JPH0625481B2 - 立体格納塔におけるホーク式受け渡し装置 - Google Patents

立体格納塔におけるホーク式受け渡し装置

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JPH0625481B2
JPH0625481B2 JP2217761A JP21776190A JPH0625481B2 JP H0625481 B2 JPH0625481 B2 JP H0625481B2 JP 2217761 A JP2217761 A JP 2217761A JP 21776190 A JP21776190 A JP 21776190A JP H0625481 B2 JPH0625481 B2 JP H0625481B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は立体格納塔におけるホーク式受け渡し装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来の立体格納塔におけるホーク式受け渡し装置とし
て、例えば実開昭54−62286号公報に開示された
考案がある。
これは第8図に示すように、昇降台51と左右一対の横
行格納台車54及び両台車54を横行させるための前後
一対の横行用レール53を備えている。
前記昇降台51は中央空間に配置された長尺状の受台5
1b上に取付けられ、その長手方向の2箇所がホーク5
1aになっている。そして、この昇降台51にはワイヤ
52が係着され、同ワイヤ52の上下動により前記中央
空間内を昇降するようになっている。一方、前記横行格
納台車54は立体格納塔の各階において中央空間の両側
に位置する格納区画内に配置され、両端部には車輪55
を備えるとともに、中央上面には前記昇降台51のホー
ク51aに対応するホーク54aが取付けられている。
また、横行用レール53は一方の格納区画から中央空間
を通過して他方の格納区画まで直線状に架設され、同レ
ール53上を前記横行格納台車54の車輪55が転動す
るようになっている。
この従来のホーク式受け渡し装置において、前記横行格
納台車54上に自動車を載置して格納するには、まず地
上階にて自動車のタイヤ部分を昇降台51のホーク51
a上に位置させた後、その昇降台51を横行格納台車5
4が配置されている目的階まで上昇させる。そして、ホ
ーク51aの上下方向厚み分の中に横行格納台車54の
ホーク54aが収まる高さ位置にて昇降台51を停止さ
せ、その状態で横行格納台車54を横行させる。する
と、昇降台51側のホーク51aに横行格納台車54側
のホーク54aが摺動しながら噛み合い、横行格納台車
54にその側縁が受台51bに当接した時点で停止され
る。
そして、その状態から前記昇降台51を徐々に下降させ
ると、横行格納台車54のホーク54a上に自動車が残
り、その後、横行格納台車54を格納区画の原位置に復
帰させると自動車の格納は完了する。
反対に、前記横行格納台車54にて格納された自動車を
搬出するときには、まず自動車が載置された横行格納台
車54を中央空間まで横行させ、その後、昇降台51を
上昇させる。すると、横行格納台車54のホーク54a
に昇降台51のホーク51aが摺動しながら噛み合い、
昇降台51はそのホーク51aの上下方向厚み内に横行
格納台車54のホーク54aが収まる高さ位置にて停止
される。そして、このとき横行格納台車54のホーク5
4a上から昇降台51のホーク51a上に自動車が受け
渡しされる。
そして、その状態から横行格納台車54が格納区画へ戻
されると、昇降台51は下降を始める。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、かかる従来のホーク式受け渡し装置では、上
昇される昇降台の停止位置制御に非常な正確さが要求さ
れるという問題があった。
例えば、格納時において自動車を載置した昇降台51を
横行格納台車54の配設された高さ位置よりも高すぎる
位置で停止させ、その状態にて横行格納台車54を横行
させた場合には、横行格納台車54のホーク54aが受
台51bにぶつかってしまい、両ホーク51a,54a
が噛み合う位置まで横行格納台車54を横移動させられ
ないため格納物の受け渡しはできない。
一方、逆に昇降台51の停止した位置が横行格納台車5
4の高さ位置よりも低すぎる場合には、その状態にて横
行格納台車54を横行させると、昇降台51のホーク5
