JP3006104B2 - 自動二輪車のエンジン - Google Patents
自動二輪車のエンジンInfo
- Publication number
- JP3006104B2 JP3006104B2 JP3015270A JP1527091A JP3006104B2 JP 3006104 B2 JP3006104 B2 JP 3006104B2 JP 3015270 A JP3015270 A JP 3015270A JP 1527091 A JP1527091 A JP 1527091A JP 3006104 B2 JP3006104 B2 JP 3006104B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- starter
- engine
- gear
- generator
- generator drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B63/00—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
- F02B63/04—Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/20—Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1816—Number of cylinders four
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【０００１】〔発明の目的〕
【０００２】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンのクランク
ケースに、発電機駆動系の構成部品の一部を利用してエ
ンジンを始動させるスタータモータによるスタータ系が
配置された自動二輪車のエンジンに関する。
ケースに、発電機駆動系の構成部品の一部を利用してエ
ンジンを始動させるスタータモータによるスタータ系が
配置された自動二輪車のエンジンに関する。
【０００３】
【従来の技術】自動二輪車の車体中央部に搭載されたエ
ンジンユニットでは、縦型のシリンダの下に、後方へ延
びるクランクケースが連設された形をとるものが多く、
クランクケース内には、クランクシャフトからカウンタ
シャフトおよびドライブシャフトを経て出力する動力伝
導系が収容される。また大型のエンジンにあっては、ク
ランクケースに発電機駆動系およびスタータモータによ
るスタータ系が配置される。
ンジンユニットでは、縦型のシリンダの下に、後方へ延
びるクランクケースが連設された形をとるものが多く、
クランクケース内には、クランクシャフトからカウンタ
シャフトおよびドライブシャフトを経て出力する動力伝
導系が収容される。また大型のエンジンにあっては、ク
ランクケースに発電機駆動系およびスタータモータによ
るスタータ系が配置される。
【０００４】図３は、発電機駆動系およびスタータモー
タによるスタータ系が配置された従来の自動二輪車のエ
ンジンを示す部分断面図である。
タによるスタータ系が配置された従来の自動二輪車のエ
ンジンを示す部分断面図である。
【０００５】発電機１を駆動する発電機駆動系は、図示
しないクランクシャフトの駆動力を、プライマリドリブ
ンギア２および発電機ドライブギア３を介して発電機ド
リブンギア４へ伝達し、さらにドライブディスク５、ダ
ンパ６およびドリブンディスク７を経て発電機ドライブ
シャフト８へ伝達し、この発電機ドライブシャフト８に
連結された発電機１を回転させるようになっている。
しないクランクシャフトの駆動力を、プライマリドリブ
ンギア２および発電機ドライブギア３を介して発電機ド
リブンギア４へ伝達し、さらにドライブディスク５、ダ
ンパ６およびドリブンディスク７を経て発電機ドライブ
シャフト８へ伝達し、この発電機ドライブシャフト８に
連結された発電機１を回転させるようになっている。
【０００６】また、スタータモータ９によるスタータ系
は、スタータドライブギア１０の回転駆動力を、スター
タアイドルギア（大径）１１およびスタータアイドルギ
ア（小径）１２を経て、発電機ドライブシャフト８に回
転自在に遊嵌されたスタータドリブンギア１３へ伝達す
る。このスタータドリブンギア１３は、ワンウェイクラ
ッチを構成する楔合ローラ１４およびリング１５を経て
ドリブンディスク７に連結されているので、スタータモ
ータ９からスタータドリブンギア１３へ伝達された回転
駆動力は、楔合ローラ１４、ドリブンディスク７、ダン
パ６、ドライブディスク５、発電機ドリブンギア４、発
電機ドライブギア３およびプライマリドリブンギア２を
