JPH08214985A - 椅子への肘掛けまたは/および脚部の取付方法、肘掛けまたは/および脚部用取付具 - Google Patents

椅子への肘掛けまたは/および脚部の取付方法、肘掛けまたは/および脚部用取付具

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JPH08214985A
JPH08214985A JP4488695A JP4488695A JPH08214985A JP H08214985 A JPH08214985 A JP H08214985A JP 4488695 A JP4488695 A JP 4488695A JP 4488695 A JP4488695 A JP 4488695A JP H08214985 A JPH08214985 A JP H08214985A
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JP
Japan
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armrest
fixture
seat
locking
base end
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Application number
JP4488695A
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English (en)
Inventor
Koichi Kokayu
功一 小粥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIKO KK
IKO CO Ltd
Original Assignee
AIKO KK
IKO CO Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】種々の椅子へ肘掛けまたは/および脚部の装着
が1種類の取付具により、極めて簡易に取付けることが
できると共に、椅子の被覆シートの張り不要等を解消で
きる。 【構成】基端から先端に向けて幅狭となるテーパー状
で、かつ裏面に係止溝を有する取付具を、後付け作業に
て、椅子の背または/および座の裏面に、肘掛けまたは
/および脚部と共に固着したり、あるいは肘掛けを後か
らこの取付具に固着した後、係止爪を有するカバーを、
この取付具に係止させることにより、肘掛けまたは/お
よび脚部の固着手段である止め具を、外部に露出させる
ことなく、被覆することにより、椅子の背または/およ
び座に、肘掛けまたは/および脚部を取付けることを特
徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子の肘掛けまたは/
および脚部を、椅子の背または/および座に取付ける方
法および取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、椅子に肘掛けを取付ける方法とし
ては以下の方法が知られている。
【0003】第1の方法、肘掛けの下端縁を座の裏面に
固着することにより、肘掛けを椅子に取付ける。
【0004】第2の方法、肘掛けの下端縁を座の裏面に
固着すると共に、肘掛けの上端縁を背の裏面に固着する
ことにより、肘掛けを椅子に取付ける。
【0005】第3の方法、肘掛けの下端縁を座の裏面に
固着すると共に、肘掛けの上端縁を背の幅方向の中央部
に固着した後、背の裏面側をクッション材等を介して成
形することにより、肘掛けを椅子に取付ける。
【0006】第4の方法、肘掛けの下端縁を座の幅方向
の中央部に固着すると共に、肘掛けの上端縁を背の幅方
向の中央部に固着した後、座の裏面側および背の裏面側
をクッション材等を介して成形することにより、肘掛け
を椅子に取付ける。
【0007】第5の方法、肘掛けの下端を座の側面に固
着すると共に、肘掛けの上端を背の側面に固着すること
により、肘掛けを椅子に取付ける。
【0008】第6の方法、肘掛けの下端を座の側面に固
着すると共に、肘掛けの上端縁を背の裏面に固着するこ
とにより、肘掛けを椅子に取付ける。
