JPH06253945A - 椅 子 - Google Patents
椅 子Info
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- JPH06253945A JPH06253945A JP5042441A JP4244193A JPH06253945A JP H06253945 A JPH06253945 A JP H06253945A JP 5042441 A JP5042441 A JP 5042441A JP 4244193 A JP4244193 A JP 4244193A JP H06253945 A JPH06253945 A JP H06253945A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- seat
- core material
- convex
- nut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】軽量で、かつ複雑な三次曲面を有した本体を備
える。 【構成】座1と、背もたれ2及び脚3が一体に形成され
座1を保持する本体4とからなり、前記本体4が、内壁
44と外壁43とで形成される中空部45を有してなる
ブロー成形芯材41を備え、前記座1が取り付けられる
内壁44に当接する奥行の凹部5を外壁43に設け、そ
の凹部5内に緊締手段8を挿入して外壁43を内壁44
に止着している。
える。 【構成】座1と、背もたれ2及び脚3が一体に形成され
座1を保持する本体4とからなり、前記本体4が、内壁
44と外壁43とで形成される中空部45を有してなる
ブロー成形芯材41を備え、前記座1が取り付けられる
内壁44に当接する奥行の凹部5を外壁43に設け、そ
の凹部5内に緊締手段8を挿入して外壁43を内壁44
に止着している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、休憩室、喫煙室や待合
室などに設置される総ぐるみタイプの椅子に関するもの
である。
室などに設置される総ぐるみタイプの椅子に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の椅子は、座と、その座を
保持する本体とからなり、座及び本体はそれぞれ芯材に
クッション材を貼設して形成される。しかして、通常、
本体は、背もたれと脚とが一体になった芯材にクッショ
ン材を貼設するもので、その芯材は、例えば、所定の板
厚の合板を意図した曲面が出るように曲げ加工して形成
するか、あるいは、鉄製のフレームと軟質発泡ポリウレ
タンとの組合せにより形成している。一般的に、背もた
れと脚とが一体になって本体が形成されている関係か
ら、背もたれから脚にかけての曲面が滑らかに連続する
ように、三次曲面を用いて外形が形成されるものであ
る。
保持する本体とからなり、座及び本体はそれぞれ芯材に
クッション材を貼設して形成される。しかして、通常、
本体は、背もたれと脚とが一体になった芯材にクッショ
ン材を貼設するもので、その芯材は、例えば、所定の板
厚の合板を意図した曲面が出るように曲げ加工して形成
するか、あるいは、鉄製のフレームと軟質発泡ポリウレ
タンとの組合せにより形成している。一般的に、背もた
れと脚とが一体になって本体が形成されている関係か
ら、背もたれから脚にかけての曲面が滑らかに連続する
ように、三次曲面を用いて外形が形成されるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成において、合板で本体の芯材を形成する場合は、二次
曲面は容易に作製できるものの、三次曲面については、
合板の性質上、加工にかなりの困難が伴い、強度的に問
題のないものを作製する場合、板厚の関係から外観のよ
いものが製作し難く、無理な曲面を形成することによっ
て合板が割れたり寸法に狂いが出て、座が本体に取り付
け難くなることがあった。また、鉄製のフレームのもの
にあっては、三次曲面については所望の形状のものが作
製できる反面、フレームの曲げ加工や、ポリウレタンの
注入など、工程及び構造が複雑多岐になり、またできあ
がったものも重たく、配置変更などの際に人手を要する
ものであった。
成において、合板で本体の芯材を形成する場合は、二次
曲面は容易に作製できるものの、三次曲面については、
合板の性質上、加工にかなりの困難が伴い、強度的に問
題のないものを作製する場合、板厚の関係から外観のよ
いものが製作し難く、無理な曲面を形成することによっ