順次経てクランクシャフトへ伝達され、エンジンが始動
される。
は、スタータドライブギア１０の回転駆動力を、スター
タアイドルギア（大径）１１およびスタータアイドルギ
ア（小径）１２を経て、発電機ドライブシャフト８に回
転自在に遊嵌されたスタータドリブンギア１３へ伝達す
る。このスタータドリブンギア１３は、ワンウェイクラ
ッチを構成する楔合ローラ１４およびリング１５を経て
ドリブンディスク７に連結されているので、スタータモ
ータ９からスタータドリブンギア１３へ伝達された回転
駆動力は、楔合ローラ１４、ドリブンディスク７、ダン
パ６、ドライブディスク５、発電機ドリブンギア４、発
電機ドライブギア３およびプライマリドリブンギア２を
順次経てクランクシャフトへ伝達され、エンジンが始動
される。
【０００７】なお、エンジンの始動後は、前述の発電機
駆動系が作動するが、ワンウェイクラッチの作用により
スタータアイドルギア１１および１２並びにスタータド
ライブギア１０までのスタータ系は切り離される。ま
た、スタータアイドルギア１１および１２は一体に結合
されて、スタータアイドルシャフト１６により支持され
る。さらに、図中符号１７はカウンタシャフトを示す。
駆動系が作動するが、ワンウェイクラッチの作用により
スタータアイドルギア１１および１２並びにスタータド
ライブギア１０までのスタータ系は切り離される。ま
た、スタータアイドルギア１１および１２は一体に結合
されて、スタータアイドルシャフト１６により支持され
る。さらに、図中符号１７はカウンタシャフトを示す。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なスタータモータによるスタータ系では、スタータドリ
ブンギア１３、スタータアイドルギア１１および１２並
びにスタータドライブギア１０が、エンジンの水平方向
において同一向き（エンジンの左方向）に配列されたの
で、スタータモータ９がこの向きへ、つまりエンジンの
水平方向中心線１８に対し左方向へ大きく突出してしま
う。このため、エンジンが全体として大型化するおそれ
がある。
なスタータモータによるスタータ系では、スタータドリ
ブンギア１３、スタータアイドルギア１１および１２並
びにスタータドライブギア１０が、エンジンの水平方向
において同一向き（エンジンの左方向）に配列されたの
で、スタータモータ９がこの向きへ、つまりエンジンの
水平方向中心線１８に対し左方向へ大きく突出してしま
う。このため、エンジンが全体として大型化するおそれ
がある。
【０００９】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、クランクケースに配置されたスタータモ
ータをエンジンの水平方向中心へ近付けて、エンジンを
全体として小型化できる自動二輪車のエンジンを提供す
ることを目的とする。 〔発明の構成〕
たものであり、クランクケースに配置されたスタータモ
ータをエンジンの水平方向中心へ近付けて、エンジンを
全体として小型化できる自動二輪車のエンジンを提供す
ることを目的とする。 〔発明の構成〕
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明は、クランクケ
ースに発電機駆動系、およびこの発電機駆動系の構成部
品の一部を利用してエンジンを始動させるスタータモー
タによるスタータ系が配設された自動二輪車のエンジン
において、上記発電機駆動系の発電機ドライブシャフト
にスタータドリブンギアが軸装され、また、上記スター
タモータが上記エンジンの水平方向に片寄って前記クラ
ンクケースに配置され、このスタータモータのスタータ
ドライブギアが１組のスタータアイドルギアの一方に噛
合し、このスタータアイドルギアの他方が上記スタータ
ドリブンギアに噛合し、上記スタータドライブギアに噛
合した上記スタータアイドルギアが上記エンジンの水平
方向中心に対し、上記スタータモータと反対位置に配置
されたことを特徴とするものである。
ースに発電機駆動系、およびこの発電機駆動系の構成部
品の一部を利用してエンジンを始動させるスタータモー
タによるスタータ系が配設された自動二輪車のエンジン
において、上記発電機駆動系の発電機ドライブシャフト
にスタータドリブンギアが軸装され、また、上記スター
タモータが上記エンジンの水平方向に片寄って前記クラ
ンクケースに配置され、このスタータモータのスタータ
ドライブギアが１組のスタータアイドルギアの一方に噛
合し、このスタータアイドルギアの他方が上記スタータ
ドリブンギアに噛合し、上記スタータドライブギアに噛
合した上記スタータアイドルギアが上記エンジンの水平
方向中心に対し、上記スタータモータと反対位置に配置
されたことを特徴とするものである。
【００１１】