【0009】この他、以上の方法を種々組合わせること
により肘掛けを椅子に取付けていた。
【0010】また、パイプ材により成形された脚部を有
する椅子(脚部が1本でない椅子、例えば座の裏面の横
方向の両側にそれぞれU字型の脚を備え、椅子を床面に
座の両側の脚により支持する椅子)に肘掛けを取付ける
際、肘掛けの下端を座の裏面へ固着する場合、座の裏面
の横方向の両側に脚部が存在するため、座の裏面側にお
いて脚部より外側へ肘掛けの下端縁を固着させていた。
【0011】以上肘掛けまたは/および脚部を椅子に固
着させた後、固着手段であるねじ等の止め具の頭部が外
部に露出しないように、それぞれカバー(目隠し)する
方法がとられていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1の方法にお
いては、背の外観に関して特に問題はないが、第2、第
5および第6の方法において、背の裏面側外面に肘掛け
の固着部分を外部に露出させないためにカバー等により
被覆、保護する場合、固着部分の形状に対応したカバー
が必要となり、肘掛けの形状に対応した種々のカバーを
用意する必要があることが問題となっていた。
【0013】また、第3および第4の方法において、背
および座に肘掛けを取付けた後、背および座の最終成形
段階である被覆シートの張付け作業を行う際、背および
座内部に肘掛けの固着部分が存在するため、被覆シート
の張り不良の原因となり易いことが問題となっていた。
【0014】また、前記第1から第6の方法を種々組合
わせることにより肘掛けを椅子に取付ける場合において
も、前記同様の欠点が問題となっていた。
【0015】また、前記方法では、肘掛けの形状に対し
て種々の固定手段(固定金具、固定位置の変更)が必要
となり、作業能率が良くないことが問題となっていた。
【0016】また、パイプ材により成形された脚部を有
する椅子においては、座の裏面における肘掛けの取付け
位置を脚部の取付け位置より外側で行う必要があり、こ
のため、座の裏面の横方向の両側に固着された一対の脚
部間の間隔が狭くなり易く、座の支持力に欠け、安定性
および安全性に欠けることが問題となっていた。
【0017】本発明は、このような欠点に鑑み、種々の
椅子への肘掛けまたは/および脚部の装着が1種類の取
付具により、極めて簡易に取付けることができると共
に、椅子の被覆シートの張り不良等を解消できる椅子へ
の肘掛けまたは/および脚部の取付方法、取付具を提供
することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の方法のその1
は、事務用椅子へ肘掛けを取付ける方法において、肘掛
けの下端縁を座の裏面に固着させると共に、肘掛けの上
端縁を背の裏面に当接させ、基端から先端に向けて幅狭
となるテーパー状の平板の裏面外周縁に係止溝を有する
係止部を立設させてなる取付具を、取付具の先端を背の
内側へ向けて肘掛けの上端縁に当接させた後、取付具お
よび肘掛けの上端縁を背に止め具を介して螺着させるこ
とにより、取付具および肘掛けの上端縁を背に固着した
後、取付具に対応し、かつ取付具の係止溝に対応する係
止爪を有するカバーを、取付具に係止させることを特徴
とするもの、あるいは肘掛けの下端縁の座の裏面への固
着も前記取付具を介して行うものである。
【0019】本発明の方法のその2は、事務用椅子へ肘
掛けを取付ける方法において、基端から先端に向けて幅
狭となるテーパー状肉厚部材で、基端側面に螺子孔が穿
孔されると共に、表面中央部の縦方向にパイプ材用凹部
が設けられ、かつ裏面外周縁に係止溝を有する係止部が
設けられてなる取付具を、取付具の先端を背の内側へ向
けて背の裏面に固着させた後、肘掛けの下端縁を座の裏
面に固着させると共に、肘掛けの上端を背に固着された
取付具の基端側面に当接させ、肘掛けの上端を止め具お
よび取付具の基端側面の螺子孔を介して螺着させること
により、肘掛けの上端を背の取付具に固着した後、取付
具に対応し、かつ取付具の係止溝に対応する係止爪を有
するカバーを、取付具に係止させることを特徴とするも
の、あるいは肘掛けの下端縁の座の裏面への固着も前記
取付具を介して行うものである。
【0020】本発明の方法のその3は、椅子へ肘掛けお