1a上の自動車に横行格納台車54のホーク54aがぶ
つかってしまい、やはり自動車の受け渡しはできない。
また、搬出時には上昇する昇降台51の停止制御が少し
でも遅いと、横行格納台車54のホーク54aが昇降台
51の受台51bにより無理に持ち上げられ、横行格納
台車54の車輪55が横行用レール53からはずれると
いう危険があった。
また一方、搬出時における昇降台51の停止制御が早過
ぎる場合には、両ホーク54a,51a間での自動車の
受け渡しはできず、横行格納台車54が格納区画へ戻さ
れるとき、自動車もそのまま格納区画へ戻されてしまう
ものであった。
即ち、従来のホーク式受け渡し装置では昇降台51の停
止位置は上下に余裕の無い極めて狭い範囲に限定されて
おり、しかも、これにワイヤー52の伸び、撓み、昇降
台51のホーク51aの厚み等、様々な要因が重なるた
め、昇降台51の停止位置の位置決め制御にますます困
難を極めるという問題があった。
さらに、格納時における昇降台51の停止位置制御が良
好に行われた場合でも、横行格納台車54は中央空間内
にて昇降台51の受台51bに側縁が当接することで停
止する構成であるため、格納作業の度毎に不要な衝撃・
振動が与えられ、装置全体の機械的疲弊を招いて好まし
いものではなかった。しかも、この横行格納台車54の
停止位置制御においては、その停止が遅すぎると前記受
台51bに対して横行格納台車54が強くぶつかってし
まい、昇降台51が不必要に横揺れしたりするなどの問
題を招くため、この横行格納台車54の停止位置制御に
も難しい問題があった。
さらに又、横行格納台車54側のホーク54aは格納物
の受け渡し時における昇降台51側のホーク51aとの
噛み合い動作をスムーズに行う必要から、その上下方向
の厚みが昇降台51側のホーク51aの厚みよりも小さ
くされている。しかし、相互に格納物が受け渡しされる
両ホーク51a,54aの厚みがアンバランスであるこ
とは自動車など重量物の受け渡しが行われることからも
安全性の面で好ましいものではなかった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は前記問題を解決するために、ホークを用いて
格納物を受け渡しする立体格納塔におけるホーク式受け
渡し装置において、上下方向に亘る昇降空間に沿って上
下動する吊下部材と、前記吊下部材により吊下支持さ
れ、該吊下部材の上下動に伴い上下移動する昇降フレー
ムと、立体格納塔の所定階において前記昇降空間の側方
に位置する格納区画に横移動可能に配置された横行トレ
イと、前記横行トレイを昇降空間と格納区画との間で横
移動させる駆動装置とを備え、前記昇降フレームには格
納物が載置される昇降ホークを横行トレイの横移動方向
へ片持ちはり状に突設する一方、前記横行トレイには同
じく格納物が載置される格納ホークを横行トレイの横移
動方向へ片持ちはり状に突設し、且つ両ホークを互いに
他方のホークの突設列の間に位置して噛み合うように構
成し、さらに、前記吊下部材を横行トレイの横移動範囲
の外側にて上下動するように構成し、前記吊下部材の上
下動に伴う昇降フレームの上下移動と横行トレイの横移
動に基づき、昇降空間内にて前記両ホークを互いに上下
両方向へすれ違いさせて格納物を受け渡すように構成し
たことを要旨とするものである。
〔作用〕
即ち、地上階にて昇降ホーク上に格納物が載置される
と、昇降フレームは目的階まで上昇し、その目的階の格
納区画に配置された横行とれいの格納ホークよりも上方
位置にて停止される。すると、駆動装置の駆動力により
横行トレイが格納区画から昇降空間へ横移動され、前記
昇降フレームの下方となる位置にて停止される。そし
て、前記昇降フレームが下降し、昇降ホークと格納ホー
クが互いに接触せず噛み合いながら上下方向へすれ違う
と、昇降ホーク上から格納ホーク上へ格納物が受け渡し
される。その後、前記昇降フレームはそのまま下降を続
け、格納物が受け渡しされた横行トレイ駆動装置の駆動
力により昇降空間から格納区画へ横移動して格納を完了
する。
一方、前記格納区画から格納物を搬出するときには、ま
ず格納物を載置した横行トレイが駆動装置により昇降空
間へ横移動させて停止する。すると、昇降フレームが下
方より上昇してその昇降ホークが横行トレイの格納ホー
クと接触せず噛み合いながらすれ違う。従って、格納ホ
ーク上から上昇ホーク上に格納物が受け渡しされ、昇降
フレームは前記横行トレイよりも上方となる位置にて停