【作用】したがって、この発明に係る自動二輪車のエン
ジンによれば、スタータモータのスタータドライブギア
に噛み合うスタータアイドルギアがエンジンの水平方向
中心に対し上記スタータモータと反対位置に配置された
ので、スタータモータを上記エンジンの水平方向中心へ
近付けることができる。この結果、スタータモータがク
ランクケースに対しエンジンの水平方向に突出する突出
量を低下させることができ、エンジンを全体として小型
化できると共に、エンジンの重量の集中化も実現でき
る。
ジンによれば、スタータモータのスタータドライブギア
に噛み合うスタータアイドルギアがエンジンの水平方向
中心に対し上記スタータモータと反対位置に配置された
ので、スタータモータを上記エンジンの水平方向中心へ
近付けることができる。この結果、スタータモータがク
ランクケースに対しエンジンの水平方向に突出する突出
量を低下させることができ、エンジンを全体として小型
化できると共に、エンジンの重量の集中化も実現でき
る。
【００１２】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１３】図１は、この発明に係る自動２輪車のエン
ジンの一実施例を示す側面図であり、図２は図１のII−
II線に沿う断面図である。
ジンの一実施例を示す側面図であり、図２は図１のII−
II線に沿う断面図である。
【００１４】図１に示す符号２１はクランクケースを示
し、このクランクケース２１は、前上端面（前方を矢印
で示す）２２に縦型のシリンダ２３の下端が接続され、
後方へ膨んだ形状に形成される。
し、このクランクケース２１は、前上端面（前方を矢印
で示す）２２に縦型のシリンダ２３の下端が接続され、
後方へ膨んだ形状に形成される。
【００１５】このクランクケース２１は、上下幅の略中
央部を通る水平な中央分割面２４、およびその上方に位
置する同様に水平な上部分割面２５によって、下方から
下半分割ケースエレメント２１Ａ、上半分割ケースエレ
メント２１Ｂおよび上部分割ケースエレメント２１Ｃに
順次分割される。これらの上半、下半および上部分割ケ
ースエレメント２１Ａ，２１Ｂおよび２１Ｃが締着ボル
ト２６により接合されて、クランクケース２１として組
み立てられる。
央部を通る水平な中央分割面２４、およびその上方に位
置する同様に水平な上部分割面２５によって、下方から
下半分割ケースエレメント２１Ａ、上半分割ケースエレ
メント２１Ｂおよび上部分割ケースエレメント２１Ｃに
順次分割される。これらの上半、下半および上部分割ケ
ースエレメント２１Ａ，２１Ｂおよび２１Ｃが締着ボル
ト２６により接合されて、クランクケース２１として組
み立てられる。
【００１６】クランクケース２１内には、中央分割面２
４に軸芯を一致させたクランクシャフト２７、カウンタ
シャフト２８およびドライブシャフト２９が、前から順
次並列して軸装される。図２に示すように、クランクシ
ャフト２７、カウンタシャフト２８およびドライブシャ
フト２９（図２には図示せず）はクランクシャフト軸受
３０、カウンタシャフト軸受３１および図示しないドラ
イブシャフト軸受によりそれぞれ軸支される。これらの
軸受は、上半および下半の分割ケースエレメント２１Ａ
および２１Ｂに上下から挟まれて中央分割面２４に支持
される。
４に軸芯を一致させたクランクシャフト２７、カウンタ
シャフト２８およびドライブシャフト２９が、前から順
次並列して軸装される。図２に示すように、クランクシ
ャフト２７、カウンタシャフト２８およびドライブシャ
フト２９（図２には図示せず）はクランクシャフト軸受
３０、カウンタシャフト軸受３１および図示しないドラ
イブシャフト軸受によりそれぞれ軸支される。これらの
軸受は、上半および下半の分割ケースエレメント２１Ａ
および２１Ｂに上下から挟まれて中央分割面２４に支持
される。
【００１７】クランクシャフト２７には、そのクランク
ウェブ３２の１つ３２Ａにプライマリドライブギア３３
が形成される。このプライマリドライブギア３３は、カ
ウンタシャフト２８に回転自在に軸支されたプライマリ
ドリブンギア３４に噛み合う。カウンタシャフト２８に
は、開閉クラッチ３５およびドライブギア３６が軸装さ
れ、上記プライマリドリブンギア３４は開閉クラッチ３
５を介してカウンタシャフト２８に連結される。カウン
タシャフト２８に軸装されたドライブギア３６は、ドラ
イブシャフト２９（図１）に軸装された図示しないドラ
イブギアと噛み合って、トランスミッションギア機構を
構成する。
ウェブ３２の１つ３２Ａにプライマリドライブギア３３
が形成される。このプライマリドライブギア３３は、カ
ウンタシャフト２８に回転自在に軸支されたプライマリ
ドリブンギア３４に噛み合う。カウンタシャフト２８に