よび脚部を取付ける方法において、基端から先端に向け
て幅狭となるテーパー状肉厚部材で、基端側面に螺子孔
が穿孔されると共に、表面中央部の縦方向にパイプ材用
凹部が設けられ、かつ裏面外周縁に係止溝を有する係止
部が設けられてなる取付具を、取付具の先端を座の内側
へ向けて座の裏面に当接させると共に、取付具のパイプ
材用凹部にパイプ材により成形された脚部を嵌挿させた
後、脚部および取付具を座に止め具を介して螺着させた
後、肘掛けの下端を取付具の基端側面に当接させ、肘掛
けの下端を止め具および取付具の基端側面の螺子孔を介
して螺着させることにより、肘掛けの下端を座の取付具
に固着させると共に、肘掛けの上端を背に固着させた
後、取付具に対応し、かつ取付具の係止溝に対応する係
止爪を有するカバーを、取付具に係止させることを特徴
とするものである。
【0021】本発明の肘掛け用取付具は、基端から先端
に向けて幅狭となるテーパー状の平板の厚さ方向に通孔
が穿孔され、平板の裏面外周縁に係止溝を有する係止部
が立設されてなるものであり、また肘掛けおよび脚部用
取付具は、基端から先端に向けて幅狭となるテーパー状
肉厚部材で、基端側面に螺子孔が穿孔されると共に、肉
厚部材の厚さ方向に通孔が穿孔され、肉厚部材の表面中
央部の縦方向にパイプ材用凹部が設けられ、かつ裏面外
周縁に係止溝を有する係止部が設けられてなるものであ
り、必要に応じて平板または肉厚部材に、係止溝に対応
する係止爪を有するカバーをそれぞれ係止させる。
【0022】
【作用】本発明の作用を説明する。
【0023】本発明の方法により完成品の椅子へ肘掛け
を取付ける際、取付具を介して背または/および座の裏
面に後付け作業にて行うので、座および背内部に肘掛け
の固着部分が存在することがないため、椅子の被覆シー
トにシワがよることがなく、被覆シートの張り不良が全
くない。
【0024】また、肘掛けの取付けを後付け作業にて行
うので、背、座、脚部を有する椅子を製作後、肘掛けを
取付ければよく、肘掛けのあるタイプと肘掛けのないタ
イプの椅子の製作において、別々に製作する必要が全く
なく、単に同一寸法にて背、座、脚部を有する椅子を製
作するだけでよい。
【0025】また、肘掛け取付け後、平板または肉厚部
材にカバーを係止させるため、固着手段であるねじ等の
止め具の頭部が外部に露出することがなく、美観を有す
る。
【0026】また、パイプ材により成形された脚部を有
する椅子へ肘掛けを取付ける際、座の裏面に取付具を当
接させると共に、取付具のパイプ用材凹部に脚部を嵌挿
させた後、脚部および取付具を座に一体的に固着させ、
取付具の基端側面に肘掛けの下端を螺着させることがで
きるため、座への脚部または肘掛けの固着を同時に行う
ことができ、作業能率の向上に役立つ。
【0027】また、座の裏面両側に肘掛け取付け用のス
ペースを予め設ける必要がないため、座の裏面両側に位
置する脚部間の間隔を狭くする必要が全くなく、椅子の
安定性、安全性が大変優れている。
【0028】また、肉厚型の取付具によれば、脚部がパ
イプ材により成形された椅子だけに限定されず、1本脚
型の椅子に使用する場合でも、パイプ材用凹部を使用せ
ずに単に背または/および座に本取付具を固着後、肘掛
けを本取付具に固着させることにより容易に使用するこ
とができ、椅子の脚部の形状に関係なく使用することが
できる。
【0029】
【実施例】本発明で使用する椅子は、回転椅子あるいは
パイプ材により成形された脚部を有するものであり、回
転椅子においては昇降自在のものでもよい。
【0030】本発明に係る取付具は、図1〜図10に示
すように、平板10およびカバー20とからなるもので
あり、以下にその構成を詳述する。
【0031】基端(図2〜図4において左端)から先端
(図2〜図4において右端)に向けて幅狭となるテーパ
ー状の平板10の厚さ方向(図4において上下方向)に
通孔12が穿孔されている。本実施例において、通孔1
2は平板10の長さ方向に沿わせて2個穿孔されてい
る。
【0032】平板10の裏面外周縁に係止部14が立設
されている。本実施例において、係止部14は図2〜図
5に示すように、平板10の長さ方向の両側にそれぞれ
3個、平板10の先端に2個設けられ、各係止部14間
