動ローラに巻回され
    た搬送ベルトとから構成され、前記搬送駆動ローラの回
    転軸は、駆動源から電磁クラッチ手段、ベルトプーリ等
    から成る駆動伝達手段により駆動力が伝達される構成を
    なし、前記電磁クラッチ手段に、該電磁クラッチ手段の
    オフ時に駆動源の回転によっても搬送ベルトが移動する
    ことのない搬送ベルト連れ回り防止手段を設けたことを
    特徴とする自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ベルト連れ回り防止手段が、前
    記電磁クラッチ手段により駆動回転を断続される回転軸
    上に設けたころがり軸受手段であることを特徴とする請
    求項1に記載の自動原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 原稿載置部上に積載された複数枚の原稿
    のうち一枚の原稿を分離して給送し画像読取部に給送す
    る給送部と、前記画像読取部に給送された原稿を搬送さ
    せ所定の画像読取位置に停止させたのち画像読取後の原
    稿を搬出する搬送部と、該画像読取部から搬出された原
    稿を機外の排紙トレイ部に排出する排出部とを有する自
    動原稿送り装置において、前記搬送部は、駆動源に接続
    した搬送駆動ローラと、該搬送駆動ローラに並列配置さ
    れた搬送従動ローラと、前記搬送駆動ローラと搬送従動
    ローラに巻回された搬送ベルトとから構成され、前記搬
    送駆動ローラは、駆動源に接続して駆動回転可能な回転
    軸と、該回転軸方向に二分割された半円筒形状をなし、
    該回転軸に係止させて円筒状の一体形成をなすローラ本
    体とから成ることを特徴とする自動原稿送り装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送駆動ローラのローラ本体の外周
    に弾性円筒部材を密着嵌合させ、該弾性円筒部材の外周
    に前記搬送ベルトを巻回して回動させることを特徴とす
    る請求項3に記載の自動原稿送り装置。
  5. 【請求項5】 前記二分割された半円筒形状のそれぞれ
    のローラ本体は同一形状をなし、前記回転軸を軸芯にし
    て、その軸体に中心軸方向左右勝手違いに組み合わせて
    ねじ固定可能であることを特徴とする請求項3に記載の
    自動原稿送り装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送駆動ローラのローラ本体の内周
    に、前記回転軸に当接する補強リブを形成したことを特
    徴とする請求項3に記載の自動原稿送り装置。
  7. 【請求項7】 原稿載置部上に積載された複数枚の原稿
    のうち一枚の原稿を分離して給送し画像読取部に給送す
    る給送部と、前記画像読取部に給送された原稿を搬送さ
    せ所定の画像読取位置に停止させたのち画像読取後の原
    稿を搬出する搬送部と、該画像読取部から搬出された原
    稿を機外の排紙トレイ部に排出する排出部とを有する自
    動原稿送り装置において、前記搬送部は、駆動源に接続
    した搬送駆動ローラと、該搬送駆動ローラに並列配置さ
    れた搬送従動ローラと、前記搬送駆動ローラと搬送従動
    ローラに巻回された搬送ベルトとから構成され、前記搬
    送従動ローラの回転軸の両軸端部をそれぞれ支持する可
    動保持部材と、該可動保持部材を摺動面に沿って直線移
    動可能に支持する固定保持部材と、前記可動保持部材を
    固定保持部材に付勢するばね部材とから構成し、該ばね
    部材は、前記可動保持部材と固定保持部材との摺動面が
    圧接して制動摺動するように張設されていることを特徴
    とする自動原稿送り装置。
JP5040050A 1993-03-01 1993-03-01 自動原稿送り装置 Pending JPH06255824A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016133140A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 株式会社リコー 駆動装置および画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016133140A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 株式会社リコー 駆動装置および画像形成装置

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