JPH0354611Y2 - - Google Patents

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JPH0354611Y2
JPH0354611Y2 JP12456085U JP12456085U JPH0354611Y2 JP H0354611 Y2 JPH0354611 Y2 JP H0354611Y2 JP 12456085 U JP12456085 U JP 12456085U JP 12456085 U JP12456085 U JP 12456085U JP H0354611 Y2 JPH0354611 Y2 JP H0354611Y2
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piece
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chair
backrest
legs
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、雛壇状の床の垂直壁に取り付ける
椅子の背止め装置に関するものである(第2図参
照)。
〔従来の技術〕
従来は脚の背止め側上下位置に背受け片を垂直
態により突設し、背側には上記の背受け片と垂直
状に接する受け座を嵌入して、この受け座と上記
背受け片とに対するボルトまたはリベツトの貫挿
止着により椅子の背止めを行つていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記により、従来における椅子の背止めには次
のような問題点があつた。
(1) 脚の背受け片と背側の受け座とを垂直態によ
り配置したので、背止めの作業時に、上記の背
受け片と受け座との双方の孔部が合致する高さ
位置に背を保持する作業員と、上記双方の孔部
にボルトまたはリベツトを貫挿してこれを止着
する作業員とを要して背止めにおける作業がコ
スト高になつた。
(2) 雛壇状の床に背を固定する場合、まず脚を席
数分固定した後背を脚に取付けてゆくため、雛
壇が背止め位置よりも高い場合には、背の固定
位置が雛壇によりかくれてしまい、固定用工具
が使用できなくなり、固定が非常に困難であつ
た。(通常、雛壇の高さは背上側固定位置がか
くれるほどまでは高くないが、下側がかくれる
くらいのものは多い。)そのため、下側の背乗
せ片は、椅子の前側から背を固定できるように
してある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記した従来技術の問題点を解決
するものであり、背止めの作業時に、背を保持す
る作業員を要しないで背が安定的に載置され、こ
の省力化によつて背止めの作業コストを低減でき
る椅子の背止め装置を提供することにある。この
装置の特徴とするところは、脚の内側面に切欠き
付の背乗せ片を前端側を高くする傾斜態により突
設し、背の下端部は上記の背乗せ片に合致する傾
斜面に形成するとともに、この傾斜面には上記切
欠き側からの貫通によるボルトの螺挿が可能なナ
ツト体を埋設したことにある。
〔作用〕 上記構成の椅子における背止めの作業時に脚の
背乗せ片上に背を載置すると、この背乗せ片は前
端側を高くする傾斜態に突設されているため、こ
の上に載置された背を作業員が保持しなくても、
そのまま取付けが可能な安定した状態を容易に維
持することができる。従つてこの背止めの作業時
には脚と背をボルト止めする作業員だけで済むこ
とになり、これによつて椅子における背止めの作
業を大幅に省力化することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図から第4図までに示すように、脚1は、
例えばダイ・キヤスト等により上部側を広くし下
部側を狭くした板状に成形されていて、後部側の
上端には後記する背8を取付けるための長孔3付
による背受け片2が内側方向に突設されている。
なお第3図ではこの長孔3付の背受け片2が脚1
の内側と外側との両方に突設されているが、これ
は連結椅子等の両側端部間に設置される中間帯の
脚1である。従つて単体の椅子および連結椅子の
両側端部に設置される脚1は、内側にだけ上記し
た長孔3付の背受け片2が突設されている。
また上記脚1の後部側下端位置にはこの脚1を
後段側の移動床台13に取付けるための直角形に
よる取付片4が、その上部片を内側に向ける態様
により突設されている。そしてこの取付片4の各
端部面には取付けボルト用の孔5,5が設けられ
ている。この場合の前記と同様に、連結椅子等の
両側端部間に設置される中間帯の脚1は、取付片
4の上部片が内側と外側との両方に突設されてい
る。
さらに脚1の後部に近傍する中途高さ位置の内
側面には後記する背8の下端部を載置するための
背乗せ片6が、前端側を高くする傾斜態により突
設されている。この背乗せ片6の面部にはこの位
置で背8の下端部をボルト止めする際ボルトを貫
通する切欠き7が形成されている。この場合も前
述と同様に、連結椅子等の両側端部間に設置され
る中間帯の脚1は、上記の背乗せ片6が内側と外
側との両方に突設されている。
次に第1図および第2図に示すように、上記に
よる脚1間に背止めする背8は、例えば合成樹脂
等により内部を中空状態にしたブロー成形品に形
成されている。この背8の下端部は前記した脚1
の背乗せ片6に合致する傾斜面8aに形成されて
いる。そして背止め時に上記の背8を脚1の背乗
せ片6上に載置した際、この背乗せ片6の切欠き
7と合致する位置の上記傾斜面8aにはナツト体
すなわち鬼目ナツト9が、この位置の傾斜面8a
と同じ角度配置により埋設されている。またこの
背8の背面側で、前記した脚1の背受け片2に設
けた長孔3と合致する位置には上記と同様の鬼目
ナツト9が水平態により埋設され、全体として雛
壇状の固定床台13に設置する連結椅子等を対象
にした椅子の背止め装置に構成されている。なお