に係止溝16が形成されている。
【0033】図6〜図10に示すように、平板10に対
応し、かつ平板10の係止溝16に対応する係止爪18
を有するカバー20が設けられている。本実施例におい
て、カバー20の係止爪18は平板10の係止溝16間
に係止されるため、長さ方向の両側にそれぞれ2個、先
端に1個設けられている。
【0034】また、カバー20は平板10との係脱を容
易に行うため、弾性変形自在な合成樹脂により成形する
ことが望ましい。
【0035】なお、図中22は座、24は背、26は脚
部、32はねじ等の止め具を示す。
【0036】本実施例の取付具を介して回転椅子へ肘掛
け34を取付ける方法を図1および図2に基づいて以下
に説明する。
【0037】本実施例における肘掛け34は流線型本体
36の下端縁が座取付部38として偏平に一体成形さ
れ、上端縁に背取付金具40が装着されたものである。
【0038】まず、肘掛け34の下端縁の座取付部38
を座22の裏面に固着させる。本実施例において肘掛け
34の下端縁の座取付部38の固着手段は、座22に設
けられた螺子孔(図示略)と止め具32との螺合による
ものである。
【0039】次に、肘掛け34の上端縁の背取付金具4
0を背24の裏面に当接させる。
【0040】次に、取付具を、取付具の先端を背24の
内側(図2において右側)へ向けて肘掛け34の上端縁
の背取付金具40上に当接させる。
【0041】次に、取付具および肘掛け34の上端縁の
背取付金具40を背24に、止め具32を、取付具の通
孔12を経て、背24内部に予め配設された内部背板
(図示略)に穿孔された螺子孔(図示略)に螺合させる
ことにより、取付具および肘掛け34の上端縁を背24
に固着する。
【0042】次に、カバー20を、カバー20の基端を
取付具の先端から基端に向けて挿入させると共に、カバ
ー20の係止爪18を取付具の係止溝16内に係止させ
ることにより、取付具に係止させる。この際、カバー2
0を合成樹脂により成形した場合、カバー20を上方か
ら押圧させることにより、カバー20の幅を拡張させて
カバー20の取付具への装着を容易とすることができる
と共に、取付具に装着されたカバー20を取り外すこと
を容易とすることができる。
【0043】また、本実施例において、肘掛け34の下
端縁に上端縁同様に座取付金具(図示略)を装着させる
ことにより、肘掛け34の下端縁を座22の裏面へ固着
させる際、本取付具を使用して固着することが可能とな
る。
【0044】また、図11〜図17に取付具の別の実施
例が示してあり、本実施例の取付具は前記実施例のカバ
ー20は同等で、平板10の代わりに別の本体42を使
用したものであり、以下にその本体42の構成を詳述す
る。
【0045】基端(図11〜図13において右側)から
先端(図11〜図13において左側)に向けて幅狭とな
るテーパー状肉厚部材44が設けられている。
【0046】肉厚部材44の基端側面に螺子孔46が穿
孔されている。本実施例において、基端側面は肉厚部材
44の下方に延出形成させると共に、肘掛け34の上下
端を嵌挿させる凹部52が形成され、この基端側面の横
方向(図16において左右方向)に螺子孔46が外部に
開口させて設けられている。
【0047】肉厚部材44の厚さ方向(図16において
上下方向)に通孔48が穿孔され、肉厚部材44の表面
中央部の縦方向(図11において上下方向)にパイプ材
用凹部50が設けられている。本実施例において、通孔
48は肉厚部材44の長さ方向に沿わせて2個穿孔さ
れ、1個はパイプ材用凹部50内に位置する。
【0048】肉厚部材44の裏面外周縁に係止部14が
設けられている。本実施例において、係止部14は、図
13に示すように、肉厚部材44より幅狭で、肉厚部材
44の裏面側に突設され、長さ方向の両側に2個、先端
に1個の係止溝16が形成されている。
【0049】本実施例の取付具を介して回転椅子へ肘掛
け34を取付ける方法を図17に基づいて以下に説明す
る。
【0050】本実施例における肘掛け34は湾曲板54
の上下端に湾曲板54と直交方向に通孔56が穿孔され
たものである。
【0051】まず、一対の取付具の先端を背24の内側
へ向けて背24の裏面に固着させると共に、別の一対の
