JPH06255560A - ワンウェイクラッチの取付構造 - Google Patents
ワンウェイクラッチの取付構造Info
- Publication number
- JPH06255560A JPH06255560A JP4549293A JP4549293A JPH06255560A JP H06255560 A JPH06255560 A JP H06255560A JP 4549293 A JP4549293 A JP 4549293A JP 4549293 A JP4549293 A JP 4549293A JP H06255560 A JPH06255560 A JP H06255560A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- way clutch
- crankshaft
- web
- holder
- crankshaft web
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワンウェイクラッチ保持器がなくてもワンウ
ェイクラッチの取り付けができるようにするとともに、
クランクシャフトの長さ寸法の短縮によって装置の縮小
および軽量化ができるようにすること。 【構成】 クランクシャフトウェブ25にワンウェイク
ラッチ20を取り付けた。
ェイクラッチの取り付けができるようにするとともに、
クランクシャフトの長さ寸法の短縮によって装置の縮小
および軽量化ができるようにすること。 【構成】 クランクシャフトウェブ25にワンウェイク
ラッチ20を取り付けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワンウェイクラッチの
取付構造に関する。
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、自動二輪車の4サイクルエンジ
ンに用いられていた従来のワンウェイクラッチの取付構
造aを示す。この図において符号bが示すものは、クラ
ンクシャフトcと同軸で、かつクランクシャフトウェブ
dからある程度離間してクランクシャフトc上に設けら
れたワンウェイクラッチ保持器である。この保持器bに
固定手段eを介し、ワンウェイクラッチfが取り付けら
れていた。また、クランクシャフトウェブdとワンウェ
イクラッチ保持器bとの間には、ボールベアリングgが
介在される配置とされていた。
ンに用いられていた従来のワンウェイクラッチの取付構
造aを示す。この図において符号bが示すものは、クラ
ンクシャフトcと同軸で、かつクランクシャフトウェブ
dからある程度離間してクランクシャフトc上に設けら
れたワンウェイクラッチ保持器である。この保持器bに
固定手段eを介し、ワンウェイクラッチfが取り付けら
れていた。また、クランクシャフトウェブdとワンウェ
イクラッチ保持器bとの間には、ボールベアリングgが
介在される配置とされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、ワンウェイクラッチfは、保持器b
を介してクランクシャフトcに取り付けなければならな
いため、当該保持器bの分だけエンジン重量が嵩んだ。
また、ワンウェイクラッチfとクランクシャフトウェブ
dとの間には、ボールベアリングgが介在されていたの
で、それだけクランクシャフトcの長さ寸法を取る必要
がある。このため、当該保持器bの省略化およびクラン
クシャフトcの長さ寸法の短縮化が望まれた。また、ワ
ンウェイクラッチfは、それ単独でグリスまたはオイル
潤滑を必要とした。
来技術にあっては、ワンウェイクラッチfは、保持器b
を介してクランクシャフトcに取り付けなければならな
いため、当該保持器bの分だけエンジン重量が嵩んだ。
また、ワンウェイクラッチfとクランクシャフトウェブ
dとの間には、ボールベアリングgが介在されていたの
で、それだけクランクシャフトcの長さ寸法を取る必要
がある。このため、当該保持器bの省略化およびクラン
クシャフトcの長さ寸法の短縮化が望まれた。また、ワ
ンウェイクラッチfは、それ単独でグリスまたはオイル
潤滑を必要とした。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その解決しようとする課題は、ワン
ウェイクラッチ保持器がなくてもワンウェイクラッチの
取り付けができるようにするとともに、クランクシャフ
トの長さ寸法の短縮によって装置の縮小および軽量化が
できるようにすることにある。
れたものであって、その解決しようとする課題は、ワン
ウェイクラッチ保持器がなくてもワンウェイクラッチの
取り付けができるようにするとともに、クランクシャフ
トの長さ寸法の短縮によって装置の縮小および軽量化が
できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、本発明ワンウェイクラッチの取付構造は、ク
ランクシャフトウェブにワンウェイクラッチを取り付け
たものである。
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、本発明ワンウェイクラッチの取付構造は、ク
ランクシャフトウェブにワンウェイクラッチを取り付け
たものである。
【0006】
【作用】したがって、本発明によれば、クランクシャフ
トウェブにワンウェイクラッチを取り付けたので、クラ
ンクシャフトウェブが従来のワンウェイクラッチ保持器
の代わりになる。また、クランクシャフトウェブとワン
ウェイクラッチとが離間しなくなる。
トウェブにワンウェイクラッチを取り付けたので、クラ