は、開閉クラッチ３５およびドライブギア３６が軸装さ
れ、上記プライマリドリブンギア３４は開閉クラッチ３
５を介してカウンタシャフト２８に連結される。カウン
タシャフト２８に軸装されたドライブギア３６は、ドラ
イブシャフト２９（図１）に軸装された図示しないドラ
イブギアと噛み合って、トランスミッションギア機構を
構成する。
【００１８】上述のプライマリドライブギア３３、プラ
イマリドリブンギア３４、開閉クラッチ３５およびトラ
ンスミッションギア機構は、ピストンの上下運動により
駆動されるクランクシャフト２７の回転を、変速可能に
ドライブシャフト２９へ伝えるエンジン動力伝導系であ
り、ドライブシャフト２９に固定されたドライブスプロ
ケットギア（図示せず）により、ドライブチェーンを介
して、後輪（共に図示せず）を駆動する。
イマリドリブンギア３４、開閉クラッチ３５およびトラ
ンスミッションギア機構は、ピストンの上下運動により
駆動されるクランクシャフト２７の回転を、変速可能に
ドライブシャフト２９へ伝えるエンジン動力伝導系であ
り、ドライブシャフト２９に固定されたドライブスプロ
ケットギア（図示せず）により、ドライブチェーンを介
して、後輪（共に図示せず）を駆動する。
【００１９】次に、図１に示す上部分割面２５には、発
電機ドライブシャフト３７およびスタータアイドルシャ
フト３８が、上半分割ケースエレメント２１Ｂと上部分
割ケースエレメント２１Ｃとに囲まれて軸装される。こ
れらの発電機ドライブシャフト３７およびスタータアイ
ドルシャフト３８は、上部分割面２５と軸心が一致し、
かつ上記カウンタシャフト２８と平行に配置される。さ
らに、発電機ドライブシャフト３７は、図２に示す発電
機ドライブシャフト軸受３９Ａおよび３９Ｂにより軸支
される。
電機ドライブシャフト３７およびスタータアイドルシャ
フト３８が、上半分割ケースエレメント２１Ｂと上部分
割ケースエレメント２１Ｃとに囲まれて軸装される。こ
れらの発電機ドライブシャフト３７およびスタータアイ
ドルシャフト３８は、上部分割面２５と軸心が一致し、
かつ上記カウンタシャフト２８と平行に配置される。さ
らに、発電機ドライブシャフト３７は、図２に示す発電
機ドライブシャフト軸受３９Ａおよび３９Ｂにより軸支
される。
【００２０】発電機ドライブシャフト３７には、この発
電機ドライブシャフト３７に対し回転自在なドライブデ
ィスク４０と、発電機ドライブシャフト３７に対し回転
一体にスプライン結合されたドリブンディスク４１とが
対峙して軸装される。これらのドライブディスク４０お
よびドリブンディスク４１は、ダンパ４２により接続さ
れて、ダンパ装置が構成される。このうちドライブディ
スク４０は軸合用ボス４０Ａを備え、この軸合用ボス４
０Ａが、発電機ドライブシャフト３７の一端部に延び
て、一方の発電機ドライブシャフト軸受３９Ｂに軸支さ
れ、これにより間接的に発電機ドライブシャフト３７が
軸支される。
電機ドライブシャフト３７に対し回転自在なドライブデ
ィスク４０と、発電機ドライブシャフト３７に対し回転
一体にスプライン結合されたドリブンディスク４１とが
対峙して軸装される。これらのドライブディスク４０お
よびドリブンディスク４１は、ダンパ４２により接続さ
れて、ダンパ装置が構成される。このうちドライブディ
スク４０は軸合用ボス４０Ａを備え、この軸合用ボス４
０Ａが、発電機ドライブシャフト３７の一端部に延び
て、一方の発電機ドライブシャフト軸受３９Ｂに軸支さ
れ、これにより間接的に発電機ドライブシャフト３７が
軸支される。
【００２１】上記軸合用ボス４０Ａには、発電機ドリブ
ンギア４３が回転一体にスプライン結合され、前記プラ
イマリドリブンギア３４に一体に結合された発電機ドラ
イブギア４４と噛み合って回転を伝えられる。他方、発
電機ドライブシャフト３７の他端は、クランクケース２
１の上面５４に取り付けられた発電機４５の入力軸４６
と結合される。発電機ドライブギア４４から発電機ドリ
ブンギア４３に伝えられた回転は、ダンパ装置（ドライ
ブディスク４０、ドリブンディスク４１、ダンパ４２）
を経て発電機ドライブシャフト３７に伝達され、発電機
４５が駆動される。上記発電機ドライブギア４４、発電
機ドリブンギア４３、ダンパ装置および発電機ドライブ
シャフト３７が発電機駆動系を構成する。
ンギア４３が回転一体にスプライン結合され、前記プラ
イマリドリブンギア３４に一体に結合された発電機ドラ
イブギア４４と噛み合って回転を伝えられる。他方、発
電機ドライブシャフト３７の他端は、クランクケース２
１の上面５４に取り付けられた発電機４５の入力軸４６
と結合される。発電機ドライブギア４４から発電機ドリ
ブンギア４３に伝えられた回転は、ダンパ装置（ドライ