取付具の先端を座22の内側へ向けて座22の裏面に固
着させる。この際、各取付具の取付けは、止め具32を
取付具の通孔48を経て、予め背24および座22に配
設された内部背板(図示略)および内部座板(図示略)
に穿孔された螺子孔(図示略)に螺合させることにより
行う。
【0052】次に、肘掛け34の上下端を、背24およ
び座22に装着された取付具の基端側面の凹部52に嵌
挿させた後、長尺な止め具58を肘掛け34の上下端の
通孔56を経て、取付具の基端側面の螺子孔46に螺合
させることにより、肘掛け34を各取付具に固着する。
この際、止め具58の頭部を被覆させるため、凹部52
内に凹部52に対応するインサート(図示略)を嵌挿さ
せることは自明のことである。
【0053】次に、カバー20を、カバー20の係止爪
18を取付具の係止溝16内に係止させることにより、
取付具に係止させる。
【0054】なお、本実施例において、肘掛け34の下
端縁を前記実施例同様に、座取付部38として偏平に一
体成形させることにより、座22への肘掛け34の下端
縁の取付けを本取付具を使用することなく、単に止め具
により固着させることが可能となる。
【0055】また、前記実施例の取付具(平板型)を肘
掛けの上端に、本実施例の取付具(肉厚型)を肘掛けの
下端に使用すること、あるいは取付具(肉厚型)を肘掛
けの上端に、取付具(平板型)を肘掛けの下端に使用す
ることは自由である。
【0056】また、本実施例の肉厚型(図11〜図1
6)の取付具を使用してパイプ材により成形された脚部
60を有する椅子へ肘掛けを取付ける方法を、図18お
よび図19を参照して以下に説明する。
【0057】本実施例における肘掛け34は前記実施例
と同様湾曲板54の両端に通孔56が穿孔されたもので
ある。
【0058】まず、一対の取付具を、取付具の先端を背
24の内側へ向けて背24の裏面に固着する。この際、
取付具の取付けは、止め具32を取付具の通孔48を経
て、予め背24に配設された内部背板(図示略)に穿孔
された螺子孔(図示略)に螺合させることにより行う。
【0059】次に、別の一対の取付具を、取付具の先端
を座22の内側へ向けて座22の裏面に当接させる。
【0060】次に、取付具のパイプ材用凹部50にパイ
プ材により成形された脚部60を嵌挿させる。
【0061】次に、脚部60および取付具を座22に固
着させる。この際、長尺な止め具58を、予め脚部60
に貫通させて設けられた通孔62および取付具の通孔4
8を経て、予め座22に配設された内部座板(図示略)
に穿孔された螺子孔(図示略)に螺合させること、およ
び止め具32を取付具の通孔48を経て、内部座板の螺
子孔に螺合させること、により行う。
【0062】次に、肘掛け34の上下端を、背24およ
び座22に固着された取付具の基端側面の凹部52に嵌
挿させた後、長尺な止め具58を肘掛け34の上下端の
通孔56を経て、取付具の基端側面の螺子孔46に螺合
させることにより、肘掛け34を椅子に固着する。この
際、止め具58の頭部を被覆させるため、凹部52内に
凹部52に対応するインサート(図示略)を嵌挿させる
ことは自明のことである。
【0063】次に、カバー20を、カバー20の係止爪
18を取付具の係止溝16内に係止させることにより、
取付具に係止させる。
【0064】以上のように、脚部60および肘掛け34
を椅子に固着する。
【0065】なお、本実施例において、座22の裏面に
取付具を介して肘掛け34の下端を固着させる場合、座
22の裏面は通常目に触れないので、取付具にカバー2
0は係止させなくてもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る椅子への肘掛けまたは/お
よび脚部の取付方法、取付具によれば、取付具を介して
背または/および座の裏面に肘掛けまたは/および脚部
の取付けを後付け作業にて行うので、座および背内部に
肘掛けまたは/および脚部の固着部分が存在することが
ないため、椅子の被覆シートにシワがよることがなく、
被覆シートの張り不良が全くない。
【0067】また、肘掛けの取付けを後付け作業にて行
うので、背、座、脚部を有する椅子を製作後、肘掛けを