10は、上記脚1の上部に装着された肘掛けであ
り、また11,12は、脚1に背8を取付けるた
めの各ボルトである。
上記の構成による椅子に背止めをする場合は、
まず脚1を、背8に合わせた規定の間隔をもつて
後段側の固定床台13に、その位置毎の取付片4
に設けられた各孔5からの図示しないボルトの螺
挿により固着する。そしてこの態様による両側の
各脚1間には背8を、背面側は上記脚1の背受け
片2に当接し、また下端部の傾斜面8aはその側
毎の背乗せ片6上に載置すると、この各背乗せ片
6は前端側を高くする傾斜態に突設されているた
め、この上に載置された背8を作業員が保持しな
くても、そのまま取付けが可能な安定した状態を
容易に維持することができる。
上記により両側の脚1間に背8を乗せたのち、
この背8を、脚1の上部では背受け片2の長孔3
から挿入したボルト11をこの位置の背8側に埋
設されている鬼目ナツト9へ螺挿してこれを締付
け、また脚1の中途部では背乗せ片6の切欠き7
から挿入したボルト12を傾斜面8aに埋設され
ている上記と同様の鬼目ナツト9へ螺挿入してこ
れを締付けることにより、上記背止めの作業時に
は人手による背8の保持を要しないで、脚1と背
8をボルト止めする作業員だけで済むことにな
り、これによつて椅子における背止めの作業を大
幅に省力化することができる。
上記の実施例では脚1の背乗せ片6を、この脚
1のダイ・キヤストによる成形時に一体成形する
ように説明したが、この考案は上記の実施例に限
定することなく、例えば背乗せ片6を、単体のL
字形によるアングル材等をもつて前記と同様に形
成したのち、この背乗せ片6を前述した脚1の内
側面の中途高さ位置に溶接等の手段により固着し
ても、前記と同様の作用と効果が得られるもので
ある。
また上記の実施例では背乗せ片6の面部にボル
トの貫挿が可能な切欠き7を形成したが、この考
案は上記の実施例に限定することなく、例えば切
欠き7の代わりに孔部を設けても、この孔部から
背8の傾斜面8aに埋設した鬼目ナツト9へのボ
ルトの貫挿とその締付けにより、この背乗せ片6
上に載置した背8を前述したと同様に容易確実に
背止めすることができるものである。
さらに前記いずれの手法により形成された背乗
せ片6でも、この背8を脚1の内側面に前端側を
高くする傾斜態をもつて突設することにより、こ
の背乗せ片6上に、下端部を同じ傾斜面8aに形
成した背8を、人手の保持を要することなく安定
的に載置できるばかりではなく、上記による背止
め時に、この背乗せ片6が仮に上部側の背受け片
2と同じ垂直態であると、後段側の移動床台13
に当たつて後方からの取付けは不能となるが、前
端側を高くする傾斜態により突設したので、前方
側からのボルトの螺挿とその締付けが容易に行え
て背止めの作業性を良好にすることができる。
〔考案の効果〕
この考案は、脚の内側面に切欠き付の背乗せ片
を前端側を高くする傾斜態により突設し、背の下
端部は上記の背乗せ片に合致する傾斜面に形成す
るとともに、この傾斜面には上記切欠き側からの
貫通によるボルトの螺挿が可能なナツト体を埋設
したことを特徴とするものである。従つて椅子に
おける背止めの作業時には脚の背乗せ片上に背を
載置するだけで、この背を他の作業員が保持しな
くても、そのまま取付けが可能となる安定した状
態が容易に維持されて省力化を図ることができる
ため、背止めの作業コストを大幅に低減できる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による椅子の背止め装置を示
す分解斜視図、第2図は同装置による背止めの態
様を示す要部側面図、第3図は第2図のA矢視に
よる脚の背面図、第4図は同B−B線における背
乗せ片の詳細図である。 1……脚、2……背受け片、3……長孔、6…
…背乗せ片、7……切欠き、8……背、8a……
傾斜面、9……鬼目ナツト、11,12……ボル
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部側を広くし下部側を狭くした板状に成形さ
    れていて後部側の上端には背8を取付けるための
    背受け片2が突設されている脚1の内側面に切欠
    き7付の背乗せ片6を前端側を高くする傾斜態に
    より突設し、背8の下端部は前記背乗せ片6に合
    致する傾斜面8aに形成するとともに、該傾斜面
    8aには前記切欠き7側からの貫通によるボルト
    12の螺挿が可能なナツト体9を埋設したことを
    特徴とする椅子の背止め装置。
JP12456085U 1985-08-13 1985-08-13 Expired JPH0354611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12456085U JPH0354611Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12456085U JPH0354611Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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Publication Number Publication Date
JPS6233357U JPS6233357U (ja) 1987-02-27
JPH0354611Y2 true JPH0354611Y2 (ja) 1991-12-03

Family

ID=31016687

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JP12456085U Expired JPH0354611Y2 (ja) 1985-08-13 1985-08-13

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