止する。そして、格納物を受け渡した横行トレイが駆動
装置により格納区画へ横移動されると、昇降フレームが
格納物を載置した状態で下降する。
〔実施例〕
以下、この発明を車両用の立体格納塔におけるホーク式
受け渡し装置に具体化した一実施例を第1図〜第6図に
従って説明する。
第1図に示すように立体格納塔の中央には上下方向に亘
る昇降空間Eが設けられ、この昇降空間Eの両側には格
納区画X,Yが各階において設けられている。そして、
前記昇降空間Eの両側部には後述する昇降ホーク1a,
1bを突設した昇降フレーム2が配置されるとともに、
各格納区画X,Yには格納ホーク6を突設した横行トレ
イ5がそれぞれ配置されている。
前記昇降フレーム2は、合金製の矩形板状体であって短
片方向端部を上下方向として設置されている。そして、
その昇降フレーム2の昇降空間E側には所定間隔で複数
の昇降ホーク1a,1bが水平方向へ片持ちはり状に突
設されている。
又、昇降フレーム2の長手方向端部にはガイド部材2a
が連設され、同ガイド部材2aは上下方向に延びる断面
コの字状の昇降ガイドレール3にスライド自在に嵌合さ
れている。ガイド部材2aには吊下部材としてのチェー
ン4(又は、ワイヤでも可)が係着されており、立体格
納塔の屋上に設置されたモータMの駆動によりチェーン
4の巻取り又は繰り出しが行われる。そして、チェーン
4の巻取り又は繰り出しによって、前記昇降フレーム2
が上下移動され、昇降ガイドレール3に囲まれた昇降空
間E内を昇降ホーク1a,1bが昇降できるようになっ
ている。
この立体格納塔の各階の両側であって前記昇降フレーム
2の背後方向には、昇降空間Eに隣接して前記格納区画
X,Yが設けられている。そして、各格納区画X,Yに
はそれぞれ昇降空間Eとの間で水平方向へ横行移動可能
な横行トレイ5が配されている。
横行トレイ5は本体が平面かすがい形状をした合金製の
板状体であって、格納区画X,Yを横切る中央連結部5
aには複数の格納ホーク6が水平方向に突設されてい
る。この格納ホーク6は横行トレイ5が昇降空間Eに横
行移動させられたとき、前記昇降ホーク1a,1bと噛
み合って上下いずれの方向へもすれ違い可能となるよう
に前記昇降ホーク1a,1bの突設列間に位置して突設
されている。又、中央連結部5aの両端には両側部5b
が中央連結部5aと直角に形成され、その両側部5bの
下面にはレール部5cが突設されている。
横行ローラフレーム7は断面コの字状をなし、格納区画
X,Y、及び昇降空間Eの両側壁に沿って平行、且つ一
直線状に配設されている。横行ローラフレーム7には切
断部7aが設けられており、同切断部7aにより前記昇
降フレーム2が横行ローラフレーム7に接触することな
く昇降できるようになっている。
又、横行ローラフレーム7には、水平方向に複数のロー
ラ8が取着されており、同ローラ8に横行トレイ5のレ
ール部5cが支持さることにより、横行トレイ5の落下
防止と横行が可能とされている(第5図参照)。そし
て、ローラ8が図示しないサブモータにより駆動される
ことにより、横行トレイ5が格納区画X,Yから昇降空
間Eへ横移動可能となっている。なお、前記チェーン4
は横行ローラフレームクよりも外側に位置して断面コの
字状をなす昇降ガイドレール3内を上下動する構成とな
っているので、昇降フレーム2が位置する階よりも上方
階の横行トレイ5が昇降空間E内へ横移動された場合に
も、横行トレイ5又は同トレイ5上の自動車が前記ワイ
ヤ4に接触するそれはない。
さらに、昇降空間Eの最下階(第1図における1階)に
はピット部Lが凹設されており、同ピット部Lによって
昇降ホーク1a,1bは同階の搬送面よりも外方へ移動
可能となっている。
この立体格納塔のホーク式受け渡し装置において、格納
塔にはスイッチボックスSが隣接して配設されており、
同スイッチボックスSによりホークによる受け渡し動作
が制御されるようになっている。
次に、本実施例における自動車の格納手順について、第
6図(a)〜第6図(d)に基づいて説明する。
まず、第6図(a)に示すように、昇降フレーム2が1
階に降りた状態で自動車を昇降空間Eに進入させ(第2
図中、A矢印方向)、自動車のタイヤ部分を昇降フレー
ム2の昇降ホーク1a,1b上に載せる。このとき、昇
降ホーク1a,1bはピット部L内に位置している。そ
のため、昇降ホーク1a,1bの上面と1階の搬送面と
が一致し、納車がスムーズに行われる。