取付ければよく、肘掛けのあるタイプと肘掛けのないタ
イプの椅子の製作において、別々に製作する必要が全く
なく、単に同一寸法にて背、座、脚部を有する椅子を製
作するだけでよい。
【0068】また、肘掛け取付け後、平板または肉厚部
材にカバーを係止させるため、固着手段であるねじ等の
止め具の頭部が外部に露出することがなく、美観を有す
る。
【0069】また、パイプ材により成形された脚部を有
する椅子へ肘掛けを取付ける際、座の裏面に取付具を当
接させると共に、取付具のパイプ用材凹部に脚部を嵌挿
させた後、脚部および取付具を座に一体的に固着させ、
取付具の基端側面に肘掛けの下端を螺着させることがで
きるため、座への脚部または肘掛けの固着を同時に行う
ことができ、作業能率の向上に役立つ。
【0070】また、座の裏面両側に肘掛け取付け用のス
ペースを予め設ける必要がないため、座の裏面両側に位
置する脚部間の間隔を狭くする必要が全くなく、椅子の
安定性、安全性が非常に優れている。
【0071】また、本発明の肉厚型取付具によれば、脚
部がパイプ材により成形された椅子だけに限定されず、
1本脚型の椅子に使用する場合でも、パイプ材用凹部を
使用せずに単に背または/および座に本取付具を固着
後、肘掛けを本取付具に固着させることができ、椅子の
脚部の形状に関係なく使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る肘掛けの取付方法を示す分解斜視
図。
【図2】同、要部拡大分解斜視図。
【図3】同、取付具の底面図。
【図4】同、正面図。
【図5】同、右側面図。
【図6】取付具のカバーの平面図。
【図7】同、縦断面図。
【図8】同、底面図。
【図9】同、左側面図。
【図10】同、横断面図。
【図11】別の実施例の取付具の平面図。
【図12】同、正面図。
【図13】同、底面図。
【図14】同、右側面図。
【図15】同、左側面図。
【図16】同、縦断面図。
【図17】同、取付具を使用した肘掛けの取付方法を示
す分解斜視図。
【図18】同、取付具を使用した肘掛けおよび脚部の取
付方法を示す分解斜視図。
【図19】同、要部拡大斜視図。
【符号の説明】
10 平板 12 通孔 14 係止部 16 係止溝 18 係止爪 20 カバー 22 座 24 背 32 止め具 34 肘掛け 44 肉厚部材 46 螺子孔 48 通孔 50 パイプ材用凹部 58 止め具 60 脚部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事務用椅子へ肘掛けを取付ける方法にお
    いて、 肘掛け(34)の下端縁を座(22)の裏面に固着させると共
    に、肘掛け(34)の上端縁を背(24)の裏面に当接させ、基
    端から先端に向けて幅狭となるテーパー状の平板(10)の
    裏面外周縁に係止溝(16)を有する係止部(14)を立設させ
    てなる取付具を、取付具の先端を背(24)の内側へ向けて
    肘掛け(34)の上端縁に当接させた後、取付具および肘掛
    け(34)の上端縁を背(24)に止め具(32)を介して螺着させ
    ることにより、取付具および肘掛け(34)の上端縁を背(2
    4)に固着した後、取付具に対応し、かつ取付具の係止溝
    (16)に対応する係止爪(18)を有するカバー(20)を、取付
    具に係止させることを特徴とする椅子への肘掛けの取付
    方法。
  2. 【請求項2】 肘掛け(34)の下端縁の座(22)の裏面への
    固着手段が、肘掛け(34)の下端縁を座(22)の裏面に当接
    させ、基端から先端に向けて幅狭となるテーパー状の平
    板(10)の裏面外周縁に係止溝(16)を有する係止部(14)を
    立設させてなる取付具を、取付具の先端を座(22)の内側
    へ向けて肘掛け(34)の下端縁に当接させた後、取付具お
    よび肘掛け(34)の下端縁を座(22)に止め具(32)を介して
    螺着させることにより、取付具および肘掛け(34)の下端
    縁を座(22)に固着した後、取付具に対応し、かつ取付具
    の係止溝(16)に対応する係止爪(18)を有するカバー(20)