て合板が割れたり寸法に狂いが出て、座が本体に取り付
け難くなることがあった。また、鉄製のフレームのもの
にあっては、三次曲面については所望の形状のものが作
製できる反面、フレームの曲げ加工や、ポリウレタンの
注入など、工程及び構造が複雑多岐になり、またできあ
がったものも重たく、配置変更などの際に人手を要する
ものであった。
【0004】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る椅子は、座と、背もたれ及
び脚が一体に形成され座を保持する本体であって、前記
本体が、内壁と外壁とで形成される中空部を有してなる
ブロー成形芯材を備え、前記座が取り付けられる内壁に
当接する奥行の凹部を外壁に設け、その凹部内に緊締手
段を挿入して外壁を内壁に止着してなることを特徴とす
る。
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る椅子は、座と、背もたれ及
び脚が一体に形成され座を保持する本体であって、前記
本体が、内壁と外壁とで形成される中空部を有してなる
ブロー成形芯材を備え、前記座が取り付けられる内壁に
当接する奥行の凹部を外壁に設け、その凹部内に緊締手
段を挿入して外壁を内壁に止着してなることを特徴とす
る。
【0006】凹部をより確実に内壁の止着位置に止着す
るためには、外壁の凹部が当接する部位の内壁が、座取
付側に突出してなる凸部を備えたものが好ましい。
るためには、外壁の凹部が当接する部位の内壁が、座取
付側に突出してなる凸部を備えたものが好ましい。
【0007】また、座の取付を容易にするためには、外
壁の凹部が、本体の高さ方向の略同一位置に所定距離離
間して複数箇所に形成され、それぞれの凹部が当接する
部位の内壁が、凹部に対応して座取付側に突出してなる
凸部を備え、かつ少なくとも内壁のそれぞれの凸部間
に、凸部と同一方向に膨出する凸条を凸部と同一高さ位
置に具備してなり、緊締手段が、ボルト及びナットから
なり、座が、前記凸条に載置され、かつ凹部と凸部とを
緊締するボルト及びナットにより取り付けられる座受金
具により固定される構成にすることが好ましい。
壁の凹部が、本体の高さ方向の略同一位置に所定距離離
間して複数箇所に形成され、それぞれの凹部が当接する
部位の内壁が、凹部に対応して座取付側に突出してなる
凸部を備え、かつ少なくとも内壁のそれぞれの凸部間
に、凸部と同一方向に膨出する凸条を凸部と同一高さ位
置に具備してなり、緊締手段が、ボルト及びナットから
なり、座が、前記凸条に載置され、かつ凹部と凸部とを
緊締するボルト及びナットにより取り付けられる座受金
具により固定される構成にすることが好ましい。
【0008】
【作用】このような構成のものであれば、構造材とする
には肉厚の薄いシート状材料から成形されるブロー成形
芯材を本体に用いても、内壁に当接する奥行を有する凹
部を外壁に設け、その凹部に緊締手段を挿入して凹部を
内壁にその緊締手段で止着しているので、実質的に内壁
が外壁と一体となり、その部分において強度が増加し
て、中空部を形成している内壁及び外壁が外力により不
規則に撓むことがなくなる。したがって、ブロー成形に
より複雑な三次曲面を形成したブロー成形芯材におい
て、座を保持する本体自体の全体の強度を増加させるこ
とができる。
には肉厚の薄いシート状材料から成形されるブロー成形
芯材を本体に用いても、内壁に当接する奥行を有する凹
部を外壁に設け、その凹部に緊締手段を挿入して凹部を
内壁にその緊締手段で止着しているので、実質的に内壁
が外壁と一体となり、その部分において強度が増加し
て、中空部を形成している内壁及び外壁が外力により不
規則に撓むことがなくなる。したがって、ブロー成形に
より複雑な三次曲面を形成したブロー成形芯材におい
て、座を保持する本体自体の全体の強度を増加させるこ
とができる。
【0009】また、外壁の凹部に対応して、内壁の対応
部位に凸部を形成することにより、凹部を凸部に合致さ
せて外壁を内壁に止着する際の位置合わせができるの
で、容易に、かつ確実に所定位置で両方の壁を緊締状態
にして、外壁を内壁に止着することができ、その凸部で
座を保持することができる。
部位に凸部を形成することにより、凹部を凸部に合致さ
せて外壁を内壁に止着する際の位置合わせができるの
で、容易に、かつ確実に所定位置で両方の壁を緊締状態
にして、外壁を内壁に止着することができ、その凸部で
座を保持することができる。
【0010】さらに、凹部及び凸部を複数にし、内壁の