ブディスク４０、ドリブンディスク４１、ダンパ４２）
を経て発電機ドライブシャフト３７に伝達され、発電機
４５が駆動される。上記発電機ドライブギア４４、発電
機ドリブンギア４３、ダンパ装置および発電機ドライブ
シャフト３７が発電機駆動系を構成する。
【００２２】この発電機駆動系に、その構成部品の幾つ
かを利用して、セルモータによるスタータ系が組み込ま
れている。すなわち、前記スタータアイドルシャフト３
８には、一体に結合した大径および小径のスタータアイ
ドルギア４７および４８が回転自在に軸支される。大径
のスタータアイドルギア４７は、スタータモータ４９の
スタータドライブギア５０に噛み合い、小径のスタータ
アイドルギア４８は、上記発電機ドライブシャフト３７
上に回転自在に軸支されたスタータドリブンギア５１に
噛み合う。
かを利用して、セルモータによるスタータ系が組み込ま
れている。すなわち、前記スタータアイドルシャフト３
８には、一体に結合した大径および小径のスタータアイ
ドルギア４７および４８が回転自在に軸支される。大径
のスタータアイドルギア４７は、スタータモータ４９の
スタータドライブギア５０に噛み合い、小径のスタータ
アイドルギア４８は、上記発電機ドライブシャフト３７
上に回転自在に軸支されたスタータドリブンギア５１に
噛み合う。
【００２３】このスタータドリブンギア５１は、軸合せ
ボス部５１Ａを備え、この軸合せボス部５１Ａと、上記
ドリブンディスク４１に結合されたリング５２との間に
楔合ローラ５３が介装されて、ワンウェイクラッチが構
成される。ところで、上記スタータモータ４９は、発電
機４５と並んでクランクケース２１の上面５４に取り付
けられ、スタータドライブギア５０を形成した出力軸の
みが、クランクケース２１内に突出する。
ボス部５１Ａを備え、この軸合せボス部５１Ａと、上記
ドリブンディスク４１に結合されたリング５２との間に
楔合ローラ５３が介装されて、ワンウェイクラッチが構
成される。ところで、上記スタータモータ４９は、発電
機４５と並んでクランクケース２１の上面５４に取り付
けられ、スタータドライブギア５０を形成した出力軸の
みが、クランクケース２１内に突出する。
【００２４】スタータモータ４９の駆動により、スター
タアイドルギア４７および４８を介してスタータドリブ
ンギア５１が回転し、この場合はワンウェイクラッチが
作用し、ダンパ装置（４０，４１，４２）を介して発電
機ドリブンギア４３が回転する。この発電機ドリブンギ
ア４３の回転は、発電機ドライブギア４４、プライマリ
ドリブンギア３４およびプライマリドライブギア３３を
介してクランクシャフト２７へ伝達され、このクランク
シャフト２７が駆動されてエンジンが始動する。エンジ
ン始動後は、発電機駆動系が作動するが、ワンウェイク
ラッチによりスタータアイドルギア４７および４８並び
にスタータモータ４９までのスタータ系は切り離され
る。
タアイドルギア４７および４８を介してスタータドリブ
ンギア５１が回転し、この場合はワンウェイクラッチが
作用し、ダンパ装置（４０，４１，４２）を介して発電
機ドリブンギア４３が回転する。この発電機ドリブンギ
ア４３の回転は、発電機ドライブギア４４、プライマリ
ドリブンギア３４およびプライマリドライブギア３３を
介してクランクシャフト２７へ伝達され、このクランク
シャフト２７が駆動されてエンジンが始動する。エンジ
ン始動後は、発電機駆動系が作動するが、ワンウェイク
ラッチによりスタータアイドルギア４７および４８並び
にスタータモータ４９までのスタータ系は切り離され
る。
【００２５】上述のように、スタータモータ４９は、ス
タータドライブギア５０が形成された出力軸のみがクラ
ンクケース２１内に突出しており、他の大部分がエンジ
ンの水平方向中心線５５に対し片寄った位置（車両の左
側）に配置される。また、スタータドライブギア５０に
噛合するスタータアイドルギア（大径）４７は、スター
タアイドルシャフト３８の軸方向に沿ってスタータアイ
ドルギア（小径）４８と離反し、これらスタータアイド
ルギア４７および４８間にドリブンディスク４１の一部
およびリング５２が位置するよう構成される。つまり、
スタータアイドルギア４７は、エンジンの水平方向中心
線５５に対しスタータモータ４９と反対位置に設定され
る。
タータドライブギア５０が形成された出力軸のみがクラ
ンクケース２１内に突出しており、他の大部分がエンジ
ンの水平方向中心線５５に対し片寄った位置（車両の左
側）に配置される。また、スタータドライブギア５０に
噛合するスタータアイドルギア（大径）４７は、スター
タアイドルシャフト３８の軸方向に沿ってスタータアイ
ドルギア（小径）４８と離反し、これらスタータアイド
ルギア４７および４８間にドリブンディスク４１の一部