    を、取付具に係止させることである請求項1記載の椅子
    への肘掛けの取付方法。
  3. 【請求項3】 事務用椅子へ肘掛けを取付ける方法にお
    いて、 基端から先端に向けて幅狭となるテーパー状肉厚部材(4
    4)で、基端側面に螺子孔(46)が穿孔されると共に、表面
    中央部の縦方向にパイプ材用凹部(50)が設けられ、かつ
    裏面外周縁に係止溝(16)を有する係止部(14)が設けられ
    てなる取付具を、取付具の先端を背(24)の内側へ向けて
    背(24)の裏面に固着させた後、肘掛け(34)の下端縁を座
    (22)の裏面に固着させると共に、肘掛け(34)の上端を背
    (24)に固着された取付具の基端側面に当接させ、肘掛け
    (34)の上端を止め具(58)および取付具の基端側面の螺子
    孔(46)を介して螺着させることにより、肘掛け(34)の上
    端を背(24)の取付具に固着した後、取付具に対応し、か
    つ取付具の係止溝(16)に対応する係止爪(18)を有するカ
    バー(20)を、取付具に係止させることを特徴とする椅子
    への肘掛けの取付方法。
  4. 【請求項4】 肘掛け(34)の下端の座(22)の裏面への固
    着手段が、基端から先端に向けて幅狭となるテーパー状
    肉厚部材(44)で、基端側面に螺子孔(46)が穿孔されると
    共に、表面中央部の縦方向にパイプ材用凹部(50)が設け
    られ、かつ裏面外周縁に係止溝(16)を有する係止部(14)
    が設けられてなる取付具を、取付具の先端を座(22)の内
    側へ向けて座(22)の裏面に固着させた後、肘掛け(34)の
    下端を座(22)に固着された取付具の基端側面に当接さ
    せ、肘掛け(34)の下端を止め具(58)および取付具の基端
    側面の螺子孔(46)を介して螺着させることにより、肘掛
    け(34)の下端を座(22)の取付具に固着した後、取付具に
    対応し、かつ取付具の係止溝(16)に対応する係止爪(18)
    を有するカバー(20)を、取付具に係止させることである
    請求項1または請求項3記載の椅子への肘掛けの取付方
    法。
  5. 【請求項5】 肘掛け(34)の上端の背(24)への固着手段
    が、基端から先端に向けて幅狭となるテーパー状肉厚部
    材(44)で、基端側面に螺子孔(46)が穿孔されると共に、
    表面中央部の縦方向にパイプ材用凹部(50)が設けられ、
    かつ裏面外周縁に係止溝(16)を有する係止部(14)が設け
    られてなる取付具を、取付具の先端を背(24)の内側へ向
    けて背(24)の裏面に固着させた後、肘掛け(34)の上端を
    背(24)に固着された取付具の基端側面に当接させ、肘掛
    け(34)の上端を止め具(58)および取付具の基端側面の螺
    子孔(46)を介して螺着させることにより、肘掛け(34)の
    上端を背(24)の取付具に固着した後、取付具に対応し、
    かつ取付具の係止溝(16)に対応する係止爪(18)を有する
    カバー(20)を、取付具に係止させることである請求項2
    記載の椅子への肘掛けの取付方法。
  6. 【請求項6】 椅子へ肘掛けおよび脚部を取付ける方法
    において、 基端から先端に向けて幅狭となるテーパー状肉厚部材(4
    4)で、基端側面に螺子孔(46)が穿孔されると共に、表面
    中央部の縦方向にパイプ材用凹部(50)が設けられ、かつ
    裏面外周縁に係止溝(16)を有する係止部(14)が設けられ
    てなる取付具を、取付具の先端を座(22)の内側へ向けて
    座(22)の裏面に当接させると共に、取付具のパイプ材用
    凹部(50)にパイプ材により成形された脚部(60)を嵌挿さ
    せた後、脚部(60)および取付具を止め具(32),(58)を介
    して座(22)に螺着させた後、肘掛け(34)の下端を取付具
    の基端側面に当接させ、肘掛け(34)の下端を止め具(58)
    および取付具の基端側面の螺子孔(46)を介して螺着させ
    ることにより、肘掛け(34)の下端を座(22)の取付具に固