凸部間には凸条を形成し、緊締手段をボルトとナットと
で構成し、かつボルト、ナットにより凸部の座取付側に
取り付けられた座受金具を用いて、凸条に載置した座を
本体に固定すれば、座の取付が容易になる。しかも、凸
部間には凸条が形成されているので、緊締手段で緊締さ
れた凸部の強度と相俟って、本体の座取付部位の強度が
増加する。
凸部間には凸条を形成し、緊締手段をボルトとナットと
で構成し、かつボルト、ナットにより凸部の座取付側に
取り付けられた座受金具を用いて、凸条に載置した座を
本体に固定すれば、座の取付が容易になる。しかも、凸
部間には凸条が形成されているので、緊締手段で緊締さ
れた凸部の強度と相俟って、本体の座取付部位の強度が
増加する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
説明する。
【0012】図1に示すラウンジチェア100は、座1
と、背もたれ2及び脚3が一体に形成され座1を保持す
る本体4とからなる。座1は、木製の座板11を、クッ
ション材により包囲してそのクッション材に布製の外装
材を添着して形成されている。座板11の取付について
は、後述する。座1及びクッション材の構成について
は、当該分野で広く知られているものを用いればよい。
と、背もたれ2及び脚3が一体に形成され座1を保持す
る本体4とからなる。座1は、木製の座板11を、クッ
ション材により包囲してそのクッション材に布製の外装
材を添着して形成されている。座板11の取付について
は、後述する。座1及びクッション材の構成について
は、当該分野で広く知られているものを用いればよい。
【0013】本体4は、内壁44と外壁43とで密封状
態に形成される中空部45を有してなるブロー成形芯材
41と、そのブロー成形芯材41を包囲する図示しない
クッション材と、ブロー成形芯材41下縁の4カ所に取
り付けられるアジャスタ42とからなる。ブロー成形芯
材41は、合成樹脂からなる袋帯状のシート部材を金型
で挾持し、シート部材内部に圧縮空気を送り込んでシー
ト部材を金型に押し当てて成形する、通常のブロー成形
により作製されるものであってよい。このブロー成形芯
材41は、図2から明らかなように、平面視略コ字形に
形成され、背もたれ2とその背もたれ2の左右に連続す
る脚3とが一体になっている。しかして、ブロー成形芯
材41の外周面を構成する外壁43の左右の側面部43
aには、それぞれ1カ所に凹部5が、また背面部43b
には2カ所に凹部5が設けられている。所定距離離間し
て複数箇所に形成されたそれぞれの凹部5は、ブロー成
形芯材41の高さ方向の略同一位置に設けられている
が、背面部43bにある凹部5が若干側面部43aのそ
れより低い位置に形成されている。それぞれの凹部5
は、図5に示すように、ブロー成形芯材41の内周面を
構成する内壁44に当接する奥行を有し、その奥壁51
の略中心に緊締手段8であるボルト81が挿入でき、か
つ締付工具が入るに十分な大きさの円錐台形状に形成さ
れている。
態に形成される中空部45を有してなるブロー成形芯材
41と、そのブロー成形芯材41を包囲する図示しない
クッション材と、ブロー成形芯材41下縁の4カ所に取
り付けられるアジャスタ42とからなる。ブロー成形芯
材41は、合成樹脂からなる袋帯状のシート部材を金型
で挾持し、シート部材内部に圧縮空気を送り込んでシー
ト部材を金型に押し当てて成形する、通常のブロー成形
により作製されるものであってよい。このブロー成形芯
材41は、図2から明らかなように、平面視略コ字形に
形成され、背もたれ2とその背もたれ2の左右に連続す
る脚3とが一体になっている。しかして、ブロー成形芯
材41の外周面を構成する外壁43の左右の側面部43
aには、それぞれ1カ所に凹部5が、また背面部43b
には2カ所に凹部5が設けられている。所定距離離間し
て複数箇所に形成されたそれぞれの凹部5は、ブロー成
形芯材41の高さ方向の略同一位置に設けられている
が、背面部43bにある凹部5が若干側面部43aのそ
れより低い位置に形成されている。それぞれの凹部5
は、図5に示すように、ブロー成形芯材41の内周面を
構成する内壁44に当接する奥行を有し、その奥壁51
の略中心に緊締手段8であるボルト81が挿入でき、か
つ締付工具が入るに十分な大きさの円錐台形状に形成さ
れている。
【0014】この実施例の場合、それぞれの凹部5が当
接する部位の内壁44が、凹部5に対応して座1取付側
に突出してなる凸部6を備え、かつ内壁44のそれぞれ
の凸部6間に、凸部6と同一方向に膨出する凸条7を凸