ンクシャフトウェブが従来のワンウェイクラッチ保持器
の代わりになる。また、クランクシャフトウェブとワン
ウェイクラッチとが離間しなくなる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係るワンウ
ェイクラッチの取付構造1を図示した実施例に従って詳
細に説明する。図1は本発明に係るワンウェイクラッチ
の取付構造が採用された自動二輪車の4サイクルエンジ
ンを取り付けた自動二輪車の側面図、図2は図1の平面
図、図3は当該4サイクルエンジンの拡大側面図、図4
は、図3のA−A線に沿った一部省略断面図である。
ェイクラッチの取付構造1を図示した実施例に従って詳
細に説明する。図1は本発明に係るワンウェイクラッチ
の取付構造が採用された自動二輪車の4サイクルエンジ
ンを取り付けた自動二輪車の側面図、図2は図1の平面
図、図3は当該4サイクルエンジンの拡大側面図、図4
は、図3のA−A線に沿った一部省略断面図である。
【0008】スクータ2は、4サイクルエンジン4とト
ランスミッション6とが一体的に構成されたスイング式
パワーユニット8を有している。スイング式パワーユニ
ット8は、その前部に設けられた懸架用アーム8aを介
して図示しない車体フレームに取り付けられ、またその
後部8bではリヤクッション10を介して前記車体フレ
ームに取り付けられている。
ランスミッション6とが一体的に構成されたスイング式
パワーユニット8を有している。スイング式パワーユニ
ット8は、その前部に設けられた懸架用アーム8aを介
して図示しない車体フレームに取り付けられ、またその
後部8bではリヤクッション10を介して前記車体フレ
ームに取り付けられている。
【0009】クランクケース11は、図4に示すよう
に、車両進行方向に対して右側の大ケース部12と左側
の小ケース部14とからなっており、クランクケース1
0内にアイドルギヤ16、ドリブンギヤ18、ワンウェ
イクラッチ20、クランクシャフト22、クランクシャ
フトベアリング24a・24b、クランクシャフトウェ
ブ25、コネクティングロッド26、ドライブプーリ2
8等の駆動部品が備えられている。
に、車両進行方向に対して右側の大ケース部12と左側
の小ケース部14とからなっており、クランクケース1
0内にアイドルギヤ16、ドリブンギヤ18、ワンウェ
イクラッチ20、クランクシャフト22、クランクシャ
フトベアリング24a・24b、クランクシャフトウェ
ブ25、コネクティングロッド26、ドライブプーリ2
8等の駆動部品が備えられている。
【0010】符号30が示すものはセルモータで、この
セルモータ30の起動力は、アイドルギヤ16−ドリブ
ンギヤ18−ワンウェイクラッチ20−クランクシャフ
ト22(クランクシャフトウェブ25)−コネクティン
グロッド26の順で伝わってゆき、スパークプラグ32
の点火に伴って4サイクルエンジン4の始動を引き起こ
す。
セルモータ30の起動力は、アイドルギヤ16−ドリブ
ンギヤ18−ワンウェイクラッチ20−クランクシャフ
ト22(クランクシャフトウェブ25)−コネクティン
グロッド26の順で伝わってゆき、スパークプラグ32
の点火に伴って4サイクルエンジン4の始動を引き起こ
す。
【0011】ワンウェイクラッチ20は、クランクシャ
フトウェブ25の一面25aに螺合手段36を介して固
定され、クランクシャフト22の回転軸34と同軸でク
ランクシャフト22とともに回転するようになってい
る。このように、ワンウェイクラッチ20をクランクシ
ャフトウェブ25の一面25aに螺合手段36を介して
取り付けることによって、本発明に係るワンウェイクラ
ッチの取付構造1が形成される。
フトウェブ25の一面25aに螺合手段36を介して固
定され、クランクシャフト22の回転軸34と同軸でク
ランクシャフト22とともに回転するようになってい
る。このように、ワンウェイクラッチ20をクランクシ
ャフトウェブ25の一面25aに螺合手段36を介して
取り付けることによって、本発明に係るワンウェイクラ
ッチの取付構造1が形成される。
【0012】クランクシャフト22は、クランクシャフ
トベアリング24a・24bを介して大ケース部12内
で軸支されている。そして、その内部には、潤滑通路の
一部であって、クランクシャフト22内をその軸芯方向
に対して平行に延びるメインギャラリー22aが形成さ
れている。そして、図示されないオイルポンプによって
潤滑通路へ押しやられるオイルが、メインギャラリー2
2aからコネクティングロッド26等の摩擦部分へ小油
路を介して送られるとともに、クランクシャフトウェブ
25に設けられたワンウェイクラッチ20にも同時に送
られる。
トベアリング24a・24bを介して大ケース部12内
で軸支されている。そして、その内部には、潤滑通路の
一部であって、クランクシャフト22内をその軸芯方向
に対して平行に延びるメインギャラリー22aが形成さ
れている。そして、図示されないオイルポンプによって
潤滑通路へ押しやられるオイルが、メインギャラリー2
2aからコネクティングロッド26等の摩擦部分へ小油
路を介して送られるとともに、クランクシャフトウェブ
25に設けられたワンウェイクラッチ20にも同時に送
られる。
【0013】クランクシャフトベアリング24a・24
bのうち、一方のもの24aは、ワンウェイクラッチ2
0との間にドリブンギヤ18を挟むようにワンウェイク
ラッチ20の近傍に配置され、他方のもの24bは、ワ
ンウェイクラッチ20との間にクランクシャフトウェブ
25を挟むようにしてクランクシャフトウェブ25に近
接して配置される。
