JP2548385Y2 - エンジン始動装置の取付構造 - Google Patents

エンジン始動装置の取付構造

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JP2548385Y2
JP2548385Y2 JP1991014918U JP1491891U JP2548385Y2 JP 2548385 Y2 JP2548385 Y2 JP 2548385Y2 JP 1991014918 U JP1991014918 U JP 1991014918U JP 1491891 U JP1491891 U JP 1491891U JP 2548385 Y2 JP2548385 Y2 JP 2548385Y2
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crankcase
starter motor
engine
balancer shaft
balancer
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光浩 杉本
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エンジン始動装置の
取付構造に関し、特にバランサーシャフト駆動機構付き
エンジンにおけるエンジン始動装置の取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のバランサーシャフト駆動
機構付きエンジンの要部破断面図で、特にスターターモ
ータ式始動機構を使用しないバランサーシャフト駆動機
構付きエンジンのクランクケース一側面を示したもので
ある。
【0003】このクランクケース1では、クランクシャ
フト2の一端2aがクランクケース1の一側面1aに固
着された軸受3によって回動自在に支承されており、そ
の先端にはクラッチ機構4が装着されている。
【0004】また、クランクケース1の一側面1aに
は、クランクシャフト2を支承する軸受3の他に、エン
ジンの振動を低減するバランサーシャフト駆動機構の主
要部を構成する一対のバランサーシャフト4、5の軸受
6、7等が装着されており、そのバランサーシャフト
4、5の先端にはドリブンスプロケット8、9が固着さ
れている。
【0005】なお、前記クランクシャフト2の一端2a
には、上述したバランサーシャフト4、5を駆動するド
ライブスプロケット10が固着されており、このドライ
ブスプロケット10と前記ドリブンスプロケット8、9
とには、クランクシャフト2の回転に従動させてバラン
サーシャフト4、5を駆動するチェーン11が巻回され
ている。
【0006】なお、第2図で符号12は上述したクラン
クケース1の一側面1aを覆うクランクケースカバーで
ある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したバ
ランサーシャフト駆動機構付きエンジンにおいて、スタ
ーターモータ式始動機構を装着するクランクケースを設
計する場合は、バランサーシャフト駆動機構、即ちバラ
ンサーシャフト4、5及びトリブンスプロケット8、9
を避けた位置にスタータモータの軸受、及びスターター
モータの回転を減速させる回転伝達用減速歯車列を支承
する軸受部等を設計しなければならず、このためクラン
クケース及びクランクケースカバーが大型化する難点が
ある。
【0008】この考案は、上述した事情に鑑み、スター
ターモータ式始動機構装着用の特別なクランクケースを
作製することなく、バランサーシャフト駆動機構付きエ
ンジンのクランクケースにスターターモータ式始動機構
を装着し得るようにするとともに、スターターモータ式
始動機構を装着したバランサーシャフト駆動機構付きエ
ンジンのコンパクト化を図ったエンジン始動機構の取付
構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を達成する
ため、この考案では、バランサーと該バランサーを駆動
するバランサーシャフト駆動機構及びスターターモータ
の回転を減速歯車列を介して伝達しクランクシャフトを
回転する機構のスターターモータ式始動機構をクランク
ケースの一側に並設し、前記両機構をインナーカバーに
て区画するエンジンにおいて、バランサーシャフト駆動
機構をクランクケースとインナーカバー間としかつ前記
スターターモータの回転伝達用減速歯車列をインナーカ
バーとクランクケースカバー間に配置し、スターターモ
ータをインナーカバーに取り付けるようにしている。
【0010】
【作用】上述したエンジン始動装置の取付構造による
と、バランサーシャフト駆動機構付きエンジンにスター
ターモータ式始動機構を装着する場合は、インナーカバ
ーとクランクケースカバーのみを新しく設計して製造す
ればよく、最も改造費用がかかるクランクケースは新し
く設計して製造することなく共用化することができる。
【0011】
【実施例】以下、この考案に係わるエンジン始動装置の
取付構造の一実施例を詳述する。図1は、この考案に係
わるエンジン始動装置の取付構造を示すクランクケース
1の要部破断面図で、第2図と同一部分を同一符号で示
す。
【0012】このエンジンでは、クランクケース1の一
側面1aと、このクランクケース1の一側面1aを覆う
クランクケースカバー20との間にインナーカバー21
が介在されており、このインナーカバー21とクランク
ケースカバー20との間にはスターターモータ式始動機
構40の主要構成要素である回転伝達用減速歯車列24
が配設されている。
【0013】即ちインナーカバー21の後方には、スタ
ータモータ22の先端部を支承する支承部23が、また
回転伝達用減速歯車列24を構成する各軸25、26、
27の一端を支承する軸受部28、29、30がバラン
サーシャフト駆動機構のトリブンスプロケット9と重な
った位置に形成されている。