部6と同一高さ位置に具備している。凸部6は、凹部5
の奥壁51を収容する大きさを有し、凹部5とは異な
り、縦長の四角形状をしており、しかも座1取付側の表
面には座受金具9を取り付けるための溝61が形成され
ている。また、凸部6間、及び側面部44aに形成され
た凸部6の前部分の内壁44には、凸部6に連続して凸
条7が形成されている。したがって、ブロー成形芯材4
1の内面には、凸部6と凸条7とにより円弧状のリブが
形成されたと同等の構造となる。この凸条7は、座1の
座板11の縁部を載置するに十分な寸法となる、凸部6
と同等の高さ(奥行)を有し、内壁44の側面部44a
から背面部44bに移行するに従って、その幅寸法が大
きくなるように形成して、背面部44bにおける強度を
大きくしている。この凸条7の幅にあわせて、凸部6の
縦方向の寸法も背面部44bのものが大きくしてある。
なお、背面部43bに設けられた凹部5が側面部43a
に設けられた凹部5より若干下位置にあることに対応し
て、内壁44の凸部6についてもその高さ位置が若干異
なっているので、突条7は、背面部44bにおいて側面
部44aより低くなっている。したがって、座1は、わ
ずかに後傾状態に本体4に固定されることになる。
接する部位の内壁44が、凹部5に対応して座1取付側
に突出してなる凸部6を備え、かつ内壁44のそれぞれ
の凸部6間に、凸部6と同一方向に膨出する凸条7を凸
部6と同一高さ位置に具備している。凸部6は、凹部5
の奥壁51を収容する大きさを有し、凹部5とは異な
り、縦長の四角形状をしており、しかも座1取付側の表
面には座受金具9を取り付けるための溝61が形成され
ている。また、凸部6間、及び側面部44aに形成され
た凸部6の前部分の内壁44には、凸部6に連続して凸
条7が形成されている。したがって、ブロー成形芯材4
1の内面には、凸部6と凸条7とにより円弧状のリブが
形成されたと同等の構造となる。この凸条7は、座1の
座板11の縁部を載置するに十分な寸法となる、凸部6
と同等の高さ(奥行)を有し、内壁44の側面部44a
から背面部44bに移行するに従って、その幅寸法が大
きくなるように形成して、背面部44bにおける強度を
大きくしている。この凸条7の幅にあわせて、凸部6の
縦方向の寸法も背面部44bのものが大きくしてある。
なお、背面部43bに設けられた凹部5が側面部43a
に設けられた凹部5より若干下位置にあることに対応し
て、内壁44の凸部6についてもその高さ位置が若干異
なっているので、突条7は、背面部44bにおいて側面
部44aより低くなっている。したがって、座1は、わ
ずかに後傾状態に本体4に固定されることになる。
【0015】このような構成において、座1の座板11
は、緊締部材8であるボルト81とナット82とにより
凸部6に取り付けられる座受金具9に、ボルト91とナ
ット91とで固定される。この場合、座受金具9の取付
は、ブロー成形芯材41の外壁43を内壁44に止着す
る作業と同時に行われるものである。つまり、座受金具
9は、ブロー成形芯材41の凹部5と凸部6とをボルト
81とナット82とで緊締する際に、それらのボルト8
1、ナット82を用いてその部位に共締めされるもので
ある。このようにして、ブロー成形芯材41の4カ所に
座受金具9を取り付けた後、それらの座受金具9とブロ
ー成形芯材41の凸条7との上に座1の座板11を載置
し、座板11をボルト91、ナット92で締付けてブロ
ー成形芯材41に固定する。なお、座板11とブロー成
形芯材41にはクッション材や外装材を添着する。
は、緊締部材8であるボルト81とナット82とにより
凸部6に取り付けられる座受金具9に、ボルト91とナ
ット91とで固定される。この場合、座受金具9の取付
は、ブロー成形芯材41の外壁43を内壁44に止着す
る作業と同時に行われるものである。つまり、座受金具
9は、ブロー成形芯材41の凹部5と凸部6とをボルト
81とナット82とで緊締する際に、それらのボルト8
1、ナット82を用いてその部位に共締めされるもので
ある。このようにして、ブロー成形芯材41の4カ所に
座受金具9を取り付けた後、それらの座受金具9とブロ
ー成形芯材41の凸条7との上に座1の座板11を載置
し、座板11をボルト91、ナット92で締付けてブロ
ー成形芯材41に固定する。なお、座板11とブロー成
形芯材41にはクッション材や外装材を添着する。
【0016】このように、本体4の芯材であるブロー成
形芯材41は、ブロー成形により作り出されるので、構
造を単純にすることができ、しかも複雑な三次曲面を容