およびリング５２が位置するよう構成される。つまり、
スタータアイドルギア４７は、エンジンの水平方向中心
線５５に対しスタータモータ４９と反対位置に設定され
る。
【００２６】このようにスタータドライブギア５０に噛
合するスタータアイドルギア（大径）４７がエンジンの
水平方向中心線５５に対し上記スタータモータ４９と反
対位置に配置されたことから、スタータモータ４９を上
記エンジンの水平方向中心線５５に近付けることができ
る。この結果、スタータモータ４９がクランクケース２
１に対しエンジンの水平方向へ突出する突出量を低下さ
せることができるので、エンジンを全体として小型化で
きる。
合するスタータアイドルギア（大径）４７がエンジンの
水平方向中心線５５に対し上記スタータモータ４９と反
対位置に配置されたことから、スタータモータ４９を上
記エンジンの水平方向中心線５５に近付けることができ
る。この結果、スタータモータ４９がクランクケース２
１に対しエンジンの水平方向へ突出する突出量を低下さ
せることができるので、エンジンを全体として小型化で
きる。
【００２７】また、スタータモータ４９が重量物である
ため、上述のようにスタータモータ４９をエンジンの水
平方向中心線５５に近付けることができると、エンジン
の重心をエンジンの水平方向中心線５５に近付けること
ができることになる。この結果、このエンジンが搭載さ
れた自動二輪車の操縦安定性能も向上させることができ
る。
ため、上述のようにスタータモータ４９をエンジンの水
平方向中心線５５に近付けることができると、エンジン
の重心をエンジンの水平方向中心線５５に近付けること
ができることになる。この結果、このエンジンが搭載さ
れた自動二輪車の操縦安定性能も向上させることができ
る。
【００２８】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る自動二輪
車のエンジンによれば、発電機駆動系の発電機ドライブ
シャフトにスタータドリブンギアが軸装され、スタータ
モータが上記エンジンの水平方向に片寄って前記クラン
クケースに配置され、このスタータモータのスタータド
ライブギアが１組のスタータアイドルギアの一方に噛合
し、スタータアイドルギアの他方が上記スタータドリブ
ンギアに噛合し、上記スタータドライブギアに噛合した
上記スタータアイドルギアが上記エンジンの水平方向中
心に対し、上記スタータモータと反対位置に配置された
ことから、クランクケースに配置されたスタータモータ
をエンジンの水平方向中心線へ近付けることができ、こ
の結果、エンジンを全体として小型化できる。
車のエンジンによれば、発電機駆動系の発電機ドライブ
シャフトにスタータドリブンギアが軸装され、スタータ
モータが上記エンジンの水平方向に片寄って前記クラン
クケースに配置され、このスタータモータのスタータド
ライブギアが１組のスタータアイドルギアの一方に噛合
し、スタータアイドルギアの他方が上記スタータドリブ
ンギアに噛合し、上記スタータドライブギアに噛合した
上記スタータアイドルギアが上記エンジンの水平方向中
心に対し、上記スタータモータと反対位置に配置された
ことから、クランクケースに配置されたスタータモータ
をエンジンの水平方向中心線へ近付けることができ、こ
の結果、エンジンを全体として小型化できる。
【図１】この発明に係る自動二輪車のエンジンの一実施
例を示す側面図。
例を示す側面図。
【図２】図１のII−II線に沿う断面図。
【図３】発電機駆動系およびスタータモータによるスタ
ータ系が配置された従来の自動二輪車のエンジンを示す
部分断面図。
ータ系が配置された従来の自動二輪車のエンジンを示す
部分断面図。
２１ クランクケース ２３ シリンダ ３７ 発電機ドライブシャフト ３８ スタータアイドルシャフト ４５ 発電機 ４７ スタータアイドルギア（大径） ４８ スタータアイドルギア（小径） ４９ スタータモータ ５０ スタータドライブギア ５１ スタータドリブンギア ５５ エンジンの水平方向中心線
Claims (1)
- 【請求項１】 クランクケースに発電機駆動系、および
この発電機駆動系の構成部品の一部を利用してエンジン
を始動させるスタータモータによるスタータ系が配設さ
れた自動二輪車のエンジンにおいて、上記発電機駆動系
の発電機ドライブシャフトにスタータドリブンギアが軸
装され、また、上記スタータモータが上記エンジンの水
平方向に片寄って前記クランクケースに配置され、この
スタータモータのスタータドライブギアが１組のスター
タアイドルギアの一方に噛合し、このスタータアイドル
ギアの他方が上記スタータドリブンギアに噛合し、上記
スタータドライブギアに噛合した上記スタータアイドル
ギアが上記エンジンの水平方向中心に対し、上記スター