bのうち、一方のもの24aは、ワンウェイクラッチ2
0との間にドリブンギヤ18を挟むようにワンウェイク
ラッチ20の近傍に配置され、他方のもの24bは、ワ
ンウェイクラッチ20との間にクランクシャフトウェブ
25を挟むようにしてクランクシャフトウェブ25に近
接して配置される。
【0014】しかして、このようなワンウェイクラッチ
の取付構造1によれば、クランクシャフトウェブ25に
ワンウェイクラッチ20を取り付けたので、クランクシ
ャフトウェブ25が従来のワンウェイクラッチ保持器の
代わりになる。したがって、従来技術の項で述べたワン
ウェイクラッチ保持器がなくてもワンウェイクラッチ2
0の取り付けができる。また、当該ワンウェイクラッチ
保持器が不要になったので、それだけ4サイクルエンジ
ン4の縮小化および軽量化ができる。そして、クランク
シャフトウェブ25とワンウェイクラッチ20とが離間
しなくなる。したがって、これによってもクランクシャ
フト22の長さ寸法の短縮によって4サイクルエンジン
4の縮小化および軽量化ができる。
の取付構造1によれば、クランクシャフトウェブ25に
ワンウェイクラッチ20を取り付けたので、クランクシ
ャフトウェブ25が従来のワンウェイクラッチ保持器の
代わりになる。したがって、従来技術の項で述べたワン
ウェイクラッチ保持器がなくてもワンウェイクラッチ2
0の取り付けができる。また、当該ワンウェイクラッチ
保持器が不要になったので、それだけ4サイクルエンジ
ン4の縮小化および軽量化ができる。そして、クランク
シャフトウェブ25とワンウェイクラッチ20とが離間
しなくなる。したがって、これによってもクランクシャ
フト22の長さ寸法の短縮によって4サイクルエンジン
4の縮小化および軽量化ができる。
【0015】
【発明の効果】本発明ワンウェイクラッチの取付構造に
よれば、クランクシャフトウェブにワンウェイクラッチ
を取り付けたので、クランクシャフトウェブが従来の保
持器の代わりになる。したがって、従来技術の項で述べ
たワンウェイクラッチ保持器がなくてもワンウェイクラ
ッチの取り付けができる。また、等外ワンウェイクラッ
チ保持器が不要になったので、それだけ4サイクルエン
ジンの縮小化および軽量化ができる。そして、クランク
シャフトウェブとワンウェイクラッチとが離間しなくな
る。したがって、これによってもクランクシャフトの長
さ寸法の短縮によって4サイクルエンジンの縮小化およ
び軽量化ができる。
よれば、クランクシャフトウェブにワンウェイクラッチ
を取り付けたので、クランクシャフトウェブが従来の保
持器の代わりになる。したがって、従来技術の項で述べ
たワンウェイクラッチ保持器がなくてもワンウェイクラ
ッチの取り付けができる。また、等外ワンウェイクラッ
チ保持器が不要になったので、それだけ4サイクルエン
ジンの縮小化および軽量化ができる。そして、クランク
シャフトウェブとワンウェイクラッチとが離間しなくな
る。したがって、これによってもクランクシャフトの長
さ寸法の短縮によって4サイクルエンジンの縮小化およ
び軽量化ができる。
【図1】本発明に係るワンウェイクラッチの取付構造が
採用された自動二輪車の4サイクルエンジンを取り付け
た自動二輪車の側面図である。
採用された自動二輪車の4サイクルエンジンを取り付け
た自動二輪車の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】当該4サイクルエンジンの拡大側面図である。
【図4】図3のA−A線に沿った一部省略断面図であ
る。
る。
【図5】従来技術の問題点を説明する図である。
1 ワンウェイクラッチの取付構造 20 ワンウェイクラッチ 25 クランクシャフトウェブ
Claims (1)
- 【請求項1】 クランクシャフトウェブにワンウェイク
ラッチを取り付けたワンウェイクラッチの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4549293A JPH06255560A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ワンウェイクラッチの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4549293A JPH06255560A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ワンウェイクラッチの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06255560A true JPH06255560A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12720902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4549293A Pending JPH06255560A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | ワンウェイクラッチの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06255560A (ja) |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP4549293A patent/JPH06255560A/ja active Pending
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