易に作製することができる。また、外壁43と内壁44
との間に中空部45を有しているので、十分に軽量にす
ることができる。さらに、軽量である一方、外壁43
は、その側面部43a及び背面部43bに設けられた凹
部5の部位にて、ボルト81及びナット82を用いて内
壁44に止着されているので、この凹部5がある部位で
ブロー成形芯材41の強度が増し、ブロー成形品である
にもかかわらず椅子として必要十分な強度を得ることが
できる。しかも、緊締に用いたナット82とボルト81
の先端部分は、凹部5内に収容された状態となるので、
座1の座板11を取り付けた状態でも、ブロー成形芯材
41の外面に突出する突起をなくすことができ、危険を
防止できるとともに、本体4の見栄えをより良くするこ
とが容易にできる。
形芯材41は、ブロー成形により作り出されるので、構
造を単純にすることができ、しかも複雑な三次曲面を容
易に作製することができる。また、外壁43と内壁44
との間に中空部45を有しているので、十分に軽量にす
ることができる。さらに、軽量である一方、外壁43
は、その側面部43a及び背面部43bに設けられた凹
部5の部位にて、ボルト81及びナット82を用いて内
壁44に止着されているので、この凹部5がある部位で
ブロー成形芯材41の強度が増し、ブロー成形品である
にもかかわらず椅子として必要十分な強度を得ることが
できる。しかも、緊締に用いたナット82とボルト81
の先端部分は、凹部5内に収容された状態となるので、
座1の座板11を取り付けた状態でも、ブロー成形芯材
41の外面に突出する突起をなくすことができ、危険を
防止できるとともに、本体4の見栄えをより良くするこ
とが容易にできる。
【0017】凹部5に対応して設けられた凸部6の間を
突条7により連続させてリブ形状を作り出しているの
で、リブインサート等の加工をすることなく強度を得る
ことができる。また、座1となる座板11は、その前縁
部11aを除く全ての縁部を、ブロー成形芯材41の凸
部6及び凸条7により保持されており、この凸部6と凸
条7とにより形成される実質的なリブ構造により、取付
時には座板11をブロー成形芯材41に押し付けている
手間が必要でなくなり、組立作業を容易にするととも
に、使用中にあっては、縁部がブロー成形芯材41と一
体になっているので座1の安定性を増している。
突条7により連続させてリブ形状を作り出しているの
で、リブインサート等の加工をすることなく強度を得る
ことができる。また、座1となる座板11は、その前縁
部11aを除く全ての縁部を、ブロー成形芯材41の凸
部6及び凸条7により保持されており、この凸部6と凸
条7とにより形成される実質的なリブ構造により、取付
時には座板11をブロー成形芯材41に押し付けている
手間が必要でなくなり、組立作業を容易にするととも
に、使用中にあっては、縁部がブロー成形芯材41と一
体になっているので座1の安定性を増している。
【0018】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。
されるものではない。
【0019】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、ブロ
ー成形芯材を本体の芯材として使用し、そのブロー成形
芯材の外壁を、外壁に設けた凹部において内壁に止着し
ているので、内壁と外壁との間に中空部が存在しようと
も、必要十分な実用強度を容易に、かつ簡単な構造で生
み出すことができるとともに、複雑な三次曲面を有しデ
ザイン的にも多種多様で、かつ軽量に作製することがで
きる。
ー成形芯材を本体の芯材として使用し、そのブロー成形
芯材の外壁を、外壁に設けた凹部において内壁に止着し
ているので、内壁と外壁との間に中空部が存在しようと
も、必要十分な実用強度を容易に、かつ簡単な構造で生
み出すことができるとともに、複雑な三次曲面を有しデ
ザイン的にも多種多様で、かつ軽量に作製することがで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例のブロー成形芯材の前方から見た斜視
図。
図。
【図3】同実施例のブロー成形芯材の後方から見た斜視
図。
図。
【図4】同実施例のクッション材を貼設する直前の状態
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図5】同実施例の要部を拡大して示す断面図。
1…座 2…背もたれ 3…脚 4…本体 5…凹部 6…凸部 7…凸条 8…緊締手段 9…座受金具 41…ブロー成形芯材 43…外壁 44…内壁 45…中空部