タモータと反対位置に配置されたことを特徴とする自動
二輪車のエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3015270A JP3006104B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 自動二輪車のエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3015270A JP3006104B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 自動二輪車のエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04255530A JPH04255530A (ja) | 1992-09-10 |
| JP3006104B2 true JP3006104B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=11884173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3015270A Expired - Lifetime JP3006104B2 (ja) | 1991-02-06 | 1991-02-06 | 自動二輪車のエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3006104B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4569624B2 (ja) * | 1997-09-25 | 2010-10-27 | 株式会社デンソー | 電動圧縮機の取付構造 |
| JP4369185B2 (ja) | 2003-09-03 | 2009-11-18 | 川崎重工業株式会社 | 並列多気筒エンジン |
-
1991
- 1991-02-06 JP JP3015270A patent/JP3006104B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04255530A (ja) | 1992-09-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4397927B2 (ja) | 自動二輪車用エンジン | |
| US4603754A (en) | Drive system for engine-driven light vehicles | |
| JP3006104B2 (ja) | 自動二輪車のエンジン | |
| EP1666721B1 (en) | Internal combustion engine | |
| JP3194272B2 (ja) | 自動二輪車のエンジン | |
| US7886634B2 (en) | Automatic transmission arrangement for a motorcycle | |
| JP2525403B2 (ja) | 自動２輪車エンジンの始動装置 | |
| RU2666622C1 (ru) | Трансмиссия моторизованного велосипеда (варианты) | |
| JP3154693B2 (ja) | 車輌用エンジンの始動装置 | |
| JPH04255531A (ja) | 自動二輪車のエンジン | |
| JP2841649B2 (ja) | 自動２輪車エンジンのクランクケース | |
| JP2653518B2 (ja) | 内燃機関のバランサ装置 | |
| JPS6141683A (ja) | 原動機付自転車の動力伝達装置 | |
| JP2000283239A (ja) | 車両用エンジンにおけるバランサ装置 | |
| JP4508306B2 (ja) | 車両用パワーユニット | |
| JP2548385Y2 (ja) | エンジン始動装置の取付構造 | |
| JPS6253371B2 (ja) | ||
| JPS6146182Y2 (ja) | ||
| JPH0746619Y2 (ja) | 二サイクルエンジンのクランク軸装置 | |
| JPS6244094B2 (ja) | ||
| JPH04246240A (ja) | 自動二輪車のエンジン | |
| JPS6242118Y2 (ja) | ||
| JP3458449B2 (ja) | エンジンのオルターネータ駆動装置 | |
| JPS6334358A (ja) | 内燃機関の始動装置 | |
| JPH048865A (ja) | 自動二輪車のキックスタータ装置 |