    着させると共に、肘掛け(34)の上端を背(24)に固着させ
    た後、取付具に対応し、かつ取付具の係止溝(16)に対応
    する係止爪(18)を有するカバー(20)を、取付具に係止さ
    せることを特徴とする椅子への肘掛けおよび脚部の取付
    方法。
  7. 【請求項7】 肘掛け(34)の上端の背(24)への固着手段
    が、肘掛け(34)の上端縁を背(24)の裏面に当接させ、基
    端から先端に向けて幅狭となるテーパー状の平板(10)の
    裏面外周縁に係止溝(16)を有する係止部(14)を立設させ
    てなる取付具を、取付具の先端を背(24)の内側へ向けて
    肘掛け(34)の上端縁に当接させた後、取付具および肘掛
    け(34)の上端縁を背(24)に止め具(32)を介して螺着させ
    ることにより、肘掛け(34)の上端縁を背(24)に固着した
    後、取付具に対応し、かつ取付具の係止溝(16)に対応す
    る係止爪(18)を有するカバー(20)を、取付具に係止させ
    ることである請求項6記載の椅子への肘掛けおよび脚部
    の取付方法。
  8. 【請求項8】 肘掛け(34)の上端の背(24)への固着手段
    が、基端から先端に向けて幅狭となるテーパー状肉厚部
    材(44)で、基端側面に螺子孔(46)が穿孔されると共に、
    表面中央部の縦方向にパイプ材用凹部(50)が設けられ、
    かつ裏面外周縁に係止溝(16)を有する係止部(14)が設け
    られてなる取付具を、取付具の先端を背(24)の内側へ向
    けて背(24)の裏面に固着させた後、肘掛け(34)の上端を
    背(24)に固着された取付具の基端側面に当接させ、肘掛
    け(34)の上端を止め具(58)および取付具の基端側面の螺
    子孔(46)を介して螺着させることにより、肘掛け(34)の
    上端を背(24)の取付具に固着した後、取付具に対応し、
    かつ取付具の係止溝(16)に対応する係止爪(18)を有する
    カバー(20)を、取付具に係止させることである請求項6
    記載の椅子への肘掛けおよび脚部の取付方法。
  9. 【請求項9】 基端から先端に向けて幅狭となるテーパ
    ー状の平板(10)の厚さ方向に通孔(12)が穿孔され、平板
    (10)の裏面外周縁に係止溝(16)を有する係止部(14)が立
    設されてなる椅子の肘掛け用取付具。
  10. 【請求項10】 平板(10)に対応し、かつ平板(10)の係
    止溝(16)に対応する係止爪(18)を有するカバー(20)が、
    平板(10)の係止溝(16)にカバー(20)の係止爪(18)を係止
    させることにより、平板(10)に係止されてなる請求項9
    記載の椅子の肘掛け用取付具。
  11. 【請求項11】 基端から先端に向けて幅狭となるテー
    パー状肉厚部材(44)で、基端側面に螺子孔(46)が穿孔さ
    れると共に、肉厚部材(44)の厚さ方向に通孔(48)が穿孔
    され、肉厚部材(44)の表面中央部の縦方向にパイプ材用
    凹部(50)が設けられ、かつ裏面外周縁に係止溝(16)を有
    する係止部(14)が設けられてなる椅子の肘掛けまたは/
    および脚部用取付具。
  12. 【請求項12】 肉厚部材(44)に対応し、かつ肉厚部材
    (44)の係止溝(16)に対応する係止爪(18)を有するカバー
    (20)が、肉厚部材(44)の係止溝(16)にカバー(20)の係止
    爪(18)を係止させることにより、肉厚部材(44)に係止さ
    れてなる請求項11記載の椅子の肘掛けまたは/および
    脚部用取付具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008113939A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Kokuyo Co Ltd 椅子

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