Claims (3)
- 【請求項1】座と、背もたれ及び脚が一体に形成され座
を保持する本体とからなる椅子であって、 前記本体が、内壁と外壁とで形成される中空部を有して
なるブロー成形芯材を備え、前記座が取り付けられる内
壁に当接する奥行の凹部を外壁に設け、その凹部内に緊
締手段を挿入して外壁を内壁に止着してなることを特徴
とする椅子。 - 【請求項2】外壁の凹部が当接する部位の内壁が、座取
付側に突出してなる凸部を備えたことを特徴とする請求
項1記載の椅子。 - 【請求項3】外壁の凹部が、本体の高さ方向の略同一位
置に所定距離離間して複数箇所に形成され、それぞれの
凹部が当接する部位の内壁が、凹部に対応して座取付側
に突出してなる凸部を備え、かつ少なくとも内壁のそれ
ぞれの凸部間に、凸部と同一方向に膨出する凸条を凸部
と同一高さ位置に具備してなり、緊締手段が、ボルト及
びナットからなり、座が、前記凸条に載置され、かつ凹
部と凸部とを緊締するボルト及びナットにより取り付け
られる座受金具により固定されることを特徴とする請求
項1記載の椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5042441A JP2675959B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 椅 子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5042441A JP2675959B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 椅 子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253945A true JPH06253945A (ja) | 1994-09-13 |
JP2675959B2 JP2675959B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=12636169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5042441A Expired - Fee Related JP2675959B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 椅 子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675959B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021001494A (ja) * | 2019-06-24 | 2021-01-07 | 三甲株式会社 | 表示具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5163770A (ja) * | 1974-10-09 | 1976-06-02 | Herumuuto Etsuseru Hansu | |
JPS6118163A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-27 | Hitachi Cable Ltd | ボンデイングワイヤ |
-
1993
- 1993-03-03 JP JP5042441A patent/JP2675959B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5163770A (ja) * | 1974-10-09 | 1976-06-02 | Herumuuto Etsuseru Hansu | |
JPS6118163A (ja) * | 1984-07-04 | 1986-01-27 | Hitachi Cable Ltd | ボンデイングワイヤ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021001494A (ja) * | 2019-06-24 | 2021-01-07 | 三甲株式会社 | 表示具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2675959B2 (ja) | 1997-11-12 |
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