【0014】また、クランクケースカバー20の後方裏
面にも、スタータモータ22の先端を支承する軸受部3
1、及び回転伝達用減速歯車列24を構成する各軸2
5、26、27の他端を支承する軸受部32、33、3
4が形成されている。なお、この軸受部32、33、3
4もバランサーシャフト駆動機構のトリブンスプロケッ
ト9と重なった位置に形成されている。
【0015】なお、第1図で符号41はクラッチ4に図
示せぬワンウェークラッチを介して配設されたトリブン
ギャで、このトリブンギャ41は回転伝達用減速歯車列
24の最終段を構成するギャ42と歯合している。
【0016】従って、上述したエンジン始動装置の取付
構造によると、バランサーシャフト駆動機構8、9、1
0、11をクランクケース1とインナーカバー21間に
配置し、かつスターターモータ22の回転伝達用減速歯
車列24をインナーカバー21とクランクケースカバー
20間に配置するとともに、スターターモータ22をイ
ンナーカバー21に取り付けるようにしたので、最も製
造費用のかかるクランクケース1はスターターモータ式
始動機構を装着した場合であっても、その仕様に変更は
なく、従って共用化が図られることとなる。
【0017】また、上述したエンジン始動装置の取付構
造によると、インナーカバー21とクランクケースカバ
ー20との間にスターターモータ式始動機構40の主要
構成要素である回転伝達用減速歯車列24を配設するよ
うにしたので、クランクケース1に配設したバランサー
シャフト駆動機構8、9、10、11を避け、当該バラ
ンサーシャフト駆動機構8、9、10、11に対し回転
伝達用減速歯車列24を横一線に並設する必要がなく、
当該回転伝達用減速歯車列24をバランサーシャフト駆
動機構8、9、10、11に重ねた状態の位置に配置す
ることができ、このためスターターモータ式始動機構4
0を装着したバランサーシャフト駆動機構付きエンジン
のクランクケース1及びクランクケースカバー20がコ
ンパクトになり、スターターモータ式始動機構及びバラ
ンサーシャフト駆動機構付きエンジンそのものの小形化
が達成されることとなる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように、この考案のエンジ
ン始動装置の取付構造によると、バランサーシャフト駆
動機構付きエンジンにスターターモータ式始動機構を装
着する場合であっても、最も製作費用のかかるクランク
ケースを新たに作製する必要はなく、スターターモータ
式始動機構を装着しないバランサーシャフト駆動機構付
きエンジンのクランクケースを共用して使用することが
でき、このためスターターモータ式始動機構を装着した
バランサーシャフト駆動機構付きエンジンを安価に提供
することができる。
【0019】また、クランクケースの側方を覆うクラン
クケースカバーとインナーカバーとの間にスターターモ
ータの回転伝達用減速歯車列を装着するようにしたた
め、特にクランクケース側方に配置したバランサーシャ
フト駆動機構のを避けて横一列にスターターモータ式始
動機構の回転伝達用減速歯車列を配置する必要がなく、
スターターモータ式始動機構の回転伝達用減速歯車列を
バランサーシャフト駆動機構に重ねた状態の位置に配置
することができ、このため設計レイアウト上自由度があ
り、しかもコンパクトなエンジンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、この考案に係わるスターターモータ
式始動機構を装着したバランサーシャフト駆動機構付き
エンジンの要部破断面図。
【図2】第2図は、従来のバランサーシャフト駆動機構
付エンジンの要部破断面図。
【符号の説明】
1…クランクケース 2…クランクシャフト 4、5…バランサー 8、9、10、11…バランサーシャフト駆動機構 20…クランクケースカバー 21…インナーカバー 22…スターターモータ 24…回転伝達用減速歯車列 40…スターターモータ式始動機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バランサーと該バランサーを駆動するバラ
    ンサーシャフト駆動機構及びスターターモータの回転を
    減速歯車列を介して伝達しクランクシャフトを回転する
    機構のスターターモータ式始動機構をクランクケースの
    一側に並設し、前記両機構をインナーカバーにて区画す
    るエンジンにおいて、 前記バランサーシャフト駆動機構をクランクケースとイ
    ンナーカバー間としかつ前記スターターモータの回転伝
    達用減速歯車列をインナーカバーとクランクケースカバ
    ー間に配置し、スターターモータをインナーカバーに取
    り付けたことを特徴とするエンジン始動装置の取付構
    造。
JP1991014918U 1991-03-14 1991-03-14 エンジン始動装置の取付構造 Expired - Lifetime JP2548385Y2 (ja)

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JPH04111568U JPH04111568U (ja) 1992-09-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58193048U (ja) * 1982-06-19 1983-12-22 本田技研工業株式会社 車両用スタ−タモ−タ装置
JPS5934480A (ja) * 1982-08-23 1984-02-24 Yamaha Motor Co Ltd エンジンの始動装置

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JPH04111568U (ja) 1992-09-28

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