JPS6245080Y2 - - Google Patents

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JPS6245080Y2
JPS6245080Y2 JP5502279U JP5502279U JPS6245080Y2 JP S6245080 Y2 JPS6245080 Y2 JP S6245080Y2 JP 5502279 U JP5502279 U JP 5502279U JP 5502279 U JP5502279 U JP 5502279U JP S6245080 Y2 JPS6245080 Y2 JP S6245080Y2
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JP
Japan
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internal combustion
combustion engine
crankcase
crankshaft
starter
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JP5502279U
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JPS55156256U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば自動二輪車等の車輛の内燃機関
に始動装置を取り付けるための構造に関する。
更に詳しくは、内燃機関の両側に発電装置とク
ラツチ装置を配置して中央部のクランクケース部
を凹部と成し、始動装置の突部を該凹部に嵌め込
む如く取り付け、内燃機関の幅寸法の縮少を図り
つつスペースを有効に利用した始動装置の取り付
けを可能とし、全体をコンパクトにまとめること
ができるようにした内燃機関における始動装置の
取付構造に関する。
軽量、軽便、運転操作容易な例えば自動二輪車
を製作する上で配慮すべき点は車体全体が小型化
されているため、各種必要機器をむだなスペース
がなく合理的に組み込むことであり、特に内燃機
関に関係する始動装置等の補機類の配置、取付位
置は最も工夫を必要とし、内燃機関廻り全体の寸
法の減縮を図り、スペースを有効に活用して車体
に適合した大きさにまとめ上げることが要求され
る。
ところで従来の小型化した自動二輪車の内燃機
関においては始動系として常時噛合動力伝達手段
とワンウエイクラツチとをクランク軸上に配した
ものが多く、これによるとクランク軸上に例えば
ローラクラツチ等によるワンウエイクラツチを設
けなければならないため、内燃機関の幅寸法が大
きくなるのは免れず、スタータモータを用いない
ものと比較して長大化してしまう。かかる問題を
始動装置を用いて有効に解決するとともに、内燃
機関への始動装置の取り付けによる内燃機関廻り
全体の大型化を回避することが望まれ、設計する
上でこのようなことを充分に検討することが必要
である。
本考案者は以上の要請に鑑み、これに有効に応
えるべく本考案を成したものである。
本考案の目的は、内燃機関のクランク軸の左右
に発電装置とクラツチ装置とを連結し、比較的大
径に形成される発電装置とクラツチ装置とを内燃
機関の両側に配置することにより、中央部のクラ
ンクケース部をこれらから窪んだ凹状とし、発電
装置とクラツチ装置のいずれかに一方の外周に始
動装置から駆動力が伝達されるリングギヤを設け
るとともに、この始動装置をクランクケース部の
上記凹部に嵌め込む如くして内燃機関に取り付
け、従来において多く採用されていた常時噛合動
力伝達系とワンウエイクラツチとをこのリングギ
ヤと始動装置とに交換することにより内燃機関の
幅寸法の縮少を図り、且つスペースを有効に利用
して始動装置を取り付け、占有スペースの減少を
図つて全体をコンパクトにまとめることができる
ようにした内燃機関における始動装置の取付構造
を提供する。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に従つ
て詳述する。
第1図は本考案が適用される車輛を示し、この
車輛は軽量、軽便、運転操作容易を企図して製作
された小型自動二輪車1である。車体フレームを
構成するメインフレーム2はヘツドチユーブ3か
らシート4の下面まで延び、このフレーム2の下
部に内燃機関5がフレーム2に垂下支持され、或
は他の部材に結合されて車体に組み付けられる。
この自動二輪車用単気筒内燃機関5の斜め前方へ
突出したシリンダー6には第2図の如く気化器7
からのインレツトパイプ8が上部に接続され、下
部にはエキゾーストパイプ9が接続されている。
混合気を内燃機関に供給するインレツトパイプ8
はシリンダー6への接続端8aから彎曲して車体
後方へ延び、インレツトパイプ8と内燃機関5と
の間に空間部が形成され、この空間部に始動装置
10を組み込んで内燃機関5に取り付ける。従つ
て始動装着10の上部を横断してインレツトパイ
プ8が縦設され、自然な体裁を整えてコンパクト
なレイアウトとなつている。
第3図は第2図の3−3線断面図を示し、内燃
機関5のクランク軸11はクランクケース12に
軸受13,14で回転自在に支承されている。ク
ランク軸11を車体幅方向、即ち車体左右方向に
延出し、左延出部11aにはフライホイールを兼
ね、ドラム状に形成された交流発電装置ACG1
5のマグネツト取付ベース15aを連結支持せし
め、右延出部11bには内燃機関5の動力を自動
二輪車の駆動輪に接離自在に伝達するクラツチ装
置16を設け、クラツチ装置16のアウター部材
16aは大径のドラム状に形成されている。発電
装置15のマグネツト取付ベース15a及びクラ
ツチ装置16のアウター部材16aはともにクラ
ンク軸11の中央部に位置するクランクウエブ1
1cよりも大きく形成され、クランクウエブ11
cを内部に収容するクランクケース12の左右両
側にケース17,18を結合、合体し、ケース1