次いで、第6図(b)に示すように、モータMを駆動さ
せてチェーン4を巻取り、昇降フレーム2を目的階に上
昇させる。
そして、第6図(c)に示すように、目的階において横
行トレイ5の格納ホーク6よりも若干高い位置で昇降フ
レーム2を停止させた後、図示しないサブモータにてロ
ータ8を駆動させて横行トレイ5を格納区画X,Yから
昇降空間Eへ横行させる。この場合、横行ローラフレー
ム7は昇降フレーム2の通過する部分に切断部7aが設
けられているが、ローラ8が複数あり、両側部5bも十
分長さがあるので切断部7aから横行トレイ5が落下す
ることはない。
そして、昇降空間Eにおいて、所定位置、つまり昇降ホ
ーク1a,1bと格納ホーク6とが丁度噛み合う位置に
て横行トレイ5を停止させ、続いて昇降フレーム2を下
降させる。
すると、第6図(d)に示すように、横行トレイ5はそ
の格納ホーク6が昇降フレーム2の昇降ホーク1a,1
bに接触することなく全体的に噛み合いながら上下方向
へすれ違い、自動車が昇降ホーク1a,1b上から格納
ホーク6上に受け渡される。そして、受け渡しの終了し
た昇降フレーム2はそのまま停止することなく地上階に
戻され、次の自動車の格納準備に入る。一方、前記昇降
フレーム2から自動車を受け渡しされた横行トレイ5は
ローラ8が逆方向へ駆動させることにより格納区画X,
Yへ戻り、これにより格納は終了する。
又、格納区画X,Yに格納した自動車を搬出するとき
は、上記した格納時とは逆の操作をすればよい。しか
も、その際には搬出する自動車が載置された横行トレイ
5を前もって昇降空間E内へ移動させた場合にも、前述
したように横行トレイ5又は同トレイ5上の自動車が上
下動するチェーン4に接触するおそれはない。
このように、この実施例の立体格納塔におけるホーク式
受け渡し装置では、昇降フレーム2に片持ちはり状に突
設された昇降ホーク1a,1bと横行トレイ5に突設さ
れた格納ホーク6とが昇降空間E内において互いに接触
することなく全体的に噛み合いながら上下方向へすれ違
って自動車を相互に受け渡しする構成であるので、受け
渡し時における昇降フレーム2の横行トレイ5に対する
高さ位置、即ち、上昇させた昇降フレーム2の上下方向
における停止位置に余裕が生まれ、従来とは異なり、昇
降フレーム2の正確な停止位置制御を不要にすることが
できる。
加えて、横行トレイ5の移動方向と、昇降ホーク1a,
1b及び格納ホーク6の突設方向が一致し、且つ両ホー
ク1a,1b、6は互いに他方の突設列間に位置して噛
み合うように配置されているので、受け渡し昇降空間E
内へ横移動させた横行トレイ5の横行動方向における停
止位置に余裕が生まれ、従来とは異なり、横行トレイ5
の正確な停止位置制御を不要にできる。
従って、昇降フレーム2及び横行トレイ5の停止位置制
御を厳密にしなくとも、格納物の搬出入を正確且つ迅速
に行うことができるようになる。
さらに、前述したとおり、昇降ホーク1a,1bと格納
ホーク6は昇降空間Eにおいて互いに接触することなく
全体的に噛み合いながら上下方向へすれ違う構成である
ため、昇降空間E内において昇降フレーム2と横行トレ
イ5とがそれぞれの停止時に他方に当接することはな
い。従って、従来とは異なり、平常運転時に不要な衝撃
・振動が受け渡し装置に加わることはなく、装置全体に
対し不要な機械的疲弊が生じるおそれを未然に防止する
ことができる。
また、従来とは異なり、格納ホーク6の上下方向厚みを
昇降ホーク1a,1bの上下方向厚み内に収める必要も
ないため、両ホーク1a,1b、6が強度的にアンバラ
ンスとなることもない。
そして、更に、横行トレイ5が昇降空間E内へ横移動さ
れた時にも、昇降フレーム2を吊下支持するチェーン4
に対して前記横行トレイ5又は同トレイ5上の自動車が
接触するおそれはないので、格納時に受け渡しの終了し
た昇降フレーム2を停止させることなくそのまま下降さ
せて次の格納作業に取り掛かることができる一方、搬出
時には前もって受渡しをする横行トレイ5を昇降空間E
内へ横移動させ早めに搬出準備を完了することができ
る。従って、複数の連続した格納作業及び搬出作業を無
理なく迅速にこなすことができる。
さて、この別例では昇降空間Eの一側部にのみ昇降フレ
ーム2が配置され、横行トレイ5にはその片側にのみ格
納ホーク6が突設されている点で前記実施例と異なって
いる。
従って、この別例によれば、柱、パイプ等の長尺物を格