2,17の内部空間に発電装置15を、ケース1
2,18の内部空間にクラツチ装置16を夫々組
み込み、内燃機関5の左右両側に発電装置15と
クラツチ装置16とを配置する。
クランクウエブ11cは発電装置15、クラツ
チ装置16よりも小さいため、クランクウエブ1
1cを収容したクランクケース12はその中央部
が窪んだ中絞り状に形成され、発電装置15とク
ラツチ装置16の中間部において凹状12aとな
つている。発電装置15のマグネツト取付ベース
15a、クラツチ装置16のアウター部材16a
のいずれか一方に前記始動装置10と噛合し、内
燃機関5に始動駆動力を伝達するリングギヤ19
を固着一体化し、図示実施例ではマグネツト取付
ベース15aの外周にリングギヤ19を取り付け
て発電装置15側から始動装置10の動力を内燃
機関5に伝達するようにした。
始動装置10はモータ部20の駆動軸20aに
減速用ギヤ21を介してピニオン軸22を接続す
ることにより構成され、駆動軸20a、ピニオン
軸22を平行としたリダクシヨン式となつてい
る。又ピニオン軸22にはローラによる一方向ク
ラツチ23で接続された筒部材24、ピニオンギ
ヤ25を嵌合し、ピニオン軸22とヘリカルスプ
ライン嵌合した筒部材24がモータ部20の急速
回転でピニオン軸22上をピニオンギヤ25を慣
性摺動させ、ピニオンギヤ25がリングギヤ19
に飛び込んでこれ19を回転させる。従つてこの
始動装置10は慣性摺動式のベンデイツクスタイ
プである。尚、26はピニオンギヤ25がリング
ギヤ19から内燃機関5が安定駆動する以前に早
期に離脱するのを防止するガバナー部材である。
モータ部20の前部下方に突出して組み付けら
れたピニオン軸22はピニオンギヤケース27の
内部に収容され、このケース27部分はモータ部
20から下方へ突出している。始動装置10をピ
ニオンギヤ25とリングギヤ19とが相対向する
ように内燃機関の上部に横向きに載せ、クランク
軸11に対してピニオン軸22を平行にするとと
もに、クランクケース12の中央部に形成された
前記凹部12aに始動装置10のピニオンギヤケ
ースによる下部突出部27を嵌め込み、内燃機関
5と始動装置10とを一体化する。
かくしてクランクケース12に形成された凹部
12aを始動装置10の組込みスペースとして利
用することができ、リダクシヨン式としてそれ自
体小型化された始動装置10と併せ、始動装置1
0を含む内燃機関全体は車体に対する占有スペー
スが小さくなる。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、内
燃機関のクランク軸の両側に比較的大きく形成さ
れる発電装置とクラツチ装置とを接続配置し、そ
の中央部のクランクケース部をこれらから窪んだ
凹状としてこの凹部に始動装置の突部を嵌め込ん
で内燃機関に始動装置を取り付けたため、内燃機
関への始動装置の取り付けにさいして始動装置は
大きなスペースを必要とせず、始動装置を含む内
燃機関全体をコンパクトにまとめることができ、
スペースの有効な利用を達成し、小型化に製作す
る例えば自動二輪車の要請に応えることができ
る。又、従来においてクランク軸上に設けられた
始動系の常時噛合動力伝達系とワンウエイクラツ
チとをリングギヤと始動装置とに変えたため、ク
ランク軸の長さはその分だけ短くなり、内燃機関
の幅寸法を減縮することができ、上記始動装置の
取り付けと併せ全体を小型化、コンパクト化でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案を適用した自動二輪車の全体側面図、第
2図は内燃機関部分を示す第1図の要部拡大図、
第3図は第2図3−3線断面図である。 尚図面中、5は内燃機関、10は始動装置、1
1はクランク軸、12はクランクケース、12a
は凹部、15は発電装置、16はクラツチ装置、
27は始動装置の突部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体フレームの下部に内燃機関を垂下支持し、
    この内燃機関のシリンダ上部に気化器からのイン
    レツトパイプを接続して前記車体フレーム下方の
    車体後方へ延出し、このインレツトパイプと内燃
    機関の間に形成される空間に始動装置を配設し、
    また前記シリンダの後方には内燃機関のクランク
    軸を車体幅方向に向けて配設し、このクランク軸
    の両側に夫々大径に形成された発電装置とクラツ
    チ装置を連結し、クランク軸の中央部に位置する
    クランクケース部に凹部を形成し、発電装置とク
    ラツチ装置のいずれか一方に前記始動装置から駆
    動力が伝達されるリングギヤを設けるとともに、
    前記始動装置の突部を前記クランクケースの凹部
    に嵌め込んで取り付けたことを特徴とする自動二
    輪車の内燃機関における始動装置の取付構造。
JP5502279U 1979-04-24 1979-04-24 Expired JPS6245080Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5502279U JPS6245080Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24

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JP5502279U JPS6245080Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55156256U JPS55156256U (ja) 1980-11-10
JPS6245080Y2 true JPS6245080Y2 (ja) 1987-12-01

Family

ID=29289347

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