納するのに便利であり、また狭い土地でも有効に活用す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明によれば、横行トレイの
移動方向と、昇降ホーク及び格納ホークの突設方向が一
致し、且つ両ホークは互いに他方の突設列間に位置して
昇降空間内において互いに接触することなく全体的に噛
み合いながら上下方向へすれ違って格納物を相互に受け
渡しする構成であるので、昇降フレーム及び横行トレイ
の停止位置制御を厳密にしなくとも、ホークの受け渡し
による格納・搬出作業を支障なく確実に行えるととも
に、昇降空間へ横移動された横行トレイ又は同トレイ上
の格納物と昇降フレームを吊下支持する吊下部材とが接
触するおそれもないので、格納時には受け渡しの終了し
た昇降フレームを停止させることなくそのまま下降させ
て次の格納作業に取り掛かれる一方、搬出時には前もっ
て受け渡しをする横行トレイを昇降空間内へ横移動させ
て早めに搬出準備を完了することができ、複数の連続し
た格納作業及び搬出作業を無理なく迅速にこなすことが
できる。又、平常運転時には装置全体に機械的疲弊を招
くような衝撃・振動が加わるもそれをほとんど皆無にで
き、さらに相互に受け渡しをする各ホークの強度をバラ
ンスさせて安全に運転することができるという優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を車両用の立体格納塔におけるホーク
式受け渡し装置に具体化した一実施例を示す正断面図、
第2図は同じく平断面図、第3図は昇降フレーム及び昇
降ホークを示す斜視図、第4図は横行トレイ及び格納ホ
ークを示す斜視図、第5図は横行トレイの駆動手段を示
す部分側断面図、第6図(a)〜(d)は本実施例にお
ける自動車の格納手順を示す説明図、第7図はこの発明
の別例を示す一部透視斜視図、第8図は従来の立体格納
塔におけるホーク式受け渡し装置を示す斜視図である。 1a,1b……昇降ホーク、2……昇降フレーム、4…
…吊下部材としてのチェーン、5……横行トレイ、6…
…格納ホーク、E……昇降空間、X,Y……格納区画。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホークを用いて格納物を受け渡しする立体
    格納塔におけるホーク式受け渡し装置において、 上下方向に亘る昇降空間(E)に沿って上下動する吊下
    部材(4)と、 前記吊下部材(4)により吊下支持され、該吊下部材
    (4)の上下動に伴い上下移動する昇降フレーム(2)
    と、 立体格納塔の所定階において前記昇降空間(E)の側方
    に位置する格納区画(X,Y)に横移動可能に配置され
    た横行トレイ(5)と、 前記横行トレイ(5)を昇降空間(E)と格納区画
    (X,Y)との間で横移動させる駆動装置とを備え、 前記昇降フレーム(2)には格納物が載置される昇降ホ
    ーク(1)を横行トレイ(5)の横移動方向へ片持ちは
    り状に突設する一方、前記横行トレイ(5)には同じく
    格納物が載置される格納ホーク(6)を横行トレイ
    (5)の横移動方向へ片持ちはり状に突設し、且つ両ホ
    ーク(1,6)を互いに他方のホークの突設列の間に位
    置して噛み合うように構成し、 さらに、前記吊下部材(4)を横行トレイ(5)の横移
    動範囲の外側にて上下動するように構成し、 前記吊下部材(4)の上下動に伴う昇降フレーム(2)
    の上下移動と横行トレイ(5)の横移動に基づき、昇降
    空間(E)内にて前記両ホーク(1,6)を互いに上下
    両方向へすれ違いさせて格納物を受け渡すように構成し
    たことを特徴とする立体格納塔におけるホーク式受け渡
    し装置。
  2. 【請求項2】前記昇降フレーム(2)は昇降空間(E)
    の一側部にのみ配置されて該昇降空間(E)に対応する
    片側にのみ昇降ホーク(1)を突設し、前記横行トレイ
    (5)は昇降ホーク(1)に対応する片側にのみ格納ホ
    ーク(6)を突設したものである特許請求の範囲第1項
    に記載の立体格納塔におけるホーク式受け渡し装置。
JP2217761A 1990-08-18 1990-08-18 立体格納塔におけるホーク式受け渡し装置 Expired - Lifetime JPH0625481B2 (ja)

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